JPH0351420A - 作業機の軌跡制御装置 - Google Patents

作業機の軌跡制御装置

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JPH0351420A
JPH0351420A JP18413889A JP18413889A JPH0351420A JP H0351420 A JPH0351420 A JP H0351420A JP 18413889 A JP18413889 A JP 18413889A JP 18413889 A JP18413889 A JP 18413889A JP H0351420 A JPH0351420 A JP H0351420A
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Junichi Narisawa
成沢 順市
Toru Uchino
徹 内野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は少なくとも軌跡制御される2本のアームを有す
る作業機の軌跡制御装置に関する。
B.発明の背景 第8図(a)は本出願人が先に提案した多関節基礎用作
業機(以下、作業機)の一例を示す。この作業機は,下
部走行体LT上に上部旋回体USを旋回可能に設けて或
り、上部旋回体US上に第1アーム1,第2アーム2,
第37ーム3及びこれらを馳動する第1シリンダ5,第
2シリンダ6,第3シリンダ7を有し、第3アーム3の
先端にオーガ掘削ユニット9を装着したものである。こ
こで、DRはオーガドリルである。また,第8図(b)
に示すように、第3アーム3の先端に回転掘削パケット
4を装着し第4シリンダ8でその姿勢を制御する作業機
も提案されている。
このような作業機で孔を穿設する場合、一般の垂直施工
では第37ーt\3の先端を地面に対して垂直方向に操
作する必要がある。このため、本出願人は第9図に示す
ような軌跡制御装置を先に提案した。
第9図において、200は軌跡制御用の操作レバーであ
り、この操作レバー200を操作することにより軌跡制
御対象部位である第3アーム3 3の先端のXおよびY方尚の速度が指令される。
100は角度計1 0 .1〜103を有する角度検出
部であり、角度計101は大地に対する第1アーム]−
の角度を検出し、角度計102は第27ーl12の第1
アーム1に対する相対角度を検,++5 L,.角度計
103は第3アーム3の第2アーム2に対する相対角度
を検出する。400は角速度制御値演算部であり、Xお
よびY方向の速度指令値X,Yと角度計1 0 1〜1
03の検出値とが入力され第2,第3アーム2,3の角
速度制御値T2,T3を演算する。500は駆動制御値
演算部であり、角速度制御値T2,T3が入力されて駆
動制御値QzyQ3を演算する。この暉動制御値Q2,
Q3により電気油圧変換弁12.13を制御して第2,
第3アーム2,3の抽圧シリンダ6,7が伸縮制御され
て第3アーム3の先端が軌跡制御される。例えば,第3
アーム3の先端のX座標を一定として垂直に移動させた
いときには、操作レバー200によりY方向の速度指令
値Yのみを角速度制御値演算部400に入力すれば良い
C.発明が解決しようとする課題 4− しかしながら、このような軌跡制御装置には次のような
問題がある。
■オーガ掘削ユニットを装着した作業機では、掘削開始
時に第3アーム3の先端のX方向の座標を定め、上述し
たような軌跡制御が行なわれるが、オーガドリルDRを
連結する際、上部旋回体を旋回しアーム姿勢を変えて継
ぎ足しするドリルを吊持するので、掘削再開時に必ず第
3アーム3先端を作業開始時の位置(座標原点と呼ぶ)
に復帰させる必要があり、その原点復帰操作が難しい。
■回転掘削パケットを装着した作業機による穿孔作業は
、掘削と排土を繰返し行うので、排土後に四転掘削パケ
ットを掘削位置に復帰させるとともにその姿勢も前回(
角度原点と呼ぶ)と一致させる必要があり、操作が煩雑
である。
本発明の技術的課題は、軌跡制御対象部位を座標原点に
簡単に復帰させるとともに,回転掘削バケットなどの作
業アッタチメントの姿勢を角度原点に簡単に復帰させる
ことにある。
D.課題を解決するための手段 一実施例を示す図面により本発明を説明すると、請求項
1の発明は第1図に示すとおり、関節を介して回動可能
に連結された2本以上のアーム2,3と、それらのアー
ム2,3を開動するアクチュエータ6,7と、入力信号
に応じてそのアクチュエータ6,7によるアーム2,3
の移動量および移動方向を制御する制御手段500とを
有する作業機の軌跡制御装置に適用される。そして、各
アーム2,3の角度を検出して角度信号を出力する角度
検出手段100と、軌跡制御対象部位の予め定めた方向
における速度を指令するために操作されて第1の速度指
令信号を出力する第lの速度指令手段200と、予め記
憶されている軌跡制御対象部位の任意の座標原点に向け
て軌跡制御対象部位を移動するための第2の速度指令信
号を演算して出力する第2の速度指令手段300と、第
1または第2の速度指令信号を選択する選択手段330
と、選択された速度指令信号と検出された角度に基づい
て、軌跡制御されるアーム2,3の角速度制御値を演算
し、その角速度制御値を上記入力信号として制御手段5
00へ供給する演算手段400とを具備ナることによっ
て上記技術的課題を解決する。
また、請求項2の発明は第5図に示すとおり、上記アー
ム2,3、アクチュエータ6,7および制御手段500
に加えて、アーム3先端に装着される作業アッタチメン
ト4とそのアクチュエータ8と、入力信号に応じてその
アクチュエータ8を制御する制御手段550を具備する
作業機の軌跡制御装置に適用される。そして、各アーム
2,3および作業アッタチメント4の角度を検出して角
度信号を出力する角度検出手段100と、軌跡制御対象
部位の所定方向における速度を指令するために操作され
て速度指令信号を出力する速度指令手段200と、軌跡
制御対象部位を上記所定方向に軌跡制御する軌跡制御モ
ードと作業アッタチメント4を予め記憶した姿勢角度に
復帰する復帰制御モードとを選択する選択手段330と
、軌跡制御モードが選択されている場合、速度指令信号
と検出された角度に基づいて軌跡制御されるアーム−7 2,3の角速度制御値を演算し、上記入力信号として制
御手段500に入力する第1の演算手段400と、復帰
制御モードが選択されている場合、予め記憶されている
作業アタッチメント4の任意の姿勢角度に向けて作業ア
ッタチメント4を回動するための角速度制御値を演算し
、上記入力信号として制御手段550に入力する第2の
演算手段450とを具備することにより、上記技術的課
題を解決する。
E.作用 −請求項l一 第1の速度指令信号が選択されると、演算手段400は
、軌跡制御対象部位であるアーム3先端を第1の速度指
令手段200の指令にしたがった方向に軌跡制御するた
めの角速度制御値を演算する。この角速度制御値は制御
手段500に入力され、アーム3先端を軌跡制御するよ
うにアクチュエータ6,7を駆動する。
第2の速度指令手段300は、軌跡制御対象部位である
アーム3先端を記憶されている座標原点−8− に向けて移動するための第2の速度指令信号を演算する
。選択手段330でこの第2の速度指令信号が選択され
ると、角速度制御値演算手段400は、アーム3先端を
座標原点に向けて移動するような角速度制御値を演算す
る。この角速度制御値は制御手段500に入力され、ア
ーム3先端を座標原点に一致させるようにアクチュエー
タ6,7を騨動する。
一請求項2一 選択手段330により軌跡制御モードが選択されると第
1項と同様な軌跡制御が行なわれるとともに、復帰制御
モードが選択されると、次のような姿勢角度の角度原点
復帰動作が行なわれる。
第2の演算手段4 .5 0は、記憶した任意の姿勢角
度にアッタチメント4の姿勢を制御するような角速度制
御値を演算する。その角速度制御値は制御手段550に
入力され、この信号を受けて制御手段550はアッタチ
メント4が角度原点に復帰するようにアクチュエータ8
を旺動する。
F.実施例 ?1の実施例 第工図〜第4図は本発明を第8図(a)に示す作業機に
適用した場合の一実施例を示す。
第3図のようにこの作業機の座標を定義し、以下の説明
はこの座標に従う。第3図に示すように、点○を第]ア
ーA Iのl′i′i1動支点とし、第1〜第3のアー
ム]〜3の長さを丁、■〜丁13、アーム1の大地角度
をα,第2アーム2の第1アーム1に対する相対角度お
よび第3アーム3の第2アーム2に対する相対角度をT
2, T3、各アーム先端の座標を( X− 1 ,Y
 ■)、(X2−Y2)、(X..,Y3)とするとき
、各座標はそれぞれ、 +X=X+rcos(αTT)(1) Y3=Y,,+ L3sjn(α−T2−TJ・−  
(2)?表すことができる。したがって、第3アーム3
先端の速度夫.,÷3は、 X3;一α・L■sjnα −(a−T,)aL2sjn(α−T2)(a−T,−
T3)・L,sjn(c−T.−T31・(3)Y3二
α0LエCl)Sα + (α−”r2)・Lzcos(α−T2)+(α−
T2−T3)・I、3cos(α−T’z−T31−(
4)と表すことができる。
周知のとおり3本のアームを有する多関節作業機におい
ては、アーム先端を軌跡制御するには拘束条件を定めて
2本のアームを駆動するが、実施例では、第1アームを
固定とし、第2,第3アームを邸動するようにしている
すなわち、拘束条件を式で表すと次のとおりである。
α=O ここで、(3) , (4)式のx3, :,を速度指
令信号】1 文,9とし、」二記条件を式(3),(’I)に代入し
て軌跡制御のために恥動する2本のアームの角速度+2
,+,を求めると、 1 T3=  TJ2. L3.sirlT3〔x(L2●
cos(a.−T2)+L3傘c.os(a−T.−T
.)}次に制御装置を第1図に基づいて説明する。
制御装置は,角度検出部1 0 0と、第1の速度指令
部200と、第2の速度指令部300と、角速度制御値
演算部(演算手段)/1.00と、隙動制御値演算部(
制御手段)500とが図のように接続されて構或されて
いる。
角度検出部100は角度検,lfJJ器]01〜1. 
0 3で構成される。角度検出器J. 0 1は、第1
アーム]の回動支点付近に取付けられ、周知の振り子機
構とポテンショメー夕により第1アームの対地角αを検
出し、角度検出器102,1.03は、第2,第3アー
ム2,3の回動支点に取付けられ、周知12− ?レバー機構とボテンショメータにより、それぞれ第1
7ーム1と第2アーム2との相対角T2,第2アーム2
と第3アーム3との相対角T3を検出する。これらの角
度は第2の速度指令部300、角速度制御値演算部40
0.駆動制御値演算部500へ入力される。
第1の速度指令部200は、第3アーム3先端の水平(
X)および垂直(Y)方向の速度指令値x1,y■を指
令するもので、例えばレバー機構とポテンショメー夕に
より、レバーの操作角度に相応した信号を出力する。
第2の速度指令部300は、第3アーム3の先端座標を
現在位置から予め記憶した座標原点へ移動するような速
度指令値X2,Y2を演算出力する。
復帰すべき座標原点はスイッチ320が操作されたとき
に第2の速度指令部300に記憶される。第】の速度指
令値x.,,y1と第2の速度指令値x.,y.はスイ
ッチ330(選択手段)によってそのいずれか一組が選
択され速度指令値X,Yとして角速度制御値演算部4.
 O Oへ入力される。
角速度制御値演算回路400は、角度α,T2,T3及
び速度指令値文,Yから、(5)式,(6)式に基づい
て第2,第3アーム2,3の角速度制御値十.,全3を
漬算し、これらを第lの隙動制御値演算部500へ入力
する。
暉動制御値演算部500は、次の式に基づいて角速度制
御値T2,T3及び角度T2,T3から第2,3アーム
シリンダ6,7の流量制御値Q2,Q3を演算し、電気
油圧変換弁12.13に入力する。
Qn=Tn−gn (Tn) ・An  − (7)こ
こで.gn (Tn)はリンク補正係数Anはシリンダ
受圧面積 電気油圧変換弁12,↓3には不図示の油圧源から圧油
が導かれており、電気油圧変換弁12,13は、入力さ
れる流量制御値Q2,Q3に応じた流量および方向で圧
油を第2,第3アーム2,3用のシリンダ6,7に供給
し、軌跡制御が行なわれる。
操作レバー10は、コントロールバルブ11へ手動操作
量に応じたパイロッI− i111圧を与え、コントロ
ールバルブ11の開口面積と切換方向を制御する。コン
トロールバルブ1↓は、操作レバー10からのパイロッ
ト油圧により、シリンダ5へ送る圧油の流量および方向
を制御する。すなわち、第1アーム1は操作レバーIO
により任意に回動可能である。
第2図は、第2の速度指令値X2,Y,を演算する第2
の速度指令部300を示す。
第2図において、301は座標演算ブロックであり、各
アーム角度αl Tel T3から第3アーム3先端の
座標x,yを演算する。
第3図の座標定義から、第3アーム3先端の座標X,Y
は次のように演算される。
X: L, ・COSα+ L2・cos(α−T2.
)+ I,, ・cos( α−T2−”L)”’ (
7)Y=L,  ・sinα十丁,2 ・sin(α−
T2)+L,  ・sin(α−T,−T,)−  (
8)で表わされる。
302は記憶器で、スイッチ320からスイッチ指令S
2が入力されたときの第3アーム3先端の座標X,Yを
、原点X,,Yoとして記憶する。
原点( x.− y a )と第2の速度指令X2,Y
2との関係を第4図で説明する。
】5ー (X.,Y)にある第3アーム3先端の座標を原点(X
o+Yn)に向かって速度■で軌跡制御する場合、速度
■はx,y方向の速度指令X2,Y2の合或であるから
、 ΔX ”=7゜八T肩..   −(9) ΔY 7′゛7゜八TηAY”  ”’3”0)ここで ΔX
=X,−X     ・・・(1l)ΔY=Yo−Y 
           −(1.2)(11)式のΔX
は第2図の加算点3C)3で演算され、(12)式のΔ
Yは加算点3.04で演算される。(9),(10)式
の分母 AX −1−AY”は乗算器305,306,
加算器307および開XV器308によって演算される
311は関数発生器であり、 AX +AY”に対して
速度Vを出力する。実施例では Vコー『〔「τ)”L:Oに対してV=Off丁l]口
「がある距離以上でV=V.とじ、その間は直線的に変
化させている。
−16 (9),(10)式のx2,y2は除算器309,3 
1. 0および除算器312,31.3によって演算さ
れる。
次に本装置の動作について説明する。
(1)原点復帰制御モード 角度検出器101〜103で検出された角度に基づいて
、第2の速度指令部300の座標演算ブロック301で
第3アーム3先端の座標が演算される。第3アームの先
端が復帰すべき座標原点としたい位置にあるときにスイ
ッチ320を操作すると、そのときの座標が原点の座’
yA (Xo+ Yo)として第2の速度指令部300
の記憶器302に記憶され、以後第3アーム3先端の座
標(X,Y)と原点の座標(xo, yo)に基づいて
、(9)式,(10)式から第2の速度指令値x2,y
2が第2の速度指令部300で演算される。スイッチ3
30を操作して接点bを閉じるとこの原点復帰制御モー
ドと成り、第2の速度指令値X,,Y2が選択されて角
速度制御値演算部400へ入力され、角速度制御値T2
,T3が演算される。第2,第3?ーム2,3の角速度
制御値T2,T3は駆動制御値演算部500にてリンク
補正され、第2,第3のシリンダ6,7の流量制御4+
RQ.,Q3に変換される。これらの流量制御値Q2,
Q.は電気油圧変換弁12.13に供給され、油圧源か
らの圧λI1が所定方向、所定流量にて第2,第3シリ
ンダ6,7に供給される。これにより第2,第3アーム
2,3が回動して第3アーム3先端の軌跡が原点方向に
制御される。第3アーム3先端の座標が原点に近づくに
つれ、第2の速度指令部300内の関数発生器311の
出力Vが減少して行き、ほぼ原点に一致すると停止する
(2)軌跡制御モード また、スイッチ330が接点a側に切り替わっていると
きは軌跡制御モードとなり、操作レバー200の第1の
速度指令{IJ.x1,y■が選択されて角速度制御値
演算部400へ人力される。角速度制御値演算部400
は、入力される第1の速度指令値Xエ,Y2と、角度α
l ”r2, ”r,から角速度制制御値T2,T3を
演算して駆動制御値演算部500に入力する。その結果
、上述と同様に第2,第3のアーム2,3の油圧シリン
ダ6,7が開動されて第3アーム3の先端が軌跡制御さ
れる。例えば、操作レバー200からY方向の速度指令
値Yのみを指令すれば、第3アーム3の先端はX座標一
定のままY方向に移動し、X方向の速度指令値Xのみを
指令すれば、第3アーム3の先端はY座標一定のままX
方向に移動する。
このように本実施例では、従来の軌跡制御装置に、2つ
の操作スイッチ320,330と、第2の速度指令演算
部300を追加するのみで、原点復帰機能を容易に,安
価に構或することができる。
また、原点座標へ復帰させるための速度指令を原点と第
3アーム先端の座標のみで設定しているので、軌跡は常
に原点に向い最短経路で復帰できるまた、常時、(9)
式,(io)式を演算しているので軌跡のずれが蓄積さ
れることもない。さらに,復帰の途中で第■アームを任
意に駆動してもよく、またどこから復帰を開始してもよ
い。
−11ノ− 一第2の実施例一 第5図は、本発明を第8図(b)に示す同転掘削パケッ
トに適用した第2の実施例の制御装置の構或を示す。
第5図は、第1図の実施例に点線枠で示すパケット角の
原点復帰機能を追加したものであり、以下追加部分につ
いて説明する。
制御装置は、第1の実施例の構成要素に加えてパケット
角検出器104と、第2の角速度制御値演算部(第2の
演算手段)450と、第2の駆動制御値演算部550と
で構威されている。なお、400を第1の角速度制御値
演算部(第1の演算手段)、500を第1の駆動制御値
演算部と呼ぶ。
パケット角検出器104は、パケットの回動支点に取付
けられ、周知のレバー機構とボテンショメー夕により、
第3アーム3とパケット4との相対角T,を検出する。
この角度T4はパケット角と呼ばれ、第7図に示すよう
にパケット4の中心線が第3アーム3の中心線となす角
度である。この−20− 角度T4は第2の角速度制御値演算部450および第2
の駆動制御値演算部550へ入力される。
第2の角速度制御値演算部4. 5 0は、角度α,T
2,T3,T4に基づいて、パケット角を復帰すべき角
度原点と一致させるようなパケット4の角度制御値T4
を演算出力する。復帰すκき角度原点はスイッチ320
が操作されたとき、第2の角速度制御値演算部450に
記憶される。
パケット角の原点復帰機能はスイッチ330の操作によ
って選択され、スイッチ330が接点b側に切り替えら
れ原点復帰が選択されると、パケットの角速度制御値↑
4は第2の駆動制御値演算部550へ入力される。
第2の駆動制御値演算部550は,角速度制御値T4お
よび角度T4からパケットシリンダ8の流量制御値Q,
を演算し、電気油圧変換弁】4に入力する。この演算は
」二連のリンク補正と同様に行なわれる。
電気油圧変換弁14には油圧源から油圧が導かれており
、入力される流量制御値Q4に応じた流量および方向で
油圧をパケット用シリンダ8に供給し、バケッ1・角制
御が行なわれる。
なお図では省略されているが、第2、第3アーム2,3
およびパケット4の手動制御用に、操作レバーとコント
ロールバルブが設置されており、コントールバルブから
の圧油と電気油圧変換弁からの圧油は合流されるように
なっている。
第6図はパケット4の角速度制御値T,を演算する第2
の角速度制御値演算部450の詳細を示す。
第7図の座標定義から、X軸に対するパケット角δは加
算点451〜453で次のように演算される。
δ=α一T2−T,−T4    ・・・(13)45
5は記憶器で、スイッチ320からスイッチ指令S2が
入力されたときのパケット角δを角度原点δ。とじて記
憶する。加算点454では角度δとδ。どの差すなわち
角度偏差が演算され、この角度偏差に比例するようにパ
ケットの角速度制御値士。が演算出力される。すなわち
Φ.=K・ (δ一δ。)     ・・・(14)パ
ケット角速度制御値T4は角度偏差δ−δ。に、係数器
456によってKを掛けることによって得られる。
次に本装置の動作について説明する。
(1)角度原点復帰制御モード 角度検出器101〜104で検出された角度に基づいて
、第2の角速度制御値演算部450によりX軸に対する
パケット角δが演算される。復帰すべき角度原点とした
いパケット角度でスイッチ320を操作すると、そのと
きの角度が角度原点δ。とじて第2の角速度制御値演算
部450の記憶器455に記憶され、以後、角度δとδ
の差に比例する角速度制御’ti. T 4が第2の角
速度制御値演算部450で(14)式により演算される
スイッチ330を接点b側に切り替えてバケツト角の原
点復帰制御モードを選択すると,角速度制御値84が第
2の駆動制御値演算部550に入力される。角速度制御
値士.は角度T4に基づいてリンク補正され、パケット
シリンダ8の流量制御ーZ3ー 値Q4に変換される。
この流量制御値Q4は電気油圧変換弁14に供給され、
油圧源からの圧油が所定方向、所定流量にてパケットシ
リンダ8に供給される。これにより、パケット4が回動
して、パケット角が原点方向へ制御される。パケット角
が角度原点に近づくにつれ、角速度制御値T4は減少し
て行きほぼ原点に一致すると停止する。
この実施例では、この原点復帰制御モード時において、
スイッチ330を接点b側に切換えると第1の実施例で
説明したように第37ーム3の先端も座標原点に復帰す
る。また、スイッチ3 3 0を接点a側に切換えてお
けば、上述した軌跡制御モードなる。
本実施例によれば、スイッチ330をb側に切り替える
だけで、第3アーム3先端の軌跡対象部位を座標原点に
復帰できるとともにアタッチメント4の姿勢角度を角度
原点へ復帰させることができる。
なお、本発明を適用するにあたっては以上の実24ー 施例の各構成要素を次のようにしても良い。
■アーム数は3本に限定されない。
■制御アームを第2,第3アームとしたが、他の組み合
オ)せでも良く、また、2本の制御アームを自動的に切
り替えても良い。
■各アームを油圧シリンダで駆動したが、油圧に限定さ
れず、また油圧モータ、油圧ロータリアクチなどその他
のアクチュエータを用いることができる。
■アースオーガや回転掘削パケット等に使用できる旨述
べたが、その他の各種作業用アタッチメントにも使用で
きる。
■第1アーム1の角度を上部旋回体に対する相対角で検
出し、作業機本体の傾斜角を検出して相対角を補正して
も良い。
■速度指令をX,Yの2方向としたが、どちらか一方向
としても良く、その場合は、本出願人による特願昭63
−1 08099号に開示したように他の方向を軌跡偏
差の修正のための速度指令とすることができる。あるい
は,その他の方向でも良い。
■角度検出器として、磁気抵抗素子を用いたもの、差動
コイルを用いたもの、光学式、磁気式の目一タリエンコ
ーダを用いたものなどポテンショメタに限定されない。
■アタッチメントの角度原点復帰機能のみで制御装置を
構威しても良い。
G.発明の効果 請求項1の発明によれば、第↓の速度指令{i号により
所望の方向に軌跡制御対象部位を軌跡制御できるととも
に、軌跡制御対象部位がどの位置にあっても選択手段に
より原点復帰制御を選択することにより、任意の位置で
記憶した座標原点へ軌跡制御対象部位を簡単に移動でき
る。
請求項2の発明によれば、上記軌跡制御が行なえるとと
もに、作業アッタチメントの姿勢がどのような場合であ
っても選択手段により原点復帰制御モードを選択するこ
とにより任意の姿勢で記憶した角度原点へ作業アッタチ
メントの姿勢角度を簡単に制御できる。
【図面の簡単な説明】
第1−図〜第4図は第1の実施例を説明するもので、第
1図はその全体構戊図、第2図は第2の速度指令部の詳
細ブロック図、第3図は座標を定義する図、第4図は第
2の速度指令値を説明する図である。 第5図〜第7図は第2の実施例を説明するもので、第5
図はその全体構成図、第6図は第2の角速度制御値演算
部の詳細ブロック図、第7図はパケット角を説明する図
である。 第8図(.)はオーガ掘削ユニットを装着した作業機の
側面図、第8図(b)は回転掘削バケッ1・の側面図、
第9図は従来の軌跡制御装置の全体構或図である。 1〜3:アーム           4:回転掘削パ
ケット5〜8:油圧シリンダ    11〜14:電気
油圧変換弁100:角度検出部   1.01〜104
:角度検出器200:第1の速度指令部    aOO
:第2の速度指令部320,330:選択スイッチ −27− 400,450:角速度制御値演算部 500,550:駆動制御値演算部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)関節を介して回動可能に連結された2本以上のアー
    ムと、それらのアームを駆動するアクチュエータと、入
    力信号に応じてそのアクチュエータによるアームの移動
    量および移動方向を制御する制御手段とを有する作業機
    の軌跡制御装置において、 各アームの角度を検出して角度信号を出力する角度検出
    手段と、 軌跡制御対象部位の予め定めた方向における速度を指令
    するために操作されて第1の速度指令信号を出力する第
    1の速度指令手段と、 予め記憶されている軌跡制御対象部位の任意の座標原点
    に向けて軌跡制御対象部位を移動するための第2の速度
    指令信号を演算して出力する第2の速度指令手段と、 前記第1または第2の速度指令信号を選択する選択手段
    と、 前記選択された速度指令信号と前記検出された角度に基
    づいて、軌跡制御されるアームの角速度制御値を演算し
    、その角速度制御値を前記入力信号として前記制御手段
    へ供給する演算手段とを具備することを特徴とする作業
    機の軌跡制御装置。 2)関節を介して回動可能に連結された2本以上のアー
    ムと、アーム先端に装着される作業アッタチメントと、
    それらのアームおよび作業アタッチメントを駆動するア
    クチュエータと、入力信号に応じてそのアクチュエータ
    によるアームおよび作業アッタチメントの移動量および
    移動方向を制御する制御手段とを有する作業機の軌跡制
    御装置において、 各アームおよび作業アッタチメントの角度を検出して角
    度信号を出力する角度検出手段と、軌跡制御対象部位の
    所定方向における速度を指令するために操作されて速度
    指令信号を出力する速度指令手段と、 軌跡制御対象部位を前記所定方向に軌跡制御する軌跡制
    御モードと前記作業アッタチメントを予め記憶した姿勢
    角度に復帰する復帰制御モードとを選択する選択手段と
    、 前記軌跡制御モードが選択されている場合、前記速度指
    令信号と前記検出された角度に基づいて軌跡制御される
    アームの角速度制御値を演算し、前記入力信号として前
    記制御手段に入力する第1の演算手段と、 前記復帰制御モードが選択されている場合、予め記憶さ
    れている前記作業アタッチメントの任意の姿勢角度に向
    けて作業アッタチメントを回動するための角速度制御値
    を演算し、前記入力信号として前記制御手段に入力する
    第2の演算手段とを具備することを特徴とする作業機の
    軌跡制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998016692A1 (fr) * 1996-10-17 1998-04-23 Komatsu Ltd. Dispositif de commande de l'appareil mecanique d'une excavatrice hydraulique

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59195938A (ja) * 1983-04-20 1984-11-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 油圧シヨベルの直線掘削制御装置
JPS62214407A (ja) * 1986-03-17 1987-09-21 Komatsu Ltd パワーショベルの制御装置

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