JPH035139A - 樹脂被覆金属 - Google Patents

樹脂被覆金属

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JPH035139A
JPH035139A JP13915589A JP13915589A JPH035139A JP H035139 A JPH035139 A JP H035139A JP 13915589 A JP13915589 A JP 13915589A JP 13915589 A JP13915589 A JP 13915589A JP H035139 A JPH035139 A JP H035139A
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佐原 昌夫
Ikuo Mimura
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Yoshinori Hashimoto
橋本 昌憲
Yasuo Kaneoka
金岡 靖夫
Norihisa Hojo
放生 典久
Yasuharu Habasaki
幅崎 康晴
Naotake Osaki
大崎 直武
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属表面にフッ素系樹脂フィルムを熱融着に
より積層してなる樹脂被覆金属に関する。
〔従来の技術] アルミニウム等の金属基Hの表面にフッ素系樹脂層を形
成し、該金属にフッ素系樹脂が有する耐熱性、耐薬品性
、電気的性質、機械的性質等の優れた性質を付与してな
る樹脂被覆金属か知られている。
〔発明か解決しようとする課題〕
しかしながら、フッ素系樹脂は一般に着色が困難であり
、フッ素系樹脂に顔料等の着色成分を練り込んで全体を
同一色に着色することはてきるが、表面にフッ素系樹脂
が被覆されている樹脂被覆金属に、装飾、表示等のため
に、文字、図形等を印刷して着色することば極めて困難
であるという問題があった。
従って、本発明の目的は、表面がフッ素系樹脂で被覆さ
れ、且つ文字、図形等が強固に印刷されている樹脂被覆
金属を提供することにある。
〔課題を解決するだめの手段] 本発明は、金属表面に、印刷層を有するフッ素樹脂フィ
ルl、が、該印刷層を内側にして熱融着されてなること
を特徴とする樹脂被覆金属を提供することにより」二足
目的を達成したものである。
〔作用〕
本発明においては、印刷層が、フッ素樹脂フィルムで保
護された構成になっているので、強固に文字、図形等が
印刷されている樹脂被覆金属が形成される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第1図は、本発明による一実施例の樹脂被覆金属の概略
を示す部分断面図である。
上記樹脂被覆金属は、金属板1の表面に、フッ素系樹脂
層2が熱融着により積層され、且つフッ素系脂層2と金
属板1との間に印刷層3が積層されてなるものである。
上記金属板1の厚さには制限はなく、任意に変更できる
。また、フッ素系樹脂層2及び印刷層3の厚さにも特に
制限はないが、それぞれ前者は5〜1000μm、後者
は1〜iooμmであることか好ましい。
上記樹脂被覆金属の製造方法には特に制限はなく、任意
の方法を採用できる。例えば、所定の表面処理を施した
金属板1の表面に、予め後述するインキを用いて印刷し
、印刷層3を形成しであるフッ素系樹脂フィルム(図示
せず)を用意し、該フッ素系樹脂フィルムを上記印刷層
3を内側に向けて熱融着することにより製造することが
できる。
また、始めに上記金属表面に印刷層3を形成し、その後
フッ素樹脂フィルムを熱融着することにより製造するこ
ともできる。
次に、上記実施例の樹脂被覆金属について更に詳述する
前述した金属板1を構成する金属材料としては種々の金
属を採用することができ、中でもアルミニウム単独又は
ジュラルミンの如き各種アルミニウム合金、更にはマン
ガン、マグネシウムなどを少量含有するアルミニウム金
属などのアルミニウム系金属が好適である。その外、鉄
系金属、銅系金属、チタン系金属なども採用できる。
上記金属板1は、フッ素系樹脂層の密着力を向上させる
ために、その表面の清浄処理(脱脂洗浄等)や粗面化処
理(サンドブラスト、化学的エツチング等)などの表面
処理を予め行うことが望ましい。
前述したフッ素系樹脂層2を構成するフッ素系樹脂とし
ては、エチレン−四フッ化エチレン系共重合体、三フッ
化エチレン共重合体、フッ化ビニリデン共重合体、フッ
化ビニル重合体、フッ化アルコキシエチレン樹脂、四フ
ッ化エチレン樹脂、テトラフルオロエチレン−六フフ化
プロピレン共重合体等が挙げられ、特にエチレン−四フ
ッ化エチレン系共重合体が好ましいが、その中でも、四
フッ化エチレン/エチレンの含有モル比が4o/60〜
60/40であり、一般式CH2= CHC,、FZr
、++(但し、式中のnは2〜1oの整数である)で表
されるパーフルオロアルキルビニルモノマーの含有量が
0.1〜10モル%であり、且つ容量流速(メルトフロ
ーインデックス)が10〜500mm3/秒であるもの
が特に好ましい。尚、上記「容量流速」は、降下弐フじ
1−テスターを使用して、所定温度、荷重30kg/c
Jのもとに、ノズル径1 mm、ランド2mmのノズル
より1gの試料を押出し、その際の単位時間に押出され
る熔融試料の容量で表され、上記所定温度は、試料樹脂
の熔融成形加工可能な温度領域(流動開始温度と熱分解
開始温度との間の温度範囲)で且つ流動開始温度に近い
温度が採用される。
上記エチレン−四フッ化エチレン系共重合体が、上記容
量流速を有していることは、密着強度が大きい良好なフ
ッ素系樹脂層2が得られるので好ましい。
前記印刷層3を形成するために用いるインキは、以下に
詳述する樹脂組成物からなるものである。
上記樹脂組成物(インキ)は、その固形分(溶剤成分を
除いたもの)のメルトフローインデックスが10〜50
0、好ましくは20〜400、更に好ましくは30〜3
00に調整されたもので、主として、樹脂、溶剤、チキ
ソトロピー付与剤、及び顔料又は染料から構成され、こ
れに必要に応じその他の各種の添加剤が添加される。上
記メル1〜フローインデツクスは、上記のフッ素系樹脂
層2を構成するフッ素系樹脂の場合と同様に測定される
。即ち、上記メルトフローインデックスは、降下式フロ
ーテスターを使用いて所定温度、荷重30kg/(消で
ノスル径1mm、ランド2mmのノスルから]、Hrの
試料を溶融押出した時、単位時間に押出される溶融試料
の容量で表わされる値(mm2/秒)で定義されるもの
であり、lx記所定温度としても、試料樹脂の溶融成形
加工可能な温度領域で且つ流動開始温度に近い温度か採
用される。
メルトフローインデックス力月O未渦の場合は、後述す
る熱融着の段階での金属板への密着が低下するため好ま
しくなく、また、500を超える場合は、文字、図形等
の印刷かにじむため好ましくない。
また、この樹脂組成物は、チキソトロピー指数(Tl値
)が2〜8、好ましくは3〜7、更に好ましくは4〜6
に調整することか望ましい。尚、Tl値ば、温度25°
でB H粘度計を用いてNo、 7のローターを使用し
、回転数2及び20回転て測定された粘度rq、とN2
0の比、即ち、TI=N2/N2oて示される。
次に、上記の樹脂組成物の各構成成分について説明する
上記樹脂としては、フッ素を含むオレフィンの重合によ
って得られるフッ素系樹脂が例示され、本発明では一般
にフッ素含有量か30重量%以上、特に40重量%以上
のものが好適に使用される。
そのようなフッ素系樹脂としては、例えばエチレン−テ
I・ラフルオmlエチレン系共重合体、エチレン−クロ
ロトリフルオロエチレン系共重合体、ヘキザフルオロプ
ロピレンーテトラフルオロエチレン系共重合体、パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル−テトラフルオロエチレ
ン系共重合体、ポリフッ化ヒニリデン、ポリフッ化ビニ
ル等が挙げられる。本発明ではこれらのいずれも使用可
能であるが、特に、エチレン−テトラフルオロエチレン
系共重合体が好適であり、その中でも、フルオロオレフ
ィン、シクロへキシルヒニルエーテル、アルキルビニル
エーテルおよびヒドロキシアルキルビニルエーテルを必
須構成成分とするフッ素系共重合体か好ましく、特に該
フッ素系共重合体において、フルオロオレフィン、シク
ロへこ)−シルビニルエーテル シアルキルビニルエーテルおよび他の共単量体に基づく
単位の含有量かそれぞれ40〜60モル%、5〜45モ
ル%、5〜45モル%、3〜15モル%および0〜30
モル%であり、且つ未硬化状態てテ1ヘラヒドロフラン
[(て30°Cで測定される固有粘度か0. 1〜2.
0d/gであるものが好ましい。
更に、」二記フッ素共重合体において、フルオロオレフ
ィンかクロロIーリフルオロエチレン、テI・ラフルオ
ロエチレン等のパーハロオレフィンで、アルキルビニル
エーテルが炭素数2〜8の直鎖状または分岐状のアルキ
ル基を含有するもので、ヒドロキシアルキルビニルエー
テルがヒドロキシブチルビニルエーテルであるものが一
層好ましい。
尚、樹脂としては、上述したフッ素系のものに限るもの
でなく、例えば、アクリル−ウレタン系等の他の樹脂で
あってもよい。
また、」二足溶剤としては、沸点120〜230°Cの
ものが用いられ、その好ましい具体例としては、下記の
ものが挙げられる。
脂肪族炭化水素;ミネラルスピリット 芳香族炭化水素;キシレン、ツルヘンI・ナック、テI
・ラリン、ジペンテン、トルエン アルコール類纂シクロヘキシルアルコール、2−メチル
シクロヘキシルアルコール エステル類;ブチルアセテ−I・ ケ 1− ン 類;シクロヘキザノン、メチルシクロヘ
キサノン、シア上1ヘンアルコ ル、イソホロン グリコール炎頁;エチレングリニ1−ル、プロピレング
リコール グリコールエーテル類;メチルセロソルブ(エチレング
リコールモノメチルエーテル)、セロソルフ(エチレン
グリコールモノ エチルエーテル)、ブチルセロソルブ、カルピトール グリコールエーテルエステル:酢酸セロソルブ、酢酸ブ
チルセロソルブ、酢酸力ルビト ル(ジエチレングリコールモノエチ ルエーテルアセテート) ア ミ ド 類;ジメチルフォルムアミド、ジメチルア
セ1〜アミド また、上記チキソ1〜ロピーイ」与剤としては、コロイ
ダルシリカ(アエロジル#400Lアルミニウムアルコ
レ−1・、有機ヘン1〜ナイl〜、アルミニウムキレー
ト、硫酸バリウム等が挙げられる。
また、上記顔料又は染料としては、次のものが挙げられ
、これらの中から目的、用途に応じ適宜選択使用される
無機顔料として、酸化チタン、カーボンブラック、弁柄
、鉄黒、紺青、群青、亜鉛華、黄鉛、クロムバーミリオ
ン、コバルトブルー、焼成りリーン、硫化亜鉛、ブロン
ズ粉、アルミニウム粉、バール顔料等が挙げられ、有機
顔料として、不溶性アゾ類アゾレーキ類、キナクリドン
レッド、カーミンレッド、ウオッチングレッド、縮合ア
ゾレッド、ペリレンレッド、アンスラキノン、ジスアゾ
1 オレンジ、ジニトロアニリンオレンジ、アセ1−ロンオ
レンジ、ジスアゾイエロー、ハンザイエロアセトロンイ
エロー、塩素化フタロシアニン、プリリアンオグリーン
レーキ、フタロシアニン、インダスレンフ゛ル−、ジオ
ニ1−サシンハイオレ・ント、メチルバイオレット、蛍
光顔料、蓄光顔料等が挙げられ、体質顔料として、沈降
性硫酸ハリウJ1、炭酸カルシウム、アルミナホワイト
、クレー等が挙げられる。また、染料としては、通常の
酸性染料、塩基性染料、油溶染料、分散染料を用いるこ
とができ、油溶染料としては、アゾ系、トリアリールメ
タン系、アントラキノン系、アシン系のものが好ましい
また、その他の添加剤としては、ゲル化剤、増粘剤、酸
化防止剤、消泡剤、つや消し剤、紫外線吸収剤、光安定
剤が挙げられる。
また、必要に応じて架橋材又は硬化触媒を添加すること
ができ、この架橋剤としては、ポリイソシアネート、ブ
チル化メラミン、アルミニウムキレ−1・等を用いるこ
とができ、硬化触媒としては、2 ジブチルチンラウレート等が用いることができる。
本発明における樹脂組成物(インキ)は、上述の各成分
からなるもので、各成分の好ましい配合割合は、樹脂1
00重量部に対し、溶剤50〜150重量部、チキソト
ロピー付与剤2〜10重量部で、これに目的、用途に応
じて適量の顔料又は染料(通常10〜400重量部)、
及びその他の添加剤を加え、更に、必要に応じて架橋剤
又は硬化触媒を10〜25重量部加える。また、各成分
の配合に際しては、得られる樹脂組成物のメルトフロー
インデックスが10〜500となるように各成分及びそ
れらの配合量を選定する必要がある。
また、印刷層3の形成には、前記樹脂組成物の薄膜を密
着形成し得る手段であれば制限な(適用できるが、前記
樹脂組成物からなるインキをスクリーン印刷により前記
フッ素系樹脂層2又は該樹脂層2の形成に用いるフッ素
系樹脂フィルムに印刷する方法や金属板に直接印刷する
方法が例示される。以下に、印刷層3をフッ素系樹脂フ
ィルムに形成する具体的方法を説明する。
フッ素系樹脂フィルムとしては、例えば厚さ5〜100
0μのものを使用し、スクリーン印刷に用いるスクリー
ンとしては、前記樹脂組成物の薄膜(乾燥印刷層)とし
て、厚さ1〜100μが得られるようにするために、例
えば目開き100〜300メツシユのスクリーンを用い
るのが好ましい。
また、前記フッ素系樹脂フィルムに、前記インキを印刷
するに先立ってフッ素系樹脂フィルムの表面を、コロナ
放電処理、プラスト処理、ナトリウムエツチング処理な
どして、その表面のぬれ指数が、例えば35ダイン以上
となるように活性化して置くことが密着性を高める上で
好ましい。
而して、スクリーン印刷により前記第1実施例の樹脂被
覆金属における印刷層3を得るには、」二足の如く処理
したフッ素系樹脂フィルムに、」二足のようなスクリー
ンを用いて、常法により」−記樹脂組成物(インキ)を
印刷すれば良い。その際、上記フッ素系樹脂組成物のチ
キソトロピー指数が3未満であると、版切れ不良、糸引
きなどの不都合を仕し、また、8超であると、スクリー
ン目の発41−、セルフレヘリング性の低下などの不都
合か発生ずる。
1ユ述の如くして一■1に印刷層3が形成されたフィル
l、(図示せず)を、所定の表面処理を施した前記金属
板1の表面に、印刷層3を内側に向けて重ね、次いて所
定温度例えば260〜360°Cに加熱して熱融着する
ことにより、本発明の樹脂被覆金属が作成される。
本発明においては、印刷層3を形成するインキが、その
固形物のメルI・フ1:】−インデックス力月0〜50
0のフッ素系樹脂組成物で形成されているため、上記の
如(熱融着する場合においても、印刷のパターン形状を
鮮明に維持することができると同時に該印刷層を強固に
金属表面に熱融着させることもてきる。
従って、金属表面にフッ素系樹脂層2が熱融着され且つ
該表面と]二足樹脂層2との間に介在された強固な印刷
層3で、文字、図形等が表示され、しかも該印刷層3が
外部から保護されて剥がれに5 くい樹脂被覆金属を作成するごとができる。
以」二、本発明の樹脂被覆金属を、金属基材が第1図に
示した金属板からなる場合について説明したが、これに
限るものでなく、金属基材は、フッ素系樹脂層を熱融着
で積層可能であれば、任意の形状からなるものでよい。
次に、本発明の効果を、以下の実験例により明らかにす
る。
〔実験例] 四フフ化エチレン/エチレンの含有モル比力53/47
であり、流動開始温度280°C1熱分解開始温度35
0°Cてあり、300°Cにおりる容量’IN 速が9
0mm2/秒のエチレン−四フッ化エチレン共重合体か
ら加熱熔融押出法で成形した、厚さ20ミクロンの無孔
質の透明フィルJ1を用意する。
次いて、」−記透明フイルJ、に対し、コロナ放電装置
(春日電機製)を用いで、放電電力12i/ポ・min
、の処理条件で表面処理を行い、該フィルムの表面をぬ
れ指数42ダインまで表面活性(ヒし、その後、下記の
インキ調製方法により調製したイG ンキ1 (粘度570ps、、TI値5)を、目開き2
70メツシユのテトロン製スクリーンを用いて、エチレ
ン−テトラフルオロエチレン共重合体からなる上記透明
フィルム上に印刷を行った。この印刷物を120°Cの
熱風循環乾燥器内で10分間加熱乾燥を行って上記フッ
素系樹脂層に、上記インキの薄膜からなる厚さは10μ
の印刷層が密着形成された印刷フィルムをを得た。
一方、厚さ2.0 mmのJiS−TI−4000に示
される1100系のアルミニウム圧延板の片面を、平均
凹凸深さ10〜15ミクロン(表面粗度)、凹凸用uy
I]、 0〜20ミクロンにザンドブラストした後、」
二足片面以外の面を塩化ビニル樹脂でマスキングし、上
記サンドブラスト面を電解エツチング処理する。この電
解エツチング処理は、N a CI3%水溶液を使用し
、40°Cの温度で電解密度4アンペア/ d n?に
て通電[35クーロン/c16にて行った。
エンチング面を水洗、乾燥した後、このアルミニウム板
を310°Cに予熱し、エンチング面に前記透明フィル
ムを重ね、加圧力20 kg / cr?lで圧着し、
引き続いて315°Cで10分間加熱処理して熱融着し
、上記アルミニウム板仮」二にフッ素系樹脂層を形成し
、該印刷層がフッ素系樹脂層の裏面に積層された本発明
の樹脂被覆金属(発明品1)を得た。
下記のインキ調製方法により調製したインキ2及びアク
リル−ウレタン系インキを用いた以外は発明品1の場合
と同様にして作成した発明品2及び発明品3をそれぞれ
作成し、更に比較のために、」−記インキ1を用いて印
刷層をフッ素系樹脂層の表面に積層した以外は同一に作
成した樹脂被覆金属(比較布1)、及び上記アクリル−
暑シレタン系インキを用いた以外は全て−」二足比較品
1の場合と同様にして作成した樹脂被覆金属(比較布2
)を作成した。
以」二の発明品1〜3、比較布1〜2のそれぞれについ
て性能を評価し、その結果を下記表1に示した。
(インキ調製方法) インキ1 常法により、テI−ラフルオ口エチレン、シクロヘキシ
ルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、ヒドロキシ
ブチルビニルエーテルの共重合体を得た。この共重合体
は、各成分のモル比が、50:18:22:10てあり
(核磁気共鳴法による)、また、テ1−ラヒドロフラン
中30°Cにおける上記共重合体の固有粘度が0.4a
/gであった。この共重合体100gを酢酸力ルヒトー
ル80g、トルエン20g中に溶解させ、酸化チタン5
0g、コロイダルシリカ6gを加えて、三本ロールミル
により十分に混合して、インキ組成物を得た。この組成
物の粘度は270ps、、T I稙5であった。
インキ2− (PVdFインキ) ポリフッ化ビニリデン100gをジメチルアセトアミド
200gに60°Cで撹拌溶解させ、固形分33%のポ
リフッ化ビニリデン溶液を得た。この溶液に、酸化チタ
ン50g、コロイダルシリカ3gを加え、三本ロールミ
ルにより十分に混合してインキ組成物を得た。
9 表1中、テーバ−摩耗、耐候性及び曲げ加工性はそれぞ
れ下記基準による評価を示すものである。
テーパー摩耗 : Jis−に7204に規定される摩
耗試験機を用いて、荷重500gf、 回転数1000回転の条件で摩 耗試験を行った。◎は良好、Δ はやや不良、×は不良である。
耐 候 性  : JiS八1へ15−1977に示さ
れるWS型サンシャインカーボン(スガ 試験機製)を用いて、5000 時間の促進暴露試験を行い、保 存試験片と外観変化を比較した。
保存試験変の外観と殆ど変わら ない場合を◎、多少変化してい る場合を○で示した。
曲げ加工性 :長さ100 mm、幅50mm、厚さ2
mmの試験片の中央に直径2mm の鋼製丸棒を配し、該丸棒を支 点としてIF□°の曲げ加工を 行い、その際に曲げ部分に生じ この組成物の粘度は、300ps、TI値ば4であった
(アクリル−ウレタン系インキ) 常法により、スチレン34重量部、n−ブチルアクリレ
−1へ38重量部、2−ヒドロギシルエチルアクリレー
1−23.4重量部、アクリル酸0.4重量部の組成か
らなるアクリルポリオール共重合体(水酸基価50、数
平均分子量15000)とコo ネ−h HL ヲモル
比1:1.5の比率でキシレンに溶解し、酸化チタンを
20%加えてインキとした。
表1 0 るクラック・剥離の有無を調べ、 クランク・剥離が無い場合を◎ で、多少ある場合をOlかなり ある場合を△でしめした。
上記表1より、本発明による樹脂被覆金属が極めて優れ
ていることが明らかである。
〔発明の効果〕
本発明の樹脂被覆金属は、表面にフッ素系樹脂層が熱融
着され、且つ該樹脂層と金属表面との間に強固に積層さ
れた印刷層が形成されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例の樹脂被覆金属の概略を
示す部分断面図である。 1・・・金属板 2・・・フッ素系樹脂層 3・・・印刷層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属表面に、印刷層を有するフッ素樹脂フィルム
    が、該印刷層を内側にして熱融着されてなることを特徴
    とする樹脂被覆金属。
  2. (2)上記印刷層が、固形分のメルトフローインデック
    スが1〜500の樹脂組成物からなるインキを用いて形
    成されている請求項(1)記載の樹脂被覆金属。
  3. (3)上記樹脂組成物が、フッ素系樹脂組成物である請
    求項(2)記載の樹脂被覆金属。(4)金属が、アルミ
    ニウム又はアルミニウム系合金である請求項(1)記載
    の樹脂被覆金属。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1993019935A1 (en) * 1992-04-03 1993-10-14 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Fluororesin laminated metal and method of manufacturing said metal
WO2006117849A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 装飾部材およびその製造方法

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JP2789111B2 (ja) 1998-08-20

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