JPH0351357Y2 - - Google Patents

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JPH0351357Y2
JPH0351357Y2 JP1986139317U JP13931786U JPH0351357Y2 JP H0351357 Y2 JPH0351357 Y2 JP H0351357Y2 JP 1986139317 U JP1986139317 U JP 1986139317U JP 13931786 U JP13931786 U JP 13931786U JP H0351357 Y2 JPH0351357 Y2 JP H0351357Y2
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JP
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retroreflective
fabric
fiber base
minute
dots
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JP1986139317U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分〕 本考案は再帰反射シートに関するもの、詳しく
は夜間の交通安全用の衣料、袋物、帽子等の素材
に適した再帰反射布に関する。
〔従来の技術〕
従来より再帰反射シートは道路標識の表面に使
用されている他、夜間における交通整理の警察官
や道路工事者の衣服の一部に使用されており、再
帰反射機能は充分満している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来の再帰反射シートは道路標識
等硬質材上に貼りつけるような用途には十分なも
のであるものの、硬くて折り曲げにも弱い上、目
方も重いので、衣料に適した素材ではなく、使わ
れても部分的な使用に限られており、普及の範囲
も警察官や道路工事者等ごく一部であつて一般に
浸透するには到つていない。
このような背景のもとに衣料に適する再帰反射
シートとして特願昭59−21699「再帰反射布」が提
案されている。該特願は繊維基体の片面に反射性
顔料を含む結合剤をドツト状に設置し、該結合剤
上に微小透明球を設けることを特徴とする再帰反
射布であり、夜間における自動車、バイク等のヘ
ツドライトに対する十分な再帰反射能力を持つと
共に布と変らぬ風合を有しているので、夜間の交
通安全用衣料に適した素材である。
しかし該素材にも欠点がある。それはドツト状
に設置された再帰反射部が昼間あるいは明るい場
所において模様として見えるので外観上まずいと
いう点である。
〔問題を解決するための手段〕
本考案者等は前記問題点の解決のため鋭意研究
を続けた結果、霜降り模様の繊維基材上に再帰反
射部を微小ドツト状に設けると明るい場所でも殆
んど再帰反射部の存在がわからないものになるこ
とを発見、本考案を完成させるに至つたのであ
る。すなわち本考案は繊維基材上に再帰反射部を
設置してなる再帰反射布において、繊維基材が霜
降り模様の織物、編物又は不織布であり、再帰反
射部が微小ドツト状であることを特徴とする再帰
反射布である。
本考案の再帰反射布は再帰反射機能を有すると
共に加工前の繊維基体と殆んど変らない風合で、
しかもよく見ないと再帰反射部が設けられている
ことに気のつかないものであり、夜間の交通安全
用衣料、カバン、袋物の素材としてまことに有用
なものである。本考案の再帰反射布が何如再帰反
射部の存在を感じさせないかの理由は明らかでは
ないが目の錯覚によるものであることには相違な
い。
図面を使つて更にくわしく説明すると本考案に
おける霜降模様の繊維基材1にはダンガリー(通
常経16番手綿糸80本、緯18番手綿糸64本より成る
平織で経糸を白色、緯糸を色糸としたものを云
う)、デニム(通常経糸に20番手以下の綿糸の色
糸、緯糸に経糸より細目の綿糸の晒し糸か色糸を
用い綾織としたもの)、シヤンブレー経糸がポリ
エステル糸で緯糸が綿糸で経、緯の色が異なる交
織布、経糸、緯糸共ポリエステル、綿の混紡糸よ
り成る織物、編物、先染糸と無染糸から成る不織
布等2色以上の構成繊維からなる織物、編物、不
織布等いわゆる霜降模様の繊維基材や織物、編
物、不織布に印刷等により霜降り模様を施したも
のが使用できる。再帰反射部の微小ドツト2は反
射性顔料、結合剤、着色剤、微小透明球等により
構成される。反射性の顔料にはアルミ、銅、酸化
チタン、パールエツセンス等反射性のある物質の
粉末、フレーク等が使用できる。又結合剤は反射
性顔料及び微小透明球等を繊維基体に固定するも
のであり、結合力と柔軟性を兼ね備えたものが望
ましい。例えばポリウレタン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、ポリアクリル樹脂等が使用できる。着色
剤は再帰反射部をより目立たなくするため使用す
るもので、再帰反射部が繊維と同系統色なるよう
調合することが望ましい。微小透明球はガラスや
プラスチツクのものがあり球径が100μ以下、屈
折率が1.9以上のものが望ましい。
再帰反射部の微小ドツト2の繊維基体への設置
は、ロータリースクリーンコーテイングやスクリ
ーンコーテイング等により結合剤、溶剤、反射性
顔料、着色剤等を含む組成物を該スクリーンのパ
ターン通りに繊維基材上に塗布し、該組成物が乾
燥しない内に微小透明球を散布して該組成物上に
微小透明球を仮固定、続いて溶剤を加熱乾燥等に
より除去する。又微小透明球を施した後透明な樹
脂膜で表面を覆つてもよい。又更に結合剤、溶
剤、反射性顔料、着色顔料、微小透明球を含む組
成物をロータリースクリーンコーテイングやスク
リーンコーテイング等により直接繊維基体上に塗
布、乾燥することも可能である。
本考案における各微小ドツト2の大きさは付着
強度再帰反射性能の点からその面積が0.03mm2以上
が望ましく、風合いや目立たなくするという点か
ら8mm2以下であることが望ましい。
実施例 1 経糸が紺色に先染めされた20番手綿糸60本、緯
糸が未染色20番手綿糸60本のダンガリー調綿平織
布に配合例1に示す樹脂組成物を該綿平織布と同
色に調色した後、第1図の如きパターンで、ドツ
トの直径が0.3mmのロータリースクリーンで該綿
平織布に塗布し、ただちに直径50μm、屈折率1.9
のガラスビーズを散布した。遊離のガラスビーズ
を除去して後、100℃で1分間熱風乾燥機中で溶
剤を蒸発せしめ微小ドツトの再帰反射部を有する
再帰反射布を得た。評価した結果を第1表にあげ
る。
配合例 1 レザミンME 3412 LPE 100部 STシルバーWH 3部 MEK 50部 実施例 2 経糸、緯糸共ポリエステルと綿から成る混紡糸
でその混紡比が65:35の平織布を褐色の直接染料
で染色し、配合例1の樹脂組成物を実施例1と同
じロータリースクリーンで塗布、以下実施例1と
同様の手順で微小ドツトの反射部を有する再帰反
射布を得た。評価した結果を第1表にあげる。
実施例 3 紺色に染色されたレーヨンスフと無染色のレー
ヨンスフが1:1に混り合つた重量が100g/m2
の霜降り模様の外観を有する乾式不織布に実施例
1と同じ樹脂組成物を同じ方法で塗布、以下実施
例と同じ手順で微小ドツトの反射部を有する再帰
反射布を得た。評価した結果を第1表にあげる。
実施例 4 ナイロン6及びナイロン66繊維から成るスパン
ボンド不織布を霜降り模様に印刷し、以下配合例
1の樹脂組成物を使つて、実施例1と同じ工程で
微小ドツトの反射部を有する再帰反射布を得た。
評価した結果を第1表にあげる。
比較例 1 経糸、緯糸共60番手綿糸60本から成る平織布を
紺色に染色したものを基布とし、実施例1と同じ
樹脂組成物を同じ方法で塗布、以下実施例1と同
じ手順で微小ドツトの再帰反射部を有する再帰反
射布を得た。評価した結果を第1表にあげる。
比較例 2 白色で、重量100g/m2の乾式レーヨン不織布
を基布とし実施例2と同様の方法で微小ドツトの
再帰反射部を有する再帰反射布を得た。評価した
結果を第1表にあげる。
第1表 再帰反射性
再帰反射部の目立ち 実施例1 4 ◎ 〃 2 4 〇 〃 3 4 ◎ 〃 4 4 ◎ 比較例1 4 × 〃 2 4 × 第1表にあげた評価は以下の方法により行つ
た。
(1) 再帰反射性 暗闇前方150mに試験片を配置し普通乗用車の
ヘツドライトを当て、つぎの基準で目視により判
定。
1……全く確認できない 2……極くわずか確認できる 3……少し確認できる 4……はつきり確認できる。
(2) 昼間における目立ち ×……昼光下においてはつきりわかる 〇……昼光下においてよくみないとわからない ◎……昼光下においてよくみても殆んどわから
ない 〔考案の効果〕 第1表に示した如く本考案による再帰反射布は
十分な再帰反射性を供えている上、風合いが基布
と同じでしかも明るいところにおいてはその再帰
反射部の設置が殆んどわからないという特徴をも
つているので夜間の交通安全用の衣料、カバン、
袋物、靴等の素材としてまことに最適のものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による再帰反射布の模式平面図で
ある。 1……霜降り模様の繊維基材、2……微小ドツ
ト状再帰反射部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 霜降り模様の繊維基材上に、当該繊維基材と同
    系統色に着色された樹脂組成物が、面積0.03mm2
    上8mm2以下のドツト状に施され、このドツト面に
    球径100μ以下、屈折率1.9以上の微小透明球が付
    着していることを特徴とする再帰反射布。
JP1986139317U 1986-09-12 1986-09-12 Expired JPH0351357Y2 (ja)

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JPS6346498U JPS6346498U (ja) 1988-03-29
JPH0351357Y2 true JPH0351357Y2 (ja) 1991-11-01

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ID=31045111

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011256518A (ja) * 2011-08-26 2011-12-22 Kenji Iwata 再帰反射織物及び当該織物を用いた再帰反射衣服

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3461882B2 (ja) * 1993-11-27 2003-10-27 ツネフヂ株式会社 反射糸を混在した繊維製品及び該反射糸を混在した繊維製品を用いてなる反射用具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59216991A (ja) * 1983-05-24 1984-12-07 ダイニツク株式会社 再帰反射布

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