JPH02221473A - 部分染色布とその製造方法 - Google Patents
部分染色布とその製造方法Info
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- JPH02221473A JPH02221473A JP1042632A JP4263289A JPH02221473A JP H02221473 A JPH02221473 A JP H02221473A JP 1042632 A JP1042632 A JP 1042632A JP 4263289 A JP4263289 A JP 4263289A JP H02221473 A JPH02221473 A JP H02221473A
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Landscapes
- Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
- Coloring (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は透視可能な部分染色布とその製造方法に関し、
カーテンや間仕切り用の布地に適する。
カーテンや間仕切り用の布地に適する。
〈従来の技術〉
カーテンや間仕切り用の布地には、−Sに光を完全に遮
断する厚手のものと、一定の光の透過を許容する薄手の
ものが用いられている。
断する厚手のものと、一定の光の透過を許容する薄手の
ものが用いられている。
この薄手の布地は、細い糸で編織した布地やレースで柄
を入れたものが用いられている。
を入れたものが用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉
しかし、この布地は薄く透視可能であるために、表裏い
ずれから見ても同−Imであり、興趣に欠ける点があっ
た。
ずれから見ても同−Imであり、興趣に欠ける点があっ
た。
例えば、カーテンを部屋外部・から見た時にはカーテン
に一定の絵柄が見え、部屋内部から見た時には無地でし
かも外の風景が良好に透視できれば極めて興趣に富んだ
ものとなる。
に一定の絵柄が見え、部屋内部から見た時には無地でし
かも外の風景が良好に透視できれば極めて興趣に富んだ
ものとなる。
そこで、本発明は、透視可能で、しかも両面の模様の異
なる布帛とその製造方法を提供することを目的とする。
なる布帛とその製造方法を提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉
この目的を達成するため、請求項1の発明は、透視可能
な基布と、少なくともこの片面に部分的に固定された疎
水性繊維とから成り、この疎水性繊維固定部分が多数の
点状又は線状であって、疎水性繊維固定部分表面が染色
されていることを特徴とする部分染色布を提供する。
な基布と、少なくともこの片面に部分的に固定された疎
水性繊維とから成り、この疎水性繊維固定部分が多数の
点状又は線状であって、疎水性繊維固定部分表面が染色
されていることを特徴とする部分染色布を提供する。
また、請求項2の発明は、透視可能な基布の少なくとも
片面に部分的に疎水性繊維を固定した後、昇華性分散染
料を担持する転写シートを重ねて加熱転写することによ
り疎水性繊維固定部分表面を染色することを特徴とする
部分染色布の製造方法を提供する。
片面に部分的に疎水性繊維を固定した後、昇華性分散染
料を担持する転写シートを重ねて加熱転写することによ
り疎水性繊維固定部分表面を染色することを特徴とする
部分染色布の製造方法を提供する。
〈実施例〉
本発明に係わる基布(1)は透視可能なもので、細い糸
で粗く織ったり、編んだりした編織布である。
で粗く織ったり、編んだりした編織布である。
例えば、紗、絽等が使用できる。
基布(1)の材質は任意のもので良く、親水性繊維から
成る布帛、疎水性繊維から成る布帛のいずれも使用でき
る。
成る布帛、疎水性繊維から成る布帛のいずれも使用でき
る。
疎水性繊維から成る布帛の場合には後述する分散染料が
染着するから、この染料の色が目立たないように黒色又
は濃暗色に予め染色されていることが望ましい、疎水性
繊維としては、ポリエステル、ナイロン等が使用できる
。
染着するから、この染料の色が目立たないように黒色又
は濃暗色に予め染色されていることが望ましい、疎水性
繊維としては、ポリエステル、ナイロン等が使用できる
。
親水性繊維の場合には分散染料が染着しないから予め染
色されている必要はない、しかし、背景(部分染色布を
透視して見る先)が暗い場合には、部分染色布からの反
射光を防いで絵柄を明瞭に浮き立たせるため、やはり黒
色又は濃暗色に染色されていることが望ましい、親水性
繊維としては綿、絹、羊毛等が使用できる。
色されている必要はない、しかし、背景(部分染色布を
透視して見る先)が暗い場合には、部分染色布からの反
射光を防いで絵柄を明瞭に浮き立たせるため、やはり黒
色又は濃暗色に染色されていることが望ましい、親水性
繊維としては綿、絹、羊毛等が使用できる。
また、疎水性繊維と親水性繊維の混紡又は混繊の場合に
は分散染料による染色ムラが生じるから、やはり黒色又
は濃暗色に染色されていることが望ましい。
は分散染料による染色ムラが生じるから、やはり黒色又
は濃暗色に染色されていることが望ましい。
この基布(1)上に疎水性繊維(2)を部分的に固定す
る。
る。
疎水性繊維に限られるのは昇華性分散染料を疎水性繊維
固定部表面(a)のみに浸透染着させるためである。浸
染によれば基布の染色を避けられない。
固定部表面(a)のみに浸透染着させるためである。浸
染によれば基布の染色を避けられない。
また、捺染糊による捺染によれば、捺染糊が基布の目に
詰まり易い、そこで、昇華性染料による染色方法を使用
する。昇華性染料には種々のものが知られているが、特
定の温度、時間により同時に種々の色に染色できるのは
(種々の色の染料が同じ条件で染色できるのは)分散染
料に限られている。かかる理由から、疎水性繊維固定部
表面(a)のみを染色するため昇華性分散染料を用いる
必要があり、またこの分散染料を染着するため疎水性繊
維を用いる必要がある。
詰まり易い、そこで、昇華性染料による染色方法を使用
する。昇華性染料には種々のものが知られているが、特
定の温度、時間により同時に種々の色に染色できるのは
(種々の色の染料が同じ条件で染色できるのは)分散染
料に限られている。かかる理由から、疎水性繊維固定部
表面(a)のみを染色するため昇華性分散染料を用いる
必要があり、またこの分散染料を染着するため疎水性繊
維を用いる必要がある。
なお、本発明において、「表面(a)のみ」とは、疎水
性繊維(2)固定部分の裏面から表面(a)の色彩が、
見えないことをいう、従って、疎水性繊維(2)は、固
定部分が透視できない程度に固定されていなければなら
ない、しかし、疎水性繊維(2)の奥(b)が別の色に
染色されていても良い。
性繊維(2)固定部分の裏面から表面(a)の色彩が、
見えないことをいう、従って、疎水性繊維(2)は、固
定部分が透視できない程度に固定されていなければなら
ない、しかし、疎水性繊維(2)の奥(b)が別の色に
染色されていても良い。
疎水性繊維(2)は部分的に固定される。疎水性績H(
2)の固定されていない部分を透視可能とするためであ
る。
2)の固定されていない部分を透視可能とするためであ
る。
疎水性績1!(2)固定部分は任意の形状で良い、固定
されていない部分が存在する限り透視可能だからである
。
されていない部分が存在する限り透視可能だからである
。
しかし、疎水性tM Wl (2)固定部分は不透明で
あるから、良好に透視できて、疎水性樹脂(2)固定部
分が気にならないようにするためには、短径(イ)が2
01以下の点状又は線状であることが必要である。
あるから、良好に透視できて、疎水性樹脂(2)固定部
分が気にならないようにするためには、短径(イ)が2
01以下の点状又は線状であることが必要である。
固定部分が円形の場合には短径はその直径のことであり
、線状の場合には幅のことである。なお、線と腺が交差
する格子状であっても良い0点状又は線状の固定部分は
、全体として絵柄を形成するため、多数設ける必要があ
る。
、線状の場合には幅のことである。なお、線と腺が交差
する格子状であっても良い0点状又は線状の固定部分は
、全体として絵柄を形成するため、多数設ける必要があ
る。
疎水性繊維(2)の固定は任意の方法によって良い。
例えば疎水性の糸による刺繍、パイルの打込み等である
。しかし、短径20am以下の点状又は線状で不透明に
固定するためには、フロツキ−加工によることが便利で
ある。基布(1)に短径2〇−以下の点状又は線状に接
着剤を塗布し、反対面に高電圧の金網を重ね、金網に振
動を与えながら長さ1〜5■程度のフロックを散布又は
吹付ける。この後、接着剤を硬化して、基布(1)表面
に略垂直にフロックが立毛した布地を得る。接着剤の塗
布されなかった部分のフロックは簡単に除去できる。
。しかし、短径20am以下の点状又は線状で不透明に
固定するためには、フロツキ−加工によることが便利で
ある。基布(1)に短径2〇−以下の点状又は線状に接
着剤を塗布し、反対面に高電圧の金網を重ね、金網に振
動を与えながら長さ1〜5■程度のフロックを散布又は
吹付ける。この後、接着剤を硬化して、基布(1)表面
に略垂直にフロックが立毛した布地を得る。接着剤の塗
布されなかった部分のフロックは簡単に除去できる。
疎水性績II (2)固定部分表面(a)は昇華性分散
染料を担持した転写シートにより染色する。
染料を担持した転写シートにより染色する。
この転写シートは公知であり、紙、ポリエステルフィル
ム等のベースシート上に昇華性分散染料を混合したイン
キで印刷したものである。印刷は単色でも良いが、多数
色でカラーの絵柄を印刷したものが好適である。
ム等のベースシート上に昇華性分散染料を混合したイン
キで印刷したものである。印刷は単色でも良いが、多数
色でカラーの絵柄を印刷したものが好適である。
転写シートは上記疎水性繊! (2)固定部分表面(a
)側に重ね、加熱することにより、分散染料のみが浸透
して転写する。加熱温度及び時間は染料等によるが、1
50〜250℃、5秒〜5分の条件で十分である。
)側に重ね、加熱することにより、分散染料のみが浸透
して転写する。加熱温度及び時間は染料等によるが、1
50〜250℃、5秒〜5分の条件で十分である。
なお、基布(1)の片面に疎水性繊! (2)を固定す
る場合を例として説明したが、両面に固定しても良いの
は勿論である。
る場合を例として説明したが、両面に固定しても良いの
は勿論である。
また、表面(a)及び奥(ロ)の双方を別の絵柄に染色
することもできる。
することもできる。
〈試験例〉
(1)基布として黒に無地染めしたポリエステル紗を使
用した。
用した。
この基布の片面にスクリーン版で径1鵬の水玉槽にウレ
タン系接着剤を塗布した0次いで裏面に高電圧の金網を
配置し、金網に振動を与えて基布を振動させながら、接
着剤塗布面に長さ2−のポリエステルフロックを散布し
、接着剤を硬化させた。過剰のフロックは、吸引装置に
より除去した。
タン系接着剤を塗布した0次いで裏面に高電圧の金網を
配置し、金網に振動を与えて基布を振動させながら、接
着剤塗布面に長さ2−のポリエステルフロックを散布し
、接着剤を硬化させた。過剰のフロックは、吸引装置に
より除去した。
(2)両面にスターチを主成分とする塗布剤をコートし
た純白ロール紙を転写シートのベースシートとした。
た純白ロール紙を転写シートのベースシートとした。
昇華性分散染料として、C,I、Disperse Y
ellow201、C,1,Disperse Vio
let 17+C,1,Disperse Blue1
05をそれぞれ含むインキを用いて、上記ベースシート
に紅色ボカシ柄を印刷して転写紙(A) とした、イン
キのバインダーは親水性アクリル樹脂である。
ellow201、C,1,Disperse Vio
let 17+C,1,Disperse Blue1
05をそれぞれ含むインキを用いて、上記ベースシート
に紅色ボカシ柄を印刷して転写紙(A) とした、イン
キのバインダーは親水性アクリル樹脂である。
また同じインキ、同じベースシートを用いて風景槽を印
刷して転写シート(B) とした。
刷して転写シート(B) とした。
(3)上記(1)の70ツキ−加工された基布のフロツ
キ−面に転写シート(A)を重ね、連続式ロール転写機
で190℃、30秒の条件で昇華転写した。
キ−面に転写シート(A)を重ね、連続式ロール転写機
で190℃、30秒の条件で昇華転写した。
次いで反対面に転写シート(B)を重ね、同じ転写機で
185℃、30秒の条件で昇華転写した。
185℃、30秒の条件で昇華転写した。
(4)得られた布帛はフロツキ一部分の両面に異なる絵
柄が形成されており、一方の側から他方の絵柄が透視で
きることはなかった。
柄が形成されており、一方の側から他方の絵柄が透視で
きることはなかった。
また、フロフキ一部分以外の部分は良好に透視でき、暗
い方から明るい屋外を見ると、絵柄は全く気にならず、
屋外の風景が良好に見えた。
い方から明るい屋外を見ると、絵柄は全く気にならず、
屋外の風景が良好に見えた。
逆に明るい方から暗い屋外を見ると、絵柄が引き立って
美しいものであった。
美しいものであった。
〈効果〉
以上のように、請求項1の発明によれば、片面のみに絵
柄を有し、透視可能な布帛が得られる。
柄を有し、透視可能な布帛が得られる。
この結果、明るい方から暗い方を見れば、この絵柄がは
っきり見え、逆に暗い方から明るい方を見れば良好に透
視でき、極めて興趣に富んだものである。
っきり見え、逆に暗い方から明るい方を見れば良好に透
視でき、極めて興趣に富んだものである。
請求項2の発明によれば、片面のみに絵柄を有し、透視
可能な布帛が効率良(製造できる。
可能な布帛が効率良(製造できる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は部分染色布の説
明用断面図である。 (1)・・・・・・基布 (2)・・・・・・疎水性
樹脂(a)・・・・・・表面 (ロ)・・・・・・短
径特 許 出 願 人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫
明用断面図である。 (1)・・・・・・基布 (2)・・・・・・疎水性
樹脂(a)・・・・・・表面 (ロ)・・・・・・短
径特 許 出 願 人 凸版印刷株式会社 代表者 鈴木和夫
Claims (2)
- (1)透視可能な基布と、少なくともこの片面に部分的
に固定された疎水性繊維とから成り、この疎水性繊維固
定部分が多数の点状又は線状であって、疎水性繊維固定
部分表面のみが染色されていることを特徴とする部分染
色布。 - (2)透視可能な基布の少なくとも片面に部分的に疎水
性繊維を固定した後、昇華性分散染料を担持する転写シ
ートを重ねて加熱転写することにより疎水性繊維固定部
分表面のみを染色することを特徴とする部分染色布の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042632A JPH02221473A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 部分染色布とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1042632A JPH02221473A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 部分染色布とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02221473A true JPH02221473A (ja) | 1990-09-04 |
Family
ID=12641392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1042632A Pending JPH02221473A (ja) | 1989-02-22 | 1989-02-22 | 部分染色布とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02221473A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009203574A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 柄付き繊維構造体 |
-
1989
- 1989-02-22 JP JP1042632A patent/JPH02221473A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009203574A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kawashima Selkon Textiles Co Ltd | 柄付き繊維構造体 |
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