JPH0351149Y2 - - Google Patents

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JPH0351149Y2
JPH0351149Y2 JP1744184U JP1744184U JPH0351149Y2 JP H0351149 Y2 JPH0351149 Y2 JP H0351149Y2 JP 1744184 U JP1744184 U JP 1744184U JP 1744184 U JP1744184 U JP 1744184U JP H0351149 Y2 JPH0351149 Y2 JP H0351149Y2
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JP
Japan
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waterproof
moisture
permeable resin
fabric layer
layer
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JP1744184U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシート状素材の考案に係り、防水透湿
性を確保し、しかも刺しゆうその他の加工を適宜
に実施せしめて美装効果や標識効果を簡易に得し
め、又その特性を損うことなしに縫成加工などを
実施し得るようにしたものである。
防水透湿性樹脂膜を用いた衣服用素材は屋外用
などとして降雨時においても透水することがな
く、しかも発汗などによる気化水分を有効に排出
せしめて快的な着用をなし得るものとしてスポー
ツ用その他に広く利用されつつある。ところがこ
のような防水透湿性膜は縫成加工された場合にそ
の針孔によつて折角の特性が損われることとな
り、即ち一部における漏水であつても衣服全体が
防水性を有しないと同然となる。又加熱融着若し
くは接着剤による接着などを利用した場合には該
部分における透湿性が損われることが一般であつ
て、これらの故にその特性を失うことなく縫成そ
の他の加工をなすには高度の技術を必要とし、専
門の業者によらなければ加工をなし得ない不利が
ある。
本考案は上記したような従来のものの不利、欠
点を解消するように研究して考案されたものであ
つて防水透湿性樹脂膜に空隙部を介して布帛層を
張設することを提案するものであり、防水透湿性
樹脂膜に対しては適宜に保護層を接着形成し、更
にはこの保護層に対しても空隙部を介して布帛層
を張設する。
本考案によるものの具体的な実施態様を添附図
面に示すものについて説明すると、防水透湿性樹
脂膜1に対して第1図に示すように通常布帛など
の布帛層4を空隙部5を介して張設するものであ
り、防水透湿性樹脂膜1に対しては不織布その他
の通気性材を保護層3として接着形成する。
又第2図に示すように上記のような保護層3に
対して更に空隙部6を介して布帛層7を添接して
よい。前記した各層1,3,4,7は熱融着部8
により一体的に結合されていることは図示の通り
である。
前記した防水透湿性樹脂膜1としては延伸多孔
性四弗化エチレン樹脂フイルムに関し本出願人側
において好ましい特性を有するものが開発市販さ
れている。然し考案のものがこの透湿性をも具備
したものとして実施される場合においても、この
ように延伸多孔性四弗化エチレン樹脂フイルムの
みに特定されるものでないことは勿論であつて、
その他に非親水性多孔質フイルムのラミネート布
帛、非親水性多孔質層のコーテイング布帛(例え
ば非親水性ポリアクリル樹脂などをコーテイング
したもの)、水蒸気透過性非多孔質フイルムのラ
ミネート布帛(例えば親水性ポリウレタン樹脂又
は親水性弗素樹脂による非多孔質フイルムのラミ
ネート布)、水蒸気透過性非多孔質層のコーテイ
ング布帛(例えば親水性ポリウレタン樹脂又は親
水性弗素樹脂による多孔質層のコーテイング布
帛)、或いはその他の高密度繊維布帛などがある。
単に防水性樹脂膜としては更に多様なものが採用
され得ることは明かである。
又布帛層4又は7或いは防水透湿性樹脂膜の何
れか一方又は双方に穿孔されたアルミニウム箔又
はアルミニウム粉による輻射熱遮断層を形成する
ことは保温効果において頗る有意である。
以上説明したような本考案によるときは防水透
湿性樹脂膜1に空隙部5を介して布帛層4が張設
されたものであるから刺しゆうないし縫成加工に
際して布帛層4を適当に樹脂膜1から浮上せしめ
た状態とすることにより、該樹脂膜1を刺挿する
ことなしにそれらの加工縫成をなし得るものであ
つて前記防水透湿性樹脂膜1の防水性を損うこと
なしにそれらの加工目的を達成し、又熱融着や接
着剤を用いるものでないからそれらの特別な設備
ないし材料を必要としないで加工目的を達し得る
だけでなく、上記樹脂膜1の透湿性をも有効に維
持されることになり、更には特別な専門職人ない
し専門工場によることなしに一般家庭人の如きに
おいても前記したような加工を適宜に実施するこ
とが可能で、それによつて前記したような防水透
湿性素材による衣服その他の装具に関し各購入者
ないし販売店頭において各人の趣向に応じたデザ
イン、標識を施し、或いは寸法調節その他を可能
にしてこの種衣服ないし装具の価値を大きく高め
得るなどの作用効果を有しており、実用上その効
果の大きい考案である。
なお前記した第2図のような実施態様によると
きは衣料の内面側においても前述したような作用
効果を発揮せしめてその美装価値を高め、特にネ
ーム入れその他を有効に行わしめ得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すものであつて、
第1図は本考案による1つの実施形態を示した断
面図、第2図はそのもう1つの実施形態を示した
同様な断面図である。 然してこれらの図面において、1は防水透湿性
樹脂膜、3は保護層、4および7は布帛層、5お
よび6は空隙部、8は熱融着部を示すものであ
る。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 防水透湿性樹脂膜に空隙部を介して布帛層を
    張設したことを特徴とするシート状素材。 2 防水透湿性樹脂膜の一側に保護層を接着形成
    し、該防水透湿性樹脂膜の他側に空隙部を介し
    て布帛層を張設した実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のシート状素材。 3 保護層に対して空隙部を介して布帛層を張設
    した実用新案登録請求の範囲第2項に記載のシ
    ート状素材。
JP1744184U 1984-02-13 1984-02-13 シ−ト状素材 Granted JPS60132329U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1744184U JPS60132329U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 シ−ト状素材

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JP1744184U JPS60132329U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 シ−ト状素材

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Publication Number Publication Date
JPS60132329U JPS60132329U (ja) 1985-09-04
JPH0351149Y2 true JPH0351149Y2 (ja) 1991-10-31

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JP1744184U Granted JPS60132329U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 シ−ト状素材

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JPS60132329U (ja) 1985-09-04

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