JPH0351025A - 電気掃除機の床ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気掃除機の床ノズルに関するもの（２） （３） である。

従来の技術 従来の電気掃除機は、床面やじゅうたんのゴミをただ単
に吸引して、延長管、ホースを通って電気掃除機本体内
部にある集塵袋に送給する作用を有していた。又上記ゴ
ミの中や、じゅうたんの起毛部にゴミとともに多くの細
菌が存在することが一般に知られている。又前記集塵袋
内部で細菌が繁殖することも知られている。

発明が解決しようとする課題 このように従来では、ゴミの吸引、移送、濾過のみを基
本機能としていたため、室内で掃除機を運転した時、集
塵袋内のゴミの臭いが独特の排気臭として外気に放出さ
れ、それが室内に充満し非常に不快であった。又集塵袋
やじゅうたんの内部で細菌が繁殖するので非常に不衛生
であった。

本発明は、上記課題を解決するもので、衛生的かつ快適
に掃除ができる電気掃除機の床ノズルを提供することを
目的としている。

課題を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の第１手段は、掃除機
本体の吸込側に連通ずる継手パイプと、下部長手方向に
形成した吸込部と、前記吸込部の近くに設けたオゾン発
生器と、前記オゾン発生器用の高圧発生回路と、前記高
圧発生回路への電源供給手段とを具備したものである。

第２手段は、オゾン発生器と吸込部との間に下方に突出
する隆起部を床ノズル本体底部に設けたものである。

第３手段は、吸込部と平行にオゾン発生器を設け、上記
オゾン発生器のオゾン発生量は中央ほど大となるよう設
定したものである。

作用 本発明は上記した構成により、前記第１手段によれば、
オゾン発生器が吸込部の近くに配置されているので、発
生したオゾンは、床面又はじゅうたんの表面に照射され
つつゴミと共に吸込部に達する。この際オゾンの殺菌、
消臭作用により、ゴミは勿論、床、じゅうたん面が殺菌
、脱臭される。

また第２手段では、床ノズルをじゅうたん上で使用する
と、オゾン発生器と吸込部との間に設けられた隆起部に
より、オゾンはじゅうたんの起毛部を通過しつつゴミと
共に吸込部に達する。

さらに第３手段では、中央部でのオゾン発生量が両端部
に較べて大なるので、吸込部中央部に集中する吸込力に
よるオゾン濃度の低下が防止でき、それによりオゾン分
布の均一化が図れ、均一な殺菌、脱臭効果が維持できる
。

実施例 以下、本発明の実施例について、第１図、第２図を参照
しながら説明する。

上部ノズル部材１と下部ノズル部材２はバンパー３を介
してビス等で固着され床ノズル本体４を構成している。

前記下部ノズル部材２の長手方向中央部には吸込部５が
設けられている。前記吸込部５は、吸込口５ｂより左ｉ
込溝５ａを形成したものである。前記吸込溝５ａの前側
にブラシ体６、後側にゴム等で形成されたリップ７がそ
れぞれ平列に設けである。前記床ノズル本体４の上部に
吸塵パイプ８が前記吸込口５ｂに連通ずるように設けで
ある。掃除機本体（図示せず）の吸込側に連通ずる継手
パイプ９は、前記吸塵パイプ８にパツキン１０を介して
回動自在に取付けられている。１１は床面移動用のキャ
スターローラーである。前記床ノズル本体４に内蔵され
た高圧発生回路１２は高圧コード１３を介して高電圧を
前記下部ノズル部材２の前側に配設されるオゾン発生器
１４に供給する。前記高圧発生回路１２はコード１５を
介して前記継手バイブ９の上部に設けられたプラグ１６
に形成されたピン１７に結線される。前記ピン１７は電
気掃除機本体の電源回路にコード（図示せず）を介して
電気的に接続される。

上記構成において、動作を説明する。掃除機本体（図示
せず）を運転すると、下部ノズル部材２の後側に配設さ
れるリップ７が床面に接っしているので、空気の大部分
は、床ノズル本体４の前面から入り、吸込溝５ａ、吸込
口５ｂ、吸塵パイプ８、継手バイブ９．延長管（図示せ
ず）、ホース（図示せず）を通り掃除機本体に吸込まれ
る。

プラグ１６のピン１７からコード１５を介して給電され
る高圧発生回路１２は、数ｋＶの高電圧を発生し、それ
を高圧コード１３を通じてオゾン発生器１４に印加する
。前記オゾン発生器１４により発生したオゾンは、被掃
除面に照射されるとともに、空気、ゴミと共に吸込口５
ｂより吸引される。その結果、オゾンの酸化作用により
、被掃除面並びにゴミが殺菌され、かつゴミを脱臭する
ことができる。

次に第３図に示す他の実施例は、下部ノズル部材２の吸
込部５とオゾン発生器１４との間に下方への隆起部１８
を形成した例を示す。上記により構成されるノズル本体
４をじゅうたん上で使用すると、オゾン発生器１４より
発生するオゾンは、矢印で示されるようにじゅうたんの
起毛部を通った後吸込部５に達する。その結果、じゅう
たんそのものの殺菌、脱臭作用が高められる。

ところで、この種床ノズルでの吸込部５にありでは、吸
引力が中央ほど強く、そのため、吸引されるゴミの吸引
量も中央が多くなる。第４図、第５図は上記ゴミ吸引量
分布に対応してオゾンを発生するようにしたものである
。すなわち、第４図は吸込部５と平行に複数のオゾン発
生器１４ａ。

１４ｂ、１４ｃを配列し、上記中央のオゾン発生器１４
ｂに接続される抵抗１９ｂの値を両側のオゾン発生器１
４ａ、１４ｃに接続される抵抗１９ａ。

１９ｃの値よりも小さくしたものである。これによって
、中央のオゾン発生器１４ｂには、他のオゾン発生器１
４ａ、１４ｃに較べ数倍の電流が流れ、その結果オゾン
発生器１４ｂで数倍のオゾンが発生する。

さらに第５図は、オゾン発生器１４を多数の針状電極２
０と平板状電極２１で形成し、前記針状電極２０の密度
を中央部ほど高くしたものである。

発明の効果 以上のように本発明は、被掃除面並びにゴミ°を殺菌脱
臭することができ、さらにゴミの臭いも消すこともでき
る。これにより被掃除面を清潔に保つとともに、掃除機
本体内部の集塵袋内のゴミはすでに殺菌、脱臭されてい
るので、排気臭による不快感もなく快適な掃除ができる
。

また下部ノズル部材の下方に突出した隆起部によりオゾ
ンがじゅうたんの起毛部を通過するのでじゅうたんその
ものが殺菌、脱臭されじゅうたんを清潔に保つことがで
きる。

さらに中央部におけるオゾン発生量が大なるので床ノズ
ル本体の吸込郡全体にわたり均一なオゾン分布が得られ
、被掃除面並びにゴミの均一な殺菌脱臭ができる。

以上のように本発明によれば、被掃除面、掃除機本体内
部を清潔に保ち、不快な排気臭もなく快適な掃除ができ
る電気掃除機の床ノズルを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す電気掃除機の床ノズルの
内部構成を示す側断面図、第２図は同ノズルの底面図、
第３図は他の実施例を示す床ノズルの要部断面図、第４
図は他の実施例を示すオゾン発生部の回路図、第５図は
他の実施例を示すオゾン発生器の構成図である。 ５・・・・・・吸込部、５ｂ・・・・・・吸込口、１２
・・・・・・高圧発生回路、１４・・・・・・オゾン発
生器、１８・・・・・・隆起部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）掃除機本体の吸込側に連通する継手パイプと、下
   部長手方向に形成した吸込部と、前記吸込部の近くに設
   けたオゾン発生器と、前記オゾン発生器用の高圧発生回
   路と、前記高圧発生回路への電源供給手段とを具備した
   電気掃除機の床ノズル。
2. （２）オゾン発生器と吸込部との間に、下方に突出する
   隆起部を床ノズル本体底部に設けた請求項１記載の電気
   掃除機の床ノズル。
3. （３）吸込部と平行にオゾン発生器を設け、上記オゾン
   発生器のオゾン発生量は中央ほど大となるよう設定した
   請求項１又は２記載の電気掃除機の床ノズル。