JPH0351016Y2 - - Google Patents

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JPH0351016Y2
JPH0351016Y2 JP1987132180U JP13218087U JPH0351016Y2 JP H0351016 Y2 JPH0351016 Y2 JP H0351016Y2 JP 1987132180 U JP1987132180 U JP 1987132180U JP 13218087 U JP13218087 U JP 13218087U JP H0351016 Y2 JPH0351016 Y2 JP H0351016Y2
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roll
wear
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resistant
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、粉・粒体のロール式篩分装置に関す
るものである。
〔従来技術〕
従来より、岩石、土砂、コークス、石炭等の粉
粒体(以下粒体という)を相互に分離する、すな
わち適宜の粒度に篩分するのに振動篩に代えて強
制回転式のロールによるものが提案されている。
この種のものとして、例えば特開昭59−73082号
公報が挙げられる。(第6図〜第7図参照) これはフレーム1に多数のロール4を適宜の間
隔をもつて並べ、該ロール4を図示省略した駆動
手段を介して回転せしめ、該回転するロール4上
を粒体を供給し、該ロール4の間隙aを通過する
篩下物と通過しない篩上物とに篩分するものであ
る。
この状態において、粒体を篩分する場合、ロー
ル4間の間隙は篩分効率の良否を決定する重要な
要素であり、粒体による消耗、摩耗によつて、篩
分性能が変化すると製品の歩留りに影響する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで、篩分によつて、消耗摩耗したロール4
はフレーム1から取り外し、新しいロールと取替
えることとなるが、この場合、ロール自体をそつ
くり取替えることとなるため、取替費が嵩むばか
りか、該ロールは摩耗を軽減するため、合金鋼等
の高価な材料の単一金属等からなつているため、
制作が面倒で材料費が相当高くつく欠点がある。
本考案は上記欠点を改良するためになしたもの
であり、ロールを複合構造とすることによつて長
期の使用に耐え、消耗、摩耗による取替費、材料
費を大巾に低減することができるロール式篩分装
置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案におけるロ
ール式篩分装置は、ロールを、ロール芯体と該ロ
ール芯体の軸心方向に交換可能に複数個外嵌固定
した耐摩耗性円筒体とで構成したこととである。
また、前記耐摩耗性円筒体は、その外周面に該
円筒体の軸心方向に平行な、かつ前記隙間より低
い小突起を少なくとも1条設けたものである。
〔作用〕
使用により、ロールの耐摩耗性円筒体が消耗、
摩耗してロール間隙が許容量を超えると、該ロー
ルをフレームから取り外し、さらに耐摩耗性円筒
体をロール芯体か抜き出し、局部的に消耗、摩耗
した耐摩耗性円筒体のみを、新しい耐摩耗性円筒
体に代えて嵌め、再びフレームに取付けて取替が
完了する。
また、ロール間の間隔(目開き)を変更する場
合も、前記と同様にロール芯体から耐摩耗性円筒
体を取外し、外径寸法の異なる耐摩耗性円筒体を
嵌装固定することによつて簡単に変更できる。
さらに、目開きの上部にはまり込んで滞留しよ
うとする一部の粒体は、該ロールの回転とともに
該ロール間の間隙を経て上昇する耐摩耗性円筒体
の小突起により、軽い衝撃が与えられて引き上げ
られ、次いでで後続する粒体により確実に引き上
げられ、該ロールの耐摩耗性円筒体を乗り越えて
流下するため、該目開きの閉塞が解消される。し
たがつて、後からくる粒体の円滑な篩分けを行う
ことができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を添付の図面に基づいて説
明する。
第1図〜第5図においては、1は左右フレーム
で、その前後は支持台2,3により支持されて、
第1図の右方向に向かつて下り勾配となつてい
る。前記フレーム1は下部フレーム1aと複数に
分割された上部フレーム1bからなり、両フレー
ム1a,1bはボルト1cにより一体化される。
4は篩層を形成する円形ロールで、一定間隔
(目開き寸法a)で平行に多数配設され、各ロー
ル4は左右フレーム1b,1cに設けた軸受5,
5にて支承され回転自在となつている。
前記ロール4は、ロール芯体6と該ロール芯体
の軸心方向に複数個嵌装された耐摩耗性円筒体7
とにより構成され、ロール芯体6と耐摩耗性円筒
体7とは、ピン8により固定されたものからなつ
ている。
耐摩耗性円筒体7は、その両端に設けた凹凸部
19,20により該円筒体7同志を連結するよう
になつている。
固定手段としてはピン8の代わりにキー、圧
力、接着のねじ係合等を採用することができる。
耐摩耗性円筒体7の材質としては、ゴム、樹
脂、セラミツクス、合金鋼等があり、ロール芯体
6は安価なss製とする。
9は各ロール4の外周にあつて、外円形ロール
4の軸心方向に設けた小突起で、この小突起は図
示例では2条設けたが、1条または2条以上であ
つてもよい。ただ余り多くすると、ロール4の回
転数にもよるが、篩分精度に影響を与えるため、
5条〜6条までとする。
前記小突起9の高さは、目開き寸法aによつて
一律に定められないが、目開き寸法3mm〜20mmに
対して0.5mm〜3mmとする。
また、小突起9は、円形ロール4の長さ方向に
連続して設けたが、不連続であつてもよい。
さらには、各ロール4の全てに小突起9を設け
たが全てのロール4に設けなくてもよく、1本間
隔、または供給口側あるいは排出口側に集中して
設けてもよい。
前記小突起9は、円形ロール4の外周を切削加
工後、溶接肉盛により形成するか、小径部材を溶
接してもよい。
前記円形ロール4の一端から突出した軸の端部
にはチエンホイル10を固定し、モータ、減速機
などで構成される駆動装置11の出力軸端のチエ
ンホイル12と前記チエンホイル10を伝動チエ
ン13により連動させる。
また、各ロール4の他端にはそれぞれチエンホ
イル14と伝動チエン15で連動させて、全ての
円形ロール4が第1図に向つて同一速度で右回転
するようになつている。
前記実施例では各ロール4の回転速度を同一と
したが、好ましくは篩分装置の供給側から、排出
側に向けて各ロール4の回転速度を順次微増速さ
せるようにする。これによつて、小突起9との相
乗作用により、滞留する粒体の引き上げ機能が一
層増大する。
ただし、この場合は隣接するロール4の小突起
5は干渉しないような高さ、すなわち目開き寸法
aの1/2aにすることはいうまでもない。
16はホツパ、17は粒体の供給シユート、1
8はコンベヤーである。
次に、実施例の作用について説明する。
駆動装置11を駆動してチエンホイル12、伝
動チエン13、チエンホイル10を経て1個の円
形ロール4を回転させるとともに、チエンホイル
14、伝動チエン15を介して他の各円形ロール
を同一方向に回転させる。
前記により回転している円形ロール4上に、一
方側に設けた供給シユート17を経て粒体を投入
する。円形ロール4上に供給された粒体は該ロー
ル4上を順次流下する。上記過程で、粒体のうち
円形ロール4間の目開きaより小さなものはこの
ロール4間の目開きを通つてホツパ16に落下
し、それより大きい粒体は回転するロール4上を
流下移動し、他方端から排出されコンベヤー18
にて搬送される。かくして、目開き寸法を基準と
して篩下物と篩上物にわけられるのである。
そこで、目開きaより若干大きい粒体の一部が
目開き部sにはまり込み、滞留移動し、目開きを
塞ぐこととなる。このことによつて、後続する粒
体の通過(篩分)を阻害することとなるが、この
ような滞留する粒体は、第3図に示すように円形
ロール4の回転により下方から移動してくる小突
起9によつて、軽い衝撃が与えられるとともに後
続する粒体により押し上げられ、円滑かつ確実に
移送(流動)されることとなつて、目開きの閉塞
が解消されるため、後続する篩下物となる粒体の
通過が容易となる。
しかも、ロール4は円形状のものを用いている
ため、目開き寸法は一定であり正確な篩分精度が
得られるとともに小突起9はわずかな高さである
から、前記精度に殆んど影響を与えるものではな
い。
しかして、長期の使用により、円形ロール4の
耐摩耗性円筒体7が摩耗して所要間隙が許容限度
を超えると、チエン13,15、チエンホイル1
0,14を外し、ボルト1cを除いて分割上部フ
レーム1b毎に下部フレーム1aから外し、次い
で軸受5、上部フレーム1bを取り除いて円形ロ
ール4のみとする。
そこで、ロール芯体6から耐摩耗性円筒体7を
取出し、局部的に摩耗した耐摩耗性円筒体7のみ
を新しい耐摩耗性円筒体7に代えて嵌装固定した
後、前記と逆の作業を行ない取替を終える。
また、前記円筒体7の軸心方向外周に、一定間
隔に鍔を設けることもできる。
また、該円筒体7の外径形状は隋円形、三角形
とすることができる。
なお、本考案篩分装置は粉・粒体の篩分径が20
mm以下の比較的水分を多く含む小粒径品の篩分に
有効である。
〔実施例〕
ロール径250φ×13本を目開寸法a=6mmで傾
斜(15゜)して並べ、該ロール4を60〜95R.P.M
で回転させつつ、該ロール上に50mm以下の粒状混
合物からなり水分8%〜12%のオイルコークスを
供給して6mm以下の篩下物とそれ以上の篩上物と
に篩分た。この場合、篩上物が製品である。
従来の突起を有しないものは篩上物の篩効率が
約20%〜30%と極めて低く使用不可であつたのに
対して、本考案のものは70%〜80%と極めて高効
率に篩分することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係るロール式篩分装置によれば、ロー
ルを、ロール芯体と該ロール芯体の軸心方向に交
換可能に複数個外嵌固定した耐摩耗性円筒体とで
構成したから、該耐摩耗性円筒体の消耗、摩耗に
よる取替は、局部的に摩耗した一部の耐摩耗性円
筒体のみを取替えることで済ますことができる。
従つて、ロール芯体は摩耗することがないから安
価なss材を用いて半永久的に使用できるととも
に、円筒体として耐摩耗材を使用することで、高
価であるにも係わらず長期の使用に耐えることと
なつて、取替、製作費が大幅に節減できる。併せ
て、取替時での耐摩耗性円筒体の材料ロスが少な
くて済み、経済的であるとともに小分割されてい
るため、取替従業が容易である。
また、ロール間隙の調整は外径寸法の異なる円
筒体を用意するだけで、従来の如く、別途異なる
径のロールを製作しておく必要がないから、簡単
に行えるともに調整費も節減される。
また、既設のローラスクリーンの用途変更(処
理物や粒度変更)に対しても該ローラスクリーン
全体を更新、改造することなく簡単に対応でき
る。
また、本実施例によれば、耐摩耗性円筒体の外
周に、小突起を設けたので、粉体の滞留による目
開きの閉塞が解消され、粉体の円滑な篩分けを行
なうことができるばかりかロールの摩耗が著るし
く低減される利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロール式篩分装置の実施
例を示す正面図、第2図は同上の平面図、第3図
は同上の一部拡大断面図、第4図は第2図A−A
線拡大断面図、第5図イ,ロ,ハは本考案に係る
耐摩耗性円筒体の実施例を示す図および第6図〜
第7図は従来例図である。 1……フレーム、4……円形ロール、6……ロ
ール芯体、7……耐摩耗性円筒体、9……小突
起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 左右のフレームに、ロールを適宜の間隙(目
    開き)をもつて回転可能に多数列設して該ロー
    ルの上面を篩面とするとともに、該ロールを同
    一方向に回転させる駆動手段を設けてなるロー
    ル式篩分装置において、前記ロールを、ロール
    芯体と該ロール芯体の軸心方向に交換可能に複
    数個外嵌固定した耐摩耗性円筒体とで構成した
    ことを特徴とするロール式篩分装置。 (2) 前記耐摩耗性円筒体は、その外周面に該円筒
    体の軸心方向に平行な、かつ前記隙間より低い
    小突起を少なくとも1条設けたものであること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載のロール式篩分装置。
JP1987132180U 1987-08-28 1987-08-28 Expired JPH0351016Y2 (ja)

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JP1987132180U JPH0351016Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JP1987132180U JPH0351016Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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Publication Number Publication Date
JPS6436083U JPS6436083U (ja) 1989-03-06
JPH0351016Y2 true JPH0351016Y2 (ja) 1991-10-31

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JP1987132180U Expired JPH0351016Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751162Y2 (ja) * 1989-12-15 1995-11-22 鐘通工業株式会社 混合材料分離装置
JP4038485B2 (ja) 2003-03-12 2008-01-23 三星エスディアイ株式会社 薄膜トランジスタを備えた平板表示素子
JP6886795B2 (ja) * 2016-10-11 2021-06-16 Ihi運搬機械株式会社 ローラスクリーン

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JPS57113874A (en) * 1980-11-21 1982-07-15 Mitsudouesutan Ind Inc Separator for substance
JPS5973082A (ja) * 1982-10-16 1984-04-25 大熊 吉之助 流動物の篩分け選別装置

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