JPH0350997Y2 - - Google Patents

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JPH0350997Y2
JPH0350997Y2 JP1743786U JP1743786U JPH0350997Y2 JP H0350997 Y2 JPH0350997 Y2 JP H0350997Y2 JP 1743786 U JP1743786 U JP 1743786U JP 1743786 U JP1743786 U JP 1743786U JP H0350997 Y2 JPH0350997 Y2 JP H0350997Y2
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JP
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push button
outer cylinder
angular position
inner cylinder
cylinder
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、ノズルつきの押ボタンを有するエ
アゾル容器において、押ボタン保護用のキヤツプ
の脱着を要せず、不使用時には、ノズルや押ボタ
ンが、完全に外気から遮断されるとともに、押ボ
タンを操作不能にロツクし、使用時には、ワンタ
ツチで使用可能な状態に準備できるような押ボタ
ン保護手段を提供することがその目的である。
従来、使用の都度脱着を要するエアゾル容器の
保護キヤツプにかわるものとして、ワンタツチキ
ヤツプなどとよばれる保護装置がよく知られてい
る。このものは、エアゾル容器のマウンテンキヤ
ツプに固定されるもので、頂面とノズルの前面に
あたる部分が開いている丈高の筒壁を有してお
り、この筒壁によつて、その頂面よりも低い位置
にある押ボタンが一応保護されているので、キヤ
ツプの脱着の必要はない。しかしながら、従来の
このようないわゆるワンタツチキヤツプは、不注
意で押ボタンに触れたための誤噴射もあり、ま
た、粉塵などの多い環境においてはノズルの保護
も不可能である。
この考案は、上記のようなエアゾル容器の押ボ
タン保護手段の欠点を除去し、ワンタツチで噴射
準備が完了し、用済後は同様にワンタツチの操作
で押ボタンが外部から完全に遮断されるととも
に、押ボタンを押圧不能にロツクできるような手
段を工夫したものである。
(考案の構成) 図示した一実施例によりこの考案を説明すれ
ば、この考案にかかる押ボタン保護装置はノズル
21つきの押ボタン2と、内筒31および外筒3
2からなるキヤツプと、押蓋4と、カム装置と、
押ボタン2の案内装置とを有している。前記した
押ボタン2はエアゾル容器1のバルブステム11
の頂端に係合する長溝24により、前進位置から
後退位置まで横方向に摺動できるように支持され
ている。また、押ボタン2は長溝24の後端にお
いてバルブステム11の頂端に接続される噴射通
路22の入口23を有している。
前記したキヤツプの内筒31はエアゾル容器1
のマウンテンキヤツプ12に基部が嵌着されてお
り、外筒32は第1角位置Aから第2角位置Bま
で回転自在に内筒31に包嵌されている。
前記第1角位置Aおよび第2角位置Bはそれぞ
れ図面中の一点鎖線で示されている。外筒32が
前記第1角位置Aから第2角位置Bまでの範囲を
超えて回転するのを防止するためには回転停止用
の周知のストツパーを設けるのを可とするが、複
雑化を避けるため図示されていない。
外筒32はまた、頂壁34に穿つた開口35お
よび押ボタン2の正面に対応する位置に穿つた窓
穴36を有している。
内筒31はまた、前記第2角位置Bにおける押
ボタン2の正面に穿つた窓穴37を有している。
内筒31は頂縁33に形成された切欠き43,4
4を有するが、この切欠き43,44の位置につ
いては後述する。
押蓋4は周面に突設したブラケツト41,42
を有し、このブラケツト41,42により外筒3
2に対し縦方向に摺動可能で周方向には回転不能
に外筒32に取付けられている。このブラケツト
41,42は内筒31の頂縁33により支持され
ている。
前記した切欠き43,44の内筒31の頂縁3
3上の位置は、前記した第2角位置Bにおけるブ
ラケツト41,42の位置に対応している。
前記したカム装置は、内筒31に固設されてい
る原動カム51および押ボタン2に固設されてい
る従動カム52からなり、前記した第1角位置
A、第2角位置B間の外筒32の往復回転運動を
押ボタン2の前記した前進位置、後退位置間の往
復直線運動に変換するものである。
前記した案内装置は押蓋4および押ボタン2の
いずれ一方に設けた案内舌61およびいずれか他
方に設けた案内溝62により、押ボタン2の前記
往復運動を案内するものであるが、図示の実施例
では押蓋4に案内舌61が、押ボタン2に案内溝
62がそれぞれ設けられている。これとは反対に
押ボタン2に案内舌61、押蓋4に案内溝62を
それぞれ設けることももちろん可能である。
また、この考案によれば、外筒32の前記した
第1角位置Aおよび第2角位置Bをそれぞれ押ボ
タン2の後退位置および前進位置に対応させてあ
る。
この考案は上記のようにしてなるが、まず、当
初装置が第1図ないし第4図に示す不作動状態に
あるものとする。すなわち、ノズル21つきの押
ボタン2は図示のような後退位置にあり、バルブ
ステム11の頂端に支持されている。図示のよう
に、後退位置にある押ボタン2は外筒32の前記
第1角位置Aに対応している。外筒32はマウン
テンキヤツプ12に嵌着されている内筒31に包
嵌されており、この外筒32は第1角位置Aから
第2角位置Bまで回転自在である。外筒32には
窓穴36が穿たれているが、窓穴36は前記第1
角位置Aに対応する箇所に位置するので、その内
側の内筒31の筒壁により図示のように閉鎖され
ている。内筒31に穿たれている窓穴37は前記
第2角位置に対応する箇所に位置するので、外側
の外筒32の筒壁により同様閉鎖されている。ま
た、外筒32の頂壁34には開口35が穿たれて
いるが、この開口35は押蓋4により閉鎖されて
いる。なぜならば、押蓋4は周面に突設したブラ
ケツト41,42を介し内筒31の頂縁33によ
つて支持され、その頂面が外筒32の頂壁34の
下面に係合しているからである(特に第4図参
照)。このように前記した窓穴36,37および
開口35が全部閉鎖されているので、キヤツプの
内外が完全に遮断され、従つて粉塵その他の異物
が侵入せず、特にノズル21の噴射孔の清潔が保
たれる。また、押蓋4は押ボタン2の上位に位置
するが、この押蓋4は前記したように不動である
内筒31の頂縁33で支持されており上方から押
圧しても下降できないので、不測の外圧などによ
り押ボタン2が押圧されるのが防止され、誤噴射
が発生するおそれもない。
エアゾル容器の使用にあたつては、第1角位置
Aから第2角位置Bまで外筒32を指で回転す
る。前記したように、押蓋4が外筒32に対して
は回転不能に外筒32に取付けられているので、
外筒32の前記回転に伴い押蓋4も連動回転す
る。図示の実施例では、押蓋4には案内舌61
が、押ボタン2には案内溝がそれぞれ設けられて
いるが、この考案によれば、押蓋4には案内舌6
1および案内溝62のいずれか一方が、押ボタン
2にはそれらのいずれか他方が設けられているの
で、外筒32の回転により押蓋4を介し押ボタン
2にトルクが与えられ回転する。
さて、これまでの説明では円筒31は非回転、
外筒32が回転するということを前提としたが、
このような回転は相対的なものであるから、ここ
では、理解の便宜上、非回転の外筒32に対して
内筒31が回転するものとして取扱う。ところ
で、この考案によれば、カム装置があり、このカ
ム装置は、内筒31に固設されている原動カム5
1と押ボタン2に固設されている従動カム52か
らなり、第1角位置A、第2角位置B間の外筒3
2の往復回転運動を押ボタン2の前進位置、後退
位置間の往復直線運動に変換するものである。す
なわち、前記のようにして外筒32とともに非回
転である押ボタン2(第2図および第4図参照)
に対し内筒31に固設されている原動カム51が
回転すればこの回転運動は押ボタン2に固設され
た従動カム52を介し、押ボタン2の直線運動に
変換される。そして、この考案によれば、外筒3
2の第1角位置Aおよび第2角位置Bがそれぞれ
押ボタン2の後退位置および前進位置に対応して
いるので、第2図および第4図のように第1角位
置Aに位置する外筒32を第2角位置Bへと回転
すれば、第1図ないし第4図のように後退位置に
ある押ボタン2は、案内舌61および案内溝62
からなる案内装置に案内され、第5図および第6
図に示す前進位置に移動する。
一方、内筒31の窓穴37は前記第2角位置B
に対応する箇所に穿たれており、前記第1角位置
Aに対応する箇所に穿たれている外筒32の窓穴
36は、外筒32の第2角位置Bへの回転に伴い
第2角位置Bへと回転移動するので、前進位置に
移動した押ボタン2の前面には窓穴36,37が
重なつて開いている。
図示の例によれば、第5図および第6図のよう
に前進位置にある押ボタン2のノズル21はその
際窓穴36,37から突出している。内筒31の
窓穴37が筒壁の周方向に長く穿たれているの
は、内筒31に対して回転しつつ前進する押ボタ
ン2のノズル21が中間過程で筒壁に触れるのを
避けるためである。ただし、押ボタン2が前進位
置に到達したときもノズル21が内筒31内に位
置し、キヤツプ内部から噴射できるように設計で
きるのはもちろんである。また、符号38で示す
想像線は窓穴36の両側縁に開閉できる扉を装着
することも可能であることを意味している。な
お、前記したように、押ボタン2の前進位置でバ
ルブステム11の頂端に係合するので、図示外の
噴射バルブからノズルに至る噴射通路が形成され
る。
ところで、前記したように、内筒31の頂縁3
3の第2角位置Bに対応する箇所には、押蓋のブ
ラケツト41,42受けの切欠き43,43が形
成されているので、前記したように外筒32を第
2角位置Bに回転したとき、ブラケツト41,4
2は内筒31の頂縁33から外れており、従つて
押蓋4の押圧により前記案内装置を介して押ボタ
ン2を押下げ、エアゾル噴射を行うことができ
る。
つぎに、噴射の操作が終れば、外筒32を前記
したのとは逆に、第2角位置Bから第1角位置A
へと回転することにより、押ボタン2は前記した
後退位置へと戻り、それと同時に窓穴36,37
および開口35が閉鎖され、あわせて押蓋4がロ
ツクされ、エアゾル装置が第1図ないし第4図に
示した不作動状態となることはあらためて説明を
要しないであろう。
(考案の効果) すなわち、この考案は前記のようにしてなるの
で、キヤツプをつまんで僅かに回転するだけのワ
ンタツチ操作により、エアゾル容器を不作動状態
から作動準備状態へ、作動準備状態から不作動準
備状態へと簡単に転換できる点で、従来の脱着を
要する保護キヤツプよりも一層便利であり、エア
ゾル容器の使用後保護キヤツプの再装着を怠つた
り、保護キヤツプそのものを亡失するおそれが絶
無であるのはもちろん、従来のいわゆるワンタツ
チキヤツプなる保護手段と違つて不使用時におい
て押ボタンやノズルの部分に異物が侵入し、また
は取落しその他で不測の誤操作の発生のおそれが
ないので、エアゾル容器の使用能力の向上に寄与
するところが多大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる装置の一実施例の不
作動状態における左側縦断面図、第2図は同じく
X−X断面図、第3図は同じく正面縦断面図、第
4図は同じくY−Y断面図、第5図は第1図ない
し第4図にかかる装置の作動準備状態における左
側縦断面図、第6図は同じくZ−Z断面図であ
る。 1はエアゾル容器、11はバルブステム、12
はマウンテンキヤツプ、2は押ボタン、21はノ
ズル、22は噴射通路、23は入口、31は内
筒、32は外筒、33は頂縁、34は頂壁、35
は開口、36,37は窓穴、4は押蓋、41,4
2はブラケツト、43,44は切欠き、51は原
動カム、52は従動カム、61は案内舌、62は
案内溝、Aは第1角位置、Bは第2角位置であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エアゾル容器1のバルブステム11の頂端に係
    合する長溝24により、前進位置から後退位置ま
    で横方向に摺動できるように支持されているノズ
    ル21つきの押ボタン2と、エアゾル容器1のマ
    ウンテンキヤツプ12に基部が嵌着されている内
    筒31および第1角位置Aから第2角位置Bまで
    回転自在に内筒31に包嵌されている外筒32か
    らなるキヤツプと、周面に突設したブラケツト4
    1,42により縦方向に摺動可能かつ周方向に回
    転不能に外筒32に取付けられているとともに、
    ブラケツト41,42を介し内筒31の頂縁33
    により支持され、かつ外筒32の頂壁34の下面
    に係合する押蓋4と、内筒31に固設されている
    原動カム51および押ボタン2に固設されている
    従動カム52により前記第1角位置A、第2角位
    置B間の外筒32の往復回転運動を押ボタン2の
    前記前進位置、後退位置間の往復直線運動に変換
    するカム装置と、押蓋4および押ボタン2のいず
    れか一方に設けた案内舌61およびいずれか他方
    に設けた案内溝62により押ボタン2の前記往復
    直線運動を案内する案内装置とを有してなり、前
    記押ボタン2は長溝24の後端においてバルブス
    テム11の頂端に接続される噴射通路22の入口
    23を有し、前記外筒32は頂壁34に穿つた開
    口35および押ボタン2の正面に対応する位置に
    穿つた窓穴36を有し、前記内筒31は前記第2
    角位置Bにおける押ボタン2の正面に対応する位
    置に穿つた窓穴37を有するとともに、前記第2
    角位置Bにおけるブラケツト41,42に対応す
    る位置の頂縁33に形成されたブラケツト41,
    42受けの切欠き43,44を有し、外筒32の
    前記第1角位置Aおよび第2角位置Bをそれぞれ
    押ボタン2の後退位置および前進位置に対応させ
    てなるエアゾル容器の押ボタン保護装置。
JP1743786U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0350997Y2 (ja)

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JP1743786U JPH0350997Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JPS62132769U JPS62132769U (ja) 1987-08-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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