JPH035078A - 交流ティグ溶接方法および装置 - Google Patents
交流ティグ溶接方法および装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
ルミニウムおよびその合金などの溶込み深さを制御する
のに好適な交流ティグ溶接方法および装置に関する。
場合、たとえば特開昭54−121255号公報に記載
されているように、棒マイナス(以下、ENと略す。)
電流の平均値と棒プラス(以下、EPと略す。)電流の
平均値との比率を変化させていた。また、最近の溶接電
源のインバタ化にともない、たとえば特開昭63−13
677号公報に記載されているように、EP雷電流EN
期間を一定とし、EN電流で溶込み深さを制御する方法
も提案されている。
けるアークの集中性を比較する手段として、アーク圧力
を測定した結果を示すものである。
拡がり、アーク圧力は1/2以下であることがわかる。
とにより集中したアークとなるEN期間と、陰極点が母
材表面を不規則に移動することにより分散したアークと
なるEP期間を交互に繰り返すため、EN期間のみの直
流溶接に比べ、アクの集中性が低下する。
クが集中せず、溶接作業性が悪いという問題点があった
。
交流周波数がアークの集中性に与える影響については検
討していない。また、後者もEP期呵比率を小さくする
ことにより・交流周波数が多少変化することになるが、
交流周波数がアークの集中性に与える影響については検
討していない。
またはアルミニウムの合金などの交流ティグ溶接におい
て、小電流域でのアークの集中性を向上させ小電流域か
ら大電流域に至るまで、溶接作業性を向上させるのに好
適な交流ティグ溶接方法および装置を提供するにある。
作業性に及ぼす影響について調べた。この結果、上記し
た課題は、溶接時の交流周波数を高く設定するとともに
アーク起動時またはアーク停止時のうちのいずれか一方
もしくは両方の交流周波数を溶接時の交流周波数よりも
低く設定することにより解決されることを見出した。
、第6図ないし第7図に示すように、交びビード幅BW
は増加し、クリーニング幅CWは減少する。すなわち、
溶接電流が同じでも、交流周波数を高く設定すれば、ア
ークの集中性を向上させることができ、溶接作業性を向
上させることができる。
期間では電子が電極から容易に放出されるためアーク電
圧は低くなるものの、EP期間では電子が母材から放出
されにくいためアーク電圧は高くなる。この傾向は母材
に溶融池が形成されている溶接期間中にくらべて溶融池
が形成されていないアーク起動時において著しく、アー
ク起動時にはアークが発生しない状態が生じやすくなる
。
部であるアーク停止部において、最終凝固部を中心とし
た割れや収縮穴が発生しやすい。
りアークスタートが容易となり、溶接時には交流周波数
を高くすることにより集中したアークおよび深い溶込み
を得ることができ、アーク停止時の交流周波数を低くす
ることにより最終凝固部の品質を向上させることができ
る。
第1の実施例を示すものである。
入力側整流器。2はMOS−FETで構成された入力側
インバータで、上記直流を20kHz程度の高周波交流
に変換する。3は上記高周波交流のパルス幅を制御する
パルス幅制御回路。
接続されている。5は溶接トランス4の出力側に接続さ
れた出力側整流器で、上記高周波交流を再び直流に変換
する。6は電流検出器。7は出力側整流器5で整流され
た直流出力を平滑にするための直流リアクタ。8は交流
溶接を行うため、直流を再び交流に変換するための出力
側インバータ。なお、出力側インバータ8は、後述する
周波数設定器9a、9b、9cと可変のEP期間比率(
EP期間十EN期間)]で設定される矩形波発生器11
からの信号に基づき、駆動回路12により制御され、溶
接トーチ13に保持された電極14と母材15との間に
交流出力を印加する。16は切換装置。17は溶接作業
の順序に応じて交流周波数を設定するための溶接条件設
定装置で、切換装置16の接点を切換え、周波数設定器
9a、9b、9cのいずれか1個を矩形波発生装置11
に接続する。
ス幅制御回路3に接続されている。そして、溶接時、誤
差増幅器19は、電流検出器6により検出した出力側イ
ンバータ8への入力電流値と溶接電流設定器18により
設定された溶接電流値に対応する電流値とを比較し、電
流検出器6を流れる入力電流値の平均値が溶接電流値に
対応する電流値になるように、パルス幅制御回路3を制
御する。すなわち、周波数設定器9a、9bあるいは周
波数設定器9cのいずれに対しても、電流検出器6を流
れる入力電流値の平均値は溶接電流値に対応する入力電
流値に維持される。
条件を設定しておく。すなわち、溶接電流設定器18に
より溶接電流値を、周波数設定器9aによりアーク起動
時の交流周波数を、周波数設定器9bにより溶接時の交
流周波数を、周波数設定器9cによりアーク停止時の交
流周波数を、また、EP期間設定器10によりEP期間
比率を設定しておく。ここで、交流出力の周波数の設定
は、すでに求めであるデータ、たとえば、第6図あるい
は第7図を参照して設定する。なお、第6図は、板厚3
mmのアルミニウム合金(A 5052)を、溶接電流
100A、EP期間比率30%、電極と母材との距離3
mm、溶接速度300mm/ m i n、シールドガ
スAr101/minでティグ溶接したときの溶込み深
さPD、ビード幅BW、およびクリーニング幅CWのデ
ータである。
、電極と母材との距離3mm、溶接速度250mm/m
in、シールドガスAr15 1/minでティグ溶接
したときの溶込み深さPD、ビード幅BW、およびクリ
ーニング幅CWのデータである。
により、溶接作業の順序に応じた周波数で溶接する。す
なわち、第2図に示すように、アク起動信号発生中は低
周波交流で、アーク起動信号が終了すると高周波交流へ
移行し、アーク停止信号が加えられると高周波交流から
再び低周波交流に変化する。
第2の実施例を示すものである。
流設定器18を溶接電流設定器18a、18b、18c
の3個とし、切換装置20を介して誤差増幅器19に接
続したものである。
あるいはアーク停止信号Tc期間中では、溶接電流と交
流周波数が同時に変化する。
ーク起動信号およびアーク停止信号を発生するようにし
たが、上記した第1の実施例を含め、手動溶接の場合に
はトーチスイッチ(図示せず)信号を用いてもよいこと
は言うまでもない。
せても上記した交流周波数を変化させるのと類似の効果
が得られることは良く知られている。そして、交流周波
数と同時にEP期間比率を変化させると、本発明はより
効果的なものとなる。
第3の実施例を示すものである。
間比率設定器10をEP期間比率設定器10a、10b
、locの3個とし、切換装置21を介して矩形波発生
器11に接続したものであり、たとえば、水平固定管の
全姿勢溶接に有効である。すなわち、水平固定管の全姿
勢溶接では、初層、中層、最終層で溶接条件を変えるだ
けでなく、溶接姿勢によっても溶接条件を変える必要が
あるから、溶接電流とEP期間比率だけでなく、周波数
を変えることにより、均一な溶接部を得ることができる
。
16.20,21は個別でも、あるいは連動して切換え
るようにしてもよい。
や交流周波数を段階的に変化させたが、これらをスロー
プ状に変化させてもよい。
でも良いし、商用周波数としてもよい。
個別に設定するようにしたが、溶接時の交流周波数を基
準値として、アーク起動時あるいはアーク停止時の交流
周波数を基準値の数10%程度の値に自動設定するよう
にすれば、制御回路を簡単にすることができる。
おいて、交流周波数を高くすることにより小電流でのア
ークの集中性を向上させることができる。さらに、アー
ク起動時やアーク停止時には交流周波数を低く設定する
から、アーク起動時にアークが切れることもなく、また
、特に溶込み深さの深い溶接をする場合であっても、ア
ーク停止部すなわち最終凝固部の品質を向上させること
ができる。
できるという効果がある。
施例図。第2図は第1の実施例の動作を説明する図。第
3図は本発明の第2の実施例図。 第4図は第2の実施例の動作を説明する図。第5図は本
発明の第3の実施例図。第6図ないし第7図は本発明に
よる周波数を設定するときに使用するデータの例。第8
図はアーク圧力の測定結果で1・・・入力側整流器、 2・・・入力側インバータ、 3・・・パルス幅制御回路、 4・・・溶接トランス、 5・・・出力側整流器、8
・・・出力側インバータ、 9a、9b、9c・・・周波数設定器、10.10a、
lob、 10cm ・・EP期間比率設定器、
14・・・電極、 15・・・母材、 16.20.21・・・切換装置、 17・・・ 溶接条件設定装置、 18.18a、18b、18c・・・溶接電流設定器、
19・・・誤差増幅器、 交え4=l費([市] 特開平3 5078 (7)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、溶接時の交流周波数を商用周波数より高く設定する
交流テイグ溶接方法において、アーク起動時またはアー
ク停止時のうちの何れか一方もしくは両方の交流周波数
を溶接時の交流周波数よりも低く設定することを特徴と
する交流テイグ溶接方法。 2、交流周波数の設定値に合わせて、溶接電流を変化さ
せることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の交流
テイグ溶接方法。 3、交流周波数の設定値に合わせて、交流出力の1周期
内における電極プラス期間と電極マイナス期間との比率
を変化させることを特徴とする特許請求の範囲第1項ま
たは第2項記載の交流テイグ溶接方法。 4、非消耗性の電極と母材との間に交流出力を印加する
交流テイグ溶接装置において、溶接電流を設定する電流
設定手段と、電流設定手段に接続され電流設定手段の設
定値に応じた直流出力を出力する直流電源と、直流電源
に接続され直流出力を交流出力に変換する変換手段と、
変換手段に接続され交流出力の1周期内における電極プ
ラスと電極マイナスの期間を設定する期間設定手段と、
変換手段に接続された第1の切換手段と、第1の切換手
段に接続され交流周波数の周波数を設定する少なくとも
2つの周波数設定器と、第1の切換手段に接続された指
令装置からなることを特徴とする交流テイグ溶接装置。 5、電流設定手段が第2の切換手段と、第2の切換手段
に接続された少なくとも2つの電流設定器であり第1の
切換手段と第2の切換手段とを同期させたことを、特徴
とする特許請求の範囲第3項または第4項何れかに記載
の交流テイグ溶接装置。 6、期間設定手段が第3の切換手段と、第3の切換手段
に接続された少なくとも2つの期間設定器であり、第1
ないし第3の切換手段の少なくとも2つを同期させたこ
とを、特徴とする特許請求の範囲第4項または第5項何
れかに記載の交流テイグ溶接装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP1136025A JP2711138B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 交流ティグ溶接方法および装置 |
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Publications (2)
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---|---|
JPH035078A true JPH035078A (ja) | 1991-01-10 |
JP2711138B2 JP2711138B2 (ja) | 1998-02-10 |
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---|---|---|---|
JP1136025A Expired - Lifetime JP2711138B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | 交流ティグ溶接方法および装置 |
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JP (1) | JP2711138B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH035077A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-10 | Hitachi Seiko Ltd | 交流ティグ溶接装置 |
JP2007275970A (ja) * | 2006-04-11 | 2007-10-25 | Hitachi Via Engineering Ltd | 交流ティグ溶接方法及び装置 |
CN101745716A (zh) * | 2008-12-17 | 2010-06-23 | 株式会社大亨 | 电弧长度摆动脉冲电弧焊接控制方法 |
Citations (1)
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-
1989
- 1989-05-31 JP JP1136025A patent/JP2711138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH035077A (ja) * | 1989-05-31 | 1991-01-10 | Hitachi Seiko Ltd | 交流ティグ溶接装置 |
Cited By (4)
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JP2010142823A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Daihen Corp | アーク長揺動パルスアーク溶接制御方法 |
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JP2711138B2 (ja) | 1998-02-10 |
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