JPH03503553A - バインダ粉末カーペット繊維 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 バインダ粉末カーペット繊維 光■且皇量 １、光所少公団 本発明は合成り−ン若しくは繊維、天然繊維又はそれらのブレンド及び熱活性化 される接着剤粉末から成るパイルカーペットに関する。ここで、接着剤粉末はカ ーペット繊維の融点より実質的に低い融点を有する。カーペットの製造法におい て、接着剤粉末が適用され、そして染色及び仕上げ工程で熱硬化される。染色及 び仕上げ工程では接着剤粉末が完全に溶融され、繊維の交差点に流動し、引続く 冷却で結合が作られ、かくして仕上げカーペットの性質及び性能が改変される。

２、聚１肢歪皇説里 非接着性の繊維と潜在的に接着性の繊維とをブレンドしてヤーン又は他の繊維構 造物を形成し、次いで潜在接着性繊維を活性化してそれら繊維を接触している繊 維に結合させ、かくしてヤーンの最終用途における性質を変性することは知られ ている。

１９４１年８月１９日にウォーラッチ（Ｗａｌｌａｃｈ）に付与された米国特許 第２，２５２．９９９号明細書には、非接着性繊維と潜在接着性繊維との混合物 から成るヤーンを形成し、潜在接着性繊維を活性化し、そして繊維をそれらが接 着状態にある間に圧縮して接触点で互いに接着させる方法が開示される。　１９ ７５年４月１５日にファン・デル・ブエルフ（Ｖａｎ　ｄｅｒ　Ｗｅｒｔ）に付 与された米国特許第３．８７７．２１４号明細書には、比較的低い温度で溶融す るポリアミド繊維を結合用繊維として含む撚りがないヤーンが開示される。

１９７０年２月１０日にマクアリスター（ＭａｃＡｌｉｓｔｅｒ）に付与された 米国特許第３，４９４．８１９号明細書には、布帛に含められる融着性及び非融 着性のポリエチレンテレフタレート繊維のブレンドが開示される。その仕上げ布 帛は改良された耐ビル性を得べく融着温度に加熱される。　１９７６年８月３１ 日にセルウッド（Ｓｅｌｒｏｏｄ）に付与された米国特許第３，９７８，２６７ 号明細書には、活性化されて接触している繊維に結合しているある割合の潜在接 着性繊維を含む実質的に無撚りの圧縮ヤーンが開示される。

自己結合性不織布を形成するために熱可塑性のバインダー繊維と構造繊維とを併 用することが知られている。　１９５９年３月３１日にドレリッチ（Ｄｒｅｌｉ ｃｈ）に付与された米国特許第２．８８０．１１２号明細書には、ナイロン６を 使用してビスコースレーヨンと他のセルロース材料とを結合し、洗濯可能の不織 布を形成す名ことが開示される。

米国特許出願第９３４．３８９号明細書記載の発明は非接着性繊維とその融点よ り実質的に低い融点を持つ熱活性化された接着性繊維とのブレンドから成る、カ ーペットを製造するための合成り−ンのブレンドに関する。カーペットの製造法 において、ヤーンをその撚りを固定するための工程条件に暴露すると、熱活性化 接着繊維は実質的に完全に溶融されて繊維としての本性を失い、そして繊維の交 差点に流動し、冷却すると結合を形成するようになる。

カットパイルカーペットは通常ステープルヤーン又は嵩高加工された連続フィラ メントヤーンから製造される。例えば、ステープルファイバーは通常カードに掛 けられ、ピン処理され、そして紡績又はラップ紡績されて単一ヤーンが形成され る。ヤーンは典形的には加熱され、同様のヤーンと諸撚りされて２本諸撚り又は ３本諸撚りヤーン構成物を形成する。このヤーンは幾つかの商業的に許容されて いる撚り固定法の１つを用いて撚りの固定が行われる。典形的な方法において、 ヤーンは緩和状態にある間に加熱されたチャンバーに通される。この工程の温度 は、最終カーペット製品に目的の性質を得るために、ベース繊維の適正な撚り固 化にとって極めて重要である。ナイロン６ベース繊維についてこの工程の条件は 、スエッセン（Ｓｕｅｓｓｅｎ）法の場合、典形的には温度１９５〜２００″Ｃ ２滞留時間約６０秒であり、またスバーバ（Ｓｕｐｅｒｂａ）法の場合温度約１ ３５〜１４０℃、滞留時間約６０秒である。

同様に、嵩高加工連続フィラメントナイロンヤーンは色々な従来法により製造さ れる。加熱り、絡合又は直接ケーブル形成が種々の方法において用いることがで きる。例えば、１１８５デニール、フィラメント７０本のヤーン２本を諸撚りし て２本諸撚りヤーンを製造し、これを上記ステープルヤーンに対する条件のよう な通常の撚り固定条件に、又は１３２°Ｃ１飽和水蒸気下のオートクレーブ中、 滞留時間約６０秒の撚り固定条件に付する。

多数の本数の撚り固定ヤーンを布帛裏材料に、例えばタフティング、織成又は融 解結合で絹み込んでパイル表面を作り、そして通常のように仕上げ処理して目的 のカーペット製品を得る。

生乳ｑ斐豹 ナイロンバイルヤーン、ポリエステルパイルヤーン又は他のバイルヤーンのバイ ルカーベントをバイルヤーンの重量に基づいて０．１〜５重量％の、１００〜１ ７０℃、好ましくは１１０〜１５０℃の範囲内の融点を有する熱活性化される接 着剤の粉末で被覆する。

ナイロンバイルヤーンについて、好ましい接着剤粉末は６／６．６／１２　；　 ６／６．６／１１　；及び６／６．６／１２．１２より成る群から選ばれる３成 分コーポリアミドである。この粉末は、例えば１９５°Ｃに約６０秒間加熱する ことによって活性化される。処理されたカーペットは向上したカーペットタフト の外観、改良されたレジリエンス、カーペット表面のきれいさ、及び改良された 摩耗性能を示す。

しい　　のｉ′ 本発明者は、ベース繊維より実質的に低い融点を持つ少割合の熱活性化されるバ インダー粉末をカットパイルカーペ・ントの表面に適用し、次いでバインダー粉 末を溶融させてその粉末をカーペット繊維に接着させるのに十分な熱を適用する ことによって、カーペットを仕上げるのに必要とされる標準的な加熱条件の大部 分がバインダー粉末を溶融、流動させて繊維とヤーンを一緒に結合させるとその 撚りがカットパイルカーペットの中に保持されることを発見した０本発明によれ ば、それにより製造されたカーペットの表面、美感、触感、耐久性及び摩耗性能 を改良することができる。バインダー粉末を注意深く選択することによって、カ ーペットの仕上げ処理において必要とされる通常の熱源を用いて目的の改良の大 部分を得ることができる。

ベースカーペット構造と繊維はカーペット用途に通した公知の製品から選択、製 造する。公知のバイルヤーンに羊毛、木綿、レーヨン、ポリプロピレン、ナイロ ン−６、ナイロン−６，６及びポリエステルがある。好ましいベースカーペット 繊維にカツドパイル構造のポリアミド、特にナイロン−６及びナイロン６゜６、 並びにポリエステル繊維、特にポリエチレンテレフタレートがある。

バインダー粉末はベースカーペット繊維に良好な接着を与えるように選ばれる。

バインダー粉末の融点は環境湿度条件下で１１０〜１７０°Ｃ２好ましくは１１ ０〜１５０°Ｃの範囲にあり、かつ粉末の粒子寸法は１〜３００ミクロン、好ま しくは２５〜１００ミクロンであることが重要である。これらの範囲でバインダ ー粉末が通常のカーペット仕上げ過程中に溶融し、しかも最も効果的である場合 に繊維に沿って十分な接着性を与えることが保証される。

ポリアミドベースカーペット繊維と共に使用するための好ましい群のバインダー 粉末は必要融点範囲内に入り、かつ繊維に良好な接着を与える３成分コーポリア ミドである。好ましい３成分コーポリアミドに６／６．６／１１　；　６／６． ６／１２及び６／６．６／１２．１２より成る群のものがある。　６／６．６／ １２タイプのコーポリアミド及びそれらの製造法はインペンタ・ニー・ジー（Ｉ ｎｖｅｎｔａ　Ａ、Ｇ、）に１９６９年１０月２２日に付与された英国特許第１ ，１６８．４０４号明細書に開示される。この英国特許を本発明において引用、 参照するものとする。溶融結合性コーポリアミド接着剤粉末はＥ？ＩＳからグ’ Ｊ　Ｂｖテッ’）　ス（ＧＲＩＬＴＥＸ）２９　　（溶融範囲１３０〜１４０° Ｃ）として、またア［ケム（ＡＴＯＣＩ（ＥＭ）から８００５　（溶融範囲１２ ０〜１３０°Ｃ）として市販されている。

バインダー粉末は均一適用法で、又は所望の通りのパターン形でカーペット・の 表面に適用される。バインダー粉末の適用量は最終カーペラ１−に所望とされる 効果に依存する。好ましい量はカーペット表面のパイルヤーンの重量に基づいて ０．１〜・５．０重置％である。０．５〜３．０重量％が更に好ましい、粉末の 通用装置はノードソン社（Ｎｏｒｄｓｏｎ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）から市販 されるが、これはフレキシスプレーＩ″（Ｆｌｅｘｉ−３ｐｒａｙ”　）　と言 うスプレーガンを用いる単位化された粉末スプレー系と称されるものである。

他の適当な適用法は同様の所望結果を得ることができるもので、これには散乱塗 布（ｓｃａｔｔｅｒ　ｃｏａｔｉｎｇ）　、グラビア印刷、スクリーン印刷及び 分散塗布の各方法がある。

前記の重量範囲と融点範囲内の熱的に活性化されるバインダー粉末と粉末粒子寸 法を選択することによって、仕上げカーペットの最終用途の性質を変性して耐摩 耗性、レジリエンス、長期間にわたる、また使用に伴っての外観の小さい変化、 並びに増加した触感、艷及び見掛は値を改良することが可能である。

フィラメント当りの繊度、繊維断面、クリンプのタイプと頻度、ヤーンのサイズ と撚り水準、表面仕上げ、溶融粘度、軟化点、融点、染料親和性、その他の諸性 質が最終製品に理想的な性質を達成するのに極めて重要である。

本発明を用いることによって、繊維間に、最終製品を強化し、そしてヤーンの撚 りが戻るのを妨げ、従ってカーペットの外観保持性、その他の特性を改良する結 合点が作られる。カーペットの仕上げに用いられる通常の工程、例えば染色後の 加熱区域における乾燥、及びカーペットに二次裏打ち材を取り付けた後の炉内で の硬化は溶融バインダー粉末がベース繊維の“接触点”に流動するのをバインダ ー粉末の溶融流動性と繊維の表面特性の関数として十分に促進する。カーペット が昇温条件の下から出て来るにつれてバインダーは固化し、２本以上のベース繊 維を一緒に耐久性の結合の中に包み込み、又は結合する。

得られるカーペットは多くの形態を取ることができるが、典形的なタイプは表面 ヤーン約３６オンス／平方ヤードで、裏打ち材が取り付けられたものである。カ ーペットの構成は、典形的には、厚さ１／８＃、カットパイル高さ３７８１であ り、バインダー粉末がカーペット表面に対して０．７オンス／平方ヤード適用さ れたものである。カーペットには通常の処理法を用いて染色、乾燥、裏面塗布及 びシャー・リングが行われる。

本発明の技術によれば、向上したカーペットタフトのレジリエンスと改良された 耐摩耗性を有するパイルカーペットが得られる。このカーペットは足跡が付いた り、押し潰されたり、色むらができたりすることに耐える能力があることが証明 された。

実施例１ ス、テーブルファイバー（ナイロン−６）を紡績して撚り数４．８個／インチ（ ＴＰＩ）の′Ｚ″撚りの、３’ｓ／１綿番手（Ｃ，Ｃ）のヤーンを作り、次いで 通常の加工法を用いて４．４７ＰＩの“Ｓ″撚りで２本諸撚りした。得られた３ ’　ｓ／２ＣＣヤーンを通常のスエ・ンセン撚り固定法で１９５°Ｃにおいて撚 り固定した。多数本のこのヤーンをタフトしてカットパイルカーペットを形成し 、た、カーペットの表面にバインダー粉末（アトケムＨ００５コーポリアミド、 融点範囲１２０〜１３０°Ｃ）をパイルヤーンの重量に対して２重量％の置で適 用し、そして１５０°Ｃの赤外線オーブンを通過させてバインダー粉末をベース 繊維に接着させた。得られたカーペ・ントを染色し、乾燥し、ラテックスを用い て裏面塗布し、二次裏打ちし、そして通常の加工法を用いて硬化させた。バイン ダー粉末で処理された上記カーペットは未処理の対照カーペットに比較して向上 したカーペットタフトのレジリエンス、よりきれいでしっかりした表面及びより 良好な耐摩耗性を示した。

実施例２ 嵩高加工された連続フィラメント（ＢＣＦ）ヤーンからもカーペットを製造する ことができ、こうして作られるカーペットは表面、美感、手触り又は耐久性及び 摩耗性を本発明の使用により改良することが可能である０本実施例では、１１６ ５デニールのＢＣＦナイロン６ヤーンを３．７５７ＰＩのＺ”撚りで加熱し、そ して３．７５７ＰＩの“Ｓ″撚りで２本諸撚りする。得られたヤーンを通常のス パーバ撚り固定法により１３７°Ｃ（２８０”Ｆ）において撚り固定し、これを タフトして通常のカットパイルカーペットとする。このカーペットにバインダー 粉末（アトケムＨ００５コーポリアミド、融点範囲１２０〜１３０°Ｃ）をパイ ルヤーンの重量に対して２重量％の量で通用し、次いで赤外線オーブンを通過さ せてバインダー粉末をベース繊維に“粘着”させた。他の全ての処理工程に通常 の処理技術を用いて目的の効果を得た。バインダー粉末により処理されたこのカ ーペットは未処理の対照カーペットに比較してよりしっかりした手触り、より大 きなレジリエンス、よりきれいな表面を有し、外観価値がより高く、改良された 性能と外観保持性を与えた。

補正書の翻訳文掃出書 （特許法１８４条の８） ／Ｑ 平成　２年　考月ｑ日 特許庁長官　植　松　　敏　殿　　　　　　　　　　　　　　　　　　語１１、 特許出願の表示 ＰＣＴ／ＵＳ　８９１０１０８２ ２、発明の名称 バインダ粉末カーペット繊維 ３、特許出願人 住　所　アメリカ合衆国ニューシャーシー州０７９６０゜モーリス・カウンティ 、モーリス・タウンシップ。

コロンビア・ロード・アンド・パーク・アベニュー（番地なし） 名　称　アライド−シグナル・インコーホレーテッド４、代理人 住　所　　　東京都千代田区大手町二丁目２番１号新大手町ビル２０６区 ５、補正書の提出日 ＢＥ−Ａ−６５１２９２に示されるように、布帛の少なくとも１面に合成プラス チック物質の粉末を付着させ、次いで加熱してその仕上げ剤を溶融、適用するこ とによって布帛を仕上げ処理することは知られている。その実施例■においては 、カーペットのタフトの寸法安定性を保証し、滑り防止性を与えるためにタフテ ッドカーペットの裏面をそのように処理してタフトを安定化している。

９、該バイルヤーンがナイロン−６及びナイロン−６，６より成る群から選択さ れたものであり、核熱活性化接着剤が３成分系コーポリアミドである、請求の範 囲第７項記載のタフテッドパイルカーペット。

１０．１成分系コーポリアミドが１１０〜１５０℃の融点を有し、かつ６／６． ６／１１　；　６／６．６／１２　；及び６／６．６／１２．１２より成る群か ら選択されたものである、請求の範囲第９項記載のタフテッドパイルカーペット 。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．羊毛、木綿、レーヨン、ポリプロピレン、ナイロン−６、ナイロン−６，６ 及びポリエステルより成る群から選ばれるパイルヤーンを布帛裏材料に組み込ん でパイル表面を作る工程を含むパイルカーペットの製造法において、該パイル表 面にパイルヤーンの重量に基づいて０．１〜５．０重量％の、環境湿度条件下で １１０〜１７０℃の融点を有する、粒子寸法範囲が１〜３００ミクロンの熱活性 されるバインダー粉末を適用し、次いで十分に加熱して該バインダー粉末を実質 的に溶融させ、次いで冷却して該溶融物を固化させることによって該ヤーン内の 交差している繊維間に結合を作り、それによって向上したカーペットタフトのレ ジリレエンと改良された耐摩耗性を与えることを改良点とする前記方法。
2. ２．該パイル表面に０．５〜３．０重量％のバインダー粉末を適用し、該バイン ダー粉末の融点は１１０〜１５０℃であり、その粒子寸法範囲が２５〜１００ミ クロンである、請求の範囲第１項記載の方法。
3. ３．該パイルヤーンをナイロン−６及びナイロン−６，６より成る群から選択す る、請求の範囲第１項記載の方法。
4. ４．該バインダー粉末が３成分系コーポリアミドである、請求の範囲第３項記載 の方法。
5. ５．該３成分系コーポリアミドを６／６，６／１１；６／６，６／１２；及び６ ／６，６／１２，１２より成る群から選択する、請求の範囲第４項記載の方法。
6. ６．該バインダー粉末の融点が１１０〜１５０℃であり、粒子寸法範囲が２５〜 １００ミクロンである、請求の範囲第５項に記載の方法。
7. ７．羊毛、木綿、レーヨン、ポリプロピレン、ナイロン−６、ナイロン−６，６ 及びポリエステルより成る群から選ばれるタフトされたパイルヤーンを含み、該 パイルヤーンはその重量に基づいて０．１〜５．０重量％の、融点が１１０〜１ ７０℃の熱活性化された接着剤により結合された繊維の交差点を含んでいる、向 上したカーペットタフトのレジリエンスと改良された耐摩耗性を有するタフテッ ドパイルカーペット。
8. ８．該熱活性化接着剤が１１０〜１５０℃の融点を有し、かつ０．５〜３．０重 量％の量で存在している、請求の範囲第７項記載のタフテッドパイルカーペット 。
9. ９．該パイルヤーンがナイロン−６及びナイロン−６，６より成る群から選択さ れたものであり、該熱活性化接着剤が３成分系コーポリアミドである、請求の範 囲第１０項記載のタフテッドパイルカーペット。
10. １０．該３成分系コーポリアミドが１１０〜１５０℃の融点を有し、かつ６／６ ，６／１１；６／６，６／１２；及び６／６，６／１２，１２より成る群から選 択されたものである、請求の範囲第１３項記載のタフテッドパイルカーペット。