JP2003534043A - ステッチヤーン表面構造体およびその製造方法 - Google Patents

ステッチヤーン表面構造体およびその製造方法

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ピーター ザフィログル ディミトリ
ジェイムズ セレステ リチャード
フェリックス パストルスキ ポール
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イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
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    • D04B21/00Warp knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
    • D04B21/14Fabrics characterised by the incorporation by knitting, in one or more thread, fleece, or fabric layers, of reinforcing, binding, or decorative threads; Fabrics incorporating small auxiliary elements, e.g. for decorative purposes

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Abstract

(57)【要約】 ステッチヤーン表面構造体は基布を含み、基布の上面全体は複数の列の表面ヤーンアンダーラップによって覆われる。表面ヤーンアンダーラップは、基布に縫い付けられるか、あるいは長手方向に延在するオーバーステッチによって基布に保持することが可能である。ヤーンアンダーラップは、高さ寸法Dを有するヤーン表面を形成する。基布は、高さ寸法Dの少なくとも2倍であり、かつ2ミリメートル以上である厚さ寸法Tを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は、床敷物、特に基布の第1の表面全体を覆う表面ヤーンアンダーラッ
プを有するステッチヤーン表面構造体に関する。
【0002】 (従来技術の説明) タフト、ウィービングまたはニッティングによって作られるパイル構造体は、
高い耐久性およびある程度の断熱とクッション性が必要とされる状態において、
床および/または壁を覆うために一般的に使用される。このようなパイル構造体
の例は、カーペット、ベロア、ニットまたはウーブンベルベット、および針穿孔
される製品である。これらのパイル構造体の表面は面状繊維の間に開き、構造体
の本体内への汚れ、塵埃および種々の微生物の容易な浸透を可能にする。他方、
ビニルまたは硬材のようなカバーは、浸透を可能にせず、清浄にすることがより
容易であるが、繊維性のパイル構造体によって提供されるクッション効果および
断熱効果を欠いている。クッション付き下敷きにラミネートされた織物も、浸透
に対するある程度の抵抗および潜在的により優れた清浄性を提供する。しかし、
積層構造体はエッジ擦り切れ、離層、および寸法ひずみにさらされ、寸法ひずみ
は、おそらく、温度および湿度変化としての面状織物および副層の膨張および収
縮を整合する際の難しさによる。
【0003】 上述のことを考慮すると、クッション層に結合された堅く充填された繊維状表
面を有するパイル表面構造体が、従来技術のパイル構造体、硬いカバー、および
ラミネートによって提示される種々の問題を除去すると考えられる。
【0004】 (発明の概要) 本発明は、ステッチヤーン表面構造体およびその形成方法に関する。ステッチ
ヤーン表面構造体は基布を含み、基布の上面全体は複数の列の表面ヤーンアンダ
ーラップによって覆われる。表面ヤーンアンダーラップは、基布内にステッチす
るか、あるいは長手方向に延在するオーバーステッチによって基布に保持するこ
とが可能である。ヤーンアンダーラップは、高さ寸法Dを有するヤーン表面を形
成する。基布は、高さ寸法Dの少なくとも2倍であり、かつ2ミリメートル以上
である厚さ寸法Tを有する。
【0005】 基布は、2層構造として提供してもよく、この場合、1つの層はヤーンアンダ
ーラップの次に隣接して配置されるクッション材料から形成される。バインダー
または水分遮断材料のシートを基布の上面にわたって配置してもよい。代わりに
、水分遮断材料のシートを基布の下面にわたって配置してもよい。
【0006】 1つ以上のストランドのバインダー材料を基布の上面に隣接して配置してもよ
い。代わりに、あるいは追加して、1つ以上のストランドの補強材を基布の上面
および/または下面に隣接して配置してもよい。アンダーラップを基布に保持す
る張力を変更することによって、キルト効果をヤーン表面に付与し得る。
【0007】 ヤーン層は全面を覆い、製品をひずませることなくステッチの間で膨張および
収縮可能であり、またエッジ擦り切れの影響を受けにくい。
【0008】 本発明は、本出願の一部を形成する添付の図に関連して行われる次の詳細な説
明からより完全に理解されるであろう。
【0009】 (好ましい実施態様の説明) 次の詳細な説明の全体にわたり、同様の参照番号は図面の全図において同様の
要素を参照する。
【0010】 本発明によるステッチヤーン表面構造体は、レイドイン実施態様またはステッ
チ実施態様において実施することが可能である。本発明のレイドイン実施態様は
、図1A〜図5Cに詳細に示され、他方、本発明のステッチ実施態様は図6A〜
図8に示されている。
【0011】 最初に図1Aと図1Bを参照すると、レイドインステッチヤーン表面構造体の
基本構成の側面図および正面図がそれぞれ示され、当該基本構成は、本発明の第
1の実施態様に従って参照番号10で一般的に示されている。図1Aに示した第
1の実施態様の基本的な実施例の種々の修正が、図1B〜図5Cに示されている
。これらの種々の修正の任意の組合せを所望に応じて利用することが可能であり
、また本発明の意図の内に留まることを理解すべきである。
【0012】 図1Aと図1Bから理解されるように、ステッチヤーン表面構造体10は、参
照番号14Sで示された第1の上面を有する基布14と、参照番号14Bで示さ
れた第2の下面とを有する。表面ヤーンアンダーラップ16の複数の列16−1
、16−2、16−3(図1B)は、基布14の上面14Sの全体を実質的に覆
うヤーン表面を形成するように協働する。アンダーラップ16を形成するために
使用されるヤーンは、参照番号D(図1B)で示された直径寸法を有する。表面
14Sの上に置かれたとき、ヤーン表面の高さ寸法16Dは、ヤーン直径よりも
わずかに大きい。ヤーン直径Dと高さ寸法16Dとの僅かな差は、アンダーラッ
プ16の挿入時に規定される僅かなクリアランス距離「h」(図1B)によるも
のである。
【0013】 本発明のいずれかの実施態様のヤーン表面を形成するヤーンは、任意の天然ま
たは合成繊維から製造可能であり、また連続フィラメントまたはスパンステープ
ル形態であり得る。ヤーン材料はナイロン、ポリエステルまたはポリプロピレン
であることが、最も一般的である。カーペットおよびシート張り布に使用される
2成分ヤーンも利用し得る。
【0014】 図1Aと図1Bに示したステッチヤーン表面構造体のレイドイン形態では、表
面ヤーンアンダーラップ16は、一般的に参照番号18で示されるオーバーステ
ッチによって基布14の上面14Sに保持される。オーバーステッチ18は、複
数の平行ライン18L(図1B)に配置される。オーバーステッチ18の各ライ
ン18Lは基布14に沿って長手方向に延在する。横方向に隣接したオーバース
テッチライン18Lの間の間隔は、「ウェール」と呼ばれ、参照番号18W(図
1B)で示されている。
【0015】 各オーバーステッチ18は、表面ヤーンアンダーラップ16を基布14の第1
の表面14Sに固定するラップ部分18Pを含む。各オーバーステッチ18はま
た、基布14の底面14Bに対して位置するインタロック可能なループ部分18
Iを含む。図1Aから最善に理解されるように、各オーバーステッチ18のラッ
プ部分18Pは、上面14Sから、基布14の中に形成される針貫通点20を通
して延在する。基布14の下面14Bに隣接して各々のラップ部分18Pは、チ
ェーン状に、同一の長手方向ライン18Lの隣接オーバーステッチ18のループ
部分18Iにインタロックする。針貫通点20の間の長手方向の間隔は「ループ
長」と呼ばれ、参照番号18Sで示されている。
【0016】 オーバーステッチ18を形成するために、任意の適切なスレッドを使用し得る
。好ましい実施例では、オーバーステッチ18は、低い溶融温度のバインダー材
料およびより高い溶融温度の材料の複合物を含むステッチングスレッドから形成
し得る。複合ステッチングスレッドの2つの構成要素は、撚り、空気交絡、また
は他の方法によって組み合わせてもよい。
【0017】 本発明のいずれかの実施態様に使用される基布14は、針で容易に貫通可能な
材料から製造され、さらに、記述するステッチング操作に耐えるのに十分な粘着
力およびつぶれを回避するのに十分な弾性を有する。補強なしに使用する場合、
基布によってステッチの保持が可能であるように、基布は十分な強度を有しなけ
ればならない。しかし、上述のように補強されるならば、基布が必要とする強度
は小さくなるが、これは、ヤーン表面構造体10(図1A〜図5C)、10’(
図6A〜図8)の構造的な安定性が、オーバーステッチと記述する補強ストラン
ドとによって提供されるからである。
【0018】 本発明の基本的な実施例では、両方の実施態様で使用される基布14は均一な
厚さ寸法Tを有する。図1Bから理解されるように、基布14の厚さ寸法Tは、
アンダーラップ16に沿って略横方向の中間点(すなわち横方向に隣接したステ
ッチライン18Lの間の略中間点)における頂面14Sと底面14Bとの間で測
定される。本発明によれば、厚さ寸法Tは、ヤーン表面の高さ寸法16Dの少な
くとも2倍であり、2ミリメートル以上である。
【0019】 基布14は、ポリマー発泡体シート、フェルト、波形の複合材料、あるいはカ
ーペットからの再利用廃棄物のような発泡体および繊維のボンデッドコンポジッ
トの複合物を用いて提供し得る。基布14は、図1Aに示したような単一の一体
層として形成し得る。代わりに、図1Bに示したように、基布14は異なる材料
の少なくとも2つの層14A、14Bを含んでもよい。層状構造で提供されるな
らば、基布14の層14A、14Bの少なくとも1つは、柔らかいクッション材
料から製造される。柔らかいクッション材料の層14Aはアンダーラップ16に
隣接して配置されることが好ましい。
【0020】 図2は、図1A、図1Bに示したレイドインヤーン表面構造体の基本構成の他
の修正を示している。この修正によれば、複数のバインダー材料のストランドを
配列して、基布14の第1の表面14Sの上方に配置された少なくとも1つの層
のストランドを形成する。層内のストランドは、ナイロン、ポリエステルまたは
ポリオレフィンの低い溶融温度のコポリマーのような低い溶融温度のバインダー
材料から形成し得る。バインダーストランドは、基布14に沿って長手方向に延
在してもよく、あるいは基布14を横切って延在してもよい。
【0021】 図2の左側部分に最善に示されているように、長手方向に延在する単一の層の
バインダーストランドが使用されるならば、各バインダーストランド22はヤー
ンアンダーラップ16と基布14の第1の表面14Sとの間に配置されることが
好ましい。代わりに、長手方向に延在する単一の層の各バインダーストランド2
2’はヤーンアンダーラップ16の間の上に配置可能であり、前記ストランドは
、オーバーステッチ18のラップ18Pによってその間の上に保持される。
【0022】 横方向に延在する単一の層のバインダーストランドが使用されるならば、この
ような層の各バインダーストランド22’はヤーンアンダーラップ16と基布1
4の第1の表面14Sとの間に配置される。この構成は図2の右側部分に示され
ている。このような層のストランド22”は、緯糸挿入技術を利用して配置する
ことができる。
【0023】 第1の層のバインダーストランドに関連して使用すべく第2の層のバインダー
ストランドを配置することは、本発明の意図の範囲内にある。第2の層のストラ
ンドが使用されるならば、第2の層のストランドは、第1の層のバインダースト
ランド22に相補的な上記の位置の任意の位置に配置し得る。したがって、例え
ば、第1の層のストランド22が使用されるならば(ヤーンアンダーラップ16
と第1の表面14Sとの間に)、第2の層のストランド22’(ラップ18Pに
よってヤーンアンダーラップ16の上に保持される)も利用し得る。図2の右側
部分に示したように、長手方向に延在するストランド(例えば、ストランド22
および/または22’)の1つ以上の層は、横方向に延在するストランド22”
の層と共に利用し得る。
【0024】 図3Aと図3Bは、図1A、図1Bに示したレイドインヤーン表面構造体の基
本構成のさらにもう1つの修正を示している。この修正によれば、補強材ストラ
ンドの少なくとも1つ層が基布14の第1の表面14Sの上方に配置される。補
強ストランドは、より高い溶融温度およびより高い靭正のナイロン、ポリエステ
ル、ガラス、またはポリイミド材料から製造することができる。
【0025】 単一層の補強ストランド26は、図3Aの左側部分に示したように、オーバー
ステッチ18のラップ部分18Pとヤーンアンダーラップ16との間に長手方向
に延在し得る。代わりに、単一層の補強ストランド26’は、図3Aの右側部分
に示したように、オーバーステッチ18のラップ部分18Pと基布14の第1の
表面14Sとの間に長手方向に延在し得る。図3Bの左側部分に示したさらにも
う1つの代替例として、単一層の補強ストランド26”は、アンダーラップ16
の下の位置において、基布14の第1の表面14Sの上方に横方向に延在し得る
【0026】 バインダーストランドについて当てはまるように、長手方向に延在する補強ス
トランドの1つ以上の付加層を、第1の層のバインダーストランドに相補的な任
意の位置に配置し得る。かくして、例えば、第1の層の補強ストランド26がヤ
ーンアンダーラップ16の上に配置されるならば、第2の層の補強ストランド2
6’はヤーンアンダーラップ16の下に長手方向にまたはヤーンアンダーラップ
16の下に横方向に配置し得る。なおさらに、2つの層のストランドが使用され
るならば、第3の層のストランドの層を基布14の第1の表面14Sの相補的な
位置に配置し得る。
【0027】 図3Bの右側部分に示したように、補強ストランド263の層を代わりにまた
は追加して基布14の下面14Bに隣接して配置し得る。下面14Bに対して使
用する場合、補強ストランド263の層は横方向に延在する。
【0028】 要約すると、図2、図3A、図3Bに関連して図示または記述した位置の任意
の位置に配置されたいずれかのバインダーおよび/または補強材の1つ以上の長
手方向および/または横方向のストランドを利用することは、本発明の意図の範
囲内にある。
【0029】 ヤーン表面構造体10の第1の実施態様の種々の代替的修正が、図4Aと図4
Bに示されている。この修正によれば、ステッチヤーン表面構造体は、ヤーンア
ンダーラップ16と基布の第1の表面14Sとの間に配置された低い溶融温度の
バインダー材料のシート30(図4A)をさらに含む。バインダー材料のシート
30は、ステッチングの前に上面14Bに付加し得る。代わりに、図4Bに示し
たように、バインダー材料は液体コーティング30’として基布14の上面14
Sに適用し得る。シート30の形態であるいは液体コーティング30’として適
用されようが、活性化された場合、バインダー材料は基布14の上面14Sにア
ンダーラップ16を固定する。
【0030】 なおさらなる代替例として、ヤーン表面構造体10は、ポリプロピレンまたは
ポリエステル製のフィルム膜あるいはコーティングされた不織布または織布のよ
うな水分遮断材料のシート31を含み得る。水分遮断材料のシート31は、基布
14の下面14Bに隣接して配置することが好ましい(図4Aに示したように)
。水分遮断材料のシート31は、ステッチングの前にあるいは多層基布構造体の
層として下面14Bに加えることが可能である。なおさらなる代替例として、水
分遮断材料は、下面14Bに適用される液体コーティング31’の形態を取り得
る。硬化されると、水分遮断材料31’は、それが適用される表面の上方に液体
不透過層を形成する。
【0031】 図4Bは、本発明の第1の実施態様のもう1つの代替的修正を示している。ア
ンダーラップ16は、その頂面に液体として適用される固着材料32の層を有し
得る。硬化されると、固着材料は、アンダーラップ16の上方に可撓性層を形成
し、この層に耐久性とピリング抵抗性とを付与する。ポリウレタン、柔らかいア
クリル樹脂のような可撓性樹脂材料は、固着材料として使用し得る。
【0032】 シート30、31またはコーティング30’、31’は、バインダー材料また
は水分遮断材料から製造されるならば、ヤーン表面構造体10(あるいは10’
)を形成するために使用される針によって貫通可能でなければならない。
【0033】 図5A〜図5Cは、ヤーン表面構造体10の第1の実施態様のなおもう1つの
代替的修正を示している。一般的に、これらの代替的修正によれば、オーバース
テッチスレッド18は、オーバーステッチ18のラップ18Pの近傍の基布14
が、横方向に隣接したステッチラインの間の略中間の基布14の厚さ寸法よりも
小さな厚さ寸法を呈するように、締め付けられている。厚さ寸法は、ヤーン表面
構造体に起伏形状を付与するために、基布にわたって長手方向におよび/または
横方向に変更し得る。オーバーステッチスレッドを締め付けて、ラップの近傍の
基布を圧縮することによって、キルト状または波状表面がヤーン表面構造体に付
与される。
【0034】 図5Aのヤーン表面構造体の横断面に示した第1の代替例として、オーバース
テッチスレッド18は、横方向に隣接したオーバーステッチライン18L−1、
18L−2の1対のオーバーステッチ18−1、18−2の間の略横方向の中間
点において測定される基布14の厚さ寸法Tが、前記1対のオーバーステッチ1
8−1、18−2の各々の近傍の基布14の厚さ寸法T’よりも大きいように、
締め付けられている。好ましくは、厚さ寸法Tは、厚さ寸法T’よりも少なくと
も10パーセント(10%)大きくなければならない。より好ましくは、厚さ寸
法Tは、厚さ寸法T’よりも少なくとも20〜50パーセント(20〜50%)
大きくなければならない。厚さ寸法T’は、上述のおよび図に示した位置におけ
る頂面14Sと底面14Bとの間で測定される。
【0035】 この修正は、コールテン織物の組織と同様の均一なキルト表面組織をヤーン表
面構造体に付与する。
【0036】 第2の代替的修正が、図5Bに示したヤーン表面構造体の横断面に示されてい
る。この場合、オーバーステッチスレッド18は、基布の厚さが横方向に変化す
るように締め付けられている。基布14の基本的な厚さ寸法Tは、横方向の隣接
ライン18L−1、18L−2の1対のオーバーステッチ18−1、18−2の
間の、あるいは横方向の隣接ライン18L−2、18L−3の1対のオーバース
テッチ18−2、18−3の間の略横方向の中間点において再び測定される。理
解されるように、厚さ寸法Tは、オーバーステッチ18−1(およびオーバース
テッチ18−3)の近傍の頂面14Sと底面14Bとの間で測定される基布14
の厚さ寸法T’よりも大きい。同様に図示したように、厚さ寸法Tは、オーバー
ステッチ18−2(オーバーステッチ18−1、18−3と対)の近傍の頂面1
4Sと基布14の底面14Bとの間で測定される厚さ寸法T”よりも大きい。再
び、厚さ寸法Tは、厚さ寸法T’、T”よりも少なくとも10パーセント(10
%)、最も好ましくは20〜50パーセント(20〜50%)大きい。
【0037】 さらに、図5Bに示した実施例では、横方向に隣接した1対のオーバーステッ
チの各オーバーステッチの近傍の基布の厚さ寸法は変更される。より詳しくは、
オーバーステッチ18−1または18−3の近傍の厚さ寸法T’は、その対のオ
ーバーステッチ18−2の近傍の厚さ寸法T”から少なくとも10パーセント(
10%)変化する。厚さ寸法T’、T”は、対のオーバーステッチの間で少なく
とも10パーセント(10%)、最も好ましくは20〜50パーセント(20〜
50%)変化しなければならない。
【0038】 この修正は、ランダムにまたはパターンキルトされた表面の組織と同様の横方
向に変化するキルト表面組織をヤーン表面構造体に付与する。
【0039】 第3の代替的修正が、図5Cに示したヤーン表面構造体の長手方向断面に示さ
れている。この実施例では、オーバーステッチ18Lの長手方向に延在する所定
のラインを形成するオーバーステッチスレッド18は、基布14の厚さがコース
からコースに長手方向に変化するように、交互に締め付けおよび緩められている
。この修正では、オーバーステッチ18Lの長手方向ラインの第1のコース18
C−1の近傍の基布の厚さ寸法T’は、オーバーステッチの同一の長手方向ライ
ン18Lの第2のコース18C−2の近傍の厚さ寸法T”から少なくとも10パ
ーセント(10%)変化する。厚さ寸法T’、T”は、少なくとも10パーセン
ト(10%)、最も好ましくは20〜50パーセント(20〜50%)変化しな
ければならない。様々な厚さ寸法T’、T”は、示した位置における頂面14S
と底面14Bとの間で測定される。
【0040】 図5Cに示した修正は、2次元に変化する非線形キルトの組織と同様の長手方
向に変化するキルト表面組織をヤーン表面構造体に付与する。
【0041】 厚さ寸法は、図5A〜図5Cに同様の参照番号T、T’、T”で示されている
が、これらの図の様々な寸法の絶対的な大きさが数値的に必ず等しいことを意味
すると理解すべきでないことも指摘したい。
【0042】 図6Aと図6Bは、本発明の第2の実施態様に従って参照番号10’で一般的
に示されるステッチヤーン表面構造体のそれぞれの側面図および正面図である。
第2の実施態様の構造体の種々の修正が図6B、図7、図8に示されている。こ
れらの種々の修正の任意の組合せを所望に応じて利用することが可能であり、ま
た本発明の意図の内に留まることを理解すべきである。
【0043】 表面ヤーンアンダーラップ16の複数の列16−1、16−2、16−3(図
6A)が形成され、基布14の上面全体14Sを実質的に覆うヤーン表面を画定
するように協働する。基布14に縫い付けられると、ヤーン表面は基布14の表
面14Sの上に高さ寸法16Dを有する。
【0044】 本発明の第1および第2の実施態様の間の主な差は、図6A〜図8に示したス
テッチ実施態様の場合、ヤーンアンダーラップ16がオーバーステッチスレッド
を使用することなく基布14に縫い付けられることである。アンダーラップ16
を形成するヤーンは、針挿入点20を通して引かれてステッチ16Sを形成する
。16Iで示したように、ヤーン16は基布14の底面14Bに隣接して互いに
インタロックする。ステッチ16Sの横方向の隣接ラインの間の間隔または「ウ
ェール」は、参照番号16Wで示されている(図6B)。針貫通点20の間の長
手方向の間隔(「ループ長」)は参照番号16Sで示されている。
【0045】 基本的な例では、基布14は、アンダーラップ16に沿って略横方向の中間点
(すなわち横方向に隣接したステッチライン16Sの間の略中間点)における頂
面14Sと底面14Bとの間で測定される均一な厚さ寸法Tを呈する。本発明に
よれば、厚さ寸法Tは、ヤーン表面の高さ寸法16Dの少なくとも2倍であり、
2ミリメートル以上である。
【0046】 基布14は、図6Aに示したようなあるいは図6Bに示したような単一の一体
層として形成可能であり、異なる材料の少なくとも2つの層14A、14Bを含
み得る。基布14の層14A、14B層の少なくとも1つは、柔らかいクッショ
ン材料から製造される。柔らかいクッション材料の層14Aはアンダーラップ1
6に隣接して配置されることが好ましい。
【0047】 図7は、図6A、図6Bに示したステッチヤーン表面構造体10’の基本構成
の修正を示している。この修正では、補強材ストランド26の層は基布14の底
面14Bの上方に横方向に延在する。補強ストランド26は、より高い溶融温度
およびより高い靭正のナイロン、ポリエステル、ガラス、またはポリイミド材料
から製造することができる。補強ストランド26は、ステッチ16Sのインタロ
ック部分16Iによって底面14Bに保持される。
【0048】 図7はまた、ステッチヤーン表面構造体は、ヤーンアンダーラップ16と基布
14の第1の表面14Sとの間に配置された低い溶融温度のバインダー材料のシ
ート30(図4A)をさらに含む修正を示している。
【0049】 バインダー材料のシート30は、ステッチングの間に下面14Bの上に付加し
得る。代わりに、図1Bに関連して以前に説明したように、シート30を基布1
4内に一体化して多層基布構造体の1つの層を形成し得る。バインダー材料の層
30’または水分遮断材料の層31’が液状で適用される図4Aと図4Bに関連
して説明した種々の代替的修正が、ヤーン表面構造体10’のステッチ実施態様
に関連して使用し得ることも理解すべきである。さらに、図4Bに関連して説明
しているように、固着材料32もヤーンアンダーラップに適用し得る。
【0050】 図8は、キルト状または波状表面がヤーン表面構造体10’に付与されるさら
なる修正を示したヤーン表面構造体の横断面である。ステッチ16Sは、横方向
に隣接したステッチラインの1対のステッチ16Sの間の略中間点における基布
14の厚さ寸法Tが、前記1対のステッチ16Sの各々の近傍の基布14の厚さ
寸法T’よりも少なくとも10パーセント(10%)大きいように、締め付けら
れる。
【0051】 基布14の厚さT’は、アンダーラップ16の底面14Bと移行点16Tとの
間で測定される。移行点16Tは、アンダーラップ16を形成するヤーンがニー
ドル挿入点20に引き込まれるときに、横方向に隣接したステッチの略直線のス
テッチ部分16Lが互いに接触するその点である。この移行点16Tは、第1の
表面14Sに重なるアンダーラップの略湾曲の部分16Cと、ステッチ16Sの
インタロック部分16Iを形成するアンダーラップの直線部分16Lとの間の境
界点をマークする。
【0052】 図9には、第1のレイドイン実施態様(図1A〜図5C)または第2の本発明
のステッチ実施態様(図6A〜図8)に従ってヤーン表面構造体10/10’を
形成するための一般的に参照番号100で示されるシステムの概略図が示されて
いる。図9に示したシステムは、参照番号110または110’で一般的に示さ
れたステッチング装置と、それに付随する種々の供給および搬送ローラとを具備
する。本発明によるヤーン表面構造体10/10’は、場合に応じて、ステッチ
ング装置110または110’の出口から出てくるその構造体である。図10は
、ヤーン表面構造体10のレイドイン実施態様のために使用されるステッチング
装置110のより詳細な図面であり、他方、図11は、ヤーン表面構造体10’
のステッチ実施態様のために使用されるステッチング装置110’のより詳細な
図面である。
【0053】 図9と図10から最善に理解されるように、ステッチング装置110は、装置
110を通して長手方向に延在する略平坦な移動経路に沿って基布14を支持す
るスロット付き架台120を具備する。架台120のスロットは図10では見え
ない。「機械方向」とも呼ばれる基布14の移動の長手方向は、参照矢印124
で示されている。本出願の全体にわたって使用されるように、移動の長手方向は
、製造されるヤーン表面構造体の長手(または「経」)方向と整列され、経方向
に直交する方向は、製造されるヤーン表面構造体の「交差」、「横方向」または
「緯」方向と呼ばれる。
【0054】 図10において、装置110を通る基布14の移動経路が水平の経路として任
意に示されていることを指摘する。基布14は、適切な供給ローラ126(図9
)から架台120に供給される。基布14は、引張ローラ127(図9)のよう
な適切な推進装置によって段階的に機械方向124に送られる。
【0055】 架台の入口縁部にはシンカバー128(図10)がある。シンカバー128は
装置110を横方向に横切って延在する。複数のシンカフィンガー130は、機
械方向124においてシンカバー128から前方に延在する。各シンカフィンガ
ー130は、横方向に隣接したフィンガー130から所定の横方向の間隔132
だけ離間される。各シンカフィンガー130の下面は番号130Sで示されてい
る。架台120の上側表面120Sおよび各シンカフィンガー130の下面13
0Sは協動して、基布14が装置10に導入されるスロート134を画定する。
【0056】 架台120の下には、複数の貫通針142を有するニードルバー140が装着
される。ニードルバー140は、シンカフィンガー130の端部から前方に所定
の距離離間される。針142は、架台120に形成されたスロットを通して上方
に延在する。シンカフィンガー130の端部の前方に配置されかつ移動経路12
4に垂直のニードル面144において針142が垂直の往復運動により変位可能
であるように、ニードルバー140は、適切なアクチュエータ(図示せず)によ
って移動可能である。往復運動する針142の各々は、それぞれの針貫通点20
において基布14と交差しまた貫通する。各針貫通点20は、横方向に隣接した
シンカフィンガー130の間に画定された横方向の間隔132に配置される。針
貫通点20の横方向に延在するラインは、ニードル面144に位置する。
【0057】 ガイドバー150T、150Yは、シンカフィンガー130の上方および装置
110を通る基布14の平坦な移動経路の上方に装着される。各ガイドバー15
0T、150Yは、下方に垂れ下がる複数のガイド要素を有する。ガイド要素は
、図示したように円形のアイレットとして提供されてもよく、あるいは必要であ
れば管状部材または幅広のスプーンガイドの形態をとってもよい。
【0058】 ガイドバー150Yのガイド要素は、基布14の上面14Sに挿入されるヤー
ン16Yを支承する役割を果たす。各ヤーン16Yは、ビーム152(図9)か
ら送り出され、ヤーンガイドバー150Yのガイド要素を通過する。他のガイド
バー150T上のガイド要素は、ヤーン16を基布14に保持するステッチ18
を形成するステッチングスレッド18Tを支承する。各ステッチングスレッドT
は、別個のビーム154(図9)から送り出される。
【0059】 各ガイドバー150Y、150Tは、適切な作動装置(図示せず)によって、
様々な自由度で独立して移動可能である。典型的に、各ガイドバー150Y、1
50Tは、他の任意のガイドバーに対して横方向、前方および/または後方に揺
動可能である。したがって、ガイドバー150Y、150Tによって支承される
ヤーン16および/またはスレッド18Tは、基布14に対して変位され、およ
び/または様々な方法でループ化または互いにインタロックされる。
【0060】 操作時、基布14は、供給ローラ126から、架台120とシンカフィンガー
130との間に画定されたスロート134に導入される。基布14の底面14B
は架台120上に支持され、他方、その上面14Sはシンカフィンガー130の
下面130Sに向けられる。スロート134の寸法134Tは基布14の厚さ寸
法14Tよりも大きいので、基布14がその移動経路に沿って装置110内を前
進するとき、基布14はシンカフィンガー130と架台120との間に比較的緩
く捕捉される。バインダーおよび/または水分遮断材料のそれぞれの1つまたは
複数のシート30、31(図4A、図4B)が、ヤーン表面構造体10、10’
に含まれるならば、これらの要素は、場合に応じて基布の頂面または底面に置か
れ、装置110、110’を通して基布と共に前進する。シートは、適切な供給
ローラ156、158から基布14のいずれかの表面に送り出される。
【0061】 バインダー材料が層30’として液状で適用されるならば、噴霧器のような適
切なディスペンサー157を使用して、上面14Sの上方に材料を被覆し得る。
同様に、水分遮断材料が層31’として液状で底面14Bに適用されるならば、
ローラまたはパッドディスペンサーのような適切なアプリケータ159をステッ
チング装置110/110’の下流側に配置し得る。
【0062】 固着材料の層32が使用されるならば、適切なディスペンサー161(例えば
、噴霧器、パッドアプリケータ、発泡体源またはドクタブレード)を用いて、当
該層をアンダーラップに適用し得る。ディスペンサー161はまた、ステッチン
グ装置110/110’の下流側に配置される。
【0063】 同様に、長手方向および/または横方向に延在するバインダーストランド22
、22’、22”(場合に応じて)および/または補強ストランド26、26’
、26”(再び、場合に応じて)が、ヤーン表面構造体に組み込まれるならば、
上記のストランドは、場合に応じて適切なビームまたはボビンから送り出される
。1つまたは複数のストランドが長手方向に挿入されるならば、別個のビーム(
例えば、ビーム161)および別個のガイドバー(図示しないが、バー150Y
、150Tと同様)が各ストランドのために設けられる。1つまたは複数のスト
ランドに緯糸が挿入されるならば、別個のボビン(図示せず)および162で概
略的に示した商業的な緯糸挿入装置が使用される。
【0064】 基布14は、移動経路に沿って送られるので、基布14の横方向に延在する連
続領域はニードル面144に前進させられる。ヤーンガイドバー150Yが横方
向に変位されて、基布14の表面14Sのアンダーラップ16(図1A、図1B
)を最終的に形成する長さのヤーン16Yを送り出す前後に、スレッドガイドバ
ー150Tの隣接した第1および第2のスレッドガイドからのステッチングスレ
ッド18Tは、送り出された長さのヤーン16のそれぞれの第1および第2の位
置の周囲に連続的にループ化される。
【0065】 基布14の横方向の連続領域がニードル面144に移動するとき、隣接した針
が作動され、基布を通して移動経路上方の位置に上昇される。上昇位置では、隣
接した針は、ループ化された第1および第2のステッチングスレッドと連続的に
それぞれ係合し、これらのステッチングスレッドを基布14に向かって下方に引
っ張る。これらの動作によって、送り出された長さのヤーン16Yは基布14の
表面14Sに引っ張られ、これにより基布14の第1の表面14Sの上方で横方
向にまた僅かに斜め方向に延びるヤーンアンダーラップを形成する。基布14を
通る各針の連続的な下方運動により、オーバーステッチ18のラップ部分18P
が形成される。オーバーステッチ18のラップ部分18P(図1A、図1B)は
、基布14の第1の表面14Sに重なり、その第1の表面14Sにヤーンアンダ
ーラップ16を固定する。各ステッチ18はまた、図1Bの側面図に最もよく示
されているように、基布14の底面14Bに位置するインタロック可能なループ
状のオーバーラップ部分18Iを含む。
【0066】 基布14の領域がニードル面144を通って長手方向に連続して前進するたび
に、各針は、その横方向に隣接した針の内の1つと交互に協動して、基布14の
上面14Sを横切って延在するヤーンアンダーラップ16を形成する。
【0067】 技術用語では、アンダーラップ16およびステッチングスレッドラップ18P
のこの構成は、0−0/2−2往復ステッチまたは「トリコット」ステッチとし
て識別し得る。0−0/2−2 / 2−2/4−4 / 4−4/2−2 /
2−2/0−0のような「レイドアトラス」ステッチ、あるいは0−0/3−
3または0−0/4−4のようなより長いレイドステッチも使用し得る。
【0068】 図5Aに示した均一にキルトされた製品は、比較的柔らかで圧縮可能な基布1
4およびステッチ18に対する高い張力を使用することによって製造される。し
たがって、ステッチ18の近傍の基布14の高さT’は横方向に隣接したステッ
チの間の略中間の高さTよりも小さい。図5Bの横方向にキルトされた製品は、
横方向に隣接したスレッドに異なる張力を与えることによって形成される。
【0069】 図5Cの長手方向に変化するキルトされた製品は、3次元効果を創出する必要
に応じて、種々のコースのステッチングスレッド18Tに対し交互に張力を高め
また低くすることによって形成される。
【0070】 図11は、ヤーン表面構造体10’のステッチ実施態様のために使用されるス
テッチング装置110’のより詳細な図面を示している。指摘する差異を除いて
、装置110’は、図10に関連して説明したステッチング装置110と実質的
に同一である。したがって、同一の構造要素について同一の参照番号が使用され
、他方、修正された要素または修正された構造関係は、プライム符号が付された
単一の参照番号によって示される。
【0071】 図10の装置110と図11の装置110’との主な差は、オーバーステッチ
スレッド18T(図10)用のガイドバー150Tとビーム154の省略である
【0072】 操作時、所定のヤーン16Yは隣接した針142と係合して、基布14に縫い
付けられるヤーンアンダーラップ16を形成する。2本のステッチ列を横切る1
−0/1−2ステッチのような基本的なトリコットステッチが典型的に形成され
る。1−0/1−2 / 2−3 / 2−1または1−0/1−2 / 2−
3/3−4 / 3−2/2−1のような「組合せアトラス」ステッチも使用し
得る。
【0073】 ヤーンは、針貫通点20を通して針によって引っ張られて、ステッチ16S(
図6A、図6B)を形成する。ステッチ16Sは基布14の底面14Bの下でイ
ンタロックする。基布14の上または下に配置されたシート30は、上述と同一
の方法で適用される。同様に、長手方向および/または横方向に延在するバイン
ダーおよび/または補強ストランド(1つまたは複数)(使用されるならば)が
、前述と同一の方法で供給される。
【0074】 図8のキルトされた製品(図5Aのキルトされた製品と同様)は、比較的柔ら
かで圧縮可能な基布14を使用し、またステッチヤーンに比較的高い張力を与え
て製造される。ウェールからウェールにまたコースからコースに張力を変化させ
ることは、図5Bと図5Cの製品と同様の効果を得るためにも利用することがで
きる。
【0075】 図9から理解されるように、ステッチング装置110、110’の下流側に、
ヤーン表面構造体10、10’に存在するならば、バインダー材料を熱活性化す
るために、1対の加熱された仕上げローラ166A、166Bを含むボンディン
グ装置166が設けられる。熱活性化されると、バインダー材料(ストランド2
2、22’および/または22”の形態で、シート30の形態で、あるいは第1
の表面に被覆された液体層30’の形態であろうが)は、基布14の第1の表面
14Sを表面ヤーンアンダーラップに保持する。ボンディング装置166はまた
、固着材料をセットして、水分遮断材料を基布に結着するために機能する。
【0076】 上述のような本発明の教示の利点を有する当業者は、多数の修正を本発明に付
与することが可能である。例えば、図10と図11は、アンダーラップを形成す
るために1つのみのガイドバーを示しているが、追加のガイドバーを利用し得る
ことが理解される。このような修正は、添付請求項によって規定されるように、
本発明の意図の範囲内にあると解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明の第1の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体の側面図
および正面図であり、は基布の第1の形態を示す。
【図1B】 本発明の第1の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体の側面図
および正面図であり、図1Bは基布の代替形態を示している。
【図2】 バインダー材料の長手方向および/または横方向に延在するストランドの少な
くとも1つの層を含むように修正された本発明の第1の実施態様によるレイドイ
ンステッチヤーン表面構造体の正面図である。
【図3A】 補強材料の長手方向に延在するストランドの少なくとも1つの層を含むように
修正された本発明の第1の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体
の正面図である。
【図3B】 補強材料の横方向に延在するストランドの少なくとも1つの層を含むように修
正されたレイドインステッチヤーン表面構造体の正面図である。
【図4A】 代わりに、シートの上面または下面それぞれにバインダーまたは水分遮断材料
のシートを含むように修正された本発明の第1の実施態様によるレイドインステ
ッチヤーン表面構造体の正面図である。
【図4B】 レイドインアンダーラップ上の表面固着材料と、アンダーラップ上面の液体バ
インダー材料のコーティングおよびアンダーラップ下面の水分遮断材料のコーテ
ィングと、を含むようにさらに代わりに修正された本発明の第1の実施態様によ
るレイドインステッチヤーン表面構造体の正面図である。
【図5A】 「キルト」表面効果を呈するように、さらに代わりに修正された本発明の第1
の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体の横断面を示した正面図
である。
【図5B】 「キルト」表面効果を呈するように、さらに代わりに修正された本発明の第1
の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体の横断面を示した正面図
である。
【図5C】 他の「キルト」表面効果を呈するように、さらに代わりに修正された本発明の
第1の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体の長手方向に延在す
るオーバーステッチラインを示した側面図である。
【図6A】 本発明の第2の実施態様によるステッチヤーン表面構造体の側面図および正面
図である。
【図6B】 本発明の第2の実施態様によるステッチヤーン表面構造体の側面図および正面
図である。
【図7】 バインダー材料または水分遮断材料のシートを含むようにおよび/または補強
ストランドの層を含むように代わりに修正された本発明の第2の実施態様による
ステッチヤーン表面構造体の正面図である。
【図8】 「キルト」表面効果を呈するようになおさらに代わりに修正された本発明の第
2の実施態様によるステッチヤーン表面構造体の横断面を示した正面図である。
【図9】 本発明のいずれかの実施態様によるステッチヤーン表面構造体を形成するため
のステッチング装置を含むシステム全体の概略図である。
【図10】 本発明の第1の実施態様によるレイドインステッチヤーン表面構造体を形成す
るためのステッチング装置の斜視図である。
【図11】 本発明の第2の実施態様によるステッチヤーン表面構造体を形成するためのス
テッチング装置の様式化された斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード ジェイムズ セレステ アメリカ合衆国 19711 デラウェア州 ニューアーク ヒルトップ ロード 815 (72)発明者 ポール フェリックス パストルスキ アメリカ合衆国 19711 デラウェア州 ニューアーク ヒルストリーム ロード 34 Fターム(参考) 3B120 BA02 BA19 CA11 DB03 EB04 EB15

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステッチヤーン表面構造体であって、 第1および第2の表面と厚さ寸法Tとを有する基布と、 ヤーンアンダーラップが高さ寸法Dを有するヤーン表面を形成する、前記基布
    の第1の表面全体を覆う複数の列の表面ヤーンアンダーラップと を含み、 前記厚さ寸法Tが前記高さ寸法Dの少なくとも2倍であり、かつ2ミリメート
    ル以上であること を特徴とするステッチヤーン表面構造体。
  2. 【請求項2】 前記表面ヤーンアンダーラップが、前記基布に沿って長手方
    向に延在する複数の平行のオーバーステッチラインによって前記基布に保持され
    ることを特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表面構造体。
  3. 【請求項3】 前記ヤーンアンダーラップと前記基布の第1の表面との間に
    配置された複数のバインダー材料のストランドをさらに含むことを特徴とする請
    求項2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  4. 【請求項4】 前記バインダー材料のストランドが、前記基布に沿って長手
    方向に延在することを特徴とする請求項3に記載のステッチヤーン表面構造体。
  5. 【請求項5】 前記バインダー材料のストランドが、前記基布を横方向に横
    切って延在することを特徴とする請求項3に記載のステッチヤーン表面構造体。
  6. 【請求項6】 各オーバーステッチが、低い溶融温度のバインダー材料およ
    びより高い溶融温度の材料の複合材を含むステッチングスレッドから形成される
    ことを特徴とする請求項2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  7. 【請求項7】 前記ヤーンアンダーラップと前記基布の第1の表面との間に
    配置された材料シートをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のステッチ
    ヤーン表面構造体。
  8. 【請求項8】 前記ヤーンアンダーラップと前記基布の第1の表面との間に
    配置された前記材料シートが、バインダー材料から製造されることを特徴とする
    請求項7に記載のステッチヤーン表面構造体。
  9. 【請求項9】 前記ヤーンアンダーラップと前記基布の第1の表面との間に
    配置された前記材料シートが、水分遮断材料から製造されることを特徴とする請
    求項7に記載のステッチヤーン表面構造体。
  10. 【請求項10】 前記基布の第2の表面に隣接して配置された水分遮断材料
    のシートをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表面構
    造体。
  11. 【請求項11】 前記基布が、異なる材料の少なくとも2つの層を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表面構造体。
  12. 【請求項12】 前記基布の層の1つが、柔らかいクッション材料から製造
    されることを含むことを特徴とする請求項11に記載のステッチヤーン表面構造
    体。
  13. 【請求項13】 前記柔らかいクッション材料の層が、前記ヤーンアンダー
    ラップに隣接して配置されることを特徴とする請求項12に記載のステッチヤー
    ン表面構造体。
  14. 【請求項14】 前記ヤーンアンダーラップと前記基布の第1の表面との間
    に配置された複数の補強材料のストランドをさらに含むことを特徴とする請求項
    2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  15. 【請求項15】 前記補強材料のストランドが、前記基布に沿って長手方向
    に延在することを特徴とする請求項14に記載のステッチヤーン表面構造体。
  16. 【請求項16】 前記補強材料のストランドが、前記基布を横方向に横切っ
    て延在することを特徴とする請求項14に記載のステッチヤーン表面構造体。
  17. 【請求項17】 前記基布の第2の表面に隣接して配置された複数の補強材
    料のストランドをさらに含み前記補強材料のストランドが、前記基布を横方向に
    横切って延在することを特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表面構造体
  18. 【請求項18】 前記ヤーン表面構造体の所定の横断面に沿って、横方向に
    隣接したオーバーステッチラインの1対のオーバーステッチの間の略中間点にお
    ける前記基布の厚さ寸法Tが、前記1対のオーバーステッチの各々の近傍の前記
    基布の厚さ寸法T’よりも少なくとも10パーセント(10%)大きいことを特
    徴とする請求項2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  19. 【請求項19】 前記ヤーン表面構造体の所定の横断面に沿って、 前記基布が、横方向に隣接したオーバーステッチラインの1対のオーバーステ
    ッチの間の略中間点において厚さ寸法Tを有し、 前記基布が、前記1対のオーバーステッチの第1のオーバーステッチの近傍に
    おいて厚さ寸法T’を有し、 前記基布が、前記1対のオーバーステッチの第2のオーバーステッチの近傍に
    おいて厚さ寸法T”を有し、 前記厚さ寸法T’が、前記厚さ寸法T”から少なくとも10パーセント(10
    %)変化すること を特徴とする請求項2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  20. 【請求項20】 長手方向に延在する所定のオーバーステッチラインに沿っ
    て、 前記長手方向のオーバーステッチラインの第1のオーバーステッチの近傍の前
    記基布の厚さ寸法T’が、同一の長手方向のオーバーステッチラインの隣接オー
    バーステッチの近傍の厚さ寸法T”から少なくとも10パーセント(10%)変
    化すること を特徴とする請求項2に記載のステッチヤーン表面構造体。
  21. 【請求項21】 前記アンダーラップを形成するヤーンが前記基布に縫い付
    けられることおよび、 前記ヤーン表面構造体の所定の横断面に沿って、横方向に隣接したステッチラ
    インの1対のステッチの間の略中間点における前記基布の厚さ寸法Tが、前記1
    対のステッチの各々の近傍の前記基布の厚さ寸法T’よりも少なくとも10パー
    セント(10%)大きいこと を特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表面構造体。
  22. 【請求項22】 前記表面ヤーンアンダーラップの上方に配置された固着材
    料の可撓性層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のステッチヤーン表
    面構造体。
  23. 【請求項23】 前記基布の第2の表面の上方に配置された水分遮断材料の
    液体コーティングをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のステッチヤー
    ン表面構造体。
  24. 【請求項24】 前記基布の第1の表面の上方に配置されたバインダー材料
    の液体コーティングをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のステッチヤ
    ーン表面構造体。
  25. 【請求項25】 ステッチヤーン表面構造体を形成するための方法であって
    、 基布の第1の表面に複数の列の表面ヤーンアンダーラップを形成し、これによ
    って前記基布の全面を覆うヤーン表面を形成する工程であって、前記基布が厚さ
    寸法Tを有し、前記ヤーン表面が高さ寸法Dを有し、前記厚さ寸法Tが前記高さ
    寸法Dの少なくとも2倍であり、かつ2ミリメートル以上である工程 を含むことを特徴とする方法。
  26. 【請求項26】 バインダー材料を前記ヤーン表面構造体に適用する工程と
    、 前記バインダー材料を活性化して、前記ヤーンアンダーラップを前記基布の表
    面に保持する工程と を含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記バインダー適用工程が、前記ヤーンアンダーラップを
    形成する前に、液体バインダー材料を前記基布の第1の表面に適用する工程を含
    むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記バインダー適用工程が、前記ヤーンアンダーラップを
    形成する前に、バインダー材料のシートを前記基布の第1の表面に適用する工程
    を含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】 液体固着材料を前記表面ヤーンアンダーラップに適用する
    工程と、 その後に前記固着材料を硬化して、前記表面ヤーンアンダーラップの上方に可
    撓性層を形成する工程と をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. 【請求項30】 液体不浸透性の材料を前記基布の第2の表面に適用する工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
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