JPH09505855A - タフテッドナイロンまたはポリエステルパイルカーペットの製造方法およびそれから製造されたカーペット - Google Patents

タフテッドナイロンまたはポリエステルパイルカーペットの製造方法およびそれから製造されたカーペット

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JPH09505855A JP7515086A JP51508694A JPH09505855A JP H09505855 A JPH09505855 A JP H09505855A JP 7515086 A JP7515086 A JP 7515086A JP 51508694 A JP51508694 A JP 51508694A JP H09505855 A JPH09505855 A JP H09505855A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、タフテッドナイロンまたはポリエステルパイルカーペットの製造方法および得られたカーペットに関する。少なくとも8重量%のエステル基および1重量%のカルボン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂を、ナイロンまたはポリエステル糸のタフトを有する第1のカーペット裏地と接触させる。カーペットは、第2の裏地を有していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 タフテッドナイロンまたはポリエステルパイルカーペットの製造方法 およびそれから製造されたカーペット 発明の背景 発明の分野 本発明は、タフテッドナイロンまたはポリエステルパイルカーペットの製造方 法およびその結果として得られたカーペットに関する。特に、本発明は、このよ うなカーペットの製造におけるエチレンコポリマーの使用、特にエステル基およ びカルボン酸基の両方を含有する反応器合成エチレンコポリマーの使用に関する 。関連技術の説明 タフテッドパイルカーペットの製造は、通常、伝統的なニードルパンチ操作に よる、第1のカーペット裏地材料へのパイル糸の植毛(tufting)を含む。住宅 向けカーペット用としては、ナイロンおよびポリエステル糸が、パイル糸の最も 一般的な種類である。カーペットを、ついで染色し、すすぎ、そして防汚性処理 を含む他の標準の仕上げ操作にかける。引き続いて、植毛された(tufted)第1 のカーペットの裏面を、ポリマーラテックスで被覆して、糸のタフトを封入し、 かつ第2のカーペット裏地材との接着表面を提供する。第2のカーペット裏地を 、ついで植毛された第1の裏地のラテックスを被覆された裏面に積層し、ついで ラテックスを乾燥し、そして硬化する。このようなラテックス組成物を調製する ための典型的な合成ポリマーは、スチレン/ブタジエンコポリマー、エチレンビ ニルアセテートコポリマー、ポリアクリレート、およびそれらの配合物を含む。 ラテックスは、典型的には、炭酸カルシウム、シリカ、タルク、またはクレーの ような充填材料も含む。 しかしながら、このようなラテックス組成物から構成されるカーペットの 不都合は、これらのカーペットが廃棄された後に、再生利用を目的として、それ らを裁断して成分部分にまで分解することが困難であるということである。 それゆえ、Reithの米国特許第4,844,765号公報および同第4,93 9,036号公報に記載されているように、ラテックスの代わりに、タフトを封 入し、および植毛された第1のカーペット裏地を第2のカーペット裏地に積層す るために使用することができる熱溶融型接着剤が、開発されている。さらに詳し くは、Reithは、植毛された第1の裏地と接触している第1の層、および第2の 裏地と接触している第2の層とを備える積層熱溶融型接着剤を使用することを記 載している。ポリオレフィンおよびアクリル糸は、ナイロンおよびポリエステル 糸と同様に、この方法に適していると記載されている。第1の層は、第1熱溶融 型接着剤を含有し、および第2の層は、第1接着剤とは異なる粘度を有する第2 熱溶融接着剤を含有する。これらの積層熱溶融型接着剤は、積層シートまたは別 個のシートの形状であってもよい。このような方法に使用するのに適している熱 溶融型接着剤は、Reithにより、ベース樹脂、変性剤もしくは粘着性付与剤樹脂 、ワックス、可塑剤、酸化防止剤、および充填材を一定の重量百分率で含有する ものとして記載されている。 一般的に、このような熱溶融型接着剤は、カーペットへのタフト結合強さを提 供する点において、いくらか効果的であるかもしれないけれども、タフテッドナ イロンまたはポリエステルパイルカーペットを構成する専用の方法を有すること が望ましい。 本発明の課題は、このような方法およびその結果として得られたカーペットを 提供することである。少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量 %のカルボン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂 は、この方法において使用される。 発明の要旨 一般的に、本発明は、下記の工程を備えるタフテッドナイロンまたはポリエス テルパイルカーペットの製造方法を提供する: a)少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカルボ ン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂と、ナイロ ンまたはポリエステル糸のタフトを有する第1のカーペット裏地とを接触させ; b)熱可塑性樹脂をエチレンコポリマーの融点より高い温度に加熱し; c)エチレンコポリマーの融点より高い温度において、および加圧下で、およ び樹脂を糸のタフトの基部に封入するのに十分な時間、熱可塑性樹脂を第1のカ ーペット裏地に接触させた状態に維持し;かつ d)タフテッドカーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させ る。 好ましくは、熱可塑性樹脂は、2から50dg/分のメルトインデックスを有 し、そして50から100重量%のエチレンコポリマーを含有する。典型的には 、エチレンコポリマーは、10−25重量%のエステル基および2−20重量% のカルボン酸基から構成され、ここでエステル基とカルボン酸基との総量は、コ ポリマーの35重量%以下である。第1の裏地用に適した材料は、ポリプロピレ ンファブリックを含む。 好ましい実施態様において、この方法は、最初に、溶融状態の熱可塑性樹脂を 第2のカーペット裏地の上に押し出すことを含む。ついで加圧下で、および溶融 熱可塑性樹脂を糸のタフトの基部に封入し、そして第1の裏地と第2の裏地を一 緒に結合するのに十分な時間、被覆された第2の裏地を、タフテッドナイロンま たはポリエステル糸を有する第1のカーペット裏地と接触させる。 他の実施態様において、熱可塑性樹脂は、第1の裏地の上に押し出してもよく 、または樹脂をシート形状にして、これを第1のカーペット裏地または第2のカ ーペット裏地のいずれかの上に最初に積層してもよい。 第2の裏地を、エチレン/ビニルエステルコポリマー、エチレン/アルキル( メタ)アクリレートコポリマー、またはエチレン/オレフィンコポリマーで最初 に被覆してから熱可塑性樹脂を第2の裏地に被着してもよい。このような場合に は、接着剤は、溶融状態でも、または積層シートの形状でもよい。 本発明はタフテッドパイルカーペットも含む。このようなカーペットは、ナイ ロンまたはポリエステル糸のタフトが表面から突出し、そして裏地の裏面は、少 なくとも8重量%のエステル基と少なくとも1重量%のカルボン酸 基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂で被覆されてい る第1のカーペット裏地を備える。これらのタフテッドパイルカーペットは、第 2のカーペット裏地を含んでいてもよく、熱可塑性樹脂を使用して前記第2のカ ーペット裏地は植毛された第1の裏地の裏面に結合される。 発明の詳細な説明 本発明は、ナイロンまたはポリエステル糸のタフトを有するタフテッドパイ ルカーペットを製造する方法に関する。この方法では、植毛された第1のカーペ ット裏地を、少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカル ボン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂と、エチ レンコポリマーの融点より高い温度において接触させる。溶融樹脂は、樹脂をナ イロンまたはポリエステルタフトの基部に封入するのに十分な時間の間、植毛さ れた第1のカーペット裏地と接触した状態に維持する。引き続き、または同時に 、第2のカーペット裏地を、植毛された第1の裏地に積層してもよい。 第1のカーペット裏地は、その表面から突出しているナイロンまたはポリエス テル糸のタフトを有する裏地材の形態である。突出しているタフトは、第1の裏 地に縫い付けられたタフト基部とカーペット面を形成するタフト先端とを有する 。裏地は、例えば、ジュート、ウール、レーヨン、ポリアミド、ポリエステルお よびポリオレフィンのような天然材料または合成材料から作られた織物であって もよい。不織布裏地を使用することもできる。好ましい実施態様においては、第 1の裏地は、テープまたは糸から織られた織物であり、そして実質的に均一な厚 さで平坦な材料の形状である。 本発明においては、以下に説明される理由により、ナイロンまたはポリエステ ル糸だけが第1のカーペット裏地に植毛されるべきである。このような糸を含ん でなるフィラメントは、取引界において知られている技術により作成することが でき、そして糸は、しかるべく、嵩高く加工され、および撚よられてもよい。糸 は、伝統的なニードルパンチ方法を使用して第1の裏地材料に植毛することがで きる。得られたタフトは、ループまたは切断されているループの形状であっても よく、そして、所望のカーペットの質および様式により、タフト密度、タフト厚 さ、およびタフト高さをすべて変えてもよい。 本発明の重要な特長は、仕上がったカーペットにおいて良好なタフト結合強さ を提供するために慣用されている熱溶融型接着剤を超えるいくつかの利点を提供 する独特の熱可塑性樹脂を使用することである。その結果として、ナイロンまた はポリエステルタフトは、カーペット面から容易に抜けなくなる。 本発明の熱可塑性樹脂は、例えば、グラフトコポリマーではなく、反応器合成 エチレンコポリマーであるエチレンコポリマーを本質的に含有する。一般的に、 樹脂配合物におけるエチレンコポリマーの量は、少なくとも50重量%であるべ きであり、ある場合には、樹脂は、完全にエチレンコポリマーから成っていても よい。エチレンコポリマーは、少なくとも8重量%のエステル基および少なくと も1重量%のカルボン酸基を含有する。 この樹脂は、慣用の熱溶融型接着剤とは違って、機械的および化学的結合手段 の両方によりナイロンおよびポリエステルタフトに結合することが可能であるた め、カーペットにおいて良好なタフト結合強さを提供すると信じられている。機 械的結合は、エチレンコポリマーの融点より高い温度まで樹脂を熱活性化するこ とにより達成される。溶融樹脂は、ついで繊維タフトの基部に浸透し、それらを 封入し、そして機械的にそれらをその場所に固定する。さらに、この樹脂は、エ チレンコポリマーにおけるカルボン酸基の存在により、ナイロンおよびポリエス テルタフトへの高い化学的親和力を有すると信じられている。これらのカルボン 酸基は、水素結合によりポリアミドまたはポリエステルの主鎖に結合してもよく 、共有結合によりポリアミドの主鎖にある遊離アミン末端に結合して、アミド結 合を形成してもよい。この化学的作用の結果として、何らかの理由で少量の接着 剤しかタフトを物理的に封入することができないとしても、依然として良好なタ フト結合強さが得られる。 エチレンコポリマーにおけるエステル基は、ビニルエステルモノマーから誘導 することもでき、それらのモノマーの例としては、ビニルアセテート、ビニルプ ロピネート、およびビニルブチレートのようなビニルアルキレート;並びにメチ ル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ) アクリレートおよびn−ブチル(メタ)アクリレートのようなアルキル(メタ) アクリレートがある。カルボン酸基は、アクリル酸、メタクリル酸、およびイタ コン酸のような酸から誘導することもできる。 当該技術分野において知られている高圧反応器を使用する反応器合成方法 を使用して、本発明のエチレンコポリマーを合成することもできる。 エチレンコポリマーは、エチレンコポリマーの重量に基づいて、少なくとも8 重量%のエステル基、特に8−25重量%、好ましくは、少なくとも10重量% のエステル基を含有する。さらに、エチレンコポリマーは、エチレンコポリマー の重量に基づいて、少なくとも1重量%、特に1−20重量%、好ましくは少な くとも2重量%のカルボン酸基を有する。エステル基およびカルボン酸基の総量 は、エチレンコポリマーの35重量%以下から成るべきである。エチレンコポリ マーは、プロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテン、アクリルアミド、または一 酸化炭素のような付加的なコモノマーを含有してもよい。付加的なコモノマーは 、少量、すなわち、エチレンコポリマーの約10重量%以下であることが好まし い。 望ましくは、そしてある場合には、特に好ましいのは、エチレンコポリマーを 、他のポリマーと配合して、熱可塑性樹脂を形成することである。エチレンコポ リマーを配合するときは、配合物におけるエステル基とカルボン酸基の濃度は、 各々、依然として、少なくとも8重量%および少なくとも1重量%であるべきで ある。エチレンコポリマーと配合することができる適当なポリマーは、エチレン /ビニルアセテートコポリマー、エチレン/アクリル酸コポリマー、エチレン/ アルキルアクリレートコポリマー、低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン (VLDPE)、エチレン/ブテンコポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマー 、エチレン/オクテンコポリマー、エチレン/アクリルアミドコポリマー、ポリ プロピレンコポリマー、エチレン/プロピレンコポリマー、およびエチレン/プ ロピレン/ジエン(EPDM)コポリマーである。 本発明の熱可塑性樹脂は、慣用の熱溶融型接着剤に対して、相対的に高い溶融 粘度および相応する低いメルトインデックスを有する。特に、本発明において使 用される熱可塑性樹脂のメルトインデックスは、ASTM D−1238(条件 E)の手順により測定されたときに、約500dg/分より小さく、好ましくは 200dg/分より小さくなるべきである。メルトインデックスは、少なくとも 2dg/分であり、特に2−50dg/分の範囲にあることが好ましい。この高 い溶融粘度の結果として、溶融樹脂は、慣用の熱溶融型接着剤ほど迅速に第2の 裏地ウェッブに流れず、そしてより多くの樹脂が、タフトに浸透し、そして第1 の裏地にタフトを封入するのに利用でき る。 この熱可塑性樹脂は、エチレンコポリマーと非相溶である少量のエラストマー を、特に樹脂の10−30重量%の量で含有してもよい。酸化防止剤、難燃剤、 帯電防止剤、および抗微生物剤のような異なる機能を与える他の添加剤をこの樹 脂に添加してもよい。廃棄されたカーペットの断片は、微細に刻み、そして適当 な大きさにまで粉砕し、ついで樹脂に添加してもよい。 この熱可塑性樹脂は、種々の方法により、植毛された第1のカーペット裏地と 接触させることができる。好ましくは、溶融状態の樹脂を、第2のカーペット裏 地の上に、直接、押し出す。このような場合には、エチレンコポリマーは、混合 容器において、その溶融状態にまで加熱してもよく、その間に、上述の充填材、 添加剤、および他のポリマーを添加する。この樹脂は溶融粘度が高いため、溶融 物を適切に配合するのに十分な剪断応力を提供する、Haakeブラベンダーのよう な押出装置またはバッチ配合装置において、成分を配合することが重要である。 ついで、溶融混合物を、直接、第2の裏地の上に、ダイを通って、押し出すか、 または均一に流延する。一般的に、第2の裏地に被着された樹脂の量は、第2の 裏地材料の平方ヤード当たり0.25オンスより多く、好ましくは、約2.5か ら12oz/yd2が被着される。本発明における使用に適した第2のカーペッ ト裏地材料の具体例は、ジュート、ポリプロピレンの織られたテープ、平織ポリ プロピレンファブリック、裁断された使用済みカーペットのフェルトを含むフェ ルト、および熱可塑性ポリマーフィルムを含む。ついで、被覆された第2の裏地 を、2つの加圧金属ロールの間に通し、それにより、溶融層を第2の裏地にプレ スし、そしてそれが固化するところまで冷却してもよい。 引き続いて、被覆された第2の裏地を、植毛された第1の裏地にプレスし、そ して樹脂を、少なくともエチレンコポリマーの融点より高い温度まで加熱する。 溶融樹脂は、ついで、加圧下で、および溶融樹脂を糸のタフトの基部に封入し、 そして第1の裏地と第2の裏地を一緒に結合させるのに十分な時間の間、植毛さ れた第1のカーペット裏地と接触した状態に維持される。溶融樹脂は、糸のタフ トに十分に浸透し、タフトの基部を封入し、およびタフトをその場所に固定する 。 この熱活性化および積層工程は、取引界において知れられている装置を使用し て、同時に行ってもよい。例えば、接着剤が、第1の裏地と第2の裏地 との間の接着がポリマーラテックスのみから成る操作においてしばしば使用され る慣用の硬化炉も、本発明に適している。このような炉内の温度は、一般に、3 00から450°Fの範囲にある。あるいはまた、裏地は、加熱された加圧ロー ルまたはニップロールの間を通してもよい。仕上げられたカーペットは、ついで 、樹脂が固化するところまで冷却される。この冷却ステップは、カーペットを、 室温の空気ゾーンを通過させることにより行ってもよい。 他の実施態様においては、熱活性化および積層工程は、2つの別個のステップ において行われる。このような例においては、樹脂を活性化するために、被覆さ れた裏地を、最初に、少なくともエチレンコポリマーの融点より高い温度まで加 熱する。ついで、熱活性化された樹脂を含有する第2の裏地を、前記のように、 十分な圧力の下で、および十分な時間、植毛された第1の裏地に対してプレスす る。 最初に樹脂が冷却されて固体状態になることは必要ではないことも認められて いる。むしろ、溶融樹脂が第2の裏地の上に押し出された直後で、樹脂がまだ溶 融状態にある間に、第2の裏地を、植毛された第1の裏地に対してプレスしても よい。 あるいはまた、熱可塑性樹脂は、シート形状で第2の裏地の上に最初に積層し てもよい。このような方法においては、樹脂を、サーキュラーダイまたはフラッ トダイを通して押し出し、そして、それが固化するところまで冷却して、シート を形成し、このシートを芯に巻き、そして将来の使用のために保管してもよい。 ついで、このシートを、第2の裏地の上に置き、加熱し、そして圧力を加えるこ とにより、裏地の上に積層する。例えば、シートを含有する裏地は、加圧ロール またはニップロールの間を通してもよい。ついで、第2の裏地を、上記の方法で 、第1の裏地に対してプレスする。 さらにその上、いくつかの例においては、熱可塑性樹脂を、第2の裏地に対し てではなく植毛された第1のカーペット裏地に対して被着することが所望される こともある。ついで、所望のカーペットの構造により、植毛された第1の裏地を 、上記の方法で、第2の裏地に積層することもできる。自動車用途を意図された カーペットのようないくつかのカーペットでは、カーペットは、第2の裏地材料 を有しないことがしばしばある。 とにかく、溶融樹脂は、樹脂が糸のタフトの基部を封入することができる ような条件(圧力および時間)の下で、植毛された第1のカーペット裏地と接触 している状態に維持することが重要である。この時間は、少なくとも0.5秒で あり、好ましくは1−10秒であるべきである。典型的には、1−2秒の時間が 使用されるが、正確な時間は、樹脂のメルトフロー特性に依存する。植毛された 第1の裏地が、第2の裏地に積層されている例においては、この時間は、少なく とも約2秒であり、および適用される圧力は、少なくとも約2psiであるべき である。 本発明の方法において使用されるエチレンコポリマー組成物の融点は、少なく とも50℃であることが要求され、そして、この融点は、カーペットの寸法安定 性に影響を及ぼすため、より高い融点、特に70℃より高い融点が好ましい。し かしながら、このような組成物が軟化/溶融してタフトに浸透するために必要な 熱はより少ないので、エチレンコポリマーは、一般的に、低い融点を有するべき である。それゆえ、これらがより低い融点である結果、製造工程中により低い温 度が使用でき、かつより高い操作速度において工程を操作することができる。エ チレンコポリマー組成物も、カーペット裏地および/またはタフトの変形が生じ る温度より低い温度で、溶融すべきである。例えば、カーペット裏地がポリプロ ピレンであるならば、組成物の融点は、約140℃より低くするべきである。 仕上げられたカーペットにさらなる安定性および手触りを提供するために、第 2の裏地は、最初に適当な接着剤を塗布することもできると理解されている。続 いて、本発明の熱可塑性樹脂は、接着剤を塗布した第2の裏地の上に被着される 。第2の裏地に塗布するのに適当な接着剤の具体例は、エチレン/ビニルアセテ ートのようなエチレン/ビニルエステルコポリマー、エチレンメチルアクリレー トのようなエチレン/アルキル(メタ)アクリレートコポリマー、および超低密 度ポリエチレン(VLDPE)のようなエチレン/オレフィンコポリマーを含み 、そしてそれらは、未充填ポリマーであってもよいが、好ましい実施態様におい ては、充填ポリマーである。適当な充填材の具体例は、炭酸カルシウム、硫酸バ リウム、およびタルクを含む。 本発明は、さらに、以下の実施例により説明されるが、これらの実施例は、本 発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。試験方法 メルトインデックス :熱可塑性樹脂のメルトインデックスを、ASTM D−1 238(条件E)の手順に従って測定した。タフト結合強さ :カーペットサンプルのタフト結合強さを、ASTM試験方法D −1335に従い試験した。タフト封入 :カーペットサンプルのタフト封入を、目視観察により、必要であれ ば拡大写真を使用して評価した。結果は、良好、普通、または劣悪として示した 。 実施例 次の実施例1−3においては、下記の方法で作成された植毛された第1のカー ペット裏地を使用して、完成カーペットのサンプルを作った。 68フィラメント(3裂(trilobal)の横断面)から成る1410総デニールの BCF(嵩高加工連続フィラメント)ナイロン6,6糸を、慣用の方法により製 造した。これらの糸の2本を撚って、インチ当たり3.5回転(tpi)の均衡 撚り(Balanccd twist)を有する糸を提供した。得られた糸を、ついで、従来 通りに、“SUPERBA”ヒートセット装置において、270°F(132℃ )でヒートセットを行った。カットパイルのタフテッドカーペットを、Patchog ue Plymouth(アモコ社の事業部)から入手可能である織られたポリプロピレン の第1の裏地“POLYBAC”を使用して、ヒートセットされた糸から作成し た。カーペットを次の仕様:40oz./yd2、3/4″パイル高さ、1/8 ゲージ、およびインチ当たり8.25ステッチとなるように作成した。このカー ペットを、連続染色ラインにおいて、KusterのFluidyerを使用して、明るいブ ルーグレー色調に染色した。400%の含浸量で慣用の連続染色工程および染色 助剤を、カーペットを染色するために使用した(pH=6.0)。着色剤配合は 、(カーペットの重量に基づいて)下記のものである: 0.02% Tectilon Blue 4R(200%) 0.006% Tectilon Red 2B(200%)、および 0.0045% Tectilon Orange 3G(200%) 染色の後、カーペットをすすぎ、そして抽出した。ついで、カーペットは、K usterのFlexnipにおいて、デュポン社から商業的に入手可能な防汚剤、SR-20 0を含有する浴で処理した。この防汚剤は、Fitzgeraldらの米国特許第4,88 3,839号公報に記載されているように、水素化スチレン/無水マレイン酸コ ポリマーおよびスルホン化フェノールホルムアルデヒド縮合物の混合物である。 防汚化学薬品SR-200を水で希釈して浴を調製し、そしてスルファミド酸を使用 してpH2.3に調節した。KusterのFlexnipにおいて、浴を約80°Fで、 および400%owf(繊維の重量に基づいて)の含浸量で適用した。浴を、3. 75%owfで被着した。ついで、カーペットを、垂直蒸し器において、3分の滞 留時間、蒸熱に当てた。蒸し器の後、カーペットをすすぎ、そして抽出した。カ ーペットを、引き続き、慣用のスプレー塗布により、デュポン社から入手可能な NRD-342フッ素化学薬品で処理し、そしてカーペットをオーブンで乾燥した。 Patchogue Plymouth(アモコ社の事業部)から商用的に入手可能な織られた ポリプロピレンの第2の裏地“ACTIONBAC”を、完成サンプルを作成す るために使用した。異なる熱可塑性樹脂を、下記のように、フィルム積層体の形 状か、または押し出し被覆によるかのいずれかで、第2の裏地に被着した。実施例1 本実施例は、第2の裏地の上に積層された“BYNEL”2002フィルムを有す る完成カーペットサンプルの作成を説明する。 デュポン社から商業的に入手可能な製品であり、厚さ9milの熱可塑性樹脂フ ィルムである“BYNEL”2002(エチレン/10%イソブチルアクリレート/ 10%メタクリル酸コポリマー、メルトインデックス=10g/10分)を、2 12°Fで、2分間、Hoffmanユーティリティープレス、モデルXCO-56を使 用して、“ACTIONBAC”の第2の裏地に積層した。ついで、“BYNE L”2002フィルムを積層した第2の裏地を、212°Fで、2〜3分間、同一の Hoffmanユーティリティープレスを使用して植毛された第1の裏地サンプルに積 層し、完成カーペットサンプルを作った。 完成カーペットサンプルのタフト結合強さを試験し、結果を以下表Iに示す。実施例2 本実施例は、“BYNEL”2022熱可塑性樹脂で押出被覆した第2の裏地を有 する完成カーペットサンプルの作成を説明する。“ACTIONBAC”の第2 の裏地を、デュポン社から商業的に入手可能な製品である“BYNEL2022(エ チレン/10%イソブチルアクリレート/10%メタクリル酸コポリマー、メル トインデックス=35g/10分)の単層を用いて、厚さ約6milで押出被覆さ れた品であった。ついで、この単層で被覆されたサンプルを、212°Fで、2 から3分間の間、Hoffmanユーティリティープレス、モデルXCO-56を使用し て、植毛された第1の裏地サンプルに積層し、完成カーペットサンプルを作った 。 完成カーペットサンプルのタフト結合強さを試験し、結果を以下の表Iに示す 。実施例3 本実施例は、最初に接着剤で被覆され、そして続いて、“BYNEL2022熱可 塑性樹脂で被覆された第2の裏地を有する完成カーペットサンプルの作成を説明 する。 “ACTIONBAC”の第2の裏地は、デュポン社から商業的に入手可能な 製品である“KELDAX”6868(23%エチレンビニルアセテート/20%C aCO3/56%BaSO4)を用いて、約12milの厚さに押出被榎した。つい で、“BYNEL”2022の層を、上記の方法で、“KELDAX”層の上に、約 6milの厚さに押出被覆した。ついで、同一のHoffmanプレスを212°Fで、 2〜3分間使用して、“BYNEL”2022層が植毛された第1の裏地にプレスさ れるように、この“BYNEL/“KELDAX”を押出被覆した第2の裏地を 、植毛された第1の裏地サンプルに積層し、完成カーペットサンプルを作った。 完成カーペットサンプルのタフト結合強さを試験し、そしてその結果を以下の 表Iに示す。実施例4 本実施例は、熱可塑性樹脂“BYNEL”2022を被覆し、および実験室用原型 ラテックス硬化炉を使用して、植毛された第1の裏地に積層した第2の裏地を有 する完成カーペットサンプルの作成を説明する。 “KELDAX”6868を、第2の裏地の上に、11−12milの公称厚さで被 覆した。第2の裏地を、さらに、上記実施例3に記載のように、6milの“BY NEL”2022樹脂で被覆した。ついで、被覆された第2の裏地サンプルを、赤外 線ヒーターを使用して、ちょうど十分な時間(およそ15秒)、予備加熱し、上 層の“BYNEL”2022層を溶融/軟化した。ついで、溶融した“BYNEL” 2022層が、植毛された第1の裏地にプレスされるように、植毛された第1の裏地 を、第2の裏地と接触させた。ついで、90psigで蒸し器を使用して、カーペッ ト積層物全体を予備加熱した。ついで、カーペット積層物を、5フィート/分で 、1〜2秒の最小限の接触時間で、約5psiの圧力をかけている2本のプレスロ ールに通した。ついで、カーペットを、1〜6分の滞留時間で、160℃まで加 熱した実験室用原型ラテックス硬化炉を、通した。ついで、完成カーペットを、 放置して室温にした。 完成カーペットサンプルのタフト結合強さを試験し、そして結果を以下の表I に示す。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1995年3月13日 【補正内容】請求の範囲: 1. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドナイロンまたはポリエ ステルパイルカーペットの製造方法: a)少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカルボン酸 基を有するエチレンコポリマーをほぼ100%含有する熱可塑性樹脂と、ナイロ ンまたはポリエステル糸のタフトを有する第1のカーペット裏地とを接触させ; b)エチレンコポリマーの融点より高い温度へ熱可塑性樹脂を加熱し; c)エチレンコポリマーの融点より高い温度において、および加圧下で、およ び樹脂を糸のタフトの基部に封入するのに十分な時間、熱可塑性樹脂を第1のカ ーペット裏地に接触させた状態に維持し;かつ d)タフテッドカーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させ る。 2. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペットの製 造方法: a)溶融状態における、少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1 重量%のカルボン酸基を有するエチレンコポリマーをほぼ100%含有する熱可 塑性樹脂を、第2のカーペット裏地上へ押し出し; b)加圧下で、および溶融樹脂をタフトの基部に封入し、および第1の裏地と 第2の裏地を一緒に結合するのに十分な時間、第2の裏地を、ナイロンまたはポ リエステルタフトを有する植毛された第1のカーペット裏地と接触させ;かつ c)カーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させる。 3. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペットの製 造方法: a)シート状の、少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量% のカルボン酸基を有するエチレンコポリマーをほぼ100%含有する熱可塑性樹 脂を、第2のカーペット裏地上へ被着し; b)エチレンコポリマーの融点より高い温度へ熱可塑性樹脂を加熱し; c)加圧下で、および溶融樹脂をタフトの基部に封入し、および第1の裏地と 第2の裏地を一緒に結合するのに十分な時間、第2の裏地を、ナイロンまたはポ リエステルタフトを有する植毛された第1のカーペット裏地と接触させ;かつ d)カーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させる。 4. 熱可塑性樹脂は、2−50dg/分の範囲のメルトインデックスを有す ることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の方法。 5. エチレンコポリマーは、10から25重量%のエステル基および2から 20重量%のカルボン酸基を含有することを特徴とする請求項1、2、または3 に記載の方法。 6. 熱可塑性樹脂を第2の裏地の上に押し出す、または熱可塑性樹脂を第2 の裏地の上にシートの形に被着するのに先だって、第2のカーペット裏地を、エ チレン/ビニルエステルコポリマー、エチレン/アルキル(メタ)アクリレート コポリマー、およびエチレン/オレフィンコポリマーからなる群から選択された 接着剤で最初に被覆することを特徴とする請求項2または3に記載の方法。 7. 表面および裏面を有する第1のカーペット裏地を備えるタフテッドパイ ルカーペットにおいて、ナイロンまたはポリエステル糸のタフトは前記表面から 突出し、前記裏面は少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量% のカルボン酸基を有するエチレンコポリマーをほぼ100%含 有する熱可塑性樹脂で被覆されることを特徴とするタフテッドパイルカーペット 。 8. a)ナイロンまたはポリエステル糸のタフトが表面から突出している表 面、および裏面を有する植毛された第1のカーペット裏地;および b)少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカルボン酸 基を有するエチレンコポリマーをほぼ100%含有する熱可塑性樹脂を使用して 、第2の裏地が、植毛された第1の裏地の裏面に結合されている第2のカーペッ ト裏地を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラッツ,フィリップ,ストラビン アメリカ合衆国 19807 デラウエア州 ウィルミントン ブレックス レーン 190 1/2 (72)発明者 フレッチャー,エルドン,ローレンス カナダ国 ケー7エム 2エス2 オンタ リオ州 キングストン マッケンジー サ ークル 65

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドナイロンまたはポリエ ステルパイルカーペットの製造方法: a)少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカルボン酸 基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂と、ナイロンま たはポリエステル糸のタフトを有する第1のカーペット裏地とを接触させ; b)エチレンコポリマーの融点より高い温度へ熱可塑性樹脂を加熱し; c)エチレンコポリマーの融点より高い温度において、および加圧下で、およ び樹脂を糸のタフトの基部に封入するのに十分な時間、熱可塑性樹脂を第1のカ ーペット裏地に接触させた状態に維持し;かつ d)タフテッドカーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させ る。 2. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペットの製 造方法: a)溶融状態における、少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1 重量%のカルボン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性 樹脂を、第2のカーペット裏地上へ押し出し; b)加圧下で、および溶融樹脂をタフトの基部に封入し、および第1の裏地と 第2の裏地を一緒に結合するのに十分な時間、第2の裏地を、ナイロンまたはポ リエステルタフトを有する植毛された第1のカーペット裏地と接触させ;および c)カーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させる。 3. 下記の工程を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペットの製 造方法: a)シート状の、少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重 量%のカルボン酸基を有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂を、第 2のカーペット裏地上へ被着し; b)エチレンコポリマーの融点より高い温度へ熱可塑性樹脂を加熱し; c)加圧下で、および溶融樹脂をタフトの基部に封入し、および第1の裏地と 第2の裏地を一緒に結合するのに十分な時間、第2の裏地を、ナイロンまたはポ リエステルタフトを有する植毛された第1のカーペット裏地と接触させ;かつ d)カーペット裏地および熱可塑性樹脂を冷却して樹脂を固化させる。 4. 熱可塑性樹脂は、2−50dg/分の範囲のメルトインデックスを有す ることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の方法。 5. エチレンコポリマーは、10から25重量%のエステル基および2から 20重量%のカルボン酸基を含有することを特徴とする請求項1、2、または3 に記載の方法。 6. 熱可塑性樹脂は、50から100重量%のエチレンコポリマーを含有す ることを特徴とする請求項1、2、または3に記載の方法。 7. 熱可塑性樹脂を第2の裏地の上に押し出すに先だって、第2のカーペッ ト裏地を、エチレン/ビニルエステルコポリマー、エチレン/アルキル(メタ) アクリレートコポリマー、およびエチレン/オレフィンコポリマーの群から選択 された接着剤で最初に被覆することを特徴とする請求項2または3に記載の方法 。 8. 表面および裏面を有する第1のカーペット裏地を備えるタフテッドパイ ルカーペットにおいて、ナイロンまたはポリエステル糸のタフトは前記 表面から突出し、前記裏面は少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも 1重量%のカルボン酸基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑 性樹脂で被覆されることを特徴とするタフテッドパイルカーペット。 9. a)ナイロンまたはポリエステル糸のタフトが表面から突出している表 面、および裏面を有する植毛された第1のカーペット裏地;および b)少なくとも8重量%のエステル基および少なくとも1重量%のカルボン酸 基を本質的に有するエチレンコポリマーを含有する熱可塑性樹脂を使用して、第 2の裏地が、植毛された第1の裏地の裏面に結合されている第2のカーペット裏 地を備えることを特徴とするタフテッドパイルカーペット。
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