JPH03503481A - 核酸単離 - Google Patents

核酸単離

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JPH03503481A
JPH03503481A JP50240489A JP50240489A JPH03503481A JP H03503481 A JPH03503481 A JP H03503481A JP 50240489 A JP50240489 A JP 50240489A JP 50240489 A JP50240489 A JP 50240489A JP H03503481 A JPH03503481 A JP H03503481A
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ミラー シャーリー エイ
ダイクス デイル ディー
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    • C12N15/10Processes for the isolation, preparation or purification of DNA or RNA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 並」【」山隈 m口t1 本発明は生物学的組成物から核酸を単離、即ち分離する方法に関する。より詳し くいえば、本発明は、塩を使用した、核酸を含有する生物学的サンプルからのタ ンパクの分離に係る。このタンパクは該核酸の分離前に除去される。
l米茨歪坐藍豊 核酸、即ちDNAおよびRNAの細胞デブリからの単離はバイオテクノロジーの 分野において重要かつ日常的な手続きである。
従って、様々な研究がこの単離法の単純花のために試みられている。核酸を分子 の複雑な混合物、例えば細胞溶解物から精製する場合、一般にタンパク分解酵素 、例えばプロナーゼ、ブロティナーゼに1キモトリプシン、トリプシン、ズブチ リシン、カルボキシペプチダーゼなどまたはイオン性界面活性剤、例えばドデシ ル硫酸ナトリウム(SDS)、サルコシル(5arkosyl )などを用いて 、存在する大部分のタンパクを分解または変性させている。
使用するタンパク分解酵素は、一般にタンパクの広いスペクトルに対して活性で あるように選ばれ、かくして効率的にできる限りこれらを分解させる。このタン パクは核酸を単離する前に該細胞溶解物から分離または除去しなければならず、 さもなくばタンパクが核酸と共に精製されてしまう二更に、このタンパクは制限 酵素の作用および分離を妨害する恐れがある。また、低い分光々変針の読みを与 える可能性がある。核酸からのタンパクの分離並びに後のタンパクの除去は核酸 の単離における重要な工程である。
タンパクを分解した後、核酸は典型的ドは有機溶媒を用いて抽出される。
マーマー(Marmar+ J、 )の1微生物からのDNAの単離法(APr ocedure for the l5olation of Deoxyri bonucleic Ac1d fromMicro−organisms )   ”と題する論文(J、 Mo1. Biol、、  1961 。
3、pp、20B−218)には、微生物からの高分子量DNAの抽出手順が記 載されている。この手順は今日のDNA抽出法の大部分の先駆的方法である。マ ーマーは細胞を崩壊させ、細胞デブリおよびタンパクを有機抽出および遠心によ り除去している。
RNAはRNアーゼの作用で分解され、イソプロパツールを用いたDNAの分別 沈殿によりDNAと分離される。DNAの分解はキレート剤およびイオン性界面 活性剤SDSの存在のために防止される。
現在、核酸を含む生物学的組成物から不活化または消化されたタンパクを除去す るために最も一般的に利用される方法は、フェノールとクロロホルムとの組合せ を用いることである。一般に、2種の異る有機溶媒が1種の有機溶媒よりも有効 であると考えられている。核酸溶液をフェノールで一度、フェノールとクロロホ ルムの11混合物で一度およびクロロホルムで一度夫々抽出する。クロロホルム または類似の化合物による最終的な抽出は、該核酸処方物から残留するあらゆる 痕跡のフェノールを除去する。
このフェノール/クロロホルム抽出法は、1982年にコールドスプリングハー バ−ラボラトリ−から刊行された“アラポラトリーマニュアル(^Labora tory Manual ) ”中のマニアナイス(Maniatis L T 、等の6モレキエラークローニング(MolecularC1o++ing )   ”に記載されている。マニアナイス等は“クロロホルム”をクロロホルムと イソアミルアルコールとの24 = 1  (e+/v)混合物として定義した 。“フェノール°はバフファーで平衡化されたフェノールとして記載され、かつ 0.1%のヒドロキシキノランと0.2%のβ−メルカプトエタノールとを含む 。
該DNA溶液からすべての残留フェノールまたはクロロホルムを除くのにエーテ ルが用いられる。勿論、エーテルは著しく揮発性でしかも、極めて発火性の高い ものであり、爆発性防止用化学フード内で作業し、かつ保存する必要がある。
常法に従って、核酸を含む生物学的サンプル中に存在するタンパクを不活化した 後、溶液状態で核酸を含む水性層は別の管に移され、該核酸は約2倍容の乾燥エ タノールで沈殿させることにより単離される。この方法は約67%の最終エタノ ール溶液を与える。次いで、沈殿した核酸を遠心または濾過により回収する。
このフェノールとクロロホルムとの使用に係るいくつかの欠点がある。フェノー ルおよびクロロホルム両者共に有毒の化学試薬であり、その取扱いには保護衣、 手袋右よび防煙フードの使用が必要とされる。フェノールは十分な量で皮膚を介 して吸収された場合、中枢神経系に及ぼされる作用のために死に至ることがあり 、また腎臓、肝臓、膵臓、膵臓および肺臓に損傷を与える可能性がある。低濃度 のフェノール蒸気への定常的曝露は消化障害、神経疾患および皮膚炎を起こす恐 れがある。慢性中毒は最終的に広範な腎または肝臓に損傷を与える可能性がある 。フェノールまたはフェノール含有製品との接触によって生ずる皮膚炎は工業的 にはかなり一般的にみられる。
また、フェノール酸化生成物がDNA損傷を誘発することも公知である。この点 は長期に及ぶDNA貯蔵の際に考慮されねばならない。かくして、DNA単離手 順における次の工程を始める前に、フェノールを完全に除去することが重要であ る。
クロロホルムは発癌性物質であると考えられ、かつ腫瘍生長を生ずる能力を有し ている。クロロホルム蒸気への曝露は結膜炎および瞳孔拡張を生ずる可能性があ る。長期に及ぶ吸入は麻痺を生じ、心臓呼吸性不全症および最終的な死を伴う、 クロロホルムへの曝露は、また重度の毒血症をひき起こし、かつ肝臓、心臓およ び腎臓を損傷する可能性をもつ。
フェノールおよびクロロホルム抽出法は時間労費かつ面倒である。フェノール除 去に必要とされるいくつかの再抽出およびフェノール−クロロホルム界面からの 核酸上澄の注意深い除去の労働の必要性はこれら手順を時間のかかるものとする 。
上記手順に係る諸点に鑑みて、他の様々な方法が報告されており、そこでは上記 手順が改善されたかもしくは全(異る方法が使用されている。
ゴートロ(Gautreau )、  C,等は、その2つのヒト白血球からの 高分子量DNA単離法の比較(Comparison of Two M@th ods ofHigh−MolecularJleight  DNA  l5 olation  from  Human  Leucocytes)@ ” と題する論文(Analytical Biochemistry+  198 3. 134+pp、  320−324>において、プロテア−ゼにとSDS とでタンパクを消化した後に脱タンパク化のためにフェノールとクロロホルムと を用いる2種のDNA抽出法を記載している。その一つの方法は0.01Mナト リウムテトラボレートと0. OI M [:[1TA(pH9,1)とによる 長時間の透析でフェノールを除去する工程を含んでいる。第2の方法では、DN Aが、0.1容の20%酢酸ナトリウムを水性層に加え、次いで2.5容のエタ ノールを添加することにより該水性層から沈殿される。各方法において、細胞溶 解前に白血球細胞を懸濁するために希薄な1.8%(w/v)NaCj溶液を用 いた。いずれの方法においても、細胞消化物からタンパクを除(ためにフェノー ルとクロロホルムとを使用した。
ロングマイヤ(Longmire )+  J、 L、等は1有機溶媒を用いる ことのない、高速かつ簡単な溶液中の高分子量細胞性かつクロモソームー特異的 DNA0単離法”と題する論文(Nuclefc Ac1dsResearch 、  1987 、上5.?&12.p、859)において、SDSとプロテア ーゼにとによる細胞溶解物の消化後の非毒性DNA抽出法を開示している。SD Sおよび消化生成物は、2094ポリエチレングリコール(PEG)を用いて6 0分間、4回に亘り洗浄することによる透析により除去される。このサンプルの 体積を減じ、かつ塩を10mM Tris−HCI  (pH8,0) 、1s M  HDTA(TEパンファー)で30分間、2回に亘り洗浄することによる 透析で除かれる。
リードン(Leadon )、 S、 A、等はその“哺乳類細胞からの高速か つ柔和なりNAの単離法9と題する論文(AnalyticalBiochem istry、  1982. 20. PP、  282−288)において、 DNAの無害な単離法を開示している。細胞をポリカーボネートフィルタ上に置 く、細胞溶解およびSDSとプロテアーゼにとによる消化は該フィルタ上で行う 、溶液は重力によりフィルタを通して流下する0次いで、DNAを、DNアーゼ と0.5sJの水とで処理することにより該フィルタから除く、このDNAは、 また1000〜1500radのT−線を照射し、次いで水性洗浄することによ っても該フィルタから除去することができる。
スミス(5w1th )、に、 C,等は硫酸アンモニウム分画を利用してアミ ノ酸特異的RNAを分離することを提案した。彼等はタンパク除去のためのフェ ノール法を利用してモルモットの肝臓から抽出した転移RNAから始めた。
ヒルト(Hirt)、  B、 (J、 Mo1.Biol、、1967、 2 6. pp。
365−369)は、高分子量DNAおよびタンパクから低分子量核酸、例えば DNAおよびRNAを精製するための抽出法を開示している。この方法は緩衝さ れた溶液に細胞を再懸濁し、SO3を加えて該細胞を溶解することにより実施さ れる。この細胞溶解は室温または37℃で10〜30分間行うことができる。該 緩衝化溶液は通常10mM  EDTA (pH8,0)を含んでいて、2価の カチオンをキレート化する。この溶解法の別法では、直接細胞を1%SDS、1 0mM  EDTA (pH8,0)に再懸濁する。細胞溶解後、NaC1を添 加し、最終濃度IMとする。この溶液を氷上で30〜60分間インキエベートし て、4℃に冷却する。4℃にて、高分子量DNA、タンパクおよびSDSは沈殿 する。4℃でのインキエベーシッンの後、この溶液を10.00Orpmにて2 0〜30分間4℃にて遠心処理して、生成沈殿をペレット化する0次に、上澄液 をデカンテーションに付す、この上澄は該細胞からの大部分の低分子量DNAお よびRNAを含んでいる。この時点での該上澄の処理は該核酸の望む用途に応じ て変化する。利用されている3種の該上澄の処理法がある。即ち、1)2〜2. 5容のエタノールを上澄に加えて核酸を沈殿させ、かつ遠心により沈殿した核酸 を回収する;2)バッファーに対して透析することによりNaClと残留SDS とを除去する;および3)フェノールおよび/またはクロロホルムを用いて該上 澄を抽出して、エタノール沈殿または透析を行う前に残留タンパクおよび一3D Sを除去する。
かくして、公知技術は、核酸を単離もしくは分離する前に生物学的サンプルから タンパクを除去するためのより効果的な、単純な、しかも余り面倒でない方法を 長い間捜し求めていた。フェノール−クロロホルム分離法で必要とされる時間、 廃液投棄に係る経費およびこれら2種の化学試薬を扱うに必要とされる注意は、 これら方法を、大規模抽出または小規模の実験室用途に適さないものとしている 。
発m 本発明の目的の一つは、生物学的サンプル、例えば細胞消化物または細胞溶解物 から核酸を単離するための高速かつ高効率の方法を開発することにある。
本発明のもう一つの目的は危険な化学薬品を使用せずに、かつ技術者に対する作 業上の高い安全性を維持する、核酸の単離法を提供することにある。
本発明の更なる目的は、経済性のよいかつ便利な物質を使用する、生物学的サン プル中に存在するタンパクの沈殿法を提供することにある。
上記目的は生物学的サンプルから核酸を単離する以下の方法により達成され、該 方法は核酸を含む生物学的サンプル中に存在するタンパクを分解(dissoc iate )L/、十分な量の有機または無機塩を加えて該タンパクを沈殿させ 、該塩を含む生物学的サンプルを、該サンプル全体に亘る十分な塩の分散を達成 するのに十分な時間混合して、タンパク沈殿を得、該サンプルから該沈殿タンパ クを分離し、最後に該生物学的サンプル中に残留している核酸を分離する各工程 を包含する。
好ましい  の しい−己 本発明の方法は、生物学的サンプルから核酸を単離または分離するのに通してい る0本発明で意図する生物学的サンプルとは、核酸を含有する任意のサンプルま たは組成物として定義される。
このようなサンプルは細胞溶解物、細胞消化物、白血球細胞含有サンプル、組織 サンプル、尿サンプル、血液斑(blood 5tain )などを含む、適当 なサンプルは膵臓、腎臓、心臓、筋肉、精子、腸、皮膚、血液などから得られ、 これらは細胞が核酸を含む様々な生体、例えば哺乳類(ヒトなど)由来のもので あり得る。適当なサンプルは、例えば細菌細胞などの微生物をも包含する。当業 者は、核酸例えばDNAおよびRNAを抽出すべき適当な生物学的サンプルが何 であるかを認識しているであろう。
用語1生物学的サンプル(biological sample )  ”は本 発明を記載する際に好ましく使用される。というのは、バイオテクノロジーの分 野の多数の技術が核酸の単離を必要とするからである。
典型的な用途は制限酵素消化、連結、クローニングなどを含む。
このような核酸単離に使用されるサンプルの型は変化し得る。
まず、該生物学的サンプル中に存在するタンパク含有核タンパクが分離される。
しばしば、変性(denaturiB )なる用語がこの工程の記載のために使 われる。この技術は当分野で周知である。
現在、ブロティナーゼにとSDSの使用が上述の“MaleeularClon tng ”に述べられているように、好ましい技術である。得られる生成物はし ばしば細胞消化物と呼ばれる。
本発明の実施のためには、任意の型の塩が使用できる。明らかに、該塩は、該核 酸の単離の際の他のあらゆる工程で使用する化合物の作用を妨害しないように選 択されなければならない、適当な塩はあらゆる有機塩並びにあらゆる無機塩を包 含する0代表的な塩の例は任意の標準的な化学のテキストを参照することにより 1985、第13版、ジッンA、ディーン(John A、 Dean )1! 修であり、その全体を本明細書の参考文献とする。
最も簡単な用語で、塩とはカチオンとアニオンとの会合体と考えることができる 0本発明の実施の際に推奨されるアニオンは、塩素、臭素、弗素およびヨウ素イ オンボレートイオン、次亜臭素酸イオン、次亜塩素酸イオン、硝酸イオン、亜硝 酸イオン、次亜硝酸イオン、硫酸イオン、ジクロメ−トイオン、亜硫酸イオン、 スルホン酸イオン、燐酸イオン、ジホスフェートイオン、亜燐酸イオン、ホスホ ン酸イオン、ジホスホネートイオン、過塩素酸イオン、パークロライドイオン、 オキサレートイオン、マロネートイオン、サクシネートイオン、ラクテートイオ ン、カルボネートイオン、アセテートイオン、ベンゾエートイオン、シトレート イオン、トシレートイオン、ベルマンガネートイオン、マンガネートイオン、プ ロパル−トイオン、プロパノエートイオン、エタンジオエートイオン、ブタノエ ートイオン、プロポキシドイオン、クロメートイオン、ジクロメートイオン、セ レネートイオン、オルトシリケートイオン、メタシリケートイオン、ペルテクネ テートイオン、テクネテートイオン、ジメタル−トイオン、ジメトキシトイオン 、チオシアネートイオン、シアネートイオン、イソシアネートイオン、1.4− シクロヘキサンジチオレートイオン、オキシドブタノエートイオン、3−スルフ ィドシクロブタン−1−スルホネートイオン、2− (2−カルボキシラドエチ ル)−シクロヘキサンカルボキシレートイオン、2−アミノ−4−(メチルチオ )−ブタノエートイオンなどを含むが、これらに制限されない。
推奨されるカチオ・ンはナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、エ チルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ベンジルアミン、ジメチルア ニリン、N−メチルモルホリン、アミロライド、アンモニウム、リチウム、ベリ リウム、セシウム、亜鉛、クロム、銅、アルミニウム、バリウム、ストロンチう ム、鉄、錫、ニッケル、バリウム、銀、プラチナ、パラジウム、チタンカチオン などであるが、これらに制限されない。
好ましい塩は様々なファクタに依存し、例えばエタノールを最終抽出で使用する 場合、該塩は好ましくはエタノール可溶性であって、最終的な単離の際に核酸と 共に沈殿しないものであるべきである。硫酸塩は典型的にはエタノール不溶性で ある。また、該塩はpHを大巾に変化させず、あるいはDNAを変性しないよう に中性であることが有利である。更に、タンパクの消化のためにSO3を用いる 場合、該塩のカチオンが、核酸消化物中に存在するかも知れないアニオン性SD Sと反応しないことが好ましい。
というのは、この反応はスラッジを形成し、該スラッジが水性層の上部に浮遊す る恐れがあるからである。ある条件下でかつある濃度において、重金属塩がホス ホジエステル結合の開裂を起こして、核酸を損傷する恐れがある。従って、重金 属塩を選ぶ場合には該生物学的サンプル中に存在するDNAおよびRNAを損わ ないように注意する必要がある。
上記の推奨されるカチオンおよびアニオンの群から明らかな如く、任意の無機ま たは有機塩が本発明の生物学的サンプル中のタンパクを沈殿させるのに適してい る。好ましい無機塩は塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウムおよび 塩化カルシウムを含む、塩化ナトリウムがより好ましい、有機塩の中では酢酸ア ンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、および安息香酸ナトリウムが好ま しい、該無機並びに有機塩両者の中では酢酸アンモニウムが最も好ましい塩であ る。
この塩は該生物学的サンプルに存在する細胞性タンパクを脱水しかつ沈殿させる と考えられる。従って、該塩は水に対する高い溶解度を有していて、十分な塩分 子と水分子との結合を可能とし、かくして該タンパクを容易に脱水かつ沈殿させ ることが望ましい。
本発明を実施する上で必要な塩の量は生物学的サンプル中に含まれるタンパクを 沈殿するのに十分な量である。上述のように、極めて多種の型の生物学的サンプ ルが本発明の実施に適している。
また、該サンプルの起源に依存して、存在するタンパクおよび核酸の量は変化す る。更に、生物学的サンプルのいくつかは該核酸の単離前に実質的な浄化を行う 必要がある。塩の量は該生物学的サンプルの全重量基準で約0.01重量%〜約 500重量%の範囲であり得る。好ましくは、この範囲は約0.1〜約50重量 %である。該塩は飽和溶液として添加することが好ましいが、固体または@薄溶 液として添加してもよい0例えば、NaCItの場合、飽和溶液は約35%(W /V)溶液である。
塩の添加後、生物学的サンプルは混合して、該サンプル全体に亘り該塩の所定の 分配を達成する必要がある。多くの場合において、約15秒間、該塩を含む生物 学的サンプルを振盪することで十分である。しかし、該サンプルの大きさ、サン プルの型、選ばれた塩、混合法、環境温度などのファクタに依存して、混合時間 は約3秒〜約20分の間のいずれかの時間であり得る。正確な混合時間は特に限 定されないが、塩を含む生物学的サンプルは、その全体に亘る塩の満足な分散を 達成するのに十分な時間混合する必要がある。これによってタンパクの沈殿が得 られる。
この混合工程の後、沈殿したタンパクは、当分野で公知の任意の方法により回収 される核酸に冨む上澄および該生物学的サンプルから分離できる。このような技 術の一つは生物学的サンプルおよび該タンパク沈殿の遠心分離である。−回の1 5分間の遠心で一般には十分であり、核酸に冨む上澄が、かくして容易に該沈殿 タンパクから分離される。また、該沈殿タンパク含有生物学的サンプルは単純に 濾過して核酸に冨む液とすることができる。
次に、該核酸に冨む上澄中の核酸は、当分野で公知の任意の技術を用いて生物学 的組成物から分離できる。核酸の一般的沈殿法はアルコール、例えばエタノール 、インプロパツールなど、あるいはまたボリミン(poly■1n)−P、スト レプトマイシン硫酸塩、金属例えば銅などの使用を含む、この後者の方法は、高 分子量核酸の場合に特に有用である。
核酸の最も広範に使用されている濃縮法はエタノールによる沈殿法である。エタ ノールは周囲温度で使用できるが、本発明の実施においては広範囲の温度が適し ている。この温度は核酸の沈殿にとって十分な値でなければならない、明らかに 、該サンプル中に存在するあらゆる他の物質が核酸と共に沈殿しないことも望ま しいことである。この広範に利用されている方法での沈殿は遠心により回収され 、適当なパンファー中に所定の濃度で再溶解される。この方法は迅速かつナノグ ラム程度の量の核酸に対してさえ定量的である。核酸サンプル中に存在する一価 カチオンの濃度が極めて高い場合には、TE(pi(8,0)で希釈することが できる。
塩の濃度が低すぎる場合には、適当な塩溶液を加えることができる。推奨される 塩溶液は酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムおよび酢酸アンモニウムを含む。
DNAおよび/またはRNAが該生物学的サンプルから単離される。RNAを溶 液から沈殿させるのに、DNAの場合よりもわずかに高濃度のエタノールを用い る必要がある。RNAは、一般に約2.5容のエタノールを必要とし、これは最 終的エタノール濃度を71%とする。しかし、DNAおよび/またはRNAを得 るための、当分野で公知の方法は多数あることは明らかである。核酸の濃縮また は沈殿法の詳細な記載はマニアティス(Maniatis )等の上記文献に示 されている。この文献の全体を本明細書の参考文献とする。
次に、単離されたDNAおよび/またはRNAは任意の標準的な分子生物学的応 用面、例えば制限酵素消化、連結およびクローニングで用いることができる。更 に、サンプルはDNアーゼおよび有機抽出を利用して更に処理してノーザンブロ 7)分析に適したRNAを得ることもできる。
本発明並びにその利点を更に説明するために、以下に特定の実施例を与えるが、 これらは例示の目的でのみ与えられるものであり、本発明を限定するものではな いと理解すべきである。
大嵐■土 塩■±上ユユム 抗凝集化処理した血液を含む管を約20分間、2.OOOrpmにて遠心して、 血漿から細胞を分離した。白血球バフィーコートを15−1容のポリプロピレン 管に移した。約9−lの赤血球溶解バッフy−(0,144M  NHaCjt !、 0.01 M  NaHCOs)をこのポリプロピレン管に加えて、赤血 球細胞を溶解(血)した、このポリプロピレン管を数回転倒させ、かつ約20分 間室温に保った。
この管を15分間2+00Orpmにて回転し、白血球細胞を分離した。上澄を 捨てた。白血球細胞ペレットが残された。
約3talの核溶解バッフy−(10mM Tris−HCl、400mMNa Cj!および2mM Nag EDTA、pH8,2)を該白血球ペレットを再 懸濁するために加えた。約0.2wbltの10%SDS溶液および0.5mJ のプロテアーゼに溶液(1%SDSおよび2mMNa1EDTA溶液中にプロテ アーゼl(lag)を白血球懸濁液に加えて、該ヌクレアーゼを不可逆的に不活 性化し、かつ核タンパクを分離した。この懸濁液を数回転倒させ、37℃にて最 小時間である3時間に亘り維持した。
約1+wJの飽和NaCl溶液を該核酸消化物に加えて、該消化物中に存在する タンパクを沈殿かつ除去した。この混合物を激しく15秒間振盪し、2.50O rpmにて15分間遠心処理した。
DNAに冨む上澄を15曽j!容量のポリプロピレン管に移した。
室温下にある約2容のエタノールを該ポリプロピレン管に加えて、DNAを沈殿 させた。この量のエタノールではRNAを沈殿させるには不十分であるから、R NAは溶液中に残される。この管を数回転倒させて、DNAストランドを形成し 、がっ−緒に固着させる。DNAストランドはふわふわした白色の外観を呈した 。このDNAをプラスチックスパチュラを用いて、約100〜200μlの10 mM Tris −HCj!および0.2mM NatEDTA (pH7,5 )を含む1.5+wj!のマイクロ遠心管に移して、DNAを溶解した0次に、 このDNAを脱イオン水中に1=100に希釈し、分光々度肝で260/280 nsにて定量(DNAの定量/残留タンパク量)した、5回の別々の実験を、N aCItを用いて行い、以下のような260/280値が得られた:1.8.1 .77.1.9.1.76および1.78.1.5またはそれ以上の値が望まし いと考えられる。
スm 1不dすL欠ム 実施例2は実施例1と同様に行った。ただし、約1.OsJの飽和KC1溶液を 細胞消化物に加えた。ふわふわした白色のDNAストランドが得られた。
大血■1 1■ヱl主之立ム 約1.QmJの飽和Mg11.溶液を細胞消化物に添加した点を除き、本例は実 施例1と同様に行った。ふわふわした白色のDNAストランドが得られた。
ス1111 酢1フ」fLrム 約1.0yalの酢酸ナトリウムの飽和溶液を細胞消化物に加えたことを除き、 本例は実施例1と同様にして実施した。6種の別々の実験を、酢酸ナトリウムを 用いて行い、以下の260/280値を得た:1.76.1.83.1.8.1 .82.1.84および1.9゜皇旅班工 酢鼠ヱl天王立人 約1.QmJの酢酸アンモニウムの飽和溶液を細胞消化物に加えた点以外は実施 例1と同様にして実施例5を実施した。白血球サンプルは以下の260/280 値を与えた1、87.1.84.1.86.1.87.1.87.1.88.1 .87.1.86.1.87.1.87.1.88.1.87.1.86.1. 84.1.88および1.87゜1旌LL 昆菫ヱヱ至王立ム 酢酸アンモニウムを用いて実施例5と同様にして実施例6を行った。但し、実施 例6の生物学的サンプルは組織由来のものであった。1.77なる2 60/2 80値が得られた。
叉隻五よ りNAサンプルを いたRFLP  ”本実施例7は実施例1と同様に実施した 。但し、DNAを5種の異る固体由来の抗凝集化処理した血液から抽出した。抽 出後、サンプルを定量し、各サンプル5μgをApal  8U/μgで制限切 断した。DNAを製造業者〔ニューイングランドバイオラブズ社(New En gland Biolabs、 Inc、) )の指示に従ってインキユベート した。DNAをアガロースゲル中での電気泳動に付し、エチジウムブロマイドで 染色して制限切断が完全であるか否かを確認し、かつサザンプロット検定した。
膜を、Aρal制限フ制限フラグメント性多形性a f restrictio n fragment length polymorphis+ms)の検出 に特異的なヒ)DNAプローブでハイブリッド化した。ダイクス(Dykes  )等の“ザユースオブビオチニレーテッドDNAブローブズフォーディテクティ ングシングルコピーヒューマンレストリクションフラグメントレングスポリモル フイズムズセパレーテッドバイエレクトロフォーレシス(The [Jse o r [3iotinylated口NA  F’robes  for  De tecting  Single  Copy  flusan  Restr ictionFragment Length Po1y+*orphi*s  5eparated by Blectrophoresis)C[1lect rophoresis、  1986. 7. PP、  278−282]に 記載されたような非−同位体型検出系を用いてバンドを検出した。
観測されたパターンは部分的制限切断はないことを示した。このことは、この塩 析抽出法が制限酵素を妨害しないことを立証している。
本実施例8は実施例7と同様に実施した。尚、抽出DNAサンプルは6U/μg のTaglおよび9U/ltgのMspIで別々に制限切断した。ハイブリダイ ゼーション後に観測されたノインドおよび非同位体検出は完全な制限切断を立証 した。
実施例9 DNAサンプルを用いたRFLP研究 本研究側実施例9例7と同様に実施した。尚、抽出DNAサンプルはl0LI/ μgのRsalで制限切断した。)%イブリッド化後のバンドおよび非同位体検 出により完全な制限切断が立証された。
以上、本発明を好ましい様々な態様によって記載してきたが、当業者には、本発 明の精神から逸脱することなしに、様々な改良、置換、省略並びに変更をなし得 ることを理解するであろう、即ち、本発明の範囲は以下の請求の範囲によっての み制限されるものである。
特許庁長官  植 松   敏  殿 1、特許出願の表示  PCT/US 891004632、発明の名称     核  酸  単  離3、特許出願人 4、代理人 (1)補正書の翻訳文           1 通浄書(内容に変更なし) 請求の範囲 1゜a) 核酸含有生物学的サンプル中に存在するタンパクを分解し、b)室温 にて、十分な量の有機または無機塩を加えて、該タンパクを沈殿させ、 C)液塩を含有する該生物学的サンプルを室温にて3秒乃至20分間振盪し、て 、該生物学的サンプル全体に亘り液塩を十分に分散させ、かつタンパクの沈殿を 得、d)  tit生物学的サンプルから該沈殿したタンパクを分離し、および e)該生物学的サンプル中に残留する該核酸を分離する各工程を含む生物学的サ ンプルから核酸を分離する方法。
2、該タンパクを、タンパク分解酵素またはイオン性界面活性剤を用いて上記工 程a)で分解する請求の範囲第1項記載の方法。
3、該タンパクを、ブロティナーゼにとドデシル硫酸ナトリウムとを用いて、上 記工程a)で分解する請求の範囲第2項記載の方法。
4、液塩が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム 、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムまたは安息香酸ナトリウム である請求の範囲第1項記載の方法。
5、液塩が酢酸アンモニウムである請求の範囲第4項記載の方法。
6、液塩が該生物学的サンプル全重量の約0.01wt%乃至約500wt%の 範囲の量で存在する請求の範囲第1項記載の方法。
7、該沈殿タンパクを遠心により分離する請求の範囲第1項記載の方法。
8、該沈殿タンパクを濾過により分離する請求の範囲第1項記載の方法。
9、該核酸を、核酸の沈殿を得るのに十分な量のアルコールの添加により、上記 工程e)で分離する請求の範囲第1項記載の方法。
10、十分な量のアルコールを添加して、主としてDNAを沈殿させる請求の範 囲第9項記載の方法。
11、十分な量のアルコールを添加して、主としてRNAを沈殿させる請求の範 囲第9項記載の方法。
12、a) D N A含有生物学的サンプル中に存在するタンパクを分解し、 b) 塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、酢 酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムおよび安息香酸ナトリウムから なる群から選ばれる塩の十分な量を室温にて添加して、該タンパクを沈殿させ、 c)該塩含有生物学的サンプルを室温にて3秒乃至20分間振盪して、該生物学 的サンプル全体に亘り液塩を十分に分散せしめて、タンパク沈殿を得、 d)該生物学的サンプルから該沈殿タンパクを分離し、およびe)該生物学的サ ンプル中に残留する該DNAを分離する各工程を含む、生物学的サンプルからD NAを単離する方法。
13、該タンパクを、プロティナーゼにとドデシル硫酸ナトリウムとを用いて、 上記工程a)にて分解する請求の範囲第12項記載の方法。
14、液塩が酢酸アンモニウムである請求の範囲第12項記載の方法。
15、!fDNAを、十分な量のアルコールを添加してDNAを沈殿させること により上記工程e)にて分離する請求の範囲第12項記載の方法。
16、該アルコールがエタノールである請求の範囲第15項記載の方法。
17、該エタノールが室温にて添加される請求の範囲第16項記載の方法。
手続補正書(方式) %式% 2、発明の名称    核  酸  単 離3、補正をする者 事件との関係  出願人 4、代理人 5、補正命令の日付  自   発 1、事件の表示   PCT/US 891004632、発明の名称     核  酸 単 離3、補正をする者 事件との関係  出願人 4、代理人 5o補正命令の日付  °平成3年4月161国際調査報告

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.a)核酸を含む生物学的サンプル中に存在するタンパクを分解し、 b)十分な量の有機または無機塩を加えて該タンパクを沈殿させ、 c)十分な時間該塩を含む該生物学的サンプルを混合して、該生物学的サンプル 全体に亘り酸塩を十分に分散せしめ、かつタンパクの沈殿を得、 d)該沈殿タンパクを該生物学的サンプルから分離し、およびe)該生物学的サ ンプル中に残留する該核酸を分離する、各工程を含む生物学的サンプルから該酸 を単離する方法。
  2. 2.該タンパクがタンパク分解酵素またはイオン性界面活性剤を用いて上記工程 a)で分解される請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.プロティナーゼKとドデシル硫酸ナトリウムとを用いて、該タンパクを上記 工程a)で分解する請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 4.上記塩が塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウ ム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウムまたは安息香酸ナトリウ ムである請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 5.該塩が酢酸アンモニウムである請求の範囲第4項記載の方法。
  6. 6.該塩が該生物学的サンプルの全重量基準で、約0.01wt%乃至約500 wt%の範囲の量で存在する請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 7.該沈殿タンパクを遠心により分離する請求の範囲第1項記載の方法。
  8. 8.該沈殿タンパクを濾過により分離する請求の範囲第1項記載の方法。
  9. 9.核酸を沈殿させるのに十分な量のアルコールを添加することにより上記工程 e)で該核酸を分離する請求の範囲第1項記載の方法。
  10. 10.十分な量のアルコールを加えて、主としてDNAを沈殿させる請求の範囲 第9項記載の方法。
  11. 11.十分な量のアルコールを加えて、主としてRNAを沈殿させる請求の範囲 第9項記載の方法。
  12. 12.a)DNA含有生物学的サンプル中に存在するタンパクを分解し、 b)塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、酢酸 アンモニウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、および安息香酸ナトリウムから なる群から選ばれる塩の十分な量を加えて、該タンパクを沈殿させ、c)該塩含 有生物学的サンプルを十分な時間混合し、該生物学的サンプル全体に亘る該塩の 十分な分散を達放して、タンパク沈殿を得、 d)該生物学的サンプルから該沈殿したタソバクを分離し、および e)該生物学的サンプル中に残されたDNAを分離する各工程を含む生物学的サ ンプルからDNAを単離する方法。
  13. 13.該タンパクがプロティナーゼKおよびドデシル硫酸ナトリウムを用いて、 該工程a)で分解される請求の範囲第12項記載の方法。
  14. 14.該塩が酢酸アンモニウムである請求の範囲第12項記載の方法。
  15. 15.該DNAを、十分な量のアルコールを添加してDNAを沈殿させることに より該工程e)において分離する請求の範囲第12項記載の方法。
  16. 16.該アルコールがエタノールである請求の範囲第15項記載の方法。
  17. 17.該エタノールを周囲温度にて添加する請求の範囲第16項記載の方法。
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