JPH03503336A - 車両用の多シリンダ式内燃機関の点火プラグに用いられるアース接続 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 車両用の多シリンダ式内燃機関の点 火プラグに用いられるアース接続 技術分野 本発明は車両用の多シリンダ式内燃機関の点火プラグに用いられるアース接続で あって、各点火プラグの金属性のプラグハウジングがアース電極を有していて、 機関のシリンダヘッドにねじ込まれており、機関が車両アースと電気的に接続さ れていて、該車両アースが車両のパンテリの極と電気的に接続されている形式の ものに関する。

背景技術 点火プラグとは、車両の内燃機関に用いられる点火装置の構成部分である。各点 火プラグは金属中心電極を有しており、この金属中心電極はセラミック絶縁体に 埋め込まれている。この絶縁体の下側部分は金属性のプラグハウジングによって 収容され、このプラグハウジングは機関の７リンダヘノドにプラグをねじ込むた めの接続ねじ山を有している。プラグ基部には第２の電極、つまりアース電極が 溶接されている。このアース電極は機関のシリンダヘッドを介して車両アースと 接続されている。

アース電極は中心電極に対して規定のエアギャップ、つまり電極間距離を有して いる。ディストリビュータから到来する高電圧の点火電流は中心電極を通って流 れて、前記電極間距離をフランシュオーバ点火火花として橋絡する。

適当な機関出力を得るためには、火花が燃料混合気を点火するために充分に強力 でなければならない。このことは比較的大きな電極間距離を必要とする。しかし ながら、電極間距離が大きくなればなるほど、点火火花を発生させるために必要 な電圧もますます高くならなければならない。

発明の開示 本発明の課題は、点火特性が改善されるようなアース接続を提供することである 。この場合に本発明は、重要となるのが電圧の増大だけでないという認識から出 発している。それどころか本発明の構成では、各点火プラグの点火特性を改善す るために、付加的なアースケーブルが設けられていて、該アースケーブルがそれ ぞれ対応する点火プラグのプラグハウジングと接続されており、付加的な前記ア ースケーブルが、バッテリのマイナス極と接続された共通のアースケーブルに接 続されているようにした。

本発明によるアース接続を用いると、次のような利点が得られる。すなわち、明 らかにより強力な点火火花が形成される。付加的なアースケーブルのない機関よ りも始動性が良くなる。機関の冷機運転が良くなる。すなわち、機関がガタつか ない。機関はより迅速に運転温度にまで到達するが、熱くなり過ぎない。機関の 暖機運転が靜かで強力となる。機関がまだ冷機状態にあるのか、または既に暖機 状態にあるのかに関係なく車両の加速が良くなる。登板時の機関の出力が極めて 良好になる。燃料消費量が少なくなる。すなわち、規定の車両において、短距離 走行時に燃料消費量が１１００ｋ当たり１４Ｑから１ｌｆｆにまで減少する。ま た、１３０ｋｍ／ｈの速度での高速走行時では、燃料消費量がｌｋｍ当たり９Ｑ から７．５Ｑにまで減少する。より強力な点火火花がより少ない点火不良を生ぜ しめる。燃料の燃焼は環境を汚染することなくきれいに行われる。点火プラグ自 体もきれいなままとなる。燃焼室、つまりピストンと弁も、よりきれいになる。

付加的なアースケーブルを用いる機関の最適の調節は、排ガス専用検査において も注目すべき結果を生ぜしめる。　本発明の改良形は請求項２以下に記載されて いる。図面の簡単な説明 本発明の１実施例が図面に示されており、以下にこれを詳しく説明する。

第１図は回路図を示しており、 第２図は点火プラグを部分的に軸方向で断面した図を示している。

発明を実施するための最良の形態 自動車の電気回路はバッチＩＪ　ｌから給電される。このバッテリｌのプラス極 １２は点火ロックと点火コイルと（図示しない）を介して点火ディストリビュー タと接続されている。点火ディストリビュータを介して導線２１〜２４を用いて 、この実施例では４つの点火プラグ３１〜３４のそれぞれ１つに点火電流が供給 される。実線で示した導線２１は点火プラグ３１に点火電流を供給する。点火プ ラグ３２〜３４に通じている導線２２〜２４は無電流である。これらの導線は点 火ディストリビュータの回転時に周期的に点火電流を通す。

バッテリｌのマイナス極は車両アース５、つまり一般に車両ポデーと接続されて いる。車両アース５には、自動車のその他のあらゆる電気器具も接続されている 。

本発明によるアース接続においては、バッテリｌのマイナス極１３から付加的に アースケーブル４が出発している。この付加的なアースケーブル４には、副ケー ブル４１〜４４が接続されており、各副ケーブルは点火プラグ３１〜３４の各１ つと接続されている。

各点火プラグ３１〜３４は中心電極６１を有しており、この中心電極はセラミッ ク絶縁体６２に埋め込まれている。セラミック絶縁体６２の下側部分は金属性の プラグハウジング６３によって収容される。金属性のプラグハウジング６３は機 関７のシリンダヘッド７１に点火プラグをねじ込むための接続ねじ山６４を有し ている。プラグ基部６５には第２の電極、つまりアース電極６６が溶接されてい る。このアース電極はシリンダへノド７１を介して車両アース５と接続されてい る。

プラグハウジング６３には、片側をバッテリｌのマイナス極１３に固定されたア ースケーブル４が所属の副ケーブル４１を介して固定されている。この実施例で は、プラグハウジング６３に軸方向で孔が設けられており、この孔に副ケーブル ４１の自由端部が差し込まれて、溶接されている。点火プラグ３１〜３４におけ るアースケーブル４の別の固定形式も可能である。

たとえば、プラグハウジング６３を取り囲むように設置されたリングがアースケ ーブル４．４１に固定されていてもよい。また、アースケーブル４．４１の端部 に、プラグハウジング６３とねじ締結されたクランプンユーが固定されていても よい。アースケーブル、つまり正確には副ケーブル４１〜４４の端部と点火プラ グ３１〜３４とのさらに別の固定形式も可能である。

産業上の利用可能性 本発明は、車両用の多ンリンダ式内燃機関の構成部分である全ての点火プラグに おいて利用可能である。

国際調査報告 一一−−−−−軸−ＰＣＴ’／ＤＥ　８９１００７０６国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．車両用の多シリンダ式内燃機関の点火ブラグに用いられるアース接続であっ て、各点火ブラグ（３１〜３４）の金属性のブラグハウジング（６３）がアース 電極（６６）を有していて、機関のシリンダヘッド（７１）にねじ込まれており 、機関が車両アース（５）と電気的に接続されていて、該車両アースが車両のバ ッテリ（１）の極（１３）と電気的に接続されている形式のものにおいて、各点 火ブラグ（３１〜３４）の点火特性を改善するために、付加的なアースケーブル （４１〜４４）が設けられていて、該アースケーブルがそれぞれ対応する点火ブ ラグのブラグハウジング（６３）と接続されており、付加的な前記アースケーブ ル（４１〜４４）が、バッテリ（１）のマイナス極（１３）と接続された共通の アースケーブル（４）に接続されていることを特徴とする、車両用の多シリンダ 式内熱機関の点火ブラグに用いられるアース接続。
2. ２．ブラグハウジング（６３）を取り囲むように設置されたリングが、付加的な 前記アースケーブル（４１〜４４）に固定されている、請求項１記載のアース接 続。
3. ３．ブラグハウジング（６３）とねじ締結されたクランブシューが付加的な前記 アースケーブル（４１〜４４）の端部に固定されている、請求項１記載のアース 接続。
4. ４．ブラグハウジング（６３）に対応した付加的な前記アースケーブル（４１〜 ４４）の端部が、前記ブラグハウジング（６３）に設けられた孔（６７）を通っ て案内されて、溶接されている、請求項１記載のアース接続。