JPH03503243A - マイクロ波相互作用積層体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 マイクロ波相互作用積層体 本発明は、マイクロ波相互作用積層体に関する。

背景技術 従来より、マイクロ波相互作用層からなる柔軟な包装材、たとえば金属アルミニ ウムが積層された紙の薄いコーティングが表面に形成されたポリエステルフィル ムで食品を包むことが提案されている（米国特許第４．２６７．４２０号、プラ スタート）。同様なマイクロ波受容体が包装容器に一体化されている（たとえば 、英国特許第２．０４６，０８０号、ザイフエルト；米国特許第４，１９０，７ ５７号、タルピンら）。

マイクロ波相互作用包装容器の使用において、食品、たとえばピザは包装材のシ ートの上に置かれるか、くるまれるかして、電子レンジに入れられる。マイクロ 波エネルギーのいくらかは、包装材を透過して食品を加熱するとともに、マイク ロ波エネルギーのある部分は、食品との熱伝導により金属コーティングを加熱す る。そのため、食品の外表面はきつね色に焦げたり、かりかりになったりする。

ある種の食品、たとえば魚の切身が前述の方法で加熱されると、底面よりも側面 や上面のほうがよく焦げ、そのため湿っぽくなったり、水浸しになったりするこ とが知られている。

本発明の目的は、前記欠点が解消あるいはすくなくとも改善され、かつ使い捨て てもよいとみなされるほどの充分低コストで製造できるマイクロ波受容体を提供 することにある。

発明の開示 一態様によれば、本発明は構造層およびマイクロ波相互作用層からなる、積層体 に構成されている。この積層体は、マイクロ波層と熱伝導する食品の支持に使用 できるように形成された複数の表面形状を有するとともに、食品が支持されてい る表面から水分が逃げだすことができるすくなくとも１つのスペースを食品と積 層体の間に提供している。

図面の簡単な説明 添付図を参照しながら例示として、本発明の詳細な説明されている。

第１図は本発明の積層体の一部平面図を示す。

第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図を示す。

第３図は第１図の実施例の使用状態の立面図を示す。

第４図は第３図の積層体の拡大断面図を示す。

第５図は本発明の第２実施例の断面図を示す。

これらの図面は概略図であり、そしてノンスケールである。

本発明の好ましい実施例 第１〜４図を参照すると、フィルム２からなる可撓性積層体１が示されている。

このフィルム２は、片面が真空蒸着により金属アルミニウム３がコーティングさ れてでいる。そしてこの金属アルミニウム３には紙層が接着されている。その結 果、金属被覆層３はフィルム２と紙４により挟まれることになる。このフィルム は、インペリアル・ケミカル・インダストリーズから、メリネックス８００の商 標で販売されているポリエステルなどが好ましいが、ポリエチレン、ナイロン、 セロファンもしくは他の熱安定性で不活性なプラスチック材でもよい。ポリエス テルは、その強度、熱抵抗柔軟性および食品と接触しても不反応であるので好ま しい。そして、その厚さは１２〜２５ミクロンのオーダであるのが好ましい。マ イクロ波相互作用層３は、典型的には金属層、たとえば真空蒸着された金属アル ミニウムであるので、その層は、たとえば約０４〜４００Ω／口の電気抵抗を有 する。この電気抵抗は、２０〜３００Ω／口であるのが好ましく、そしてこの層 は、普通約４０〜７００オングストロームの厚さである。

図面はノンスケールであることが解るであろう。コーティング３は、フィルム２ より非常に薄い。紙層４は、積層体に構造上の強度を提供している。とりわけ、 薄いフィルム２が用いられたばあいは、そうである。この紙層４は、ポリエステ ルのアルミニウムがコーティングされた面に、接着剤、たとえばビニール接着剤 （図示せず）により接着されている。

無限大の長さの積層体１のシートは、片面に多数の表面形状体、たとえば第１〜 ３図に示すように隆起５が形成されている。形状体５は、たとえばプレス加工や エンボス加工により、一方の面に窪みを他方の面に円形平面の突起部を形成する ことにより形成されてもよい。形状体５には、たいらなもしくは弾力のある上面 または台地６が備えられているのが好ましい。使用時に、加熱される食品は、第 ３図に示すようにフィルム２に接触した状態で、第１図の積層体の上に置かれる 。食品８、たとえばパン粉でまぶした魚の切身の下面７は、隆起している形状体 ５により支持されている。食品の上面９は、同様に形成されたシート（図示せず ）、または（形状体を欠いている）食品の上面つと平面接触するために折り曲げ られている、平面部を有するシート１のいずれかと接触していてもよい。形状体 ５は食品８の下面７を上方に突出している表面６上に支持する役割、および支持 されている食品８の下の、水分その他の液体が食品８の下面から排出されるであ ろう空間や溝を形成する役割の両方を果たす。窪み５の表面は、食品８の下面が 水浸しにならずにきつね色に焦げるように、シート１と食品８との間に充分な熱 伝導を提供する。

第５図を参照すると、そこには本発明の第２実施例が示されている。本発明の第 ２実施例では、第４図に示すような、マイクロ波相互作用層３がコーティングさ れたポリエステルフィルム２からなる積層体がライトペーパー４に積層されてい る。そしてその積層体は波形状に成型され、波の谷の部分が裏打ち紙１１に接着 されている。

食品８の下面７はポリエステルの波形の峰の部分に置かれてもよい。使用時に、 波形形状体は食品８の下面に対向している溝１０を提供する。それにより水分や 調理汁が食品の下面かに排出されうるとともに、峰１２はマイクロ波相互作用層 ３と食品８との間の熱伝導を提供する。

本発明の他の実施例では、マイクロ波相互作用コーテインク材としてアルミニウ ム以外が用いられてもよい。

たとえば、半導体コーテイング材、酸化スズなどの金属酸化物もしくは他の金属 元素を用いたコーテイング材、有機半導体、または有機もしくは無機の伝導性イ ンキを用いてもよい。

マイクロ波相互作用層は連続している必要はなく、分離している島の中に、また は窪みの台地もしくは波形の峰設けられてもよい。そしていくつかの実施例では 、マイクロ波相互作用層は、谷の部分から省略されてもよい。

フィルム２は、その表面にアルミニウムが真空蒸着されうる担体の役割を果たす 。もｌ−積層体のフィルム側が食品と接触すれば、フィルムは食品とアルミニウ ムとの間のバリアの役割をはたす。　　″ 構造層４は、種々の厚さの樹脂で補強されたボール紙や紙、樹脂で補強された板 紙、またはプラスチックから作製されてもよい。しかしながら、もしフィルム２ が充分な強度を有しそれ自身で構造層を形成できるのであれば、構造層４は省略 されてもよいことも了解されるべきである。

表面形状体は、溝、リブ、突出部などであってもよく、モし−Ｃそれらは、波形 成型、エンボス加工、プレス加工、真空成型、その他の適当な手段により形成さ れてもよい。

しかしながら、できあがった包装材が２方向において可撓性を有すること、およ び他のものより簡単に食品を包装できることから、円形断面の突出部が好ましい 。台地の部分の面積と谷の部分の面積の割合は、どの食品についても所望の焦げ 効果かえられるとともに、水分の排出または除去が最も効率的にな１２うるよう に調整されるであろう。

さらにその他の実施例では、積層体はトレイ、勝手用具、その他の受台として形 成されてもよい。そしてそれらはそのたいらな部分に先に述べたような波形、窪 みやその他の形状体が付与されている。

所望により、食品は先に述べた包装材によりあらかじめ包装されて売られてもよ く、または消費者が電子レンジで調理するまえに包装材に包んでもよい。そして そののち包装材は処分される。

食品は必ずしもフィルムと接触して置かれる必要はない。いくつかの実施例では 、食品は積層体の紙層と接触するのが好ましい。そこでは紙の表面はマイクロ波 受容体層に充分な熱伝導を供給し、そして前述の適切な表面形状体を有する。

本発明の他の実施例は、前記開示により当業者にとってすでに明らかであり、そ してそのような実施例のすべては本発明の範囲内に含まれるとみなされるであろ う。

補正書の翻訳文提出書く特許法第１８４条の８）平成２年９月５日

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. １．構造層とマイクロ波相互作用層とからなる積層体であって、前記積層体が、 使用時に食品へ熱伝導ができる状態で食品を支持するように構成された多数の表 面形状体を有するとともに、食品と積層体の間にすくなくとも１つの空間を提供 し、それにより水分が食品の支持された面から排出されうることを特徴とする積 層体。
2. ２．形状体が実質上円形断面を有する突出部であることを特徴とする請求項１記 載の積層体。
3. ３．形状体が波形であることを特徴とする請求項１記載の積層体。
4. ４．形状体が構造層に形成されてなることを特徴とする先行する請求項のいずれ かに記載の積層体。
5. ５．構造層が紙または板紙であることを特徴とする先行する請求項のいずれかに 記載の積層体。
6. ６．プラスチックフィルム層を含んでなることを特徴とする先行する請求項のい ずれかに記載の積層体。
7. ７．マイクロ波相互作用層が真空蒸着されたアルミニウムであることを特徴とす る先行する請求項のいずれかに記載の積層体。
8. ８．片面にマイクロ波相互作用層を有するフィルムからなり、かつ該フィルムが すくなくとも波形基材の溝領域に接着されてなることを特徴とする請求項１記載 の積層体。
9. ９．形状体がゾーン、範囲または領域により制限されているシードからなる請求 項１記載の積層体。
10. １０．実質上ここで図面を参照しながら記載された積層体。