JP2520256B2 - 電子レンジ用蒸着積層体 - Google Patents
電子レンジ用蒸着積層体Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、電子レンジ内で食品などを部分的に昇温し
たり抑温したりするために用いる電子レンジ用蒸着積層
体に関する。
たり抑温したりするために用いる電子レンジ用蒸着積層
体に関する。
[従来の技術] 従来より、電子レンジ内での昇温や抑温は同一フイル
ムではできず、昇温したい部分に蒸着フイルムを貼った
り、抑温のためにはアルミニウム箔をかぶせたり、量産
性に劣っていた。
ムではできず、昇温したい部分に蒸着フイルムを貼った
り、抑温のためにはアルミニウム箔をかぶせたり、量産
性に劣っていた。
[発明の目的] 本発明は上記従来の問題点に鑑み、極めて良好な電子
レンジ内で食品などを部分的に昇温しこげ目をつけたり
たり、あるいは部分的に抑温し冷たいままで調理できる
機能を有した電子レンジ用蒸着積層体を提供することに
ある。
レンジ内で食品などを部分的に昇温しこげ目をつけたり
たり、あるいは部分的に抑温し冷たいままで調理できる
機能を有した電子レンジ用蒸着積層体を提供することに
ある。
[発明の構成] 即ち本発明は、片面に相互に不連続な任意形状の蒸着
層を形成した蒸着基材を2枚、接着剤を介して貼合した
ことを特徴とする電子レンジ用蒸着積層体、要すれば前
記2枚の蒸着基材の間に紙質層が設けられ、要すれば空
気層が部分的に設けられてなる電子レンジ用蒸着積層体
に関するものである。
層を形成した蒸着基材を2枚、接着剤を介して貼合した
ことを特徴とする電子レンジ用蒸着積層体、要すれば前
記2枚の蒸着基材の間に紙質層が設けられ、要すれば空
気層が部分的に設けられてなる電子レンジ用蒸着積層体
に関するものである。
即ち本発明の電子レンジ用蒸着積層体においては、従
来の電子レンジ内での部分的昇温や部分的抑温では同一
フイルムではできず、昇温したい部分に蒸着フイルムを
貼ったり、抑温のためにはアルミニウム箔をかぶせた
り、その目的に応じて蒸着フイルムやアルミニウム箔を
それぞれ適宜の大きさに裁断して用いていたのにかえ
て、基材の片面に相互に不連続な任意形状の蒸着層を形
成した蒸着基材を2枚、接着剤を介して貼合したもの、
要すれば前記2枚の蒸着基材の間に紙質層あるいはプラ
スチックフイルムを全面に又は部分的に、設けたものを
用いることによって、極めて良好な電子レンジ内で食品
などを部分的に昇温しこげ目をつけたりたり、あるいは
部分的に抑温し冷たいままで調理できる機能を有した電
子レンジ用蒸着積層体を完成したものである。
来の電子レンジ内での部分的昇温や部分的抑温では同一
フイルムではできず、昇温したい部分に蒸着フイルムを
貼ったり、抑温のためにはアルミニウム箔をかぶせた
り、その目的に応じて蒸着フイルムやアルミニウム箔を
それぞれ適宜の大きさに裁断して用いていたのにかえ
て、基材の片面に相互に不連続な任意形状の蒸着層を形
成した蒸着基材を2枚、接着剤を介して貼合したもの、
要すれば前記2枚の蒸着基材の間に紙質層あるいはプラ
スチックフイルムを全面に又は部分的に、設けたものを
用いることによって、極めて良好な電子レンジ内で食品
などを部分的に昇温しこげ目をつけたりたり、あるいは
部分的に抑温し冷たいままで調理できる機能を有した電
子レンジ用蒸着積層体を完成したものである。
即ち本発明は基材(1)の片面に相互に不連続な任意
形状の蒸着層(2)を形成した蒸着基材2枚を接着剤
(4)を介して貼合したことにより極めて良好な電子レ
ンジ内で食品などを部分的に昇温しこげ目をつけたり、
あるいは部分的に抑温し冷たいままで調理できる機能を
有した電子レンジ用蒸着積層体を提供することを可能と
したものである。
形状の蒸着層(2)を形成した蒸着基材2枚を接着剤
(4)を介して貼合したことにより極めて良好な電子レ
ンジ内で食品などを部分的に昇温しこげ目をつけたり、
あるいは部分的に抑温し冷たいままで調理できる機能を
有した電子レンジ用蒸着積層体を提供することを可能と
したものである。
本発明の電子レンジ用蒸着積層体における基材(1)
としては充分な自己保持性を有するものであればいずれ
も用いられるが、たとえばポリエステル、ポリアミド、
ポリアミドイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、セ
ルロースアセテート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、フッ素樹脂などの樹脂類、和紙、洋紙、板紙、段ボ
ール紙等の紙類などのフイルム状物またはシート状物が
適宜用いられる。特に基材(1)としては制限するもの
ではないが、たとえば前記樹脂類のフイルム状物では厚
さが6〜75μm程度のものを用いるが、より好ましくは
9〜25μm程度のものを用いるのが、また前記紙類のシ
ート状物では坪量10〜600g/mm2程度のものを用いるの
が、より好ましくは坪量20〜80g/mm2程度のものを用い
るのが後工程のラミネート時の作業性も良く電子レンジ
用蒸着積層体の製造が連続的に大量生産できて生産コス
トも下る点から好ましい。
としては充分な自己保持性を有するものであればいずれ
も用いられるが、たとえばポリエステル、ポリアミド、
ポリアミドイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、セ
ルロースアセテート、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、フッ素樹脂などの樹脂類、和紙、洋紙、板紙、段ボ
ール紙等の紙類などのフイルム状物またはシート状物が
適宜用いられる。特に基材(1)としては制限するもの
ではないが、たとえば前記樹脂類のフイルム状物では厚
さが6〜75μm程度のものを用いるが、より好ましくは
9〜25μm程度のものを用いるのが、また前記紙類のシ
ート状物では坪量10〜600g/mm2程度のものを用いるの
が、より好ましくは坪量20〜80g/mm2程度のものを用い
るのが後工程のラミネート時の作業性も良く電子レンジ
用蒸着積層体の製造が連続的に大量生産できて生産コス
トも下る点から好ましい。
尚、蒸着された転写箔を用いて蒸着層を形成する場合
には坪量300〜600g/m2程度の板紙、段高1〜5mmの段ボ
ール紙も好ましく用いられる。
には坪量300〜600g/m2程度の板紙、段高1〜5mmの段ボ
ール紙も好ましく用いられる。
本発明の電子レンジ用蒸着積層体の基材(1)の上に
形成される蒸着層(2)は真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法等の通常の金属、合金、金
属化合物の薄膜形成方法によって形成するか又は蒸着さ
れた転写箔から形成される。本発明において蒸着層は通
常10〜800nmの範囲、より好ましくは40〜400nmの範囲か
ら選ばれる。蒸着層の厚さが10nm未満では蒸着層の電磁
波遮蔽性や反射性が充分でなく、充分な昇温効果や抑温
効果が得られず好ましくない。一方800nmを越えても蒸
着層の電磁波遮蔽性や反射性はかわらないので昇温効果
や抑温効果に関係せず経済性の点からも好ましくない。
形成される蒸着層(2)は真空蒸着法、スパッタリング
法、イオンプレーティング法等の通常の金属、合金、金
属化合物の薄膜形成方法によって形成するか又は蒸着さ
れた転写箔から形成される。本発明において蒸着層は通
常10〜800nmの範囲、より好ましくは40〜400nmの範囲か
ら選ばれる。蒸着層の厚さが10nm未満では蒸着層の電磁
波遮蔽性や反射性が充分でなく、充分な昇温効果や抑温
効果が得られず好ましくない。一方800nmを越えても蒸
着層の電磁波遮蔽性や反射性はかわらないので昇温効果
や抑温効果に関係せず経済性の点からも好ましくない。
かかる蒸着層を形成する金属としてはたとえば、アル
ミニウム、銅、金、銀、白金、亜鉛、錫、ニッケル、チ
タン、クロム、インジウム、ガリウム、タンタル、珪
素、その他ニッケルクロム合金などの合金類、酸化珪
素、酸化インジウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化
物などが用いられ、電磁波反射率と経済性の点から通常
はアルミニウムが好ましい。内部透視性の点からは酸化
インジウムが好ましい。
ミニウム、銅、金、銀、白金、亜鉛、錫、ニッケル、チ
タン、クロム、インジウム、ガリウム、タンタル、珪
素、その他ニッケルクロム合金などの合金類、酸化珪
素、酸化インジウム、酸化アルミニウムなどの金属酸化
物などが用いられ、電磁波反射率と経済性の点から通常
はアルミニウムが好ましい。内部透視性の点からは酸化
インジウムが好ましい。
本発明でいう不連続な任意の形状とは、蒸着面ととな
りあう蒸着面の間隔によってあるいは、その単一の蒸着
面の大きさの大小によって、抑温と昇温の効果が調節さ
れる。この形状を作る手法としては従来公知のシーライ
ト加工法、パスター加工法や転写法のいずれでも良い。
りあう蒸着面の間隔によってあるいは、その単一の蒸着
面の大きさの大小によって、抑温と昇温の効果が調節さ
れる。この形状を作る手法としては従来公知のシーライ
ト加工法、パスター加工法や転写法のいずれでも良い。
本発明の電子レンジ用蒸着積層体の接着剤(4)とし
てはたとえば前記蒸着層および/または紙(3)やプラ
スチックフイルム(3)に対しても密着性に優れている
ことが要求される。かかる要求を満たす接着剤として
は、たとえばアクリル系、酢酸ビニル系、塩化ビニル
系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリエチレン
系、スチレン−ブタジエン系などのエマルジョン接着剤
の単独またはブレンド物が好ましく用いられる。
てはたとえば前記蒸着層および/または紙(3)やプラ
スチックフイルム(3)に対しても密着性に優れている
ことが要求される。かかる要求を満たす接着剤として
は、たとえばアクリル系、酢酸ビニル系、塩化ビニル
系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリエチレン
系、スチレン−ブタジエン系などのエマルジョン接着剤
の単独またはブレンド物が好ましく用いられる。
エマルジョン接着剤の形成は前記エマルジョン接着剤
を形成するためのエマルジョン接着剤の水溶液などをグ
ラビア塗工法、凸版塗工法、スクリーン塗工法などの通
常の塗工法により塗工することによって行われる。
を形成するためのエマルジョン接着剤の水溶液などをグ
ラビア塗工法、凸版塗工法、スクリーン塗工法などの通
常の塗工法により塗工することによって行われる。
また、溶剤型接着剤を用いてもよい。溶剤型接着剤に
おいても、前記蒸着層および/または紙(3)やプラス
チックフイルム(3)に対しても密着性に優れているこ
とが要求される。かかる要求を満たす接着剤としては、
エチレン酢酸ビニル系、塩素化ポリプロピレン系、ポリ
エステル系、ポリウレタン系、塩化ビニル−酢酸ビニル
系、アクリル系、アクリル−塩化ビニル−酢酸ビニル系
などの溶剤型接着剤の単独またはブレンド物が好ましく
用いられる。
おいても、前記蒸着層および/または紙(3)やプラス
チックフイルム(3)に対しても密着性に優れているこ
とが要求される。かかる要求を満たす接着剤としては、
エチレン酢酸ビニル系、塩素化ポリプロピレン系、ポリ
エステル系、ポリウレタン系、塩化ビニル−酢酸ビニル
系、アクリル系、アクリル−塩化ビニル−酢酸ビニル系
などの溶剤型接着剤の単独またはブレンド物が好ましく
用いられる。
溶剤型接着剤の形成は前記溶剤型接着剤を形成するた
めの溶剤型接着剤の有機溶剤溶液などをグラビア塗工
法、凸版塗工法、スクリーン塗工法などの通常の塗工法
により塗工することによって行われる。
めの溶剤型接着剤の有機溶剤溶液などをグラビア塗工
法、凸版塗工法、スクリーン塗工法などの通常の塗工法
により塗工することによって行われる。
また、ホットメルト型接着剤を用いてもよい。ホット
メルト型接着剤においても、前記蒸着層および/または
紙(3)やプラスチックフイルム(3)に対しても密着
性に優れていることが要求される。かかる要求を満たす
接着剤としては、天然ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリンワックス、酸化ワックス、エステルワッ
クス、低分子量ポリエチレンなどの合成ワックスなどの
単独またはブレンド物が好ましく用いられる。
メルト型接着剤においても、前記蒸着層および/または
紙(3)やプラスチックフイルム(3)に対しても密着
性に優れていることが要求される。かかる要求を満たす
接着剤としては、天然ワックス、パラフィンワックス、
マイクロクリンワックス、酸化ワックス、エステルワッ
クス、低分子量ポリエチレンなどの合成ワックスなどの
単独またはブレンド物が好ましく用いられる。
接着剤の厚さは通常0.5〜25μmの範囲、より好まし
くは3〜6μmの範囲から選ばれる。溶剤型接着剤の厚
さが0.5μm未満では充分な接着強度が得られず好まし
くない。一方25μmを越えると接着時に接着剤の乾燥硬
化に長い時間を要しその上余分な接着剤をも要して作業
性経済性の上からの好ましくない。
くは3〜6μmの範囲から選ばれる。溶剤型接着剤の厚
さが0.5μm未満では充分な接着強度が得られず好まし
くない。一方25μmを越えると接着時に接着剤の乾燥硬
化に長い時間を要しその上余分な接着剤をも要して作業
性経済性の上からの好ましくない。
本発明の電子レンジ用蒸着積層体に用いられる紙
(3)または/およびプラスチックフイルム(3)には
特に制限はなく通常市販の洋紙、和紙、板紙、段ボール
紙およびプラスチックフイルムないしシートを用いるこ
とができる。
(3)または/およびプラスチックフイルム(3)には
特に制限はなく通常市販の洋紙、和紙、板紙、段ボール
紙およびプラスチックフイルムないしシートを用いるこ
とができる。
たとえば坪量20〜300g/m2程度の和紙、洋紙などの通
常の紙や、坪量300〜600g/m2程度の板紙や、段の高さ1
〜5mmの段ボールや、たとえば厚さ9〜300μm程度の耐
熱性プラスチックフイルムないしシートが好ましく用い
られる。
常の紙や、坪量300〜600g/m2程度の板紙や、段の高さ1
〜5mmの段ボールや、たとえば厚さ9〜300μm程度の耐
熱性プラスチックフイルムないしシートが好ましく用い
られる。
つぎに実施例をあげて本発明を説明する。
[実施例] 実施例1 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上
に水溶性インキを用いて、水玉模様(直径が5mm、間隔
が5mm)以外の部分に印刷し、ついで全面にアルミニウ
ムを厚さ40nmに真空蒸着した後、水洗にて水玉模様の金
属蒸着層を形成したフイルムを得た。
に水溶性インキを用いて、水玉模様(直径が5mm、間隔
が5mm)以外の部分に印刷し、ついで全面にアルミニウ
ムを厚さ40nmに真空蒸着した後、水洗にて水玉模様の金
属蒸着層を形成したフイルムを得た。
得られた上記水玉模様の金属蒸着層を形成したフイル
ムを2枚金属蒸着層側を内側にしてポリエステル系接着
剤で貼合して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た
(第1図参照)。
ムを2枚金属蒸着層側を内側にしてポリエステル系接着
剤で貼合して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た
(第1図参照)。
実施例2 実施例1と同様にして得られた水玉模様の金属蒸着層
を形成したフイルムを2枚金属蒸着層側を内側として、
坪量60.5g/m2の純白ロール紙の両面に塩化ビニル−酢酸
ビニル系エマルジョン接着剤で貼合して本発明の電子レ
ンジ用蒸着積層体を得た(第2図参照)。
を形成したフイルムを2枚金属蒸着層側を内側として、
坪量60.5g/m2の純白ロール紙の両面に塩化ビニル−酢酸
ビニル系エマルジョン接着剤で貼合して本発明の電子レ
ンジ用蒸着積層体を得た(第2図参照)。
実施例3 実施例1と同様にして水玉のパターンを直径10mm、間
隔3mmとして得られた水玉模様の金属蒸着層を形成した
フイルムを1枚は金属蒸着層側を内側として、他の1枚
は金属蒸着層側を外側として、ウレタン系接着剤で貼合
して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た(第3図参
照)。
隔3mmとして得られた水玉模様の金属蒸着層を形成した
フイルムを1枚は金属蒸着層側を内側として、他の1枚
は金属蒸着層側を外側として、ウレタン系接着剤で貼合
して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た(第3図参
照)。
実施例4 坪量400g/m2の段ボール板紙の両面に転写箔(「サン
ライトホイル 24222 銀色」尾池工業(株)製)を用
いて、図柄間隔を左右1mmで3mm角の正方形の図柄を箔押
機で転写して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た
(第5図参照)。
ライトホイル 24222 銀色」尾池工業(株)製)を用
いて、図柄間隔を左右1mmで3mm角の正方形の図柄を箔押
機で転写して本発明の電子レンジ用蒸着積層体を得た
(第5図参照)。
実施例5 坪量30g/m2の薄葉紙の片面に実施例4と同じ転写箔を
用いて、図柄間隔を左右1mmで4mm角の正方形の図柄を箔
押機で転写して蒸着層を形成した薄葉紙を得た。
用いて、図柄間隔を左右1mmで4mm角の正方形の図柄を箔
押機で転写して蒸着層を形成した薄葉紙を得た。
得られた上記蒸着層を形成した薄葉紙2枚で厚さ5mm
の段ボール紙を合成ワックス系ホットメルト接着剤を介
して常法により貼合して本発明の電子レンジ用蒸着積層
体を得た(第6図参照)。
の段ボール紙を合成ワックス系ホットメルト接着剤を介
して常法により貼合して本発明の電子レンジ用蒸着積層
体を得た(第6図参照)。
実施例6 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルム上
に水溶性インキを用いて、格子状模様(線幅1mm、間隔
が3mm)に印刷し、ついで全面に酸化インジウムを厚さ5
00nmに真空蒸着した後、水洗にて不連続模様の金属酸化
物の蒸着層を形成したフイルムを得た。
に水溶性インキを用いて、格子状模様(線幅1mm、間隔
が3mm)に印刷し、ついで全面に酸化インジウムを厚さ5
00nmに真空蒸着した後、水洗にて不連続模様の金属酸化
物の蒸着層を形成したフイルムを得た。
得られた上記金属金属酸化物の蒸着層を形成したフイ
ルムを2枚蒸着層側を外側にして坪量33.5g/m2の純白ロ
ール紙をポリウレタン系接着剤お介してで貼合して本発
明の電子レンジ用蒸着積層体を得た(第7図参照)。
ルムを2枚蒸着層側を外側にして坪量33.5g/m2の純白ロ
ール紙をポリウレタン系接着剤お介してで貼合して本発
明の電子レンジ用蒸着積層体を得た(第7図参照)。
比較例1 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルム
(アルミニウム蒸着層を形成せず)そのままのもの。
(アルミニウム蒸着層を形成せず)そのままのもの。
比較例2 厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイルムに
模様をつけることなく全面に厚さ400Åのアルミニウム
蒸着層を形成したもの。
模様をつけることなく全面に厚さ400Åのアルミニウム
蒸着層を形成したもの。
〈電子レンジに於るテスト方法〉 (1)昇温効果(こげ目)に関するテスト 小麦粉250g、オリーブオイル少々、VIVAイースト10
g、水150cc、食塩5gを練り合せたピザ生地の15gを直径7
cmの円形に延ばし、実施例1、実施例2、実施例3、実
施例4、実施例5、実施例6、比較例1および比較例2
の積層体またはフイルムの10cm角の上にのせ、ターンテ
ーブルに直接熱が伝わるのを防ぐため約3cmボール紙で
底上げし、ナショナル電子レンジNE-M325型にて2分間
エレック弱にて調理した。
g、水150cc、食塩5gを練り合せたピザ生地の15gを直径7
cmの円形に延ばし、実施例1、実施例2、実施例3、実
施例4、実施例5、実施例6、比較例1および比較例2
の積層体またはフイルムの10cm角の上にのせ、ターンテ
ーブルに直接熱が伝わるのを防ぐため約3cmボール紙で
底上げし、ナショナル電子レンジNE-M325型にて2分間
エレック弱にて調理した。
第1表に示す結果の如く、実施例1、実施例2、実施
例3、実施例4、実施例5および実施例6の本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体を使用したものの裏側はこんが
り見た目にも美味しそうで表面は柔らかくでき上がっ
た。これに比し比較例1の厚さ12μmのポリエチレンテ
レフタレートフイルムをそのまま使用したものの裏側は
全体に柔らかくこげ目もなくそのままでは食べにくい状
態であり、比較例2の厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレートフイルムに模様をつけることなく全面に厚さ40
0Åのアルミニウム蒸着を形成したものを使用したもの
では電子レンジ内でのスパークが激しく起こり途中で調
理を中止しなければならなかった。
例3、実施例4、実施例5および実施例6の本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体を使用したものの裏側はこんが
り見た目にも美味しそうで表面は柔らかくでき上がっ
た。これに比し比較例1の厚さ12μmのポリエチレンテ
レフタレートフイルムをそのまま使用したものの裏側は
全体に柔らかくこげ目もなくそのままでは食べにくい状
態であり、比較例2の厚さ12μmのポリエチレンテレフ
タレートフイルムに模様をつけることなく全面に厚さ40
0Åのアルミニウム蒸着を形成したものを使用したもの
では電子レンジ内でのスパークが激しく起こり途中で調
理を中止しなければならなかった。
(2)抑温効果に関するテスト ウレタンスポンジ1gに水4gを含ませた総計5gの含水ウ
レタンスポンジを実施例1、実施例2、実施例3、実施
例4、実施例5、実施例6、比較例1および比較例2の
積層体又はフイルムの9cm×20cm方形シートで包み端部
をセロテープにて止めたものを、前記電子レンジにて3
分間エレック強にて加熱した。取り出し直後、含水ウレ
タンスポンジの内部温度を内部温度計にて測定した。
レタンスポンジを実施例1、実施例2、実施例3、実施
例4、実施例5、実施例6、比較例1および比較例2の
積層体又はフイルムの9cm×20cm方形シートで包み端部
をセロテープにて止めたものを、前記電子レンジにて3
分間エレック強にて加熱した。取り出し直後、含水ウレ
タンスポンジの内部温度を内部温度計にて測定した。
第2表に示す結果の如く、実施例1、実施例2、実施
例3、実施例4、実施例5おびび実施例6の本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体で包装したものは含水ウレタン
スポンジの温度が上りにくく、蒸着部分の面積比によっ
てその内部温度を調節することが可能である。蒸着パタ
ーンとその面積比の昇温および抑温に関する効果につい
て調査したが実施例1、実施例2、実施例3、実施例
4、実施例5および実施例6の水玉模様を四角やハート
型などに変化させて実験したが内部温度やこげ目に対す
る形状効果はなく、その蒸着面積比が大きく寄与するこ
とがわかった。
例3、実施例4、実施例5おびび実施例6の本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体で包装したものは含水ウレタン
スポンジの温度が上りにくく、蒸着部分の面積比によっ
てその内部温度を調節することが可能である。蒸着パタ
ーンとその面積比の昇温および抑温に関する効果につい
て調査したが実施例1、実施例2、実施例3、実施例
4、実施例5および実施例6の水玉模様を四角やハート
型などに変化させて実験したが内部温度やこげ目に対す
る形状効果はなく、その蒸着面積比が大きく寄与するこ
とがわかった。
第3表に蒸着模様の面積比と包装したときの内部温度
との関係を、第4表に蒸着模様の面積比と下に敷いたと
きの接するピザ面の温度との関係を示した。
との関係を、第4表に蒸着模様の面積比と下に敷いたと
きの接するピザ面の温度との関係を示した。
[発明の効果] 実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例
5、実施例6、比較例1および比較例2で得られた電子
レンジ用蒸着積層体を用いてその効果を比較した結果は
第1表および第2表のとおりであって、本発明の電子レ
ンジ用蒸着積層体で食品を包むだけで電子レンジ内で食
品などを部分的に同じフイルムでこげ目をつけたい部分
に敷いたり、はさんだりすることによって部分的に昇温
しこげ目をつけたりたり、抑温し冷たいままで調理でき
る効果が発揮される。
5、実施例6、比較例1および比較例2で得られた電子
レンジ用蒸着積層体を用いてその効果を比較した結果は
第1表および第2表のとおりであって、本発明の電子レ
ンジ用蒸着積層体で食品を包むだけで電子レンジ内で食
品などを部分的に同じフイルムでこげ目をつけたい部分
に敷いたり、はさんだりすることによって部分的に昇温
しこげ目をつけたりたり、抑温し冷たいままで調理でき
る効果が発揮される。
第1図は本願発明の電子レンジ用蒸着積層体の基本構成
を示す断面図であり、第2図、第3図、第5図、第6図
および第7図は本願発明の電子レンジ用蒸着積層体の他
の実施態様例を示す断面図であり、第4図は本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体に用いる相互に不連続な任意形
状の蒸着層(2)の形状例を示す平面図である。 (図面の符号) (1):基材 (2):蒸着層 (3):紙またはプラスチックフイルム (4):接着剤
を示す断面図であり、第2図、第3図、第5図、第6図
および第7図は本願発明の電子レンジ用蒸着積層体の他
の実施態様例を示す断面図であり、第4図は本願発明の
電子レンジ用蒸着積層体に用いる相互に不連続な任意形
状の蒸着層(2)の形状例を示す平面図である。 (図面の符号) (1):基材 (2):蒸着層 (3):紙またはプラスチックフイルム (4):接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】片面に相互に不連続な任意形状の蒸着層を
形成した蒸着基材を2枚、接着剤を介して貼合したこと
を特徴とする電子レンジ用蒸着積層体。 - 【請求項2】前記2枚の蒸着基材の間に紙質層が設けら
れてなる特許請求の範囲第1項記載の電子レンジ用蒸着
積層体。 - 【請求項3】前記2枚の蒸着基材の間に耐熱性のフイル
ム又はシート層が設けられてなる特許請求の範囲第1項
記載の電子レンジ用蒸着積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62115511A JP2520256B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 電子レンジ用蒸着積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62115511A JP2520256B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 電子レンジ用蒸着積層体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63278834A JPS63278834A (ja) | 1988-11-16 |
JP2520256B2 true JP2520256B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=14664332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62115511A Expired - Lifetime JP2520256B2 (ja) | 1987-05-11 | 1987-05-11 | 電子レンジ用蒸着積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520256B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0662182B2 (ja) * | 1987-08-10 | 1994-08-17 | 東洋製罐株式会社 | ガス吸収剤包装体 |
JP2624073B2 (ja) * | 1991-12-28 | 1997-06-25 | 凸版印刷株式会社 | 積層包装材料 |
KR100364120B1 (ko) * | 2000-07-10 | 2002-12-12 | 김대웅 | 고분자수지합성 및 그 조성물을 이용한 금속 증착 전사지의 제조방법 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5842027A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-11 | Seiko Epson Corp | 液晶表示装置の製造方法 |
JPS5884232U (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-07 | 凸版印刷株式会社 | ガスバリヤ−性包装材料 |
JPS59153119U (ja) * | 1983-03-28 | 1984-10-13 | 大日本印刷株式会社 | 包装用材料 |
JPS619722U (ja) * | 1984-06-25 | 1986-01-21 | 松下電工株式会社 | 照明器具等の取付部の防水構造 |
-
1987
- 1987-05-11 JP JP62115511A patent/JP2520256B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63278834A (ja) | 1988-11-16 |
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