JPH03503011A - 鼻の病気の診断及び治療装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 鼻の病気の診断及び治療装置 発明の分野 本発明は医療に関し、そしてさらに詳細には本発明は鼻の病気の診断と治療のた めの装置に関するものである。

従来の技術 この技術において、副鼻腔の出口開口を診察するための内視鏡であって、これを 用いて鼻腔開口の鼻の空洞の中への出口を診察しまたここから病理学上の内容物 が逃げることがある場合の副鼻腔炎（蓄膿症）の診断を行うことのできる内視鏡 が知られている。しかし、鼻腔が病理学上の流体と粘性の病理学的分泌物とで不 完全に充たされている場合には、出口開口を通って鼻の空洞の中にこの流体が排 泄することがなくそのためこの内視鏡を用いて副鼻腔炎の診断を行うことは不可 能となる。

さらにこの技術において、プラスチックのロッドにより補強されたチューブを具 備し、このプラスチックロッドは、膨張可能な容器と、カフと、そのうちの２つ の通路がこの容器とカフにそれぞれ連結されその第３の通路がこのカフと容器と の間の地点で前記チューブの表面と連通ずる出口を有している３つの通路、とを 有している装置が知られている。このカフと容器とは可撓性のチューブに堅く固 定されている。第３０通路は注射器に連結するためのアダプタを有している（ソ 連発明者証第１３１１７１４号）。

この装置を使用するに際し、補強されたチューブは鼻の空洞の中に挿入され、鼻 の空洞は、カフと容器を膨張させることにより鼻孔と鼻咽腔上でシールされる。

こうしてシールされた鼻の空洞に真空が通され腔内の内容物の標本を抽出する。

しかし、上記の装置は２つの鼻腔のうちのどちらの方から分泌物が排泄されたか を正確に識別することができずそのため副鼻腔炎の局部的な診断を確実に行うこ とができない。

発明の開示 本発明は、種々の病気、特に副鼻腔炎の診断と治療の目的で鼻の空洞の中に種々 の器具を導入することのできる装置を提供するものである。

この技術上の問題は、細長い可撓性の本体と、この本体の両端の間に設けられた 膨張可能な容器と、この本体の一端に取付けられかつ本体の長手方向に延在する 貫通通路に連通している膨張可能な容器とを具備する鼻の病気の診断及び治療の ための装置において、本発明により、カフが本体に沿って軸方向に移動するよう 取付けられまたそこに堅く固定された器具を受は入れるためのチューブが設けら れている装置によって、解決される この構造は、チューブ内に取付けられた耳鼻咽喉ファイバースコープのような器 具を診察している腔の開口に施すのを可能にし、また注意深い診察が、真空が与 えられるシールされた空洞が同時に形成されて行われることを可能にする。副鼻 腔炎の穿孔しない局部診断がそれにより得られる。

特別な条件により、腔内の内容物の標本抽出のための注射器又は耳鼻咽喉ファイ バースコープがチューブの中に受は入れられる。

副鼻腔炎の診断のため、耳鼻咽喉ファイバースコープがカフに保持されたチュー ブを通ってシールされた空洞の中に挿入され、腔の開口を診察して精密な局部診 断を保証する。

図面の簡単な記載 本発明は添付図面に示される特定の実施態様を参照して以下に記載される。

第１図は本発明の、副鼻腔炎の治療のための装置を縦断面図で示す。

第２図は本発明の、主として副鼻腔炎の診断のために構成された装置の他の実施 態様である。

好適な実施態様 以下の記載において図面における同一部分は同一符号で示されている。

第１図を参照して、鼻の病気と副鼻腔の治療のための装置はラテックスで作られ た可撓性の細長いチューブ状の本体１を具備している。この本体１は、この本体 の端部に設けられた膨張可能な容器３に空気を供給するようになっている貫通通 路２を有する。本体はロッド４で補強され、そして膨張可能なカフ５が本体の両 端の中間で本体の外側に取付けられ、弁７を一体に結合している通路６に連通し ている。さらに通路２には弁８が設けられる。チューブ９がカフ５の中に堅く固 定され、このチューブのカフと結合する点が確実にシールされそれによりその膨 張中にこのカフから空気が逃げないようにしている。チューブ９は注射器（図示 しない）とプラグ１１のためのアダプタ１０を有している。

上記の装置は次のようなやり方で副鼻腔炎の治療に用いることができる。鼻の空 洞の適当な麻酔と無気力化の後、この空洞が例えば鼻への吹きつけによりきれい にされる。それから本体がその膨張可能容器３を担持する端部が共通の鼻の通路 を通るようにして挿入され、それによりこの容器が後鼻孔に達するようにする。

ついでカフ５が、共通の鼻通路の個々の大きさにしたがい本体１に沿ってこれを 動かすことによって鼻の前庭に位置ぎめされそれによりカフが下方の鼻甲介骨の 端の前方に位置するようにする。注射器が弁８の中に挿入され、通路２を介して 容器３を膨張させて鼻咽腔をシールする。この結果、鼻の空洞と副鼻腔とを包含 するシール空間が形成される。次に、内容物の排泄、洗浄及び医薬物の導入が、 それ自体公知のやり方でチューブ９とアダプタ１０の通路を通って注射器を用い ることにより、行われる。

第２図に示される装置は実質的に第１図に示される装置と同じであるが、シール 部材１３で終っているベローズ１２の形式の、例えば弁１４を通って供給された 圧縮空気を収容する容器の形式の、延長部が設けられている点だけが相違してい る。

この装置は副鼻腔炎の診断のために作られている。この装置の作用は上記した装 置と同様であるが、注射器の代わりに耳鼻咽喉ファイバースコープが、シールさ れた空洞が形成された後シール部材１３とベローズ１２とチューブ９の通路とを 通って導入され、この器具が診察すべき腔にまで達するようにする。耳鼻咽喉フ ァイバースコープの口を通って空気が排泄され鼻の空洞内に負の圧力をつくり出 す。病理的内容物がそのため自然の出口開口を通って排泄されまた耳鼻咽喉ファ イバースコープの光学系を通して観察することができる。このファイバースコー プはそれからベローズ１２を引き伸ばすことにより診察下の鼻の半分の腔の残部 の開口とは反対側に引続いて配置される。病理的内容物が検出された腔からの分 析のための内容物の標本の抽出は、ファイバースコープの排泄口を通して行われ る。

穿孔しない高度に精密な局部診断と治療がそのため保証されそれにより診察と治 療の時間が大幅に削減されるものとなる。

産業上の適用性 この装置はラテックス又はその他の可撓性の材料で作ることができる。これは副 鼻腔炎又はその他の目的、例えば出血の阻止に用いることができる。

手続補正書（方式）′＼ 平成３年　今月　１　日 特許庁長官　植　松　　　敏　殿 １、事件の表示 ＰＣＴ／ＳＵ８９１０　Ｏ１５８ λ　発明の名称 鼻の病気の診断及び治療装置 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　特許出願人 名称　ヤロスラフスキ　メゾトラスレポイナウチノーテフニチェスキ　ツエント ル４、代理人 住所　〒１０５東京都港区虎ノ門−丁目８番１０号静光虎ノ門ビル　電話３５０ ４−０７２１５、補正命令の日付 平成２年１２月１１日（発送日） ６、補正の対象 （１）明細書及び請求の範囲の翻訳文 （２）特許出願人名義変更届 ７、補正の内容 （１）明細書、請求の範囲の翻訳文の浄書（内容に変更なし） （２）別紙の通り ８、添附書類の目録 （１）明細書及び請求の範囲の翻訳文　　各１通（２）特許出願人名義変更届　 　　　　　各１通国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．細長い可撓性の本体（１）と、この本体の両端部の中間で本体上に取付けら れた膨張可能なカフ（５）と、本体の両端部のうちの一方に設けられかつ本体（ １）の長手方向に延在する貫通通路（２）と連通している膨張可能な容器（３） とを具備する、鼻しの病気の診断と治療のための装置において、前記カフ（５） が、本体（１）に沿って軸方向に動くよう取付けられまた１つの器具を受け入れ るためのこのカフに堅く固定されたチューブ（９）が設けられていることを特徴 とする鼻の病気の診断及び治療装置。
2. ２．カフに固定されたチューブ（９）には膨張可能な容器（３）とは反対側に中 空の取外し自在の延長部（１２）が設けられていることを特徴とする請求項１に 記載の装置。 ３延長部がベローズを具備していることを特徴とする請求項２に記載の装置。