JPH0350288Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0350288Y2 JPH0350288Y2 JP1986031412U JP3141286U JPH0350288Y2 JP H0350288 Y2 JPH0350288 Y2 JP H0350288Y2 JP 1986031412 U JP1986031412 U JP 1986031412U JP 3141286 U JP3141286 U JP 3141286U JP H0350288 Y2 JPH0350288 Y2 JP H0350288Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- reel
- recoil starter
- groove
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007858 starting material Substances 0.000 claims description 10
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 5
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Storing, Repeated Paying-Out, And Re-Storing Of Elongated Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、小型内燃機関用のリコイルスター
タの、ロープを巻き取るリールで、特にその収納
溝に関するものである。
タの、ロープを巻き取るリールで、特にその収納
溝に関するものである。
(従来の技術)
この種リコイルスタータは第3図に示すように
リール1に取付けられたゼンマイ3の復元力を利
用してロープを巻き取るようにしたもので、従来
ロープ2を収納するリール1の収納溝11の巾が、
第4図に示すように、ロープ2の径の凡そ2倍を
有し、ロープ2が2列に巻けるような溝形状を持
つリコイルスタータのリール1においては、第5
図aに示すようにロープ2を巻き込んだ状態から
ロープ2を引張り、エンジンを始動しようとする
際、通常の始動条件及び荷重である時には、外側
の巻き列23より順に22,21と引き出されてエ
ンジンを始動できるようになつている。
リール1に取付けられたゼンマイ3の復元力を利
用してロープを巻き取るようにしたもので、従来
ロープ2を収納するリール1の収納溝11の巾が、
第4図に示すように、ロープ2の径の凡そ2倍を
有し、ロープ2が2列に巻けるような溝形状を持
つリコイルスタータのリール1においては、第5
図aに示すようにロープ2を巻き込んだ状態から
ロープ2を引張り、エンジンを始動しようとする
際、通常の始動条件及び荷重である時には、外側
の巻き列23より順に22,21と引き出されてエ
ンジンを始動できるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、上記構成のロープ収納溝では、
通常の始動荷重より極端に大きい荷重の発生によ
る張力の増加及びリコイルスタータ全体が高温雰
囲気中にある時、ロープ2が変形し易くなり、あ
る限界点を越えた張力が発生したとき、第5図b
に示すように最外周のロープ23は、その内側の
1巻目ロープ21と2巻目ロープ22を左右に強引
に押しやり、その隙間に3巻目ロープ23が落込
んでロープ2の噛込み現象が発生する。この時、
ロープ2は噛込みによる摩擦熱が発生し、高荷重
による高張力が重なつて、遂にはロープの切損に
至るという問題点があつた。
通常の始動荷重より極端に大きい荷重の発生によ
る張力の増加及びリコイルスタータ全体が高温雰
囲気中にある時、ロープ2が変形し易くなり、あ
る限界点を越えた張力が発生したとき、第5図b
に示すように最外周のロープ23は、その内側の
1巻目ロープ21と2巻目ロープ22を左右に強引
に押しやり、その隙間に3巻目ロープ23が落込
んでロープ2の噛込み現象が発生する。この時、
ロープ2は噛込みによる摩擦熱が発生し、高荷重
による高張力が重なつて、遂にはロープの切損に
至るという問題点があつた。
したがつて、この考案は前記従来技術が持つて
いた問題点を除去したリコイルスタータのリール
を提供するものである。
いた問題点を除去したリコイルスタータのリール
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段)
この考案は、前記問題点を解決するため、ロー
プを収納するリールの溝巾がロープ径の凡そ2倍
を有し、ロープが2列に巻けるような溝形状を持
つリコイルスタータのリールにおいて、その溝の
底部中央にロープ径の凡そ1/2の高さで、凸状の
リブを最初にロープを結び、巻込み始める部分を
除き、ほぼ全周に設けるようにしたものである。
プを収納するリールの溝巾がロープ径の凡そ2倍
を有し、ロープが2列に巻けるような溝形状を持
つリコイルスタータのリールにおいて、その溝の
底部中央にロープ径の凡そ1/2の高さで、凸状の
リブを最初にロープを結び、巻込み始める部分を
除き、ほぼ全周に設けるようにしたものである。
(作用)
以上のように構成するとエンジンの始動の際、
ロープに過大な張力が作用しても3巻目のロープ
は、この中央のリブ上に位置するため、従来のよ
うな噛込み現象は発生しない。したがつて前記問
題点は除去できる。
ロープに過大な張力が作用しても3巻目のロープ
は、この中央のリブ上に位置するため、従来のよ
うな噛込み現象は発生しない。したがつて前記問
題点は除去できる。
(実施例)
第1図a,bは本考案リールの一実施例を示す
正面図及び要部断面図で、1はロープを収納する
収納溝11の巾がロープ径の凡そ2倍を有し、ロ
ープが2列に巻けるような溝形状を持つリコイル
スタータのリールで、その溝底部の中央に、ロー
プ径の凡そ1/2の高さで凸状のリブ12を、最初に
ロープを結び、巻込み始める部分13を除き、ほ
ぼ全周に設けるようにしたものである。
正面図及び要部断面図で、1はロープを収納する
収納溝11の巾がロープ径の凡そ2倍を有し、ロ
ープが2列に巻けるような溝形状を持つリコイル
スタータのリールで、その溝底部の中央に、ロー
プ径の凡そ1/2の高さで凸状のリブ12を、最初に
ロープを結び、巻込み始める部分13を除き、ほ
ぼ全周に設けるようにしたものである。
このようにするとエンジンを始動する際、第2
図に示すようにロープ2に過大な張力が作用して
も3巻目ロープ23は溝底部の中央のリブ12上に
位置するため噛込み現象は発生せず、したがつて
噛込みによる摩擦熱も発生しない。
図に示すようにロープ2に過大な張力が作用して
も3巻目ロープ23は溝底部の中央のリブ12上に
位置するため噛込み現象は発生せず、したがつて
噛込みによる摩擦熱も発生しない。
(考案の効果)
以上詳細に説明したように、本考案によればリ
ールのロープ収納溝の底部中央にロープ径の凡そ
1/2の高さで凸状のリブを設けたので、ロープに
過大な張力が作用しても3巻目のロープは、この
リブ上に位置するので噛込み現象は発生せず、ロ
ープの耐久性を向上させ、スムーズなエンジンの
始動性が得られるという効果がある。
ールのロープ収納溝の底部中央にロープ径の凡そ
1/2の高さで凸状のリブを設けたので、ロープに
過大な張力が作用しても3巻目のロープは、この
リブ上に位置するので噛込み現象は発生せず、ロ
ープの耐久性を向上させ、スムーズなエンジンの
始動性が得られるという効果がある。
第1図a,bは本考案リールの一実施例を示す
正面図及び要部断面図、第2図は同じくロープの
巻込み状態を示す断面図、第3図は従来のリコイ
ルスタータを示す断面図、第4図は従来のリール
の要部断面図、第5図a,bは同じくそのロープ
の巻込み状態を示す説明図。 1……リール、11……収納溝、12……リブ、
13……ロープ結び部、2……ロープ、21……第
1巻目のロープ、22……第2巻目のロープ、23
……第3巻目のロープ、3……ゼンマイ。
正面図及び要部断面図、第2図は同じくロープの
巻込み状態を示す断面図、第3図は従来のリコイ
ルスタータを示す断面図、第4図は従来のリール
の要部断面図、第5図a,bは同じくそのロープ
の巻込み状態を示す説明図。 1……リール、11……収納溝、12……リブ、
13……ロープ結び部、2……ロープ、21……第
1巻目のロープ、22……第2巻目のロープ、23
……第3巻目のロープ、3……ゼンマイ。
Claims (1)
- ゼンマイの復元力によつて巻き取られるロープ
を収納するリールの溝巾がロープ径の凡そ2倍を
有し、ロープが2列に巻けるような溝形状を持つ
小型内燃機関用のリコイルスタータのリールにお
いて、その収納溝の底部中央にロープ径の凡そ1/
2の高さで凸状のリブを、最初にロープを結び、
巻込み始める部分を除き、ほぼ全周に設けたこと
を特徴とするリコイルスタータのリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986031412U JPH0350288Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986031412U JPH0350288Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62143068U JPS62143068U (ja) | 1987-09-09 |
JPH0350288Y2 true JPH0350288Y2 (ja) | 1991-10-28 |
Family
ID=30837117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986031412U Expired JPH0350288Y2 (ja) | 1986-03-05 | 1986-03-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0350288Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6144190B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-06-07 | 株式会社マキタ | エンジン作業機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6129972Y2 (ja) * | 1978-04-20 | 1986-09-03 |
-
1986
- 1986-03-05 JP JP1986031412U patent/JPH0350288Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62143068U (ja) | 1987-09-09 |
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