JPH03502741A - 内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 内視鏡 技術分野 本発明は、遠位端に配置され、その画像がイメージガイドユニットにより、画像 を撮影するテレビカメラを取付けることのできる近位端へと送られる内視鏡対物 レンズと、光を光源から遠位端へと送るライトガイドを有しイメージガイドユニ ットを環状に取囲んだ照明装置とを備えた内視鏡に関する。

公知技術 かかる内視鏡が現在医学分野でも工業分野でもさまざまに利用される。現在標準 品として提供される内視鏡は遠位端に配置した内視鏡対物レンズを有し、その画 像をイメージガイドユニットが近位端へと送り、そこで画像は接眼レンズ又は現 在一般に接眼レンズに嵌着されるテレビカメラを利用して操作者が観察すること ができる。照明装置は一般にライトガイドを有し、これが光を光源から遠位端へ と送り又これがイメージガイドユニットを環状に取囲んでいる。

内視鏡を挿入した空腔を照明するのに必要な照明光を結合するため周知内視鏡は 側部に殆ど規格化されたライトガイドコネクタを有し、これが照明光源の光ケー ブルと接続可能である。この側部のライトガイドコネクタから多数の光ファイバ がリレーレンズ系と金属製の外側の保護管との間の空隙内に挿入して遠位端へと 導いである。

多数の光ファイバからなるこのライトガイドの作製は幾つかの理由から費用がか かる。

一方で光ファイバは内視鏡の組立て時「手で予め整理」しなければならない。

他方で照明の軸線が対物レンズの光軸と少な（とも近似的に一致するよう個々の 光ファイバは遠位端に位置する対物レンズの「視角」に合わせて研磨し又は曲げ る必要がある。

更に周知内視鏡は欠点として光ファイバの故にそして場合によっては内視鏡内の パテ要素の故にもオートクレーブ内での殺菌が限定的にのみ可能である。しかし 「溶液中」での殺菌は特にエイズ等の病気を考慮するなら十分ではない。

内視鏡像を普通に観察するのに代え又はそれを補足してこの画像をモニタ上に表 示するのが望ましい場合、現在接眼レンズカップに直接又は画像分割器を介しモ ニタ用小型テレビカメラが取付けられ、これが「接眼レンズ像ヨを周知の方法で 対物レンズ及びイメージセンサにより撮影する。

ところで請求の範囲１の前提部分に記載したこの周知内視鏡は（例えばドイツ特 許出願第３７４３９２０　Ａ１号により知られており）幾つかの欠点を有する。

一方で小型テレビカメラは対物レンズ、イメージセンサ等が必要なためいまなお 寸法が比較的大きい。代表的にはカメラは長さが８乃至Ｌｏａｎ、断面寸法が数 ―である。

他方でテレビカメラが内視鏡の構造長を長＜シ、これに伴って特に重量分布が変 化し、このことでユニット全体の操作性が劣化する。

更に、接眼レンズ像を結像しなければならないのでテレビカメラの光学的消耗が 比較的大きい。

発明の説明 本発明は、遠位端に配置され、その画像がイメージガイドユニットにより、画像 を撮影するテレビカメラを取付けることのできる近位端へと送られる内視鏡対物 レンズと、光源から光を遠位端へと送るライトガイドを有しイメージガイドユニ ットを環状に取囲んだ照明装置とを備えた内視鏡を、簡単な手段と僅かな構造上 の消耗でビデオ画像の表示が可能となるよう改良することを課題とする。

更に、遠位端に配置され、その画像がリレーレンズ系により近位範囲に転送され る対物レンズと、リレーレンズ系及び対物レンズを少なくとも一部取囲み照明光 源の照明光を光入射コネクタから遠位射出端へと送るライトガイドとを備えた内 視鏡を、内視鏡の製造組立が特にライトガイドに関し簡素化されるよう改良せね ばならない。

更に本発明によりエイズ等の病気を考慮しても効果的なかかる内視鏡の殺菌法が 記載されねばならない。

これらの課題の本発明による解決法が諸展開及び諸構成と共に請求の範囲に明示 しである。

本発明は、本来の内視鏡とイメージセンサとの間の「インターフェース」を「接 眼レンズの後方」にではなく、例えば周知の如くロッドレンズ又はファイバ束か ら構成することのできる「イメージガイドユニットの後方」に設けるとの基本構 想から出発する。これによりイメージセンサはイメージガイドユニットの近位像 面に直接配置することができるので、従来の内視鏡用テレビカメラにあるような 対物レンズは省くことができる。このことから構造上の消耗が減少し製造が簡素 になり同時に透過率が高まるので、より弱い照明光源で作業することができ又は 照度が同じならより明るい画像が得られる。

だが特許請求の範囲２の構成では「カメラ」を構成するのが事実上イメージセン サだけであるので「テレビカメラ」は従来の内視鏡カメラの場合よりも一層小型 化することができる。

本発明によるこの内視鏡構造は別の利点として照明光の結合が簡単である。この ためライトガイドがイメージセンサを取囲み、テレビカメラを内視鏡に取付ける とそれが内視鏡のライトガイドと結合されるように構成しである。

従来の内視鏡には側部に結合管が設けてあり、これが一方で製造費を高め又他方 でしばしば画像照射を不規則にするが、これでもってこの管を省くことができる 。

そして尚且つ本発明による内視鏡では引続き付加的に、だが専らでも、内視鏡像 を純視覚的に観察することが可能である。

このためテレビカメラに代え、又はこれを補足して、光学画像分割器により周知 の接眼レンズが「内視鏡の胴部」に取付けられる。この接眼レンズは代表的には 従来の内視鏡でイメージガイド部と強固に結合しである接眼レンズと同様に構成 しである。特に接眼レンズには周知の如く照明光用に側部に結合管を設けること ができる。

本発明によるテレビ内視鏡は更に本来の内視鏡が僅かな部品から構成しであるの で個々の要素の殺菌が容易となる利点も有する。

本発明によれば更に請求の範囲１によりライトガイドは透明で光学的に鮮明な材 料からなる中空円筒を有し、これが対物レンズとリレーレンズ系を取囲む。更に 本発明によれば照明光源の光が中空円筒の環状正面内に結合可能である。

従って本発明は周知内視鏡の２つの「見掛上不動の設計原理」を打ち破る。

「苦労して」リレーレンズ系と内視鏡の外側保護管との間の環状空隙内に挿入し て「整理」しなければならない多数の光ファイバに代え、ライトガイドとして働 く「一体」部品が使用される。この部品内への照明光の結合は側部からライトガ イド管を介してではなくライトガイドの環状正面を介し行われる。

従って従来の内視鏡の時間のかかる組立工程は不要である。だが特に本発明によ る内視鏡基部は照明光が周知内視鏡の場合よりも相当大きな面を介し送られる利 点を有する。その際特に従来の内視鏡では（慎重に組立てた場合でも）常に光フ ァイバの一部が「死」ぬ点を考慮しなければならない。これは、光がこの光ファ イバを通して遠位端に送られないことを意味する。

かかる「死んだ」光ファイバが特定の角度範囲にしばしば現れると従来の内視鏡 では物体領域の照明が不規則となる。

それに対し本発明による内視鏡基部では照明光を環状正面全体にわたって均一に 結合することができ、物体領域が均一に照明される。

本発明による「一体な」ライトガイドは基本的には透明で光学的に鮮明な任意の 材料例えば光学ガラスから作製することができる。

本発明の諸展開は従属請求の範囲に記載しである。

請求の範囲３によればイメージセンサを取囲んだイメージガイドの光射出面はイ メージガイドユニットの像面上に配置したイメージセンサから内視鏡の長手軸方 向で離間している。このことの利点として両方のライトガイドの結合箇所から漏 れ光がイメージセンサに衝突することがない。

請求の範囲４によればイメージガイドユニットとイメージセンサとの間に付加的 レンズ要素が設けである。

この付加的レンズ要素は内視鏡の寸法をイメージセンサの寸法に適合するのに役 立つ。

更に、テレビカメラ用カメラ接続ケーブルがプラグを利用してカメラと結合して あり、該プラグ内でライトガイドカプラと電気接続用結合要素がケーブル長手軸 に直角に距離を有する（請求の範囲５）のが好ましい。このように、ライトガイ ドによって電気接続を、そして場合によってはプラグ内に設けである電気要素を 過度に加熱することが防止される。

これには請求の範囲６に記載した特徴も役立ち、それによれば、電気接続線がカ メラ接続ケーブル内でライトガイドを取囲む。

更に別の大きな利点として指摘できる点として分離した光ケーブルが省かれ、本 発明内視鏡は従来のテレビ内視鏡とは異なり僅かに接続ケーブルが１本あるにす ぎない。

更に、本発明により中空円筒として構成するライトガイドを光学的に鮮明な合成 樹脂材料（請求の範囲１３）から構成するのが好ましい。請求の範囲１４には可 能な合成樹脂材料、つまりポリカーボネートが明示してあり、これは特に射出成 形法で容易に加工できる利点を有しており、本発明によるライトガイドは問題な く安価に成形品として製造することができる。だが好ましくは本発明によるライ トガイドは「切売り商品として」適宜な管から製造し又場合によっては熱的に再 処理することも可能である。

透明で光学的に鮮明な材料からなる中空円筒を有する本発明ライトガイドは特許 請求の範囲８によれば近位範囲で内径及び外径の大きい円筒部分に移行させるこ とができる。この場合大径範囲の自由正面は照明光用光入射面となる。

この構成の利点としてリレーレンズ系に続く画像伝送又は表示系はリレーレンズ 系より大きな直径とすることができる。

しかしいずれにしてもライトガイドの光入射面として働く正面が内視鏡基部の長 手方向でリレーレンズ系の近位像面より前又は後にある（請求の範囲３）と有利 であるが、それはこの場合光入射面での反射光が像面に達することがないからで ある。

本発明により使用するライトガイドが請求の範囲９により有する別の利点として 、ライトガイドの光射出面として働く正面を適宜に「斜めに切る」ことで照明光 を、「斜視対物レンズ」の光軸が内視鏡基部の長手軸とで成す角度で射出させる ことが簡単に可能であり、安価な加工工程で照明と観察との間の「同軸性」が保 証される。それにも拘らず本発明によるライトガイドは物体領域の均一な照明を 特徴する 請求の範囲１０によれば、ライトガイドを形成する中空円筒と対物レンズ又はリ レーレンズ系との間に光吸収要素及び／又は光反射要素が設けてあり、該要素に よりライトガイドからリレーレンズ系内への光の溢れ、従って反射の発生が防止 される。

この要素は請求の範囲１１によれば例えば合成樹脂熱収縮チューブとすることが でき、そのなかにリレーレンズ系の要素を正しい位置に挿入し、次にチューブは 温度の作用により収縮される。従ってこの要素が同時にリレーレンズ系の要素も 保持するので「従来の意味におけるレンズ又は対物レンズマウント」は不要とな る。

この要素は請求の範囲１３によればやはり光学的に鮮明な合成樹脂材料から構成 することができ、該材料はやはり例えば射出成形可能なポリカーボネートとする ことかできる（請求の範囲１４）。

前記諸展開により従来の内視鏡の製造費は本発明内視鏡がいつでも使い捨て内視 鏡としても使用できるほどに低下する。それに対し従来構造の匹敵する内視鏡は 現在の販売価格が数千ＤＭであり、使い捨て内視鏡としての使用は当然できない 。

それにも拘らず本発明による内視鏡は特にそれが請求の範囲１５により、従来の 内視鏡軸部と結合するため周知の如く構成したフランジ要素を有する合成樹脂成 形品を有するときいつでも従来の内視鏡に代え既存の内視鏡装置内で使用するこ とができる。

その際更に例えば内視鏡基部と強固に結合した接眼レンズを使って観察しながら 作業することができる。

しかし本発明による内視鏡基部が（従来の内視鏡とは異なり）基部に強固に取付 けた観察部を有するのでなく、本発明による内視鏡基部に選択的に接眼レンズ又 はテレビカメラが結合可能であると好ましい。

接眼レンズを取付けた場合これが側部に周知のライトガイド入口管を有し、鎖管 が例えばガラス繊維を介し環状照明光入射面と結合してあり、該面が内視鏡基部 の環状照明光入射面に対向して配置しであるのが好ましい。接眼レンズが接眼レ ンズを強固に取付けた周知内視鏡と殆ど同様に構成されたこの構成にも拘らず、 接眼レンズと内視鏡基部との分離により接眼レンズが一連の内視鏡基部に使用可 能となり、従来の内視鏡に比べ相当経費が節約される。

更にテレビカメラは、イメージセンサを取囲む環状照明光射出面が内視鏡基部の 環状照明光入射面に対向配置されるよう構成しであるように構成することができ る。

本発明による内視鏡は安価に製造できることから使用前に例えばガンマ殺菌され る使い捨て内視鏡として適しているだけでなく、（やはり本発明により認められ たように）はぼ完全に合成樹脂材料から作製しであるのでマイクロ波照射によっ て殺菌することもできる（請求の範囲１６）。その際、例えば殺菌水を含有した 蒸発シャーレの上に被殺菌部品を配置するのが好ましい。

マイクロ波照射により蒸発下見図が（まず）内視鏡の「冷たいまま」の合成樹脂 材料上に沈積してそこに存在する結晶質残留物を溶かす。

請求の範囲１８．１９には本発明による殺菌法を実施する装置が記載しである。

図面の簡単な説明 以下、一般的発明思想を限定することなく図面を参考に実施例について本発明を 例示的に説明するが、ちなみに本文のなかで詳しくは説明していない本発明の全 ての細部に関しても図面を参照するようはっきり指摘する。

第１図は本発明により構成しイメージセンサを取付けた内視鏡の横断面図。

第２図はテレビカメラ内の接続ケーブルの流れ。

第３図は接続プラグの構成。

第４図は本発明により構成した内視鏡基部の横断面第５図は本発明による殺菌装 置。

実施例の説明 第１図に示す本発明内視鏡の第１実施例が周知の如く外被１を有し、これは例え ばステンレス特殊鋼、或いは合成樹脂材料から構成することができ、外被内にラ イトガイド２とイメージガイドユニット３、そして（この図には図示省略した） 遠位端に対物レンズが設けである。

ライトガイド２とイメージガイドユニット３は周知の如く構成してあり、例えば イメージガイドユニット３はロッドレンズ光学素子又はファイバ束からなる。

近位端に内視鏡は、内視鏡軸部と結合するため周知の如く構成した図示省略した カプラの他、更に別の結合要素４を有し、これは図示実施例の場合係止外被であ り、そのなかに例えば係止用に図示省略したばね押し球又は０リングが設けであ る。この結合要素４を利用してテレビカメラ５はイメージセンサ６の感光面がイ メージガイドユニット３の近位像面３′上にくるよう内視鏡と結合することがで きる。更にテレビカメラ５が光伝導要素７を有し、これがイメージセンサ６を環 状に取囲み、照明光を内視鏡のライトガイド２内に結合するのに役立つ。

光伝導要素７とライトガイド２との間の結合箇所は内視鏡の軸方向にイメージセ ンサから離間し、図示実施例の場合イメージガイドユニット３近くに位置してお り、結合個所で発生することのある漏れ光は外被８によりイメージセンサ６から 遮蔽される。更にレンズ９が設けてあり、これが近位像の大きさをイメージセン サ６の感光面寸法に適合する。

第２図はテレビカメラ内の接続ケーブルの構成を示す。

イメージセンサ６の範囲で電気接続線１０が内部にあり、ライトガイド７により 取囲まれる。短い区間の後、環状又は中空円筒形ライトガイド７が円筒形ライト ガイド７′にまとめてあり、電気接続線１０は外側を走る。

第３図はテレビカメラ５と図示省略した接続ケーブルとの間の接続プラグの構成 を示す。第３図から読取れるようにプラグ内では電気接続線１０とライトガイド ７′　との距離が例えばカメラ内よりも大きい。これにより、電気接触要素１１ が過度に加熱されて接触の問題が生じることのないようにしである。

本発明による内視鏡は内視鏡像のビデオ観察だけでなく、テレビカメラ５を取外 して接眼レンズを差込んだ後純目視観察も可能とする。接眼レンズはこの場合周 知の如く構成し、特に側部に照明光結合用延長管を備えておくことができる。

更に、例えば光学的中間結像を行うビームスプリッタを内視鏡に差込むことも可 能であり、こうして目視観察とビデオ画像の撮影が同時に可能となる。

本発明構成の特別の利点としていずれにしてもイメージセンサ前のガラス面の数 が従来の内視鏡におけるよりも著しく少なく、従って透過率が大きく又これに伴 ってビデオ画像がより明るい。

更に内視鏡セット、即ち画角及び／又は視野方向が種々異なる内視鏡の製造費が 明確に低下するが、それは全内視鏡用に１個の接眼レンズを１回調達すればよく 又単に１個の対物レンズと１個のイメージガイドと側部で結合することなく構成 された１個のライトガイドとからなる本発明内視鏡は従来の内視鏡よりもはるか に安価に製造できるからである。

結局、身体内に挿入した内視鏡の殺菌性も向上する。

第４図は本発明による内視鏡の別の実施例であり、周知の如く対物レンズ１１を 有し、その画像は例えば幾つかの別のロッドレンズ及び場合によっては更に別の レンズからなる画像伝送系３が遠位端から近位像面３′へと転送する。ライトガ イド２が対物レンズ１１とリレーレンズ系３を取囲んでいる。

従来の内視鏡とは異なりライトガイド２は一体な中空円筒からなり、図示実施例 の場合これに別の円筒形範囲１５が続き、その内径及び外径は中空円筒２より大 きい。円筒２，１５間の移行は範囲１５′において連続的に行われる。従ってラ イトガイドは中空円筒１５の入射側正面１６から入射した光を照射側（遠位）正 面１７へと送ることができる。図示実施例の場合対物レンズは所謂「斜視対物レ ンズ」であり、レンズを補足してプリズムを有し、従って対物レンズ１１の観察 軸１１′　はリレーレンズ系３の光軸３′に対し、従って図示した内視鏡基部の 長手軸に対し角度を成している。

ライトガイド２からの光がリレーレンズ系の範囲又は対物レンズ１１の範囲内に 侵入して反射又は照射を生じるのを防止するため、リレーレンズ系３又は対物レ ンズ１１とライトガイドとの間に光不透過性部品１８が挿入しである。この部品 １８は図示実施例の場合合成樹脂熱収縮チューブである。この合成樹脂熱収縮チ ューブ内にまずリレーレンズ系３のレンズが、そして場合によっては対物レンズ １１のレンズとプリズムが挿入され、正しい位置に調整される。次に熱収縮チュ ーブは熱を加えて収縮され、こうして従来の意味におけるレンズマウントを必要 とすることなくレンズを保持する。

図示実施例の場合ライトガイド２と場合によっては対物レンズ１１及びリレーレ ンズ系３のレンズは熱成形可能及び射出成形可能な合成樹脂材料、例えばポリカ ーボネートからなる。

同時にライトガイド２を例えば「管・切売り商品」として製造することが可能で あり、その際直径の大きい部品１５は適宜に熱的に成形又は拡張して製造される 。

射出成形によるレンズの製造は従来からのガラスレンズ製造よりかなり安価であ り、本発明による内視鏡基部の製造費が従来の内視鏡より著しく低減する。

直径を拡張した部品１５内に（第１図に図示した実施例の箇所で述べたように） 例えば接眼レンズ又は小型テレビカメラを挿入することができる。

図示実施例の場合ライトガイドの外面に光不透過性ラッカー、例えば適宜な有色 顔料と混ぜたポリウレタンラッカーが塗布してあり、このラッカーはなかんずく 比較的組織に適合している利点を有する。更に、従来の内視鏡軸部に挿入するた め周知の如くフランジ要素を形成した合成樹脂成形品を基部に取付けることがで きる。

だが又本発明による内視鏡基部を金属保護管内に挿入することも勿論可能である 。

第５図は第１図又は第４図に示した内視鏡基部を殺菌する装置を示す。つまり本 発明により認められたように、特に第４図に示した内視鏡基部は合成樹脂材料か ら完全に製造しであるのでマイクロ波による殺菌に極めて適している。このため 本発明により構成した単数又は複数の内視鏡２１がマイクロ波源２２のマイクロ 波場内例えば格子２３上に配置される。格子２３は好ましくは殺菌液、例えば殺 菌水を含む蒸発シャーレ１４上に配置され、殺菌水はマイクロ波により蒸発し、 内視鏡表面の乾燥し結晶化した病原体をはぎ取る。

更に反射体２５が設けてあり、これが放射を反射し、内視鏡２１は周囲が照射さ れる。反射器はそれが放射をマイクロ波源２２内に反射し返してそれを破壊する ことのないよう配置しである。

本発明によれば更に、金属保護管を使用する場合でも、特定の周波数のとき管の 直径とマイクロ波源との距離との間に特定の関係を維持しさえするならマイクロ 波による内視鏡の殺菌が可能であることが認められた。

国際調査報告 ＤＥ　８９００６７６

Claims (19)

【特許請求の範囲】
1. １．遠位端に配置され、その画像がイメージガイドユニットにより、近位端へと 送られる内視鏡対物レンズと、光源から光を遠位端へと送るライトガイドを有し イメージガイドユニットを環状に取囲んだ照明装置とを備えた内視鏡において、 −ライトガイド（２）が透明で光学的に鮮明な材料からなる中空円筒を有し、こ れが対物レンズ（１１）及びリレーレンズ系（３）を取囲み、 −照明光源の光が中空円筒の環状正面内に結合可能である。 以上の特徴を兼備したことを特徴とする内視鏡。
2. ２．画像を撮影するテレビカメラを取付けることのできる請求の範囲１の前提部 分又は請求の範囲１記載の内視鏡において、 −テレビカメラ（５）はそのイメージセンサ（６）がイメージガイドユニット（ ３）の近位像面上に直接位置するように構成してあり、 −ライトガイド（７）がイメージセンサ（６）を取囲み又テレビカメラ（５）を 内視鏡に取付けるとそれが内視鏡のライトガイド（２）と接続されるよう形成し てある。 以上の特徴を兼備したことを特徴とする内視鏡。
3. ３．光入射面（１６）として働く環状正面が内視鏡の長手方向（３′′）でリレ ーレンズ系（３）又はイメージセンサ（６）の近位像面（３′）の前又は後にあ ることを特徴とする請求の範囲１又は２記載の内視鏡。
4. ４．イメージガイドユニット（３）とイメージガイドユニット（６）の近位像面 との間に付加的光学素子（９）が設けてあり、これが画像の大きさをイメージセ ンサの寸法に適合することを特徴とする請求の範囲２又は３記載の内視鏡。
5. ５．テレビカメラ用カメラ接続ケーブルがプラグによりカメラと接続してあり、 該プラグ内でライトガイド（７′）用結合器と電気接続用結合要素（１１）がケ ーブル長手軸に直角に距離を有することを特徴とする請求の範囲２乃至４いずれ か１項記載の内視鏡。
6. ６．カメラ接続ケーブル内で電気接続線がライトガイドを取囲んでいることを特 徴とする請求の範囲５記載の内視鏡。
7. ７．テレビカメラに代え、又は光学画像分割器により付加的に接眼レンズが取付 可能であり、これに周知の側部ライトガイド入口管が取付けてあり、且つ内視鏡 基部の環状照明光入射面に対向して照明光射面を有することを特徴とする請求の 範囲２乃至６のいずれか１項記載の内視鏡。
8. ８．中空円筒（２）が近位範囲で内径及び外径の大きい円筒部分（１５）に移行 し、その自由正面（１６）が光入射面であることを特徴とする請求の範囲１乃至 ７のいずれか１項記載の内視鏡。
9. ９．ライトガイド射出面（１７）が対物レンズ（１１）の觀察方向（１１′）に 合わせて斜めに切ってあることを特徴とする請求の範囲１乃至８のいずれか１項 記載の内視鏡。
10. １０．中空円筒（２，１５）と対物レンズ（１１）又はリレーレンズ系（３）と の間に光吸収及び／又は反射（１８）を設けたことを特徴とする請求の範囲１乃 至９のいずれか１項記載の内視鏡。
11. １１．中空円筒と対物レンズ又はリレーレンズ系との間に設けた要素（１８）が 合成樹脂熱収縮チューブであり、これが同時に少なくともリレーレンズ系の要素 を保持することを特徴とする請求の範囲１０記載の内視鏡。
12. １２．ライトガイド（２）が光学的に鮮明な合成樹脂材料からなることを特徴と する請求の範囲１乃至１１のいずれか１項記載の内視鏡。
13. １３．少なくともリレーレンズ系の要素が光学的に鮮明な合成樹脂材料からなる ことを特徴とする請求の範囲１乃至１２のいずれか１項記載の内視鏡。
14. １４．合成樹脂材料がポリカーボネートであることを特徴とする請求の範囲１２ 又は１３記載の内視鏡。
15. １５．従来の内視鏡軸部に挿入するため周知の如く形成したフランジを有する合 成樹脂成形品が設けてあることを特徴とする請求の範囲１乃至１４のいずれか１ 項記載の内視鏡。
16. １６．請求の範囲１乃至１５のいずれか１項記載の内視鏡を殺菌する方法におい て、被殺菌部品をマイクロ波照射に曝すことを特徴とする方法。
17. １７．液体を含む蒸発シャーレの上に被殺菌部品を配置することを特徴とする請 求の範囲１６記載の方法。
18. １８．請求の範囲１６又は１７記載の方法を実施する装置において、蒸発シャー レの上にマイクロ波源を配置し、マイクロ波源と蒸発シャーレとの間に内視鏡又 はその部品用受容部を設けたことを特徴とする装置。
19. １９．マイクロ波を内視鏡へと反射するが源内には反射しないマイクロ波反射器 が設けてあることを特徴とする請求の範囲１８記載の装置。