JP3434564B2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP3434564B2
JP3434564B2 JP07207494A JP7207494A JP3434564B2 JP 3434564 B2 JP3434564 B2 JP 3434564B2 JP 07207494 A JP07207494 A JP 07207494A JP 7207494 A JP7207494 A JP 7207494A JP 3434564 B2 JP3434564 B2 JP 3434564B2
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    • A61B1/07Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor with illuminating arrangements using light-conductive means, e.g. optical fibres

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は複数のレンズを経由して
観察像を伝送する観察光学系が挿入部内に配設された硬
性の内視鏡に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、内視鏡、特に硬性内視鏡の観察
光学系には対物系、リレー系、接眼系合わせて数十枚の
ガラスレンズが使用されている。そして、これらのレン
ズを経由して観察像を接眼部側に伝送するように構成さ
れている。 【0003】図5は一般的な硬性鏡のガラスレンズaの
配列状態を示すものである。ここで、ガラスレンズaは
通常、光軸がズレないように金属製のパイプ(鏡胴)b
の中に挿入されている。さらに、各々のレンズa間には
間隔管cが介設され、この間隔管cによって各々のレン
ズaの間隔を規定するようになっている。 【0004】また、間隔管cとしては従来から金属パイ
プ製のものが多く使用されている。そして、内視鏡観察
時には間隔管cの内部に観察像用の光線が通るようにな
っている。なお、図5に示すように内視鏡観察時に視野
範囲外の光線L1 ,L2 は間隔管cの内周面により反射
される。 【0005】この場合、一般的な硬性鏡では隣接するレ
ンズa間隔が比較的短いため、間隔管cの内周面で反射
された視野範囲外の光線L1 ,L2 の反射光はすぐに表
面が粗されたレンズaの外周部に当たることになる。そ
のため、上記光線L1 ,L2の反射光はレンズaの外周
部で散乱光L3 となり、消えてしまう。したがって、間
隔管cの内部には格別に反射防止処理を行なわなくて
も、レンズaの外周部に反射防止処理を行なうだけで、
撮影画像にフレアが生じることを防止することができ
る。 【0006】なお、金属パイプ製の間隔管cの内周面に
つや消しの黒コーティングを施し、間隔管cの内部を通
る観察像の光線が間隔管cの内周面で反射されることを
防止する構成にしたものもある。 【0007】一方、最近、内視鏡のディスポ化が注目さ
れており、種々の検討がなされているが、特に製造コス
トのコストダウンが重要である。そのため、例えばPC
T、WO93/17362に記載されているようにレン
ズ、ライトガイド等の樹脂化が進んでいる。 【0008】また、特開昭61−47913号公報には
ビデオカメラ用ズームレンズの鏡筒をコストダウンのた
め樹脂化している例もある。さらに、DE391272
0には熱収縮チューブのようなものでリレーレンズ系の
位置決めをする技術が記載されている。また、樹脂製レ
ンズに間隔管が一体で成形されているものや、レンズを
整列させているパイプにレンズの間隔を規定するフラン
ジ状の規制手段を設けたものなどが知られている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、硬性内視鏡
をディスポ化する手段としてディスポ内視鏡のレンズ系
に使用するレンズaの枚数を減らすことにより、従来の
内視鏡のように数十枚ものレンズaを装備する場合に比
べて製造コストのコストダウンを図ることが考えられて
いる。 【0010】このように、観察光学系に使用するレンズ
aの枚数を減らした場合にはPCT、WO93/173
62に示される内視鏡のように隣接するレンズa間の間
隔が広がるため、比較的長い間隔管cが必要となる。し
かしながら、レンズa間の距離が比較的長いものは間隔
管cの内部を観察像用の光線が通る際に散乱光が間隔管
cの内周面により反射され、その反射光が接眼部側に伝
送されて撮影画像にフレアを引き起こす問題がある。 【0011】そこで、一般的には間隔管cの内周面にブ
ラッククロムなどをコーティングしてつや消しの黒コー
ティング層を形成することにより、反射防止を行ってい
るが、径方向の長さに対して軸方向の長さが長い細管の
内周面全体に均一につや消しの黒コーティング層を形成
することは困難である。 【0012】また、特開昭61−64421号公報には
カメラのレンズ鏡胴を樹脂化してコストダウンを図って
いるものが示されている。しかしながら、この場合には
レンズ鏡胴を分割しているため、一体型のレンズ鏡胴を
使用する場合よりコスト高になる問題がある。しかも、
上記技術はカメラのように径方向の大きさが比較的大き
い場合には適用できるが、内視鏡の挿入部のように径方
向の大きさに制限があるものに適用することは困難であ
る。さらに、軸方向に長い細管を射出成形する場合には
抜き勾配等も必要となるので、製造が困難である。 【0013】また、DE3912720のように熱収縮
チューブのようなものでリレーレンズ系の位置決めをす
るようにコストダウンを図るために間隔管cに対してい
ろいろな工夫が施されているが、いずれの場合も間隔管
cの内周面からの反射光に対する対策は格別に施されて
おらず、撮影画像にフレアを引き起こす問題については
考慮されていないのが実情である。 【0014】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、鏡胴の内周面から反射され、接眼部側
に伝送される光量を低減することができるとともに、製
造コストのコストダウンを図ることができる内視鏡を提
供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は被検体に挿入す
る挿入部と、前記挿入部に設けられた外シースと、前記
外シースの内側に略同心円状に配設された内シースと、
前記内シース内に設けられ観察光学系を構成する複数の
レンズと、前記内シースの少なくとも内周面の露出部分
に設けられ、前記複数のレンズ間の間隔を規定し固定す
るとともに成形品の内周面に艶消し用の凹凸部を形成す
る添加物入り合成樹脂材料の押し出し成形により形成さ
れた管体と、を具備したことを特徴とする内視鏡であ
る。 【0016】 【作用】本発明では挿入部の内シース内を通る観察光が
内シースの管体内周面側の露出部分に当たった際に管体
内周面側の管体成形品の外表面の艶消し用の凹凸部によ
って光を乱反射させることにより、管体内周面からの反
射光が接眼部側に伝達されることを防止し、撮影画像に
フレアが生じることを防止するようにしたものである。 【0017】 【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照して説明する。図2は使い捨て用に作製された
硬性内視鏡1全体の概略構成を示すもので、2は硬性内
視鏡1の本体である。この硬性内視鏡本体2にはアイピ
ース装着部3及びライトガイドコネクタ4が一体成形さ
れている。 【0018】さらに、この硬性内視鏡本体2の末端部か
らは挿入部5が伸びている。この挿入部5には外シース
6と、内シース(鏡胴)7とが略同心円状に配設されて
いる。ここで、外シース6の基端部は硬性内視鏡本体2
に形成された外シース取付け穴2a内に挿入された状態
で固定されている。 【0019】また、硬性内視鏡本体2の内部には接眼ユ
ニット8の装着穴9が形成されている。この接眼ユニッ
ト装着穴9の内周面には雌ねじ部10が形成されてい
る。さらに、接眼ユニット装着穴9の内底部には内シー
ス固定穴2bが設けられている。そして、内シース7の
基端部はこの内シース固定穴2b内に挿入された状態で
固定されている。 【0020】また、接眼ユニット8には略円筒状のユニ
ットケース11と、このユニットケース11の内部に配
設された接眼レンズ12とが設けられている。この場
合、ユニットケース11の内周面略中央部位には接眼レ
ンズ12の周縁部位を係止する段付係止部13が突設さ
れている。 【0021】さらに、ユニットケース11の外周面には
接眼ユニット装着穴9の雌ねじ部10に螺合する雄ねじ
部14が形成されている。なお、内シース7の基端部外
周面にはばね押しリング15が固定されている。そし
て、接眼ユニット8のユニットケース11内の接眼レン
ズ12は内シース7のばね押しリング15および圧縮コ
イルばね16を介してユニットケース11の段付係止部
13に圧接された状態で取付けられている。したがっ
て、接眼ユニット装着穴9の雌ねじ部10に螺合するユ
ニットケース11の雄ねじ部14の螺進操作にともない
接眼ユニット8を接眼ユニット装着穴9の軸心方向(接
眼レンズ12の光軸方向)に沿って進退移動させ、焦点
調整できるようになっている。 【0022】また、挿入部5の外シース6と内シース7
との間のリング状の隙間には照明光を伝送する光ファイ
バからなるライトガイド17が挿入されている。ここ
で、ライトガイド17は外シース5と内シース7との間
のリング状の隙間内全体に亙り分散された状態で配設さ
れている。さらに、ライトガイド17の先端面は内シー
ス7の先端面に固定された対物レンズ18の近傍位置に
固定されている。なお、ライトガイド17の基端部側は
硬性内視鏡本体2の内部側に延設され、1本に束ねられ
た状態で、ライトガイドコネクタ4に連結されている。 【0023】また、内シース7の内部には観察光学系A
を構成する複数のレンズ、すなわち、対物レンズ18お
よび複数のリレーレンズ19が内シース7に嵌合されて
納められている。さらに、対物レンズ18および複数の
リレーレンズ19の各々間には図1に示すように隣接す
るレンズ間の間隔を規定する間隔管(管体)20が配設
されている。 【0024】この間隔管20は成形品の外表面に艶消し
用の凹凸部を形成する添加物入り合成樹脂材料の押出し
成形により製作された長尺の合成樹脂パイプ20Aを各
レンズ間の間隔に合わせてカットすることにより作製さ
れている。ここで、合成樹脂材料中に、添加物、特にガ
ラスを入れた合成樹脂材料の成形素材を管状に押し出し
成形した場合にはその成形時に合成樹脂パイプ20Aの
成形品の外周面側は成形型により表面が押さえられ、平
滑面を形成することができるが、内周面側は成形型によ
り押さえることができず、ガラスが内周面上に浮き出し
てくる。このため、成形後の合成樹脂パイプ20Aの内
周面には浮き出された添加物のガラスによって細い凸凹
が多数形成され、光の反射が困難な粗面(艶消し用の凹
凸部)が形成されることになる。 【0025】また、合成樹脂パイプ12Aの作製に使用
される合成樹脂材料としては例えばABS,PC,P
E,PVC,PP等でよく、特に限定されるものではな
い。さらに、上記合成樹脂パイプ12Aの合成樹脂材料
に混入される添加物としては、ガラスファイバー、ガラ
スミルドファイバー、ガラスビーズ、あるいはこれらの
混合物でもよく、また、ガラス以外の微細な粉末あるい
は繊維などでもよい。 【0026】また、内シース7の先端部には対物レンズ
18の周縁部位を保持する屈曲部7aが内部側に向けて
屈曲形成されている。そして、対物レンズ18は内シー
ス7の先端屈曲部7aと間隔管20との間で挾持された
状態で固定されている。 【0027】次に、上記構成の作用について説明する。
まず、硬性内視鏡1による内視鏡観察時には硬性内視鏡
本体2のライトガイドコネクタ4に接続される図示しな
い光源装置側から導かれる照明光がライトガイド17を
経て挿入部5の先端部側に導かれ、前方に照射される。 【0028】さらに、硬性内視鏡1による観察対象物の
観察像は観察光学系Aを通して接眼ユニット8側に導か
れる。このとき、観察光学系Aの対物レンズ18より入
射した観察像の光線はリレーレンズ19を次々と通過し
て接眼レンズ12に達し、術者の眼あるいは、TVカメ
ラを通して観察像が形成される。 【0029】ここで、図1に示すように接眼レンズ12
の視野範囲内の光線L0 は対物レンズ18に入射後、リ
レーレンズ19を次々と通過していくが、その間、間隔
管20の内周面に当たることはない。 【0030】また、接眼レンズ12の視野範囲外の光線
e は対物レンズ18に入射後、間隔管20の内周面に
当たる。ここで、間隔管20の内周面には微細な凸凹が
多数形成された粗面が形成されているため、間隔管20
の内周面に当たった光はこの間隔管20の内周面の粗面
の微細な凸凹部によって不規則に乱反射される。そのた
め、間隔管20の内周面に当たったのち、接眼レンズ1
2側に導かれる反射光、すなわち接眼レンズ12の視野
範囲外の光線Le の反射や、レンズ面などでの散乱光L
f の光量を少なくすることができるので、フレアの少な
いクリアな観察像を伝達することができる。 【0031】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果が得られる。すなわち、成形品の外表面に艶消し用の
凹凸部を形成する添加物入り合成樹脂材料の押出し成形
により製作された長尺の合成樹脂パイプ20Aを各レン
ズ間の間隔に合わせてカットすることにより作製された
間隔管20を対物レンズ18および複数のリレーレンズ
19の各々間に配設して隣接するレンズ間の間隔を規定
するようにしたので、間隔管20の内周面に当たったの
ち、接眼レンズ12側に導かれる反射光量を少なくする
ことができる。そのため、フレアの少ないクリアな観察
像を伝達することができる。 【0032】また、間隔管20の合成樹脂材料の成形素
材中に添加する添加物としてのガラスもガラスファイバ
ー、ガラスミルドファイバー、ガラスビーズなどの種類
が考えられるが、ガラスビーズはコスト的に高い。この
場合、ガラスファイバーとガラスミルドファイバーはコ
スト的にそれ程差はないが、ガラスミルドファイバーの
方が細いため、成形後の合成樹脂パイプ20Aの内周面
に形成される凸凹部の粗面も細かく、艶消し効果を高め
ることができるうえ、成形後の合成樹脂パイプ20Aの
寸法精度も良好である。 【0033】さらに、添加物としてのガラス入り合成樹
脂材料の成形素材を押し出し成形することにより形成さ
れた間隔管20を使用することにより、容易に間隔管2
0の内周面からの反射防止が可能になるので、例えば砂
打ちなどの手段により間隔管20の内周面を粗らす作
業、あるいは間隔管20の内周面にコーティングを施す
作業などの面倒な作業がなくなるため、製造コストを大
幅にダウンできる。 【0034】また、合成樹脂パイプ20Aは押し出し成
形によって成形されるため、射出成形と異なり、パイプ
状のものを製作するために分割成形する必要がなく、ま
た例えば0.3mm以下の極薄の肉厚で成形することも
可能であり、径方向の長さ寸法に制限のある内視鏡の鏡
胴としては最適である。 【0035】したがって、本実施例の間隔管20によれ
ば、押し出し成形のため軸心方向の長さには制限がな
く、しかもこの間隔管20の内周面の良好な反射防止効
果を得ることができる。 【0036】また、間隔管20の色は反射防止のため、
黒が最適であるが、合成樹脂材料の成形素材中に添加す
る添加物の種類を適宜変更することにより、比較的自由
に色を選択できる。 【0037】さらに、間隔管20は押し出し成形によっ
て形成されるため、観察光学系Aを構成する鏡胴の断面
形状は丸のみならず、楕円、三角、四角、多角形など自
由に変えることができる。 【0038】また、合成樹脂材料の成形素材中に添加す
る添加物としてガラスを混入することにより、合成樹脂
材料の短所である寸法精度が悪い点、或いは寸法が温度
により影響を受け、寸法精度が悪くなりやすい点を解消
することができ、寸法精度、温度依存性が向上する他、
耐性も高めることができる。特に、観察光学系Aのレン
ズ系は寸法精度が厳しいため、本実施例の間隔管20を
使用した鏡胴は最適である。 【0039】なお、本実施例の合成樹脂製の間隔管20
を使用した鏡胴はレンズの間隔を規定するためだけでな
く、マスクの位置決定、あるいはビデオ内視鏡のCCD
とレンズとの間の間隔規定などにも使用することができ
る。 【0040】さらに、間隔管20の合成樹脂材料の成形
素材中に添加する添加物は特にガラスに限定されるもの
ではなく、セラミック、ケブラーなど繊維状のもの、あ
るいはこれらのものをすりつぶしたミルドファイバー状
のもの、あるいはセラミック粉、ボロン粉末など粉末状
の添加物でもよい。 【0041】また、図3は本発明の第2の実施例を示す
ものである。これは、使い捨て用に作製された硬性内視
鏡1の挿入部5内に、添加物としてガラスが混入された
合成樹脂材料の押出し成形により製作されたガラス入り
樹脂パイプの内シース(管体)31を配設し、この内シ
ース31の内部に対物レンズ18及び複数のリレーレン
ズ19を嵌合させたものである。 【0042】ここで、挿入部5の外シース6と、内シー
ス31との間にはライトガイド17が配設されている。
さらに、内シース31には対物レンズ18及び複数のリ
レーレンズ19を固定する接着剤を塗布する複数の穴3
2が形成されている。そして、各レンズ18、19は内
シース31の穴32から接着剤を塗布することにより、
内シース31内に固定されている。 【0043】そこで、上記構成のものにあっては添加物
としてガラスが混入された合成樹脂材料の押出し成形に
より製作されたガラス入り樹脂パイプによって形成され
た内シース31を使用したので、観察光学系Aの対物レ
ンズ18より入射した観察像の光線のうち接眼レンズ1
2の視野範囲外の光線Le や、レンズ面などでの散乱光
f が内シース31の内周面に当たったのち、接眼レン
ズ12側に導かれる反射光量を少なくすることができ
る。そのため、第1の実施例と同様にフレアの少ないク
リアな観察像を伝達することができる。 【0044】さらに、本実施例では挿入部5内の内シー
ス31自体を添加物としてガラスが混入された合成樹脂
材料の押出し成形により製作されたガラス入り樹脂パイ
プによって形成したので、挿入部5内に第1の実施例で
使用した間隔管20を配設することが不要になる。その
ため、第1の実施例に比べて部分点数が大幅に削減で
き、コストダウンが図れる。また、第1の実施例と比較
して間隔管20の厚さ分だけ光路が広がるため、より明
るい観察光学系Aが提供できる。 【0045】さらに、内シース31は径方向に対して軸
方向に非常に長いため、内周面側に反射防止コーティン
グを施すことは不可能であるが、本実施例の内シース3
1の樹脂鏡胴を使用すれば容易にしかも低コストで内周
面側に反射防止処理を施すことが実現可能となる。 【0046】また、図4は硬性内視鏡1の変形例を示す
ものである。すなわち、本変形例では最後端部の間隔管
20にはマスク41をはさみ込んでばね押しリング15
により内シース7から抜けないように押さえられてい
る。 【0047】また、ばね押しリング15と接眼レンズ1
2との間には圧縮コイルばね16が設けられており、接
眼ユニット8のユニットケース11の段付係止部13に
接眼レンズ12を押さえつけると同時にばね押しリング
15を押さえている。 【0048】ここで、間隔管20は合成樹脂製のため比
較的大きな熱膨脹が発生する。このひずみは圧縮コイル
ばね16により吸収される。さらに、圧縮コイルばね1
6により接眼レンズ12がユニットケース11の段付係
止部13に固定されているため、接眼レンズ12をユニ
ットケース11に固定する際に接着などの作業が不要と
なる。そのため、接眼ユニット8の組立が簡単で、低コ
ストとなる。 【0049】また、接眼レンズ12を保持するユニット
ケース11には硬性内視鏡本体2の接眼ユニット装着穴
9の雌ねじ部10と螺合する雄ねじ部14が設けられて
いるので、接眼ユニット8のピント出しを行う時、ユニ
ットケース11を回転させることにより、接眼レンズ1
2が前後に移動し、容易にピント出しを行うことができ
る。 【0050】また、ユニットケース11には接眼レンズ
12の前後に穴42,43が設けられている。そのた
め、術後(硬性内視鏡1の使用後)、本内視鏡1を洗浄
する際に図4中に矢印で示すように洗浄水が穴43から
ユニットケース11と硬性内視鏡本体2の接眼ユニット
装着穴9の周壁面との間の空間内に入り、穴42から内
シース7の内部側へと入り込む。 【0051】その結果、本内視鏡1を洗浄後、乾燥させ
ても水の出口が穴42だけなので、少なくとも水滴など
が内シース7内に残存し、くもりなどを引き起こし、内
視鏡1の視野確保が不能となる。これにより、1度使用
した内視鏡1を再び使用することができなくなるため、
術者が誤って使用済みの内視鏡1を再使用することを容
易に防止できる。 【0052】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、本発明を内視鏡以外のカメラ、
ビデオカメラ、双眼鏡などに使用することも可能であ
る。また、第1の実施例の間隔管20および第2の実施
例の内シース31の合成樹脂材料の成形素材として柔ら
かい樹脂を選定すれば軟性鏡の鏡胴への応用も可能であ
る。さらに、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。 【0053】次に、本発明の他の特徴的な技術事項を下
記の通り付記する。 記 (付記項1) 成形材料が添加物入り樹脂材料であり、
押出し成形により成形される樹脂鏡胴。 【0054】(付記項2) 内視鏡の観察系に配設され
る付記項1に記載の樹脂鏡胴。 (付記項3) 前記添加物がガラスからなることを特徴
とする付記項1記載の樹脂鏡胴。 【0055】(付記項4) 前記添加物がファイバーか
らなることを特徴とする付記項1に記載の樹脂鏡胴。 (付記項5) 前記添加物がミドルファイバーからなる
ことを特徴とする付記項1に記載の樹脂鏡胴。 【0056】(付記項6) 前記添加物が粉末からなる
ことを特徴とする付記項1に記載の樹脂鏡胴。 (付記項7) 比較的光軸方向に長いことを特徴とする
付記項1に記載の樹脂鏡胴。 【0057】(付記項8) 前記樹脂の色は黒であるこ
とを特徴とする付記項1に記載の樹脂鏡胴。 (付記項9) 挿入部に設けられた鏡胴内に観察光学系
が配設された内視鏡において、前記観察光学系の光路に
臨む前記鏡胴の内周面側に、前記観察光学系に配設され
た複数のレンズ間の光軸方向の間隔を規定する間隔管を
配設し、この間隔管を成形品の外表面に艶消し用の凹凸
部を形成する添加物入り合成樹脂材料によって形成した
ことを特徴とする内視鏡。 【0058】 【発明の効果】本発明によれば観察光学系の光路に臨む
内シースの内周面の露出部分に、成形品の内周面に艶消
し用の凹凸部を形成する添加物入り合成樹脂材料の押し
出し成形により形成された管体を設けたので、内シース
の内周面から反射され、接眼部側に伝送される光量を低
減することができるとともに、製造コストのコストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の第1の実施例の硬性内視鏡の挿入部
の要部構成を示す縦断面図。 【図2】 硬性内視鏡全体の概略構成を示す縦断面図。 【図3】 本発明の第2の実施例の要部構成を示す縦断
面図。 【図4】 硬性内視鏡の変形例を示す要部の縦断面図。 【図5】 一般的な硬性内視鏡の観察光学系のレンズ配
列状態を示す縦断面図。 【符号の説明】 A…観察光学系、5…挿入部、7…内シース(鏡胴)、
20…間隔管(管体)、31…内シース(管体)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被検体に挿入する挿入部と、 前記挿入部に設けられた外シースと、 前記外シースの内側に略同心円状に配設された内シース
    と、 前記内シース内に設けられ観察光学系を構成する複数の
    レンズと、 前記内シースの少なくとも内周面の露出部分に設けら
    れ、前記複数のレンズ間の間隔を規定し固定するととも
    に成形品の内周面に艶消し用の凹凸部を形成する添加物
    入り合成樹脂材料の押し出し成形により形成された管体
    と、 を具備した ことを特徴とする内視鏡。
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