JP3349766B2 - 内視鏡対物光学系 - Google Patents

内視鏡対物光学系

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JP3349766B2 JP12470693A JP12470693A JP3349766B2 JP 3349766 B2 JP3349766 B2 JP 3349766B2 JP 12470693 A JP12470693 A JP 12470693A JP 12470693 A JP12470693 A JP 12470693A JP 3349766 B2 JP3349766 B2 JP 3349766B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変倍機能を有するビデ
オスコープに用いる内視鏡対物光学系に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、医療用内視鏡の分野では、病変の
精密診断を行なうために拡大観察が可能な光学系の要求
が強まっている。精密診断を行なうために用いられる光
学系は、病変部の細胞の異変を検知し得るような解像力
が必要であり、物体面上で20本/mm以上の解像力が要
求される。ビデオスコープの固体撮像素子の画素間隔が
10μであるとすると、20本/mm以上という解像力
は、対物光学系の倍率で0.4倍以上に相当する。この
ような高い観察倍率を得るためには、固定焦点の対物光
学系では、明るさが不足するかもしくは遠点側での被写
界深度が不足するため事実上不可能である。そのため精
密診断に用いる光学系としては、変倍機能を有する対物
光学系が不可欠である。
【0003】変倍機能を有する内視鏡対物光学系の従来
例として、特公昭61−44283号公報、特開平4−
218012号公報等が知られている。これらの対物光
学系は、図5に示すように、正の屈折力の第1群G1
と、明るさ絞りSと、負の屈折力の第2群G2 と、正の
屈折力の第3群G3 の三つの群からなり、負の屈折力の
第2群G2 を光軸方向に移動させて変倍とフォーカシン
グの両方を行なうようにしている。尚図5において
(A)はワイド状態、(B)はテレ状態であってこのタ
イプのレンズ系は、観察倍率を1倍以上にすることも可
能であり、精密診断用に適している。しかし前記の従来
例は、フレアーの除去に関しては、全く記載されていな
い。
【0004】光学系においてフレアーは、収差と並んで
画質に大きな影響を与えるものであり、フレアーを低減
することが重要である。
【0005】前記の変倍レンズは、レンズ系中での光線
の飛跡がワイド状態とテレ状態とで大きく異なってい
る。そのため変倍状態毎にフレアーを生ずる可能性のあ
る不要光を適切にカットする必要性がある。図6は、前
記従来例の構成の対物光学系の光路図で、(A)はワイ
ド状態、(B)はテレ状態である。これら図から、図6
(A)に示すワイド状態では、第3群G3 で光線高が高
くなる傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】フレアーは、一般にレ
ンズ保持枠、レンズの側面、面取り部分等で散乱した不
要な光が有効結像面内に入射することによって生ずるた
め、画像形成に寄与する光の通るレンズの有効径とレン
ズの外径との間に余裕がない場合に生じやすい。
【0007】内視鏡対物光学系は、スコープの先端部の
径に制約があるため、レンズの外径を大にすることは困
難であり、したがってレンズの有効径と外径との間に余
裕をとることはむずかしい。そのために、ワイド端にお
いては、光線高の高い第3群G3 でフレアーが発生しや
すい。又テレ端においては、図6(B)に示すように第
1群G1 、第3群G3 の有効径はワイド端に比べて小さ
いが、第2群G2 の有効径はワイド状態とあまり変わら
ない。更にテレ状態では画角が狭いため、物体側から、
結像に寄与しない不要光が多量に光学系に入射するが、
第1群G1 と第3群G3 ではワイド状態において有効径
が大であり、そのために前記のテレ状態で光学系に入射
する不要光は第1群G1 ,第3群G3 をそのまま通過す
る。また第1群G1 を通過した不要光の多くが、第2群
2 の有効径の外側を通るので、この第2群G2 がフレ
アーの発生源になりやすい。
【0008】また、固体撮像素子のまわりはボンディン
グワイヤーが配置され、このボンディングワイヤーによ
り光が散乱されやすく、又固体撮像素子表面に設けられ
た撮像面保護用のカバーガラスの側面や面とりの部分で
の散乱等のフレアーの発生原因が存在する。そのために
他の光学系以上に像面付近に不要光が到達しないように
する必要がある。
【0009】図7は、以上述べたレンズ系の枠構造の一
例を図示したもので、(A)はワイド状態、(B)はテ
レ状態を示す。図7の枠構造は、特にフレアーに対する
対策を施していないもので、明るさ絞りSを有するが特
定のフレアー絞りは配置されていない。
【0010】図7の(A)において、11はレンズ枠全
体を保持する本体枠であり、その細径の一端部に第1群
の第1レンズ成分L1 および赤外カットフィルターF
1 、処置用レーザー光カットフィルターF2 を固定した
第1保持部材12が固定されている。一方本体枠11の
太い径の部分の他端から第1群のうちの残りの第2レン
ズ成分L2 ,第3レンズ成分L3 を取付けた第2保持部
材13が挿入されている。この第2保持部材13の先端
部には突起14に当てるようにして第3レンズ成分L3
が嵌合固定されこの第3レンズ成分L3 に第2レンズ成
分L2 を固定したレンズ枠15が押しつけられ、更に第
2レンズ成分L2 と処置用レーザー光カットフィルター
2 との間にスペーサー16を挟むようにして各レンズ
の位置決めがなされている。又明るさ絞りSは突起14
の後側に設けられている。又第2保持部材13は、太径
部分の一側面に光軸に添った切り込み17を有してい
る。
【0011】更に18は、第2群を構成する第4レンズ
成分L4 を固定した移動保持部材で、駆動用突起20を
備えており、第2保持部材13の内側に、駆動用突起2
0が切り込み17から外部に突出するように嵌合されて
いる。
【0012】又21は、第3の保持部材で、第2の保持
部材13に嵌合固定され、やや細径の部分に設けた突起
22に当てつけるようにして第5レンズ成分L5 が保持
され、更にスペーサー23を介して第6レンズ成分L6
が当てつけられ、スペーサー24を介して接着固定され
た第7レンズ成分L7 が取付けられている。
【0013】第3保持部分21の内側には、カバーガラ
スC1 ,C2 および固体撮像素子CCDを取付けた第4
保持部材25が嵌合固定されている。
【0014】上記の構成において、図示しない駆動機構
により駆動用突起20を光軸に沿って前後に移動させる
ことにより第2群が移動し変倍が行なわれる。
【0015】図7の(A)に示すように、不要光1は、
視野外から入射して第1群,第2群を通過し、第3群中
のスペーサー23で内面反射して固体撮像素子CCDの
有効撮像面内に到達しフレアーとなる。又不要光2も同
様に視野外から入射して撮像素子CCDのカバーガラス
2 の側面で散乱して有効撮像面内に到達してフレアー
となる。
【0016】図7の(B)においては、不要光3,4
は、(A)に示すワイド時と同じように視野外から入射
し、不要光3は第2群の面とり部分で、不要光4は撮像
素子のカバーガラスC2 の側面で散乱してフレアーとな
る。
【0017】上記の例のように、変倍構成を有する固体
撮像素子を用いた内視鏡対物光学系は、フレアーの発生
が問題となりやすいが、それに対する対策が充分施され
ているとは言えない。
【0018】本発明は、変倍のワイド状態、テレ状態の
いずれにおいてもフレアーを軽減する手段を有する内視
鏡対物光学系を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡対物光学
系は、物体側より順に、正の屈折力を有する第1群と、
明るさ絞りと、負の屈折力を有する第2群と、正の屈折
力を有する第3群とからなり、第2群を光軸に沿って移
動させて変倍を行なうようにした光学系で、第1群,第
2群,第3群の各群に少なくとも一つのフレアー絞りを
設けたことを特徴としている。
【0020】このように各レンズ群にフレア絞りを設け
ることにより、レンズ群が移動した場合でもいずれかの
フレア絞りが不要光を減少させるために寄与し、フレア
を軽減させることができる。
【0021】
【実施例】次に実施例に基づいて、本発明の内視鏡対物
光学系を更に詳細に説明する。図1は本発明の実施例1
のレンズ系とフレア絞り部分のみを示した断面図で、図
示した部分以外の構成は図7に示した従来例と同じであ
る。また、図中の符号も従来例と同じ構成要素に関して
は同じ符号を用いている(この点は後記の図2、図3も
同様である)。以下の説明ではレンズ系内の光線の通過
状態を明確にするため、図1のレンズ系が下記データを
有するものとして説明する。 r1 =∞ d1 =0.5000 n1 =1.88300 ν1 =40.78 r2 =1.4230 d2 =0.8300 r3 =∞ d3 =0.6200 n2 =1.51633 ν2 =64.15 r4 =∞ d4 =0.0300 r5 =∞ d5 =0.4000 n3 =1.51633 ν3 =64.15 r6 =∞ d6 =1.0900 r7 =-11.1180 d7 =0.3500 n4 =1.84666 ν4 =23.78 r8 =4.0180 d8 =0.9000 n5 =1.51742 ν5 =52.41 r9 =-2.4040 d9 =0.1500 r10=4.5420 d10=0.9000 n6 =1.51633 ν6 =64.15 r11=-4.5420 d11=0.0000 r12=∞(絞り) d12=D1 (可変) r13=-4.2950 d13=0.3500 n7 =1.69680 ν7 =55.52 r14=1.7370 d14=0.8000 n8 =1.80518 ν8 =25.43 r15=3.5420 d15=D2 (可変) r16=25.1610 d16=1.5000 n9 =1.69680 ν9 =55.52 r17=-5.8830 d17=0.1500 r18=5.0520 d18=1.7000 n10=1.69680 ν10=55.52 r19=∞ d19=0.8100 r20=-10.1700 d20=0.6000 n11=1.84666 ν11=23.78 r21=3.6350 d21=1.9000 n12=1.63854 ν12=55.38 r22=∞ d22=3.1200 r23=∞ d23=3.0000 n13=1.51633 ν13=64.15 r24=∞ d24=1.0000 n14=1.51633 ν14=64.15 r25=∞ 尚データー中、r1 ,r2 ,・・・ はレンズ各面の曲率半
径、d1 ,d2 ,・・・ は各レンズの肉厚およびレンズ間
隔、n1 ,n2 ,・・・ は各レンズの屈折率、ν1 ,ν
2 ,・・・ は各レンズのアッベ数である。
【0022】この実施例では第1群の第1レンズ成分L
1 と赤外カットフィルターF1 との間に第1のフレアー
絞りFS1 を、第2群の像側(第4レンズ成分L4 の像
側)に第2のフレアー絞りFS2 を、第3群の最も物体
側(第5レンズ成分L5 の物体側)に第3のフレアー絞
りFS3 を設けたものであって、このようにいずれの群
にもフレアー絞りFS1 ,FS2 ,FS3 を設けてあ
る。これらフレアー絞りは、例えば金属薄板等が用いら
れる。この図1の(A)には不要光線1,2と明るさ絞
りSを通って最大像高に達する光を記載してある。
【0023】図1の(A)は、この実施例1のワイド状
態を示すもので、第1群中の第1のフレアー絞りFS1
は、明るさ絞りSの下側の縁を通って最大像高に達する
光線がぎりぎり通過するように設定してある。又第3群
中の第3のフレアー絞りFS3 は、最大像高に入射する
上側光線のうち、明るさ絞りSの上側の縁を通る光線を
カットするが、最大像高の主光線が余裕をもって通過す
るように設定してある。
【0024】以上のようにフレアー絞りを設けたことに
より、不要光1は第1のフレアー絞りFS1 もしくは第
3のフレアー絞りFS3 によりカットされ、不要光2は
第1のフレアー絞りFS1 にてカットされるためにカバ
ーガラスC2 に到達することなく、したがってフレアー
の発生を防ぐことが出来る。
【0025】図1の(B)は、実施例1のテレ状態を示
す図であり、第2群に設けられた第2のフレアー絞りF
2 は、最大像高に入射する上側光線のうち、明るさ絞
りSの上側の像を通る光線の光線高とほぼ同じレベルに
設定されている。これにより不要光3が第2群(第4レ
ンズ成分L4 )の面とりした部分にて散乱されても第2
のフレアー絞りFS2 を通過する散乱光がカバーガラス
内に到達することはない。又不要光4は、第2のフレア
ー絞りFS2 により直接カットされる。以上の通りテレ
状態においてもフレアーの発生を防止できる。
【0026】このように、本発明の内視鏡対物光学系
は、第1群と第3群のフレアー絞りによりワイド状態に
おいて視野外から入射する不要光を除去し、第2群のフ
レアー絞りにより、テレ状態において視野外から入射す
る不要光を除去出来る。したがって本発明の内視鏡対物
光学系は、ワイド状態でもテレ状態においてもフレアー
の少ない良好な画質を確保し得る。
【0027】図4は、本発明で用いるフレアー絞りの例
を示すもので、(A),(B),(C)等が考えられ
る。これら図でFSがフレアー絞りで、(A)に示すも
のは、フレアー絞りの内径部の内面で不要光を反射して
新たなフレアーを誘発するおそれがある。そのため
(B)のような金属薄板を用いるのが好ましい。又
(C)のような形状のものでもよい。この場合エッジを
出来るだけ鋭くすることが望ましい。又レンズの表面に
金属薄膜を形成してこれをフレアー絞りとしてもよい。
【0028】次に第1群と第3群のフレアー絞りFS
1 ,FS3 はそれぞれ下記の条件(1),(2)を満足
する位置に配置することが好ましい。
【0029】(1)第1群のフレアー絞りのうち少なく
とも一つは、最も物体側のレンズとその次に位置するパ
ワーを有するレンズとの間に配置する。
【0030】(2)第3群のフレアー絞りの少なくとも
一つはパワーを有する最も像側のレンズよりも物体側に
配置する。
【0031】上記の条件(1)は、第1群において不要
光のみを選択的に効率よくカットする際に必要となる要
件である。この条件(1)に示す位置は、主光線が相対
的に高く、各光束を分離しやすい。したがって、前記の
位置にフレアー絞りを配置すれば、特定の像高以上に到
達する光束をシャープにカットすることが出来る。この
条件(1)に示す位置よりも像側にのみフレアー絞りを
配置した場合には、不要光をシャープにカット出来ない
ので、他のフレアー絞りの内径によっては、不要光がフ
レアー絞りを通過してフレアーを生ずるか、有効光束が
けられるかのいずれかになり好ましくない。
【0032】条件(2)は、第3群のフレアー絞りの配
置位置に関するもので、第3群中のフレアーの発生源に
なり得る個所で不要光をカットするのに適した位置であ
る。この位置は、本発明の光学系のパワー配置では、必
ず光線高が高くなる個所で、この付近のレンズが光学系
中最も外径が大きい。そのためスコープの外径の制限が
加わり、図1の(A)に示す不要光1がフレアーになる
可能性が高い。そのため光線高の高い条件(2)に示す
位置で不要光をカットすることが望ましい。条件(2)
の位置よりも像側にのみフレアー絞りを配置した場合、
図1の(A)の不要光1によるフレアーを除去出来な
い。
【0033】フレアー絞りの透光部の形状は、加工が容
易で組立時に方向を合わせる必要がないので円形が望ま
しい。しかし固体撮像素子の受光面の形状に合わせて四
角形,八角形等の多角形でもよい。
【0034】各群のフレアー絞りの透光部の形状が円で
ある場合、その半径は、次のように設定することが望ま
しい。 (3)第1群に設けるフレアー絞りは、ワイド状態での
フレアー絞りの位置における最大有効光線高にほぼ等し
い径。 (4)第2群に設けるフレアー絞りは、テレ状態でのフ
レアー絞りの位置における最大有効光線高にほぼ等しい
径。 (5)第3群に設けるフレアー絞りは、ワイド状態での
フレアー絞りの位置における最大主光線高以上で最大有
効光線高以下の径。
【0035】上記の最大有効光線高とは、フレアー絞り
を置かない状態で各フレアー絞り位置で最も光軸から離
れたところを通り明るさ絞りの周縁を通過して最大像高
に到達する光線を指し又最大主光線とは、最大像高に到
達する主光線を指す。
【0036】各フレアー絞りの半径が上記の条件(3)
〜(5)を満足しないと、ワイド状態もしくはテレ状態
で有効光束をカットしすぎて光量の損失を生ずるか不要
光のカットが不十分でフレアーを生じ好ましくない。
【0037】図2は本発明の実施例2の構成を示す図で
(A)はワイド状態、(B)はテレ状態を示す。この実
施例では、第1群のフレアー絞りFS1 はスペーサー1
6に設けた金属薄板、第2群のフレアー絞りFS2 は第
4レンズ成分L4 の物体側の金属薄板、第3群のフレア
ー絞りFS3 はスペーサー23に一体に形成した突起を
用いている。
【0038】図3は本発明の実施例3の構成を示すもの
で、(A)はワイド状態、(B)はテレ状態である。こ
の実施例3では、第1群のフレアー絞りFS1 は赤外カ
ットフィルターF1 と処置用レーザー光カットフィルタ
ーF2 の間に金属薄板をはさんだ構成であり、第2群の
フレアー絞りFS2 は移動する枠の内部のレンズ成分L
4の像側の部分に金属薄板を固定したものであり、第3
群のフレアー絞りFS3 は、第6レンズ成分L6 とスペ
ーサー24の間に挟んだ金属薄板である。またこの実施
例3では、不要光のカットをより一層完全にするため
に、固体撮像素子側のユニットにもフレアー絞りSF4
を設けている。
【0039】尚各実施例のカバーガラスC1 は、空気接
触面のゴミによる画像への悪影響を防止するためのもの
である。本発明の変倍レンズは、特にテレ側のFナンバ
ーが大になり易く、像位置付近での光束径が非常に小さ
くなり易い。そのため、固体撮像素子のカバーガラスC
2 の上に更に厚めのカバーガラスC1 を接着して、空気
と触れる面の光束径を増し、空気接触面のゴミの影響を
軽減している。
【0040】
【発明の効果】本発明の内視鏡対物光学系は、固体撮像
系を用いたもので変倍可能で高い倍率での観察が可能な
光学系で、光学系を構成する各群中にフレアー絞りを配
置することによりワイド状態でもテレ状態でもフレアー
の発生を防止して良好な像での観察を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の断面図
【図2】本発明の実施例2の断面図
【図3】本発明の実施例3の断面図
【図4】本発明で用いるフレアー絞りの形状を示す図
【図5】従来の変倍可能な内視鏡対物光学系のパワー配
置を示す図
【図6】従来の変倍可能な内視鏡対物光学系のパワー構
成を示す図
【図7】従来の変倍可能な内視鏡対物光学系の枠構造も
含めた断面図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 15/14 G02B 23/26 G02B 13/00 G02B 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正の屈折力を有する第
    1群と、明るさ絞りと、負の屈折力を有する第2群と、
    正の屈折力を有する第3群と、固体撮像素子とからな
    り、第2群を光軸方向に移動させて変倍可能で、各群中
    に少なくとも一つのフレアー絞りを有し、第1群中のフ
    レアー絞りの少なくとも1つは最も物体側のレンズと次
    に存在するパワーを有する光学要素との間にあり、第3
    群中のフレアー絞りの少なくとも一つはパワーを有する
    最も像側の光学要素よりも物体側にあることを特徴とす
    る内視鏡対物光学系。
  2. 【請求項2】 第1群中のフレアー絞りの透光部の半径
    がワイド状態におけるフレアー絞り位置での最大有効光
    線高にほぼ等しく、第2群中のフレアー絞りの透光部の
    半径がテレ状態におけるフレアー絞り位置での最大有効
    光線高にほぼ等しく、第3群中のフレアー絞りの透光部
    の半径がワイド状態におけるフレアー絞り位置での最大
    主光線高以上で最大有効光線高以下である請求項の内
    視鏡対物光学系。
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