JP2001100113A - 内視鏡システム - Google Patents

内視鏡システム

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JP2001100113A
JP2001100113A JP27644599A JP27644599A JP2001100113A JP 2001100113 A JP2001100113 A JP 2001100113A JP 27644599 A JP27644599 A JP 27644599A JP 27644599 A JP27644599 A JP 27644599A JP 2001100113 A JP2001100113 A JP 2001100113A
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endoscope
light guide
face
optical system
camera head
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Koji Shimomura
浩二 下村
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、簡便な方法で確実に光源からの照明
光を内視鏡先端まで導光し、しかも通常の製作工程で能
率的に生産可能な、従って安価で使いやすい、また明る
く検査や手術に支障をきたすことのない内視鏡システム
を提供する。 【解決手段】本発明の内視鏡システム1は、内視鏡2と
ビデオカメラヘッド3からなる内視鏡システムにおい
て、観察像を伝達または結像する観察光学系と、照明光
を内視鏡先端まで導光する照明光学系とを含み、上記照
明光学系は、断面積が連続的に縮小する硝材部材と、上
記硝材部材の両端に配置されるライトガイドファイバー
を含み、上記硝材部材は一端が環状に形成されているも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡と、この内
視鏡に接続され上記内視鏡の観察像を電気信号に変換す
る撮像素子を含むカメラヘッドとを有する内視鏡システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡システムは、内視鏡と、光源装置
と、光源装置から照明光を伝送するライトガイドケーブ
ルとから構成されるが、近年は小型化された撮影装置も
その構成要素の一つに加えられるようになった。
【0003】その一例として特願平9−248942号
の出願のものに開示された内視鏡システムがある。これ
は、内視鏡と、その観察光学系の光軸と同軸的に接続さ
れた撮影装置と、上記観察光学系の光軸に直交する位置
で上記内視鏡に接続されたライトガイドケーブルから構
成されている。この内視鏡システムでは、内視鏡を回転
させた時に側方へ延びるライトガイドケーブルが内視鏡
を保持する術者の操作を阻害することがある。
【0004】そこで、ライトガイドケーブルと撮影装置
のケーブルとを一体化し、上述の不具合の解消を狙った
ものも既に提案されている。例えば、特開平4−176
436号公報に示す歯科用拡大装置は、撮像ユニットを
内蔵した対物具本体と、この対物具本体に対して接・離
自在とされた交換ユニットとからなり、照明光を導光す
る照明光学系は対物具本体及び交換ユニット各々に内蔵
されたライトガイドファイバー束によって構成され、上
記ライトガイドファイバー束は上記対物具本体及び交換
ユニットの接続面においてその各ライトガイドファイバ
ーが環状に配列されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特開平
4−176436号公報に示した従来の方式では、照明
光を導光する複数のライトガイドファイバーが上記対物
具本体及び交換ユニットの接続面において環状に配列さ
れている。また、各ライトガイドファイバーは通常、3
0μから70μの素線径のものが使用され、そのライト
ガイドファイバー束の太さは1mm径程度になる。
【0006】この方式において、従来の一般的な機能を
奏する構成を実現するためには、観察光学系の外周に上
記ライトガイドファイバー束を環状に形成し配置せしめ
る必要がある。
【0007】しかし、上記観察光学系の接続面部分は通
常10mm径程度の外径寸法を有するので、1mm径の
ライトガイドファイバー束を例えそれを内径10mmの
環状に形成したとすると、その環状部の厚さxは、 (0.5)2・π=(5+x)2π−52・π 1.25=(5+x)2−25 (5+x)2=26.25 x=0.123mm となる。
【0008】即ち、対物具本体及び交換ユニットの接続
面において各々0.1mmの幅でライトガイドファイバ
ーを環状に配置し、接続面で各々の0.1mm幅のライ
トガイドファイバー環状体が各ファイバーごと合致する
ことが設計上要求され、それが実現してはじめて照明光
が設計値通りに伝達できる訳だが、これを実際に達成す
ることは事実上難しい。つまり、実際には環状体のライ
トガイドファイバー同士が一致せず、従って、光源装置
より接続面まで導光された照明光は、接続面の各々の環
状体が不一致な部分で全てロスされるため、内視鏡先端
部まで導光される照明光は極めて少なくなり、従って、
観察像が暗く検査や手術に支障をきたす訳である。これ
を防ぐには、非常に厳しい寸法公差で加工された部品を
使い、非常に厳しい寸法管理を必要とする組み立て工程
を要し、それでも良品の歩留まりが悪く、仮に良品が製
作できたとしても大変高価なものとなる。
【0009】本発明は上述した事情に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、簡単な構造で確
実に光源からの照明光を内視鏡先端まで導光し、しかも
通常の製作工程で能率的に生産可能な、従って安価で使
いやすい、また明るく検査や手術に支障をきたすことの
ない安全な内視鏡システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明は、内視鏡と、上記内視鏡に接続され上
記内視鏡の観察像を電気信号に変換する撮像素子を含む
カメラヘッドとを有し、さらに観察像を上記撮像素子に
伝達または結像する観察光学系と、照明光を内視鏡先端
まで導光する照明光学系とを含み、上記内視鏡と上記カ
メラヘッドが観察光軸まわりに回転するようにした内視
鏡システムにおいて、上記照明光学系は、一端が上記観
察光軸を中心とする環状の入射端面とし、入射端面から
入射した光を収束して他端側の出射端に集束する構成と
した硝材部材と、この硝材部材の両端に配置されるライ
トガイドファイバーを含み、上記硝材部材と一方のライ
トガイドファイバーが上記内視鏡に組み込まれ、上記硝
材部材の出射端に一方のライトガイドファイバーを接続
し、他方のライトガイドファイバーが上記カメラヘッド
に組み込まれると共に、上記硝材部材の環状の入射端面
に他方のライトガイドファイバーの出射端面が対向位置
するように配置したことを特徴とするものである。
【0011】上記硝材部材の環状に形成された端面の何
れかの部分まで導光された照明光はここで上記硝材部材
に入射され、上記硝材部材の他端である出射端へ収束し
ながら出射され、さらに上記内視鏡内のライトガイドフ
ァイバーにより内視鏡先端部まで伝達され出射される。
【0012】また、一端が環状に形成され断面積が連続
的に縮小する硝材部材を上記照明光学系に設けたことに
より、上記硝材部材の前後に光学的に接続されるライト
ガイドファイバーは一般的に用いられている略円形断面
のライトガイドファイバー束が使用でき、さらに一般的
な寸法公差で加工された部品を使うことができ、一般的
な寸法管理下の組み立て工程で組み立てができるので歩
留まりが良く、安価なシステムを提供できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照して本発明の第
1の実施形態に係る内視鏡システムを説明する。図1は
本発明に係る内視鏡システムの構成全体を表したもので
ある。この内視鏡システム1は、内視鏡2と、この内視
鏡2に着脱自在に接続されるビデオカメラヘッド3によ
り構成される。ビデオカメラヘッド3より延伸するケー
ブル7は、ビデオプロセッサー4と光源装置5に接続さ
れ、ビデオプロセッサー4はモニター6に接続されてい
る。
【0014】図2は内視鏡2とビデオカメラヘッド3の
接続部付近での外観を表したものであり、図3は内視鏡
2の内部構造を示す断面図であり、図4はビデオカメラ
ヘッド3の内部構造を示す断面図であり、図5は照明光
学系を構成する硝材部材を示す概略的な斜視図である。
【0015】図2に示すように、内視鏡2は、内視鏡本
体部8と図示しない遠位端へ延伸する挿入部9とからな
り、内視鏡本体部8の近位端にはビデオカメラヘッド3
を着脱自在に装着するための接続部11が設けられてい
る。この接続部11はこれに上記ビデオカメラヘッド3
を回動自在に接続する。
【0016】次に、図3を参照して内視鏡2の内部構造
を詳細に説明する。内視鏡2の内部には複数の光学レン
ズ16から構成される上記第1の観察光学系17が内蔵
されている。この第1の観察光学系17の外周部位には
第1の照明光学系18が設けられている。これら光学系
17,18は図示しないが、内視鏡2の挿入部9の遠位
端まで延伸されている。
【0017】複数の光学レンズ16は最基端に位置する
光学レンズ16のものを除き、シース21内に組み込ま
れており、シース21の基端部分には保持管22が固定
されている。保持管22の基端部分にはその内面に形成
したねじ部23により最基端に位置する光学レンズ16
を保持する筒状のレンズ枠24がねじ込まれている。そ
して、保持管22に対して、レンズ枠24を光軸方向に
移動することにより最基端の光学レンズ16の位置を調
整して第1の観察光学系17のピント調整を行うように
なっている。
【0018】上記保持管22は接続管26内に嵌め込ま
れており、この保持管22と接続管26の嵌合部には互
いに螺合するねじ部27が設けられている。さらに接続
管26は内視鏡本体部8の基体を構成する部材28の穴
29に差し込まれた状態で固定されている。上記接続管
26の基端部分には第1の観察光学系17の第1面とな
るカバーガラス30が水密的に固着されている。
【0019】上記接続管26の基端部は内視鏡本体部8
の基体を構成する部材28の基端32より手元側へ突き
出しており、この突出して露出する部分によって上記接
続部11が構成されている。上記接続部11の外周には
全周回する状態で係合用溝部33が設けられている。上
記接続部11には上記ビデオカメラヘッド3が上記第1
の観察光学系17の光軸を中心として回転自在に接続さ
れる。
【0020】上記第1の照明光学系18は、内視鏡本体
部8の基体を構成する部材28の基端32において露出
する環状端面41を一端に持った筒状の硝材部材42を
有してなり、この筒状の硝材部材42は内視鏡本体部8
の基体を構成する部材28の穴29内において上記接続
管26の外周に嵌合して配置されている。上記硝材部材
42の他端には挿入部9の遠位端まで延伸された上記ラ
イトガイドファイバー束44の基端が接続されている。
【0021】硝材部材42は、図5で示すように、例え
ば光学ガラス製の円筒部材から成り、その一端を環状端
面41とし、環状端面41は上記第1の観察光学系17
の光軸を中心とした環状の入射端面を形成している。硝
材部材42の他端は斜めに切断され、硝材部材42の他
端側部分は、その断面積が連続的に縮小するようにして
その最も突き出した先端部分に平面部43を設けたもの
であり、この平面部43をライトガイドファイバー束4
4の基端の入射端面が接続される出射端面としている。
【0022】更に具体的な説明を加えると、上記硝材部
材42の環状端面41はその幅が約2mmであり、この
環状端面41に接続されるビデオカメラヘッド3におけ
る第2の照明光学系55のライトガイドファイバー束5
4のバンドル径は約1mmである。第2の照明光学系5
5のライトガイドファイバー束54の出射先端径は上記
硝材部材42の環状端面41の幅内であり、ライトガイ
ドファイバー束54の出射先端は上記硝材部材42の環
状端面41の幅内に位置する。
【0023】上記挿入部9は内視鏡本体部8の基体を構
成する部材28に対して水密的に固定されており、上記
挿入部9の遠位端には図示しないが、上記ライトガイド
ファイバー束44の出射端面が露出すると共に上記観察
光学系17の最終端面となるカバーガラスが水密的に固
着されている。
【0024】次に、図4を参照してビデオカメラヘッド
3の内部構造について詳細に説明する。ビデオカメラヘ
ッド3の内部には、結像レンズ51と固体撮像素子52
とから構成される第2の観察光学系53が内蔵されてお
り、上記第2の観察光学系53の外周部分には、ライト
ガイドファイバー束54から構成される第2の照明光学
系55が設けられている。結像レンズ51と固体撮像素
子52は結像レンズ枠56に固着されていて、これらに
より撮像部を構成している。固体撮像素子52には映像
情報を電気信号として上記ビデオプロセッサ4へ伝達す
るための電気ケーブル57が半田付けにより接続されて
いる。
【0025】上記結像レンズ枠56はカメラヘッド本体
58に固着されている。また、上記カメラヘッド本体5
8の前端部には上記内視鏡2の内視鏡本体部8にある接
続部11が嵌まり込む接続穴59が形成されている。こ
の接続穴59の内端には第2の観察光学系53や撮像部
を水密的に遮蔽して保護するためのカバーガラス61が
水密的に固着されている。
【0026】上記接続穴59に対応位置して、カメラヘ
ッド本体58の周壁にはその円周上において等間隔で複
数の小孔63が接続穴59に達するように設けられてお
り、各小孔63にはボール64が装填されている。
【0027】さらにカメラヘッド本体58の外周にはス
ライド自在な状態で筒状のカバー65が被嵌され、この
カバー65はカメラヘッド本体58に対して図4で示す
位置まで前進して待機するようにバネ66で付勢されて
いる。カバー65は通常、図4で示す前進位置に待機し
ており、この位置で上記ボール64を押し込んで、ボー
ル64が小孔63から接続穴59の内周面から僅かに突
き出すようになっている。筒状のカバー65の内面には
周回するように解放用溝67が形成されていて、バネ6
6の付勢力に抗してカバー65を押し込んだとき、解放
用溝67がボール64の位置に達すると、その解放用溝
67内にボール64が落ち込むようになっている。
【0028】そして、接続穴59に内視鏡2の接続部1
1を嵌め込むときはバネ66の付勢力に抗してカバー6
5を押し込み、その解放用溝67がボール64内に位置
にする状態で、接続穴59に内視鏡2の接続部11を嵌
め込むようにする。この状態ではボール64が解放用溝
67内に退避できるので、接続穴59に内視鏡2の接続
部11を嵌め込むことができる。
【0029】図4で示すように、カバー65を戻せば、
カバー65の内面が、上記ボール64を押し込んで、ボ
ール64が小孔63から接続穴59の内周面から内方へ
僅かに突き出して接続部11の係合用溝部33に係合す
る(係止手段)。
【0030】上記カメラヘッド本体58には上記接続穴
59を避けて側壁部内に位置して長手方向に延伸した孔
71が設けられており、この孔71の中には上記ライト
ガイドファイバー束54が嵌装して固定され、上記ライ
トガイドファイバー束54の先端はカメラヘッド本体5
8の端面部72で露出して出射端73を形成している。
【0031】また、カメラへッド本体58の後端部には
保持部材75が水密的に螺合固着され、この保持部材7
5の末端内部には例えばシリコンゴム製の保護チューブ
76を水密的に固着し、保護チューブ76の外側には保
護チューブ76の折れを防止するための弾性体で作られ
た折れ止め部材77が固着されている。保護チューブ7
6の内部にカメラヘッド本体58より延伸されるライト
ガイドファイバー束54と電気ケーブル57とを内蔵す
ることにより、上記ケーブル7を構成し、上記ケーブル
7は図示しないケーブル末端にあるコネクタまで延伸さ
れている。
【0032】次に、図5を参照して照明光学系の構成に
つき説明する。既に説明した通り、内視鏡システムにお
ける照明光学系は、上記内視鏡2において内蔵された環
状端面41を持った硝材部材42とライトガイドファイ
バー束44とを備えた第1の照明光学系18と、ビデオ
カメラヘッド3において内蔵されたライトガイドファイ
バー束54よりなる第2の照明光学系55とにより構成
されている。
【0033】ビデオカメラヘッド3は内視鏡2の接続部
11に回動自在に接続されるので、第2の照明光学系5
5、即ちライトガイドファイバー束54の出射端73は
環状端面41上を自由に移動することになる。ビデオカ
メラヘッド3と内視鏡2を相対的に回転してもライトガ
イドファイバー束54の出射端73は環状端面41から
外れない。
【0034】図6及び図7は本発明の第2の実施形態を
示す。これの基本的な構成は第1の実施形態と同じであ
るが、環状端面41を持った硝材部材42の構成が、第
1の実施形態のものとは異なる。すなわち、本実施形態
では、図7で示すように断面形状が連続的に変化するコ
ニカルライトガイドファイバー81の複数のものを束ね
て、その太い一端を重ねた部分で環状端面41を作り、
細い他端をまとめて小径の略円形の端面82を作るよう
に一体的に成形して上記第1の実施形態と同様の硝材部
材42を製造するようにしている。図7は断面形状が連
続的に変化するコニカルライトガイドファイバー81の
一本を拡大して示したものである。この他は第1の実施
形態と同じである。
【0035】以上説明したように本実施形態の内視鏡シ
ステム1は、内視鏡2とビデオカメラヘッド3からなる
内視鏡システムにおいて、照明光学系を観察光学系の外
周に配置するとともに、上記照明光学系に、一端が環状
に形成され、他端側がその断面積が連続的に縮小する硝
材部材42を設けたものである。
【0036】そして、第1の実施形態では、照明光は第
2の照明光学系55、即ちライトガイドファイバー束5
4によりビデオカメラヘッド3のカメラへッド本体58
の端面部72まで導光され、ここより出射される。
【0037】ここで、出射端73はビデオカメラヘッド
3と回動自在に接続された内視鏡2の環状端面41の一
部に一致されているので、照明光はその端面部72より
環状端面41を持った硝材部材42へ入射され、環状端
面41を持った硝材部材42の内部で反射を繰り返しな
がらライトガイドファイバー束44の入射端面に接合す
る平面部43へ導光される。そして、ライトガイドファ
イバー束44に入射し、挿入部9の遠位端でライトガイ
ドファイバー束44から照明光が出射される。
【0038】第2の照明光学系55の端面73は略円形
であり、その直径は環状端面41の環状幅よりも小さ
く、さらに環状端面41上を同軸上に回転することがで
きる訳だが、このとき、環状端面41に入射される照明
光はそれがどの位置であっても環状端面41を持った硝
材部材42に入射し、その硝材部材42の内部で反射を
しながら平面部43に収束してライトガイドファイバー
束44の入射端面に入射する。
【0039】このような構成であれば、第1の照明光学
系18と第2の照明光学系55との接続部分に厳しい寸
法管理は必要なく、一般的な寸法公差で加工された部品
で一般的な寸法管理下の組み立てを行えば所望の性能、
即ち内視鏡2に対しビデオカメラヘッド3を自由に回動
させた時に常に十分な照明光を光源装置より伝達するこ
とができる訳である。部品加工や組み立てにかなり厳し
い寸法管理を必要としないため、製品の歩留まりがよく
安価なシステムを提供できる。
【0040】また、第2の実施形態では、特に環状端面
41を持った硝材部材42の中を通る照明光が、断面形
状が連続的に変化するコニカルライトガイドファイバー
81の内部で収束しながら導光される点が第1の実施形
態と異なるだけであり、その効果は第1の実施形態と同
じである。
【0041】なお、各実施形態では、断面積が連続的に
縮小する硝材部材と上記硝材部材の両端に配置されるラ
イトガイドファイバーからなる照明光学系を一例に説明
しているが、照明光学系を構成する要素はこれらに限定
するものではなく、例えば配光の改善や伝達効率を上げ
るために断面積が連続的に縮小する硝材部材や光学レン
ズ、またはその他の光学要素を追加してもよい。また、
本発明は前述した実施形態のものに限定されない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構造で確実に光源からの照明光を内視鏡の先端まで
導光し、しかも通常の製作工程で能率的に生産可能な、
従って安価で使いやすい、また明るく検査や手術に支障
をきたすことのない安全な内視鏡システムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る内視鏡システム
の構成全体を示す説明図。
【図2】上記内視鏡システムの内視鏡とビデオカメラヘ
ッドの接続部の斜視図。
【図3】(a)は内視鏡の縦断面図、(b)は(a)中
B−B線に沿う横断面図。
【図4】(a)はビデオカメラヘッドの縦断面図、
(b)は(a)中B−B線に沿う横断面図。
【図5】上記内視鏡システムの照明光学系の構成説明
図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る内視鏡システム
の照明光学系における硝材部材の斜視図。
【図7】上記照明光学系に用いるコニカルライトガイド
ファイバーを拡大して示す斜視図。
【符号の説明】
2…内視鏡、9…内視鏡の挿入部、11…接続部、17
…第1の観察光学系、18…第1の照明光学系、21…
シース、41…環状端面、42…硝材部材、44…ライ
トガイドファイバー束、54…ライトガイドファイバー
束、55…第2の照明光学系。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡と、上記内視鏡に接続され上記内視
    鏡の観察像を電気信号に変換する撮像素子を含むカメラ
    ヘッドとを有し、さらに観察像を上記撮像素子に伝達ま
    たは結像する観察光学系と、照明光を内視鏡先端まで導
    光する照明光学系とを含み、上記内視鏡と上記カメラヘ
    ッドが観察光軸まわりに回転するようにした内視鏡シス
    テムにおいて、 上記照明光学系は、一端が上記観察光軸を中心とする環
    状の入射端面とし、入射端面から入射した光を収束して
    他端側の出射端に集束する構成とした硝材部材と、この
    硝材部材の両端に配置されるライトガイドファイバーを
    含み、上記硝材部材と一方のライトガイドファイバーが
    上記内視鏡に組み込まれ、上記硝材部材の出射端に一方
    のライトガイドファイバーを接続し、他方のライトガイ
    ドファイバーが上記カメラヘッドに組み込まれると共
    に、上記硝材部材の環状の入射端面に他方のライトガイ
    ドファイバーの出射端面が対向位置するように配置した
    ことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 【請求項2】硝材部材は、出射端側部分がその断面積が
    連続的に縮小する構成としたことを特徴とする請求項1
    に記載の内視鏡システム。
  3. 【請求項3】硝材部材は、複数のコニカルライトガイド
    ファイバーを束ねて、その太い一端を重ねた部分で環状
    の端面を作り、細い他端をまとめて小径の出射端面を作
    るように一体的に形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の内視鏡システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022145098A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 浜松ホトニクス株式会社 光源ユニット、及び、光学ヘッド

Cited By (2)

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WO2022145098A1 (ja) * 2020-12-28 2022-07-07 浜松ホトニクス株式会社 光源ユニット、及び、光学ヘッド
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