JP2014087483A - 内視鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】光伝送路を介して照明を行う内視鏡において、挿入部先端の内部空間における光ファイバと撮像ユニットとの干渉を確実に防止する。
【解決手段】少なくとも一部が可撓性を有する挿入部3を備えた内視鏡1において、挿入部の外周を形成する外筒13,14と、この外筒の先端部に収容された撮像ユニット25と、外筒内に配設され、光源からの光を挿入部の先端に導く1又は2以上の光伝送用ケーブル42とを備え、光伝送用ケーブルの先端部の少なくとも一部は、撮像ユニットを迂回するように湾曲し、光伝送用ケーブルの湾曲した部位が曲げ加工された金属管43によって被覆されている構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】少なくとも一部が可撓性を有する挿入部3を備えた内視鏡1において、挿入部の外周を形成する外筒13,14と、この外筒の先端部に収容された撮像ユニット25と、外筒内に配設され、光源からの光を挿入部の先端に導く1又は2以上の光伝送用ケーブル42とを備え、光伝送用ケーブルの先端部の少なくとも一部は、撮像ユニットを迂回するように湾曲し、光伝送用ケーブルの湾曲した部位が曲げ加工された金属管43によって被覆されている構成とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、外部から直接観察できない観察対象の内部を撮像する内視鏡に関し、特に、光ファイバ等からなる光伝送路を介して照明を行う内視鏡に関する。
従来、内視鏡は、外部の光源からの光を観察対象の内部に挿入される挿入部の先端に導く照明装置を備えており、これにより、観察対象の内部(体腔内等)を照らしながらその観察や撮影等を行うことが可能となっている。この種の照明装置として、例えば、挿入部先端の端面において、像光が入射する観察窓等と共に開口した照明窓と、この照明窓に光源からの照明光を導くべく内視鏡の軸方向に沿って冷却風送気用の管路内に挿通された光ファイバケーブルとを有する構成が知られている(特許文献1、図9参照)。
ところで、上記特許文献1に記載の従来技術のように、挿入部先端の内部空間(光ファイバの先端側)に撮像ユニット(CCD、回路基板及び複数のレンズ等)が内蔵された構成では、管路から延出した光ファイバの先端部は、撮像ユニットを迂回するように湾曲した後に照明窓に接続する必要がある。しかしながら、上記従来技術のように光ファイバを自由に湾曲させる構成とした場合、挿入部先端の曲げ動作の際に光ファイバが撮像ユニットと干渉して破損等のトラブルが生じる可能性があった。特に、照明装置に複数の光伝送路を使用する場合には、そのような光ファイバの自由な湾曲によって生じる問題はより顕著となる。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、光伝送路を介して照明を行う構成において、挿入部先端の内部空間における光ファイバと撮像ユニットとの干渉を確実に防止することを可能とした内視鏡を提供することを主目的とする。
本発明の内視鏡は、少なくとも一部が可撓性を有する挿入部を備えた内視鏡であって、前記挿入部の外周を形成する外筒と、前記外筒に収容された撮像ユニットと、前記外筒内に配設され、光源からの光を前記挿入部の先端に導く1又は2以上の光伝送路とを備え、前記光伝送路の少なくとも一部は、前記撮像ユニットを迂回するように湾曲し、前記光伝送路の前記湾曲した部位が曲げ加工された金属管によって被覆されていることを特徴とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、少なくとも一部が可撓性を有する挿入部を備えた内視鏡であって、前記挿入部の外周を形成する外筒と、前記外筒に収容された撮像ユニットと、前記外筒内に配設され、光源からの光を前記挿入部の先端に導く1又は2以上の光伝送路とを備え、前記光伝送路の少なくとも一部は、前記撮像ユニットを迂回するように湾曲し、前記光伝送路の前記湾曲した部位が曲げ加工された金属管によって被覆されていることを特徴とする。
この第1の発明に係る内視鏡によれば、金属管の曲げ加工によって光伝送路の湾曲形状を適切に調整することにより、光伝送路を介して照明を行う構成において、挿入部先端の内部空間における光伝送路と撮像ユニットとの干渉を確実に防止することが可能となる。また、光伝送路に被覆カバー等がなければ、通常、伝送路から漏れ光が発生し、撮像ユニットに迷光となって入光し画質が劣化する。この光伝送路を金属管で覆うことで漏れ光をなくし、画質劣化を防ぐことができる。
また、第2の発明は、上記第1発明において、前記外筒は、可撓性の軟性部と、当該軟性部の先端側に連なるより高い剛性を有する硬性部とを有し、前記硬性部は、前記軟性部よりも拡径された内部空間を有すると共に、当該内部空間に前記撮像ユニットを収容し、前記光伝送路の前記湾曲した部位は、前記拡径された内部空間に位置する構成とする。
この第2の発明に係る内視鏡によれば、軟性部の先端側に拡径された硬性部を設けた構成において、光伝送路の湾曲形状を適切に調整してその湾曲部位の軸方向長さを短くすることができるため、硬性部の軸方向長さの増大を回避して血管等の狭く湾曲した空間への挿入を適切に行うことが可能となる。
また、第3の発明は、上記第1または第2の発明において、前記撮像ユニットの構成部品の少なくとも一部を支持する撮像ユニットホルダを備え、前記撮像ユニットホルダには、前記光伝送路の先端部が保持される保持溝または保持孔が形成された構成とする。
この第3の発明に係る内視鏡によれば、撮像ユニットホルダによって光伝送路を安定的に支持するため、光伝送路と撮像ユニットとの干渉をより確実に防止することが可能となる。
また、第4の発明は、上記第3の発明において、前記撮像ユニットホルダにおける前記保持溝または前記保持孔は、先端側に向けて先細り状をなす構成とする。
この第4の発明に係る内視鏡によれば、撮像ユニットホルダの保持溝または保持孔における光伝送路の後端側の変位が適切に許容されるため、挿入部先端の曲げ動作の際の光伝送路の破損等を防止することが可能となる。
また、第5の発明は、上記第1から第4の発明のいずれかにおいて、前記金属管は、電気鋳造により形成された構成とする。
この第5の発明に係る内視鏡によれば、曲げ加工に好適なサイズ(内外径、長さ等)の金属管を電鋳により精度良く形成できるため、光伝送路の湾曲形状の精度を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、説明における方向については、原則として内視鏡の挿入部側を「前(先)」とし、内視鏡の本体部側を「後」とする。
<第1実施形態>
図1は本発明の第1実施形態に係る内視鏡の全体構成図であり、図2及び図3はそれぞれ内視鏡における挿入部先端の内部構造を示す側面図及び斜視図であり、図4は内視鏡における挿入部先端の断面図である。なお、図2では内視鏡の外筒を切断することにより、図3では内視鏡の外筒の一部を取り外すことにより内部構造を示している。
図1は本発明の第1実施形態に係る内視鏡の全体構成図であり、図2及び図3はそれぞれ内視鏡における挿入部先端の内部構造を示す側面図及び斜視図であり、図4は内視鏡における挿入部先端の断面図である。なお、図2では内視鏡の外筒を切断することにより、図3では内視鏡の外筒の一部を取り外すことにより内部構造を示している。
図1に示すように、内視鏡1は、医療用として用いられる極細の軟性鏡であり、特に血管等の狭い空間の観察に用いられるものである。内視鏡1は、照明用の光源等(図示せず)が内蔵された本体部2と、この本体部2から前方に延設された挿入部3とから主として構成される。挿入部3は、本体部側(基端側)からの光源の光を先端側から出射する。ユーザは、本体部2の後部2aをビデオプロセッサ4の接続口5に挿入することにより、図示しない本体部2側の端子とビデオプロセッサ4側の端子とを電気的に接続することができる。これにより、内視鏡1は、ビデオプロセッサ4との間で電力受給や各種信号(映像信号、制御信号など)の送受信が可能となる。なお、ビデオプロセッサ4は周知の機能を有しており、ユーザは、ビデオプロセッサ4を図示しない映像表示用のモニタやプリンタに接続することにより、内視鏡1からの映像信号に基づく映像を表示したり、画像を印刷したりすることができる。
挿入部3は、観察対象(ここでは、人体)の内部に挿入される部位であり、小径(ここでは、約1.8mm)の円形断面を有すると共に、観察対象に応じて必要な長さ(ここでは、3m)に設定されている。挿入部3は、本体部2に後端が接続された可撓性の軟性部11と、この軟性部11の前端に連なり先端部を形成する高剛性の硬性部12とを有している。
図2及び図3に示すように、軟性部11の外周部は、可撓性の材料(ここでは、少なくとも1種類の合成樹脂材料)からなる円筒状の軟性外筒13により形成されており、また、硬性部12の外周部は、剛性の高い部材(ここでは、金属)からなる円筒状の硬性外筒14により形成されている。軟性外筒13の外径は硬性外筒14の内径と略同一に設定されており、軟性外筒13の先端は硬性外筒14の後部開口に嵌め込まれている。また、硬性外筒14の前部開口には撮像ユニットホルダ21が取り付けられており、撮像ユニットホルダ21の前側には、後述するレンズユニット31を介して透光性の材料(光学材料)からなる円環状の先端カバー22が取り付けられている。先端カバー22は、挿入部3において先端側の外周部を構成する。このような構成により、挿入部3には、密閉された内部空間として、軟性外筒13の内周面によって画成される比較的小径の第1スペースSaと、硬性外筒14の内周面によって画成される比較的大径の第2スペースSbとが形成されている。
撮像ユニットホルダ21は、硬性外筒14の内径よりも僅かに小さい外径を有し、撮像ユニット25を保持した状態で前部開口から硬性外筒14内に挿入されている。撮像ユニットホルダ21の前側は、硬性外筒14から前方に突出しており、この突出部位の外周には固定リング部26を有している。固定リング部26は、硬性外筒14と略同一の外径を有している。
撮像ユニット25は、観察部位の撮像に供されるものであり、対物光学系をなすレンズユニット31と、このレンズユニット31の後側に配置され、レンズからの光が受光面に結像される固体撮像素子(ここでは、CMOS)32と、この固体撮像素子32の後面側に折り畳まれた状態で接続された平型のフレキシブルケーブル33とを有している。レンズユニット31では、ガラス素材または樹脂素材からなる同一径の複数(ここでは、4枚)の光学レンズL1〜L4が金属製の円筒状のレンズ枠体54(図4参照)に互いに軸方向に密接した状態で組み込まれている。レンズユニット31(レンズ枠体54)の前側は、撮像ユニットホルダ21から前方に突出しており、この突出部位の外周には先端カバー22が嵌め込まれている。また、レンズユニット31の後側は撮像ユニットホルダ21に嵌め込まれている。
図4に示すように、先端カバー22は、挿入部3のR面取り部を形成する先端側の前面22aと、その後側(硬性外筒14側)に位置する後面22bとを有している。前面22aは、環状の面取り面をなす。また、前面22aには、周方向に等間隔に配置された複数(ここでは、4個)の前凹部35が形成されている。後面22bは、挿入部3の軸に直交すると共に、前面22aの外周縁に連なる環状平面をなす。また、後面22bには、周方向に等間隔に配置された複数(ここでは、4個)の後凹部36が形成されている。ここで、前凹部35は楕円凹面(回転楕円面の一部をなす形状を有する凹面)をなし、後凹部36は球凹面(球面の一部をなす形状を有する凹面)をなす。また、各前凹部35と各後凹部36とは、少なくとも一部が前後方向に重なるように対応して配置されている。
フレキシブルケーブル33の後部には、撮像ユニット25と本体部2(図1参照)との間の電力および各種信号の伝送に供される電力・信号用ケーブル41(ここでは、4芯同軸ケーブル)の先端側が接続されている。電力・信号用ケーブル41は、軟性部11内の第1スペースSaのほぼ中心に配置されており、その後端側は、軟性部11の軸に沿って本体部2まで延在する。
また、内視鏡1には、上述の本体部2内の光源(ここでは、白色LED)と、この光源からの光を挿入部3の先端に導く複数(ここでは、4本)の光伝送用ケーブル(光伝送路)42とを有する照明装置が設けられている。各光伝送用ケーブル42は、複数の小径の光ファイバが束ねられた構成を有しており、軟性部11内の第1スペースSaにおいて電力・信号用ケーブル41の周囲に配置されており、その後端側は、軟性部11の軸に沿って本体部2内の光源まで延在している。
第1スペースSaの前部から第2スペースSbに至る各光伝送用ケーブル42の先端部は金属管43によって被覆されている。金属管43の先端側は光伝送用ケーブル42の先端まで至り、金属管43の後端側は軟性外筒13内に挿入されている。金属管43は、例えばニッケルの電鋳品であり、後述するように所定の湾曲形状に曲げ加工されている。これにより、各光伝送用ケーブル42の先端部は、拡径された第2スペースSbにおいて撮像ユニット25を迂回するように外側に湾曲し、撮像ユニットホルダ21の外周に設けられた保持溝44(図3参照)によって保持される。保持溝44は、略半円状の断面を有しており、撮像ユニットホルダ21の軸方向に沿ってその前端から後端まで延設されている。
各光伝送用ケーブル42の先端側は、硬性部12の軸に沿って延在している。また、各光伝送用ケーブル42の出射端42aは、先端カバー22の後面22bにおける後凹部36および前面22aにおける前凹部35に向けて配置されており、出射端42aからの出射光は、所定の出射角(ここでは、120°)で出射された後、先端カバー22内を通ってR面取りされた前面(面取り面)22aの前凹部35及びその周辺領域から挿入部3の前方に出射される。なお、各光伝送用ケーブル42の出射端42aは、光学用接着剤により保持溝44に接着されている。ここでは、光伝送用ケーブル42を保持溝44によって保持する構成としたが、保持溝44の代わりに、撮像ユニットホルダ21を前後方向に貫く保持孔を設けてもよい。
レンズユニット31において、レンズ枠体54内には、凹面を入射側(前側)に向けた平凹レンズL1と、凸面を出射側に向けた平凸レンズL2と、凸面を入射側に向けた平凸レンズL3と、凹面を出射側に向けた平凹レンズL4とが前側から順に配置されている。平凹レンズL1はレンズ枠体54の前端に配置されており、その凹面はレンズ枠体54の前部開口から露出している。レンズ枠体54の内周面54aには各レンズL1〜L4を位置決めするための構造(突起、段差等)は設けられておらず、各レンズL1〜L4の外周縁(ここでは、外周面全体)が内周面54aに対して密接した状態で接着されている。平凹レンズL1と平凸レンズL2との間には、中央に絞り孔55aを有する反射防止処理された円形の薄い(ここでは、50μmの厚さ)金属板からなる絞り55が介装されている。
レンズユニット31では、観察対象からの光は、平凹レンズL1に入射し、平凸レンズL2、平凸レンズL3、平凹レンズL4を順次通過した後、平凹レンズL4の凹面に対向して配置された固体撮像素子32の受光面に結像される。
レンズ枠体54は、電気鋳造によって精度良く形成されたもの(ここでは、ニッケル電鋳品)であり、その内周面54aは、迷光を防止するための反射防止処理(例えば、化学的または物理的に凹凸を形成する表面処理)がなされている。このような構成により、レンズユニット31では、レンズ枠体54の内周面54aをアライメントの基準として、レンズ枠体54にレンズL1〜L4を組み込むことで光軸を精度良く設定することができる。
図5は撮像ユニットホルダの保持溝の変形例を示す(A)平面図及び(B)後面図である。図2に示した上述の例では、保持溝44はその延設方向全体において同一の径で設けられていたが、図5に示すように、保持溝44を前端側から後端側に向けて徐々に拡径した(すなわち、先端側に向けて先細り状をなす)構成も可能である。これにより、挿入部3の先端の曲げ動作の際に、光伝送用ケーブル42の後端側の変位が適切に許容されるため、光伝送用ケーブル42や撮像ユニット25の破損等を防止することが可能となる。
図6は内視鏡における照明の態様を示す説明図であり、図7は先端カバーにおいて対をなす前凹部および後凹部とそれらに対応する光伝送用ケーブルの出射端42aとの位置関係を示す正面図である。図6において、(A)および(B)は、それぞれ光伝送用ケーブル42の出射端42a周辺の模式図および固体撮像素子32の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図であり、(C),(D)は、先端カバー22に前凹部35および後凹部36を設けない場合の(A),(B)に対応する比較例である。なお、図6(A)、(C)の照明光の照射経路イメージ(矢印線)は、照明経路の比較を容易とするための概念図であり、実際の照明における経路が厳密に反映さているものではない。また図6(B)、(D)も同様で、照明光の照射イメージは、照明領域の比較を容易とするための概念図であり、実際の照明における明暗等が厳密に反映されているものではない(以下同様。)。
図6(C)に示す比較例では、光伝送用ケーブル42から前方に出射された光は、先端カバー22の後面22bに入射し、R面である前面22aでの屈折により挿入部3の中心軸側に集光される傾向にある。つまり、先端カバー22は凸レンズとして機能し、これにより、図6(D)に示すように、照明領域R0(図中の白色で示される観察視野)は、固体撮像素子32の矩形の撮像範囲Rpにおける中央の比較的狭い領域となり、照明領域R0の周辺には観察不能な領域(図中の黒色で示される領域)が生じる。
一方、本実施形態による内視鏡1による照明では、図6(A)に示すように、先端カバー22の後面22bに入射する光伝送用ケーブル42からの光は、後面22bの後凹部36での屈折により外方にも拡散し、更に、それらの光の一部は前面22aの前凹部35での屈折によって更に外方に拡散する。つまり、先端カバー22は凹レンズとして機能し、これにより、図6(B)に示すように、照明領域R1(図中の白色で示される領域)は、図6(D)の照明領域R0よりも大きく外側に広がり、観察不能な領域が減少する。特に、前凹部35を楕円凹面としたため、凹面を形成するスペースに制約がある小径の挿入部3においても、照明光を径方向に交差する方向(すなわち、外向き)に効果的に拡散させることができるという利点がある。
なお、本実施形態による内視鏡1では、図7に示すように、前凹部35の中心位置C1、後凹部36の中心位置C2及び光伝送用ケーブル42の出射端42aの中心位置(ここでは、中心軸)C3は、正面視(すなわち、挿入部3の軸方向から見た場合)において一致している。ただし、これに限らず、光伝送用ケーブル42の出射端42aの中心位置(中心軸)C3は、正面視において前凹部35および後凹部36に重なる範囲において変更することができる。
また、先端カバー22に前凹部35または後凹部36の一方のみを設けた構成によっても上述のような光伝送用ケーブル42からの光を外向きに広げる効果は得られる。特に、一方の凹部のみを設ける場合には、凹部への異物等の侵入を防止する観点から後凹部36のみを設けることがより好ましい。
図8は光伝送用ケーブルの組立手順を示す模式図である。図8(A)に示すように、まず、所定のサイズで形成された金属管43に対して、複数(ここでは、16本)の小径(ここでは、30μm)の光ファイバFの束が挿入される。このとき、光ファイバFの先端部は、接着剤により金属管43の先端部(内周面)に接着され、図8(B)に示すように、金属管43と光ファイバFの束とが一体化されて光伝送用ケーブル42が形成される。その後、金属管43が所定の湾曲形状で曲げ加工されることにより、図8(C)に示すような先端部が湾曲した光伝送用ケーブル42が完成する。この場合、金属管43はニッケル電鋳品であるため、曲げ加工に好適なサイズ(内外径、長さ等)に精度良く形成することができ、光伝送用ケーブル42の湾曲形状の精度を向上させることができるという利点がある。
図9は光伝送用ケーブルにおける金属管の曲げ加工の概要を示す説明図であり、図10は図9の要部拡大断面図である。
図9に示すように、金属管43の曲げ加工は、対をなす雄型61と雌型62とを有する加工器具63によって実施される。雌型62の上面には、左右方向に互いに平行延設された一対の凸部65,66が突設されている。凸部66には、両凸部65,66に直交する方向(前後方向)に延在する複数の通し溝67が所定の間隔で設けられている。また、両凸部65,66の間に位置する加工面68には、前後方向に延在する複数の加工溝69が各通し溝67に対応する位置にそれぞれ設けられている。図10に示すように、加工溝69の中央部69aは、その前後の部位よりも深さが小さく設定されており、金属管43の湾曲形状に対応するように上下方向に湾曲した形状を有している。
雄型61は、本体部71と、この本体部71から下方に突出する押圧凸部72とを有している。押圧凸部72は、曲げ加工の際に両凸部65,66の間隙に挿入可能なように、その前後方向の幅が加工面68の幅と略同一に設定されている。押圧凸部72の底面72aは、加工溝69(加工面68)の中央部69aの上下方向の湾曲形状と同様に湾曲している。
このような加工器具63を用いた金属管43の曲げ加工では、まず、曲げ加工前の光伝送用ケーブル42(図8(B)参照)が、通し溝67を介して加工溝69内に挿入される。このとき、図10に示すように、光伝送用ケーブル42の先端は、凸部65の後壁65aに突き当てられる。その後、雄型61の押圧凸部72が雌型62の凸部65,66の間に挿入され、その底面72aによって金属管43を加工溝69側に押圧する。これにより、金属管43は光ファイバFを保持した状態で底面72aおよび加工溝69の形状に沿って塑性変形し、先端部が湾曲した光伝送用ケーブル42(図8(C)参照)が得られる。
なお、加工器具63では、複数の加工溝69の各々に光伝送用ケーブル42をセットすることにより、複数の光伝送用ケーブル42を順次曲げ加工することができる。
このように、内視鏡1では、金属管43の曲げ加工によって光伝送用ケーブル42の先端部を適切に湾曲させたため、図4に示したように、挿入部3内において軸方向に延びる光伝送用ケーブル42を、撮像ユニット25を迂回するように配設することが可能となり、光伝送用ケーブル42と撮像ユニット25との干渉を確実に防止することが可能となる。特に、撮像ユニットホルダ21の保持溝44によって光伝送用ケーブル42の先端部を安定的に支持する構成としたため、光伝送用ケーブル42と撮像ユニットとの干渉をより確実に防止できる。また、内視鏡1では、光伝送用ケーブル42の先端部を適切に湾曲させることにより、挿入部先端の内部空間(第2スペースSb)をコンパクトに維持することができ、その結果、血管等の狭く湾曲した空間への挿入性を低下させる硬性部12の軸方向長さW1(ここでは、約5mm)の増大を回避することができる。
一方、図18の比較例に示すように、金属管43を用いることなく光伝送用ケーブル42を配設した(すなわち、光ファイバFの束を自由に湾曲させた)場合には、挿入部3の軸方向における湾曲領域(第2スペースSb)をより長く確保する必要が生じ、その結果、硬性部12の軸方向長さW2が増大して血管等の狭く湾曲した空間への挿入性が低下する。また、撮像ユニット25との干渉を回避することが難しくなり、光ファイバFの破損等のトラブルを招くおそれがある。
<第2実施形態>
図11は本発明の第2実施形態に係る内視鏡における先端カバーの前凹部および後凹部と光伝送用ケーブルの出射端との位置関係を示す正面図であり、図12は挿入部先端からの照明光の出射方向を示す模式図であり、図13は固体撮像素子の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図である。図11及び図13は、それぞれ上記第1実施形態の図7および図6(B)に対応する。また、図11〜図13では、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図11は本発明の第2実施形態に係る内視鏡における先端カバーの前凹部および後凹部と光伝送用ケーブルの出射端との位置関係を示す正面図であり、図12は挿入部先端からの照明光の出射方向を示す模式図であり、図13は固体撮像素子の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図である。図11及び図13は、それぞれ上記第1実施形態の図7および図6(B)に対応する。また、図11〜図13では、第1実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図11に示すように、第2実施形態に係る内視鏡1では、第1実施形態の場合と同様に、対をなす前凹部35の中心位置C1および後凹部36の中心位置C2が正面視において一致している。一方で、各光伝送用ケーブル42の出射端42aの中心位置C3は、対応する中心位置C1,C2から少なくとも挿入部3の径方向に交差する方向に変位して配置されている。ここでは、中心位置C3は、前凹部35の楕円形状の長軸方向(すなわち、挿入部3の径方向に直交する方向)に距離G1だけ変位すると共に、挿入部3の径方向内側に距離G2だけ変位している。
このように、光伝送用ケーブル42の出射端42aの中心位置C3を前凹部35の中心位置C1および後凹部36の中心位置C2からオフセットすることにより、光伝送用ケーブル42からの出射光を前凹部35および後凹部36におけるより外方への屈折力の大きい部位に入射させることが可能となる。その結果、図12中の矢印で示すように、挿入部先端からの照明光の出射方向がそれぞれ挿入部3の外方に向けられ、図13に示すように、照明領域R2は、図6(B)の照明領域R1よりも大きく外側に広がり、観察不能な領域が更に減少する。
なお、ここでは、中心側の光量を補うために挿入部3の径方向内側にも変位させた例を示したが、場合によっては、前凹部35の楕円形状の長軸方向にのみ変位させた構成(すなわち、距離G2=0)も可能である。また、変位量(距離G1の大きさ)については、少なくとも中心位置C3が前凹部35および後凹部36から外れない範囲で種々の変更が可能である。このように照度領域を制御することで、撮影対象の部位専用の内視鏡を構成した場合、それぞれに最適な照度領域を提供することができる。
<第3実施形態>
図14は本発明の第3実施形態に係る内視鏡における光伝送用ケーブルの先端形状を示す(A)正面図および(B)側面図であり、図15は固体撮像素子の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図である。図14は内視鏡1の軟性外筒13、硬性外筒14及び先端カバー22を取り外した状態を示している。図15において、(A)および(B)は、それぞれ光伝送用ケーブル42の出射端42a周辺の模式図および固体撮像素子32の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図であり、それぞれ図6(A)および(B)に対応する。図14および図15では、第1および第2実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第3実施形態において、上記第1および第2実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図14は本発明の第3実施形態に係る内視鏡における光伝送用ケーブルの先端形状を示す(A)正面図および(B)側面図であり、図15は固体撮像素子の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図である。図14は内視鏡1の軟性外筒13、硬性外筒14及び先端カバー22を取り外した状態を示している。図15において、(A)および(B)は、それぞれ光伝送用ケーブル42の出射端42a周辺の模式図および固体撮像素子32の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図であり、それぞれ図6(A)および(B)に対応する。図14および図15では、第1および第2実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第3実施形態において、上記第1および第2実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図14に示すように、第3実施形態に係る内視鏡1では、各光伝送用ケーブル42は、上述の金属管43により湾曲した部分を除いて軟性外筒13または硬性外筒14の略軸方向に沿って延在する本体部81と、この本体部81の先端側に連なる先端部82とを有し、先端部82は、図15(A)にも示すように、挿入部3の軸方向を基準として、挿入部3の径方向に直交する方向にθ1(ここでは、20°)の角度をもって傾いている。つまり、先端部82は、本体部81との境界部位において挿入部3の径方向に直交する方向に屈曲している。この場合にも、傾けられた先端部82における出射端82aは、先端カバー22の後面22bの後凹部36および前面22aの前凹部35に向けられている。
このように、光伝送用ケーブル42の先端部82を挿入部3の径方向に交差する方向(ここでは、直交方向)に傾斜させることにより、光伝送用ケーブル42からの出射光を挿入部3の外側に導くことが可能となる。その結果、図15(B)に示すように、照明領域R3は、図6(B)の照明領域R1よりも大きく外側に広がり、観察不能な領域が更に減少する。また、照明領域R3は略矩形状をなすため、撮像範囲Rpを有効に利用することが可能となる。このような先端部82の屈曲構造は、上述した場合と同様に金属管43の曲げ加工によって実現される。なお、図14に示した光伝送用ケーブル42の先端側では、本体部81および先端部82とは、それらの境界部位を除いて略直線状をなすが、少なくとも出射端82aの方向を変更可能な限りにおいて、本体部81から先端部82(出射端82a)にかけてなだらかに湾曲した構成も可能である。
<第4実施形態>
図16は本発明の第4実施形態に係る内視鏡における光伝送用ケーブルの先端形状を示す(A)正面図および(B)側面図であり、図17は内視鏡における照明の態様を示す説明図である。図16は内視鏡1の軟性外筒13および硬性外筒14を取り外した状態を示している。図17において、(A)および(B)は、それぞれ光伝送用ケーブル42の出射端42a周辺の模式図および固体撮像素子32の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図であり、それぞれ図6(A)および(B)に対応する。また、図16および図17では、第1〜第3実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第4実施形態において、上記第1〜第3実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図16は本発明の第4実施形態に係る内視鏡における光伝送用ケーブルの先端形状を示す(A)正面図および(B)側面図であり、図17は内視鏡における照明の態様を示す説明図である。図16は内視鏡1の軟性外筒13および硬性外筒14を取り外した状態を示している。図17において、(A)および(B)は、それぞれ光伝送用ケーブル42の出射端42a周辺の模式図および固体撮像素子32の撮像範囲における照明光の照射イメージを示す図であり、それぞれ図6(A)および(B)に対応する。また、図16および図17では、第1〜第3実施形態と同様の構成要素については同一の符号が付されており、第4実施形態において、上記第1〜第3実施形態と同様の事項については詳細な説明を省略する。
図16に示すように、第4実施形態に係る内視鏡1では、上記第3実施形態に係る各光伝送用ケーブル42の先端部82が、更に挿入部3の径方向外側に傾斜した構成を有している。つまり、先端部82は、図17(A)にも示すように、挿入部3の軸方向を基準として、挿入部3の径方向に直交する方向にθ1(ここでは、20°)かつ挿入部3の径方向外側にθ2(ここでは、20°)の角度をもって傾いている。つまり、先端部82は、本体部81との境界部位において挿入部3の径方向に交差する方向に屈曲している。この場合にも、傾けられた先端部82における出射端82aは、先端カバー22の後面22bの後凹部36および前面22aの前凹部35に向けられている。
このように、光伝送用ケーブル42の先端部82を挿入部3の径方向に交差する方向かつ径方向外側に傾斜させることにより、光伝送用ケーブル42からの出射光を挿入部3の外側に効果的に導くことが可能となり、その結果、図17(B)に示すように、照明領域R4は、図15(B)の照明領域R3よりも更に外側に広がり、観察不能な領域が更に減少する。また、照明領域R4は略矩形状をなすため、撮像範囲Rpを有効に利用することが可能となる。
なお、第3および第4実施形態においても、第2実施形態の場合と同様に、傾斜させた先端部82における出射端82aの中心位置C3を、対応する凹部35,36の中心位置C1,C2から少なくとも挿入部3の径方向に交差する方向に変位させた構成も可能である。このように照度領域を制御することで、撮影対象の部位専用の内視鏡を構成した場合、それぞれに最適な照度領域を提供することができる。
以上、本発明を特定の実施形態に基づいて説明したが、これらの実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、光伝送路の数および配置は種々の変更が可能であり、それら光伝送路を構成する光ファイバの数も変更可能である。また、光伝送路の先端部(湾曲部位)を被覆する金属管は、ニッケル電鋳品に限らず、他の周知の方法によって形成された金属管を用いることもできる。また、先端カバーは、少なくとも挿入部の先端周縁の一部(照明光の出射領域)を形成する限りにおいて、環状以外の他の形状とすることが可能である。なお、上記実施形態に示した本発明に係る内視鏡の各構成要素は、必ずしも全てが必須ではなく、少なくとも本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
なお、上述した実施の形態では、医療用としての内視鏡について説明したが、用途はこれに限らず、他の用途に使用することも可能である。例えば、各種機械やダクト・水道管の内部など狭い空間を探索・調査のための内視鏡であってもよい。また、医療用の内視鏡としては、人に限らず小動物(愛玩動物や実験動物など)の体内の観察・診断のために用いてもよい。
本発明に係る内視鏡は、光伝送路を介して照明を行う構成において、挿入部先端の内部空間における光ファイバと撮像ユニットとの干渉を確実に防止することを可能とし、外部から直接観察できない観察対象の内部を撮像する内視鏡の挿入部に配置される内視鏡などとして有用である。
1 内視鏡
3 挿入部
11 軟性部
12 硬性部
13 軟性外筒
14 硬性外筒
21 撮像ユニットホルダ
26 固定リング部
22 先端カバー
22a 前面(面取り面)
22b 後面
25 撮像ユニット
31 レンズユニット
32 固体撮像素子
34 レンズ枠体
35 前凹部(楕円凹面)
36 後凹部(凹面)
41 電力・信号用ケーブル
42 光伝送用ケーブル(光伝送路)
42a 出射端
43 金属管
44 保持溝
71 本体部
72 先端部
L1〜L4 レンズ
3 挿入部
11 軟性部
12 硬性部
13 軟性外筒
14 硬性外筒
21 撮像ユニットホルダ
26 固定リング部
22 先端カバー
22a 前面(面取り面)
22b 後面
25 撮像ユニット
31 レンズユニット
32 固体撮像素子
34 レンズ枠体
35 前凹部(楕円凹面)
36 後凹部(凹面)
41 電力・信号用ケーブル
42 光伝送用ケーブル(光伝送路)
42a 出射端
43 金属管
44 保持溝
71 本体部
72 先端部
L1〜L4 レンズ
Claims (5)
- 少なくとも一部が可撓性を有する挿入部を備えた内視鏡であって、
前記挿入部の外周を形成する外筒と、
前記外筒に収容された撮像ユニットと、
前記外筒内に配設され、光源からの光を前記挿入部の先端に導く1又は2以上の光伝送路と
を備え、
前記光伝送路の少なくとも一部は、前記撮像ユニットを迂回するように湾曲し、
前記光伝送路の前記湾曲した部位が曲げ加工された金属管によって被覆されていることを特徴とする内視鏡。 - 前記外筒は、可撓性の軟性部と、当該軟性部の先端側に連なるより高い剛性を有する硬性部とを有し、
前記硬性部は、前記軟性部よりも拡径された内部空間を有すると共に、当該内部空間に前記撮像ユニットを収容し、
前記光伝送路の前記湾曲した部位は、前記拡径された内部空間に位置することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。 - 前記撮像ユニットの構成部品の少なくとも一部を支持する撮像ユニットホルダを備え、
前記撮像ユニットホルダには、前記光伝送路の先端部が保持される保持溝または保持孔が形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡。 - 前記撮像ユニットホルダにおける前記保持溝または前記保持孔は、先端側に向けて先細り状をなすことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
- 前記金属管は、電気鋳造により形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の内視鏡。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012239350A JP2014087483A (ja) | 2012-10-30 | 2012-10-30 | 内視鏡 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN107802228A (zh) * | 2015-08-31 | 2018-03-16 | 松下电器产业株式会社 | 内窥镜 |
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-
2012
- 2012-10-30 JP JP2012239350A patent/JP2014087483A/ja active Pending
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