JP3026501B2 - 内視鏡用コネクタ装置 - Google Patents

内視鏡用コネクタ装置

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JP3026501B2
JP3026501B2 JP02021250A JP2125090A JP3026501B2 JP 3026501 B2 JP3026501 B2 JP 3026501B2 JP 02021250 A JP02021250 A JP 02021250A JP 2125090 A JP2125090 A JP 2125090A JP 3026501 B2 JP3026501 B2 JP 3026501B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学繊維束を被写体観察手段あるいは光供給
手段に着脱自在に接続する内視鏡用コネクタ装置に関す
る。
[従来の技術] 近年、内視鏡の接眼光学系にテレビカメラを取り付
け、モニタテレビによって内視鏡像を複数の観察者が供
覧したり、ビデオシステムによって記録し、繰り返し再
生することによって診断の精度を高める方法がとられて
いる。更に内視鏡をより簡略、小型軽量とするために特
開昭63−278016号公報に示すように接眼レンズを内視鏡
から取り去り、直接テレビカメラにイメージガイドを接
続し、被写体像を結像させる技術が示されている。
また、本出願人による特願平1−31471号明細書にも
同様な技術が示されている。この技術では特に被写体像
を伝達する内視鏡コネクタ装置に関する技術が示されて
いる。すなわち、コネクタ(内視鏡側)あるいは被写体
観察手段側(テレビカメラ側)の少なくとも一方に光軸
を一致させるためのテーパ部を設け、付勢手段により該
テーパ部を当接させて、コネクタと被写体観察手段とを
接続するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記の特願平1−31471号明細書の実施
例に示すコネクタ部には以下に示す改善点がある。常
に焦点の合った内視鏡像を提供するにはイメージガイド
ファイバ端面から固体撮像素子間の光路長を常に一定に
保つ必要がある。上記の技術のようにソケット挿入部が
着脱自在な場合には上記の条件を満たすためには「イメ
ージガイドファイバ端面からソケット挿入部とソケット
部の当接部間までの光路長」および「ソケット挿入部と
ソケット部の当接部から固体撮像素子までの光路長」を
一定に保つ必要がある。一方、上記の技術はソケット挿
入部とソケット部の当接部をテーパ面としているのでテ
ーパ面の光軸方向の長さのどの位置で実際に当接するか
は製品の加工精度限界の中で常にばらつかざるを得な
い。すなわち、「イメージガイドファイバ端面から当接
部までの光路長」及び「当接部から固体撮像素子までの
光路長」は当接部の光軸方向の位置がばらつくので被写
体観察手段に対して内視鏡を取換えた場合、焦点の合っ
た内視鏡像が得られない場合がある。イメージガイド
ファイバの光出射面を保護するために設けられたカバー
ガラスが内視鏡の取扱い中に傷付いた場合には内視鏡か
ら固体撮像素子間の内視鏡像の伝達が満足に出来なくな
るのでカバーガラスの交換が必要となる。しかし、上記
の技術ではカバーガラスがソケット挿入部に一体的に設
けられているのでカバーガラスの交換が不可能である。
上記のの改善点を解決するためには第11図に示すよ
うに当接部を光軸方向に垂直な面1として設けて段差8
とイメージガイドファイバ7の光出射面9との光路長L3
を一定になるようにし、ソケット挿入部2と被写体観察
手段との光軸合わせはソケット挿入部2とソケット部と
のはめあいで行えば良く、また、の改善点の解決のた
めには実開昭59−82214号公報に示された技術を応用す
ることが容易に考えられる。すなわち、キャップ4にカ
バーガラス6を設け、カバーガラス6が傷付く度にキャ
プ4ごと取換える方法である。しかし、第11図の構成で
は以下に示すような機能的問題が生じる。
ソケット挿入部2とソケット挿入孔3との嵌合長L1が
第11図に示すキャップ部4の長さだけ短くなるのでソケ
ット挿入部2とソケット挿入孔3間のガタが過大とな
り、結局、イメージガイドファイバ7の光出射端面9が
光軸に対して過大に傾き満足な内視鏡像が得られなくな
る。一方、ソケット挿入部2とソケット挿入孔3のガタ
を必要最小限度に抑えようとすれば光軸方向の嵌合長さ
L1をキャップ部の長さL2以上に伸ばさなければならなく
なり、コネクタとしては長大となって実用上不都合が多
い。
本発明は上記の事情に鑑みて成されたものであり、内
視鏡のコネクタの長大化を招くことなく、カバーガラス
の交換を容易に行うことのできる内視鏡用コネクタ装置
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明による内視鏡用コネクタ装置は、光学繊維束の
基端部を被写体観察手段のソケットに着脱自在に接続可
能なコネクタを有する内視鏡用コネクタ装置において、 前記コネクタは、一方の端部を開口部として前記ソケ
ットに内嵌されて前記開口部側の端面が前記ソケットの
段差に当接する筒部と、該筒部内に設けられ、前記光学
繊維束の光出射端面を保持する保持部とを有するコネク
タ本体と、 前記光出射端面あるいは光入射端面に対向するように
設けられた光透過性部材を有し、前記開口部を閉鎖する
ようにして前記コネクタ本体に着脱自在に内装された保
護筒と、を具備したことを特徴とする。
[作用] 上記のように構成された内視鏡用コネクタ装置では、
コネクタ本体には保持部によって光学繊維束の光軸合わ
せが行われて保持される。筒部には保護筒が開口部を閉
鎖するようにして着脱自在に設けられ、光透過性部材が
光学繊維束の光出射端面あるいは光入射端面を保護す
る。光透過性部材を交換する場合は保護筒を筒部から取
り外し、新たな保護筒を筒部に取り付ける。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図乃至第9図は本発明の第1実施例に係り、第1
図はコネクタ装置の断面図、第2図は内視鏡の説明図、
第3図は内視鏡システムの説明図、第4図はスライド部
材に設けられた位置決め用凹部の説明図、第5図はスラ
イド部材に設けられた固定用凹部の説明図、第6図は第
1図のA−A′線断面図、第7図は第1図のB−B′線
断面図、第8図はライトガイドファイバをコネクタ装置
に取り付ける場合の説明図、第9図はイメージガイドフ
ァイバの位置決めを行う場合の説明図である。
第2図において、内視鏡11は可撓性を有する挿入部12
と、該挿入部12の後端部に連設された把持部13とから構
成されており、前記把持部13には端部に内視鏡用コネク
タ装置としてのイメージガイドコネクタ14が設けられた
ユニバーサルコード16が接続されている。また、イメー
ジガイドコネクタ14からは端部にライトガイドコネクタ
17が設けられたライトガイドコード18が接続されてい
る。
イメージガイドコネクタ14は先端部側から順に筒部と
してのソケット挿入部21、コネクタ本体31、イメージガ
イド及びライトガイド収納部32が連設されており、イメ
ージガイド及びライトガイド収納部32の後方に前記ユニ
バーサルコード16が接続されている。
イメージガイドファイバ22(第1図に示す。)は挿入
部12の挿入先端19よりイメージガイドコネクタ14の先端
部のソケット挿入部21まで内装されており、ライトガイ
ドファイバ23(第1図に示す。)は同様に挿入部12の先
端部19よりライトガイドコネクタ17先端の光源接続部24
まで内装されている。
上記イメージガイドコネクタ14のコネクタ本体31には
EOG滅菌行程の中の雰囲気減圧の行程中に内視鏡11が破
裂するのを防止するための通気口金26が設けられてい
る。すなわち、通常使用時には通気口金26内の図示しな
い通気経路を閉じて液密とし、EOG滅菌を行う場合には
通気経路を開けて内外気を連通させるものである。
また、上記イメージガイドファイバ22とライトガイド
ファイバ23はイメージガイドコネクタ14で分岐されイメ
ージガイドファイバ22はソケット挿入部21へ、ライトガ
イドファイバ23は光源接続部24へ各々振り分けられる。
一方、第3図は内視鏡システムの全体を表すものであ
る。ソケット挿入部21はテレビカメラ装置27に設けられ
たソケット部30に着脱自在に接続される。テレビカメラ
装置27内には図示しない固体撮像素子が設けられてお
り、この固体撮像素子にイメージガイドファイバ22によ
って光学的に伝達された内視鏡像が結像して電気信号に
交換されテレビモニタ28に表示される。また、光源接続
部24も同様に光源装置29に着脱自在に接続され、光源装
置29より出力された照明光がライトガイドファイバ23に
供給され、挿入部12の先端部19に伝達するようになって
いる。
第1図において、上記テレビカメラ装置27のソケット
部30は外部に向けて開口する孔となっており、開口部に
近い大径部30aと、大径部30aの奥端部に設けられた小径
部30bと、大径部30aと小径部30bとの間に設けられソケ
ット部30の長手方向に対して垂直な面である段差30cと
から構成されている。なお、小径部30bの奥端部に前記
図示しない固体撮像素子が設けられている。前記大径部
30aにはソケット挿入部21が挿入されている。ソケット
挿入部21は略円筒状に形成されており、ソケット挿入部
21の外周面と大径部30aの内周面とは嵌合するようにな
っている。また、ソケット挿入部21の外周面には径方向
に突出るようにピン33、33が液密に接着して螺着されて
おり、このピン33、33がテレビカメラ装置27の図示しな
い係止手段に係止され、係止された状態においてソケッ
ト挿入部21の撮像素子側の先端面21aと段差30cとが当接
するようになっている。
上記ソケット挿入部21内には前記イメージガイドファ
イバ22が口金パイプ36で外装された状態で挿通されてい
る。この口金パイプ36で外装されたイメージガイドファ
イバ22は固定部材37内を光出射端面35と固定部材37の先
端面と一致するようにして挿通されている。固定部材37
は略中央部に止めねじ38が径方向に螺入されており、こ
の止めねじ38でイメージガイドファイバ22を固定部材37
に固定している。
上記固定部材37のユニバーサルコード側の部位は傾斜
調整支点部材41内を挿通されている。この傾斜調整支点
部材41には周回状に互いに120度の角度を有するように
3個の尖り先止めねじ42、42、42が径方向に螺入されて
おり、ねじ42の尖端部が固定部材37の外周面を押圧して
尖り先止めねじ42の尖端部を支点としてソケット挿入部
21の長手方向に対して傾斜できるように固定部材37を支
持している。
上記傾斜調整支点部材41のユニバーサルコード16側の
部位は長手方向に対して垂直な面の段差41aによって細
径部41bが形成されており、細径部41bの外周壁にはV溝
41cが設けられている。前記細径部41bは略円筒状のスラ
イド部材43内に位置し、スライド部材43に径方向に螺入
された尖り先止めねじ44の尖端部が前記V溝41cに嵌ま
り込むようになっている。なお、尖り先止めねじ44を螺
入する場合、V溝41cを構成する傾斜面上を止めねじ44
の尖端部が滑るようになっており、これによって傾斜調
整支点部材41がユニバーサルコード16側に移動し、段差
41aとスライド部材43の撮像素子側の端面とが圧着され
てスライド部材43と傾斜調整支点部材41との固定が行わ
れるようになっている。なお、前記尖り先止めねじ44は
円周方向に互いに120度の角度を有するようにして3個
設けられている。
上記スライド部材43のユニバーサルコード側の部位に
は第4図に示すような位置決め用凹部43aと、第5図に
示すような固定用凹部43bが設けられている。前記位置
決め用凹部43aと固定用凹部43b、43bとが設けられた部
位はソケット挿入部21内に固定された取付管46内にソケ
ット挿入部21の長手方向に摺動可能に嵌入されており、
第7図に示すように取付管46の径方向に螺入された平先
止めねじ47と尖り先止めねじ48が前記固定用凹部43b、4
3bを押圧することでスライド部材43が取付管46に固定さ
れるようになっている。また、取付管46の外周面には位
置決め孔49が設けられており、この孔49から前記位置決
め凹部43aを臨むことができるようになっている。な
お、前記平先止めねじ47と尖り先止めねじ48は互いに12
0度の角度をなすように設けられている。周回状に設け
られた前記平先止めねじ47と尖り先止めねじ48と位置決
め孔49との間には更に止めねじ取付用孔51、51、51が互
いに120度の角度をなすように設けられており、この孔5
1、51、51を介して第7図に示す平先止めねじ52、52、5
2がスライド部材43に径方向に螺入され、平先止めねじ5
2、52、52の先端部が固定部材37のユニバーサルコード
側外周壁面を押圧してスライド部材43に対して固定部材
37を固定するようになっている。
上記取付管46の中央部外周壁面には周回状にフランジ
部46aが形成されており、このフランジ部46aのユニバー
サルコード側の端面がソケット挿入部21の内周壁面に設
けられた段差21bに当接するようになっている。また、
フランジ部46aの撮像素子側にはリング状の固定環53が
外嵌されるようにして固定環53に設けられた雄ねじ部が
ソケット挿入部21の雌ねじ部に螺入され、螺入されるこ
とによって固定環53がフランジ部46aをユニバーサルコ
ード側に押し、フランジ部46aと段差21bを圧着して取付
管46とソケット挿入部21とを固定するようになってい
る。なお、固定部材37、傾斜調整支点部材41、スライド
部材43、取付管46は保持部を構成している。
上記ソケット挿入部21の外周壁面には前記位置決め用
凹部43a、尖り先止めねじ44、平先止めねじ47、尖り先
止めねじ48、平先止めねじ52に対応する位置に調整用孔
54、54、…が設けられている。また、ソケット挿入部21
の撮像素子側の内周壁面には雌ねじ部が形成されてお
り、この雌ねじ部に保護筒としてのカバー部材56の雄ね
じ部が螺入するようになっている。カバー部材56は略円
筒状で撮像素子側の部位が細径部56a、ユニバーサルケ
ード側の部位が太径部56bとなっている。太径部56bはソ
ケット挿入部21に螺設されると前記固定部材37と傾斜調
整支点部材41とスライド部材43と取付管46の撮像素子側
の部位を内装するようになっている。細径部56aには前
記イメージガイドファイバ22の光出射端面35と対向する
ようにして、この光出射端面35を保護するためのカバー
ガラス55が液密に接着固定されている。また、太径部56
bのユニバーサルコード側の端部外周面にはOリング57
が設けられており、ソケット挿入部21の調整用孔54、5
4、…よりユニバーサルコード側の内周壁面とカバー部
材56との間で液密が保たれている。なお、太径部56bの
撮像素子側の端面はソケット挿入部21の先端面21aより
撮像素子側に突出ることなく、テレビカメラ装置27のソ
ケット部30と当接することはない。また、カバー部材56
と固定部材37との間にはごみ防止用Oリング58が設けら
れている。
上記ソケット挿入部21のユニバーサルコード側の部位
は前記コネクタ本体31を形成している。コネクタ本体31
内には前記イメージガイドファイバ22とライトガイドフ
ァイバ23が分岐されるようになっており、第1図の上方
向にライトガイドファイバ23が導かれている。ライトガ
イドファイバ23はコネクタ本体31に接続された前記ライ
トガイドコード18を介してライトガイドコネクタ17に至
るようになっている。ライトガイドファイバ23を内部に
挿通するようにして略円筒状の口金59がコネクタ本体31
を貫通するようにして設けられている。口金59の外周壁
面にはOリング61が装着されており、口金59とコネクタ
本体31との液密を保つようになっている。また、外周壁
面にはフランジ部59aが周回状に設けられており、コネ
クタ本体31に設けられた段差31aと当接するようになっ
ている。口金59のライトガイドコード側の部位にはリン
グ状の固定環62が外嵌されている。この固定環62は外周
壁面に雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部がコネ
クタ本体31に螺入されることによって、固定環62の端面
がフランジ部59aを押圧し、口金59をコネクタ本体31に
固定するようになっている。口金59のライトガイドコー
ド側の端部は細径部59bを形成しており、この細径部59b
にライトガイドコード18の外皮である弾性チューブ63が
外嵌され、糸巻きによって固定されている。前記固定環
62のコネクタ本体31より突出する部位には略筒状のカバ
ー64が螺着されており、ライトガイドコード18の根元部
を補強するようになっている。なお、弾性チューブ63内
にはライトガイドコード18が外力によって伸ばされるの
を防止するために伸び止めワイヤ66が挿通されており、
ワイヤ66の端部が口金59に止めねじ67によって固定され
ている。
上記コネクタ本体31のユニバーサルコード側の端部に
は略筒状の接続管68が螺着されている。接続管68には周
回状にフランジ部68aが形成されており、フランジ部68a
よりユニバーサルコード側にはOリング69が装着されて
いる。接続管68のユニバーサルコード側の部位には前記
イメージガイド及びライトガイド収納部32が外嵌されて
おり、Oリング69によってコネクタ本体31と収納部32と
の液密が保たれるようになっている。接続管68のフラン
ジ部68aより撮像素子側には略筒状の引込み環71が回動
自在に遊嵌されている。引込み環71のユニバーサルコー
ド側の部位には収納部32に螺入される雌ねじ部が形成さ
れており、螺入されることでコネクタ本体31と収納部32
とを固定するようになっている。
なお、第8図は組み立て途中において収納部32やライ
トガイドコード18が接続されない状態を示すものであ
り、ライトガイドファイバ23がコネクタ本体31の収納部
32側の開口部72からライトガイドコード側開口部73へと
挿通される状態を示すものである。ライトガイドファイ
バ23のライトガイドコード側末端はライトガイドコネク
タ17での固定のために硬質部74が設けられており、硬質
部74は収納部側開口部72からライトガイドコード側開口
部73へと挿通しうる隙間lより細い外径となっている。
上記イメージガイド及びライトガイド収納部32内では
イメージガイドファイバ22とライトガイドファイバ23が
余裕をもって蛇行して挿通されており、挿入部12やユニ
バーサルコード16が曲げられた場合に挿入部12側に繰り
出されてイメージガイドファイバ22とライトガイドファ
イバ23が損傷を受けないようになっている。
上記収納部32のユニバーサルコード側端部には口金77
が長手方向に貫通するようにして設けられている。口金
77は太径部77aと細径部77bを形成しており太径部77aが
収納部32に挿通されている。太径部77aには収納部32と
口金77との間で液密を保つOリング78が装着されてお
り、Oリング78のユニバーサルコード側には収納部32を
径方向に貫通するねじ79が螺入して、口金77と収納部32
とが固定されている。なお、第6図において、ねじ79は
2箇所設けられており、互いに120度の角度をなすよう
になっている。前記細径部77bはユニバーサルコード16
の外皮である弾性チューブ63が外嵌されて糸81が巻き付
けられて固定されている。弾性チューブ63は螺旋管82を
被覆しており、コイル状に巻かれて螺旋管82を形成する
帯状部材のイメージガイドコネクタ側の端部は細径部77
bに形成された孔77cを挿通されて細径部77bの外周面に
巻き付けられている。孔77cは弾性チューブ63によって
圧着被覆されているために液密が保たれた状態となって
いる。なお、前述のライトガイドコード18も同様に弾性
チューブ63が螺旋管82を被覆しており、螺旋管82の端部
が同様の方法によって口金59に巻き付けられている。
上記収納部32のユニバーサルコード側の端部外周には
略円筒状の接続部材83が前記ねじ79を覆うようにして螺
設されている。接続部材83のユニバーサルコード側の外
周にはユニバーサルコード16の根元部を補強するための
折れ止め部材84が外嵌固定されている。なお、ユニバー
サルコード16内にはライトガイドコード18と同様に伸び
止め防止用のワイヤ66が挿通されており、端部が止めね
じ67によって口金77に固定されている。
上記のように構成された内視鏡用コネクタ装置の組立
方法を次に説明する。
カバー部材56を取り付けない状態のイメージガイドコ
ネクタ14を第9図で示す調整治具87に接続する。調整治
具87にはソケット挿入部21に設けられた調整用孔54、5
4、…に対応する位置に治具側調整用孔89、89、…が設
けられている。また、イメージガイドファイバ22に対向
するガラス板88はカバーガラス55と同等の光路長を有し
ている。前記調整用孔89から例えばドライバ等を差し込
み、位置決め用凹部43aにドライバの先端部を掛け、ス
ライド部材43をソケット挿入部21の長手方向(光軸方
向)に移動させる。
ここで、「固体撮像素子とイメージガイドファイバ22
の光出射端面35との間の所定の光路長」=「固定撮像素
子と先端面21aとの間の光路長」+「先端面21aとイメ
ージガイドファイバ22の光出射端面35との間の光路長
」となり、はソケット部30で決定されてしまうため
に、をスライド部材43を移動させて調整すれば良いこ
とになる。
移動を行い、調整が終了したら平先止めねじ47と尖り
先止めねじ48とをねじ込み取付管46にスライド部材43を
固定する。これによって固体撮像素子に明瞭な光学像を
結像する光路長が決定される。
次にイメージガイドファイバ22の光出射端面35とガラ
ス板88(カバーガラス55)の面の傾き調整は固定部材37
と尖り先止めねじ42との固定点を支点として平先止めね
じ52、52、…を適宜調整して内視鏡像が片ボケを起こさ
ないようにする。これによって、カバーガラス55とイメ
ージガイドファイバ22の光出射端面35との傾きがなくな
る。
次にソケット部30とイメージガイドファイバ22の光軸
中心の調整は尖り先止めねじ44を螺入し、段差41aとス
ライド部材43の撮像素子側の端面とを摺動させて芯合わ
せを行う。
上記の調整を行って後にごみ防止Oリング58を固定部
材37に装着して予めOリング57とカバーガラス55を組み
付けたカバー部材56をソケット挿入部21に螺着する。
内視鏡の使用によりカバーガラス55が割れたり傷付い
たりした場合はカバーガラス55と共にカバー部材56を取
り去り、新たなカバー部材56(カバーガラス55、Oリン
グ57装着済みのもの)を装着する。
本実施例ではソケット挿入部21の先端面21aを光軸に
対して垂直な面として、この垂直な先端面21aをソケッ
ト部30の段差30cに当接するようにしたため、テーパ面
でイメージコネクタとソケットを当接する場合に比べ
て、加工精度の限度範囲において固体撮像素子と光出射
端面35との光路長が変化する度合いが少なくすることが
でき、固体撮像素子の撮像面に明瞭な光学像を結像する
ことができる。
また、カバーガラス55が装着されたカバー部材56をソ
ケット挿入部21から取り外すことができるようにしてい
るためにカバーガラス55を交換する場合にはカバー部材
56ごと行うことによって容易に交換作業を行うことがで
きる。
更に、ソケット挿入部21に設けられた光軸調整用の調
整用孔54、54、…はカバー部材56によって液密を保った
状態で塞がれるためソケット挿入部21の内部に液体が侵
入するようなことがない。
更にまた、カバー部材56はソケット挿入部21の内部に
挿入されて固定されるようになっているため第11図で示
したキャップ4とソケット挿入部2とを接続するものに
比べてソケット挿入部21の長手方向の長さを光出射端面
35の光軸に対する傾きを過大なものとすることなくコネ
クタを最小長さとすることができる。
第10図は本発明の第2実施例に係り、カバー部材の断
面図である。
本実施例では第1実施例で述べたカバー部材56を光透
過性の例えば樹脂等で形成し、第1実施例で述べたカバ
ーガラス55を省略したものである。
その他の構成及び組付け方法は第1実施例と同様であ
る。
本実施例ではカバーガラスとカバー部材とを一体成型
しているために製造コストを低減することができる。そ
の他の効果は第1実施例と同様である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば内視鏡のコネクタ
の長大化を招くことなく、カバーガラスの交換を容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の第1実施例に係り、第1図
はコネクタ装置の断面図、第2図は内視鏡の説明図、第
3図は内視鏡システムの説明図、第4図はスライド部材
に設けられた位置決め用凹部の説明図、第5図はスライ
ド部材に設けられた固定用凹部の説明図、第6図は第1
図のA−A′線断面図、第7図は第1図のB−B′線断
面図、第8図はライトガイドファイバをコネクタ装置に
取り付ける場合の説明図、第9図はイメージガイドファ
イバの位置決めを行う場合の説明図、第10図は本発明の
第2実施例に係り、カバー部材の断面図、第11図は従来
技術に係りコネクタ装置の断面図である。 14……イメージガイドファイバ 21……ソケット挿入部、21a……先端面 22……イメージガイドファイバ 27……テレビカメラ装置 30……ソケット部、30c……段差 31……コネクタ本体、35……光出射端面 55……カバーガラス、56……カバー部材

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学繊維束の基端部を被写体観察手段のソ
    ケットに着脱自在に接続可能なコネクタを有する内視鏡
    用コネクタ装置において、 前記コネクタは、一方の端部を開口部として前記ソケッ
    トに内嵌されて前記開口部側の端面が前記ソケットの段
    差に当接する筒部と、該筒部内に設けられ、前記光学繊
    維束の光出射端面を保持する保持部とを有するコネクタ
    本体と、 前記光出射端面あるいは光入射端面に対向するように設
    けられた光透過性部材を有し、前記開口部を閉鎖するよ
    うにして前記コネクタ本体に着脱自在に内装された保護
    筒と、 を具備することを特徴とする内視鏡用コネクタ装置。
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