JPH0350203Y2 - - Google Patents

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JPH0350203Y2
JPH0350203Y2 JP1986074662U JP7466286U JPH0350203Y2 JP H0350203 Y2 JPH0350203 Y2 JP H0350203Y2 JP 1986074662 U JP1986074662 U JP 1986074662U JP 7466286 U JP7466286 U JP 7466286U JP H0350203 Y2 JPH0350203 Y2 JP H0350203Y2
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JP
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tombstone
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base
vase
flower
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JP1986074662U
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  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、不使用時に水が溜まることがな
く、衛生的であり、しかも、基体に対する花立本
体の嵌め入れ装着が極めて容易である墓石用花立
に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の墓石用花立は、生花が供えられ
るように、開口を上方に向けた状態で所定の墓石
上に固定されるものとなつており、墓参り等のと
きに水が交換され、新しい花が供えられる。
このように、開口が上方に向けられた状態で花
体本体を墓石上に固定、例えばネジ止めしている
ために、不使用時では雨水が溜まり、夏等では溜
まつた水が腐敗し、また、蚊の発生源ともなり、
非常に不衛生である。
これを解消すべく、不使用時には、花立本体を
逆向きに、すなわちその開口を下向きにした状態
で嵌め入れ保持しておく墓用花筒が、実開昭59−
16468号公報として提案されている。この墓用花
筒は、口縁部が地上に露出した状態で地中に埋設
される外筒と、この外筒内に上下反転して嵌め入
れられる花筒となる内筒とから成り、内筒の底縁
部を受ける係止突部を外筒下部に設けたり、外筒
の口縁部に係止する係止突条を内筒中央部に設け
たりするものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この従来提案されている墓用花筒に
よると、内筒の径は外筒の内周壁にを適合するよ
うに形成してあり、また、外筒の口縁部は外筒自
体の内周壁とほぼ同一の径を有しているから、外
筒に対して内筒を着脱するとき、特に内筒を外筒
内に嵌め入れるときは、外筒の直上方向からきつ
ちりと位置合せをしなければならず、外筒内に内
筒を嵌め入れることはなかなか困難である。
また、外筒への係止突部、内筒への係止突条
夫々の形成は、筒部内面あるいは外面に対する凹
凸加工であるから、極めて面倒であり、そのため
に高価なものとなるものでもあつた。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した
諸事情に鑑み案出されたもので、開口部がやや外
方に拡開されている基体に対し、花立本体を容易
に着脱でき、また、基体を所定の墓石に固定する
に際しての体裁を良好にし、構造が簡素で安価に
量産できる墓石用花立を提供することを目的とす
ものである。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、この考案にあつ
ては、所定の墓石8上面に、上部開口を露出させ
た状態で埋設固定される有底筒状の基体5と、こ
の基体5内に上下反転自在にして嵌め入れられる
有底筒状の花立本体1とから成り、基体5は、墓
石8内に埋設される筒状の収納部4と、墓石8上
面に当接するフランジ状の当接鍔部6とを有し、
当接鍔部6は、収納部4の上部開口から外側に次
第に拡開されながら反り返り、反り返り端縁が墓
石8上面に当接するようになつていて、この反り
返り部分によつて墓石8上方に平面から見てドー
ナツ状を呈する空洞が形成されており、また、花
立本体1は、開口縁を有する本体上部2、底部を
有する本体下部3夫々の外周径を、基体5の内周
径に適合対応させてあることを特徴とする。
(作用) この考案に係る墓石用花立にあつては、花立本
体1の開口縁がある本体上部2を上部にし、本体
下部3を下部にして基体5内に嵌め入れセツト
し、花立本体1の本体上部2開口によつて、墓参
り等で花を供えさせ得る。
逆に、花立本体1の開口縁がある本体上部2を
下方に向け、本体下部3を上部にして基体5内に
嵌め入れセツトすると、基体5上部を閉塞状態と
する。この状態では、雨水等が花立本体1内は勿
論のこと、基体5内にも浸入させず、基体5内に
雨水等を溜めることがない。
花立本体1の基体5内への嵌め入れに際し、基
体5における上部開口の拡開部分内側面に花立本
体1上下端のいずれかを位置合せすれば、少しば
かりの傾斜が生じていても、そのままスライドさ
せて収納部4内に花立本体1を引き入れる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説
明する。
図において示される符号1は、各種の花が活け
られる有底筒状の花立本体であり、この花立本体
1は、上部開口が上方に向けられて所定の墓石8
上面に埋設固定されている基体5内に、上下反転
自在にして着脱自在に嵌め入れられるようになつ
ている。
花立本体1において、開口縁を有する花立本体
1の上部である本体上部2と、底部を有する同じ
く下部である本体下部3とは、その外周径をほぼ
同一のものとしてあり、これらは基体5の内周径
にほぼ適合するように対応している。
一方、基体5は、墓石8内に埋設される筒状の
収納部4と、墓石8上面に当接するフランジ状の
当接鍔部6とを有する。収納部4は、その内部に
花立本体1が上下方向に関係なく嵌め入れられる
ようになつている。また、当接鍔部6は、墓石8
上面に当接する開口縁を有する逆椀形状に形成さ
れており、収納部4の上部開口縁から外側に次第
に拡開されながら反り返り、反り返り端縁が墓石
8上面に当接するようになつており、この反り返
り部分によつて墓石8上方に平面から見てドーナ
ツ状を呈する空洞を形成している膨らみ状に構成
されているものである。
この基体5は、墓石8上面の所定位置に穿設さ
れた取付穴内に充填されるコンクリートモルタル
材7等と共に装入されることで埋設状に固定され
るものであり、このとき、取付穴から食み出すコ
ンクリートモルタル材7は、基体5におけるドー
ナツ状の空洞内に収容される。
第4図、第5図には、別の実施例が示されてお
り、これは、花立本体1の高さを基体5の深さに
比し大きくし、また、花立本体1自体及び基体5
本体部夫々を断面でほぼ矩形状に形成したもので
ある。なお、花立本体1における基体5開口縁か
ら上方へ突出する本体上部2表面には、墓石所有
者の名称、家紋、図柄その他を表示することもで
きる。
もとより、花立本体1の断面形状は、第1図乃
至第3図に示すような円形状であつたり、第4
図、第5図に示すような矩形状であつたり、図示
を省略したが他の形状であつてもよく、これに対
応して、基体5本体の断面形状も変更されるもの
である。
次に、これが使用の一例を説明すると、第1
図、第4図、第5図に示すように、墓参り等で花
を供えるときは、花立本体1の開口縁がある本体
上部2を上部にし、本体下部3を下部にして基体
5内に嵌め入れセツトする。
また、不使用時では、第2図に示すように、花
立本体1の開口縁がある本体上部2を下方に向
け、本体下部3を上部にして基体5内に嵌め入れ
セツトするのであり、花立本体1の下部底面が基
体5内で露出されている。
(考案の効果) この考案は、以上のように構成されているため
に、花を供えるとき等の使用時では、水を収容し
た花立本体1の本体上部2を上に向けて基体5内
に嵌め入れセツトし、また、不使用時では、水を
排出させ、本体上部2を下に向けて基体5内に嵌
め入れセツトし、保管状態とする。したがつて、
不使用時では、花立本体1内に水が溜められるこ
とはなく、従来のように、その水が腐敗したり、
蚊等の発生源となつたりすることもなく、極めて
衛生的である。
しかも、基体5に対する花立本体1の着脱は、
基体5内部で花立本体1を単にスライドさせて行
なえばよく、花立本体1において、その本体上部
2あるいは本体下部3のいずれからでも全く同様
に嵌め入れることができる。特に、花立本体1を
基体5内に嵌め入れるときには、基体5の上部開
口内縁が外方へ至るに伴ない次第に拡開している
から、その拡開部分内側面に花立本体1上下端の
いずれかの位置合せは極めて容易であり、位置合
せに際し、少しばかりの傾斜が生じていても、そ
のままスライドさせればよく、従来と異なり、そ
の直上から行なう必要もないから、作業が極めて
簡単である。
また、花立本体1の外側面、及び基体5の内側
面は、いずれも平坦な面に形成されていればよい
から、これらの製作、加工は極めて容易であり、
量産に適し、安価な提供を可能にする。
基体5の墓石8への埋設固定に際し、墓石8に
穿設した取付穴にコンクリートモルタルー材7と
共に装入するから、基体5は、墓石8にしつかり
と堅固に定着でき、がたつきがなく、また、隙間
に雨水等が浸入し、それが氷結膨張して墓石8を
破断させる虞れもない。そればかりでなく、コン
クリートモルタル材7が取付穴から食み出して
も、それは膨らみ状の当接鍔部6の空洞内に収容
され、外部からは全く見えないように隠蔽され、
体裁を良好なものとしている。
以上説明したように、この考案によれば、墓石
に固定されている基体の開口部がやや外方に拡開
されていることで、これに対する花立本体を容易
に着脱でき、また、基体を所定の墓石に固定する
に際し使用されるコンクリートモルタル材の食み
出しがあつてもこれを隠蔽して体裁を良好にし、
構造が簡素で安価に量産できる等の実用上優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は花立本体の使用時の断面図、第2図は花立本体
の不使用時の断面図、第3図は分解斜視図、第4
図は他の実施例における斜視図、第5図は同じく
花立本体の使用時の断面図である。 1……花立本体、2……本体上部、3……本体
下部、4……収納部、5……基体、6……当接鍔
部、7……コンクリートモルタル材、8……墓
石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の墓石上面に、上部開口を露出させた状態
    で埋設固定される有底筒状の基体と、この基体内
    に上下反転自在にして嵌め入れられる有底筒状の
    花立本体とから成り、基体は、墓石内に埋設され
    る筒状の収納部と、墓石上面に当接するフランジ
    状の当接鍔部とを有し、当接鍔部は、収納部の上
    部開口から外側に次第に拡開されながら反り返
    り、反り返り端縁が墓石上面に当接するようにな
    つていて、この反り返り部分によつて墓石上方に
    平面から見てドーナツ状を呈する空洞が形成され
    ており、また、花立本体は、開口縁を有する本体
    上部、底部を有する本体下部夫々の外周径を、基
    体の内周径に適合対応させてあることを特徴とす
    る墓石用花立。
JP1986074662U 1986-05-20 1986-05-20 Expired JPH0350203Y2 (ja)

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JPS62187163U JPS62187163U (ja) 1987-11-28
JPH0350203Y2 true JPH0350203Y2 (ja) 1991-10-25

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ID=30920082

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916468B2 (ja) * 1973-12-27 1984-04-16 松下電器産業株式会社 画像拡大映出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916468U (ja) * 1982-07-23 1984-01-31 平池 勇秀 墓用花筒

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916468B2 (ja) * 1973-12-27 1984-04-16 松下電器産業株式会社 画像拡大映出装置

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JPS62187163U (ja) 1987-11-28

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