JPH03501454A - 包帯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 包　帯 本発明は傷に当てかうための可撓性、毛管作用材料よりなるパッドを備えた包帯 に関する。

包帯はたとえば外科的創傷、開放性創傷および圧力をうける皮膚の部分を処理す るのに使用される。直ぐ使用できる包帯はこれらの用途に適し、下記の機能を異 なった程度に奏する。

１、保護および固定 組織部分の加圧、衝撃および運動を避けることにより、組織の損傷を防止または 回避することができる。組織の損傷が少なければ少ないほど、感染防止および治 癒は一層有効になる。痛みは免れる。

２、隔離 もし傷が清潔であれば感染は防止される。傷がすでに感染していると、感染は周 囲の部分に拡がることを防止される。患者の体液と不必要に直接接触することは 避けるべきであり、そのことは包帯からの膿および血液の漏洩をできるだけ防止 すべきことを意味している。隔離に対する要求は、エイズのような、新しい伝染 源の出現によって一層正当化された。

３、蒸発および乾燥の防止 これは開放性創傷において重要である。治癒はたとえば傷の端部からの皮膚の細 胞の成長によって行われる。

これらの細胞は治癒をいちじるしく遅らせる好ましくない環境および乾燥手段に 対してとくに敏感である。

４、積極的影響 このとこは伝染制御剤または治癒剤のような化学物質を添加することによるか、 バクテリヤおよび膿を傷および包帯から除去することによって達成することがで きる。

従来技術のよい構想に対して、既製の包帯およびその欠点を以下簡単に考察する 。

１、外科的創傷用包帯 この型の包帯は創傷に当てかわれるガーゼまたは不織材料の薄い裏当て層の中央 に置かれたパッドよりなっている。パッドの周囲に、裏当て層は包帯を傷を囲む 皮膚に固定する接着剤を備えている。パッドは全体的に吸収性フェルトよりなっ ている。異なった密度および強さを有するフェルトの吸収性層はしばしば重ねて 使用される。

裏当て層は空気および液体が透過する。使用中、血液または膿はパッドによって 吸収される。もし部分的に液体で飽和された包帯が圧力をうけると、たとえば患 者が包帯または外側に設けられた帯具の部分の上に乗ると、液体を保持しうる包 帯の容積は減少する。裏当て層は浸され、周囲に対する隔離空気のシールは破壊 され、伝染の危険および実際的不便が生ずる。包帯の予定しない変化が必然的に 起こる。しかして、この型の包帯は、一定容積の血液または膿をつねに包帯内に 保持しうる意味において、容積的に安定である。

２、開放性創傷用包帯 使用される密封性包帯はプラスチックフィルムまたは接着性板の型式のものであ る。包帯の材料は完全に密閉性かもしくは程度の変化する蒸気透過性である。そ れらは水を透過させない。乾燥のような臨床的に重要な蒸発は防止される。密封 性フィルムは傷および周囲の皮膚に当てかわれる接着性弾性ポリマフィルム片よ りなる。接着面は皮膚に接着し一方傷には接着せず、したがって傷の膿を収容す る水密な傷ポケットを形成する。そのようなポケットの容積が安定しないことは いちじるしい欠点である。収容される液体が圧力をうけると、上記の結果が生ず る。さらに、フィルムは圧力、衝撃または運動に対して保護を与えない。積極的 影響はありえない。密封板はポリマフィルムのコーティングを有し、−側にわず かに厚い接着剤の層を備えた薄い発泡材料よりなっている。接着剤は膿と一緒に 低粘性のゲルを生ずる。この板は密封フィルムと同じ欠点に悩んでいる。容積的 に安定した空間が存在しないため、望ましくない漏洩が上記の状態において生ず る。フィルムとは反対に、板はある種の保護および固定を生ずる。傷に対する積 極的な影響はありえない。洗浄性包帯（フラッシュドレッシング）は、傷に対し て積極的な影響を与える密封包帯の特殊な型である。それはポリマフィルムによ ったカバーされたフェルト片の型式の傷パッドよりなる。一つ以上の中央孔が穿 孔され、そうでなければフィルムは水密である。孔を囲むフィルム面は接着性で 、傷を囲む皮膚へ密着することができる。包帯は同時に処理液を供給するととも に傷の膿を排出するため使用される二つの接続部を有する。

供給された旅体はパッドの開放毛管作用孔装置に分配される。排出は孔装置にも 分配される負圧を加えることによって実施される。この主要な欠点は包帯が容積 的に安定でなく漏洩が起こることである（上記参照）。さらに、毛管作用化装置 が包帯内の負圧によっても生ずる圧縮によって密封されると、機能的トラブルが 生ずる。

３、保護包帯 長い間の圧力は正常の皮膚にも傷を生じ、創傷を生ずる。保護包帯は圧力をうけ る皮膚の一部を解放し、主として寝たきりの、動けない患者における、圧力によ る創傷の予防に使用される。密封板はこの用途に使用されている。板は薄くかつ 補強がないため不十分な解放しかえられない。

本発明の目的は、従来技術の包帯における欠点を、通常の包帯として、また密封 包帯、フラッシュドレッシング、外科的創傷用としてならびに保護包帯として使 用することができる、寸法的安定性が一定量の液体を傷から吸収し傷を有効にス トレスから保護する包帯を提供することによって解消することにある。この目的 は包帯が傷に当てかわれるパッドの平らな側面に直′角に一定の強さおよび長さ の要素を有し、前記要素は一定の液体吸収容積を備えるようにパッドの容積を安 定化するとともに、パッドに向けられる力に対抗しかつ分散するように構成され ることによって達成される。

本発明は密封包帯の実施例を略示する図面に基づいて下記に一層詳細に説明され る。第１図は本発明による包帯の下面図である。′ｓ２図は第１図の■−Ｈに沿 う断面図である。第３図は垂直位置における包帯の端部を示す図である。Ｎ４． ５．６図は包帯の特殊な実施例を示す図である。

本発明による包帯は傷に当てがわれかり毛管作用材料すなわち傷に当てがわれた とき傷から流体を吸収しうる材料よりなるパッド１０を有する。この材料は織ら れたまたは織られない材料とするか、もしくは開放気泡を有し性質が傷にほとん ど接着しない発泡材料から構成されている。毛管作用材料１０はプラスチックシ ートのカバーまたはフィルム１１に囲まれ、フィルム１１はパッドの上側をカバ ーしそこから単一片としてパッド端部の周りに延びまたパッド１０の底側をカバ ーしている。パッドの下側をカバーするシートの一部に、孔明き部分１２が設け られ、その外周端はパッドの端部から離れ、皮膚に接着して皮膚から湿気を吸収 する、アクリル接着剤またはセルローズ合成ゴム接着剤のような、適当な接着剤 によってコーチインクされたシート１３の無孔のフレームを構成している。フィ ルムまたはシート１１は液密であるが、蒸気透過性でかつ透明であるのが好まし い。プラスチック材料のフィルムまたはシート１１の代わりに、天然または合成 ゴムのような、他の材料のフィルムまたはシートを使用することもできる。必要 なことは、フィルムまたはシートが液密で所要の気密性を有することである。パ ッド１０は、第２図に示すように、端部に向かって傾斜しているのが好ましい。

パッド１０はパッドの対向する平らな面の間に延び、かつ異なった型のものとす ることのできる補強要素を有する。ｊＩ２図に示す実施例において、補強要素は パッドの対向する平らな面の間に延びる壁１４よりなっている。

第２図において、壁１４は包帯の対向する長い面の間に延びているが、それらは また短い面の間、もしくは長い面の間ならびに短い面の間に延びて、格子を形成 することもできる。壁１４は異なった方法からえられる。たとえば、パッドは第 １に壁１４によって作られ、ついで壁の間の空間は毛管作用材料によって充填さ れる。またパッド１０を同様に璧１４を毛管作用材料から作ることによって一工 程で作ることもできるが、それらに製造工程中適当な方法で中間材料より高い密 度を与え、それらをこの後者の材料より一層強くすることができる。毛管作用材 料が熱可塑性材料よりなるものであるとき、適当に形成することにより、たとえ ばパッド１０の平らな側面に対して直角にそれらの縦方向に配置された管状また は砂時計状に形成し、かつ包帯の外側に加えられる力に対抗しかつ分配する壁の 強さを増加するように形成することができる。補強壁１４はまた傾斜角を形成す るかまたは孔明き部分１２に対して格子を形成することもできる。

第４図によれば補強要素の層はパッドの平らな面まで延びる必要はないが、要素 １７の薄い層からなり、要素１７は図示のようにパッドの中心に配置され、それ とパッドの平らな面の間に毛管作用材料を有するが、それはまたたとえばその外 面に隣接して、毛管作用材料を補強要素とパッドの内面との間の空間に充填する こともできる。

上記構成物の代わりに、パッドはパッドの対向する平らな面の間に延びるクッシ ョン１８を備えることができる。これらのクッション１８はシート材料から作ら れ空気または弾性材料を充填される。

補強要素を必ずしもパッドに設ける必要はないが、その代わりたとえば適当な方 法でシートにエンボスすることによってシートに連結することができる。シート １１をパッドに連結するため、要素はパッドに押し付けられ、第５図に示された もののような、配置に変形される。

ある用途においては、一層厚くまた必要に応じて補強されたシート１９をパッド の対向する平らな面の一方または双方に使用することが適当である。そのような 強いシートは包帯がかなりの力をうけると予想されるとき使用するのに適してい る。シートの代わりに、独立気泡をもった発泡材料を使用することもできる。

パッドによって吸収しうる流体の容積は、空気の含有容積によって制限されるが 、毛管作用要素はパッドに一層多くの流体を吸収させることができる。包帯の使 用において、流体がパッドに吸収されるとき、過大な圧力が内部に発生し、その 圧力はシートが蒸気透過性であるなら等しくなる。補強装置を設けたために、吸 収しうる流体量を正確に決定することができ、包帯は傷の性質に従って選択され る。しかして、かなりの量の流体が予想されるどき、余分な厚さのパッドを備え た包帯が選択される。上記のように、補強要素１４．１７および１８は包帯が意 図しないでうける、衝撃のような、ストレスから傷を確実に保護する。包帯の別 の利点は、吸収された流体が、第３図に示すような、パッドの端部周辺のシート を折りたたむことによって形成されたポケット１６に集められることである。し かして、流体は包帯が第３図のように設置されるならばシートとその下の皮膚１ ５との間から洩れることはない。

傷を保護しかつ包帯に加わる力を分散するため、補強要素は、それらと要素の端 部に液体透過性開口（毛管）を画定する中間アームまたは構成物によって、傷に 隣接するそれらの端部において互いに接着さ□れる。

本発明による包帯は開放性創傷ならびに外科的創傷の双方に対して有効である。

パッドは治癒剤を含浸され、包帯はスエーデン国特許８００８９７１−９に記載 されたように、処理液体の循環のため（フラッシュドレッシング）、入口および ／または好ましくはその双方を備えることができる。さらに、包帯は第１図に示 された構成の保護包帯として使用することができるが、そのような場合孔明き部 分は、第１図にシート１１における単一の孔よりなっている。

パッドは任意に異なった層に交互に疎水性または親水性を備えることができる。

表面はヘパリン化されるかまたは殺菌性を備えることができる。

補正書の翻訳文提出ｉＦ（特許法第１８４条の７第１加平成２年６月１日

Claims (13)

【特許請求の範囲】
1. １．傷当てがわれる可撓性の毛管作用材料よりなるバツド（１０）を備えた包帯 において、前記バッドは一定の強さおよび傷に当てがわれるバツドの平らな側面 に直角に一定の長さを有する要素を備え、前記要素は一定の液体吸収容積を生ず るようにバッドの容積を安定化するとともに、バツドに対して加えられる力に対 抗しかつ分散するように構成されたことを特徴とする包帯。
2. ２．前記要素は傷に向いたそれらの端部において、傷に当てがわれるバツドの平 らな面に平行に延びるアームまたは構成物によつて、互いに連結され、液体透過 開口が前記アームまたは構成物と前記要素の端部との間に画定されることを特徴 とする請求項１に記載の包帯。
3. ３．バツドの対向する平らな面はプラスチック等のシート（１１）またはフイル ムによつてコーティングされ、前記シートは傷に向いた平らな面に傷に当てがわ れる孔明き部分を有し、かつ前記孔明き部分の周りに、皮膚に接着するコーティ ングを有し、前記シートは単一片として傷とは反対に向いたバツドの平らな側面 からバツドのすべての端部（２０）の周りにかつ前記端部から前記孔明き部分（ １２）まで一定の短離離れて延びていることを特徴とする請求項１または２に記 載の包帯。
4. ４．補強要素（１４、１７、１８）がバツド（１０）と一体に形成されかつ圧縮 強さを増加した構成物よりなることを特徴とする請求項１、２または３に記載の 包帯。
5. ５．補強要素はバツド（１０）内の全体的に砂時計状セセルよりなることを特徴 とする請求項１、２または３に記載の包帯。
6. ６．補強要素（１４）はバツド（１０）の反対側の平らな側面の間に延びる壁よ りなることを特徴とする請求項１ないし４のいずれか一頂に記載の包帯。
7. ７．補強要素（１７）はバツドの平らな側面の間に別の層として配置され毛管作 用材料がこの層と前記バツド（１０）の一方または双方の平らな側面との間に配 置されたことを特徴とする請求項１ないし５のいずれか一項に記載の包帯。
8. ８．補強要素（１８）はプラスチックカバーを有し空気又は弾性材料を含有する クツシヨンよりなることを特徴とする請求項１または２に記載の包帯。
9. ９．補強要素（１７）は、たとえばエンボスによつて、シート（１１）と一体に 形成されかつバツド（１０）内に延びることを特徴とする請求項１、２または３ に記載の包帯。
10. １０．孔明き部分（１２）は単一の大きい孔よりなることを特徴とする請求項１ ないし９のいずれか一項に記載の包帯。
11. １１．孔明き部分（１２）は多数の孔を有することを特徴とする請求項１ないし ７のいずれか一項に記載の包帯。
12. １２．バツド（１０）の厚さはバツド端部（２０）に向かって減少することを特 徴とする請求項１ないし１１のいずれか一項に記載の包帯。
13. １３．液体入口および／または出口がシートまたはフイルムに傷とは反対に向い たバツドの面にまたはバツドの端部側に設置されていることを特徴とする請求項 ３ないし１２のいずれか一項に記載の包帯。