JPH03501098A

JPH03501098A - フィルター組立体

Info

Publication number: JPH03501098A
Application number: JP89501765A
Authority: JP
Inventors: シェルスタッド，リチャード
Original assignee: オートトロール　コーポレーション
Priority date: 1988-09-13
Filing date: 1988-09-13
Publication date: 1991-03-14
Also published as: EP0388439A1; WO1990002594A1; EP0388439A4

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】フィルター組立体発明の背景本発明はフィルター組立体に係わり、特に、廃水のような流体から比較的微細な懸濁固体粒子を除去するためのフィルター組立体に関する。

自動車の洗車設備は、「汚れた」洗浄水を再生するための装置を桑型的に含んでいる。このような再生装置は通常は、サンプ、ビットもしくは保持タンクを備えており、そのタンクの中で「汚れた」洗浄水が集められて砂、砂利等の重たい粒子が沈澱される。再使用される前に部分的に浄化された水は砂フィルターや遠心分離器等の何れかの形式の浄化′４Ａ＋ａに通されて、スプレーノズルや洗浄装置の他の部材を詰まらせる可能性のある葉片、巻きたばこの紙等の微細な懸濁固体粒子を除去される。

砂フィルターは、その洗浄のために必要な定期的なバックフラッシングを行うために比較的複雑な配管並びにバルブ装置を備えている。遠心分ｍ器は小さくて軽社な粒子を効率的に除去することができない。砂フィルターおよび遠心分ｗｉ器の何れも１つ又はそれ以上の数のポンプを必要としており、これらのポンプは、洗浄水を砂ベッドに通すために押圧するのに必要なヘッド圧を発生させるか或いは必要な遠心動作を発生させるためにサンプから水を吸入するのに必要とされるポンプよりも大型のポンプとされている。従ってそれらの浄化装置では、実質的な初期投資に加えて稼動および保守のコストが非常に高くなるのである。

別の応用としては長手方向に折り畳まれる柔軟なフィルターユニットを備えたフィルター組立体が使用されてきている。このようなフィルター組立体の例が米国特許明細書箱１．１４５．３７２号（クラウス）、第３．９９７．４４６号（ナガクラ）および第４，０６２，７７３号（レオナルト）に開示されている。しかしながらこれらの組立体は一般に、洗浄水再使用装置に高い信頼性で使用できるようにするためにあまりにも複雑な構造とされており、又、自己洗浄を行なえるようには構成され本発明の目的は流体、特に洗浄水から比較的微細な懸濁固体粒子を効果的に除去するための簡単な構造のフィルター組立体を提供することである。

本発叫の他の目的は自己洗浄が行え、可動部品数を最少限に抑えたフィルター組立体を提供することである。

本発明の史に他の目的は、重力流れによって作動できるフィルター組立体を提供することである。

本発明のその他の目的、概念および利点は以下の詳細な説明、図面および請求の範凹の欄の記載を参照することで当業賃に明白となろう。

本発明は、流体から比較的微細な懸濁固体粒子を除去するための、タンクおよびそのタンク内に配置されたフィルターユニットを含んで構成されたフィルター組立体を提供する。このフィルターユニットは、タンク内の濾過液出口と流体連通される開口を形成された第１の端部プレート部材と、この第１の端部プレート部材から間隔を隔てて通常は平行に配置され且つ該プレート部材と相対的に長手方向に移動可能に取付けられた第２の端部プレート部材と、両端部プレート部材に連結され且つそれらのプレート部材間を延在された柔軟なフィルター材料で作られた細長いスリーブであって、外面を有し、両端部プレート部材と協働してタンク側壁から内方へ間隔を隔てて濾過液室を形成するようになされたフィルターチューブを形成する前記スリーブと、を含んで構成される。チューブ部材が延長された状態とされ、タンク内へ流入する流体の一部がフィルターチューブを通して濾過液室へ流れ込み、濾過された液体がそこから濾過液出口を通して流出するようになす濾過作用位置と、両端部プレート部材が互いに接近されてフィルターチューブを圧縮するようになされる浄化作用位置と、の間にて一方もしくは両方の端部プレート部材をアクチュエーターが移動させるのである。一方もしくは両方の端部プレート部材のこの動きは、濾過液空内の濾過液の一部がフィルターチューブを通して後方へ押し戻されてバックフラッシングを行い、フィルターチューブの外面に捕集された固体粒子を流し落とずことができるように、十分に素早く行われる。

タンクはオーバーフロー出口を備えているのが好ましい。タンク内に流入した過剰量の流体はフィルターチューブを通して流れずにこのオーバーフロー出口を通してタンクから溢水する。又、浄化作用位置へ向かう動きの間にフィルターチューブから流し落とされた固体粒子の一部は、このオーバーフロー流体によってタンクから運び去られるのである。

１つの実施例に於いては、一方の端部プレート部材が濾過作用位置と浄化作用位置との間を流体圧作動シリンダー装置によって駆動される。このシリンダー装置の作動はタイマーによって制御されるようにして自動＄り御され、フィルターチューブを所定の時間間隔にてフィルター作用位置と浄化作用位置との間でサイクル駆動するようになす。

その柔軟な材料は比較的小さなメツシュの織布とされるのが好ましい。

図面の簡単な説明第１図は本発明によるフィルター組立体の部分的に断面とした部分的な斜視図であって、濾過作用位置に於けるフィルターチューブを示している。

第２図は第１図とＩｔ３１様な図面であって、浄化作用位置に於けるフィルターチューブを示している。

本発明のフィルター組立体は流体から比較的微細な懸濁固体粒子を濾過する様々な応用例に使用することができるが、自動車の洗Ｔ＆設備に於けるサンプもしくは同様箇所からの再生水を濾過するのに使用することに特に適用されるものであり、その応用例に関して説明する。

図面にはフィルター組立体１ｏが示されている。このフィルター組立体１０は大体円筒形の垂直タンク１２を含んでいる。このタンク１２は側壁１４および底壁１６を有している。図示した特定の構造に於いてタンク１２は、再生された洗浄水の入口として働く開口頂部と、タンク底壁１６の中央に配置された以下に説明するように濾過済洗浄水を流出させるための濾過液出口即ちボート１８と、タンク１２内に導かれた過剰量の洗浄水を溢水させるために側壁１４の上部に備えられているオーバーフロー出口２ｏとを有している。

洗車設備に於ける洗浄場所では、洗剤、ワックス、オイル、泥、砂、砂利等を含む洗浄水は自動車から床に流れ落ち、１つ又はそれ以上の数の排水溝や集合管等を経てサンプ、ピット即ち保持タンクへ流れ、砂、砂利等の重い流出が沈澱するのに十分な時間にわたって留まるようになされる。葉片、巻きたばこの紙等の比較的微細な懸濁固体粒子を含んではいるがこのように部分的に浄化された洗浄水は、ポンプ（図示せず）によってサンプ即ち保持タンクから吸引され、又、再使用のために再生される前にホース２２又はその他の適当な導管を通してタンク１２の開口頂部内へ導かれる。

タンク１２の中にはフィルターユニット２４が配置されている。このフィルターユニット２４は、第１の端部プレート部材即ちドレインヘッド２６と、第２の端部プレート部材即ち圧縮ヘッド２８とを備えている。これらの端部プレート部材はほぼ平行に間隔を隔てて配置されている。ドレインヘッド２６および圧縮ヘッド２８はそれぞれの円形のディスク状の剛性の中央部分３ｏおよび３２と、それぞれの円周方向に延在された内方へ折り曲げられたフランジ３４および３６を有している。

ドレインヘッド２６はタンク１２のｖｌｌ液液出口１８流体連通される開口を有している。図示した特定の構造に於いては、ドレインヘッド２６のディスク状部分３０は中央に配置された開口３８を有し、その中にニップル４０が取付けられている。このニップル４ｏはタンクの濾過液出口１８を通して延在しており、又、ドレインヘッド２６はボルト４２および弾性ガスケット４４を介してタンク底壁１６の上にシール状態で取付けられている。この弾性ガスケット４４は、′ｄｉ過液出口１８とニップル４０とを取り巻いているとともに、タンク底壁１６とドレインヘッド２６のディスク状部分３ｏとの間に挟まれるように配置されているのである。

ドレインヘッド２６と相対的な圧縮ヘッド２８の長手方向の動きは、一対の垂直ロッド４６によってガイドされる。これらの垂直ロッドは圧縮ヘッド２８のディスク状部分３２の上に取付ｔプられていて、ブツシュ４８にスライド可能に挿通されている。これらのブツシュ４８は直径方向に延在する溝型ストラット５０の上に取付けられており、このストラット５０はタンク側壁１４の頂縁上に支持されている。

フィルターユニット２４は柔軟なフィルター材料によって作られている細長いスリー１をも備えている。このスリーブはドレインヘッド２６および圧縮ヘッド２８に連結され、それらの間を延在されてフィルターチューブ５２を形成している。このフィルターチューブ５２は内部のｉｉ１道液至５４と、フィルターチ１− ７５２およびタンク側壁１４の間の環状入口室５６とを形成している。

フィルターチューブ５２の上端および下端は一対のゴムバンド５７および５９の間にて所定位置に保持されている。これらのゴムバンド５７および５９は、適当な円周方向に調整可能なウオーム駆動クランプのようなりランプ手段（図示せず）を備えた外側フープ状ストラップ５８によって、−緒に且つフランジ３４および３６に対してクランプされている。ゴムバンド５７および５９は、フィルターチューブ５２が濾過作用位置と浄化作用位置との間で移動される際に、フランジ３４および３６そしてストラップ５８の端縁がフィルター材料を切断したり、および／又は、過度に磨耗させることがないように防止しているのである。

フィルターチューブ５２が伸長される、もしくは伸長状態とされた第１図に示すｍ過作用位置と、フィルターチューブ５２が部分的に折り畳まれる、もしくは圧縮された状態とされた第２図に示す浄化作用位１ｕとの間で、圧縮ヘッド２８およびドレインヘッド２６を相対的に長手方向に移動させるために、駆動手段が備えられている。

その他の様々な適当な手段を使用することができるが、図示した特定のｍ造では、この駆動手段は空気圧作動シリンダー装置６０を含んで構成されている。このシリンダー装置ｔ１６０は支持ストラット５ｏの上に取付けられており、又、ピストンロッド６４を担持したピストン６２を有している。このピストンロッド６４は支持ストラット５０に形成されている開口を通して延在され、圧縮ヘッド２８のディスク状部分３２に対して適当に連結されている。適当な供給ｆａ６６からの圧縮空気が導管６８を通してシリンダー８１６０のロッド端部に与えられ、ピストンロッド６４を収縮させる。又、この圧縮空気は導管７０を通してシリンダー装置のベース側端部に与えられてピストンロッド６４を伸長させる。ピストンロッド６４の収縮の動きは圧縮ヘッド２８をドレインヘッド２６から岨れる方向へ、即ち濾過作用位Ｗへ向けて駆動し、フィルターチューブ５２を伸長させる、即ち膨張させるのである。ピストンロッド６４の伸長動作は圧縮ヘッド２８をドレインヘッド２６の方向へ、即ち浄化作用位置へ向けて駆動し、フィルターチューブ５２を押し縮めるのである。

シリンダー装置６０の作動は制御装置によって制御される。この制ｔＩＩ装置は、導管７４によって圧縮空気供給源６６に接続された高圧調整器７２と、この高圧調整器７２に対して導管７８で接続され且つシリンダー装置６０のベース側端部に対して導管７０で接続されたソレノイド作動３路パルプ７６とを含んでいる。この制御装置はまた低圧調整器８０をも含んでいる。この低圧調整器８０は導管８２および７４によって圧縮空気供給源６６に接続され、又、導管６８によってシリンダー装置６０のロッド端部に接続されている。

低圧調整器８０は、ピストン６２のベース側が大気解放されたときにピストン６２を濾過作用位置へ移動させてその位置に保持づるのに１分な圧力（例えば３．５２８ｇ／備２（５０１１Ｓｉ　）　）にセットされる。ピストン６２のロンド側は大気解放されず、圧力は低圧調整器８０および導管６８を通して継続的に供給される。高圧調整器７２はピストンのロンド側に継続１ノで供給される圧力に打ち勝つτピストン６２を浄化作用位置へ向りて移動させるのに十分高いｊモカ（例えば６．３３に’ｊ／ｃｌＪ２　（９０ｐｓｉ））にセットされる。異なる圧力値にセットされた２つの圧力調整器を使用することによって、ピストンの片側に於いてのみ圧力を供給し且つ又排気することの制御が必要となるのであって、これにより複雑なバルブ装置並びにそれに組み合わされる電気回路の必要性が排除できるのである。

バルブ７６は、導管７０およびこのバルブの排気ボート８２を通してシリンダー装置６０のベース側端部を排気するようになり第１の濾過作用のための位置と、高圧調整８７２からＩ管７８Ｊ５よび７０を通してシリンダー装置６０のベース側端部に圧縮空気を供給づるようになす第２の浄化作用のための位置との間を移動可能とされる。

バルブ７６は適当なスイッチによって手動で作動させることはできるが、制御装置が電源８６に接続され且つ又バルブ７６のソレノイド８８に接続されたタイマー８４を含んでいるのが好ましい。セットされた時間間隔で、例えば１５分毎に、このタイマー８４が常開スイッチ９０を閉結し、ソレノイド８８が伺勢されてバルブ７６を浄化作用のための位置に移動させる。フィルターチューブ５２は押し縮められて、前述したようにその外面から粒子が流し落とされるのである。

タイマー８４は、スイッチ９ｏを５秒程度の時間間隔で多数回にわたり開離および閉結づるようにシーケンス制御され、予め定めた継続時間、例えば５分間、の浄化サイクルの間に濾過作用のための位置と浄化作用のための位１６との間でバルブ７６を多数回につきサイクル駆動させるように構成することができる。その他の適当な手段を使用してシリンダー％Ｈａを自動制御し、このような浄化サイクルを行わせることもできる。

圧縮ヘッド３６がフィルター作用位置にあるとき、りンク１２の開口狗部内に導かれた洗浄水は入口全５６を充満する。又、この洗浄水が重力作用によってフィルターチューブ５２を通して矢印９２で示すように流れる際に、固体粒子が洗浄水から濾過されるのである。矢印９４で示すように、濾過された水は濾過液室５４からニップル４０およびホース９６を通して、或いは保持タンクに接続されたその他の適当な導管を通して、或いは直接に洗車設備に対して流されるのである。

圧縮ヘッド２６のディスク状部分３２は無孔とされるのが好ましく、ドレインヘッド２６のディスク状部分３０は開口１８を除いて無孔とされるのが好ましい。

圧縮ヘッド２８が浄化位置へ向けて移動される際には、濾過液室５４の中の濾過液の一部が矢印９８で示すようにフィルターチューブ５２を通して押し戻されるようになすのに十分な素早さで移動される。このようにして生じたバックフラッシング作用がフィルターチュー１５２の外面に捕集された固体粒子を洗い落と１のである。浄化サイクルの時間間隔、並びに濾過作用位置と浄化作用位賀との間を圧縮ヘッド２８がサイクル作動される回数は最大の浄化を得られるように直接することができる。

流し落とされた粒子をタンクから容易に除去できるようにするために、流入する洗浄水の量が濾過液室５４から濾過されて流出する水煙よりも大部となるように調整され、そして矢印１００で示すように環状流大空５６内の過量の洗浄水がオーバーフロー出口２０を通して溢水するようになされることが好ましい。このオーバーフロー出［］２０はホース１０２又はその他の適当な導管によってサンプ、ビットもしくは保持タンクへ接続されることができる。浄化サイクルの間、この溢水する使用済水は流し落とされた粒子のうちの少なくともかなりの部分をオーバーフロー出口２０を通して持ち運び、サンプ、ビットもしくは保持タンクへ戻すのである。

柔軟なフィルターｂ料は濾過すべき流体および粒子の特性に対して適当なメツシュとされた天然繊維又は合成繊維の織布とされるのが好ましい。洗車設備での使用溜水から６０ミクロンもの粒子を除去することかできる特に好ましいとされる市販されて入手可能な材料は、ニューヨーク州、エルムスフッドのチック］・インコーホレーテッド社から７−６０／４２ＸＸ　なる呼称で市販されているいわゆるプレキャップ織のポリエステルである。

大流量の場合にはこれより大きなメツシュ、例えば８０および１００ミクロンのメツシュを使用することができる。

織布の濾過材料はオイルやワックスの取り扱いに一般に使用できる。洗車設備の洗浄水は酋通は何等かの洗剤を含んでいる。この洗剤が浄化サイクルに際して洗浄水がバックフラッシュされるときにフィルターチューブの外面に付着しているオイルやワックスを除去する助けをなす。他の応用例、即ち過量のオイルおよび／又はワックスがフィルターチューブに捕集されている場合には、流入する洗浄水に追加の洗剤を加えることができる。成る種の場合には、オイルおよびワックスを最大限に除去をするためにフィルターチューブをより一層しばしばサイクル動作させたりその回数を増やすことが必要とされることになる。

本発明を具現するフィルター組立体は幾つかの利点を有している。可動部品は１つの流体圧作動処理［ｉおよび１つのフィルターユニットだけである。このフィルターユニットは自動制御され、簡単なタイマーによるか或いは従来の制御技術によって予め定めた時間間隔でもって自己浄化を行うことができる。ｍｌは重力によって行われる。従って、砂フィルターや遠心分離器に必要とされていたような高圧ポンプは不要となるのである。

このフィルターユニットは織布フィルター材料を使用することができ、このフィルター材料は遠心分離器によって輪通は除去できないような微細粒子（例えば６０ミクロンもしくはそれ以下の小さな粒子）の除去に１００％有効である。このようなフィルター材料は、誌まりを生じることなくオイルやワックスを取り扱うことができる。

又、オイルおよび／又はワックスは洗剤を追加してもしくは追加せずに浄化サイクルの間に洗浄水から除去されることができるのである。この組立体は極めてホヤに構成することができる。例えば、１分間当り３７８１　（１００米国ガロン）迄の洗浄水を取り扱える組立体は、７６．２ｃｍ　（２−１／２フイート）の幅で１２２ｃｍ（４フイート）の高さ程度に小さくすることができる。

上述の説明から、当業者には本発明の本質的な特徴を容易に確認することができる。又、本発明の精神および範囲から逸脱せずに様々に変形および変更して様々に使用することができるのである。

補正書の翻訳文提出書　（特許法第１８４船７組組

Claims

【特許請求の範囲】

１．流体から比較的微細な懸濁固体粒子を除去するためのフィルター組立体であって、側壁および濾過液出口を有するタンクであって、該タンク内部には、前記濾過液出口と流体連通される開口を形成された第１の端部プレート部材と、該第１の端部プレート部材に対してほぼ平行に間隔を隔てて配置され且つ相対的に長手方向に移動するように取付けられた第２の端部プレート部材と、前記第１および第２の端部プレート部材に対して連結されて両端部プレート部材の間を延在しており、外面を有し且つ又前記第１および第２の端部プレート部材と協働して前記側壁から内方へ間隔を隔てて濾過液室を規制するフィルターチューブを形成するようになされている柔軟なフィルター材料で作られた細長いスリーブと、を有して構成されているフィルターユニットが配置されている前記タンク、および前記フィルターチューブが伸長状態とされていて、前記タンクに流入する液体の一部が該フィルターチューブを通して前記濾過液室に流入し、この濾過液室から前記濾過液出口を通して流出されるようになされる濾過作用位置と、前記第１および第２の端部プレート部材が互いに接近されて前記フィルターチューブを押し縮めるようになされる浄化作用位置と、の間で前記端部プレート部材の一方もしくは両方を移動させるための駆動手段であって、濾過作用位置から浄化作用位置へ向かう前記少なくとも１つの端部プレート部材の動きは、前記濾過液室内の濾過液の一部が前記フィルターチューブを通して押し戻されて該フィルターチューブの外面に捕集された固体粒子を流し落とすことができるように十分に素早く行われるようになす前記駆動手段、を含んで構成されたことを特徴とするフィルター組立体。
２．請求項１に記載されたフィルター組立体であって、前記タンクがオーバーフロー出口を備えており、前記タンクに流入した過量の流体が前記フィルターチューブを通らずにタンクから前記オーバーフロー出口を通して溢水するようになっており、浄化作用位置へ向かう動きの間にフィルターチューブから流し落とされた固体粒子の少なくとも一部がオーバーフロー出口を通して溢水する流体によってタンクから運び去られるようになっていることを特徴とするフィルター組立体。
３．請求項１に記載されたフィルター組立体であって、前記駆動手段が、前記端部プレート部材の一方と作動連結された往復駆動されるピストンを有する流体圧作動シリンダー装置と、圧力流体の供給源と、前記シリンダー装置を前記供給源と接続し、前記ピストンの反対両側に対する圧力流体の流れを制御するための制御手段と、を含んでいることを特徴とするフィルター組立体。
４．請求項３に記載されたフィルター組立体であって、前記制御手段が、前記フィルターチューブを伸長させる第１の方向へ前記ピストンを移動させるために該ピストンの一方の側に前記供給源を流体連通させるように接続するための第１の導管手段と、前記ピストンの反対側を前記供給源と流体連通させるように選択的に接続して前記フィルターチューブを押し縮める第２の方向へピストンを移動させるためのバルブ手段を含む第２の導管手段と、を含んでいることを特徴とするフィルター組立体。
５．請求項４に記載されたフィルター組立体であって、前記バルブ手段が、前記ピストンの前記反対側が大気解放される第１の位置と、前記ピストンの前記反対側が前記供給源と連通するように接続される第２の位置との間を移動可能とされており、また前記制御手段が、予め定めた時間間隔でもって前記バルブ手段を前記第１および第２の位置の間で移動させるようになすための手段を含んでいる、ことを特徴とするフィルター組立体。
６．請求項５に記載されたフィルター組立体であって、前記第１の導管手段が第１の圧力レベルにセットされた第１の圧力調整器を含んでおり、また前記第２の導管手段が、前記ピストンの前記一方の側に前記第１の圧力レベルの圧力が付加されているときに該ピストンを前記第２の方向へ移動できるように前記第１の圧力レベルよりも十分に高い第２の圧力レベルにセットされた第２の圧力調整器を含む、ことを特徴とするフィルター組立体。
７．請求項１に記載されたフィルター組立体であって、前記タンクが垂直に配向されて底壁を有しており、前記濾過液出口が前記底壁に形成されており、前記第１の端部プレート部材が該底壁に接近配置されており、また前記オーバーフロー出口が前記タンクの側壁に備えられている、ことを特徴とするフィルター組立体。
８．請求項６に記載されたフィルター組立体であって、前記タンクが大体円筒形であり、前記第１および第２の端部プレート部材が円形であり、濾過作用位置に於いては前記フィルターチューブが六体円筒形で、フィルターチューブの外面とタンク側壁との間に環状室が形成されるようになっている、ことを特徴とするフィルター組立体。
９．請求項１に記載されたフィルター組立体であって、前記フィルター材料が織布であることを特徴とするフィルター組立体。
１０．流体から比較的微細な懸濁固体粒子を除去するためのフィルター組立体であって、濾過液出口を有する底壁と、オーバーフロー出口を備えた側壁とを有する垂直な大体円筒形のタンクであって、タンクに流入した過量の液体が該オーバーフロー出口を通してタンクから溢水されるようになされているタンク、前記タンク内部に配置されたフィルターユニツトであって、前記濾過液出口と流体連通される開口を形成された第１の円形の端部プレート部材と、該第１の端部プレート部材に対してほぼ平行に間隔を隔てて配置され且つ相対的に長手方向に移動するように取付けられた第２の円形の端部プレート部材と、前記第１および第２の端部プレート部材に対して連結されて両端部プレート部材の間を延在しており、外面を有し且つ前記第１および第２の端部プレート部材と協働して前記側壁から内方へ間隔を隔ててほぼ円周形の濾過液室を規制するフィルターチューブを形成するようになされているフィルター材料で作られた細長いスリーブと、を有して構成されているフィルターユニツト、および前記フィルターチューブが伸長状態とされていて、前記タンクに流入する液体の一部が該フィルターチューブを通して前記濾過液室に流入し、この濾過液室から前記濾過液出口を通して流出されるようになされる濾過作用位置と、前記第１および第２の端部プレート部材が互いに接近されて前記フィルターチューブを押し縮めるようになされる浄化作用位置と、の間で前記端部プレート部材を互いに対して長手方向に移動させるための駆動手段であって、濾過作用位置から浄化作用位置へ向かう第２の端邸プレート部材の動きは、前記濾過液室内の濾過液の一部が前記フィルターチューブを通して押し戻されて該フィルターチューブの外面に捕集された固体粒子を流し落とすことができるように十分に素早く行われ、又、流し落とされた粒子の少なくとも１部が前記オーバーフロー出口を通して溢水する流体によってタンクから運び去られるようにする駆動手段、を含んで構成されたことを特徴とするフィルター組立体。
１１．請求項１０に記載されたフィルター組立体であって、前記駆動手段が、前記第２の端部プレート部材に連結されたピストンロッドを担持した往復駆動されるピストンを含む流体圧作動シリンダー装置と、圧力流体の供給源と、前記フィルターチューブを濾過作用位置へ向けて駆動するために第１の方向へ前記ピストンを移動させるために該ピストンの一方の側に前記供給源を連通させるように接続するための第１の導管手段と、前記ピストンの反対側を大気解放させる第１の位置と、前記フィルターチューブを押し縮めるように前記ピストンを第２の方向へ移動させるために前記ピストンの該反対側を前記供給源に連通させる第２の位置との間で選択的に移動可能とされたバルブ手段を含む第２の導管手段と、予め定めた時間間隔でもって前記第１および第２の位置の間で前記バルブ手段を移動させるための手段と、を含んでいることを特徴とするフィルター組立体。
１２．請求項１１に記載されたフィルター組立体であって、前記第１の導管手段が第１の圧力レベルにセットされた第１の圧力調整器を含んでおり、また前記第２の導管手段が、前記ピストンの前記一方の側に前記第１の圧力レベルの圧力が付加されているときに該ピストンを前記第２の方向へ移動できるように前記第１の圧力レベルよりも十分に高い第２の圧力レベルにセットされた第２の圧力調整器を含む、ことを特徴とするフィルター組立体。
１３．流体から比較的微細な懸濁固体粒子を濾過する方法であって、濾過液出口を備えた第１の端部プレート部材と、該第１の端部プレート部材に対してほぼ平行に間隔を隔てて配置され且つ相対的に長手万両に移動写るように取付けられた第２の端部プレート部材と、前記第１および第２の端部プレート部材に対して連結されて両端部プレート部材の間を延在し、第１および第２の端部プレート部材と協働して濾過液室を形成するようになされている柔軟なフィルター材料で作られた細長いスリーブと、を有して構成されたフィルターユニットを準備し、フィルターチューブが伸長状態とされる濾過作用位置へ向けて両端部プレート部材を相対的に長手方向に移動させ、フィルターチューブを通して濾過液室内へ重力によって流体を流し、このように流した濾過液を濾過液室から濾過液出口を通して流出させ、濾過液室内の濾過液の一部がフィルターチューブを通して押し戻されてフィルターチューブの外面に捕集された固体粒子を流し落とすことができるように十分に素早く両端部プレート部材を互いへ向けて長手方向に定期的に移動させる、諸段階を含むことを特徴とする濾過方法。