JPH03501016A - 固体リン酸カルシウム材料 - Google Patents

固体リン酸カルシウム材料

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 固体リン酸カルシウム材料 技術分野 本発明は、化学、外科、骨格修復、人工骨、歯の修復、人工歯冠及び人工歯、外 科移植片、セラミック及びバイオセラミックの分野に属する。
背景技術 成る種のリン酸カルシウムは生物学的に重要である。例えば、以後アパタイトと 呼ぶアパタイトリン酸カルシウムは骨及び歯の主成分である。
一般に、骨及び歯鉱物は一連の段階を経て進行し、その最終鉱物段階はヒドロキ シアパタイトに類似したアパタイトである。例えば、アイ・チプキン(1,Zi pkin)、バイオロジカル・ミネラリゼーション(BiologicalMi neralization) (ウィリー、l 973)参照。ヒドロキシアパ タイト(ヒドロキシルアパタイトとも書かれる)の基本化学式は、 Ca、。( Po4)s(OH)Zである。骨及び歯鉱物の実際の組成は、実質的にこの式と は異なることがある。例えば、骨及び歯の鉱物化組織の種々の段階でよく存在す るのは、カルシウムが不足したアパタイト種、炭酸塩種及び種々の他のアパタイ ト種、例えばフルオロアパタイトである。
ヒドロキシアパタイトは、主としてイオン結合によって一体に保持されており、 カルシウムイオンは二価カチオン(CAナナ)であり、リン酸イオンは三価アニ オン(PO4−−−)であり、ヒドロキシルイオンはm個アニオン(OH″″) である。
ヒドロキシアパタイトと他の形態のリン酸カルシウムは、骨及び歯はうろう質を 修復するのに使用する際にいくつかの利点を持っている。それらは、天然に骨及 び歯のほうろう質中に存在する鉱物と類似又は同一の化学組成を持っているので 、リン酸カルシウムは、多数の重要なパラメータに関して天然の歯及び骨の材料 に匹敵する。このようなパラメータには、熱伝導度、熱膨張係数、硬度、強度、 色、及び唾液や他の酸性又は塩基性溶液への不溶性が含まれる。かくして天然の 歯及び骨材料に匹敵するので、リン酸カルシウムは比較的生物適合性である傾向 がある。
本明細書で使用した生物適合性とは、身体に物質が移植されるとき不利な反応を なくするか又は最少にする性質の組み合わせを言う。このような材料は被移植者 において抗原反応、発熱性反応又は炎症反応を引き起こさない。それらは、電流 を引き起こしたり、腐食、消化又は溶解されて望ましくない物質となっIこりす るべきではない。
骨及び歯のほうろう質の修復及び再構成に種々の形態のアパタイト及び他のリン 酸カルシウム材料を使用しようとする多くの努力がなされた。
多数の特許や文献には、海サンゴ及び骨粉から得られたヒドロキシアパタイトの 使用が述べられている。例えば、米国特許第2.508.816号(骨粉)及び 第3.929.971号(海サンゴ)参照。
このような材料は、しばしばウィトロック石やブルッシュ石のような種々の他の リン酸カルシウムを含む。
幾つかの他の特許や文献には、合成アパタイト材料が述べられている。
例えば、米国特許第4.046.858号[バルサ(Barsa)等、1978 ]、第4,274.879号[アービン(Irvine)、1981]、第4. 330゜514号[ナガイ(Nagai)] 、第4.324.772号[コン (Conn)等、1982]、第4.048.300号[トムリンリン(Tom l 1nson)等、1977]、第4.097.935号[ジャルコ(Jar cho)、1978]、第4.207.306号(ジャルコ、1980)、第3 ,379.541号[テユベル(7uvell)、1969]参照。
いくつかの特許や文献には、歯インブラント及び他の補てつ装置に好適ならしめ るためにアパタイト材料を処理する方法が述べられている。
このような技術には、粉末材料を種々の形状の固体の多孔性物品に転換する焼結 又は他の加熱及び圧密化の方法が含まれる。例えば、米国特許第4.308.0 64号[タカミ(Takami)等、1981]、第4.113゜500号〔エ ビハラ(Ebihara)等、1978] 、 第4,222.128号[トモ ナガ(Tomonaga)等、1980]、第4,135,935号[プファイ ル(Pfeil)等、1979]、第4.149.893号〔アオキ(Aoki )等、1979]、第3,913,229号[トリスキル(Driski 11 )等、19751参照。
幾つかの特許や文献に、穿孔されて歯の崩壊物を除去された歯の表面にアパタイ ト材料を結合させるのにレーザ放射のような技術の使用が述べられている。例え ば、米国特許84.224.072号[スチュワード(Steward)、19 80]、アール・エイチ・ステルン(R,H,5tern )等、オプティック ス・アンド・レーザ・テクノロジー(Optics and La5er Te chnology)、22頁、1975年2月、参照。
いくつかの特許や文献に、充填剤及びセメントのような種々の他の成分と共に粒 状又は圧密化アパタイトの使用が述べられている。例えば、米国特許第4.23 0,455号[ヒダ力(Hidaka)等、1980】、第4゜223.412 号rアオヤギ(Aoya5i)等、1980]、第4.131.597号[ブル ースゲン(Bluethgen)等、l 978]参照。
上記の材料及び方法は、骨及び歯の治癒又は修復を促進するのに使用される場合 に様々な程度の成功を収めI;ようである。しかしながら、骨又は歯の再生又は 修復を促進するのに使用される材料及び方法を改良し統ける必要は依然としであ る。
本発明の開示 本発明は、非アパタイトリン酸カルシウムの新規な材料の形成及びこれらの材料 を製造するための反応方法に関する。骨及び歯の修復に使用するなどの前記材料 の使用及びこのような使用のための材料から形成された物品にも関する。
この固体リン酸カルシウム材料は、カルシウムイオン源をリン酸イオン源と化学 反応させることにより生成される。いくらかの好適なカルシウムイオン源には、 アパタイトリン酸カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、酸化カルシ ウム、ハロゲン化カルシウム、他のカルシウム塩及びカルシウム金属が包含され る。幾つかの好適なリン酸イオン源には、オルトリン酸、ビロリン酸、非金属カ チオンの縮合リン酸塩及び金属リン酸塩が包含される。
一般に、この方法は、リン酸中のカルシウムイオンとリン酸イオンの反応体混合 物を形成し、該混合物を加熱して該イオンが反応する溶融状態(普通は約750 ℃以上)とし、そして混合物を冷却して非アパタイト固体リン酸カルシウム(C a/P)材料を形成させることを含む。反応体混合物は、約0.1乃至約1.3 4の総合カルシウム対ホスフェート比を有する。好ましい様式では、反応混合物 は、ヒドロキシアパタイトとリン厳から形成される。反応体混合物は、先ず反応 温度以下の温度に加熱し、次いで反応温度に加熱することができる。
別の態様では、種々のカルシウムイオン源とリン酸イオン源を溶融状態に別々に 加熱し、反応温度では既に一緒に混合させ、反応させ、次いで冷却して生成物材 料を発生させる。他の別の態様は、種々のカルシウムイオン源とリン酸イオン源 のいずれか一方又は組み合わせ混合物を溶融状態に加熱し、次いでそれに反応温 度で他の溶融した又は固体のカルシ9ム及びホスフェート源を加え、混合物を反 応させ、次いで冷却させて生成物を発生させることを含む。得られる生成物は固 体の硬質材料である。
更に、化学的、物理的及び/又は生物学的性質の故に又は臨床的重要性の故に特 に有用で望ましい他の化学物質及びイオン源を、溶融又は固体状態で、未加熱の カルシウム及びリン酸イオン混合物に又は溶融した反応混合物に加えて、固体生 成材料の組成中に導入することができる。
これらの化学物質は、固体生成物の表面に結合することもできる。これは、反応 プロセスの冷却工程中に反応混合物の強い接着性を利用して行うこともできる。
1つの態様においては、種々のカルシウム及びリン酸イオン源を混合し、溶融状 態に加熱し、反応させる。生成材料が殆ど固化する温度で、殆ど固体を成る有用 な望ましい化学物質の層と接触させる。次いで冷却プロセスを完了しそして固体 生成材料を取り出す。生成材料は、有用な物質の層が堅く結合した硬質の固体で ある。1つのこのような有用な材料は、例えば、骨の再生及び骨の成長を高める 性質を有することが知られているヒドロキシアパタイトなどのアパタイトリン酸 カルシウムである。
成分の比及び加熱反応のパラメータに依存して、得られる固体の非アパタイトリ ン酸カルシウム材料を、滑らかな非多孔性形態又は多孔性形態で生成させること ができる。各種の材料は成る種の利点を有しCいる。
例えば、非多孔性形態は、格段に硬質であるが、多孔性形態ははるかに大きい表 面積を有する。両者とも、大抵の溶媒、例えば、酸、アルカリ、アセトン、アル コール、水、有機物に対して優れた抵抗性を持った強い固体である。
多孔性材料は、約0.5乃至約1.34の範囲のCa/Pモル比を持った反応体 混合物により形成される。特に非多孔性リン酸カルシウム材料は、約0−1乃至 約0.5のCa/P比で形成される。例えば、非アパタイト多孔性リン酸カルシ ウム材料は、Ca/Pモル比が0.5乃至1.34であるリン酸溶媒中のヒドロ キシアパタイトの混合物を形成し、この混合物を約850℃以上に加熱し、次い で反応混合物を冷却して多孔性材料を形成することにより製造することができる 。非多孔性材料は、0゜1乃至0.5のCa/P比を持ったリン酸溶媒中のヒド ロキシアパタイトの混合物で約750℃以上の(好ましくは900−1100℃ )で反応を行うことにより形成することができる。
本発明の固体リン酸カルシウム材料は、歯、歯冠、骨等の形状などの所望の形状 に成形、機械加工するか又は他の方法で製作することができる。すべてのタイプ の材料は、高度の生物適合性、天然の骨及び歯はうろう質に対する高度の結合性 (cohesiveness))、天然の硬質組織に類似した熱伝導度及び熱膨 張係数、骨や歯の修復又は取替えに有用ならしめる他の性質を有すると考えられ る。
本発明を実施するための最善の方式 本発明の好ましい態様では、固体リン酸カルシウム材料は、オルトリン酸と粉末 ヒドロキシアパタイトの混合物を使用し、それを溶融状態に加熱して反応させる ことにより製造される。反応が終了すると、混合物を室温に冷却しそして固体生 成物をその反応容器から取り出す。濃縮酸が好ましい。水は望ましくなく、特に 反応の初期段階に対する妨害物質である。粉末ヒドロキシアパタイトは、市販さ れているか又は種々の方法により合成することができる。これらの方法のいくつ かについては前記した。
便宜上、本明細書では下記の略号を使用する。最初の(未加熱の)リン酸カルシ ウム混合物をCPM、と呼ぶことにする。
式、Ca1a(P 01)i(X)+、z、式中、Xはリンを含むアニオン以外 の一価又は二価アニオンである、のアパタイト材料のカルシウム対リンのモル比 (Ca/P)はI O/6、即ち1.67である。本発明では、リン酸イオン源 をカルシウムイオン源に加える。本出願人は、広い範囲の初期Ca/Pモル比( 即ち、′初期″比は加熱される前のCPM、成分のCa/P比を意味する)につ いて実験した。いくつかの他の反応条件を変えると共に初期Ca/Pモル比を変 えることにより多くの好ましい効果が発見された。
0.24の初期Ca/Pモル比を使用すると、CPM は粘稠な白色ペーストよ り成ることが見出だされた。1000℃に加熱すると、この物質は溶融相で反応 し、冷却したとき、取り出した生成材料は非多孔性固体であろう。
0.29の初期Ca/Pモル比のCMP、を1000℃より低い温度で反応させ るならば、それは冷却に統いて多孔性白色固体を形成するであろう。しかしなが ら、反応を続けそして温度を5時間約1100℃に増加させるならば、冷却後に 取り出される生成材料は非多孔性固体であろう。
0.62又はそれより高い初期Ca/Pモル比を持ったCPM、は、粘稠なペー ストよりはむしろ白色粉末より成る。1100℃で5時間反応させるならば、多 孔度はかなり減少し、これは固体リン酸カルシウム材料の多孔度を制御する方法 を提供する。0.62のCa/Pモル比を持っfニーCPM、を、約9日のよう な十分に長い期間加熱するならば、得られる固体リン酸カルシウム材料は非多孔 性固体である。
故に、Ca/Pモル比と種々の反応条件の制御は、固体リン酸カルシウム材料の 物理的化学的性質に対する制御効果を及ぼす。所定の温度で所定の期間加熱され る混合物については、CPM、混合物のCa/Pモル比の増加は、得られる固体 リン酸カルシウム材料の多孔度を増加させる傾向がある。1.15又はそれより 大きいCa/Pモル比では、1100℃に5時間加熱された材料は脆化する傾向 がある。1.34のCa/Pモル比では、1100℃に加熱された材料は粉末状 態のままの傾向がある。
リン酸カルシウム混合物を加熱するのに種々の方法を使用することができる。本 出願人は抵抗コイルを持った電気炉を使用した。当業者により決定できることで あるが、無線周波数加熱、レーザ放射、マイクロ波放射及び他の形態の加熱が好 適である。本明細書で使用した“炉”という用語は、カルシウムイオンとリン酸 イオンの混合物を反応体が反応する溶融状態に加熱することができる装置を表す のに使用される。炉は加熱反応を高めるために種々の装置を備えていてもよい。
例えば、炉室は不活性ガスの雰囲気で充たしてもよく又は真空炉であってもよい 。炉室は温度センサスは溶融液体の操作を容易にするための機械的装置を備えて いてもよい。
本発明の好ましい1つの態様では、加熱及び冷却プロセスは比較的速く行うこと ができる。例えば、炉は、1100℃などの所望の温度に加熱することができる 。リン酸カルシウム混合物を室温で保持しているるつぼを炉内に挿入し、所望の 期間加熱しそして炉から取り出して室温に冷却することができる。これは、材料 の炉の徐々の又は制御された加熱又は冷却の必要をなくする。それは固体リン酸 カルシウム材料の迅速な生成及び炉の有効な利用を可能とする。
所望により、るつぼを液体又は冷却したガスと接触させるなどの種々の方法によ り、冷却を促進又は制御することができる。冷却速度は、最終製品の結晶構造、 機械的性質及び他の性質を変えることがある。成る速度で冷却された固体リン酸 カルシウム材料は、当業者により決定される特定の用途に好ましいことがある。
本発明の他の好ましい態様では、CPM、はその溶融相以下に、例えば900℃ に加熱することができる。これは、水のようなすべての望ましくない材料を追い 出すであろう。得られる材料は、まだ無期限に貯蔵することができる粉末である 。この粉末材料を、次いで加熱しそして前述の如く溶融相で反応させて冷却によ り固体生成物を形成することができる。反応時間はかなり減少する。
種々の物質から製造したるつぼを使用して固体リン酸カルシウム材料を生成する ことが可能であり、この物質としては金属、石英、磁器又はセメント混合物が挙 げられる。所望の形状のモールドとしてるつぼを使用することや、溶融した材料 をるつぼからモールドに注ぐことが可能である。冷間モールド法は、モールドへ のリン酸カルシウム材料の付着を減少させるなどの成る利点を与えると考えられ る。成形固体製品の完全な形状及び寸法を調節するために機械加工法も使用でき る。
本発明の材料は、唾液、乳酸、ギ酸等のようなすべての生物学的流体に比較的不 溶性である。
本発明の材料は、使用試薬の特定の割合及び反応パラメータに依存して、様々な 結晶性及び無定形物質を含んで成ることができる。種々の分析により、固体リン 酸カルシウム材料はアパタイトリン酸カルシウム、ビロリン酸塩、メタリン酸塩 及びオルトリン酸塩種を含むことが示されI;。
成る用途には、非多孔性リン酸カルシウム材料は、焼結ヒドロキシアパタイトな どの他の固化リン酸カルシウム材料と比較していくつかの有意な利点を有する。
これらの利点には下記のものが含まれる。本出願人の方法により製造された非多 孔性製品は、多孔性の焼結アパタイト材料よりも実質的に強くて硬質である。故 に、それは、硬質組織補強剤、例えば歯又は骨などのような高い応力を伴う用途 には好ましい材料である。
表面積対容積の比が低い非多孔性材料は、この非多孔性製品が多孔性焼結材料よ りも種々の流体又は溶媒に対する高い抵抗性を持つことを示唆する。更に、生成 した製品の特定の区域のみにおいてすら多孔度を制御できることは、一部非多孔 性で一部多孔性である材料の製造を可能とする。この利点は、骨再生、外科移植 片及びバイオセラミックの分野で重要である。
本発明を下記の実施例により更に詳しく説明する。
実施例1 85%のオルトリン酸(Hs p O4) 7重量部を、高温るつぼ中のカルシ ウム金属削り屑4重量部に加える。この混合物は室温で発熱反応して、白色の無 定形法でんを生成する。ガストーチからの炎を高温るつぼに当てることにより沈 でんに熱を徐々に加える。熱が加えられるにつれて、白色の沈でんは粘度を失い そして約100°Cで沸騰し始める。更に熱が加えられるにつれて、淋騰してい る沈でんは透明になりそして更に粘稠になる。温度が約450℃に達するにつれ て、沸騰は止む。
温度を約1000℃まで定常的に増加させながら加熱を続ける。次いでこの透明 な沈でん物質は分解を始めそして白色の無定形材料を形成する。この材料を、こ の温度でモリブデンシート上に滴下させて冷却して小さなビーズの形態の白色硬 質固体とする。
このビーズの定量的化学分析は、それらが水素0.02重量%、カルシウム25 .10重量%及びリン27.83重量%を含むことを示す。
パーキン・エルマー467格子赤外分光計(Perkin Elmer 467  Grating Infrared Spectrometer)及びフィリ ップス・エレクトロニック・インスツルメント水冷式X線回折装置を使用して、 前記固体白色生成物に関して行った赤外線分析及びX線粉末パターン回折分析は 、化学組成としてリン酸カルシウムの混合物を示した。
この材料の硬度は、天然歯はうろう質の硬度と同様であることが示されIこ。
実施例2 粉末ヒドロキシアパタイト〔名称“リン酸カルシウムトリベーシック(Calc ium Phosphate Tribasic)Ca+o(P O4)$(O H)z、分析試薬”の下でマリンクロットド社(Mal 1inkrodt)に より販売されている110gを、85%オルトリン酸34gと完全に混合した。
反応体は発熱反応しそして非常に粘稠な白色ペーストを形成した。次いで混合物 を、反応用の容器として高温るつぼを使用して電気炉で加熱した。7時間の間1 150℃の最高反応温度を使用した。次いで、加熱された材料を炉から取り出し そして空気中で室温に迅速に冷却した。白色の非多孔性生成物は、約5.2の硬 度(モールスケール)と約3,0の比重を有してl/また。
実施例3 粉末ヒドロキシアパタイト(マリンクロット社)10gを、85%オルトリン酸 8.5gと混合しl;。これらの物質は発熱反応して白色粉末となつt;。次い でこの粉末を電気炉で4時間900°Cに加熱して白色粉末を生成させた。この 粉末を良好な貯蔵の!こめに微細に粉砕しそして化学的物理的組成に変化のない 無期限期間にわたり棚に貯蔵した。初期混合物から粉末製品までの重量百分率損 失は約20%であった。
実施例4 実施例3で製造しt:のと同じ貯蔵粉末材料を、内側が歯科インブラントの形状 をした高温容器に入れt;。この粉末反応体を電気炉で1100°Cに加熱しモ して11/2時間反応させた。生成材料を取り出しそして空気中で室温に冷却さ せた。生成した製品材料は、硬質の非多孔性白色固体であった。実施例3で製造 した初期貯蔵粉末材料力)ら最終固体製品までの百分率重量損失は0−20%で あった。
実施例5 実施例3で製造したのと同じ貯蔵粉末材料を、ラットのすねの骨の形状をした高 温モールドに入れた。この材料を1100℃で11/2時間加熱し、取り出しそ して室温に冷却させた。生成した製品はラットのすねの骨の形状に成形された硬 質の白色非多孔性固体であった。
衷塊豊旦 実施例3で製造したのと同じ貯蔵粉末材料を、ヒトの頭蓋冠(human 5k ull cap)の形状の高温モールドに入れた。粉末ヒドロキシア/<タイト (マリンクロット)の層を、粉末反応体を加える前にモールドの内表面に入れた 。この材料を1010℃(混合物を溶融させるのに必要な温度の直ぐ上)で11 /2時間加熱し、取り出しそして室温に冷却させI;。生成した製品は、ヒトの 頭菖冠の形状に成形された硬質の白色非多孔性固体であった。この頭蓋冠の下部 表面には、ヒドロキシアパタイトの層がしっかりと結合していた。ヒドロキシア パタイトは、骨の再生と骨の成長を高めることが知られている。この人工頭蓋冠 の形状及び寸法を完全にするために成る機械加工を行った。
太罠貝ヱ 実施例3で製造したのと同じ貯蔵粉末材料を高温容器に入れた。この材料を11 00℃で11/2時間加熱した。次いで、第3の物質、粉末ヒドロキシアパタイ ト(マリンクロット)をこの溶融溶液に加えた。粉末の添加に統いて、反応混合 物を取り出しそして室温に冷却させた。生成した製品は、硬質の非多孔性反応混 合物固体であり、この表面組成は分析で大量のアパタイトリン酸カルシウムを示 した。
太真鑓旦 粉末ヒドロキシアパタイト1重量部を85%オルトリン酸2重量部と混合した。
この混合物は発熱反応し、その後室温に冷却させた。得られる薄いペーストを歯 のキャビティに入れ、そしてルモニカ201 (Lumonica201)二酸 化炭素パルスレーザからの数マイクロ秒乃至数lOマイクロ秒の長さの、5メガ ワツトの0.5cm直径のパルスを与えた。最終の歯の構造は、少量のペースト が歯のほうろう質にしっかりと結合して、硬質白色表面を形成することを示した 。45ワツトの10−500マイクロ秒のパルスを使用して、このプロセスを繰 り返した。僅かな沸騰が起こりそして実質的な量のペーストが歯のほうろう質に しっかりと結合して、硬質の光沢のある白色表面を形成した。
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8)平成1年12月8日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 ■、特許出願の表示 PCT/US 87101329 2、発明の名称 固体リン酸カルシウム材料 3、特許出願人 氏 名 ファリス、 ニドワード・ティ (はが3名)4、代理人 〒107 (1) 補正書の写しく翻訳文) 1通(2)補正の説明 1通 園体リン酸カルシウム材料 本発明は、化学及び外科移植片の分野に属する。
背景技術 成る種のリン酸カルシウムは生物学的に重要である。例えば、以後アパタイトと 呼ぶアパタイトリン酸カルシウムは骨及び歯の主成分である。
一般に、骨及び歯鉱物は一連の段階を経て進行し、その最終鉱物段階はヒドロキ シアパタイトに類似したアパタイトである。例えば、アイ・チプキン(+、Zi pkin)、バイオロジカル・ミネラリゼーション(BiologicalMi neralization)(ウィリー、1973)参照。ヒドロキシアパタイ ト(ヒドロキシルアパタイトとも書かれる)の基本化学式は、Cal。(PO4 )a。
H)2である。骨及び歯鉱物の実際の組成は、寅質的にこの式とは異なることが ある。例えば、骨及び歯の鉱物化組織の種々の段階でよく存在するのは、カルシ ウムが不足したアパタイト種、炭酸塩種及び種々の他のアパタイト種、例えばフ ルオロアパタイトである。
ヒドロキシアパタイトは、主としてイオン結合によって一体に保持されており、 −一一中略一一一。
例えば、米国特許第2.508,816号(骨粉)及び第3,929.971号 (海サンゴ)参照。
このような材料は、しばしばウィトロック石やブルッシュ石のような種々の他の リン酸カルシウムを含む。
幾つかの他の特許や文献には、合成アパタイト材料が述べられている。
例えば、アベ・ワイ(Abe、Y)等、ケミカル・アブストラクト、85:98 372a(CaとPを溶融することによるリン酸カルシウムガラス−セラミック スの製造)、キューシュー耐火物(Kyushu Refractories) 、ケミカル・アブストラクト、101:216472g(CaとPを高温で溶融 しそして圧力下に成形することによるリン酸カルシウムガラス歯科用材料の製造 )、及びキューシュー耐大物、ケミカル・アブストラクト、101:19823 8d(CaとPを高温で溶融しそして圧力下に成形することによる歯冠材料の製 造)、参照。いくつかの特許や文献には、歯インブラント及び他の補てつ装置に 好適ならしめるためにアパタイト材料を処理する方法が述べられている。このよ うな技術には、粉末材料を種々の形状の固体の多孔性物品に転換する焼結又は他 の加熱及び圧密化の方法が通常含まれる。例えば、アベ・ワイ等、ケミカル・ア ブストラクト、85:98372a(CaとPを溶融することによるリン酸カル シウムガラス−セラミックスの製造)、及びキューシュー耐火物(Kyushu  RefractorieS)、ケミカル・アブストラクト、101:2164 72g(CaとPを高温で溶融しそして圧力下に成形することによるリン酸カル シウムガラス歯科用材料の製造)及びキューシュー耐大物、ケミカル・アブスト ラクト、101:I 98238d(CaとPを高温で溶融しそして圧力下に成 形することによる歯冠材料の製造)、参照。
幾つかの特許や文献に、穿孔されて歯の崩壊物を除去された歯の表面にアパタイ ト材料を結合させるのにレーザ放射のような技術の使用が述べられている。例え ば、米国特許第4.224.072号[スチュヮード(Steward)、19 80]、アール・エイチ・ステルン(R,H,5tern )等、オプティック ス・アンド・レーザ・テクノロジー(Optics and La5er Te chnology)、22頁、1975年2月、参照。
いくつかの特許には、充填剤及びセメントのような種々の他の成分と共に粒状又 は圧密化アパタイトの使用が述べられている。例えば、米国特許第4.230. 455号[ヒダ力(H4daka)等、19801、第4,223.412号〔 アオヤギ(Aoyagi)等、1980]、第4,131.597号[ブルース ゲン(Bluethgen)等、1978]参照。
上記の材料は、骨及び歯の治癒又は修復を促進するのに使用される場合に様々な 程度の成功を収めるようである。しカルながら、骨又は歯の再生又は修復を促進 するのに使用される材料及び方法を改良し統ける必要は依然としである。
本発明の開示 本発明は、非アパタイトリン酸カルシウムの新規な材料の形成及びこれらの材料 を製造するための反応方法に関する。
請求の範囲 1.a、リン酸溶媒溶液中のカルシウムイオンとリン酸イオンの反応体混合物を 形成させ、該混合物は約0.1乃至約1.34のカルシウム対ホスフェートモル 比を有し、 b、この混合物を、その溶融相以下の温度に予熱して、水及び他の望ましくない 物質を除去し、 C0この混合物を、前記イオンが反応する約750℃以上の溶融状態に加熱し、 d、この反応混合物を室温に冷却して、非アパタイトリン酸カルシウム材料を形 成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する非アパタイト固体材料を製造す る方法。
12、a、 約0.5乃至約1.34のカルシウム対リンモル比を有するヒドロ キシアパタイトとリン酸の混合物を形成し、b、この混合物をその溶融相以下の 温度に予熱して、水及び他の望ましくない物質を除去し、 C1得られる混合物を約850℃以上の溶融状態に加熱し、d、この混合物を冷 却して、固体の多孔性リン酸カルシウム材料を生成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する非アパタイト固体多孔性材料を 製造する方法。
25、a、約0.1乃至約0.5のカルシウム対リンモル比を有するヒト;キン アパタイトとリン酸の混合物を形成し、b、この混合物をその溶融相以下の温度 に予熱して、水及び他の望ましくない物質を除去し、 C9この混合物を約750℃以上の溶融状態に加熱し、d、この反応生成物を冷 却して、固体の、本質的に非多孔性リン酸カルシウム材料を生成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する、本質的に非多孔性の非アパタ イト固体材料を製造する方法。
国際調査報告 +e+B+s口嘗”””””””””PCT/IJs87101329

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a.リン酸中のカルシウムイオンとリン酸イオンの反応体混合物を形成させ 、該混合物は約0.1乃至約1.34のカルシウム対ホスフェート比を有し、 b.この混合物を、前記イオンが反応する約750℃以上の溶融状態に加熱し、 c.この反応混合物を冷却して、非アパタイトリン酸カルシウム材料を形成する 、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する非アパタイト固体材料を製造す る方法。 2.前記混合物を反応温度以下の温度に予熱する工程を更に含む請求の範囲第1 項記載の方法。 3.カルシウムイオンは、アパタイトリン酸カルシウム、非アパタイトリン酸カ ルシウム、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、炭酸カルシウム、カルシウム塩 、ハロゲン化カルシウム、及びカルシウム金属から成る材料の群より選ばれたカ ルシウムイオン源のいずれかの1つ又は組み合わせにより提供される請求の範囲 第1項記載の方法。 4.リン酸イオンが、オルトリン酸、ピロリン酸、縮合リン酸塩、非金属カチオ ンのリン酸塩及び金属リン酸塩から成る材料の群より選ばれたリン酸イオン源の いずれか1つ又は組み合わせにより提供される請求の範囲第1項記載の方法。 5.前記混合物を電気炉で加熱する請求の範囲第1項記載の方法。 6.前記混合物を、レーザ励起、マイクロ波放射又は無線周波数放射により加熱 する請求の範囲第1項記載の方法。 7.請求の範囲第1項記載の方法により製造された非アパタイト固体リン酸カル シウム材料。 8.カルシウムイオンとリン酸イオンの混合物に、溶融状態に加熱する前又は加 熱中にアパタイトリン酸カルシウム又は金属イオンを導入する工程を更に含む請 求の範囲第1項記載の方法。 9.請求の範囲第1項記載の方法により製造された固体リン酸カルシウム材料。 10.a.約0.1乃至約1.34のカルシウム対リンモル比を有するヒドロキ シアパタイトとリン酸の混合物を形成し、b.この混合物を、約750℃以上の 溶融状態に加熱し、c.この反応混合物を冷却して、固体リン酸カルシウム材料 を生成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する非アパタイト固体材料を製造す る方法。 11.請求の範囲第10項記載の方法により製造された固体リン酸カルシウム材 料。 12.a.約0.5乃至約1.34のカルシウム対リンモル比を有するヒドロキ シアパタイトとリン酸の混合物を形成し、b.この混合物を、約850℃以上の 溶融状態に加熱し、c.この反応混合物を冷却して、固体の多孔性リン酸カルシ ウム材料を生成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する非アパタイト固体多孔性材料を 製造する方法。 13.前記混合物を溶融状態の温度以下の温度に予熱する工程を更に含む請求の 範囲第12項記載の方法。 14.請求の範囲第12項記載の方法により製造された多孔性リン酸カルシウム 材料。 15.前記混合物を前記加熱工程の前に所望の形状のモールドに入れる工程を更 に含む、成形された多孔性リン酸カルシウム材料を製造するための請求の範囲第 12項記載の方法。 16.前記混合物を電気炉で加熱する請求の範囲第12項記載の方法。 17.前記混合物を、レーザ励起、マイクロ波放射又は無線周波数放射により加 熱する請求の範囲第12項記載の方法。 18.請求の範囲第12項記載の方法により製造されたリン酸カルシウム材料を 含んで成る外科移植片。 24.請求の範囲第12項記載の方法により製造されたリン酸カルシウム材料を 含んで成る外科移植片。 25.a.約0.1乃至約0.5のカルシウム対リンモル比を有するヒドロキシ アバウイトとリン酸の混合物を形成し、b.この混合物を、約750℃以上の溶 融状態に加熱し、c.この反応生成物を冷却して、固体の、本質的に非多孔性リ ン酸カルシウム材料を生成させる、 工程を含むカルシウムとホスフェートを含有する、本質的に非多孔性の非アパタ イト固体材料を製造する方法。 26.前記混合物を約900−1100℃の温度に加熱する請求の範囲第25項 記載の方法。 27.前記混合物を溶融状態の温度以下の温度に予熱する工程を更に含む請求の 範囲第25項記載の方法。 28.請求の範囲第25項記載の方法により製造された本質的に非多孔性の非ア パタイト固体リン酸カルシウム材料。 29.前記混合物を前記加熱工程の前に所望の形状のモールドに入れる工程を更 に含む、成形された本質的に非多孔性のリン酸カルシウム材料を製造するための 請求の範囲第25項記載の方法。 30.前記混合物を電気炉で加熱する請求の範囲第25項記載の方法。 31.前記混合物を、レーザ励起、マイクロ波放射又は無線周波数放射により加 熱する訴求の範囲第25項記載の方法。 32.請求の範囲第25項記載の方法により製造された本質的に非多孔性の、非 アパタイト固体リン酸カルシウム材料の冠状のピースを含んで成る人工歯冠。 33.請求の範囲第25項記載の方法により製造されたリン酸カルシウム材料を 含んで成る歯修復体。 34.請求の範囲第25項記載の方法により製造されたリン酸カルシウム材料を 含んで成る外科移植片。 35.前記混合物を加熱の前に歯の欠陥部に入れる工程を更に含む、歯修復体を 形成するための請求の範囲第25項記載の方法。 36.前記混合物をレーザ励起により加熱する請求の範囲第35項記載の方法。
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