JPH0349694A - 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 - Google Patents

新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物

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JPH0349694A
JPH0349694A JP2166944A JP16694490A JPH0349694A JP H0349694 A JPH0349694 A JP H0349694A JP 2166944 A JP2166944 A JP 2166944A JP 16694490 A JP16694490 A JP 16694490A JP H0349694 A JPH0349694 A JP H0349694A
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glycoprotein
vzv
dna
recombinant
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JP2166944A
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Alex Bollen
アレックス・ボーレン
Diane Gregoire
ダイアン・グレゴール
Michel Heinderyckx
マイケル・ハインデリックス
Paul Jacobs
ポール・ヤコブス
Marc Massaer
マーク・メッサー
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GlaxoSmithKline Biologicals SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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    • C12N2710/16011Herpesviridae
    • C12N2710/16711Varicellovirus, e.g. human herpesvirus 3, Varicella Zoster, pseudorabies
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水痘帯状庖疹ウイルス(Varicella
Zoster Virus) W蛋白の発現、および免
疫防御量のmI記蛋白を含むワクチンに関する。
[従来の技術1 水痘帯状庖疹ウイルス(V Z V)は水痘および帯状
庖疹の原因となるヒトヘルペスウイルスである。水痘は
初感染または一次感染から発症し、通常幼午期にかかる
比較的軽度の感染症である。しかしながら、幼午期の間
に水痘にさらされなかった戊人や免疫抵抗力が低下した
個人の場合、VzVは命にかかわる恐れがある。同様に
、このウイルスは胎盤を通過できるので、VZV感染は
新生児にとって生命の危険を伴う。水痘は直接接触によ
って伝染する伝染性疾患であることが知られている。
大部分のヘルペスウイルスと同様に、vzVは一部の細
胞に感染し、細胞内でその発生を中断する傾向がある。
いろいろな潜伏期間後、水痘帯状庖疹(VZ)ウイルス
は放出されて他の細胞への感染を開始する。VZウイル
スのこの再活性化は毎年約500万件の帯状庖疹を引き
起こしている[Plotkin et at., Po
stgrad Med J 61: 155−63(1
985)] .帯状庖疹は大脳の神経wi1;よび末梢
神経の炎症によって特徴づけられ、激しい浦みを伴う。
現在のところ、このウイルスを再活性化する要因は不明
である。
弱毒化VZV株をワクチン接種したヒトはVZV感染に
対して防御免疫を賦与されることが分かっている[Ar
beter et al., J.Pediatr 1
00 886−93(1982)およびBrunell
 et al., LanceL ii: 1069−
72 (1982)]。この方法は有効であるが、水痘
帯状庖疹ウイルスを増殖させることが困難であるために
限界がある。Vzウイルスの抗原性部分を同定するため
に、相当な努力が払われている。改良されたVZワクチ
ン(特に、サブユニットワクチン)の開発を可能にする
ためには、vZvエンベロープ蛋白を単離することが重
要である。
Forghani et al. [J.Virol,
 52:55−62 (1984)]、Okuno a
t al. [Virol. 129:357−68 
(1983)] およびKeller et at. 
[J.Virol. 52:293−7 (1984)
]はvZv感染細胞およびVZヴイリオンから多数のウ
イルス特異的aii白を同定した。
別の関連研究において、vzvゲノムが制限エンドヌク
レアーゼ解析により解明された。11種の制1訣工冫ド
ヌクレアーゼについてのVZV DNAの物理地図およ
びクローン化DNA断片が決定された[Ecker e
L al., Proc NaLI Acad Sci
 USA 79: 156−160 (1982)、S
traus eL at., ProcNatl Ac
ad Sci USA 79:993−7 (1982
)、Straus eLal., J Gen Vir
o1 64:l031−41 (1983)、およびD
avison et al.. J Gen Viro
1 64:l811−1814 (1983)を参照さ
れたい]. これらの研究の結果、VZVの科学的知識は急増した。
さらに、これらに付随して命名も増えた。
Davison et a+. [J Virol 5
7:ll95−7 (1986)]はvZv糖蛋白遺伝
子およびそれらの遺伝子産物の命名を標準化するために
研究会を催した。最も豊富に存在する3稍類のエンベロ
ーグ遺伝子産物は、豊富に存在する量の順に、gpr、
gpIIおよびgpIIIと命名された。これらの3種
類の糖蛋白gpI−gpIIIはすべてin vitr
oで中和抗体を誘起することが見いだされた。
その後まもなく、Davison et al. [J
 GenVirol. 67:l759−1816 (
1986)] ニよってvZvの全ヌクレオチド配列が
開示された。これは種々の糖蛋白遺伝子の同定へ導き、
各種のウイルス糖蛋白の前駆物質一産物の関係を明らか
にするのに役立った。他のヘルペスウイルスと同様に、
vZvゲノムは非常に複雑である。それは70のオープ
ン・リーディング・フレーム(ORF)を含み、gpr
、gpu、g pIII s g pIVおよびgl)
Vと命名された5a類の糖蛋白遺伝子をコードしている
。それらの推定アミノ酸配列によれば、それらはそれぞ
れ単純ヘルペスウイルス(HSV−1)糖蛋白 gE,
gB,gH,glおよびgCといろいろな程度の相同性
を有する[Davison eL al..同書および
Longnecker et al., Proc N
ailAcad Sci USA 84:4303−4
307 (1987)] . V Z V糖蛋白とHS
V−1糖蛋白とのアミノ酸相同が機能的な関係を意味す
るのかどうかは知られていない。
HSV−1糖蛋白機能に関してかなりの数のデータが利
用しうるが、VZV糖蛋白機能については限られた数の
研究が存在するにすぎない。これらの研究は主としてウ
イルス中和に関与する糖蛋白に集中している[Davi
son eL at.,同書、Kelleret al
.,同書およびVafai et al., J Vi
rol 52:953−9 (1984)]。
Ellis et ah (米国特許第4769239
号)はVZV mRNAからの2種類のgprコード配
列の単離を開示している。Ellis eL al.は
gp■とアミノ末端に存在する追加の38コドンを含む
ポリペグチドの配列を開示している。また、Ellis
 eL aJ.はgprの300アミノ酸断片をコード
する分子を開示しているが、天然gl)Iは62311
1のアミノ酸を有する。
Ellis eL al., J Virol. 53
:81−88 (1985)はgpI遺伝子マッピング
の2つの方法を開示している。ランダムに消化したVZ
VDN.Aの小さい断片を細菌発現ベクターに挿入し、
このベクターライブラリーで形質転換した細菌コロニー
を、gpl/lacZ融合蛋白としてのgpIの抗原発
現についてスクリーニングした。このハイブリッド蛋白
はgpIに対して誘導されたモノクローナル抗体(mA
b)によって認識された。さらに、VZV感染細胞由来
のmRNAが一組のVZV組換えグラスミドによってハ
イブリッド選択され、in viLroで翻訳された。
この産物はgpIに対する回復期帯状庖疹血清により免
疫沈降された。
Ellis at a!. (米国特許第468610
1号および同第4812559号)はgpFi vZv
配列を開示している。また、Ellis eL al.
はVZウイルスに感染したM11C−5ヒト二倍体線維
芽細胞からのgpIIの精製を開示している。さらに、
精製vzv  gplrを用いてモルモットにおいて抗
体を誘導し、この抗体はin viLroで試験したと
き中和能をもっていた。
Keller et al., Virology. 
 152:181−191 (1986)は、戊熟gp
IIが宿主細胞内でin vjvo蛋白加水分解により
生戊したジスルフィド結合ヘテロダイマーであると示唆
している。
Keller et al. (欧州特許公開第244
155号)はgpIIIをコードするDNA断片、およ
びVZウイルスに感染したヒト二倍体線維芽細胞からの
gpIIIの精製を開示している。gpII[に対ずる
抗血清はin viLroでVZVを中和することが判
明した。
しかしながら、上記文献はどれも、臨床的に使用できる
食のVZV糖蛋白をいかにして生産するかについて教示
も示唆もしていない。努力は既知の発現系に代わる他の
発現系の開発に向けられているa Cabriac e
t al., Virus Res. lo:205−
14 (1988)は、組換えウイルス感染細胞の膜上
に局花化されたgprを発現する組換えワクシニアウイ
ルスを開示している。しかし、Cabriac et 
al.は容易に精製できるgpIの生産方法を開示して
いない。
DiNocera eL at..  Proc Na
il  Acad Sci  USA.  80:70
95−8 (1983)は、ショウジョウバエ属の培養
細胞による外来遺伝子の一時的発現を開示している。開
示された組換えグラスミドはショウジョウバエの熱シa
ツク蛋白7 0 (h s p 7 0)またはコピア
プロモーターの制御下にある。
Bourouis et al., Embo J. 
2:l099−1104 (1983)ハシa ’> 
シaウバエ属の培養細胞のゲノムへの外来遺伝子の組込
みを開示している。
バキュロウィルス発現系では、ある種の異種遺伝子を発
現させるために、強力な一時調節グロモーターが使用さ
れる。Smith eL al. (米国特許第474
5051号)8よびMaLsuura et al. 
[JGen Virol. 68:1233−50 (
1987)]は、いくっがの原核および真核細胞遺伝子
を発現させるための、ポリヒドリン遺伝子プロモーター
を含むバキュロウイルスベクターを開示している。
Frazar etal. (PTC/1088/07
082)は多角体を構成するポリヒドリン融合蛋白を教
示している。
ポリヒドリンーインフルエンザ融合蛋白は赤血球凝巣素
蛋白のエビトープを発現することが明らかとなり、この
蛋白はインフルエンザヴイリオンに対する抗体によって
認識された。
Mi目er et al. (P丁C/W088/02
030)は、少なくとも2種類の遺伝学的に異なるバキ
ュロウイルスの混合物を使用することによる異種遺伝子
の作製方法を教示している。
さらに、組換えバキュロウイルスに感染した昆虫細胞か
ら誘導されたある種のウィルス抗原は、それらの天然同
等物に抗原的にも免疫学的にも類似することが立証され
た。Cochrane eL al. (欧州特許公開
第265785号)およびRusche ata1.(
欧州特許公開第272858号)は、ヒト免疫不全症ウ
イルス(H I V)エンベローグ糖蛋白 gp120
およびgpl60のクローニング並びに発現を開示して
いる。
Cochran eL al. (欧州特許公開第22
8036号)は組換えバキュロウイルスによるワクシニ
ア成長因子(VGF)の発現を開示している。さらに、
Cochran et al.は組換えバキュロウイル
スにより発現されうる蛋白(B型肝炎表面抗原およびマ
ラリア原虫ポリペグチドを含む)の仮説的一覧表を提示
している。
Bishop eL al. (欧州特許公開第260
090サ)およびTakehara aL a1. (
J Gen Virol, 69:2763−77 (
1988)は、バキュロウィルスによるB型肝炎表面抗
原の発現を開示している。
Estes et al. (欧州特許公開第2733
66号)はバキュロウィルス系によるロタウィルス遺伝
子の発現を開示している。
Jacobs eL al. (米国特許出願第0 7
/2 8 7934号オヨびPCT/US89/055
50)はバキュロウィルス系によるグラス舌ディウム・
サーカムスボロゾイト・プロテイン(Plasmodi
umCircumsporozoiLe Protei
n)の発現を開示している。
【発明の構戊] 本発明は、一つの面において、昆虫細胞により発現され
た抗原性糖蛋白を含む改良された水痘帯状庖疹ワクチン
を提供する。
本発明は、他の面において、昆虫宿主細胞内で機能する
調節領域に機能しうる状態で連結された、水痘帯状庖疹
ウイルス糖蛋白をコードするDNA配列を含む、組換え
DNA分子またはベクターを提供する。
本発明は、別の面におい5て、昆虫細胞内で前記DNA
配列を発現させ、その蛋白生産物を回収することから成
る、水痘帯状庖疹ウィルス糖蛋白の生産方法を提供する
関連した面において、本発明は組換えDNA分子を含む
組換えバキュロウィルス、および組換えバキュロウイル
スに感染した昆虫宿主細胞を提供する。
さらに関連した面において、本発明は、本発明の宿主細
胞により生産された水痘帯状庖疹ウィルス糖蛋白;免疫
防御量の前記糖蛋白を含むワクチン;ワクチンとして使
用するための前記糖蛋白;およびワクチンを製造するた
めの前記糖蛋白の使用;を提供する。
また、本発明は、安全かつ有効量のワクチンを投与する
ことから戊る水痘帯状庖疹ウイルス感染からヒトを防御
する方法に関する。
本発明はさらにアンカーレス(anchor−less
)gp I,77カ−レスgpMtたはアンカーレスg
pIIIから戊る水痘帯状庖疹ウイルス糖蛋白からの蛋
白を提供する。
関連した面において、本発明は、前記アンカーレス糖蛋
白をコードするDNA配列;宿主細胞内で前記DNA配
列を発現しうる複製可能な発現ベクター;前記複製可能
な発現ベクターで形質転換された宿主細胞;免疫防御量
の前記アンカーレス糖蛋白を含むワクチン:安全かつ有
効量の前記ワクチンを投与することがら戒る、水痘帯状
庖疹ウイルス感染からヒトを防御する方法;ワクチンを
製造するための前記アンカーレス糖蛋白の使用二および
ワクチンとして使用するための前記アンカーレス糖蛋白
;を提供する。 水痘帯状庖疹ウイルス(V Z V)
の完全なヌクレオチド配列はDavison eL a
l.. J Gen Virol. 67:l759−
1816 (1986)に開示されている。VZV糖蛋
白(gp)r.■および■のDNA配列、 並びにそれらの推定ア ミノ酸配列を以下に示す: gl)I DNAおよびアミノ酸配列 ミ! 非 5旦 ニ至 =テ ミ= ミ: ミニ ==
=ニ 弓最初のATGはN末端メチオニンをコードし、
そして最後のコドンTGAまたはTAAは翻訳終結(す
なわち、停止)シグナルである。
本明細書中で用いる“gpI”   gpll”または
’gpllr”なる用語は、実質的に先に示した水痘帯
状庖疹ウイルスの全長膜糖蛋白と、アンカーレス変異型
を含むそれらの免疫原性誘導体との両方を含むものであ
る。“免疫原性誘導体″なる用語は、末端切断vzvg
蛋白、またはヒトへ内部投与後VZVに対する免疫反応
を誘起する能力を保持する他の誘導体のような分子を包
含する。
この種の他の誘導体はアミノ酸の付加、欠失、置換また
は転位により、あるいは化学的修飾により製造される。
本発明のVZV糖蛋白は、全長vzv糖蛋白、またはカ
ルボキシ末端で全アミノ酸残基の4〜20%を欠失して
いるアンカーレス糖蛋白誘導体を含むその誘導体(以下
でより詳しく説明する)から或る。
一例として、本発明で用いるgpIは、上記DNA配列
によりコードされる蛋白と実質的に同じ(すむわち,異
なるアミノ酸が10個以下)であるか、またはカルボキ
シ末端アンカー領域(約アミノ酸547−623)を欠
失している。同様に、本発明のgpMおよびgpIII
は上記配列と実質的に同じであるか、またはアミノ酸6
99−868(gpll)および803−84 1 (
gplll)をそれぞれ欠失している。好適な糖蛋白は
gplll698である。
本発明の免疫原性誘導体はハイブリッド、すなわち、他
のvzvg蛋白、他のVZV抗原、または他の非vzv
抗原からの1以上のエピトーブを保有しうる追加の配列
を含む融合蛋白(例.gpt−gpII、gpI−gP
m、gpII−gpIII、gpI−gp[I−gpl
ll)でありうる。また、本発明の免疫原性誘導体は、
アジュバントの場合のように免疫刺激特性を有するか、
VZV糖蛋白に対する免疫反応を増強するか、あるいは
VZV[!蛋白の発現、精製または製剤化に適している
キャリアーポリペブチドに融合される。
別の面において、本発明は、アンカーレスVZV糖蛋白
をコードするDNA配列を組換え宿主細胞により発現さ
せ、その糖蛋白生産物を回収することから戒る、本発明
によるアンカーレスVzV糖蛋白の生産方法を提供する
本発明方法は、Maniatis et al., M
olecularCloning − A Labor
atory Manual; Cold Spring
11arbor + 1 982およびDNA Clo
ning vol.l,lおよび厘(D.M.GIov
er ed., IRL Press LLd)に記載
されるような、通常の組換え技術により実施することが
できる。
前記コード配列を含むDNA分子は、既知技術を使って
VZV mRNAから誘導される(例えば、mRNA鋳
型から相補DNAすなわちcDNAを作製する)か、ま
たはVZVゲノムDNAから単離できる。Ecker 
eL al., Proc NaLI AcadSci
 USA 79: 156−160 (1982)、S
Lraus eL al.,814 (1983)を参
照されたい。これとは別に、gpLgpIIおよびgp
IIIをコードするDNA分子は標準DNA合成法によ
り合成することができる。
従って、本発明はまた、適当な七ノー、ジーまたはオリ
ゴマーヌクレオチド単位を縮合することによるDNA配
列の作製方法を提供する。
DNA配列の作製は化学的に、酵素的に、またはこれら
の2つの方法の併用により、適宜にinvivoまたは
in viLroで行われる。こうして、DNA配列は
適当なDNA断片の酵素による連結、またはD.M.R
oberts ec al., Biochemist
ry 1985+24. 5090−5098に記載さ
れるようk慣用方法により作製される。
DNA断片は、必要なヌクレオチド配列を含むDNAを
適当な制限酵素で消化するか、化学的に合成するか、酵
素により重合するか、またはこれらの方法を組み合わせ
ることにより得られる。
制限酵素による消化は、適当な緩衝液中20〜70℃の
温度で、一般にはo.t−ioμgのDNAを含む50
μIまたはそれ以下の容量にて実施する。
DNAの酵素による重合は、ヌクレオチド三リン酸dA
TP,dCTP,dGTPおよびdTTPを含む適当な
緩衝液中lO〜37℃の温度で、一般には50μlまた
はそれ以下の容量にて、DNAポリメラーゼI (Kl
enow断片)のようなDNAポリメラーゼを使ってi
n vitroで実施する。
DNA断片の酵素による連結は、適当な緩衝液中4゜C
ないし周囲温度で、一般には50μ!またはそれ以下の
容量にて、T4  DNAリガ・−ゼのようなDNAリ
ガーゼを用いて行う。
DNA配列または断片の化学的合成は、例えば″Che
mical and Enzy+natic SynL
hesis of GeneFragments − 
A Laboratory IJanual″” (e
d.■.G,Gassen and A.Lang),
 Verlag Chemie, Weinhaim(
1982)、または他の科学出版物、例えばM.J.G
ait. lI.W.D.MaLthes, M.Si
ngh, B.S.SproaL,and R.C.T
iLmas, Nucleic Acids Rese
arch, 1982,10. 6243; B.S.
SproaL and W.IlannwarLh,T
atrahedron Letters.  1983
. 24. 5771; M.D.MaLLeucci
  and M.Il.CaruLhers,Tetr
ahedronLeLters,  1980s 2L
 719; M.D.Matteucci and M
.11.Caruthers,Journal  of
  Lhe AmericanChernical  
Society.1981.103.3185;  S
.P.Adamset  al.,Journal  
of  Lhe American Chemical
Society.  1983.  105. 661
; N.D.Sinha, J.BiernaL,J.
McMannus,and II.Koester,N
ucleicAcids Research. 198
4. 12+ 4539;およびllW.D.MaLL
hes eL al., EMBO Journal,
 1984+ 3. 801に記載されるような固相法
を使って、慣用のホスホトリエステル、ホスファイトま
たはホスホルアミダイト化学により実施できる。好まし
くは、自動DNA合戊機が使用される。
DNA配列は、好ましくは、2以上のDNA分子(一緒
になって糖蛋白をコードするDNA配列を構成する)を
連結することにより作製される。
DNA分子は必要なコード配列を含むベクターを羅華な
制限酵素で消化することにより得られる。
DNA分子の正確な構造およびそれらを得る方法は、目
的の糖蛋白生産物の構造に依存している。
糖蛋白をコードするDNA分子の構築のための適当な戦
略方法の設計は、当分野で習熟した者にとって日常的な
仕事である。
アンカーレス糖蛋白をコードするDNA配列のl換え宿
主細胞による発現は、宿主細胞内でそのDNA配列を発
現しうる複製可能な発現ベクターを用いて行われる。
複製可能な発現ベクターは、本発明によれば、宿主細胞
と適合しうるベクターを切断して完全なレプリコンをも
つ線状DNAセグメントを形成し、その線状セグメント
をl以上のDNA分子(前記線状セグメントと一緒にな
ってアンカーレス糖蛋白をコードする)と連結条件下で
一緒にすることにより作製される。
線状セグメントと1より多いDNA分子の連結は、所望
により、同時にまたは逐次行うことができる。従って、
DNA配列は、所望により、前以て作製しても、ベクタ
ーの構築中に作製してもよい。
ベクターの選択は原核細胞、例えば、制限するものでは
ないが、大腸菌またはストレグトマイセス属;真核細胞
、例えば、制限するものではないが、マウスC127、
マウスミエローマ、}I e La1チャイニーズハム
スター卵巣(CHO)、BHK,HaK%COS,酵母
(例.ピキア・パストリス、S.セレビシエ、ハンセヌ
ラ種);および昆虫細胞:でありうる宿主によって一部
決定されるであろう。宿主はトランスジェニック動物で
あってもよい。好ましくは、宿主細胞は呻乳動物または
昆虫に由来するものである。より詳却1には、本発明の
好適な宿主細胞はC H O ,鱗翅目またはショウジ
ョウバエ属の昆虫細胞である。本発明の宿主細胞に適す
るベクターにはプラスミド、バクテリオファージ、コス
ミド、およびバキュロウイルスやボックスウィルス(例
.ワクシニア)などから誘導された組換えウイルスが含
まれる。
複製可能な発現ベクターの作製は、例えば先に引用した
Maniatis et al.の文献に記載される方
法により、DNAの制限、重合および連結のための適当
な酵素を用いて慣例的に行われる。重合および連結はD
NAボリマーの作製について上述したように実施する。
制限酵素での消化は適当な緩衝液中20〜70℃の温度
で、一般にO.l−10μg  DNAを含む50μ「
またはそれ以下の容量にて行う。
組換え宿主細胞は、本発明によれば、形質転換条件下に
宿主細胞を本発明の複製可能な発現ベクターで形質転換
することにより作られる。適当な形質転換条件は慣例的
であり、例えば先に引用したManiaLis eL 
al.の文献または“DNA Cloning” Vo
l.I, D.M.Glover ed., IRL 
Press Ltd, 1985に記載されている。
形質転換条件の選択は宿主細胞により決定される。こう
して、大腸菌のような細菌宿主はCaC!,の溶液で処
理する(Cohen et al. Proc.NaL
.Acad.Sci., 1973. 69. 211
0)か、またはRhCI 、M n C 1 1s酢酸
カリウムおよびグリセロールの混合物から成る溶液で処
理し、次に3−[N−モノレホリノ1プロパンースノレ
ホン酸、RbClおよびグリセロールで処理ずる。補乳
動物の培狩細胞は細胞上へのベクターDNAのカルシウ
ム共沈により形質転換される。
DNA配列の発現を可能にする条件下での形質転換宿主
細胞の培養は、例えば先に引用したManiatis 
et al.の文献および“DNA Cloning’
″に記載されるように、慣例的に実施される。こうして
、好ましくは細胞に栄養分を供給して、45℃以下の温
度で培養する。
アンカーレス糖蛋白発現産物は宿主細胞に応じて慣用方
法で回収される。宿主細胞が大腸菌のような細菌である
場合は、その細菌を物理的、化学的または酵素的に溶菌
し、得られた溶菌液から蛋白産物を単離する。宿主細胞
が啼乳動物細胞である場合は、一般に栄養培地から蛋白
を単離する。
DNA配列はアンカーレス糖蛋白を発現する安定した形
質転換呻乳動物細胞系列の単離のために設計されたベク
ター、例えばウシバビローマウィルスベクターまたはチ
ャイニーズハムスター卵巣細胞中の増幅ベクターに構築
される( DNACloning”  Vol.f,D
.M.GIover ed.,IRL Press  
,1985 ; Kac+4man,R.J.et a
l.,Molecular andCellular 
Biology 5.1750−1759.1985:
Pavlakis G.N.and  Ilaroer
,D.H.,Proceedings ofLhe  
National  Academy  of  Sc
iences  (ロS^)  80.  397−4
01.1983; Goeddel,D.V.et a
l.,欧州特許公開第0093619号, 1983)
異種蛋白の発現のために、いろいろな昆虫細胞および発
現系が利用できる。昆虫細胞にはショウジョウバエ属(
 Drosoph i la)と鱗翅目( Lepid
opiera)の細胞が含まれる。一般に、これらの系
は調節要素の制御下にある対象遺伝子のコード配列およ
び選択マーカーを含む組換えDNA分子を使用する。調
節要素は転写または翻訳に必要なまたは望ましい機能を
有するDNA領域である。
本発明で使用しうる昆虫細胞にはDrosophila
St,S2、S3、KC−0およびD.hydei J
[[I胞が含まれる。
ei al., Mol Cell Biol, 5:
3208 (1985)を参照されたい。ショウジョウ
バエ属の細胞はリン酸カルシウム沈降、エレクトロボレ
ーションおよびウイルストランスフェクションを含む標
準技法によりトランスフヱクトされる。細胞は標準細胞
培養法により種々の栄養培地(例えば、平衡塩類および
必須アミノ酸を含むM3培地)を用いて培養する。Li
ndquisL eL al.. 01S(Droso
philaInformation Services
) .58:163 (1982)を参照されたい。
ショウジョウバエ属の細胞に有用であることが知られて
いるグロモーターには補乳動物細胞プロモーターとショ
ウジョウバエプロモーターが含まれるが、後者が好適で
ある。有用なショウジョウバエグロモーターの例にはシ
ョウジョウバエ・メタロチオネインプロモーター 70
キロダルトンの熱ショック蛋白グロモーター(HSP7
0)およびCOPIA LTRが含まれる。例えば、D
iNocera et al., Proc Nail
 Acad Sci USA. 80:7095 (1
983); McGarry et al., Cel
l. 42:903 (1!J85); Johans
en et at.,欧州特許出願第88 30409
3.3号(欧州特許公開第290261号)を参照され
!こ い。
本発明の一つの実施態様において、VZV糖蛋白は免疫
原性のある蛋白を得るために鱗翅目の昆虫細胞内で発現
される。VZV糖蛋白を鱗翅目細胞内で発現させるため
には、バキュロウィルス発現系を使用することが好適で
ある。この種の発現系では、バキュロウイルスプロモー
ターに機能しうる状態で連結された(すなわち、制御下
にある)■ZV蛋白コード配列を含む発現カセットが、
通常シャトルベクター内に配置される。前記ベクターは
大腸菌または他の適当な原核細胞宿主内でシャトルベク
ターを増殖させるのに十分な量の細菌DNAを含んでい
る。このようなシャトルベクターはさらに、野生型バキ
ュロウィルスと異種遺伝子との間で組換えを可能とする
ように、vzv糖蛋白コード配列に隣接して十分な量の
バキュロウィルスDNAを含んでいる。相同組換えによ
り生じた組換えバキュロウィルスはその後標準技法にょ
り選別され、グラークM製される。SmiLh eL 
al.,TAES Bull (Texas Agri
culLural ExperimentalSiat
ion Bulletin) NR 1555. Ma
y. 1987を参照されたい。
鱗翅目細胞用のプロモーターにはバキュロウイルスゲノ
ムからのグロモーターが含まれる。ポリヒドリン遺伝子
のプロモーターは、ボリヒドリン蛋白が他のバキュロウ
イルス蛋白と比較して自然界で過剰発現されるので、好
適である。好適なポリヒドリン遺伝子プロモーターはA
 c M N P Vバキュロウイルスから得られる。
SmiLh eL al.,米国特許第4745051
号; Smith eL al., Proc NaL
IAcad Sci USA, 82:8404 (1
985); およびCochran,欧州特許公開第2
28036号を参照されたい。
有用な鱗翅目の細胞にはトリコプルシア・二(Tric
hoplusia ni) 、スポドグテラ・7ルギベ
ルダ(SpodopLera frugiperda)
 、ヘリオシス●ゼア(Ile口othis zea)
 、アウトグラ7イ力 カリンtルニカ(Autogr
aphica californica) 、ラキプル
シア(Rachiplusia)または、ガレリア−メ
ロネラ(Galleria melonella) 、
マンドゥ力・セクスタ(Manduca sexta)
からの細胞、もしくはバキュロウイルスが感染する他の
細胞が含まれる。
これらは核多角体病ウイルス(NPV)、単一ヌクレオ
カプシドウイルス(SNPV)および多重ヌクレオカプ
シドウィルス(MN P V)を含む。
好適なバキュロウイルスはNPVまたはMNPVバキュ
ロウイルスである。その理由はこれらが感染細胞内で高
度に発現されるボリヒドリン遺伝子グロモーターを含む
からである。特に、アウトグラフィカ・カリフ才ノレニ
カ(AuLographicacalifornica
)からのMNPVウィルス(AcMNPV)が以下に例
示される。しかしながら、カイコウイルス、ボンビック
ス・モリ( Bombyxmor i )のような他の
MNPVおよびNPVウイルスも使用できる。鱗翅目細
胞は標準トランスフエクシaン技法により本発明の組換
えパキュロウイルスでトランスフエクトされる。これら
にはリン酸カルシウム共沈、エレクトロボレーシ日冫、
およびリポソーム媒介転移が含まれるが、これらに限定
されない。細胞は標単細胞培養法に従って種々の栄養培
地、例えばlO%ウシ胎児血?ff(FCS)を補給し
たT C I O O (Gibco Europe;
Gardiner et at.. J Invert
 Path. 25:363 (1975)を参照)を
用いて培養し、27〜28゜Cで18〜24時間増殖さ
せた。これとは別に、昆虫細胞の増殖を促す無血清培地
はMaiorella eL at. (Bio/Te
chnology. 6:1406−1410 (19
88)またはPCT/WO89/01028)により開
示されている。組換えウィルスコード化産物の高収量は
、1〜l.2XIO“細胞/mlの密度で、活発に増殖
する培養物を感染させることにより達戊される。lJi
ller eL al.,Setlow and fl
ollander (eds.), GeneticE
ngineering: Principles an
d Methods. Vol 8,p.277−98
, Plenum Publishing Co., 
New York. 1986を参照されたい。Mur
hammer eL al.. (Bjo/Techn
ofogy. 6:1411−1418 (1988)
またはPOT/WO89/01029)。
細胞培養物からのvzvm蛋白の精製は、通常の蛋白分
離法、例えば選択的沈澱、吸着クロマトグラ7イー、お
よび以下で説明するような、モノクローナル抗体アフィ
ニティー力ラムを含むアフィニティーク口マトグラフィ
ーにより実施される。
昆虫細胞による生産は幼虫に感染させることによっても
達成される。例えば、VZV糖蛋白は、本発明の組換え
バキュロウイルスをほんのわずかの野生型バキュロウイ
ルスと共にヘリオシス・ヴイレセンス(HelioLh
is virescens)の幼虫に感染させ、約2日
後血リンパから蛋白を抽出することにより生産できる。
例えば、Miller et al., PCT/W0
88/02030を参照されたい。
さらに、多角体を形或しうる融合ポリヒドリン蛋白の生
産はFrazer et al., PCT/WO88
/07082により開示されている。
本発明はまた、免疫防御量の本発明VZV糖蛋白を含む
ワクチンに関する。“免疫防御”なる用語は、ヒトに投
与したとき、その後のvzV感染を防ぐかまたは軽減す
るのに十分な防御抗体または免疫応答を誘起する十分量
のVZVW蛋白を意味する。
本発明のワクチンにおいては、VZV糖蛋白の水溶液を
直接使用することができる。また、前もって凍結乾燥を
行ったまたは行わないvzvrJq蛋白を、いろいろな
既知のアジュバントと混合することもできる。この種の
アジュバントには水酸化アルミニウム、ムラミルジベグ
チド、およびQuilAのようtlサポニンが含まれる
が、これらに限定されない。別の例として、蛋白はリポ
ソームのような微粒子の内部に封入してもよい。さらに
他の例として、VZV糖蛋白は死滅したボルデテラ属(
Bordetella)または破傷風トキソイドのよう
な免疫刺激性巨大分子に結合させることができる。
ワクチンの製造はNew TrendsandDeve
lopmenLs in Vaccines, Vol
ler eL al.(eds.), Univers
ity Park Press, BalLimore
, Maryland,l978に一般的に記載されて
いる。リポソーム内部への封入はFullerton.
米国特許第4235877号に記載されている。巨大分
子への蛋白の結合は、例えばLikhiLe,米国特許
第4372954号およびArmor eL al.,
米国特許第4474757号に開示されている。Qui
lAの使用はDalsgaard et al.,Ac
La VeL Scand, 18:349 (197
7)に記載されている。
以下の実施例は例示するものであって、本発明を限定す
るものではない。制限酵素および他の試薬類は実質的に
製造者の説明書に従って使用した。
IV2011 vZvゲノムDNAは水痘にかかった患者から単離した
(ベルギー リエージュ、サート・チルマン、リエージ
ュ大学、病理学研究所、Rentier教授)。このウ
イルスDNAはBamHIで消化し、塩基114042
  118004 (Davisonet a+., 
J Gen Virol. 67:l759−1816
 (1986)を参照)に対応する4キロ塩基対の断片
を単離した。
この断片を標準大腸菌クローニングベクターのプラスミ
ドpUc9のB a m H I部位にクローン化して
、グラスミドpNIV2005を作製した。
プラスミドpNIV2005は、推定上のシダナル配列
と5′および3′非翻訳DNAを含む、623個のアミ
ノ酸から或る全VZVgpIflF白をコードする。
pNIV200575’らの1965塩基対c7)Bg
I1−BclI断片をDNAポリメラーゼ(すむわち、
Klenow)で平滑末端となし、代表的なシャトルベ
クター(ここではT i gNDと呼ぶ)の平滑末端化
Hindlll−Bcl1部位にクローン化して、プラ
スミドpNrV2001を作った。
プラスミドT i gNDはプラスミドTND (Co
nnors eL at., D N A . 7:6
51−661 (1988) )の誘導体である。ブラ
スミドT i gNDは、ラウスLTRがマウスガンマ
2bffi鎖免疫グロプリンエンハンサー配列に置き換
えられている点で、グラスミドTNDと相違する。
5′非翻訳DNAを除くために、pNIV200lをN
s pI[r、BglllおよびPpumIで消化した
。2つの断片、532塩基対(b p)のNspII[
(平滑末端)−Bglll断片と7187bpのBgl
[I−PpumI断片を単離した。これらの断片はプラ
スミドTigNDからの741bpのPpumI−Hi
ndlll(平滑末端)断片と連結させて、プラスミド
pNIV2002を作った。pNIV2002では、A
TGの56塩基対上流にI{ i n d m部位が再
形成される。
プラスミドpNIV2002から、vzv  gpIコ
ード領域を含むグラスミド(ただし、カルボキシ末端ア
ンカー配列を欠くが、シグナル配列を保持する)を作製
した。このベクターは、86lbpのII i ndm
−}1g iAI断片(アミノ酸1268をコードする
)を817bpのHgiAl−Ava11断片(アミノ
酸269−541をコードする)に連結し(両断片とも
pN I V2 002から単離した)、アミノ#54
2−546および終結コドンをコードするAvau−B
clI合戒リンカー: 5> GACCGGAGGGCTTGCAT    <
33>     GCCTCCCG入ACGTACTA
G  <5に連結することによりf’FIIlた。
これをグラスミドTndHBBのH i n d m 
−Bc I 1部位に連結して、プラスミドpNIV2
004を作った。(プラスミドT n d I{ B 
Bは上記グラスミド,TNDの修飾体であって、pUC
l9配列の両側にNotI部位が導入された。)このベ
クターはアミノ酸1−5/16をコードし、その5′末
端に制限部位II i n d I[Iが、そしてその
3′末端にBclIが存在する。
プラスミドp A c Y M lは、ポリヒドリン遺
伝子グロモーターを含むがポリヒドリン遺伝子を含まな
いA c M N P Vゲノムからの配列と、高コピ
ー数の細菌グラスミドpUC3からの配列を含むバキュ
ロウイルスシャトルベクターである。
MaLsuura eL al., J Gen Vi
rol. 68:1233−50 (1987)を参照
されたい。
9N目V2004から、“アンカーレス”gp■配列を
含むL695bpのHindl[−T3clI断片を単
離し、DNAポリメラーゼIで平滑末端とした。その後
、この断片はプラスミドpAcYMIの平滑末端化B 
a m H 1部位(ポリヒドリングロモーターのちょ
うど3′側)に連結した。
この新規グラスミドをここではpNIV2011と呼ぶ
ことにする。
B)“アンカーレス″’gpl[:ブラスミドpNxV
2014 VZVゲノムDNA (バートA参照)を制限酵素Ec
oRIで消化した。塩基49362−647 3 5 
(Davison eLal.,回書参照)に対応する
15キロ塩基対の断片を単離し、平滑末端となし、別の
標準クローニングベクター、グラスミドpUCl9のH
 i n d I1部位にクローン化した。pNIV2
008と呼ばれるこの新しいブラスミドは、868個の
アミノ酸から戊る完全vzv  gpII蛋白をコード
し、推定上のシグナル配列(アミノ酸1−9)と5′お
よび3′非翻訳DNAを含んでいる。
非翻訳DNAを含まずかつカルボキシ末端アンカー配列
を欠くクローンを得るために、2つ以上のプラスミドの
作製が必要であった。初めに、Hindl[[ 一Ma
em合成り冫カー(最初の2個のアミノ酸をコードする
): 5> AGCTTACCATGTTT     <33
>      ATGGTACAAACAATG   
<5をpNIV2008からの840bpのM a e
 I[rPstI断片(アミノ酸3−283をコードす
る)に連結し、その後この断片をpUC 1 9ベクタ
ーのHindlll−PstI部位に連結することによ
り、5′非翻訳DNAを除去した。gpIIのアミノ部
分を含むこのベクターはクローン“A”と命名した。ク
ローン″A“から854bpのHindI[[−Pst
I断片を単離し、この断片をpNIV2008からの1
235bpのPstT−Sac[[断片(アミノ酸28
4−694をコードする)および合戊リンカー(アミノ
酸695−698および停止または終結コドンをコード
する):に連結した。
これらの断片はその後pUcl9のHindIIIEc
oR1部位に連結してクローン“C”  (pNIV2
039)を作った。このベクターはgpUのアミノ酸1
−698 (すなわち、シグナル配列を含むが、アンカ
ー配列を含まない)をコードし、その5′末端にHin
dllが、そしてその3′末端にFI i n d n
が存在する。
クローン“C″から“アンカーレス”gpTJ配列を含
む2108bpのHindIII−Hindlf断片を
単離し、DNAポリメラーゼ■(すなわち、旧enow
)で平滑末端とした。その後、この断片はプラスミドp
 A c Y M 1の平滑末端化BamHI部位(ポ
リヒドリンプロモーターのちょうど3′側)に連結した
。pNIV2014と呼ばれるこのグラスミドでは、A
TGのAが連結接合点から9塩基下流に存在する。
C)″アンカーレス”gpIII:プラスミドpNIV
2012 塩基6 4 7 3 5  7 7 6 5 6 (D
avison eL al.,同書参照)に対応する1
2.9KbpのEcoRI断片(バートB参照)を単離
し、pUC9のEcoR1部位に連結した。このブラス
ミドpNIV2007は841個のアミノ酸から成る完
全VZV  gpIII蛋白、シグナル配列(シグナル
配列はその疎水性から推定した)、および非翻訳VZV
 DNAをコードしている。
さらにベクターの構築を進めるために、4400bpの
M l u I断片を平滑末端とft I,、プラスミ
ドpUc19の平滑末端化Hindll制限部位に連結
しl;。このプラスミドをここではpNIV2003と
呼ぶことにする. pN夏V2003から、VZV  gpIII(r)コ
ード配列を含むプラスミド(ただし、カルボキシ末端ア
ンカー.配列を欠くが、シグナル配列を含む)を作製し
た。4つの断片は上記のプラスミドTnd H B B
のHindl[[−BclI部位に連結した。
それらはアミノml−13をコードする合戒Hindl
ll−Avan  DNA断片:pNIV2003から
の231bpのAvaff−AaLII断片(アミノ酸
14−91をコードする)pNTV2003からの21
03bpのAatH−Asuff断片(アミノ酸92−
792をコードする)、およびアミノ酸793−802
と終結コドンをコードする合成AsuII−Bc l 
I断片二から戊っている。得られたベクターはアミノ#
l−802をコードし、その5′末端に制限部位Hi 
ndll[が、そしてその3′末端にXba Iが存在
する。
“アンカーレス”gpIII配列を含む2422bpの
HindnI−XbaI断片はDNAポリメラーゼ■(
すなわち、Klenov)で平滑末端となし、単離した
。その後、この断片をグラスミドpAcYMIの平滑末
端化BamH1部位(ポリヒドリンプロモーターのちょ
うど3′側)に連結して、グラスミドpNIV2012
を作製した。
実施例2 昆虫細胞による発現 スポドグテラ・7ルギペルダ( SpodopLera
frugiperda) 9 (S f 9 )細胞は
A T C C (Rockville, MD, U
SA)から入手できる。Sf9細胞は、実質的にSum
mers et al., TAES Bull  N
RMay 1987に記載されるように、次の組換えベ
クター プラスミドpNIV2011,pNIV201
4また(ipNIV2012(7)うち(7)1種、お
よび野生型AcMNPV DNAを用いて、それぞれ5
0μgおよびlμgで、同時トランスフエクトした。
生成したウイルス粒子は上清を集めることにより回収し
た。その後、このウイルス含有培地を用いて、プラーク
検定によりSf9細胞に感染させI二。グラーク精製し
t二組換えバキュロウイノレスによるSf9細胞のその
後の感染は、ポリヒドリン蛋白の代わりにVZV糖蛋白
を発現する細胞をもたらした。
pNIV2011から誘導された組換えバキュロウイル
ス感染細胞は、カルボキシ末端アンカー配列を欠<gp
I蛋白を発現・分泌することが明らかとなった。完全■
ZV蛋白に対して誘導されたウサギポリクローナル抗血
清を用いて行ったウェスタンプロット分析は、約60キ
ロダルトンに本質的にl木のバンドを示した。
pNIV2014から誘導された組換えバキュロウイル
ス感染細胞は、カルボキシ末端アンカー配列を欠<gp
■蛋白を発現することが明らかとなった。gpIと同様
に行ったウェスタンプロット分析は、約63および85
キロダルトンの本質的に2本のバンドを示した。
実施例3 pN■v2039から“77カ−レX” g pII配
列を含む2108bpのH i n d m (平滑末
端)−}{indU断片を単離し、上記のグラスミドT
DNのHindlll(平滑末端)とEcoRVの間に
挿入して、グラスミドpNIV2034を得た62)g
pus”a−を発現するCHOクローンの選別 CHO  DHFR−細胞4tpNIV2034を用い
てエレクトロポレーションにより形質転換した。
抗生物質G418に対する耐性に基づいて形質転換細胞
を選別しt;。各構築物に対して約100クローンから
の使用済み培地および細胞抽出物を、gpIIの存在に
ついて試験した。最も有望なクローンを5nMのメトト
レキセートの存在下で増幅させた。各構築物に対して約
24クローンを再度試験した。
実施例4 VZV糖蛋白を含むワクチン 本発明の例示的ワクチンは次のようにして調製した。木
発明の組換えVZVW蛋白(例えば、昆虫誘導糖蛋白)
を、O.1〜1000μg / m l、好ましくはl
−100μg/mIのポリペプチドの最終濃度となるよ
うに、撹拌しながら、0.5m g / m lのA 
I ” (水酸化アルミニウムゲルとして)を含む緩衝
塩溶液(1 50mM NaC l、10mM  リン
酸ナトリウム pH6.8;濾過滅菌済み)に加えた。
pH6.8に維持して、この混合物を約4℃で一晩放置
した。チメロサールを0.0005%の最終濃度となる
まで加えた。必要に応じてpHを調べ、pH6.8に調
整した。
それぞれのワクチンに含まれる昆虫誘導VZV糖蛋白の
量は、副作用を誘発せずに免疫防御応答を誘発する愈と
して選択される。このような量は、どの特定ポリペプチ
ドを使用するか、またワクチンがアジュバントを含むか
どうか、により変化するであろう。個々のワクチンの適
量は標準試験により、例えば被験者における抗体力価や
他の応答を観察することにより、確かめることができる
一次ワクチン接種後、被験者は防御免疫応答を増強し維
持するために、必要に応じて間隔をおいて追加の抗原量
を受け取るであろう。
ワクチンは好ましくは非経口的に、例えば筋肉内(im
)または皮下(sc)に投与されるが、他の投与経路も
防御応答を誘起するために使用できる。
上記の説明および実施例は本発明並びにその好適な実施
態様を十分に開示している。本発明は詳述した実施態様
に限定されるものではなく、特許請求の範囲に含まれる
すべての変更および修飾を包含するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)、アンカーレスgp I 、アンカーレスgpII、
    またはアンカーレスgpIIIから成る水痘帯状庖疹ウィ
    ルス糖蛋白からの蛋白。 (2)、カルボキシ末端において全長糖蛋白の全アミノ
    酸残基の4〜20%を欠失している、請求項1記載の蛋
    白。 (3)、gp I 1−546、gpII1−698および
    gpIII1−802から選ばれる、請求項2記載の蛋白
    。 (4)、チャイニーズハムスター卵巣細胞により生産さ
    れた、請求項1〜3のいずれか1項記載の蛋白。 (5)、請求項1〜4のいずれか1項記載の蛋白をコー
    ドするDNA配列。 (6)、請求項5記載のDNA配列を宿主細胞内で発現
    しうる複製可能な発現ベクター。(7)、請求項6記載
    の複製可能な発現ベクターで形質転換された宿主細胞。 (8)、組換え昆虫細胞により生産されたVZV糖蛋白
    。 (9)、gp I 、gpIIまたはgpIIIである、請求項
    8記載のVZV糖蛋白。 (10)、カルボキシ末端アンカー配列を欠く、請求項
    9記載のVZV糖蛋白。 (11)、gp I 1−546、gpII1−698およ
    びgpIII1−802から選ばれる、請求項10記載の
    VZV糖蛋白。 (12)、鱗翅目の昆虫細胞またはショウジョウバエ属
    の昆虫細胞により生産された、請求項8〜11のいずれ
    か1項記載の蛋白。 (13)、昆虫細胞内で機能する調節要素に機能しうる
    状態で連結された、請求項8〜11のいずれか1項記載
    のVZV糖蛋白をコードするDNA配列を含む組換えD
    NA分子。(14)、請求項13記載の組換えDNA分
    子を含む組換えバキュロウイルス。 (15)、請求項13または14記載の組換えDNA分
    子またはバキュロウイルスを含む昆虫細胞。 (16)、免疫防御量の請求項1〜4および8〜12の
    いずれか1項記載の蛋白および製剤学的に許容しうる担
    体を含む、水痘および帯状庖疹に対してヒトを防御する
    ためのワクチン。 (17)、ワクチンとして使用するための、請求項1〜
    4および8〜12のいずれか1項記載の蛋白。 (18)、ワクチンを製造するための、請求項1〜4お
    よび8〜12のいずれか1項記載の蛋白の使用。 (19)、組換え宿主細胞内で下記蛋白をコードするD
    NA配列を発現させ、その蛋白生産物を回収することか
    ら成る、請求項1〜4のいずれか1項記載の蛋白の生産
    方法。 (20)、昆虫細胞内で下記蛋白をコードするDNA配
    列を発現させ、その蛋白生産物を回収することから成る
    、請求項8〜12のいずれか1項記載の蛋白の生産方法
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