JPH0349532Y2 - - Google Patents

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JPH0349532Y2
JPH0349532Y2 JP9655487U JP9655487U JPH0349532Y2 JP H0349532 Y2 JPH0349532 Y2 JP H0349532Y2 JP 9655487 U JP9655487 U JP 9655487U JP 9655487 U JP9655487 U JP 9655487U JP H0349532 Y2 JPH0349532 Y2 JP H0349532Y2
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JP
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movable base
base
amount
slide rail
fixed base
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JP9655487U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はキヤビネツト、ラツク等に実施して
好適な引出し用ガイドの構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来からキヤビネツト、ラツク等に設けられて
いる引出し用ガイドとしては、固定ベース側に取
付けられたガイド部材と、可動ベース側に取付け
られ前記ガイド部材に沿つてスライドするスライ
ドレールとで構成されたものが一般的である。こ
の場合、可動ベースは、引出し自在な収納ケース
もしくは置台を構成する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、このような従来の引出し用ガイドに
おいては可動ベースとスライドレールとが一体的
に結合されているため、該ベースの引出し量とス
ライドレールの移動量とは等しく、該移動量以上
に可動ベースを引出すことは不可能とされる。ま
た、可動ベースの引出し量、換言すればスライド
レールの移動量を必要に応じて自由に変更するこ
とができないという欠点があつた。
したがつて、この考案では上述したような欠点
を解決し、スライドレールの移動量に制約される
ことなく可動ベースをそれ以上に引出し得、しか
もスライドレールと可動ベースの引出し量を自由
に変更し得る引出し用ガイドの構造を提供しよう
とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記目的を達成するために、固定ベ
ースに第1ガイド部材を、可動ベースに第2ガイ
ド部材をそれぞれ設け、これら両ガイド部材間に
スライドレールを両部材に対して摺動自在に介在
させ、このスライドレールに、該レールの固定ベ
ースに対する引出し量と、可動ベースの該レール
に対する引出し量を設定するための第1および第
2ストツパをそれぞれ移動調整可能に配設し、前
記固定ベースまたは前記第1ガイド部材に第1の
ストツパ当接部を前記第1ストツパに対応して設
け、前記可動ベースまたは前記第2ガイド部材に
第2のストツパ当接部を前記第2ストツパに対応
して設けたものである。
〔作用〕
この考案においては可動ベースをスライドレー
ルに沿つて引出すことができ、また第1および第
2ストツパの取付位置を変更することで、スライ
ドレールの固定ベースに対する引出し量と、可動
ベースのスライドレールに対する引出し量を自由
に変えることができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第1図はこの考案に係る引出し用ガイドの一実
施例を示す分解斜視図、第2図は外観斜視図、第
3図は側断面図、第4図は要部斜視図である。こ
れらの図において、1はラツクの枠部材2間に高
さ調整自在に横架された固定ベースで、この固定
ベース1上に可動ベース3がこの考案の要旨をな
す引出し用ガイド4を介して前方に引出し自在に
配設されている。なお、固定ベース1や枠部材2
等はEIAやBTSの規格に基づいて設計されるの
が普通で、横架されたベース上にアンプ等の電子
機器が載置される。
前記引出し用ガイド4は、前記固定ベース1の
上面両端部にそれぞれ複数個の止めねじ5,6に
よつて強固に固定された左右一対からなる第1ガ
イド部材7,8を備えている。これらのガイド部
材7,8は断面形状が略〓形で、その開口部を上
に向けて固定ベース1の前後方向に長く延在して
いる。
一方、前記可動ベース3の下面両端部にはそれ
ぞれ複数個の止めねじ9,10によつて固定され
た左右一対からなる第2ガイド部材11,12が
前記各第1ガイド部材7,8に対応して配設され
ている。これらのガイド部材11,12は前記第
1ガイド部材7,8と同一形状に形成されてお
り、その開口部を下に向けて取付けられている。
13,14は前記第1および第2ガイド部材7
と11および8と12の間にそれぞれ摺動自在に
介在され前記可動ベース3を引出し自在に支持す
る左右一対のスライドレールで、これらのレール
13,14は角ばつた「8」の字の上と下の中央
部分を切取つたような断面形状〔〓〕をそれぞれ
呈しており、その下半部が前記第1ガイド部材
7,8の内部に摺動自在に嵌合され、上半部が前
記各第2ガイド部材11,12の内部に摺動自在
に嵌合されている。
ここで、第1および第2ガイド部材7,8,1
1,12の断面形状を略〓形とし、スライドレー
ル13,14の断面形状を〓形にした理由は、単
にこれらの強度、剛性を増大させ、引出し時の耐
荷重を大きくするためで、このような形状に何ら
特定されるものではなく、種々の形状とすること
が可能であることは勿論である。
前記各スライドレール13,14の下面および
上面の中央部には、該レール13,14の固定ベ
ース1に対する引出し量を設定するための第1ス
トツパ15,16と、前記可動ベース3の該レー
ル13,14に対する引出し量を設定するための
第2ストツパ17,18とがそれぞれ止めねじ1
9,20,21,22によつて固定されている。
これらのストツパ15,16,17,18は略L
字形に形成され、かつ前記各スライドレール1
3,14に対して該レール13,14の長手方向
に移動調整可能に取付けられている。この移動調
整は、各スライドレール13,14に複数個のね
じ孔を形成し、これらのねじ孔のいずれか1つに
前記各止めねじ19,20,21,22を選択的
にねじ込むことで可能とされる。
前記固定ベース1の前端面には上方にそれぞれ
折曲された左右一対の第1のストツパ当接部2
3,24が前記各第1ストツパ15,16にそれ
ぞれ対応して設けられている。各スライドレール
13,14は第1ガイド部材7,8に沿つて前方
に引出され、ほぼ半分まで引出されると、前記各
第1ストツパ15,16が前記第1のストツパ当
接部23,24に後方からそれぞれ当接し、これ
によつて各スライドレール13,14の前方への
抜けを防止される。一方、後方への移動は固定ベ
ース1の後端面に折曲形成された立上壁25によ
つて規制防止されている。
前記可動ベース3の後端面両側部にはそれぞれ
下方に折曲された左右一対からなる第2のストツ
パ当接部26,27(27は図示せず)が前記各
第2ストツパ17,18にそれぞれ対応して一体
に設けられている。前記各第2ガイド部材11,
12は前記各スライドレール13,14をガイド
として前方に引出されると、その途中で前記第2
のストツパ当接部25,26が前記第2ストツパ
17,18に後方からそれぞれ当接することで前
記各スライドレール13,14からの抜けを防止
されている。後方への移動は、前記可動ベース3
の立上壁25に第2ガイド部材11,12が当接
することで防止される。前記折曲片28の中央部
にはねじ孔30が形成されており、このねじ孔3
0につまみ付ねじ31をねじ込み、さらに前記固
定ベース1の前端面に設けられた折曲片33のね
じ孔34にねじ込むと、前記可動ベース3は固定
ベース1に固定され、引出し不能となる。
前記可動ベース3上にはチユーナ,プレーヤ等
の各種電気機器36が載置され、そのケーブル3
7を第4図に示すように固定ベース1の後端部に
設けた櫛歯状のフツク38に引掛けることによ
り、可動ベース3の引出し時のコネクタ39の抜
けを防止している。
第5図aは上記構成からなる引出し用ガイド4
によるスライドレール13,14と可動ベース3
の引出し状態を示す図で、スライドレール13,
14の長さをLとし、第1および第2ストツパ1
5,16,17,18がスライドレール13,1
4の中央にそれぞれ設けられているとすると、ス
ライドレール13,14は最大L/2だけ固定ベ
ース1の前方に引出され、可動ベース3は同じく
最大L/2だけスライドレール13,14の前方
に引出される。この結果、可動ベース3は固定ベ
ース1に対して最大Lだけ前方に引出されたこと
になる。
すなわち、この考案はスライドレール13,1
4を固定ベース1と可動ベース3の双方に対して
スライド自在に配設することにより、可動ベース
3を2段で引出し得るようにしたもので、結果と
して可動ベース3の引出し量がスライドレール1
3,14の引出し量によつて決定されず、大きく
設定し得るものである。また、第1および第2ス
トツパ15,16,17,18はスライドレール
13,14に対して移動調整可能に取付けられて
いるので、第5図b,cに示すように必要に応じ
て可動ベース3の固定ベース1に対する引出し量
を自由に変えることが可能である。
すなわち、同図bは第1ストツパ15,16を
スライドレール13,14の前端から3/10Lの位
置に、第2ストツパ17,18をスライドレール
13,14の後端から3/10Lの位置にそれぞれ取
付け、可動ベース3を固定ベース1に対して最大
3/5Lだけ引出せるようにした例を示し、同図c
は第1ストツパ15,16をスライドレール1
3,14の前端から7/10Lの位置に、第2ストツ
パ17,18をスライドレール13,14の後端
から7/10Lの位置にそれぞれ取付け、可動ベース
3を固定ベース1に対して最大12/5Lだけ引出
せるようにしたものである。
なお、上記実施例は第1,第2ガイド部材およ
びスライドレールをそれぞれ一対づつ設けた例に
ついて説明したが、この考案はこれに特定される
ものではなく、これら部材の大きさ、可動ベース
3の大きさ等に応じて増減され得るものである。
また、上記実施例は可動ベース3を固定ベース
1に固定する手段としてつまみ付ねじ31を使用
したが、これに限らず鉤形に形成されたフツクを
一方のベースに回動自在に設け、このフツクを他
方のベースに設けた係合部に係合させるなど種々
の変更が可能である。
また、工具棚等に適用する場合は、前記立上壁
25の代りに第2のストツパ当接部23,24と
同様な当接部を固定ベース1の後端に第1ストツ
パ15,16に対応して設けると共に可動ベース
3の前端面に同じく同様な当接部を第2ストツパ
17,18に対応して設けると、スライドレール
13,14および可動ベース3を固定ベース1の
後方側にも引出すことが可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案に係る引出し用ガ
イドの構造によれば、スライドレールを固定ベー
スと可動ベースの双方に対して摺動自在に配設し
ているので、可動ベースをスライドレールの前方
に引出すことができ、固定ベースからの引出し量
を大きく設定することができる。また、スライド
レールの引出し量と可動ベースの引出し量を設定
する第1および第2ストツパを該レールに対して
その長手方向に移動調整可能に配設しているの
で、スライドレールと可動ベースの引出し量を自
由に変更し得、適正な引出し量に設定すれば全体
の重量バランスを崩す虞れがないなど、その実用
的効果は非常に大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は外観斜視図、第3図は側断面図、第
4図は要部斜視図、第5図a,b,cは引出し量
の変更を示す図である。 1……固定ベース、3……可動ベース、4……
引出し用ガイド、7,8……第1ガイド部材、1
1,12……第2ガイド部材、13,14……ス
ライドレール、15,16……第1ストツパ、1
7,18……第2ストツパ、23,24……第1
のストツパ当接部、26……第2のストツパ当接
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定ベースと可動ベースとの間に介在され該可
    動ベースを引出し自在に支持する引出し用ガイド
    において、 このガイドは、前記固定ベースに配設された第
    1ガイド部材と、前記可動ベースに配設された第
    2ガイド部材と、これら両ガイド部材間に共通に
    摺動自在に介在されたスライドレールと、このス
    ライドレールにそれぞれ移動調整可能に設けら
    れ、該レールの固定ベースに対する引出し量と、
    可動ベースの該レールに対する引出し量をそれぞ
    れ設定する第1および第2ストツパと、前記固定
    ベースまたは前記第1ガイド部材に前記第1スト
    ツパに対応して設けられた第1のストツパ当接部
    と、前記可動ベースまたは前記第2ガイド部材に
    前記第2ストツパに対応して設けられた第2のス
    トツパ当接部とで構成されることを特徴とする引
    出し用ガイドの構造。
JP9655487U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH0349532Y2 (ja)

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