JPH0349125A - 電磁接触器 - Google Patents

電磁接触器

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JPH0349125A
JPH0349125A JP25295089A JP25295089A JPH0349125A JP H0349125 A JPH0349125 A JP H0349125A JP 25295089 A JP25295089 A JP 25295089A JP 25295089 A JP25295089 A JP 25295089A JP H0349125 A JPH0349125 A JP H0349125A
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Takashi Ogura
小倉 孝史
Kenji Kawasaki
健司 川崎
Yoichi Aoyama
青山 洋一
Hidetoshi Matsushita
松下 英敏
Yasuo Ichimura
市村 安男
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械、電気加熱装置、空調設備等の電路
開閉に用いられる電磁接触器に関する。
[従来の技術] 工場や業務用建物等に設置される工作機械、電気加熱装
置、空調設備等は、多様なシーケンス制御が必要とされ
る。このようなシーケンス制御を行う場合、かつて多く
の電磁接触器を用意し、それぞれの入出力端子を互いに
有機的に接続する方法がとられていた。したがって、そ
の電気配線が複雑になることは言うまでもなく、工場や
建物全体の機器等の設置、点検、修理等も複雑にならざ
るを得なかった。
その後、このようなシーケンス制御を行うに際し、その
操作(信号)回路にコンピュータやプログラムシーケン
サ等が採用されるようになってきた。これによれば、各
機器の電路の開閉する電磁接触器は予め設定したプログ
ラムに基づいた信号により、インターフェイスリレーを
介して作動せしめられるようになり、その電気配線は大
幅に簡易化された。
ところで、電磁接触器は、電路(主回路)の−部となり
かつこれを開閉する接点装置と、接点装置を開閉動作さ
せる電磁石装置とを基本要素部材としている。
この接点装置は、電路の通電及び開閉容量に対応して選
択されるが、一般にこの容量が大きくなれば、接触圧力
ばねや復帰ばねのばね力が大きくなって、必然的に電磁
石装置の入力電力は大きくなる。
上記した機器等の電路の開閉に用いられる電磁接触器に
装備される電磁石装置にあっては、通常のコンピータや
プログラムシーケンサ等の小さい信号電力では、これを
動作させることは困難であり、電磁石装置が無極型のも
のに至っては電磁石装置駆動系の動作のためにコイルの
磁気吸引力しか利用できないことから、まず不可能であ
る。
したがって、tfff石装置の開発にあたり、所定の入
力電力に対する電磁石装置駆動系の動作力の割合を高め
ること、すなわち、効率を高めることは、常に考慮が払
われるところであり、とりわけ電磁接触器に装備する電
磁石装置の高効率化が大幅に実現するならば、複雑なシ
ーケンス制御に用いる電磁接触器として顕著に利益を受
けることができる。すなわち、上記のようなシーケンス
制御において、所望する電磁石装置駆動系の動作力を得
るのに必要な入力電力が、コンピータやプログラムシー
ケンサ等の小さい信号電力に近似したものであれば、イ
ンターフェイスリレーが省略出来るからである。
このような電磁石装置の高効率化に向けての意義ある第
1段階のものは、米国特許第4.509,026号明細
書に開示された電磁接触器で達成された。
すなわち、この電磁接触器は、第20図乃至第22図に
示す如く、外部端子を露設する器体81の上部には、復
帰バネ82により復帰方向に付勢される可動台83に複
数の可動接点板84を装備すると共にこの可動接点板8
4に複数の固定接点85に対向する可動接点86を装備
した接点装置87を配設している。
また、器体81の下部には、両端に対向する2個の接極
子88を設けたプランジャ89と、このプランジャ89
を移動自在にして2個の接極子88を挟む一方のヨーク
90と、前記プランジャ89を移動自在にして2個の接
極子88間に介在した他方のヨーク91と、この一方及
び他方のヨーク90.91間に介挿した永久磁石92と
、プランジャ89の外周に巻回したコイル93とで構成
し、このコイル93への通電の有無により、両ヨーク9
0.91により規制される作動位置と復帰位置にプラン
ジャ89を駆動させる電磁石装置94を配設している。
さらに、この電磁石装置94及び接点装置87を軸95
にて枢支された反転レバー96により連結している。
しかしながら、上述の電磁接触器にあっては、永久磁石
92の磁束にコイル93の磁束を重畳又は相殺するよう
にして、無極型の電磁石装置より相当程度の効率の向上
を実現したものの、永久磁石92の磁束が影響する関係
から、第22図に示す如く、励磁吸引力特性曲線P7に
対し、無極型の電磁石装置では零であった無励磁吸引力
特性曲線P8が略平行の曲線となり、この無励磁吸引力
特性曲線P8が電磁石装置駆動系のバネ負荷曲線P9に
影響を与えることとなった。
すなわち、バネ負荷曲線P9に於いて、第1に復帰位置
(開極位置)^lでの励磁吸引力特性曲線P7との関係
、第2に動作位置(閉極位置)A2での無励磁吸引力特
性曲線P8との関係、第3に接点接触寸前位置A3での
無励磁吸引力特性曲線P8との関係、第4に接点接触直
後位置A4での励磁吸引力特性曲線P7との関係が出る
。バネ負荷曲線P9に於ける第3及び第4の位置A3、
A4での立上りは、接点圧力を確保するための接点圧バ
ネ97が関係する。
この4つの位置At、A2.A3.A4の中で、第1及
び第2の位置Al、A2関係については、可動台83に
対して作用する復帰バネ82とプランジャ89に作用す
る作動バネ98との相互バネ力調整により対応が図れる
ものの、上記バネ力が決定した条件の元での第3及び第
4の位置^1.^2関係については、電磁石装置94の
特性との関係、接点接触時点のバラツキ、常閉接点や常
閉接点等の接点種類の組合せ仕様等に対して大きな影響
があり、確実な解決策は未だなかった。
尚、第3及び第4の位置AI、A2関係についての対応
策には、第1に固定接点85を装備する固定接点板99
の変形による接点接触位置の可変調整による方法、第2
に電磁石装置94に使用した永久磁石92の磁気力を外
部より印加する磁束により加減し整合させる方法等が考
えられる。
しかしながら、第1の方法では相互の接点関係を認識し
た上での複数の接点板99の調整が必要となり、極めて
熟練の必要な調整作業となる。
また、第2の方法では永久磁石92の磁気力を増減によ
り満足させる関係から永久磁石92の磁気力を十分に活
用するものでなく、未だ高感度には至らない。
本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもので、永久磁石
を使用したを種型の電磁石装置の吸引力特性に電磁石装
置駆動系に係るバネ負荷特性を、高効率の状態を維持し
つつ容易に整合させることが可能な電磁接触器の提供に
ある。
〔課題を解決するための手段〕
かかる課題を解決するために、請求項(1)記載の電磁
接触器は、電磁石装置のプランジャと接点装置の可動台
との動作方向に対する相対的な連結位置関係を可変する
調整手段を装備し、この調整手段の操作部を露見する開
口を前記器体に形成している。
請求項(2)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、電磁石装置をプランジャを水平方向にして器体の下
部に配設すると共に接点装置を可動台を水平方向にして
器体の上部に配設して、電磁石装置のプランジャと接点
装置の可動台とを一端部で反転レバーにより連結し、さ
らに電磁石装置の他端部をバネ手段により略垂直方向に
バネ付勢し、このバネ付勢に抗して調整手段により電磁
石装置を電磁石装置の一端部を支点として電磁石装置を
回転可能にしている。
請求項(3)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、電磁石装置をプランジャを水平方向にして器体の下
部に配設すると共に接点装置を可動台を水平方向にして
器体の上部に配設して、電磁石装置のシランジャと接点
装置の可動台とを一端部で反転レバーにより連結し、さ
らに電磁石装置をバネ1段により略水平方向にバネ付勢
し、このバネ付勢に抗して調整手段により電磁石装置を
略水平方向に移動可能にしている。
請求項(4)記載の!磁接触器は、請求項(1)に加え
て、電磁石装置を、コイルを巻回するコイル枠の内孔に
移動自在に支持されたプランジャの一極に接極子を設け
、この接極子に対向する接極面を前記コイル枠を包囲す
る一方のヨークの一端に設け、この−一一方のヨークの
他端を前記プランジャに近接させ、この一方のヨークと
の間に永久磁石を介挿する他方のヨークの一端に前記一
方のヨークの接極面とで所定間隔をもって前記接極子を
挟む接触面を設けて構成し、前記接極子が一方のヨーク
の接極面に近接する側を接点装置の閉極位置としている
請求項(5)記載の電磁接触器は、請求項(4)に加え
て、プランジャの外径と略同等の内径で一方のヨークの
他端のプランジャ対向巾より十分に長い磁性筒体を、一
方のヨークの他端からコイル枠の内孔にわたって装着し
ている。
請求項(6)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、接点装置を、接点接触動作時に接点がワイピング動
作をするよう前記固定接点を装備する固定接点板と可動
接点板とのいずれかを接点開極状態において傾斜させて
両接点板を非平行的に配設し、接点接触動作に於ける両
接点板の非平行関係の継続動作時に可動接点板に当接す
る押圧部を可動台に形成している。
〔作 用〕
請求項(1)記載の電磁接触器は、電磁石装置の無励磁
吸引力特性曲線及び励磁吸引力特性曲線は電磁石装置の
プランジャ移動方向に対して1頃斜した曲線である関係
から、電磁石装置のプランジャと接点装置の可動台との
動作方向に対する相対的な連結位1の可変により、接点
圧力バネの立上り部分が有極型の電磁石装置の励磁吸引
力特性曲線及び無励磁吸引力特性曲線の何れかから外れ
て動作不能の状態でも、相対的な可変移動に伴って両特
性曲線内に整合することができ、電磁石装置の感度を低
下させることなく、確実な動作を確保することが可能と
なる。また、組立て後に特性整合が可能となるため、完
成品としての特性確保が可能となると同時に簡単に整合
作業が行なえる。
請求項(2)及び(3)記載の電磁接触器は、請求項(
1)に加えて、調整手段は電磁石装置駆動系中に介在し
ないので、電磁接触器が閉極及び開極のいずれの状態で
も操作が可能となり整合作業がより行い易くできる。
請求項(4)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、コイル電流により発生する磁束が永久磁石を通過せ
ずに第1のヨークを通過するので吸引力の向上が図れる
と共に、開極状態に比べ閉極状態は永久磁石の影響が少
ない関係から、電磁接触器の開極方向から閉極方向に向
かって励磁吸引力特性曲線と無励磁吸引力特性曲線の間
隔が広がり、より接点圧力バネの立上り部分の整合作業
が行い易くできる。
請求項(5)記載の電磁接触器は、請求項(4)に加え
て、磁性筒体によりプランジャの移動がスムーズになる
と共に第1のヨークの他端とプランジャとの空隙の磁気
抵抗が減少して高感度の電磁石装置が確保でき、電磁石
装置駆動系のバネ負荷特性に対して整合させ易くなる。
請求項(6)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、可動台の押圧部により溶着した接点を強制的に引外
すことが可能であることから必要なる電路の開閉容量に
対して接点圧力バネの立上り部分を小さく設定した接点
装置が確保でき、電磁石装置の吸引力特性に対して整合
させ易くなる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を図面第1図乃至第16図に基づき説
明する。すなわち、この電磁接触器1は、第1図乃至第
4図の如く、上部を接点ブロック2、下部を電磁石ブロ
ック3として結合構成される。
この両ブロンク2.3は各々種ルの品種が予め用意され
その組合せによl′)様々な仕様の電磁接触器lとなる
。例えば、接点ブロック2には常開、常閉の区別や接点
容量等の接点種類があり9.また電磁石ブロック3には
コイル電圧の種類があり、これらの様々な組合せ鉢合が
゛可能となる。
しかしで、この電磁石ブロフク3を説明する6電磁石ブ
ロック3は、第6し、i沙び第6シ(1ν)如く、am
接触器1の器体4を構成する上聞L1の下側器体5に調
整手段6及び電磁石装置7並びに反転レバー8が収納さ
?、 <13、 この下側器体5には、底95Bの前後の対向辺に取付孔
9aを形成した取付座5hを設け、その取付座5b間に
レール取付用溝9bを形成している。この後方の取付座
5bにはレール取付用溝91)方向に開口の引掛片5c
を形成17、前方の取付座5bには弾性支持片5dによ
り支えられた取付片5eを形成している。
また、このr(IIi器体5の底壁5aの左辺近傍には
、取付座5b間で、調整用開口10及びこの調整用開口
10に並設する弾性確保用開口11が形成されている。
調整手段6は、その下面に突起を設けて操作部6aを形
成し、操作部6aを調整用開口10に挿入して下側器体
5の調整用開口IO及び弾性確保用開口11を閉塞する
。この操作部6aには弾性確保用開口11側に係止突起
部6bが突出し、ごの係止突起部6bが調整用開口lO
の弾性確保相開[コニ1側の辺縁に形成した係止溝部5
fに引掛かり、段階的な移動が可能となる0弾性確保用
量口11は、この調整手段6を平行移動させる場合にそ
の調整用開口10の広がりを吸収する。この調整手段6
の上面には階段状の段さ6cが設けられて電磁石装置7
の左端下面が載り、調整手段6の前後移動により下側器
体5の底壁5aからの電磁石装置7の左端下面の高さが
変化し、電磁石装置7が右端下面を中心に回転すること
となる。
さらに、電磁石装置7を説明すると、第4図乃至第7図
の如く、合成樹脂にて成型されたコイル枠13は、コイ
ル12を巻回する筒部13aとこの筒部13aの左右両
側に設けた枠部13b、 13cと、左右側枠部13b
、 13cの上下に形成した水平部13d、 13e。
13f、13gとからなる。この左下側水平部13dに
は、略中夫に下向き突起!3hが形成され、上述した調
整手段6の階段状の段さ6c上面に載る。また、左上側
水平部13eには、切溝14にて形成された弾性片13
iが突出し、弾性片1;3i先端の突起部13jが接点
ブロック2底面に当接し、電磁石装置7が下向きに弾圧
され調整手段6に常に載る様になっている。さらに右下
側水平部13fは下側器体5の底壁5aに載置され、ま
た右上側水平部13gには、その前後端にコイル12の
端末を接続した上方に弾圧する接触端子板15が配設さ
れる。この接触端子板15は、この右上側水平部13g
と右下側水平部13fとを連結する連結柱13kに収納
配置される。この連結柱13にの下部には、その接触端
子板15間を互いに接続する抵抗器16及び定電圧ダイ
オード17を配設し、サージ吸収機能を成す。また、右
上側水平部13gの中央には空間が形成されると共に保
持溝18が形成されている。
さらに、筒部13aにはプランジャ19を左右方向に平
行移動自在に収納する。このプランジャ19は、筒部1
3a右端縁に形成されたプランジャ19の外径と略同等
の細径突起13鑞と、筒部13a−左端縁から筒部中央
に至って収納されたプランジャ19の外径と略同等程度
の内径の磁性筒体20とにより保持される。また、プラ
ンジャ19の右端にはカシメ突起19aが形成され、接
極子21及び反転レバー8への連結片22を挿通してカ
シメ固着している。
しかも、コイル12を包囲したコ字型を成す外ヨーク2
3の布片23aに設けた接極面23bを接極子21の外
側接極面21aに対向させ、外ヨーク23の裏片23c
先端を磁性筒体20に密着させる。この外ヨーク23は
、布片23aを右側上下水平部13f 、 13gに形
成した小突起13n及び連結柱13に間に嵌込み、左片
23cを右側枠部13cに当接して上下左右方向の位置
決めがなされる。
また、一対のコ字型の外ヨーク23は、左片23cでコ
イル枠13の左側上下水平部13d、 13eに形成し
た向い合う溝24に動作バネ板25と共に嵌入される。
この動作バネ板25は、中央上下に形成した孔25aに
外ヨーク23の裏片23c先端に形成した突起部23d
を嵌込み、外ヨーク23の前後方向への抜止めをする。
この動作バネ板25は、プランジャ19にそのバネ部2
5bが当接してプランジャ19を右方向に弾圧作用し、
接極子21を外ヨーク23の接極面21aに当接させる
方向にバネ力を付与する。
さらに、一対のL字型を成す内ヨーク26を外ヨーク2
3の内側に位置してコイル枠13に配設し、この内ヨー
ク26の石片26aに設けた接極面26bを接極子21
の内側接極面21bに対向させコイル枠13に配設する
。この内ヨーク26は、右側上下水平部13f 、 1
3gに形成した小突起13n及び右側枠部13cにより
位置決めされてコイル枠13に装備される。
この内ヨーク26の接極面26bは、コイル枠13の細
径突起13■より内側に位置し、接極子21の近接時に
接極面21b、26b同士が接することを防いでいる。
このことは、多少の空隙を確保することにより、異常な
吸着力増加を防止することにある。
この内ヨーク26と外ヨーク23との間には一対の永久
磁石27が介挿され、内及び外ヨーク26.23間に磁
極を付与する。この永久磁石27は内ヨーク26に形成
1.た位置決め突起26cにより抜は止めがなされる。
外ヨーク23の石片23aの接極面23bには、非磁性
板28が装備され、接極子21の外側接極面21aと外
ヨーク23の接極面23bとが直接密着しないように配
設される。このことは、前述の内ヨーク26のものと同
様、異常な吸着力増加を防止することにつなか、乙。
尚、この電磁石装置7は1、コイル枠13にコイル12
を巻回した後、コイル枠13に磁性筒体20を装備する
と共に内コーク26をコイル枠13の前後方向より装着
し、同時に接極子21及び連結片22を結合したプラン
ジャ19をコイル枠13の筒部1.3aに収納し、非磁
性板28を装備すると共に永久磁石27を内ヨーク26
に位置決めした後で、外ヨーク23をコイル枠13の前
後方向より装着し、動作バネ板25を外ヨーク23の左
耳23cに関係させて嵌込みことにより、ブロック組立
がなされる。したがって、組立後にあってはコイル枠1
3に全ての部品が位置決め装着され、ブロック化がなさ
る。
しかして、この電磁石装置7の動作を説明すると、第8
図及び第9図に示す如く、第8図の無励磁時は、永久磁
石27の作用により、内ヨーク26の接極面26bに接
極子21の内側接極面21bが近接し、永久磁石27の
磁束が内ヨーク26−接極面26b−内側接極面21b
−接極子21−プランジャ19−磁性筒体2〇−外ヨー
ク23を通過し、連結片22を左方向に吸引している。
次に、コイル12に電流を通電し励磁状態とすると、コ
イル12磁束は、プランジャ19−磁性筒体20外ヨー
ク23−接極面23b−空隙一外側接極面21a−接極
子21と通過し、この磁束通過により、接極子21を外
ヨーク23の接極面23b側に吸引する力が発生し、つ
いには第9図の励磁時の如く、プランジャ19が移動し
て接極子21が内ヨーク26の接極面26bより離れ、
外ヨーク23の接極面23b側に近接し、連結片22を
右方向に移行させる。したがって、コイル12磁束は、
殆どの空隙が無い磁路を通過するため、その吸引力は大
きくなる。
この状態を、第10図の特性図に基づいて説明すると、
第8図の復帰位置(開極位置)では、無励磁吸引力曲線
P1と励磁吸引力曲線P2との間隔は小さいものの、逆
の第9図の動作位置(閉極位置)では無励磁吸引力曲線
PIと励磁吸引力曲線P2との間隔は大きくなっている
。これは、コイル12磁束が、永久磁石27を通過せず
して磁路を構成することに関係する。
尚、第1O図中に記載の曲線P3及び曲線P4は、無励
磁吸引力曲線P1及び励磁吸引力曲線P2に各々関係し
、コイル12に電磁石装置7の感度電流を流した場合の
無励磁吸引力曲線及び励磁吸引力曲線を示す、したがっ
て、実使用面では、この電磁石装置7の感度電流に対応
する無励磁吸引力曲線P3及び励磁吸引力曲線P4に、
バネ負荷曲線P5を整合させる必要がある。
また、磁性筒体20を外ヨーク23の左耳23cからコ
イル枠13の内孔にわたって装着したので、磁束通路の
磁気抵抗が極力小さくでき、吸引磁束の増加及び吸引力
の向上が図れている。
尚、実施例では、外ヨーク23の磁極面23bを接極子
21の外側に配置し、内ヨーク26の接極面26bを接
極子21の内側に配置しているが、逆に外ヨーク23の
磁極面23bを接極子21の内側に配置し、内ヨーク2
6の接極面26bを接極子21の外側に配置して、無励
磁時は右方向にプランジャI9を吸引し、励磁時は左方
向にプランジャ19を吸引する構成でも可能であり、特
に必要なことは、コイル12電流による磁束ループが、
永久磁石27を通過せず、永久磁石27の磁束ループと
の関係にあって互いの磁束ループが接極子21との空間
を独立している構成であればよい、このことは、コイル
12電流による磁束ループ側で無励磁吸引力と励磁吸引
力との差を太き(とれることを意味する。
さらに、下側器体5に収納される反転レバー8は、第1
図及び第6図の如く、合成樹脂にて構成されてその中央
に前述したコイル枠13の保持溝18に嵌入する回転軸
8aを形成し、その下端8bは電磁石装置7の連結片2
2に係合され、プランジャ19の左右平行移動に連動し
て回転軸22aを中心に回転することとなる。この反転
レバー8の連結片22との係合は、連結片22に形成し
た切欠部22aに反転レバー8の下端8bに形成した突
起8Cを嵌込むことにより成され、反転レバー8の揺動
による突起8Cの上下動が切欠部22aにより吸収され
て、プランジャ19の左右平行移動に対して阻害しない
ように配慮されている。
続いて、接点ブロック2を説明すると、この接点ブロッ
ク2は、第6図の如く、前後両側を個々の端子空間とし
中央を接点空間とした電磁接触器1の器体4を構成する
上側器体29に、可動接点板30を装備する可動台31
及び復帰バネ32並びに固定接点板33他を装備する。
この上側器体29は、隔壁34aにより個々の端子空間
と接点空間を区分けする上開口の上側器体本体34と、
この上側器体本体34の上開口を閉塞する中カバー35
、端子カバー36とでなる。
この上側器体本体34は、この前後側壁外面に突起34
bを形成して下側器体5の前後側壁上部に形成する引掛
孔37に嵌込むことにより結合される。
また、第5図の如(、上側器体本体34の底壁の右方中
央に、上述の反転レバー8の上端8dが挿通ずる開口3
8及びこの開口38の前後に接触端子板15に対応する
開口39が設けられる。この接触端子板15に対応する
開口39には、第2図の如く、上片に端子ネジ40を装
備したコ字型を成すコイル端子板41の下片が露見し、
下側器体5との結合により接触端子板15が接触するよ
う構成される。また、このコイル端子板41は、第3図
の如く、上側器体本体34の隔壁34aにより区分され
て、複数の固定接点42を縦片33aに装備し横片33
bに端子ネジ40を装備する固定接点Fi33と共に上
側器体本体34の前後両側に配設される。この固定接点
板33は、上側器体本体34の隔壁34aに形成したス
リット43を通して縦片33aが嵌まり、固定接点42
が中央に位置するようにして上方向から固定され装備さ
れる。
さらに、上側器体本体34の隔壁34aにより区分けさ
れた中央には左右移動自在に可動台31が収納され、第
13図乃至第16図の如く、可動台31の右端には上側
器体本体34の開口38を挿通した反転レバー8の上端
8dが嵌まる係合間口31aが設けられ、可動台31の
左端には復帰バネ32が当接するバネ座31bが形成さ
れている。この復帰バネ32は、他方を上側器体本体3
4の左側隔壁に形成したバネ座34cに嵌込み、可動台
31を係合開口31aを設けた右方向に押出すと共に、
押出された可動台31は右端が上側器体本体34の右側
隔壁に当接して停止している。尚、この復帰バネ32は
、反転レバー8を介して電磁石装置7に影響を与えるが
、前述した動作バネ板25とは反対方向の力関係となり
、両者32.25相互のバネ力関係で、第10図に示す
電磁石装置7に対するバネ負荷曲線P5の基礎部分、す
なわち、概略的には復帰位置(開極位置)及び動作位置
(閉極位置)の傾きが決定される。このバネ負荷曲線P
5の基礎部分の調整を必要に応じて行う場合には、復帰
バネ32のバネ力調整よりも動作バネ板25のバネ力調
整で行なわれる。
しかも、この可動台31は、第it図の如く、引掛片4
4aを突出させた可動ベース44と可動ベース44の引
掛片44aを挿通して係合する孔45を形成した可動ベ
ース44に嵌込固定される可動カバー46とで構成され
、その結合により可動台31には可動台31の移動方向
とは垂直な前後方向の開口47が複数形成される。この
間口47に、可動接点48を前後両側に配設した可動接
点板30を収納すると共にこの可動接点板30を左方の
開口縁に押し・つける接触圧力ハネ49を収納し、可動
台31の前後両側に位置する固定接点板33の固定(k
点42に可動接点48を対向させる。尚、第11図し・
・C・右側に記載5.■)可動接点板30は畠f:!i
”:f接点構成d−成マもσいご、l【べしてきた図中
左イQJ4’ i、、111゛載の京間tz点)3成の
可・ひ接点板30の可動台3B・、17・装備構喋は、
1弓・!・接点板30と接触圧力ハネ゛103 シ;グ
・ef !、+、j7 j′(”’f :づ、1j梯・
て府、?、。
Xi汽・、この可動台3rc−は 可動接点板30間に
絶縁隔壁31cを形成寸、ご]1と#Cコ可動接点板3
0に対し7右側に位置する閘9,31 cのF部に可動
接点板30に対向する押圧部50を形成j1、ている。
この押圧部5〇二帽、接点4?7.48の閉極動作中に
接点溶着が発生L7た場合に可動接点板30に当接して
、接点溶着を引外す作用を成す7 しかして、この接触圧力バネ49により可動接点板30
が弾圧される開口47縁は9、固定接点板33に対して
右上刃向に傾く傾斜で構成され、可動接点板30ば開極
状態では、第121凶(a)の如く、右に(lJiいた
状態で静止しCいる。
この状態C,電磁石装置7が励磁され反転レバー8を介
して可動台3)が移動す、ると、次第4.・I(、FJ
)接点4i(が固定接点、−装置5.i2J接し第i’
i、L’r (1+) C’:・シ1.・;1、最もり
・r+= lj、lj短い側、曲便) ’Y’ j’j
l\1・J4.有接点く□) ・1゛、◇゛初朋当拡5
)”、る1、 :’7 c’; ’HQ7礼当接(2、たす魁−・ さ
N−37,b、耐動台31が押jJJ l、・す、;、
 、+すυ面動接へ彬::い゛(7y、’(“ぐ、ii
た開口48縁か(二1圏ii  固定環、lλ421F
 −q 9(Iy 99点48プンで・′・′全付勢す
H,、、、、1114t9−f 7. ’7− it”
 、)−、:aソ゛・、+R%’q H’カバネ49は
その押出12方向力・f″−;・)動接点板30を固定
環・与板33と水平(こさせ、!:うとする力が働き、
固定環も421で可動接市牡がワイピング動作するよう
に可動接点板30を回転せしぬ、!15)しi(ハの如
く接触1−下刃バネ4゛]のは“ね圧を与Aつつ接点4
25.48が閉枠する。
12、たか−、て、常に固定接点42と可動接点48が
、開閉″4る毎Vワイピング動作する。′:、とにより
接触面が新鮮になり接触信頼性の向−Fが図れる。
また、可動接点48が固定接点42に近接し第12図(
b)の如く最も距離の短い下部で両者接点42.48か
初期当接じた状態、すなわち、接点42.48間の接触
圧力が小さい状態にあっては、大きな電流が接点・42
.42間に流れると接点42.48間に溶着現象・乞元
士させj;:>搭い。
ごこで、万が〜=、接点42.48の当接初期に接点溶
4現象が発゛[シた場合には、可動接点板30は傾斜し
たままの状態を維持して、可動台31は押出しを続ける
。この押出しの継続により、次第に可動接点板30のも
っとも則れたL側部分は、通常の開閉ならば固定接点板
3討こ近接・しているにも関わらず、離れていることか
ら、可動台31に形成した押圧部50がその押出しによ
り可動接点板30の上部に当接し、可動接点板30を可
動台31の移動に伴って、直接押出しを行うこととなる
。この押圧部50の押出しによって、可動接点板30は
溶着部分、すなわち下部を支点とし7て回転作用が働き
、強制的に溶着の引外しが行われ、接点42.48がワ
イピング動作して通常の接点42.48が閉極するわし
たがって、接点圧力バネ49は、接点溶着を回避するた
め小さく出来なかった初期の接点H−力を決定する事i
jI付勢バネ;りを小さくすることが可能となり、これ
により、接点閉極初期のバネτ]向の立し」−がりを小
さく−Cさ:#lことと74るの′である。
向、実施例では、可動接点板J(lを傾斜さ−Uたが、
勿−鼻面定接点板33庖屓斜さゼることもできる。
また1句動台3)にに′〕成する押圧部50は接点、f
 2 、。
48が初期接触する箇所から出来る■り離れ六′位置と
rZll、接へ溶着れp (7)検出も簡単でしかも接
点溶着時・、)強制引キ外t、力も向ト′T′きる4、
さitに上側器体本体34には、隔壁34a 番、:よ
り区分される中央の接点空間を包囲する中カバー・35
が、左右両側V形成しまた引掛片35aを1側器体本体
34の左右側壁に形成した開口34dに嵌込むことによ
り、装備される。この中カバー35の装備により、上側
器体本体34の上開口より挿入固定された固定端子板3
3はそのスリット43が閉塞されて抜は止めされる。ま
た2、中カバー35には、可動台31の上面より突出さ
せた動作子31dを露見させる開口51が設けられると
共に、カバー内壁に引掛孔35bを形成している。
しかも上側器体本体J4に中カバ・−・35を嵌めた状
態で、上側器体本体34の開口を閉塞する端子カバー・
36を装備する。この端子カバー36は、・端子ネジ4
0に対応する位置にねじ操作孔52を形成し、さらに下
面には上記の中カバー35の弓1掛71,35b K係
合する係止片36aを形成L7ている。尚、この端子カ
バー36には、補助接点ブロック等のオプションパーツ
が取付取外自在な取付保合部36bが設けられている。
しかして、詳述した電磁接触器1を総合的に説明すると
、このN磁接M器1番よ電磁石装置7のプランジャ19
の左右移動に灯して反転レバー8を介して可動台31が
右左移動し、接点42.48開閉が行われる。この動作
は、実使用上、第10図の特性図の如く、電磁石装置の
無励磁吸引力曲線(感度電流時) P3と励磁吸引力曲
線(感度電流時) P4に、バネ負荷曲線P5が整合し
た場合に達成される。
しかしながら、電磁石装置7の特性バラツキ、接点接触
時点のバラツキ、常閉接点や常閉接点等の接点種類の組
合せ仕様等の要因により、万が一バネ負荷曲mP5に於
ける特に接触圧力バネ49が作用する立上り部分で、無
励磁吸引力曲線(感度電流時) P3と励磁吸引力曲線
(感度電流時) P4とから外れた場合には動作不安定
又は途中動作停止の状態が発生する。
この場合には、第13図乃至第16図の如く、下側器体
5に装備した調整手段6前後移動により、電磁石装置7
の左端が上下動し、この上下動に対して電磁石装置7の
右端を支点として電磁石装置7全体が微妙な回転を行う
。この回転が反転レバー8を通じて可動台31との新作
方向に対する相対的な連結位置関係を変化させ、固定接
点42に接触する可動接点48の接触タイミングを変化
することとなり、バネ負荷曲線P5を無励磁吸引力面、
IP3と励磁吸引力曲線P4に整合させ得る。
すなわち、反転レバー8の上端8dと可動枠31の係合
開口31aとの結合部分は、接点ブロック2と電磁石ブ
ロック3との多種多様な結合分割点であることから、微
妙な結合空間53があり、その空間53が変化すること
となる。この空間53の変化は、第13図及び第14図
の如き、調整手段6を後方に位置し“rt電磁石装置の
傾きを小さ(した場合には、反転レバー8の上端8dと
可動枠3)の係合U口31との空間53は右側が広くな
って、可動接点48と固定接点・12との接触器づ゛ミ
ングを早めた状態となり、また、第15図及び第16図
の如き1.調整手段6を前方に配置して電磁石装置7の
傾きを大きくした場合には、反転レバー8の上端8dと
可動枠31の係合間口31との空間53は左側が広くな
って、可動接点48と固定接点42との接触タイミング
を遅くした状態となる。
これにより、第10図の特性図にあっては、矢印Aで示
す如く、電磁石装置7の吸引力曲線とバネ負荷曲線とは
相対的に平行移動するものとなり、具体的には、調整手
段6の操作により、実線で示したバネ負荷曲線P5が、
点線で示したバネ負荷曲線P6の如き状態となる。
二の調整手段6は、電磁石装置7の吸引力曲線とバネ負
荷曲線とが相対的に平行移動するものであれば有効であ
る。
したがって、他の異なる実施例として掲げた図面第17
図乃至第19図の如く、電磁石装置7を略平行移動させ
て行う乙のでもよい。
すなわち、第1の実施例と対応するものには同一の番号
を付して異なる部分を説明すると9、電磁石装置7のコ
イル枠13の右下側水平部13[には、その前後端に弾
性片13pが右上方向を向けて形成され、弾性片13p
が下側器体5の右壁に当接して電磁石装置7を左方向に
バネ付勢する。
また、電磁石装置7のコイル枠13の左下側水平部13
eには、第1実施例の下向き突起13hに代えて、略中
夫に左向き突起i3qを形成し2、調整手段53の階段
状の段さ53cに当接させている。
さらに、下側器体5の左壁には、第1実施例の底壁5a
への調整用開口10及び弾性確保用開口11の形成に代
えて、調整用開口54及び弾性確保用開口55を形成し
、調整用開口54に調整手段53の操作部53aを挿入
する。
この調整手段53の操作部53aには、弾性確保用開口
55側に係止突起部53bが突出し、この係止突起部5
3bか調整用開口54の弾性確保用開口55側の辺縁に
形成した係止溝部5gに引掛かり、段階的な移動を可能
と(、ている。
しかし7”、この調整手段53の操作部53aの操作に
伴って、調整手段53が前後移動すると、調整手段53
の階段状の段さ53cによる作用により、電磁石装置7
が、弾性片13pによる左方向へのバネ付勢に抗して、
略水平方向に移動を行う。
この電磁石装置7の略水平方向の移動により、反転レバ
ー8の上端8dと可動枠31の係合開口31aとの結合
部分の微妙な結合空間53が変化し、電磁石装置7の吸
引力曲線とバネ負荷曲線とは相対的に平行移動すること
となる。
尚、第1の実施例及び第2の実施例では、電磁石装置7
の回転及び平行移動による調整構造を示したが、反転レ
バー8の回転軸8aの移動により調整することも可能で
あり、器体に設けた開口から調整手段を操作用能に配設
し、この調整手段により電磁石装置のプランジャと接点
装置の可動台との動作方向に対する相灼的な連結位置関
係を可変するものであればよい。
また、上述し、た電磁石袋M7との組合せで5、復帰位
置(開極位置)では無励磁吸引力曲線P1と励磁吸引力
曲線P2との間隔は小さいものの、動作位置(閉掻位1
)では無励磁吸引力曲線P4と励磁吸引力曲線P4との
間隔を大きくし2でいるので、調整手段6による電磁石
装置7の吸引力曲線とバネ負荷曲線との相対的な平行移
動に対する整合が行い易くなる。
さらに、磁性筒体20を装着したので、磁束通路の磁気
抵抗が極力小さくできて吸引磁束の増加及び吸引力の向
上が図れ、−層重磁石装置7の吸引力曲線とバネ負荷曲
線との整合が行い易くなる。
しかも、可動接点板30に対応する押圧部50をd]動
台31に形成したので、接点溶着が発生しても可動台3
1が直接可動接点板30を強制的に押し出(7,接点溶
着を無理矢理に引き外すことから、接触圧力バネ49の
バネ力を小さく設定することが可能となり、特に電磁石
袋[7の吸引力曲線とバネ負荷曲線との整合で問題とな
る接触圧力バネ49の立上りを抑えることができ、調整
手段による電磁石装置7の吸引力曲線とバネ負荷曲線と
の相対的な平行移動に対して整合し易くなる。
〔発明の効果] 本発明の電磁接触器は上記の如く構成したので以下のよ
うな効果を奏する。
請求項(1)記載のif電磁接触器、電磁石装置の無励
磁吸引力特性曲線及び励磁吸引力特性曲線は電磁石装置
のプランジ中移動方向に対して傾斜した曲線である関係
から、電磁石装置のプランジャと接点装置の可動台との
動作方向に対する相対的な連結位置の可変により、接点
圧力バネの立上り部分が有極型の電磁石装置の励磁吸引
力特性曲線及び無励磁吸引力特性曲線の何れかから外れ
て動作不能の状態でも、相対的な可変移動に伴って両特
性曲線内に整合することができ、電磁石装置の感度を低
下させることなく、確実な動作を確保することが可能と
なる。また、組立て後に特性整合が可能となるため、完
成品としての特性確保が可能となると同時に簡単に整合
作業が行なえる。
請求項(2)及び請求項(3)記載の電磁接触器は、請
求項(1)に加え゛C,調整手段は電磁石装置駆動系中
に介在しないので、電磁接触器が閉極及び開極のいずれ
の状態でも操作が可能となり整合作業がより行い易くで
きる。
請求項(4)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、コイル電流GJ:より発生する磁束が永久磁石を通
過せずW一方のヨークを通過するので吸引力の向上が図
れると共に、開極状態に比べ閉極状態は永久磁石の影響
が少ない関係から、!磁接触器の開極方向から閉極方向
に向かって励磁吸引力特性曲線と無励磁吸引力特性曲線
の間隔が広がり、より接点圧力バネの立上り部分の整合
作業が行い易くできる。
請求項(5)記載の電磁接触器は、請求項(4)に加え
て、磁性筒体によりプランジャの移動がスムーズになる
と共に一方のヨヘークの他端とプランジャとの空隙の磁
気抵抗が減少して高感度の電磁石装置が確保でき、電磁
石装置駆動系のバオ負荷特性に対して整合させ易くなる
請求項(6)記載の電磁接触器は、請求項(1)に加え
て、可動台の押圧部により溶着した接点を強制的に引外
すことが可能であることから必要なる電路の開閉容量に
対して接点圧力バネの立上り部分を小さく設定した接点
装置が確保でき、電磁石装置の吸引力特性に対して整合
させ易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電磁接触器の一実施例を示す要部断面
の斜視図、 第2図は第1図の断面側面図、 第3図は第1図の接点装置の要部断面上面図、第4図は
第1図の電磁石装置の断面上面図、第5図は第1図の分
解斜視図、 第6図は第1図の異方向からの分解斜視図、第7図は第
1図の電磁石装置の分解斜視図、第8図は第1図の電磁
石装置の復帰位置の断面上面図、 第9図は第1図の電磁石装置の動作位置の断面上面図、 第10図は第1図の電磁接触器の特性図、第11図は第
1図の接点装置の分解斜視図、第12図(a)乃至(d
)は第1図の接点装置の分動作状態を示す要部断面正面
図解斜視図、 第13図は第1図の断面側面図、 第14図は第13図の状態の断面正面図、第15図は異
なる状態の第1図の断面側面図、第16図は第15図の
状態の断面正面図、第17図は本発明の異なる他の実施
例を示す分解斜視図、 第18図は第17図の異方向からの分解斜視図、第19
図は第17図の断面正面図、 第20図は従来の電磁接触器の断面正面図、第21図は
第20図の電磁接触器の断面上面図、第22図は第20
図の電磁接触器の特性図である。 l・・−電磁接触器、2・−接点ブロック、3−電磁石
ブロック、4−・・器体、5−下側器体、6・−調整手
段、6a・・−操作部、7・−電磁石装置、8−反転レ
バー、8a−回転軸、1〇−調整用開口、11・弾性確
保用開口、12・−コイル、13−・・コイル枠、13
a  ・−筒部、13h −下向き突起、13i  −
弾性片、13j ・〜突起部、13p −弾性片、14
−切溝、15−・接触端子板、I8・−保持溝、19・
・プランジャ、20・・−磁性筒体、21−接極子、2
2・一連結片、23−・外ヨーク、23b−・−接極面
、25−・動作バネ板、26−内ヨーク、26b−接極
面z27・へ永久磁石、29・−・−上側器体、30・
−可動接点板、31−可動台、32・・復帰バネ、33
・−・固定接点板、34−  上側器体本体、35・−
中カバー、36・一端子カバー、40−・一端子ネジ、
続・−固定接点、48−・・可動接点、49・−接触圧
力バネ、50−・−押圧部、53・・−調整手段、53
a・・−操作部、54−・調整用開口、55−弾性確保
用開口。 第5図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コイルへの通電有無によりプランジャを動作位置
    又は復帰位置に変位させる永久磁石を装備する電磁石装
    置と、この電磁石装置のプランジャに連結された復帰方
    向にバネ付勢される可動台に複数の可動接点板を装備す
    ると共にこの可動接点板に複数の固定接点に対向する可
    動接点を装備した接点装置と、この接点装置の固定接点
    に接続される外部端子を露設し前記電磁石装置及び前記
    接点装置を装着収容した器体とからなる電磁接触器に於
    いて、前記電磁石装置のプランジャと接点装置の可動台
    との動作方向に対する相対的な連結位置関係を可変する
    調整手段を装備し、この調整手段の操作部を露見する開
    口を前記器台に形成したことを特徴とする電磁接触器。
  2. (2)電磁石装置をプランジャを水平方向にして器体の
    下部に配設すると共に接点装置を可動台を水平方向にし
    て器体の上部に配設して、電磁石装置のプランジャと接
    点装置の可動台とを一端部で反転レバーにより連結し、
    さらに電磁石装置の他端部をバネ手段により略垂直方向
    にバネ付勢し、このバネ付勢に抗して調整手段により電
    磁石装置を電磁石装置の一端部を支点として電磁石装置
    を回転可能にしたことを特徴とする請求項(1)の電磁
    接触器。
  3. (3)電磁石装置をプランジャを水平方向にして器体の
    下部に配設すると共に接点装置を可動台を水平方向にし
    て器体の上部に配設して、電磁石装置のプランジャと接
    点装置の可動台とを一端部で反転レバーにより連結し、
    さらに電磁石装置をバネ手段により略水平方向にバネ付
    勢し、このバネ付勢に抗して調整手段により電磁石装置
    を略水平方向に移動可能にしたことを特徴とする請求項
    (1)の電磁接触器。
  4. (4)電磁石装置を、コイルを巻回するコイル枠の内孔
    に移動自在に支持されたプランジャの一極に接極子を設
    け、この接極子に対向する接極面を前記コイル枠を包囲
    する一方のヨークの一端に設け、この一方のヨークの他
    端を前記プランジャの移動方向に対し略垂直に近接させ
    、この一方のヨークとの間に永久磁石を介挿する他方の
    ヨークの一端に前記一方のヨークの接極面とで所定間隔
    をもって前記接極子を挟む接極面を設けて構成し、前記
    接極子が一方のヨークの接極面に近接する側を接点装置
    の閉極位置としたことを特徴とする請求項(1)の電磁
    接触器。
  5. (5)プランジャの外径と略同等の内径で一方のヨーク
    の他端のプランジャ対向巾より十分に長い磁性筒体を、
    一方のヨークの他端からコイル枠の内孔にわたって装着
    したことを特徴とする請求項(4)の電磁接触器。
  6. (6)接点装置を、接点接触動作時に接点がワイピング
    動作をするよう前記固定接点を装備する固定接点板と可
    動接点板とのいずれかを接点開極状態において傾斜させ
    て両接点板を非平行的に配設し、接点接触動作に於ける
    両接点板の非平行関係の継続動作時に可動接点板に当接
    する押圧部を可動台に形成したことを特徴とする請求項
    (1)の電磁接触器。
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