JPH0348137Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0348137Y2 JPH0348137Y2 JP1988162979U JP16297988U JPH0348137Y2 JP H0348137 Y2 JPH0348137 Y2 JP H0348137Y2 JP 1988162979 U JP1988162979 U JP 1988162979U JP 16297988 U JP16297988 U JP 16297988U JP H0348137 Y2 JPH0348137 Y2 JP H0348137Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper tube
- film
- cut
- groove
- cutting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 16
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000002985 plastic film Substances 0.000 description 3
- 229920006255 plastic film Polymers 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
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- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリエ
ステル等のプラスチツクフイルム巻き取り用の紙
管に関するものである。
ステル等のプラスチツクフイルム巻き取り用の紙
管に関するものである。
[従来の技術]
プラスチツクフイルム巻き取り用の紙管は、従
来から汎用されており、その構造は、紙をスパイ
ラルに積層した、円筒状のものである。
来から汎用されており、その構造は、紙をスパイ
ラルに積層した、円筒状のものである。
プラスチツクフイルムの巻き取りは、各種の駆
動装置を用いて紙管を回転させてそれにフイルム
を巻き付ける方式であるが、使用場所としては押
出成型機のT−ダイの直後、印刷工程の直後等が
代表的なものである。
動装置を用いて紙管を回転させてそれにフイルム
を巻き付ける方式であるが、使用場所としては押
出成型機のT−ダイの直後、印刷工程の直後等が
代表的なものである。
また、T−ダイから押し出された直後のフイル
ムをカツター等で一定の幅にカツトして、複数の
幅の小さいフイルムを製造する場合もある。この
ような場合には、一本の紙管に巻き取つた後、
夫々のフイルムを別個に包装するため、フイルム
を巻き取つた後紙管をフイルム毎に分離する必要
がある。このため、現在は紙管をカツター等で切
断している。
ムをカツター等で一定の幅にカツトして、複数の
幅の小さいフイルムを製造する場合もある。この
ような場合には、一本の紙管に巻き取つた後、
夫々のフイルムを別個に包装するため、フイルム
を巻き取つた後紙管をフイルム毎に分離する必要
がある。このため、現在は紙管をカツター等で切
断している。
また、製造装置を複数並設し、製造能力のアツ
プを図る場合もある。このような場合においては
まつたく別々の巻き取り装置を、夫々のフイルム
製造装置の下流(後部)に設けることも可能であ
るが、駆動装置の軽減及び所要面積等の軽減の問
題から、上記のように一本の紙管に複数のフイル
ムを巻き取る方式が便利である。この時にも、フ
イルム巻き取り後に紙管を切断する必要性が生じ
る。
プを図る場合もある。このような場合においては
まつたく別々の巻き取り装置を、夫々のフイルム
製造装置の下流(後部)に設けることも可能であ
るが、駆動装置の軽減及び所要面積等の軽減の問
題から、上記のように一本の紙管に複数のフイル
ムを巻き取る方式が便利である。この時にも、フ
イルム巻き取り後に紙管を切断する必要性が生じ
る。
勿論、この紙管の切断作業が大変であるため、
フイルムの巻き取り数に応じた数だけの巻取装置
を設けている所や、同時巻き取りをしない所もあ
る。
フイルムの巻き取り数に応じた数だけの巻取装置
を設けている所や、同時巻き取りをしない所もあ
る。
[考案が解決しようとする課題]
同時巻き取りを行わないと、作業能率が非常に
悪いことは当然である。
悪いことは当然である。
また、フイルム数だけを巻取装置を設けること
も不経済であり、場所も取り、故障や修理の回数
も多くなる。
も不経済であり、場所も取り、故障や修理の回数
も多くなる。
フイルムを巻き取つた後紙管を切断する方式に
おいては、紙管の切断が非常に手間のかかる作業
となつている。紙製といつても、多数の積層体で
あるため、簡単には切断できない。よつて、フイ
ルムを巻き取る工場等では、この作業によつて折
角の能力アツプが効果の少ないものとなることが
多い。
おいては、紙管の切断が非常に手間のかかる作業
となつている。紙製といつても、多数の積層体で
あるため、簡単には切断できない。よつて、フイ
ルムを巻き取る工場等では、この作業によつて折
角の能力アツプが効果の少ないものとなることが
多い。
そこで、同一の駆動軸に複数の紙管を嵌着し、
同時に回転させて巻き取る方法が考えられる。し
かし、紙管自体が紙製であるため、温湿度の影響
によつて、長さ方向に伸縮があり、紙管製品の製
造ロツト間によりその程度が異なるため、現実的
に使用できない。
同時に回転させて巻き取る方法が考えられる。し
かし、紙管自体が紙製であるため、温湿度の影響
によつて、長さ方向に伸縮があり、紙管製品の製
造ロツト間によりその程度が異なるため、現実的
に使用できない。
そこで、本業界(フイルムを巻き取る工場等)
では上記のような欠点のない紙管が要望されてい
た。
では上記のような欠点のない紙管が要望されてい
た。
[課題を解決するための手段]
以上のような現状に鑑み、本考案者等は鋭意研
究の結果、本考案フイルム用紙管を完成させたも
のであり、その特徴とするところは、円筒状の本
体の少なくとも1箇所に、全円周状の溝部を設
け、該溝部の一部に更に深い切込み部を設けた点
にある。
究の結果、本考案フイルム用紙管を完成させたも
のであり、その特徴とするところは、円筒状の本
体の少なくとも1箇所に、全円周状の溝部を設
け、該溝部の一部に更に深い切込み部を設けた点
にある。
ここで、円筒状の本体とは、紙管そのものをい
う。
う。
溝部とは、紙管本体に設けた切込みであり、そ
の幅や深さは自由である。通常は、円盤カツター
等で切込む為、幅は非常に小さいものである。勿
論、断面をV字状に切込んでもよい。また、深さ
は紙管の厚みの半分程度が好適であるが後述する
切断の容易性と強度の兼ね合いで適宜決めればよ
い。
の幅や深さは自由である。通常は、円盤カツター
等で切込む為、幅は非常に小さいものである。勿
論、断面をV字状に切込んでもよい。また、深さ
は紙管の厚みの半分程度が好適であるが後述する
切断の容易性と強度の兼ね合いで適宜決めればよ
い。
円周状とは、紙管の長手方向と直角の面で切断
した場合の紙管の外表面上部分を指す。最も、数
学的な意味での厳密さを言うのではなく、ほぼ円
周状という程度の概念である。ここでは、全円周
であるため、溝は繋がつた1本の円として構成さ
れる。このために全周に亘つて、溝部を形成して
いるため、切断した場合に、紙管表面が千切れる
等して美観を損なうようなことがない。また、千
切れた場合には、その切れ端等によつて自動包装
の障害となることがあるが、そのような危険性も
防止できる。
した場合の紙管の外表面上部分を指す。最も、数
学的な意味での厳密さを言うのではなく、ほぼ円
周状という程度の概念である。ここでは、全円周
であるため、溝は繋がつた1本の円として構成さ
れる。このために全周に亘つて、溝部を形成して
いるため、切断した場合に、紙管表面が千切れる
等して美観を損なうようなことがない。また、千
切れた場合には、その切れ端等によつて自動包装
の障害となることがあるが、そのような危険性も
防止できる。
切込み部とは、前記溝部から更に深く(紙管の
中心に向かつて)切り込んだ部分をいう。この切
込み部は、溝部のどのような箇所に設けてもよ
く、深さも前記した切断性と強度の兼ね合いより
選択すればよい。しかし、考案者の実験による
と、規則的、即ち一定間隔で切込み部を設けるこ
とが好ましかつた。
中心に向かつて)切り込んだ部分をいう。この切
込み部は、溝部のどのような箇所に設けてもよ
く、深さも前記した切断性と強度の兼ね合いより
選択すればよい。しかし、考案者の実験による
と、規則的、即ち一定間隔で切込み部を設けるこ
とが好ましかつた。
切込み部の形状(切込み部を紙管の長手方向と
直角の面で断面した断面形状)は、テーパ状でも
四角状でも針状でもよい。針状の場合には、間隔
を詰めて数を多くすることとなる。
直角の面で断面した断面形状)は、テーパ状でも
四角状でも針状でもよい。針状の場合には、間隔
を詰めて数を多くすることとなる。
さらに、切込み部はそのすべて又は一部を紙管
の内部空間にまで貫通させてもよい。これによ
り、切断が容易となる。
の内部空間にまで貫通させてもよい。これによ
り、切断が容易となる。
溝部での紙管の切断は、自動切断装置によつて
簡単にできる。例えば、切断前のフイルムを巻き
取つた紙管を一方を固定し、他端を上又は下に移
動させるだけで切断できる。切断を自動的に行な
う場合、カツターが不要になと非常に簡単な装置
となる。勿論、人が単に折るだけでも切断でき
る。
簡単にできる。例えば、切断前のフイルムを巻き
取つた紙管を一方を固定し、他端を上又は下に移
動させるだけで切断できる。切断を自動的に行な
う場合、カツターが不要になと非常に簡単な装置
となる。勿論、人が単に折るだけでも切断でき
る。
また、切断を容易にしようとすると、溝部の深
さが大きく、又切込みが大きくなり、紙管自体強
度が低下し、搬送時や巻き取り時に破損すること
が考えられる。この為、切込みの程度は自ずと制
約は受けるが、この強度を保有した状態でも、十
分切断を容易にすることができるため特に問題は
ない。
さが大きく、又切込みが大きくなり、紙管自体強
度が低下し、搬送時や巻き取り時に破損すること
が考えられる。この為、切込みの程度は自ずと制
約は受けるが、この強度を保有した状態でも、十
分切断を容易にすることができるため特に問題は
ない。
[実施例]
第1図は、本考案フイルム用紙管1の1例を示
す斜視図である。この例では、溝部2は1箇所に
のみ設けられている。第2図は、第1図に示す紙
管にフイルム3を2枚同時に巻き付けた所を示す
斜視図である。中間の溝部2を避けて、巻き取ら
れているのが分かる。
す斜視図である。この例では、溝部2は1箇所に
のみ設けられている。第2図は、第1図に示す紙
管にフイルム3を2枚同時に巻き付けた所を示す
斜視図である。中間の溝部2を避けて、巻き取ら
れているのが分かる。
この実施例の溝部2の断面は、第3図に示す
が、、中間深さまでは全周切込み、残りの中心に
近い部分は、部分的に貫通させている(図面は、
厚みを拡大して描いているため、直径との比率は
正しくはない。他の断面図も同様)。紙管を繋い
でいる部分は、斜線で示す部分4のみである。よ
つて連結しているのは全断面の4分の1以下であ
るため、切断が非常に容易である。しかし、回転
やフイルムの巻き取りには十分な強度を有してい
る。
が、、中間深さまでは全周切込み、残りの中心に
近い部分は、部分的に貫通させている(図面は、
厚みを拡大して描いているため、直径との比率は
正しくはない。他の断面図も同様)。紙管を繋い
でいる部分は、斜線で示す部分4のみである。よ
つて連結しているのは全断面の4分の1以下であ
るため、切断が非常に容易である。しかし、回転
やフイルムの巻き取りには十分な強度を有してい
る。
この例では、溝部2と切込み部5とは、同じ幅
で切り込まれているが、異なつた幅でもよい。同
じ幅で切り込む方法としては、円盤状の切込み刃
に、同じ厚みの刃を歯車状に設けたものを使用
し、刃と紙管の両方を回転させて刻設すると便利
である。この方法では、切り込みが1工程ででき
るため能率的である。勿輪、円盤状の刃で1度全
周に溝部を設け、次の工程で切込み部を設けても
よい。
で切り込まれているが、異なつた幅でもよい。同
じ幅で切り込む方法としては、円盤状の切込み刃
に、同じ厚みの刃を歯車状に設けたものを使用
し、刃と紙管の両方を回転させて刻設すると便利
である。この方法では、切り込みが1工程ででき
るため能率的である。勿輪、円盤状の刃で1度全
周に溝部を設け、次の工程で切込み部を設けても
よい。
溝部や切込み部を設けるる方法は、前記した方
法に限定するものではなく、どのような方法でも
よい。
法に限定するものではなく、どのような方法でも
よい。
第4図は他の実施例の溝部の断面を示す。第3
図の例と同様に、中間深さまでは全周切込み、残
りの部分の一部をさらに切込んでいるが、貫通し
ている部分はない。この例も、溝部と切込み部と
は同じ幅であるが、前記同様異なつていもよい。
図の例と同様に、中間深さまでは全周切込み、残
りの部分の一部をさらに切込んでいるが、貫通し
ている部分はない。この例も、溝部と切込み部と
は同じ幅であるが、前記同様異なつていもよい。
第5図は、本考案紙管のさらに他の実施欄を示
す斜視図である。この例では、溝部2が2箇所設
けられているものである。この例では等間隔に溝
部が設けられているが、異なる間隔でもよい。こ
のようにすると、幅の大きいフイルムと小さいフ
イルムを同時に巻き取る場合に便利である。この
ことは、溝部が1箇所のものも同様である。即ち
溝部を設ける位置は、紙管の中間位置に限らない
ということである。
す斜視図である。この例では、溝部2が2箇所設
けられているものである。この例では等間隔に溝
部が設けられているが、異なる間隔でもよい。こ
のようにすると、幅の大きいフイルムと小さいフ
イルムを同時に巻き取る場合に便利である。この
ことは、溝部が1箇所のものも同様である。即ち
溝部を設ける位置は、紙管の中間位置に限らない
ということである。
[考案の効果]
本考案紙管には次のような大きな利点がある
フイルム巻き取り後、紙管が簡単に切断でき
る。
る。
切断が容易であるため、1本の紙管に同時に
複数のフイルムが巻き取れ、製造能力のアツプ
や時間短縮が図れる。
複数のフイルムが巻き取れ、製造能力のアツプ
や時間短縮が図れる。
巻き取り後の切断、包装が迅速化されるため
従来の切断法を実施しているところでは、大き
なスピードアツプになる。
従来の切断法を実施しているところでは、大き
なスピードアツプになる。
第1図は本考案紙管の1例を示す斜視図、第2
図はその使用状態を示す斜視図、第3図はその溝
部を示す断面図、第4図は他の例を示す溝部の断
面図、第5図は他の実施例を示す斜視図である。 1…紙管、2…溝部、3…フイルム、4…斜線
部、5…切込み部。
図はその使用状態を示す斜視図、第3図はその溝
部を示す断面図、第4図は他の例を示す溝部の断
面図、第5図は他の実施例を示す斜視図である。 1…紙管、2…溝部、3…フイルム、4…斜線
部、5…切込み部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状の本体の少なくとも1箇所に、全円周
状の溝部を設け、該溝部の一部に更に深い切込
み部を設けたことを特徴とするフイルム用紙
管。 2 切込み部は円周状に一定間隔で断続的に設け
たものである実用新案登録請求の範囲第1項記
載のフイルム用紙管。 3 切込み部は紙管内部にまで貫通しているもの
である実用新案登録請求の範囲第2項記載のフ
イルム用紙管。 4 切込み部は、紙管の中心に向かつて先細りし
たテーパ状である実用新案登録請求の範囲第2
項又は第3項記載のフイルム用紙管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162979U JPH0348137Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988162979U JPH0348137Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0283854U JPH0283854U (ja) | 1990-06-28 |
JPH0348137Y2 true JPH0348137Y2 (ja) | 1991-10-15 |
Family
ID=31447295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988162979U Expired JPH0348137Y2 (ja) | 1988-12-15 | 1988-12-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348137Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105164824B (zh) * | 2013-04-15 | 2018-06-12 | 夏普株式会社 | 开放式卷盘 |
US11370628B1 (en) * | 2021-10-15 | 2022-06-28 | Abzac Canada Inc. | Convolute cardboard tube, apparatus and method for manufacturing the same |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49120979U (ja) * | 1973-02-15 | 1974-10-16 |
-
1988
- 1988-12-15 JP JP1988162979U patent/JPH0348137Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0283854U (ja) | 1990-06-28 |
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