JPH0347935A - Al―Sn―Pb系軸受合金 - Google Patents

Al―Sn―Pb系軸受合金

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JPH0347935A
JPH0347935A JP6252890A JP6252890A JPH0347935A JP H0347935 A JPH0347935 A JP H0347935A JP 6252890 A JP6252890 A JP 6252890A JP 6252890 A JP6252890 A JP 6252890A JP H0347935 A JPH0347935 A JP H0347935A
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JP
Japan
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alloy
bearing
particles
present
matrix
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JP6252890A
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English (en)
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Masahito Fujita
正仁 藤田
Akira Ogawara
大河原 章
Takeshi Sakai
坂井 武志
Toshihisa Ogaki
大垣 俊久
Takeshi Osaki
剛 大崎
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NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
Original Assignee
NDC Co Ltd
Nippon Dia Clevite Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はA 12− S n −Pb系軸受合金に係り
1、i?’: L <は、7トリツクス中に、球状、だ
円状若しくは先端が丸味をおびた形状のSi粒子が分散
、析出され、しがち、高速・高負荷運転時にすぐれ、な
かでも、高温領域に(bいて耐疲労性、耐焼f=1性な
らびに耐摩耗性を有するAl−8nPb系軸受合金に係
る。
従  来  の  技  術 最近の自動車用エンジンは、小型化、省燃費、高出力の
ものとなり、これにともなって軸受にかがる荷重が増加
すると共に、潤滑油の:晶1良が上昇し、軸受の使用条
件は苛酷化の一逐をたとっている。従来例の多元系i”
/l系軸受のほとんどは、軸受台金部分の表面にオーバ
ーレイメツキ等によりpb−3n系等の表面位を形成し
たものである。しかし、この構造の軸受では、潤滑面の
畠ン漏化により疲ツ51′J焼(=J現象にみ、1われ
、上記の苛酷な使用条1′1に耐えられ<j<なってい
る。そこで最近は、オーバーレイメツキ等によって表面
Nが形成されない軸受が求められている。しかしながら
、この種の軸受でも、上記の苛酷な使用条件では、必ず
しも安定した性能を発揮できないのが現状である。
すなわら、表面にΔ−ハーレrメツー1囮をイJする軸
受は、−膜内には、JISI−15402、AJ−1+
10%Sn、0.75%Cu、0.5%N+、AJBa
l+や、JIS  )l  5402、AJ−2+6%
3n、2.5%CI、1.0%N+、Al1Baf)等
のJIS規格、5AE780(6%sn、2%S1.1
%Cu、0.5%N1.0.1%Ti、At’BaJ+
等のSAE規格に示される通り、その軸受台金部分はS
n含有量が比較的少ない低りn−/l!合金から成って
いるが、これら軸受合金部分の表面には更にPb−8n
系合金のオーバーレイメツキによって表面層が形成され
、この表面層が軸受面を構成している。しかし、これら
軸受は、近年の高負荷、高温の使用条件下では表面のオ
ーバレイメツキによる表面層が摩滅して焼付きに至り、
使用に耐えられなくなっている。口れに対し、表面にオ
ーバーレイメツキによって表面層を形成しない軸受はS
AE  783(20%Sn、0.5%s*、1.o%
Cu、0.1%T1、AJBalに示される通り、その
軸受台金部分がS n含有量の多い高3 n −A 1
合金から成っている。しかし、このようにSnが20%
程(31 度の如く多く含まれる合金は硬度が低く、A17トリツ
クスが弱くなるため、高負荷に耐えられない。
また、3n含有聞の多少に拘らずへ1−3n系合金中に
Pbを添加して潤′11“1竹を増進さゼ、耐焼付性を
もたせた軸受台金が例えば水野閲著昭和29年日刊工業
新聞社発行「軸受台金」第139頁に記載され、口の軸
受台金は10%Sn、1.5%CI、0.5%S1を含
むとともに3%Pbを添加して成るA ll −S n
 −P b系合金である。
更に1,1M’−8n−Pb系合金中のP bは、AI
とはほとんど固溶しないためこのPbの分散性の向上の
ためにsbを添加したAl−3nPb −S b系合金
が特公昭52−12131号に記載され、この上に、A
/マトリックス強化のためにOrを添加したAl1−8
n−PbSb−Cr系合金が特公昭58−18985号
に記載されている。しかし、これらのAl5n−Pb系
合金は通常運転時の潤滑性の向上(4) を目的として開発されたもので、高負荷運転条件では十
分な耐疲労性を示さない欠点がある。
この理由は、通常の運転下に比べると、高負荷運転下の
軸と軸受との潤滑機構は根本的に相違するからである。
このところがら高負荷運転下の潤滑機構と通常運転下の
それとの相違点について基本的な検討が行なわれ、この
検討結果の一つとしてAJ3n系合金中に粗大なSiを
分散析出させた軸受が特開昭58−64336号によっ
て提案されている。
この軸受は硬い3i析出物により切削力を持たせたもの
であって、切削力を持つが故に相手軸の表面凹凸部が削
られて平坦化し、軸受性能を向上さゼるものである。史
に詳しく説明すると、球状若しくは片状の黒鉛を析出さ
せた黒鉛鋳鉄から成る相手軸の表面には、研摩加工時に
脱落した黒鉛粒子のあとに四部が残り、この凹部周囲に
は硬く加工硬化したパリやエツジ等の凸部が生成してい
る。従って、上記の如きAf(5) 3 n系、Al−8n−Pb系等の軸受台金では、これ
ら凹凸部により高負荷運転下にはyC常摩耗が発生し易
い。これに対し、上記の粗大なSlを分散析出さゼた軸
受合金では、硬いSの析出物により切削力が付与されて
いるために、相手軸の凹凸部分は機械的に切削されて平
坦化され、これ故に、異常摩耗や焼付きが起らない。
しかしながら、相手軸が黒鉛鋳鉄以外の場合には、高負
荷運転のときにかえって粗大なS析出物によって相手軸
の表面が不規則にけずられ、焼付きが発生し、大きな障
害が生じる。
発明が解決しようとする課題 本発明は上記欠点の解決を目的とするが、具体的には、
AJ−8n−Pb系軸受合金において、潤滑性向上のた
めに3nやpb等の含有量を高め、AIマトリックスの
強化のためにOr、SbSMn、N i等の元素を添加
し、これらの元素によってA/マトリックスの硬度を増
加させるが、逆にこれら手段によってかえってAJ金合
金脆弱になり、高負荷運転時には殆んど高(6) 馬上(100〜250℃)での耐疲労性を示さないこと
になる。このところを本発明においては、Alマトリッ
クス中に、だ円状、球状若しくは先端が丸味をおびた形
状のSi粒子を析出させることにより解決し、このよう
にして耐焼付性、耐摩耗性を向上させる。
課題を解決するための 手段ならひにその作用 すζjわも、本発明に係る軸受台金は重重%で、3〜3
5%311.0.1〜11%S1.0.1〜10%Pb
、CuとMCIおよび、・またはZnとを合間で011
〜4%、0.01〜0.3%3r、残余か実質的にAl
がらなり、A/マトリックス中に、球状、だ円状若しく
は先端が丸味をおびた形状のSi粒子が分散、析出させ
たことを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用について
更に詳しく説明すると、次の通りである。
まず、本発明は高温状態における耐疲労性を高めるため
に成されたもの−Cある。
?J−なりも、従来例にd5いて1ユ、単に高融点元素
であるOr、Co、N i等を添加し、高温強度を高め
、高温下で硬さが急激に低下することを防止すると共に
、耐摩耗性を高めている。しかし、このように、A 1
2− S n −p b系合金の高温状態における耐疲
労性を高めるためには、単に高融点元素を添加して硬さ
を増加させることによっては達成できず、かえって、合
金が脆弱になって引張強度、伸びならびに衝撃値が低下
する。
この点について、本発明では、高温、高荷重上の苛酷な
条件に好適な軸受台金を提供するために、Srを必須成
分として添jノロし、この3 rを鋳造時点で3iに作
用さゼて5iIi’i晶粒子の球状化若しくはS1結晶
粒子の一部の球状化、つまり、Si結晶粒子の先端の丸
味化を計り、史に、通常の条件の熱処理によりこの31
結晶粒子の球状化若しくは丸味化を高め、これにより、
A (1−S n −P b台金の引張強度、伸びなら
びに衝撃強さを高める。
田なりも、一般的に云って、耐疲労強さは材料の引張強
さ、伸び、衝撃強さ、組織的構造等起因するものであっ
て、単に軸受成分の添カロによっては解決できないとさ
れているが、本発明では3rによって鋳造時に31結晶
粒子の球状化をはかり、この球状化を3rによって熱処
理時に更に高めるのである。
なお、本発明は、5rI7)添加によって機械的特性の
低下を防止することができるので、添加元素として上記
の如き高融点元素をAl1−8n1−用〕系合金に添加
しても、高温下での機械的特性を急激に低下させること
がない。このような本発明の特徴は高温、高荷重下で疲
労試験を行なった結果、疲労強度の向上が認められたこ
とでもI(=Jけることができる。
次に、以上の如<Alマトリックス中に、球状若しくは
先端は丸味をおびた形状のSi粒子を析出させると、高
温、高負荷条件に適合し表面性能が著しく高められた軸
受面が得られる。
般的に、焼付現象はそれに達するため、義的に把握する
ことは困難であると云われている。しがし、表面にp 
b−3n合金のオーバレイメツキによる表面層を具える
CLI−Pb系合金の軸受は高荷重運転下ではこのメツ
キの表面層が摩滅し焼イζ」きに〒る。これにλjし、
SCuを含むA (1−3n  Pb系合金がら成って
、表面にオーバーレイメツキによる表面Nが形成されて
いない軸受においては焼付きに至らない。
このところを本発明者等は着目し、両軸受を構造的に比
較横1した。すなわら、第3図は表面にオーバーレイメ
ツキによる表面@(以ト、単にオーバーレイメツキ層と
いう。1を有する軸受の一部の拡大断面図であり、第4
図はへ13 n−p b合金であって、表面にオルバー
レイメンキ居がなく、しがも、31.CU等を含む軸受
の一部の拡大断面図である。第3図から明らかな如く、
この軸受は表面のオーバーレイメツキ層4、合金@5な
らびに裏金6から成って、このオーバーレイメツキ關4
の全表面によって軸荷重が支持される。これに対し、第
4図に小す如<、Al−8n−Pb系合金テSCu等を
含む軸受は合金層5と裏金6とから成って、この合金層
5のマトリックス中に棒状ヤ片状のSi粒子2が析出し
ている。従って、この軸受では相手軸の荷重は硬いSi
粒子2支えられ、しがも、Si粒子が上記の如く切削力
を持っている。
要するに、両者の差は面接触と点接触であり、この差に
よって潤滑、H操向の温度上昇においC決定的な州道と
なっCいる。つまり、第3図に示す軸受のように、面接
触では高速、高負荷条f、を下でI!Jrfj1面の温
度は急速に上昇するのに対し、第4図に示す軸受のよう
に点接触では、合金VI5の表面と相手軸表面との間に
間隙が形成され、この間隙の油膜にはあまり大きな荷重
がかがらないため、十分な潤滑が保持され、摩擦面の温
度上昇はおさえられる。
更に進んで、本発明者等は、第4図に示す如き点接触に
よる軸荷重の支持が高荷重下の潤滑(1月 にきわめて有効であるという基本的見地に立って、その
効果を最大限に生かすだめの組成ならびに構造について
研究し、本発明に係る軸受台金を完成するに至ったので
ある。
具体的に示すと、本発明者等はA l−311Pb系合
金であって、3iヤCu等を含む軸受台金におけるSi
の析出形態に着目し、その形態の潤滑面におよばず効果
について調査期究を進めたところ、 第1に、Slは融点が高い安定物質でありかつ非金属的
性Y!lが強く、相手軸の主成分のl−eに200℃ヘ
−500”C程度の高温状態で接触しても、全く拡散若
しくは溶解を起さないことがら、軸荷重の点支持手段は
Slがきわめて好適であるごとがわがった。
第2に、相手材を油膜を介し点支持する場合、Si粒子
はそのビッカース硬さが599にも達するほど硬く、し
がも、Si粒子は化合物でないためもろさがなく、弾性
に富み、急激な変動荷重に耐えられることがわがった。
(12〕 しかしながら、Slは上記の如き性質を持っているのに
も拘らず結晶性が強く、/lとの共晶析出形態でも、板
状若しくは棒状を呈し、その後の圧延や熱処理を経ても
、その形状はわずか変化する程度である。このため、S
i粒子の析出形態の制御を鋳造時から行なわない場合は
、第5図に示す如く合金層でマトリックス1中に3i−
pb合金粒子とともに析出するSi粒子2は根状若しく
は棒状化層るーh、これらS粒子2がら離れでSn−「
)b合金粒子3が存在することになる。この状態である
と、硬いSi粒子2のエツジによって相手軸が削られで
きずつ1ノられ易く、かえって、潤滑性が低下し、焼f
りきが起こる。
この点がら、本発明において潤滑性の飛躍的向上のため
に、Si粒子から切削力を除去する上から、球状化の如
くエツジ部に丸味をおびさせるような形態に制御する。
すなわち、第1図は本発明の一つの実施例に係る軸受台
金の一部の拡大断面図であって、第(13) 1図に示す如く、合金層において、その7トリツクス1
中に分散析出するSi粒子2は球状化し、この球状Si
粒子2によって点接触のFJ!想に近づけ、より潤滑性
を高め且つ耐摩耗性を高めることができる。また、高速
かつ急激な高荷重がかけられても、相手軸をきずつける
ことがない。また、3iが球状化しているため、マトリ
ックス中のり欠効果がなく、強度的にも安定した71へ
ワックスを得る口とがCき、耐摩耗性にtI優れる、1 このSi粒子の球状化は、3rの添加によってSiが析
出する共晶点のA/合金液相の性質を改善することによ
っ−C達成でき、更に、その後の熱処理において、その
条件が通常条件であってもSrによって球状化が高めら
れる。
更に、Srの添加によってS n −P b合金粒子3
の析出形態が変化し、第1図に示すように31の球状化
粒子2に5n−pb合金3がより隣接して存在するよう
になる。この構造は、従来例のもの(例えば、第5図参
照)に比して、潤(14) 滑性能を飛躍的に向上させる。
また、以上のように表面性能を構造的に解決するほが、
Δgは熱に対して感受性が強く、150′″Cをづざる
と、]」■10以下まで軟化して強度が失なわれるため
、71〜リツクスの高温での強化をはかる必要があり、
このところから、Cuと〜1gおJ、び またはZ 1
1を;以加する。
4イiわら、これら添加元素のうらて、Cu、Mg、Z
 l−1はAlと固’t’fJしてAlマトリックスを
硬化させる。これらが0.1−4%の範囲であると、一
部が固溶し残部が析出し、そのバランスによってA17
トリツクスが強化され、とくに、(y LJとM g(
1; J、O’、rJ、たは/nとを合量て0.1〜/
I96添加する。
以上の通り、本発明においては、単に従来のように素地
強化元素を添加するだ(プでなく、これら強化元素とと
もにS rを添加し、娩さのみで4jり、引張強度、伸
びを従来より向上させ、耐疲労イク−を高め、高荷重運
転−「での軸受性能の向−にをはかるものであるが、そ
の機構とともに各成分組成について説明すると、次の通
りである。
第1図に示刃椙成の軸受ては、軸荷重をささえる潤滑面
はマI・リツクスコの表面がら突出Jる3i粒子2の先
端部であり、しがす、s:粒子と相手軸との間に油1漠
が介在し、流体潤滑が保たれている。しがし、急激な変
動荷重を受番プ、この油11Aが破れ、局SiS的に境
界側:11に)ヱし、この時に、31粒子2の上面に3
 n−p b合金のフィルムが介在ずれば、焼イ」きを
防止てき、しがも、正常に油膜が再生されて流体潤滑の
状態にすみヤかに復帰することができる。このときにし
、第′1図1に示す荀;;昏4あると、Si粒子2の近
傍にS l]F’ L) @金粒子3が存在し、この合
金は溶融状態でも潤滑面と親和性があり、このため、油
切れを起こしにくい。また、相手軸とSi粒子との摩擦
で、Si粒子が高ン晶になっても、3i−pbの融解熱
で熱吸収され、近傍の7トリツクスのAAの合金と相′
+軸との焼(=Jきが起こりにくくなる。又、この時に
し第2図に示す如く、51粒子2に隣接1−る3 n 
−p b合金粒子3の少なくとも一部が液相化しており
、この液相3aがSi粒子2の突出面に供給される。こ
の供給量は温度の上昇とともに・5・えて、Si粒子2
の潤潤面ニハ常に311−pbI71a相3aがヂCa
、づるため、オ ハーヒ−1へを未然に防止できる。式
−ツ゛るに、Si粒子2が球状化し、これにSi1−P
l)合金粒子3が隣接する構造は、境界潤滑状態(油膜
が切れた)で非常に有効であり、また、普通の流体潤滑
状態でも、硬いS粒子2が相手軸に適切になじみ、かつ
、やわらかいSn −1つbNにJ′3おわれ、これが
ショックアブソーバ−的な働きをする。
なお、上記の通りの各元素の限定理由を示すと、次の通
りである。
より“、強靭なAlマトリックスを形成する元素のうち
でCuとMgおよび2・または7nとの合量範囲を0.
1〜4%とするのは、4%を越える添加であると、析出
量が多くなって、かえってもろくなるからである。
(17) 更に、3 r+も3〜35%、1つblJo、’lへ1
0%の範囲で適切な潤滑面が形成できる。また、$1は
耐焼(=j性、耐摩耗性の向上に有効で0.1〜11%
まで添加することで十分この潤滑構造を維持できる。
また、S rはSlの形状を球状に制御し、史に、3 
n −p b粒子をSi粒子近傍に析出さけるもので、
きわめて有効な元素である。しかし、3rが0.01%
未満であると、このような添加効果がなく、0.3%超
の7に加は、鋳造時に栄を発生しやすくなりかえって問
題をおこす。
実  施  例 次に、本発明に実施例について説明する。
実施例1゜ まず、第1図に示J−組成の△l−3n系軸受合金を連
続鋳造により厚さ−1−下面を1 、 Onm+而削面
、続いて、冷間圧延により2 nunの厚さまで圧下し
た。この状態て300−350 ’Cの熱処理を行なっ
てひずみを除去し、その後、純Δlの薄い板を介して裏
金の鉄板に汁着さゼて厚み(18) 1 、50 mmの軸受を得た。
これらの軸受のうちで供試材No、 1〜5はSrを含
まない従来例の供試材であり、Ha、 6〜8は本発明
の実施例に係るもので、13%3 I]、2.0%Pb
、3.0%St、0.03%SrにOrとMCIおにひ
・またはZnを添加したものである。
これらの各供試材は軸受として使用される常温及び20
0℃のR械的性質を見るために、引張強度、伸びならび
に硬さの試験を行ない、これを第2表に示した。なお、
各供試材は裏当金を機械加工により削除してAl−8n
合金部分のみとし、試験片の形状はJIS  Z  2
201の5号に示すものとした。
これらの結果から、供試材Ni1.6〜8は従来材に比
べ、高温f200’c)における強度低下が少なく、(
、UとM’Oおよび2・またはznの添加効果がうかが
える。すなわら、Slの球状化及びマi・リックス強化
が相開されて強度や伸びが改善されたものと考えられる
。又、伸びも従来例(19) に比べて向上しており、高温での総合的な機械的性質は
向上したと言える。
次に、供試材の耐焼付性と耐摩耗性を知るために、銘木
式摩擦摩耗試験機を用いて試験し、その試験条件は次の
通りであった。
マυツ速度  4 m 、、Se c 相  手  材   545C,VJ!さHRC=55
面アラサ0.8〜1.08 SAE、20W−40 150±5℃ 100 kg、c12から10 kll /c12St
epで焼イリきに至るまで 15分間に血圧を上げてゆき、 焼付きをおこした面圧を焼付 荷重とする。
方、耐摩耗性をみるために 100kG、・i一定で6時間試 験し、′εの後の重重変化をみ る。
この結果を第2表に示す。
(20) 使用オイル 油     湛 焼fり荷重 MW耗性 これによれば、供試材6〜8の何れも従来材に比べ良好
な耐焼付性、耐摩耗性を示しており、Sr及びマトリッ
クス強化元素添加により表面性能も向上していることが
わかる。すなわち、本発明に係る合金はすぐれた潤滑機
構を有している口とを示している。
次に、実際に、各供試材をベアリング形状に加工し、最
終的なベアリングの疲労テストを行なったところ、第2
表に示す結果を得た。これは実際のエンジンの条件とほ
ぼ同じようにベアリングをコンロッドに固定し、軸に偏
心荷重をかけて、以下の条件で耐久テスl〜を維持した
時間の長さで評価するテストである。
面     圧   600 kq f 、、−1回 
 転  数   400Or、p0m相手材料 FCD
 70.アラサ0.8〜1.5S 使用オイル  SへE20W=−40 油     温   150°゛C±5゛Cなお、この
デスl−時間の上限は300時間と(21) し、N=5の平均値を第2表に示した。この結果、何れ
も比較例の従来材に比べ長い耐久時間を示しており、本
発明に係る合金はすぐれた耐疲労性を示している。
方、従来例No、 2の合金と更に3rを0.03%添
加した場合(供試材N06)にお【プるSlの形態の変
化を示すと、第6図ならびに第7図の通りであった。す
なわち、第6図ならびに第7図は従来例の合金と本発明
に係る合金の顕微鏡組織を示す写真の模式図であって、
と(に、それぞれの試料を3i粒の形状がわかるように
深くエツチングし、電子顕微鏡を用いて撮影し模式図と
したものである。この写真の模式図から明確に解るよう
に、Srの添加によりSlが球状特開平 3 47935 (7) 実施例2゜ 本発明に係る軸受台金が高融点金属等をA171へリッ
クスの強化剤として添加して、合金の脆弱化を改善する
効果があるか否かを確認するため、代用特性として衝撃
値を測定し、3rの添加作用により改善効果を実験によ
って求めた。
実験の供試材として、実施例1の第1表に示す従来材で
ある3rを含まないNo、 5と本発明に係るしのであ
るNo6に−C比較実験をtiなった。
実験はJISZ2242、シャルピー衝撃試験方法にて
3号試験片(n=5)を作成しで行なった。
実験の結果、従来材は平均l1llI O、84ka・
1ηl?であったが、本発明に係るものは平均値3.1
0kq・nl  [12であり、明らかに本発明に係る
軸受合金は3r添UnにJ、る改善効果が認められた。
ξ発明の効果) 以上詳しく説明した通り、本発明は手間%て、3〜35
%Sn、0.1〜11%S1ならびに(25) 0.1〜10%Pbを含むほが、CuとMOおよび、ま
たはZnとを合間で0.1〜4%含有し、残余が実質的
にAlがら成るAl−8n系軸受台金に35いて、0.
01〜0.3%の3 rを添加してこのマi・リックス
中にSi粒子を、球状、だ円状若しくは先端が丸味をお
びた形状に析出さゼて成るものである。
この構成による本発明軸受合金は極めて潤滑性に優れ、
かつ、100〜250℃の高温におりる機械的性買が極
めて良Q?であり、高負荷運転による使用条件の苛酷さ
に十分に耐える軸受台金である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例に係る軸受台金の一部の
拡大断面図、第2図は第1図に示す軸受台金の潤滑機構
の説明図、第3図ならびに第4図は従来例の軸受の一部
の各拡大断面図、第5図は第4図の軸受台金の一部の拡
大断面図、第6図は従来例に係る軸受台金の組織を示す
顕微鏡写真の模式図、第7図は本発明に係る軸受(26
) 合金の組織を示す顕微鏡写真の模式図である。 符号1・・・・・・71−リックス 2・・・・・・Si粒子 3・・・・・・3 n −p b合金粒子3a・・・・
・・3 n −P b液相4・・・・・・オーバーレイ
メツキ厨 5・・・・・・軸受台金冒 6・・・・・・裏金 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)重量%で、3〜35%Sn、0.1〜11%Si、
    0.1〜10%Pb、CuとMgおよび/またはZnと
    を合量で0.1〜4%、0.01〜0.3%Sr、残余
    が実質的にAlからなり、Alマトリックス中に、球状
    、だ円状若しくは先端が丸味をおびた形状のSi粒子が
    分散、析出させたことを特徴とするAl−Sn−Pb系
    軸受合金。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07179968A (ja) * 1993-12-22 1995-07-18 Daido Metal Co Ltd 摺動材料用アルミニウム合金
JP2000290742A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Taiho Kogyo Co Ltd 鋳鉄軸とアルミニウム軸受よりなる軸受装置
JP2008307102A (ja) * 2007-06-12 2008-12-25 Earth Chem Corp Ltd 揮散体及び揮散性物質収納容器

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