JPH0347651B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0347651B2 JPH0347651B2 JP60206647A JP20664785A JPH0347651B2 JP H0347651 B2 JPH0347651 B2 JP H0347651B2 JP 60206647 A JP60206647 A JP 60206647A JP 20664785 A JP20664785 A JP 20664785A JP H0347651 B2 JPH0347651 B2 JP H0347651B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene
- glass fiber
- weight
- parts
- reinforced composite
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、機械型打ちプレスで型打ち(スタン
ピング成形の一種)するのに適したガラス繊維強
化複合体に関するもので特に気密性と難燃性が要
求される分野の用途に用いられる。 〔従来の技術〕 従来、機械型打ちプレスで型打ちするのに適合
するガラス繊維強化複合体に供される樹脂として
は、優れた機械的諸物性、成形加工性及び安価で
あることから、結晶性ポリプロピリンが使用され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 結晶性ポリプロピレンをベースポリマーにして
複合したガラス繊維強化複合体は、機械型打ちプ
レスで型付ち加工すると、特に複雑な形状の部分
(例えば、リーブ部、コーナー部)の気密性が悪
く、かつ可燃であるという大きな欠点を有してい
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上述の点に鑑み、型打ち加工す
ることにより、特に複雑な形状部での気密性が良
好で難燃性の付与されたガラス繊維強化複合体を
提供すべく鋭意研究した結果、本発明を完成し
た。 すなわち、本発明は、マツト状のガラス繊維に
難燃剤が配合されている変性ポリプロピレンを含
むポリプロピレン樹脂を含浸せしめてなる機械型
打ちプレス成形用ガラス繊維強化複合体を提供す
るものである。 本発明において使用されるマツト状のガラス繊
維としては、ガラス長繊維(ストランド)が均一
に分散したストランドからなるマツトが使用さ
れ、均一なストランド分布を維持するためにマツ
トに充分な一体性あるいは保形性を付与したもの
が望ましい。この目的のためには、バーブ付針に
よつてマツトをニードルパンチングにおいて、バ
ーブ付針はただマツトを貫通しマツト中の繊維を
交絡させ、マツトをゆるく結合させ、決して強く
結合させることはない。このため機械型打ちプレ
ス型打ちする間にマツトのストランドは樹脂の流
れとともに自由に移動する。 本発明においては変形ポリプロピレンを含むポ
リプロピレン樹脂が使用される。 前記ポリプロピレン樹脂(結晶性ポリプロピレ
ン)とは、ポリプロピレンホモポリマー、結晶性
エチレン−プロピレンランダムコポリマー、結晶
性エチレン−プロピレンブロツクコポリマー、結
晶性エチレン−プロピレンランダム重合ポストエ
チレン−プロピレンブロツクコポリマー、及び結
晶性プロピレ−ブテンコポリマーの総称であり、
本発明の結晶性ポリプロピレンとしてはエチレン
含有量が0.1〜10重量%の結晶性エチレン−プロ
ピレンランダムコポリマーおよびトータルのエチ
レン含有量が1〜20重量%の結晶性エチレン−プ
ロピレンランダム重合ポストエチレン−プロピレ
ンブロツクコポリマーが物性および成形性の点か
ら好ましい。前記の結晶性ポリプロピレンは、メ
ルトフローレイトインデツクス(MFR)が0.5〜
100g/10分であるものが好ましい。 本発明における変性ポリプロピレンとは、上記
の結晶性ポリプロピレンを有機過酸化物等の触媒
の存在下に有機シラン化合物あるいは不飽和カル
ボン酸類などの変性剤によつ熱処理して得られる
ものの総称であり、特に有機シラン化合物で変性
したものが好ましい。前記の変性ポリプロピレン
は、変性剤のグラフト率が0.01〜10重量%、特に
0.1〜5重量%で、MFRが1〜150g/10分であ
るものが好ましい。 前記の変性剤としては、 ビニルトリエトキシシラン、メタアクリロイル
オキシトリメトキシシラン、γ−メタアクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、メタアク
リロイルオキシシクロヘキシルトリメトキシシラ
ン、γ−メタアクリロイルオキシプロピルトリア
ケチルオキシシラン、メタアクリロイルオキシト
リエトキシシラン、γ−メタアクリロイルオキシ
プロピルトリエトキシシランなどの有機シラン化
合物、アクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、エンド−ビシクロ−〔2,2,1〕−5−ヘ
プテン−2,3−無水ジカルボン酸などの不飽和
カルボン酸および酸無水物、アクリルグリシジル
エーテル、2−メチル−アリルグリシジルエーテ
ル、アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナト
リウム、アクリル酸カルシウム、メタアクリル酸
カルシウム、アクリル酸マグネシウム、メタアク
リル酸マグネシウム、アクリル酸亜鉛、メタアク
リ酸亜鉛、アクリル酸アルミニウム、メタアクリ
ル酸アルミニウム、アクリル酸鉄()、メタア
クリル酸鉄()などの(メタ)アクリル酸の金
属塩化合物、トリアリルシアヌレート、トリ(2
−メチルアリル)シアヌレート、1,3,5−ト
リアクリロイルヘキサヒジロ−S−トリアジン、
1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−S
−トリアジン、1,3,5−トリメタアクリロイ
ルヘキサヒドロ−S−トリアジン、4−アクリロ
イルオキシフエノール、4−(アクリロイルオキ
シメチル)フエノール、4−アクリロイルオキシ
ベンジルアルコール、4−メタアクリロイルオキ
シフエノール、4−メタアクリロイルオキシベン
ジルアルコール、4(メタアクリロイルオキシメ
チル)ベンジルアルールなどが挙げられる。これ
らのうちでも、有機シラン化合物が好ましい。前
記の変性剤は、1種のみ使用してもよく2種以上
を混合して使用してもよい。 さらに前記の有機過酸化物としては、1分半減
期温度が約160〜260℃の温度となるようなものが
好ましく、そのようなものとしては、例えば第三
ブチルパーオキシソプロピルカーボネート、ジ第
三ブチルジパーオキシフタレート、第三ブチルパ
ーオキシアセテート、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(第三ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、第三ブチルパーオキシラウレ
ート、第三ブチルパーオキシマレイツクアシツ
ド、第三ブチルパーオキシベンゾエート、メチル
エチルケトンパーオキシサイド、ジクミルパーオ
キシサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
第三ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメ
チルヘキサン2,5−ジハイドロパーオキサイド
などが挙げられる。これらの有機過酸化物は、1
種のみ使用してもよく2種以上を混合して使用し
てもよい。 前記のポリオレフイン樹脂と変性剤と有機過酸
化物との配合割合は、希望する変性ポリオレフイ
ンのMFRなどによつて変化するが、一般的には、
ポリオレフイン樹脂100重量部に対して、変性剤
が0.01〜10重量部、特に0.1〜5重量部、有機過
酸化物が0.01〜5重量部、特に0.1〜2重量部の
範囲が好ましい。 また、変性剤と有機過酸化物との配合割合は、
変性剤100重量部に対し、有機過酸化物が5〜80
重量部の範囲が好ましい。 この発明で用いる変性ポリプロピレンは、例え
ばポリプロピレン樹脂と変性剤と有機過酸化物と
からそれ自体公知の方法によつて、好適には、有
機過酸化物が分解しない条件下で公知の適当な混
合方法を適用してポリプロピレン樹脂と変性剤と
有機過酸化物とを混合し、得られた混合物をポリ
プロピレン樹脂が溶融するが、分解しない温度、
好ましくは、約180〜260℃、特に220〜250℃の温
度に加熱反応させることによつて得られる。最も
簡便な加熱処理操作は、前記混合物を前記温度で
2〜5分間程度押出機内で溶融加熱することであ
る。 以上のようにして得られた変性ポリプロピレン
は、MFRが1〜150g/10分、特に10〜150g/
10分のものが好ましい。 変性ポリプロピレンは前記結晶性ポリプロピレ
ンと混合して用いることが好ましい。ポリプロピ
レン樹脂中の変性ポリプロピレンの割合は5重量
%以上、特に10〜70重量%が好ましい。 本発明において使用するすポリプロピレン樹脂
には、難燃剤を配合する。 前記難燃剤としては、例えば、ポリリン酸の塩
例えばポリリン酸と塩基性窒化化合物のような塩
基との塩例えばカルバミルポリリン酸アンモンの
メラミン塩とポリヒドロキシ化合物例えばペンタ
エリトリツト、ジペンタエリトリツト、トリペン
タエリトリツトなどとの組み合せが好適に使用さ
れる。前記難燃剤の配合量は、ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、ポリリン酸と塩基との塩
が10〜200重量部が好ましく、ポリヒドロキシ化
合物(使用する場合)は1〜100重量部が好まし
い。また、前記の難燃剤の一部を他の難燃剤、例
えば、1,3,5−トリアジン、トリスフエノキ
シ−S−トリアジン化合物などの置換S−トリア
ジン化合物、ベンジルグアナミン、グアナミンと
アルデヒドとの反応生成物、メラミン、1,3,
6−トリス(4,6−ジアミノ−1,3,5−ト
リアジン−2)ヘキサンなどでおきかえてもよ
い。 また、本発明のポリプロピレン樹脂には無機充
填剤を配合することができる。前記の無機充填剤
としては、炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム)、タルク、水酸化マグ
ネシウム、焼成クレー、カオリンクレー、ケイ石
粉、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウムなどが挙げられる。無機充
填剤は、ポリプロピレン樹脂100重量部に対して
50重量部以下の配合量とするのが好ましい。 本発明において前期のマツト状のガラス繊維と
ポリプロピレン樹脂との割合は、ガラス繊維10〜
60重量%、特に20〜50重量%とポリプロピレン樹
脂90〜40重量%、特に80〜50重量%が好ましい。 本発明のガラス繊維強化複合体は、前記のガラ
ス長繊維(ストランド)からなるマツト構造体
に、前記の難燃剤が配合されている変性ポリプロ
ピレンを含むポリプロピレン樹脂を浸みこませ、
その後必要であれば、この構造体を圧縮し、冷却
固化してシート状樹脂含浸物として得られる。そ
のためにはマツトと樹脂の層とを重ね合わせて積
層し熱と圧力を加えたのち冷却する。マツトおよ
び樹脂の層を複数としこれを適宜に組み合わせて
もよく、また溶融した樹脂層を用い上記操作を連
続的に行うこともできる。このようにして得られ
るシート状樹脂含浸物であるガラス繊維強化複合
体を必要に応じて切断して所望の大きさのシート
状のガラス繊維強化複合体を製造する。 本発明のガラス繊維強化複合体を機械型打ちプ
レスで型打ちすることによつて、剛性及び熱変形
温度が高いことは勿論のこと、さらに複雑な形状
の部分でも気密性の良好な成形品を得ることがで
きる。機械型打ちプレスで型打ちするには、例え
ば所定の大きさに切断されたシートを樹脂が溶融
するような温度まで予熱し(このときシートはそ
の中の繊維すなわちストランドの弾性回復のため
に予熱前の厚さの数倍にふくれ上る)このふくれ
上つた含浸物をそのまま、または好ましくは2枚
以上重ね合わせて、冷却されている金型に導入し
て型打ちプレスを行う。 本発明のガラス繊維強化複合体を機械型打ちプ
レスで型打ちすることによつていろいろなガラス
繊維強化樹脂成形品を製造することができる。 以下、本発明を実施例を挙げて説明する。 〔実施例〕 以下に各例において使用したポリマーを示す。 A:所定量の公知の酸化防止剤を添加した
MFR2.0g/10分、エチレン含有量4%(重量
%、以下同じ)の結晶性エチレン−プロピレン
ランダムコポリマー B:所定量の公知の酸化防止剤を添加した
MFR9.0g/10分、トータルのエチレン含有量
が5.5%の結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム重合ポストエチレン−プロピレンブロツクコ
ポリマー C:Bにγ−メタアクリロキシプロピルトリメト
キシシランおよびt−ブチルパーオキシベンゾ
エートを、B100部(重量部、以下同じ)に対
して各々0.5部/0.25部添加し、220℃で熱処理
して得たMFR50g/10分の変性ポリプロピレ
ン G:A50部に難燃剤としてカルバミルポリリン酸
アンモンのメラミン塩を35部とジペンタエリト
リツトを15部配合し、溶融混合して得た難燃ポ
リプロピレン 実験1〜5 表面処理したガラス繊維連続ストランド(平均
径23μ)を、うずまき状に重ね合わせたマツト
を、約1cm2当り合計で約22本の針の割合でニード
ルパンチングして得たガラスマツト(目付量900
g/cm2)の2枚と、これらの2枚のガラスマツト
の間に押出機から供給される溶融ポリマー(以下
メルト用という)と、あらかじめ厚さ0.5mmのシ
ート状に成形したポリマー(以下オーバーレイ用
とする)を、交互に積層し、加圧下(2Kg/cm2)
に加熱(250℃)、冷却(20℃)し、ついでカツタ
ーで切断し、ガラス繊維強化複合体(300×300×
0.37cm)の平板を得た。 この平板を適当な大きさに切断し、赤外線加熱
炉で210℃に加熱後、油圧プレスにセツトされた
金型上にチヤージして半円筒型の成形品を加圧成
形した。 成形条件:型締力6000トン 型締冷却時間90秒 型温60℃ 次に、下記の条件で成形品の気密テストを行な
つた。 すなわち、半円筒型の成形体2ケをパツキンを
介して組付けして気密容器状となして、その内部
に1.5Kg/cm2の空気圧を加えつつこれを水槽中に
没入させ、内部加圧空気の漏洩の有無を気密容器
の表面への気泡の付着の有無を目視検査すること
によつて判定した。 強化複合体中のポリプロピレン成分(PP)と
ガラス繊維(GF)と、場合により配合した無機
充填剤(タルク)との割合(重量比)と、オーバ
ーレイポリマーおよびメルトポリマーの種類、及
び気密結果を複雑な形状の部分となだらかな曲面
の部分とで評価した結果をまとめて表1に示す。 気密結果については、○:良好、×:やや不良、
××:不良、×××:きわめて不良として評価し
た。
ピング成形の一種)するのに適したガラス繊維強
化複合体に関するもので特に気密性と難燃性が要
求される分野の用途に用いられる。 〔従来の技術〕 従来、機械型打ちプレスで型打ちするのに適合
するガラス繊維強化複合体に供される樹脂として
は、優れた機械的諸物性、成形加工性及び安価で
あることから、結晶性ポリプロピリンが使用され
ている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 結晶性ポリプロピレンをベースポリマーにして
複合したガラス繊維強化複合体は、機械型打ちプ
レスで型付ち加工すると、特に複雑な形状の部分
(例えば、リーブ部、コーナー部)の気密性が悪
く、かつ可燃であるという大きな欠点を有してい
る。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、上述の点に鑑み、型打ち加工す
ることにより、特に複雑な形状部での気密性が良
好で難燃性の付与されたガラス繊維強化複合体を
提供すべく鋭意研究した結果、本発明を完成し
た。 すなわち、本発明は、マツト状のガラス繊維に
難燃剤が配合されている変性ポリプロピレンを含
むポリプロピレン樹脂を含浸せしめてなる機械型
打ちプレス成形用ガラス繊維強化複合体を提供す
るものである。 本発明において使用されるマツト状のガラス繊
維としては、ガラス長繊維(ストランド)が均一
に分散したストランドからなるマツトが使用さ
れ、均一なストランド分布を維持するためにマツ
トに充分な一体性あるいは保形性を付与したもの
が望ましい。この目的のためには、バーブ付針に
よつてマツトをニードルパンチングにおいて、バ
ーブ付針はただマツトを貫通しマツト中の繊維を
交絡させ、マツトをゆるく結合させ、決して強く
結合させることはない。このため機械型打ちプレ
ス型打ちする間にマツトのストランドは樹脂の流
れとともに自由に移動する。 本発明においては変形ポリプロピレンを含むポ
リプロピレン樹脂が使用される。 前記ポリプロピレン樹脂(結晶性ポリプロピレ
ン)とは、ポリプロピレンホモポリマー、結晶性
エチレン−プロピレンランダムコポリマー、結晶
性エチレン−プロピレンブロツクコポリマー、結
晶性エチレン−プロピレンランダム重合ポストエ
チレン−プロピレンブロツクコポリマー、及び結
晶性プロピレ−ブテンコポリマーの総称であり、
本発明の結晶性ポリプロピレンとしてはエチレン
含有量が0.1〜10重量%の結晶性エチレン−プロ
ピレンランダムコポリマーおよびトータルのエチ
レン含有量が1〜20重量%の結晶性エチレン−プ
ロピレンランダム重合ポストエチレン−プロピレ
ンブロツクコポリマーが物性および成形性の点か
ら好ましい。前記の結晶性ポリプロピレンは、メ
ルトフローレイトインデツクス(MFR)が0.5〜
100g/10分であるものが好ましい。 本発明における変性ポリプロピレンとは、上記
の結晶性ポリプロピレンを有機過酸化物等の触媒
の存在下に有機シラン化合物あるいは不飽和カル
ボン酸類などの変性剤によつ熱処理して得られる
ものの総称であり、特に有機シラン化合物で変性
したものが好ましい。前記の変性ポリプロピレン
は、変性剤のグラフト率が0.01〜10重量%、特に
0.1〜5重量%で、MFRが1〜150g/10分であ
るものが好ましい。 前記の変性剤としては、 ビニルトリエトキシシラン、メタアクリロイル
オキシトリメトキシシラン、γ−メタアクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン、メタアク
リロイルオキシシクロヘキシルトリメトキシシラ
ン、γ−メタアクリロイルオキシプロピルトリア
ケチルオキシシラン、メタアクリロイルオキシト
リエトキシシラン、γ−メタアクリロイルオキシ
プロピルトリエトキシシランなどの有機シラン化
合物、アクリル酸、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、エンド−ビシクロ−〔2,2,1〕−5−ヘ
プテン−2,3−無水ジカルボン酸などの不飽和
カルボン酸および酸無水物、アクリルグリシジル
エーテル、2−メチル−アリルグリシジルエーテ
ル、アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナト
リウム、アクリル酸カルシウム、メタアクリル酸
カルシウム、アクリル酸マグネシウム、メタアク
リル酸マグネシウム、アクリル酸亜鉛、メタアク
リ酸亜鉛、アクリル酸アルミニウム、メタアクリ
ル酸アルミニウム、アクリル酸鉄()、メタア
クリル酸鉄()などの(メタ)アクリル酸の金
属塩化合物、トリアリルシアヌレート、トリ(2
−メチルアリル)シアヌレート、1,3,5−ト
リアクリロイルヘキサヒジロ−S−トリアジン、
1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−S
−トリアジン、1,3,5−トリメタアクリロイ
ルヘキサヒドロ−S−トリアジン、4−アクリロ
イルオキシフエノール、4−(アクリロイルオキ
シメチル)フエノール、4−アクリロイルオキシ
ベンジルアルコール、4−メタアクリロイルオキ
シフエノール、4−メタアクリロイルオキシベン
ジルアルコール、4(メタアクリロイルオキシメ
チル)ベンジルアルールなどが挙げられる。これ
らのうちでも、有機シラン化合物が好ましい。前
記の変性剤は、1種のみ使用してもよく2種以上
を混合して使用してもよい。 さらに前記の有機過酸化物としては、1分半減
期温度が約160〜260℃の温度となるようなものが
好ましく、そのようなものとしては、例えば第三
ブチルパーオキシソプロピルカーボネート、ジ第
三ブチルジパーオキシフタレート、第三ブチルパ
ーオキシアセテート、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(第三ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5
−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルパーオキ
シ)ヘキシン−3、第三ブチルパーオキシラウレ
ート、第三ブチルパーオキシマレイツクアシツ
ド、第三ブチルパーオキシベンゾエート、メチル
エチルケトンパーオキシサイド、ジクミルパーオ
キシサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、
第三ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメ
チルヘキサン2,5−ジハイドロパーオキサイド
などが挙げられる。これらの有機過酸化物は、1
種のみ使用してもよく2種以上を混合して使用し
てもよい。 前記のポリオレフイン樹脂と変性剤と有機過酸
化物との配合割合は、希望する変性ポリオレフイ
ンのMFRなどによつて変化するが、一般的には、
ポリオレフイン樹脂100重量部に対して、変性剤
が0.01〜10重量部、特に0.1〜5重量部、有機過
酸化物が0.01〜5重量部、特に0.1〜2重量部の
範囲が好ましい。 また、変性剤と有機過酸化物との配合割合は、
変性剤100重量部に対し、有機過酸化物が5〜80
重量部の範囲が好ましい。 この発明で用いる変性ポリプロピレンは、例え
ばポリプロピレン樹脂と変性剤と有機過酸化物と
からそれ自体公知の方法によつて、好適には、有
機過酸化物が分解しない条件下で公知の適当な混
合方法を適用してポリプロピレン樹脂と変性剤と
有機過酸化物とを混合し、得られた混合物をポリ
プロピレン樹脂が溶融するが、分解しない温度、
好ましくは、約180〜260℃、特に220〜250℃の温
度に加熱反応させることによつて得られる。最も
簡便な加熱処理操作は、前記混合物を前記温度で
2〜5分間程度押出機内で溶融加熱することであ
る。 以上のようにして得られた変性ポリプロピレン
は、MFRが1〜150g/10分、特に10〜150g/
10分のものが好ましい。 変性ポリプロピレンは前記結晶性ポリプロピレ
ンと混合して用いることが好ましい。ポリプロピ
レン樹脂中の変性ポリプロピレンの割合は5重量
%以上、特に10〜70重量%が好ましい。 本発明において使用するすポリプロピレン樹脂
には、難燃剤を配合する。 前記難燃剤としては、例えば、ポリリン酸の塩
例えばポリリン酸と塩基性窒化化合物のような塩
基との塩例えばカルバミルポリリン酸アンモンの
メラミン塩とポリヒドロキシ化合物例えばペンタ
エリトリツト、ジペンタエリトリツト、トリペン
タエリトリツトなどとの組み合せが好適に使用さ
れる。前記難燃剤の配合量は、ポリプロピレン樹
脂100重量部に対して、ポリリン酸と塩基との塩
が10〜200重量部が好ましく、ポリヒドロキシ化
合物(使用する場合)は1〜100重量部が好まし
い。また、前記の難燃剤の一部を他の難燃剤、例
えば、1,3,5−トリアジン、トリスフエノキ
シ−S−トリアジン化合物などの置換S−トリア
ジン化合物、ベンジルグアナミン、グアナミンと
アルデヒドとの反応生成物、メラミン、1,3,
6−トリス(4,6−ジアミノ−1,3,5−ト
リアジン−2)ヘキサンなどでおきかえてもよ
い。 また、本発明のポリプロピレン樹脂には無機充
填剤を配合することができる。前記の無機充填剤
としては、炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム)、タルク、水酸化マグ
ネシウム、焼成クレー、カオリンクレー、ケイ石
粉、ケイソウ土、水酸化アルミニウム、硫酸バリ
ウム、硫酸カルシウムなどが挙げられる。無機充
填剤は、ポリプロピレン樹脂100重量部に対して
50重量部以下の配合量とするのが好ましい。 本発明において前期のマツト状のガラス繊維と
ポリプロピレン樹脂との割合は、ガラス繊維10〜
60重量%、特に20〜50重量%とポリプロピレン樹
脂90〜40重量%、特に80〜50重量%が好ましい。 本発明のガラス繊維強化複合体は、前記のガラ
ス長繊維(ストランド)からなるマツト構造体
に、前記の難燃剤が配合されている変性ポリプロ
ピレンを含むポリプロピレン樹脂を浸みこませ、
その後必要であれば、この構造体を圧縮し、冷却
固化してシート状樹脂含浸物として得られる。そ
のためにはマツトと樹脂の層とを重ね合わせて積
層し熱と圧力を加えたのち冷却する。マツトおよ
び樹脂の層を複数としこれを適宜に組み合わせて
もよく、また溶融した樹脂層を用い上記操作を連
続的に行うこともできる。このようにして得られ
るシート状樹脂含浸物であるガラス繊維強化複合
体を必要に応じて切断して所望の大きさのシート
状のガラス繊維強化複合体を製造する。 本発明のガラス繊維強化複合体を機械型打ちプ
レスで型打ちすることによつて、剛性及び熱変形
温度が高いことは勿論のこと、さらに複雑な形状
の部分でも気密性の良好な成形品を得ることがで
きる。機械型打ちプレスで型打ちするには、例え
ば所定の大きさに切断されたシートを樹脂が溶融
するような温度まで予熱し(このときシートはそ
の中の繊維すなわちストランドの弾性回復のため
に予熱前の厚さの数倍にふくれ上る)このふくれ
上つた含浸物をそのまま、または好ましくは2枚
以上重ね合わせて、冷却されている金型に導入し
て型打ちプレスを行う。 本発明のガラス繊維強化複合体を機械型打ちプ
レスで型打ちすることによつていろいろなガラス
繊維強化樹脂成形品を製造することができる。 以下、本発明を実施例を挙げて説明する。 〔実施例〕 以下に各例において使用したポリマーを示す。 A:所定量の公知の酸化防止剤を添加した
MFR2.0g/10分、エチレン含有量4%(重量
%、以下同じ)の結晶性エチレン−プロピレン
ランダムコポリマー B:所定量の公知の酸化防止剤を添加した
MFR9.0g/10分、トータルのエチレン含有量
が5.5%の結晶性エチレン−プロピレンランダ
ム重合ポストエチレン−プロピレンブロツクコ
ポリマー C:Bにγ−メタアクリロキシプロピルトリメト
キシシランおよびt−ブチルパーオキシベンゾ
エートを、B100部(重量部、以下同じ)に対
して各々0.5部/0.25部添加し、220℃で熱処理
して得たMFR50g/10分の変性ポリプロピレ
ン G:A50部に難燃剤としてカルバミルポリリン酸
アンモンのメラミン塩を35部とジペンタエリト
リツトを15部配合し、溶融混合して得た難燃ポ
リプロピレン 実験1〜5 表面処理したガラス繊維連続ストランド(平均
径23μ)を、うずまき状に重ね合わせたマツト
を、約1cm2当り合計で約22本の針の割合でニード
ルパンチングして得たガラスマツト(目付量900
g/cm2)の2枚と、これらの2枚のガラスマツト
の間に押出機から供給される溶融ポリマー(以下
メルト用という)と、あらかじめ厚さ0.5mmのシ
ート状に成形したポリマー(以下オーバーレイ用
とする)を、交互に積層し、加圧下(2Kg/cm2)
に加熱(250℃)、冷却(20℃)し、ついでカツタ
ーで切断し、ガラス繊維強化複合体(300×300×
0.37cm)の平板を得た。 この平板を適当な大きさに切断し、赤外線加熱
炉で210℃に加熱後、油圧プレスにセツトされた
金型上にチヤージして半円筒型の成形品を加圧成
形した。 成形条件:型締力6000トン 型締冷却時間90秒 型温60℃ 次に、下記の条件で成形品の気密テストを行な
つた。 すなわち、半円筒型の成形体2ケをパツキンを
介して組付けして気密容器状となして、その内部
に1.5Kg/cm2の空気圧を加えつつこれを水槽中に
没入させ、内部加圧空気の漏洩の有無を気密容器
の表面への気泡の付着の有無を目視検査すること
によつて判定した。 強化複合体中のポリプロピレン成分(PP)と
ガラス繊維(GF)と、場合により配合した無機
充填剤(タルク)との割合(重量比)と、オーバ
ーレイポリマーおよびメルトポリマーの種類、及
び気密結果を複雑な形状の部分となだらかな曲面
の部分とで評価した結果をまとめて表1に示す。 気密結果については、○:良好、×:やや不良、
××:不良、×××:きわめて不良として評価し
た。
上述のように、本発明によれば型打ち加工する
ことにより複雑な形状部での気密性が良好である
ガラス繊維強化成形品を与える強化複合体を得る
ことができる。
ことにより複雑な形状部での気密性が良好である
ガラス繊維強化成形品を与える強化複合体を得る
ことができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マツト状のガラス繊維にポリリン酸と塩基性
窒素化合物との塩およびポリヒドロキシ化合物と
からなる難燃剤が配合されている変性ポリプロピ
レンを含むポリプロピレン樹脂を含浸せしめてな
る機械型打ちプレス成形用ガラス繊維強化複合
体。 2 変性ポリプロピレンが結晶性ポリプロピレン
を有機シラン化合物あるいは不飽和カルボン酸類
化合物で変性したポリマーである特許請求の範囲
第1項記載のガラス繊維強化複合体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20664785A JPS6268823A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | ガラス繊維強化複合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20664785A JPS6268823A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | ガラス繊維強化複合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6268823A JPS6268823A (ja) | 1987-03-28 |
| JPH0347651B2 true JPH0347651B2 (ja) | 1991-07-22 |
Family
ID=16526812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20664785A Granted JPS6268823A (ja) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | ガラス繊維強化複合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6268823A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2626368B2 (ja) * | 1991-11-14 | 1997-07-02 | 日本鋼管株式会社 | 繊維強化熱可塑性樹脂シートの製造方法 |
| EP0651003A1 (en) * | 1993-10-29 | 1995-05-03 | Azdel, Inc. | Fiber reinforced functionalized polyolefin composites |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56160481A (en) * | 1980-05-16 | 1981-12-10 | Kureha Chemical Ind Co Ltd | Carbon fiber reinforced pipe made of polypropylene |
| JPS60195769A (ja) * | 1984-03-16 | 1985-10-04 | Hitachi Ltd | レコ−ドプレ−ヤ |
-
1985
- 1985-09-20 JP JP20664785A patent/JPS6268823A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6268823A (ja) | 1987-03-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4595726A (en) | N-alkyl methacrylate modified polypropylene | |
| DE2926830C3 (de) | Vernetzbare Polyethylen-Kunststoffmassen | |
| US4788099A (en) | Vibration-damping material with excellent workability | |
| CN102149541A (zh) | 叠层板和复合成形体 | |
| JP2603884B2 (ja) | 難燃性樹脂組成物 | |
| US4380522A (en) | Process for the manufacture of articles from composition comprising modified polyolefines and cellulosic fibres | |
| DE3032635A1 (de) | Zusammensetzung fuer einen vernetzten polyolefinschaum | |
| TW200303885A (en) | Macrocellular acoustic foam containing particulate additive | |
| JPH0347291B2 (ja) | ||
| CN108250466A (zh) | 经纬预浸带及其制备方法 | |
| JPH0347651B2 (ja) | ||
| DE69632259T2 (de) | Herstellung eines polymererzeugnis | |
| DE10158253A1 (de) | Geschäumter Polypropylenharzbehälter zum Erhitzen in der Mikrowelle | |
| KR100597448B1 (ko) | 불연성 폴리올레핀 수지 조성물 | |
| JPH07173317A (ja) | 成形性に優れたポリプロピレン系電子線架橋発泡体 | |
| JPH0228755B2 (ja) | ||
| JPS63144177A (ja) | ガラス繊維強化複合体 | |
| KR20190135690A (ko) | 알루미늄 복합 판넬 코어재 제조용 조성물 및 이를 이용한 알루미늄 복합 판넬 코어재 제조용 마스터 배치 칩 및 알루미늄 복합 판넬의 제조방법 | |
| JPS632979B2 (ja) | ||
| JPH093124A (ja) | 改質された非晶質ポリオレフィンおよびその連続製造 方法 | |
| DE2223463A1 (de) | Ungesaettigte Polyesterharzpraeparate | |
| KR100385369B1 (ko) | 불연성 폴리올레핀 수지조성물 | |
| JP7749961B2 (ja) | シラン変性ポリプロピレン、シラン架橋ポリプロピレン、シラン変性ポリプロピレン組成物、並びにこれらを用いた成形体、架橋成形体、及び三次元網状繊維集合体 | |
| US20090069491A1 (en) | Peroxide-free direct grafting of polar monomers onto unsaturated polyolefins | |
| CN121586737A (zh) | 制备高熔体强度丙烯聚合物的方法 |