JPH034759Y2 - - Google Patents

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JPH034759Y2
JPH034759Y2 JP17225384U JP17225384U JPH034759Y2 JP H034759 Y2 JPH034759 Y2 JP H034759Y2 JP 17225384 U JP17225384 U JP 17225384U JP 17225384 U JP17225384 U JP 17225384U JP H034759 Y2 JPH034759 Y2 JP H034759Y2
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はデイーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ
に利用されるものである。
〔従来の技術〕
デイーゼルエンジンにおいては、燃料噴射ポン
プによつてエンジンに燃料が供給されている。
第6図には、一般的な燃料噴射ポンプ21の斜
視図が描かれている。
燃料噴射ポンプを記載した文献としては、例え
ば、実開昭57−97127、或いは、「デンソー燃料噴
射ポンプ説明書VE型ポンプ編」日本電装株式会
社サービス研修所編集課昭和57年8月10日発行が
あることを明らかにしておく。
第6図において、3は、ポンプハウジング8内
を往復運動するプランジヤである。プランジヤ3
は第6図において一部断面で描かれている。燃料
噴射ポンプ21は、プランジヤ3によつて燃料に
高圧を与え、燃料を噴射するようにされている。
23は、高圧の燃料をエンジンに送る燃料送給口
である。
第6図において、2はスピルリングである。ス
ピルリング2も一部断面で描かれている。燃料噴
射ポンプ21において、燃料噴射量は、スピルリ
ング2を矢印A或いは矢印B方向に移動させるこ
とにより制御されている。
例えば、スピルリング2が矢印A方向に移動さ
れると、プランジヤ3の有効ストロークが小さく
なり燃料噴射量は減少する。逆に、スピルリング
2が矢印B方向に移動されると、プランジヤ3の
有効ストロークが大きくなり燃料噴射量は増大す
る。
スピルリング2の駆動機構即ち燃料噴射量の制
御機構を第7図に基づいて説明する。第7図は、
従来の燃料噴射ポンプの内部構造の説明図であ
る。
第7図において、例えば、スピルリング2が矢
印A方向に移動されると、プランジヤ3の有効ス
トロークLが小さくなり燃料噴射量は減少する。
逆に、スピルリング2が矢印B方向に移動される
と、プランジヤ3の有効ストロークLが大きくな
り燃料噴射量は増大する。
スピルリング2は、アジヤステイングレバー1
6とガバナスリーブ5とによつて駆動される。
アジヤステイングレバー16はアクセルペダル
11によつて駆動される。
アジヤステイングレバー16は、コントロール
スプリング10を介してガバナレバー15に連結
され、ガバナレバー15を介してスピルリング2
を動かす。
ガバナレバー15は、ガイドレバー41とテン
シヨンレバー42とコントロールレバー43とか
らなる集合体である。
ガバナスリーブ5は、遠心力によつて6を支点
にして矢印C方向に開くフライウエイト7によつ
て駆動される。
フライウエイト7は、ガバナシヤフト4の上を
エンジンの回転に同期して回転し、遠心力により
6を支点にして矢印Cあるいは矢印D方向に回動
する。ここで、ガバナシヤフト4は、ポンプハウ
ジング8(第6図)に固定されている。フライウ
エイト7の6を支点にした矢印Cあるいは矢印D
方向に回動によつて、ガバナスリーブ5は、ガバ
ナシヤフト4の上を矢印G或いは矢印H方向へ駆
動される。
ガバナスリーブ5はガバナレバー15に当接し
同様にガバナレバー15を介してスピルリング2
を動かす。
アジヤステイングレバー16及びガバナスリー
ブ5の動きによつて、ガイドレバー41、テンシ
ヨンレバー42及びコントロールレバー43は、
互いに複雑な相対運動をする。そして、これら
は、アジヤステイングレバー16及びガバナスリ
ーブ5の動きをスピルリング2に伝達する。この
詳細な説明は省略するが、ここで注意を払うべき
ことは、スピルリング2とテンシヨンレバー42
との関係である。これらについては、次の(あ)
或いは(い)の関係がある。
(あ) スピルリング2が矢印A方向即ち燃料噴
射量を減少する方向に移動するときは、テンシ
ヨンレバー42は、矢印K方向に移動する。
(い) スピルリング2が矢印B方向即ち燃料噴
射量を増大する方向に移動するときは、テンシ
ヨンレバー42は、矢印M方向に移動する。
上記(あ)及び(い)に関連して、燃料噴射ポ
ンプ21はダツシユポツト53が備えられてい
る。これについて説明する。
第9図は、ダツシユポツト53の拡大縦断面図
である。第9図において、ダツシユポツト53
は、ポンプハウジング8の内壁54に穿設された
円筒状の凹部55にピストン56が摺動可能に嵌
挿された構造とされている。凹部55のなかには
ピストン56によつて内壁57が形成されてい
る。内室57のなかには、圧縮コイルばね61が
配置されている。圧縮コイルばね61は、ピスト
ン56が凹部55から出る方向にピストン56を
押圧している。ピストン56の突出方向(矢印Q
方向)は、テンシヨンレバー42に相対向する方
向とされている。
内室57とポンプハウジング8のなかの空間6
2とは、連通路63によつて連通されている。ポ
ンプハウジング8のなかの空間62と内室57と
は燃料で満たされている。連通路63にはオリフ
イス64が設けられている。オリフイス64は、
第10図に示されているようなオリフイス部材6
5を連通路63に矢印P方向から圧入することに
よつて、連通路63に取り付けられている。
オリフイス64の内径は、0.2〜0.3mm程度とさ
れている。連通路63の内径は約1mm程度とされ
ている。オリフイス64の取り付け位置は連通路
63のなかならば任意の位置でよい。
第7図に戻る。
第7図は、アクセルペダル11が踏まれてお
り、多量の燃料が噴射されている状態を表してい
る。
第7図に示されているように、アクセルペダル
11が踏まれており、多量の燃料が噴射されてい
るときには、テンシヨンレバー42と、矢印M方
向に移動しており、ピストン56とテンシヨンレ
バー42とは係合していない。
第7図の状態から自動車の減速状態に入つたと
きを説明する。この状態が第8図である。第8図
は、自動車が減速状態にあるとき、即ち、アクセ
ルペダル11から足が離されて、燃料噴射量が減
つているときの状態を表わしている。第8図から
分るように、自動車が減速状態になると、テンシ
ヨンレバー42は矢印K方向に移動するため、テ
ンシヨンレバー42はピストン56に当接して、
ピストン56を矢印R方向に押す。このため、内
室57のなかの燃料は、オリフイス64で絞られ
ながら、徐々に連通路63を通つてポンプハウジ
ング8の空間62に抜ける。
従つて、テンシヨンレバー42の矢印K方向へ
の移動速度は制限され、燃料噴射量は、急激に減
少せず徐々に減少する。
従来の燃料噴射ポンプ21にあつては、上記し
たように、ダツシユポツト53が備えられてお
り、自動車の減速時徐々に燃料を減少させるよう
にしていた。これは次の理由による。
即ち、自動車の減速時には車輪の方からエンジ
ンが回される。デイーゼルエンジンはガソリンエ
ンジンに比べて圧縮比が高い(圧縮比=約20)。
従つて、デイーゼルエンジンを搭載した自動車に
あつては、減速時車輪がエンジンを回転させるの
に大きな力を要する。このため、自動車が前後方
向にしやくり運動を起こしたり、或いは、所謂兎
飛び運動を起こしたりするという現象が生じる。
なお、しやくり運動或いは兎飛び運動が生じるこ
との理論的な解明は未だなされていないが、経験
的にエンジンの回転抵抗が急激に大きくなるとし
やくり現象或いは兎飛び現象が生じることが判明
している。従つて、しやくり運動或いは兎飛び運
動を防止するためには、減速時、エンジンの回転
抵抗が急激にではなく徐々に大きくなるようにす
ればよい。このためには、減速時、燃料噴射量を
急激に減らすのではなく徐々に減らせばよい。従
つて、従来の燃料噴射ポンプ21にあつては、ダ
ツシユポツト53が備えられている。
尤も、あまりダツシユポツト53の作用が強い
とエンジンブレーキの効きが悪くなる。従つて、
オリフイス64の内径は、エンジンブレーキの効
きの低下が実用上許容できる程度の大きさとされ
ている。この大きさは上記した通り0.2〜0.3mm程
度である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第7乃至第10図に示されいる従来のものにあ
つては、燃料噴射ポンプ21の中に残留している
切粉、或いは、燃料の温度が低下したときに生じ
るワツクス等によつてオリフイス64が詰まるこ
とがあるという問題があつた。
この訳は、上記したように、オリフイス64の
内径が小さいからである。
なお、燃料噴射ポンプ21は切削加工による部
分があるため、その内部に多少なりとも微細な切
粉が残留することは避けられないことである。ま
た、デイーゼルエンジンの燃料である軽油は、温
度が流動点以下に下がるとワツクスが析出する性
質があるが、これも避けられないことである。
オリフイス64が詰まると、ピストン56が移
動しなくなる。従つて、テンシヨンレバー42が
矢印K方向にそれ以上移動しないため、燃料噴射
量が減少しない。従つて、エンジンの回転数が低
下せずエンジンブレーキの効きが悪くなる。
本考案の技術的課題は、上記のような従来の技
術の問題点を解決することにある。
言葉を変えて言うと、本考案の技術的課題は、
燃料噴射ポンプのダツシユポツトについて、オリ
フイスの目詰まりを無くすようにすることにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前述の技術的課題を達成する(即ち、前述の従
来の技術の問題点を解決する)ために、本考案に
あつては次のような手段が講じられている。
即ち、本考案に係る燃料噴射ポンプのダツシユ
ポツトというのは、燃料噴射ポンプのポンプハウ
ジングの内部において該ポンプハウジングの内壁
には、該ポンプハウジングの内部に開口する円筒
状の凹部が穿設されており、該凹部にはピストン
が摺動可能に嵌挿されており、該凹部のなかには
該ピストンによつて内室が形成されており、該内
室のなかには弾発部材が配置されており、該弾発
部材は前記ピストンが前記凹部から突出する方向
に前記ピストンを押圧しており、前記ピストンの
突出方向はテンシヨンレバーに相対向する方向と
されており、自動車の減速時、該テンシヨンレバ
ーが前記ピストンに当接しそれによつて該テンシ
ヨンレバーの動きが制限され、その結果燃料噴射
量を徐々に減少せしめるようにしたダツシユポツ
トであつて、前記内室と前記ポンプハウジングの
なかの空間とは連通路によつて連通されており、
該連通路には複数個のオリフイスが設けられてい
ることを特徴とする。
〔作用〕 従来のダツシユポツト(第9図)との比較にお
いて、本考案では、次の及びの二つの点が重
要である。
従来のものはオリフイスが一つであるのに対
して、本考案では、オリフイスが複数個設けら
れていること 従来のものはオリフイスの内径が0.2mm〜0.3
mmであるのに対して、本考案では、一つ一つの
オリフイスの内径をそれよりも大きくすること
が可能であること 上記について説明を加える。
デイーゼルエンジンの燃料である軽油は、当然
ながら、理想流体ではなく粘性流体である。従つ
て、連通路を通過する流量Qは、連通路の有効流
路断面積Sだけでなくその有効長さLによつても
変わつてくる。一般に、連通路を通過する流量Q
は、連通路の有効流路断面積Sとその有効長さL
との積によつて定まる。
連通路の有効流路断面積Sを代表するものはオ
リフイスの内径であり、連通路の有効長さLを代
表するものはオリフイスの数である。
本考案のものと従来のものとについて、連通路
を通過する単位時間当たりの流量Qが全く同じと
なるようにすることを考える。
単位時間当たりの流量Qが全く同じとなるよう
にするには、本考案のものの方がオリフイスの数
が多いため、本考案のものの方は一つ一つのオリ
フイスの内径を大きくしなければならない。言い
換えれば、単位時間当たりの流量Qが全く同じで
あれば、本考案のものの方は一つ一つのオリフイ
スの内径を大きくすることが出来る。この点が最
も重要である。
即ち、本考案の一つ一つのオリフイスの内径
は、従来のものよりも大きいために、異物による
オリフイスの詰まりに対しては、本考案のものの
ほうが詰まりにくい。
なお、本考案のものは、連通路を通過する単位
時間当たりの流量Qが従来と全く同じであるの
で、ダツシユポツトの機能自体に関する限り、従
来と全く同じである。
即ち、アクセルペダルが踏まれており、多量の
燃料が噴射されているときには、テンシヨンレバ
ーは、ピストンと係合していない。その状態から
自動車が減速状態に入ると、テンシヨンレバー
は、ピストンに係合して、ピストンを押圧する。
その結果、燃料噴射量は徐々に減少される。
また、本考案は、従来と比べて次のような利点
もある。
即ち、一般に、ある内径Dのオリフイスを作成
しようとするとき、実際に出来上がる寸法につい
ては、D±αというように許容誤差±αが設けら
れている。そして、この許容誤差の範囲に納まる
ように品質管理されている。
ここで、許容誤差±αはDが大きければ大き
く、Dが小さければ小さい。
従つて、Dが大きいもの程品質管理が楽になる
ことになる。
本考案と従来とを比べると、本考案の方がDが
大きい。斯くして、本考案のものの方が品質管理
が容易になるという利点がある。
本考案の構成(手段及び作用)は、以下の実施
例からより一層明らかにされる。従って、次に実
施例を説明する。
〔実施例〕
本実施例のダツシユポツトを説明する前に、斯
かるダツシユポツトが備えられている燃料噴射ポ
ンプの全体構造について簡単に説明する。
第3図は、本実施例のダツシユポツトが備えら
れている燃料噴射ポンプ21の縦断面図である。
第3図については、第7図(従来)の説明と重
複するが、本実施例にとつて重要であるので重複
を厭わず敢えて説明する。第3図では、スピルリ
ング2の駆動機構即ち燃料噴射量の制御機構に重
点をおいて説明する。
第3図において、燃料噴射ポンプ21は、ポン
プハウジング8を有する。燃料噴射ポンプ21
は、ポンプハウジング8内を往復運動するプラン
ジヤ3によつて燃料に高圧を与え、燃料送給口2
3から燃料を図示しないエンジンに送給するよう
にされている。プランジヤ3はドラブシヤフト2
4を介してエンジンによつて駆動される。25は
燃料フイードポンプ、26はタイマである。な
お、第3図において、燃料フイードポンプ25お
よびタイマ26は90゜展開して描かれている。
プランジヤ3には高圧が与えられた燃料を漏出
させるスピルポート27が設けられている。スピ
ルポート27はスピルリング2によつて閉塞され
ている。
28は遠心式ガバナである。遠心式ガバナ28
は、主に次の部品から構成されている。
(a) スピルリング2に枢着されているガバナレバ
ー15 (b) コントロールスプリング10を介してガバナ
レバー15に連結され、ガバナレバー15を介
してスピルリング2を動かすアジヤステイング
レバー16 (c) ガバナレバー15に当接し、同様にガバナレ
バー15を介してスピルリング2を動かすガバ
ナスリーブ5 ガバナレバー15は、ガイドレバー41とテン
シヨンレバー42とコントロールレバー43とか
らなる集合体である。
第3図において、燃料噴射量はスピルリング2
を矢印Aあるいは矢印Bの方向に移動させ、プラ
ンジヤ3の有効ストロークLを変化させることに
より制御される。
例えば、スピルリング2が矢印A方向に移動さ
れると、プランジヤ3の有効ストロークLが小さ
くなり燃料噴射量は減少する。逆に、スピルリン
グ2が矢印B方向に移動されると、プランジヤ3
の有効ストロークLが大きくなり燃料噴射量は増
大する。
スピルリング2は、前にも述べた通り、アジヤ
ステイングレバー16とガバナスリーブ5とによ
つて駆動される。
アジヤステイングレバー16はアクセルペダル
11によつて駆動される。アジヤステイングレバ
ー16は、コントロールスプリング10を介して
ガバナレバー15に連結され、ガバナレバー15
を介してスピルリング2を動かす。
アクセルペダル11によつてアジヤステイング
レバー16が駆動されると、ガイドレバー41、
テンシヨンレバー42及びコントロールレバー4
3は、互いに複雑な相対運動をする。そして、ア
ジヤステイングレバー16の動きをスピルリング
2に伝達する。この詳細な説明は省略するが、ア
ジヤステイングレバー16とスピルリング2との
動きの関係だけを述べれば下記の(a)及び(b)の通り
である。
(a) アクセルペダル11が踏まれてアジヤステイ
ングレバー16が回動されると、スピルリング
2は矢印B方向に移動され、燃料噴射量は増大
する。
(a) アクセルペダル11から足が離されて、アジ
ヤステイングレバー16がもとの位置に戻され
ると、スピルリング2は矢印A方向に移動さ
れ、燃料噴射量は減少する。
ガバナスリーブ5は、遠心力によつて6の支点
にして矢印C方向に開くフライウエイト7によつ
て駆動される。
フライウエイト7は、ガバナシヤフト4の上を
エンジンの回転に同期して回転し、遠心力により
6を支点にして矢印Cあるいは矢印D方向に回動
する。ここで、ガバナシヤフト4は、ポンプハウ
ジング8に固定されている。フライウエイト7の
6を支点にした矢印Cあるいは矢印D方向に回動
によつて、ガバナスリーブ5が、ガバナシヤフト
4の上を矢印G或いは矢印H方向へ移動する。
ガバナスリーブ5はガバナレバー15に当接し
同様にガバナレバー15を介してスピルリング2
を動かす。ガバナスリーブ5とスピルリング2と
の動きの関係だけを述べれば下記の(a)及び(b)の通
りである。
(a) エンジン回転数が増大して、ガバナスリーブ
5が矢印G方向に動くと、スピルリング2は矢
印B方向に移動され、燃料噴射量は増大する。
(b) エンジン回転数が減少して、ガバナスリーブ
5が矢印H方向に動くと、スピルリング2は矢
印A方向に移動され、燃料噴射量は減少する。
スピルリング2は、上記したように、アジヤス
テイングレバー16とガバナスリーブ5との両方
動きに応じて、矢印A或いは矢印B方向に移動
し、燃料噴射量を増減する。
ここで注意を払うべきことは、スピルリング2
とテンシヨンレバー42との関係である。これら
については、次の(あ)或いは(い)の関係があ
る。
(あ) スピルリング2が矢印A方向即ち燃料減
量方向に移動するときは、テンシヨンレバー4
2は、矢印K方向に移動する。
(い) スピルリング2が矢印B方向即ち燃料増
量方向に移動するときは、テンシヨンレバー4
2は、矢印M方向に移動する。
上記(あ)及び(い)に関連して、燃料噴射ポ
ンプ21にはダツシユポツト53が備えられてい
る。このダツシユポツト53が本実施例に係るダ
ツシユポツトである。ダツシユポツト53とテン
シヨンレバー42との係合関係は第4図及び第5
図に示されている。この係合関係については後で
説明する。
本実施例に係るダツシユポツト53の構造を第
1図に基づいて説明する。第1図は、本実施例に
係るダツシユポツト53の拡大縦断面図である。
第1図のダツシユポツト53も従来のもの(第
9図)と重複する点が多いが、重複を厭わず説明
する。
第1図において、ポンプハウジング8の内部6
2においてポンプハウジング8の内壁54には、
ポンプハウジング8の内部62に開口する円筒状
の凹部55が穿設されている。ポンプハウジング
8の内部62は燃料で満たされている。ダツシユ
ポツト53は、凹部55にピストン56が摺動可
能に嵌挿された構造とされている。凹部55のな
かにはピストン56によつて内室57が形成され
ている。内室57のなかには、圧縮コイルばね6
1が配置されている。圧縮コイルばね61は、ピ
ストン56が凹部55から出る方向にピストン5
6を押圧している。ピストン56の突出方向(矢
印Q方向)は、テンシヨンレバー42に相対向す
る方向とされている。
内室57とポンプハウジング8のなかの空間6
2とは、連通路63によつて連通されている。連
通路63にはオリフイス64が設けられている。
オリフイス64は、64aと64bと二つ設けら
れている。
オリフイス64a,64bは、第2図に示され
ているようなオリフイス部材65a,65bを連
通路63に矢印P方向から圧入することによつ
て、連通路63に取り付けられている。
オリフイス64a,64bの内径は、0.5mm程
度とされている。連通路63の内径は従来(第9
図)と同じく約1mm程度とされている。オリフイ
ス64a,64bの取り付け位置は連通路63の
なかならば任意の位置でよい。
本実施例のダツシユポツト53の機能自体は従
来と全く同じである。
即ち、第4図は、アクセルペダル11が踏まれ
ており、多量の燃料が噴射されている状態を表し
ている。第5図は、自動車が減速状態にあると
き、即ち、アクセルペダル11から足が離され
て、燃料噴射量が減つているときの状態を表わし
ている。
第4図に示されているように、アクセルペダル
11が踏まれており、多量の燃料が噴射されてい
るときには、テンシヨンレバー42は、矢印M方
向に移動しており、ピストン56とテンシヨンレ
バー42とは係合していない。
第4図の状態から自動車が減速状態に入ると、
テンシヨンレバー42は、矢印K方向に移動す
る。この状態が前に述べたように第5図である。
第5図から分るように、自動車が減速状態になる
と、テンシヨンレバー42は、矢印K方向に移動
して、ピストン56に当接する。そして、テンシ
ヨンレバー42は、ピストン56を矢印R方向に
押す。この結果、テンシヨンレバー42の矢印K
方向の移動速度は制限を受け、燃料噴射量は徐々
に減少される。
従来のダツシユポツト53(第9図)との比較
において、本実施例では、次の二つの点が重要で
ある。
従来のものはオリフイスが一つであるのに対
して、本実施例では、オリフイスが、64aと
64bと二つ設けられていること 従来のものはオリフイスの内径が0.2mm〜0.3
mmであるのに対して、本実施例では、0.5mm程
度と大きくされていること デイーゼルエンジンの燃料である軽油は、当然
ながら、理想流体ではなく粘性流体である。従つ
て、連通路63を通過する流量Qは、連通路63
の有効流路断面積Sだけでなくその有効長さLに
よつても変わつてくる。
一般に、連通路63を通過する流量Qは、連通
路63の有効流路断面積Sとその有効長さLとの
積によつて定まる。
ここで、連通路63の有効流路断面積Sを代表
するものはオリフイス64の内径であり、連通路
63の有効長さLを代表するものはオリフイス6
4の数である。
本実施例のものは、従来のものとオリフイスの
数及びオリフイスの内径は異なるが、連通路63
を通過する流量Qは全く同じとなるようにされて
いる。従つて、ダツシユポツト53の機能自体
(第4図及び第5図)に関する限り、前に述べた
通り、本実施例は従来と全く同じである。
しかしながら、次の点が異なる。
即ち、本実施例のオリフイス64a,64bの
内径は、0.5mm程度と大きくされているために、
異物によるオリフイスの詰まりに対しては、本実
施例のもののほうが詰まりにくい。
この点が最も重要である。
また、本実施例は、従来と比べて次のような利
点もある。
即ち、一般に、ある内径Dのオリフイスを作成
しようとするとき、実際に出来上がる寸法につい
ては、D±αというように許容誤差±αが設けら
れている。そして、この許容誤差の範囲に納まる
ように品質管理されている。
ここで、許容誤差±αはDが大きければ大き
く、Dが小さければ小さい。
従つて、Dが大きいもの程品質管理が楽にな
る。
本実施例と従来とを比べると、本実施例の方が
Dが大きく、斯くして、本実施例のものの方が品
質管理が容易になるという利点がある。
なお、本明細書ではオリフイスが二つの場合だ
けを説明したが、オリフイスの数は三つ或いは四
つ等であつてもよいことは論を持たない。
例えば、オリフイスの数を三つにすると(即
ち、オリフイスの数を増やしてもダツシユポツト
の機能状態は従来と同じになるようにしようとす
ると)、オリフイスの内径は約0.6mm程度になる。
オリフイスを四つにすると、オリフイスの内径は
約0.67mm程度になる。従つて、オリフイスの数を
増やせば増やす程、オリフイスの詰まりに対して
有利となる。尤も、オリフイスの数を増やすとそ
れだけオリフイスの製造及び連通路への取り付け
に手間がかかることになる。このため、コストを
考慮した場合の実用上のオリフイスの数は、二〜
三程度が適切であると思われる。
また、オリフイスや全く設けずに連通路自体の
内径を1mmよりも小さくして、オリフイスがない
場合の連通路全体の有効流路断面積とオリフイス
がある場合の有効流路断面積とが等価になるよう
にすることも考えられる。
このようなものは、当然ながらダツシユポツト
として有効である。、然も、その内径は少なくと
も0.67mmよりも大きいため、目詰まりに対しても
有効である。
しかしながら、連通路の内径は極めて極めて高
い精度を確保しなければならない。
内径が1mmよりも小さく然も極めて高精度の連
通路を燃料噴射ポンプの内壁に穿設することは、
現在の生産技術では不可能ではないけれどもなか
なか困難である。従つて、上記したように、オリ
フイス無しで連通路だけで済ますやり方は、コス
トアツプとなつて実用的とは言えない。
これは、従来(第9図)及び本実施例(第1
図)においてオリフイスが用いられている所以で
もある。
〔考案の効果〕
上記実施例の説明から分る通り、本考案によれ
ば、燃料噴射ポンプのダツシユポツトについて、
オリフイスの目詰まりを無くすようにすることが
できるという効果を奏する。
また、本考案では、オリフイスの品質管理が容
易になるという利点も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例に係る燃料噴射ポ
ンプのダツシユポツトの拡大縦断面図、第2図
は、本考案の一実施例に係るダツシユポツトに備
えられているオリフイス部材の拡大縦断面図、第
3図は、本考案の一実施例に係るダツシユポツト
が備えられている燃料噴射ポンプの縦断面図、第
4図は、第3図の本実施例の燃料噴射ポンプにお
いて、アクセルペタルが踏まれており、多量の燃
料が噴射されている状態を説明する説明図、第5
図は、第3図の本実施例の燃料噴射ポンプにおい
て、自動車が減速状態にあるとき、即ち、アクセ
ルペタルから足が離されて、燃料噴射量が減つて
いるときの状態を説明する説明図、第6図は、一
般的な燃料噴射ポンプの斜視図、第7図は、従来
の燃料噴射ポンプにおいて、アクセルペタルが踏
まれており、多量の燃料が噴射されている状態を
説明する説明図、第8図は、従来の燃料噴射ポン
プにおいて、自動車が減速状態にあるとき、即
ち、アクセルペタルから足が離されて、燃料噴射
量が減つているときの状態を説明する説明図、第
9図は、従来のダツシユポツトの拡大縦断面図、
第10図は、従来のダツシユポツトに備えられて
いるオリフイス部材の拡大縦断面図である。 8……ポンプハウジング、21……燃料噴射ポ
ンプ、42……テンシヨンレバー、54……内
壁、55……凹部、56……ピストン、57……
内室、61……圧縮コイルばね(弾発部材)、6
2……ポンプハウジングの内部、63……連通
路、64……(オリフイス)、64a,64b…
…オリフイス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料噴射ポンプのポンプハウジングの内部にお
    いて該ポンプハウジングの内壁には、該ポンプハ
    ウジングの内部に開口する円筒状の凹部が穿設さ
    れており、該凹部にはピストンが摺動可能に嵌挿
    されており、該凹部のなかには該ピストンによつ
    て内室が形成されており、該内室のなかには弾発
    部材が配置されており、該弾発部材は前記ピスト
    ンが前記凹部から突出する方向に前記ピストンを
    押圧しており、前記ピストンの突出方向はテンシ
    ヨンレバーに相対向する方向とされており、自動
    車の減速時、該テンシヨンレバーが前記ピストン
    に当接しそれによつて該テンシヨンレバーの動き
    が制限され、その結果燃料噴射量を徐々に減少せ
    しめるようにしたダツシユポツトであつて、前記
    内室と前記ポンプハウジングのなかの空間とは連
    通路によつて連通されており、該連通路には複数
    個のオリフイスが設けられていることを特徴とす
    る燃料噴射ポンプのダツシユポツト。
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