JPH022455B2 - - Google Patents
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- JPH022455B2 JPH022455B2 JP56179980A JP17998081A JPH022455B2 JP H022455 B2 JPH022455 B2 JP H022455B2 JP 56179980 A JP56179980 A JP 56179980A JP 17998081 A JP17998081 A JP 17998081A JP H022455 B2 JPH022455 B2 JP H022455B2
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- JP
- Japan
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- piston
- fuel
- pressure
- chamber
- control hole
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 33
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 33
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M59/00—Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
- F02M59/20—Varying fuel delivery in quantity or timing
- F02M59/22—Varying quantity or timing by adjusting cylinder-head space
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエンジン始動時の増量、アイドル運転
時の燃焼音の低減および中高速運転時の着火時ま
での噴射率の低減により、燃焼を効果的に行わせ
ることを図つた燃料噴射ポンプに関する。
時の燃焼音の低減および中高速運転時の着火時ま
での噴射率の低減により、燃焼を効果的に行わせ
ることを図つた燃料噴射ポンプに関する。
たとえばデイーゼルエンジンにおいてはアイド
ル運転時の燃焼騒音が大きいという不具合があ
り、この対策としてアイドル運転時の燃料噴射期
間を長くすることが有効であることは知られてい
る。ところで従来の燃料噴射ポンプにおいては、
低速、低負荷運転時にポンプ圧送室からアキユム
レータ室内に噴射燃料の一部を逃がすことによ
り、プランジヤによつて加圧される燃料の圧送期
間を長くし、より長い噴射期間を得るようにして
いた。
ル運転時の燃焼騒音が大きいという不具合があ
り、この対策としてアイドル運転時の燃料噴射期
間を長くすることが有効であることは知られてい
る。ところで従来の燃料噴射ポンプにおいては、
低速、低負荷運転時にポンプ圧送室からアキユム
レータ室内に噴射燃料の一部を逃がすことによ
り、プランジヤによつて加圧される燃料の圧送期
間を長くし、より長い噴射期間を得るようにして
いた。
しかしながら従来にあつては、上記噴射燃料の
逃し作動をある回転数にて設定すると、全回転数
領域に亘つてアキユムレータ特性が一義的に決定
されるため、他の回転数領域における最適アキユ
ムレータ特性を得ることができず、たとえば中高
速回転領域においては燃料噴射期間が長くなり過
ぎる不具合があり、結果として効率的な燃焼作動
が達成されないという問題があつた。
逃し作動をある回転数にて設定すると、全回転数
領域に亘つてアキユムレータ特性が一義的に決定
されるため、他の回転数領域における最適アキユ
ムレータ特性を得ることができず、たとえば中高
速回転領域においては燃料噴射期間が長くなり過
ぎる不具合があり、結果として効率的な燃焼作動
が達成されないという問題があつた。
本発明はかかる上述の事情に鑑みなされたもの
で、燃料アキユムレータ量を自由に調節できるよ
うにし、ポンプ回転数の全域に亘りそれぞれ最適
なアキユムレート特性が得られるようにした燃料
噴射ポンプの提供を目的とする。
で、燃料アキユムレータ量を自由に調節できるよ
うにし、ポンプ回転数の全域に亘りそれぞれ最適
なアキユムレート特性が得られるようにした燃料
噴射ポンプの提供を目的とする。
すなわち本発明は、ハウジングおよびこのハウ
ジングに挿入したプランジヤとの間でポンプ圧送
室を形成するキヤツプに、シリンダと、このシリ
ンダ内にあつて前記ポンプ圧送室の燃料圧力によ
り一方向へ押圧されるピストンおよびこのピスト
ンを他方向へ付勢するスプリングとを含むアキユ
ムレータを取着し、上記アキユムレータのシリン
ダに、燃料が満たされるとともに上記ピストンの
一方向への移動によりその容積が減少される油密
室を形成するとともに、この油密室の燃料を低圧
燃料系に逃がす制御孔を形成し、上記ピストンに
はこのピストンの移動中に上記制御孔を開閉する
螺旋状切欠を形成し、このピストンの移動中に上
記螺旋状切欠で前記制御孔を閉じることにより前
記油密室内の燃料を密封して前記ピストンの移動
を停止するとともに、エンジンの運転状況に応じ
て上記ピストンを回動させる駆動装置を設け、こ
の駆動装置により前記ピストンを回動して上記制
御孔と螺旋状切欠の相対的位置を調整することに
よりピストンの移動量を制御するようにし、この
結果アキユムレータ特性をポンプ回転数全域に亘
つて最適に制御するようにしたことを特徴とす
る。
ジングに挿入したプランジヤとの間でポンプ圧送
室を形成するキヤツプに、シリンダと、このシリ
ンダ内にあつて前記ポンプ圧送室の燃料圧力によ
り一方向へ押圧されるピストンおよびこのピスト
ンを他方向へ付勢するスプリングとを含むアキユ
ムレータを取着し、上記アキユムレータのシリン
ダに、燃料が満たされるとともに上記ピストンの
一方向への移動によりその容積が減少される油密
室を形成するとともに、この油密室の燃料を低圧
燃料系に逃がす制御孔を形成し、上記ピストンに
はこのピストンの移動中に上記制御孔を開閉する
螺旋状切欠を形成し、このピストンの移動中に上
記螺旋状切欠で前記制御孔を閉じることにより前
記油密室内の燃料を密封して前記ピストンの移動
を停止するとともに、エンジンの運転状況に応じ
て上記ピストンを回動させる駆動装置を設け、こ
の駆動装置により前記ピストンを回動して上記制
御孔と螺旋状切欠の相対的位置を調整することに
よりピストンの移動量を制御するようにし、この
結果アキユムレータ特性をポンプ回転数全域に亘
つて最適に制御するようにしたことを特徴とす
る。
以下本発明の詳細を第1図および第2図に示さ
れた分配型燃料噴射ポンプに適用した第1実施例
にもとづき説明する。
れた分配型燃料噴射ポンプに適用した第1実施例
にもとづき説明する。
図において1はハウジングであり、プランジヤ
2が摺動自在に挿入されている。プランジヤ2は
図示しないデイーゼルエンジンと同期して回転す
るドライブシヤフト3に、カツプリング4および
フエイスカム5を介して連結されている。カツプ
リング4はシヤフト3の回転を常にフエイスカム
5およびプランジヤ2に伝えるとともに、シヤフ
ト3に対してフエイスカム5およびプランジヤ2
の軸方向への移動を許容するようになつている。
2が摺動自在に挿入されている。プランジヤ2は
図示しないデイーゼルエンジンと同期して回転す
るドライブシヤフト3に、カツプリング4および
フエイスカム5を介して連結されている。カツプ
リング4はシヤフト3の回転を常にフエイスカム
5およびプランジヤ2に伝えるとともに、シヤフ
ト3に対してフエイスカム5およびプランジヤ2
の軸方向への移動を許容するようになつている。
プランジヤ2に設けたフエイスカム5と該フエ
イスカム5に対向して設けたカムローラ6との摺
接でプランジヤ2はその1回転中にエンジンの気
筒の数に応じた回数だけ往復運動させられる。そ
の各往復運動におけるプランジヤ2が第1図の左
方へ動くように運動させられる吸入行程にある場
合、プランジヤ2の端面に形成されたポンプ圧送
室7内には、プランジヤ2の先端外周に設けられ
た複数の吸入溝8の1つと、ハウジング1内に延
びる吸入孔9とを介して吸込空間10、つまり低
圧燃料系から燃料が吸入される。そしてプランジ
ヤ2の回転により吸入溝8と吸入孔9との連通が
たたれると同時にプランジヤ2が図示右方へ動く
圧縮行程が始まり、ポンプ圧送室7内にある燃料
はプランジヤ2内部に設けられた縦孔11と、プ
ランジヤ2の外周面に設けられた1つの分配溝1
2を介して吐出口13へ供給され、該吐出口13
を通じて図示しないエンジンの対応する気筒の燃
料噴射弁に至る。燃料噴射量の調整部材であるス
ピルリング14は、プランジヤ2上を移動可能で
あり、プランジヤ2の圧縮行程の途中で前記縦孔
11に連通した放射状孔15を開き、この放射状
孔15を開くタイミングによつて前記吐出口13
から供給される燃料噴射量を決定する。この放射
状孔15が開かれるとポンプ圧送室7内の燃料は
縦孔11およびこの孔15を経て吸込空間10へ
戻されるものである。
イスカム5に対向して設けたカムローラ6との摺
接でプランジヤ2はその1回転中にエンジンの気
筒の数に応じた回数だけ往復運動させられる。そ
の各往復運動におけるプランジヤ2が第1図の左
方へ動くように運動させられる吸入行程にある場
合、プランジヤ2の端面に形成されたポンプ圧送
室7内には、プランジヤ2の先端外周に設けられ
た複数の吸入溝8の1つと、ハウジング1内に延
びる吸入孔9とを介して吸込空間10、つまり低
圧燃料系から燃料が吸入される。そしてプランジ
ヤ2の回転により吸入溝8と吸入孔9との連通が
たたれると同時にプランジヤ2が図示右方へ動く
圧縮行程が始まり、ポンプ圧送室7内にある燃料
はプランジヤ2内部に設けられた縦孔11と、プ
ランジヤ2の外周面に設けられた1つの分配溝1
2を介して吐出口13へ供給され、該吐出口13
を通じて図示しないエンジンの対応する気筒の燃
料噴射弁に至る。燃料噴射量の調整部材であるス
ピルリング14は、プランジヤ2上を移動可能で
あり、プランジヤ2の圧縮行程の途中で前記縦孔
11に連通した放射状孔15を開き、この放射状
孔15を開くタイミングによつて前記吐出口13
から供給される燃料噴射量を決定する。この放射
状孔15が開かれるとポンプ圧送室7内の燃料は
縦孔11およびこの孔15を経て吸込空間10へ
戻されるものである。
スピルリング14はサポーテイングレバー16
によつて、フライウエート17の動きに応動する
ガバナスリーブ18に連結されているとともに、
テンシヨンレバー19およびメインスプリング2
0によつてアジヤステイングレバー21に連結さ
れ、車速ないしはアクセルペダルの踏込みに応じ
た燃料噴射量制御を行うようになつていることは
すでに知られている。
によつて、フライウエート17の動きに応動する
ガバナスリーブ18に連結されているとともに、
テンシヨンレバー19およびメインスプリング2
0によつてアジヤステイングレバー21に連結さ
れ、車速ないしはアクセルペダルの踏込みに応じ
た燃料噴射量制御を行うようになつていることは
すでに知られている。
吸込空間10にはドライブシヤフト3上に設け
られたフイードポンプ25によつて加圧された燃
料が充満されており、この燃料圧力は図示しない
圧力制御弁により公知の如くエンジン回転数に関
連して制御されるので、回転の上昇につれて該燃
料圧は増大するようになつている。
られたフイードポンプ25によつて加圧された燃
料が充満されており、この燃料圧力は図示しない
圧力制御弁により公知の如くエンジン回転数に関
連して制御されるので、回転の上昇につれて該燃
料圧は増大するようになつている。
前記ポンプ圧送室7はハウジング1とプランジ
ヤ2および上記ハウジング1に取着したキヤツプ
26によつて形成されているが、このキヤツプ2
6にはアキユムレータ30が取り付けられてい
る。アキユムレータ30の詳細は第2図に示され
ている。つまり、ハウジング1とキヤツプ26の
衝合面にはシリンダ31が嵌合されており、この
シリンダ31とハウジング1との間にはシート3
2が圧接固定されている。これらシリンダ31お
よびシート32内にはピストン33が油密的にか
つ見動可能に嵌合されており、このピストン33
はポンプ圧送室7の燃料室がシート32の受圧孔
34を介して導入されることにより軸方向へ移動
される。ピストン33にはプレツシヤプレート3
5が設けられており、このプレツシヤプレート3
5はボデイ36内に収容したスプリング37によ
つて押圧され、これによりピストン33はシート
32に押し付けられる。シリンダ31とピストン
33で囲まれた油密室38には、シリンダ31に
形成した制御孔39が開口されており、この制御
孔39は環状通路40、ハウジング1内の通路4
1を介して吸込空間10に連通している。上記制
御孔39はピストン33の軸方向移動により開閉
されるようになつており、このためピストン33
には螺旋状の切欠42が形成されている。この螺
旋状切欠42は螺旋状のスピルリードを形成する
のでこのスピルリードがピストン33の移動に伴
つて制御孔39を開閉する。なおピストン33が
後述する手段によつて回動されると、上記切欠4
2は螺旋状に形成されているのでスピルリードと
制御孔39との軸方向に沿う相対的距離が変化さ
れるようになつている。
ヤ2および上記ハウジング1に取着したキヤツプ
26によつて形成されているが、このキヤツプ2
6にはアキユムレータ30が取り付けられてい
る。アキユムレータ30の詳細は第2図に示され
ている。つまり、ハウジング1とキヤツプ26の
衝合面にはシリンダ31が嵌合されており、この
シリンダ31とハウジング1との間にはシート3
2が圧接固定されている。これらシリンダ31お
よびシート32内にはピストン33が油密的にか
つ見動可能に嵌合されており、このピストン33
はポンプ圧送室7の燃料室がシート32の受圧孔
34を介して導入されることにより軸方向へ移動
される。ピストン33にはプレツシヤプレート3
5が設けられており、このプレツシヤプレート3
5はボデイ36内に収容したスプリング37によ
つて押圧され、これによりピストン33はシート
32に押し付けられる。シリンダ31とピストン
33で囲まれた油密室38には、シリンダ31に
形成した制御孔39が開口されており、この制御
孔39は環状通路40、ハウジング1内の通路4
1を介して吸込空間10に連通している。上記制
御孔39はピストン33の軸方向移動により開閉
されるようになつており、このためピストン33
には螺旋状の切欠42が形成されている。この螺
旋状切欠42は螺旋状のスピルリードを形成する
のでこのスピルリードがピストン33の移動に伴
つて制御孔39を開閉する。なおピストン33が
後述する手段によつて回動されると、上記切欠4
2は螺旋状に形成されているのでスピルリードと
制御孔39との軸方向に沿う相対的距離が変化さ
れるようになつている。
上記油密室38には上記制御孔39とは別個
に、この油密室38に常時連通する供給孔43が
開口されている。この供給孔43はシリンダ31
内に形成した吸入弁室44に連通している。該吸
入弁室44内にはスプリング45およびチエツク
弁体46が収容されている。そして吸入弁室44
は通路47および前述の環状通路40を介して吸
込空間10に連通している。上記チエツク弁体4
6は油密室38側の燃料圧力が吸込空間10側よ
りスプリング45の設定圧に対応して低下すると
通路47を開いて吸込空間10内の燃料を油密室
38へ導入するが、逆の場合にはその流れを阻止
するようになつている。
に、この油密室38に常時連通する供給孔43が
開口されている。この供給孔43はシリンダ31
内に形成した吸入弁室44に連通している。該吸
入弁室44内にはスプリング45およびチエツク
弁体46が収容されている。そして吸入弁室44
は通路47および前述の環状通路40を介して吸
込空間10に連通している。上記チエツク弁体4
6は油密室38側の燃料圧力が吸込空間10側よ
りスプリング45の設定圧に対応して低下すると
通路47を開いて吸込空間10内の燃料を油密室
38へ導入するが、逆の場合にはその流れを阻止
するようになつている。
ピストン33には鋼球50を介してギアホルダ
51が取り付けられており、このギアホルダ51
には平歯車52がしまり嵌めされている。ピスト
ン33は上記鋼球50により平歯車52に対して
軸方向へ摺動自在であるが、平歯車52と一体的
に回動するようになつている。上記平歯車52は
駆動側平歯車53、駆動軸54およびギア55,
56を介してステツプモータ57に連結されてい
る。したがつてステツプモータ57が回転すると
これら各ギア56,55、駆動軸54、平歯車5
3,52を介してピストン33が回動させられ
る。このためピストン33に形成した螺旋状切欠
42のスピルリードは制御孔39に対して軸方向
へ相対的に変位されるものである。なおステツプ
モータ57はコード58を介して図示しない電子
制御回路に接続されており、この電子制御回路は
エンジンの回転速度に応じて指令信号を発してス
テツプモータ57を制御する。
51が取り付けられており、このギアホルダ51
には平歯車52がしまり嵌めされている。ピスト
ン33は上記鋼球50により平歯車52に対して
軸方向へ摺動自在であるが、平歯車52と一体的
に回動するようになつている。上記平歯車52は
駆動側平歯車53、駆動軸54およびギア55,
56を介してステツプモータ57に連結されてい
る。したがつてステツプモータ57が回転すると
これら各ギア56,55、駆動軸54、平歯車5
3,52を介してピストン33が回動させられ
る。このためピストン33に形成した螺旋状切欠
42のスピルリードは制御孔39に対して軸方向
へ相対的に変位されるものである。なおステツプ
モータ57はコード58を介して図示しない電子
制御回路に接続されており、この電子制御回路は
エンジンの回転速度に応じて指令信号を発してス
テツプモータ57を制御する。
上記駆動軸54は回転摩擦抵抗を軽減してステ
ツプモータ57の起動トルクを減少するために、
ボデイ36に対してすべり軸受60,60で保持
されている。またボデイ36とキヤツプ26の衝
合面にはストツパプレート61が設けられてお
り、スプリング37で押されるプレツシヤプレー
ト35をこのストツパプレート61で支承するこ
とにより、ピストン33にスラスト荷重が過大に
発生しないようにストツパ機能を果している。ま
たピストン33が右方へ移動した場合にスプリン
グ37とボデイ36との間の摩擦抵抗を軽減して
ステツプモータ57の起動トルクを減少すべくス
ラストベアリング62が設けられている。
ツプモータ57の起動トルクを減少するために、
ボデイ36に対してすべり軸受60,60で保持
されている。またボデイ36とキヤツプ26の衝
合面にはストツパプレート61が設けられてお
り、スプリング37で押されるプレツシヤプレー
ト35をこのストツパプレート61で支承するこ
とにより、ピストン33にスラスト荷重が過大に
発生しないようにストツパ機能を果している。ま
たピストン33が右方へ移動した場合にスプリン
グ37とボデイ36との間の摩擦抵抗を軽減して
ステツプモータ57の起動トルクを減少すべくス
ラストベアリング62が設けられている。
ストツパプレート61にはピン63が設けられ
ており、ギアホルダ51に設けたストツパ63a
に当つて回動方向の位置決めをなす。ステツプモ
ータ57への供給電源が停止された場合、うず巻
きばね64の復帰力によつてギアホルダ51が回
転復帰されるが、この復帰位置をピン63で規制
し、ピストン33の回転開始位置を決める。
ており、ギアホルダ51に設けたストツパ63a
に当つて回動方向の位置決めをなす。ステツプモ
ータ57への供給電源が停止された場合、うず巻
きばね64の復帰力によつてギアホルダ51が回
転復帰されるが、この復帰位置をピン63で規制
し、ピストン33の回転開始位置を決める。
ボデイ36内にはギヤツプセンサ65が設けら
れており、このギヤツプセンサ65はプレツシヤ
プレート35との離間距離を測定する。このギヤ
ツプセンサ65の測定信号はコード66を介して
図示しないアンプを経て前述の電子制御回路に連
絡されるようになつており、この信号によつてス
テツプモータ57をフイードバツク制御する。な
おプレツシヤプレート35がギヤツプセンサ65
に衝突しないように、ストツパ67がスプリング
37を包囲して設けられている。
れており、このギヤツプセンサ65はプレツシヤ
プレート35との離間距離を測定する。このギヤ
ツプセンサ65の測定信号はコード66を介して
図示しないアンプを経て前述の電子制御回路に連
絡されるようになつており、この信号によつてス
テツプモータ57をフイードバツク制御する。な
おプレツシヤプレート35がギヤツプセンサ65
に衝突しないように、ストツパ67がスプリング
37を包囲して設けられている。
このような構成にもとづく第1実施例の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
プランジヤ2が図示右方へ移動させられてポン
プ圧送室7内の燃料を加圧し始めると、ピストン
33は左側端面に噴射圧を受けるのでスプリング
37の荷重に抗して右方へ移動させられる。油密
室38内の燃料はピストン33に押されるから、
制御孔39を介してピストン33の移動量に相当
した分だけ吸入空間10へ逃がされる。ピストン
33の螺旋状切欠42によるスピルリードが制御
孔39を塞ぐ位置に達すると油密室38内の燃料
の逃げ道がなくなるのでピストン33の移動が止
まる。したがつて上記ピストン33が移動した分
だけポンプ圧送室7内の燃料が受圧孔34内に逃
げるため、この逃げた分量だけ吐出口13から噴
射される燃料の量が減じられることになる。
プ圧送室7内の燃料を加圧し始めると、ピストン
33は左側端面に噴射圧を受けるのでスプリング
37の荷重に抗して右方へ移動させられる。油密
室38内の燃料はピストン33に押されるから、
制御孔39を介してピストン33の移動量に相当
した分だけ吸入空間10へ逃がされる。ピストン
33の螺旋状切欠42によるスピルリードが制御
孔39を塞ぐ位置に達すると油密室38内の燃料
の逃げ道がなくなるのでピストン33の移動が止
まる。したがつて上記ピストン33が移動した分
だけポンプ圧送室7内の燃料が受圧孔34内に逃
げるため、この逃げた分量だけ吐出口13から噴
射される燃料の量が減じられることになる。
一方、燃料の圧送が終り、プランジヤ2が吸入
行程に至ると、ポンプ圧送室7内の燃料圧が減少
するのでピストン33はスプリング37の押圧力
によりシート32に当るまで左方へ移動させられ
る。この過程で油密室38内の燃料圧が下がるの
で、吸入弁室44のチエツク弁体46が吸込空間
10の燃料圧によつて押し開かれ、吸込空間10
内の燃料を供給孔43を経て油密室38へ導入す
る。そしてピストン33がさらに左方へ移動され
て螺旋状切欠42が制御孔39を開くと吸込空間
10内の燃料はこの制御孔39を通じても油密室
38内に流入している。油密室38内の燃料圧が
吸込空間10の燃料圧と同じになるチエツク弁体
46はスプリング45に押されて通路47を閉じ
る。このことによつて次の燃料噴射に備えるもの
である。
行程に至ると、ポンプ圧送室7内の燃料圧が減少
するのでピストン33はスプリング37の押圧力
によりシート32に当るまで左方へ移動させられ
る。この過程で油密室38内の燃料圧が下がるの
で、吸入弁室44のチエツク弁体46が吸込空間
10の燃料圧によつて押し開かれ、吸込空間10
内の燃料を供給孔43を経て油密室38へ導入す
る。そしてピストン33がさらに左方へ移動され
て螺旋状切欠42が制御孔39を開くと吸込空間
10内の燃料はこの制御孔39を通じても油密室
38内に流入している。油密室38内の燃料圧が
吸込空間10の燃料圧と同じになるチエツク弁体
46はスプリング45に押されて通路47を閉じ
る。このことによつて次の燃料噴射に備えるもの
である。
しかして上述の作動から判るように、ピストン
33の移動量は燃料噴射量を決定し、しかもこの
ピストン33の移動距離は制御孔39と螺旋状切
欠42の軸方向に沿う相対距離によつて決められ
る。したがつてステツプモータ57を起動させ、
該起動トルクで平歯車52を介してピストン33
を回動させると、切欠42によるスピルリードは
螺旋状に形成されているため、制御孔39に対す
るスピルリードの軸方向距離が変化される。した
がつてこの距離に応じてピストン33の移動量が
調整され、この結果燃料噴射量が制御されること
になる。
33の移動量は燃料噴射量を決定し、しかもこの
ピストン33の移動距離は制御孔39と螺旋状切
欠42の軸方向に沿う相対距離によつて決められ
る。したがつてステツプモータ57を起動させ、
該起動トルクで平歯車52を介してピストン33
を回動させると、切欠42によるスピルリードは
螺旋状に形成されているため、制御孔39に対す
るスピルリードの軸方向距離が変化される。した
がつてこの距離に応じてピストン33の移動量が
調整され、この結果燃料噴射量が制御されること
になる。
具体的にはは、アイドリング運転などのような
低速運転域においては、ピストン33をステツプ
モータ57で回動せしめて制御孔39と螺旋状切
欠42のスピルリードの距離を大きく設定すれ
ば、これに応じて燃料噴射量は大きく減少する。
この場合噴射量減少分を補うためにアイドリング
時のアジヤステイングレバー21の位置を調整し
て、アイドリング時の噴射期間を中、高速運転時
より長くなるようにスピルリング15の位置を設
定する。これによりアイドリング時の噴射量を従
来のものより変えることなく噴射期間を長くする
ことができ、アイドリング運転時の騒音を低減す
ることができる。
低速運転域においては、ピストン33をステツプ
モータ57で回動せしめて制御孔39と螺旋状切
欠42のスピルリードの距離を大きく設定すれ
ば、これに応じて燃料噴射量は大きく減少する。
この場合噴射量減少分を補うためにアイドリング
時のアジヤステイングレバー21の位置を調整し
て、アイドリング時の噴射期間を中、高速運転時
より長くなるようにスピルリング15の位置を設
定する。これによりアイドリング時の噴射量を従
来のものより変えることなく噴射期間を長くする
ことができ、アイドリング運転時の騒音を低減す
ることができる。
エンジンの回転が上昇した中・高速運転域にお
いては、ステツプモータ57によりピストン33
を回動させて螺旋状切欠42のスピルリードを軸
方向に移動せしめ、ピストン33の移動量を小さ
くする。このことによりプランジヤ2の圧送行程
の比較的初期においてピストン33が制御孔39
を塞いでしまうのでピストン33の移動が停止さ
れ、噴射量の減少は行われず噴射率が急激に大き
くなる。したがつて各ポンプ回転数に応じてステ
ツプモータ57への電源供給を制御すればピスト
ン33の回動量が変更され、制御孔39と螺旋状
切欠42のスピルリードとのピストン軸方向に沿
う相対距離を調整することができ、この結果着火
時までの噴射率低減を図ることができ、効率のよ
い燃焼を行わせることが可能となる。
いては、ステツプモータ57によりピストン33
を回動させて螺旋状切欠42のスピルリードを軸
方向に移動せしめ、ピストン33の移動量を小さ
くする。このことによりプランジヤ2の圧送行程
の比較的初期においてピストン33が制御孔39
を塞いでしまうのでピストン33の移動が停止さ
れ、噴射量の減少は行われず噴射率が急激に大き
くなる。したがつて各ポンプ回転数に応じてステ
ツプモータ57への電源供給を制御すればピスト
ン33の回動量が変更され、制御孔39と螺旋状
切欠42のスピルリードとのピストン軸方向に沿
う相対距離を調整することができ、この結果着火
時までの噴射率低減を図ることができ、効率のよ
い燃焼を行わせることが可能となる。
なおエンジンの始動時においては制御孔39と
螺旋状切欠42の相対距離をさらに減小させて、
プランジヤ2の圧送行程初めから制御孔39が塞
がれるように設定する。このことによりピストン
33の移動量は実質的に零となり、燃料噴射量の
減少はなく、噴射期間をアイドリング運転時と同
じく設定しておくと始動時の増量を行うことがで
き、円滑な始動が可能になる。
螺旋状切欠42の相対距離をさらに減小させて、
プランジヤ2の圧送行程初めから制御孔39が塞
がれるように設定する。このことによりピストン
33の移動量は実質的に零となり、燃料噴射量の
減少はなく、噴射期間をアイドリング運転時と同
じく設定しておくと始動時の増量を行うことがで
き、円滑な始動が可能になる。
なお上記実施例においては、ステツプモータ5
7の基準回転位置を決めるため、エンジンの停止
時にはうず巻きばね64およびピン63によつて
ピストン33が自動的に定位置に回動復帰される
ようになつているので、定位置をアイドリング運
転時の位置に設定すれば振動等によるステツプモ
ータ57の過度回転がアイドリング運転毎にセツ
トできる。またギヤツプセンサ65によつてピス
トン33の軸方向位置を測定しているので、この
位置検出をステツプモータ57のフイードバツク
制御に使用して高精度な制御が可能になる。なお
ギヤツプセンサ65を用いると、必ずしもうず巻
きばね64およびピン63は必要でなくなり、場
合によつてはこれらを省略して構造の簡素化を図
ることもできる。さらに、ステツプモータ57の
ステツプ数を計算することによにりピストン33
の回転角および移動量を制御できるからギヤツプ
センサ65を省略してもよい。
7の基準回転位置を決めるため、エンジンの停止
時にはうず巻きばね64およびピン63によつて
ピストン33が自動的に定位置に回動復帰される
ようになつているので、定位置をアイドリング運
転時の位置に設定すれば振動等によるステツプモ
ータ57の過度回転がアイドリング運転毎にセツ
トできる。またギヤツプセンサ65によつてピス
トン33の軸方向位置を測定しているので、この
位置検出をステツプモータ57のフイードバツク
制御に使用して高精度な制御が可能になる。なお
ギヤツプセンサ65を用いると、必ずしもうず巻
きばね64およびピン63は必要でなくなり、場
合によつてはこれらを省略して構造の簡素化を図
ることもできる。さらに、ステツプモータ57の
ステツプ数を計算することによにりピストン33
の回転角および移動量を制御できるからギヤツプ
センサ65を省略してもよい。
次に本発明の第2実施例について第3図および
第4図にもとづき説明する。
第4図にもとづき説明する。
前述の第1実施例においては、ステツプモータ
57の回転をギア56,55、駆動軸54および
平歯車53,52を介してピストン33に伝達す
るように構成したが、本実施例では特に第4図か
ら判る通りウオームギア301、ウオームホイー
ル302を用いてある。すなわちステツプモータ
57側にウオームギア301を連結するとともに
ピストン33側にウオームホイール302を連結
してある。
57の回転をギア56,55、駆動軸54および
平歯車53,52を介してピストン33に伝達す
るように構成したが、本実施例では特に第4図か
ら判る通りウオームギア301、ウオームホイー
ル302を用いてある。すなわちステツプモータ
57側にウオームギア301を連結するとともに
ピストン33側にウオームホイール302を連結
してある。
このものによるとウオームギア301のトルク
がウオームホイール302で増大されるため、ス
テツプモータ57の起動トルクは小さくてすみ、
ステツプモータ57を小形化できる。またウオー
ムホイール302の回動制御つまりピストン33
の回動制御の1ステツプ当りの精度を向上するこ
とができ、換言すればステツプモータ57の回転
数がピストン33に対して減小して伝えられるか
らピストン33の回動角を高精度に制御できる利
点がある。
がウオームホイール302で増大されるため、ス
テツプモータ57の起動トルクは小さくてすみ、
ステツプモータ57を小形化できる。またウオー
ムホイール302の回動制御つまりピストン33
の回動制御の1ステツプ当りの精度を向上するこ
とができ、換言すればステツプモータ57の回転
数がピストン33に対して減小して伝えられるか
らピストン33の回動角を高精度に制御できる利
点がある。
第5図は本発明の第3実施例を示し、ピストン
33に連結したピニオンギア501をラツク50
2とリニヤソレノイド503を用いて回動させる
ようにしたものである。
33に連結したピニオンギア501をラツク50
2とリニヤソレノイド503を用いて回動させる
ようにしたものである。
第6図A,Bないし第8図A,Bはピストン3
3に設けられる螺旋状切欠42の形状を例示する
ものである。第6図AおよびBのものは、前述の
第1実施例および第2実施例に適用した1条のス
ピルリード面を1ピツチ分だけ螺旋状に形成した
ものである。第7図AおよびBは螺旋状切欠70
1,701を半ピツチ分づつ合計2条形成したも
のである。さらに第8図AおよびBのものは溝状
の切欠801を形成したもので、加工が容易な形
状となつている。
3に設けられる螺旋状切欠42の形状を例示する
ものである。第6図AおよびBのものは、前述の
第1実施例および第2実施例に適用した1条のス
ピルリード面を1ピツチ分だけ螺旋状に形成した
ものである。第7図AおよびBは螺旋状切欠70
1,701を半ピツチ分づつ合計2条形成したも
のである。さらに第8図AおよびBのものは溝状
の切欠801を形成したもので、加工が容易な形
状となつている。
これら第6図A,Bないし第8図A,Bによつ
て明らかなように、本発明の切欠はピストン33
が回動された場合に制御孔39までの距離が変化
されるようにピストン33の円周方向および軸方
向へともに変化される形状であれば実施できる。
て明らかなように、本発明の切欠はピストン33
が回動された場合に制御孔39までの距離が変化
されるようにピストン33の円周方向および軸方
向へともに変化される形状であれば実施できる。
なお本発明は分配型ポンプに制約されるもので
はない。
はない。
以上詳述した通り本発明によれば、ピストンを
回動制御することによりこのピストンに形成した
螺旋状切欠とシリンダ内に設けた室に開口された
制御孔との相対的距離が変わるので、ピストンの
移動量が可変となり、ポンプ圧送室から吐出され
る燃料供給量が変化される。このためピストンの
回動を制御するだけでアキユムレート特性をポン
プ回転数全域に亘つて最適に制御することがで
き、最適噴射期間が得られることになる。したが
つてアイドリング運転時の噴射期間の増大はもと
より始動時の増量、中高速運転時の着火時までの
噴射率低減を図り、効率よい燃焼を行わせること
ができる。
回動制御することによりこのピストンに形成した
螺旋状切欠とシリンダ内に設けた室に開口された
制御孔との相対的距離が変わるので、ピストンの
移動量が可変となり、ポンプ圧送室から吐出され
る燃料供給量が変化される。このためピストンの
回動を制御するだけでアキユムレート特性をポン
プ回転数全域に亘つて最適に制御することがで
き、最適噴射期間が得られることになる。したが
つてアイドリング運転時の噴射期間の増大はもと
より始動時の増量、中高速運転時の着火時までの
噴射率低減を図り、効率よい燃焼を行わせること
ができる。
しかも本発明の場合、上記ピストンの移動中に
螺旋状切欠で制御孔を閉じることにより油密室内
の燃料を密封して上記ピストンの移動を停止する
から、ピストンは油圧ロツクで停止されることに
なり、これに対しピストンのストローク調節はこ
のピストンの回動により行うものであるから、ピ
ストンを回動させる時には上記油密室の燃料圧力
が高くても回動抵抗が小さくてすむ。したがつ
て、ピストン回動用駆動装置としては負荷トルク
が小さいので駆動トルクの小さいものでよく、コ
スト安になる。また、ピストンの回動量は小さく
てよいから、制御に要する時間が短くてすみ、制
御の応答性が高くなる。
螺旋状切欠で制御孔を閉じることにより油密室内
の燃料を密封して上記ピストンの移動を停止する
から、ピストンは油圧ロツクで停止されることに
なり、これに対しピストンのストローク調節はこ
のピストンの回動により行うものであるから、ピ
ストンを回動させる時には上記油密室の燃料圧力
が高くても回動抵抗が小さくてすむ。したがつ
て、ピストン回動用駆動装置としては負荷トルク
が小さいので駆動トルクの小さいものでよく、コ
スト安になる。また、ピストンの回動量は小さく
てよいから、制御に要する時間が短くてすみ、制
御の応答性が高くなる。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は分配型燃料噴射ポンプの断面図、第
2図はその要部の断面図、第3図および第4図は
本発明の第2実施例を示し、第3図は要部の断面
図、第4図はピストンの回動駆動動力系統を示す
斜視図、第5図はさらに本発明の第3実施例を示
しピストンの回動駆動動力系統を一部切欠して示
す斜視図である。第6図A,Bないし第8図A,
Bはそれぞれピストンに形成した切欠を例示する
もので、それぞれAは斜視図、Bは側面図であ
る。 1…ハウジング、2…プランジヤ、7…ポンプ
圧送室、26…キヤツプ、30…アキユムレー
タ、31…シリンダ、33…ピストン、36…ス
プリング、38…油密室、39…制御孔、10…
吸込空間(低圧燃料系)、42,701,801
…螺旋状切欠、44…吸入弁室、46…チエツク
弁体、57…ステツプモータ、503…リニヤソ
レノイド。
し、第1図は分配型燃料噴射ポンプの断面図、第
2図はその要部の断面図、第3図および第4図は
本発明の第2実施例を示し、第3図は要部の断面
図、第4図はピストンの回動駆動動力系統を示す
斜視図、第5図はさらに本発明の第3実施例を示
しピストンの回動駆動動力系統を一部切欠して示
す斜視図である。第6図A,Bないし第8図A,
Bはそれぞれピストンに形成した切欠を例示する
もので、それぞれAは斜視図、Bは側面図であ
る。 1…ハウジング、2…プランジヤ、7…ポンプ
圧送室、26…キヤツプ、30…アキユムレー
タ、31…シリンダ、33…ピストン、36…ス
プリング、38…油密室、39…制御孔、10…
吸込空間(低圧燃料系)、42,701,801
…螺旋状切欠、44…吸入弁室、46…チエツク
弁体、57…ステツプモータ、503…リニヤソ
レノイド。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ハウジングおよびこのハウジングに挿入した
プランジヤならびに上記ハウジングに取り付けた
キヤツプにより囲まれて形成されたポンプ圧送室
に燃料を導入し、この燃料を上記プランジヤの往
復動により加圧して送り出すようにした燃料噴射
ポンプであつて、上記キヤツプに、上記ポンプ圧
送室に連なるシリンダおよびこのシリンダに収容
され前記ポンプ圧送室の燃料圧力により一方向へ
押圧移動されるピストンならびにこのピストンを
他方向へ押圧付勢するスプリングを備えたアキユ
ムレータを取り付けた燃料噴射ポンプにおいて、 上記アキユムレータのシリンダに、燃料が満た
されるとともに上記ピストンの一方向への移動に
よりその容積が減少される油密室を形成するとと
もに、この油密室の燃料を低圧燃料系に逃がす制
御孔を形成し、上記ピストンにはこのピストンの
移動中に上記制御孔を開閉する螺旋状切欠を形成
し、このピストンの移動中に上記螺旋状切欠で前
記制御孔を閉じることにより前記油密室内の燃料
を密封して前記ピストンの移動を停止するととも
に、エンジンの運転状況に応じて上記ピストンを
回動させる駆動装置を設け、この駆動装置によつ
て前記ピストンを回動することにより上記制御孔
と螺旋状切欠の相対的位置を調整してピストンの
移動量を制御するようにしたことを特徴とする燃
料噴射ポンプ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17998081A JPS5882060A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 燃料噴射ポンプ |
US06/438,724 US4469068A (en) | 1981-11-10 | 1982-11-03 | Fuel injection apparatus |
DE19823241572 DE3241572A1 (de) | 1981-11-10 | 1982-11-10 | Brennstoffeinspritzvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17998081A JPS5882060A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5882060A JPS5882060A (ja) | 1983-05-17 |
JPH022455B2 true JPH022455B2 (ja) | 1990-01-18 |
Family
ID=16075346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17998081A Granted JPS5882060A (ja) | 1981-11-10 | 1981-11-10 | 燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5882060A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3322214A1 (de) * | 1983-06-21 | 1985-01-10 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Einspritzpumpe fuer brennkraftmaschinen |
JPS61116167U (ja) * | 1984-12-30 | 1986-07-22 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61513Y2 (ja) * | 1980-02-27 | 1986-01-09 |
-
1981
- 1981-11-10 JP JP17998081A patent/JPS5882060A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5882060A (ja) | 1983-05-17 |
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