JPH0224917Y2 - - Google Patents

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JPH0224917Y2
JPH0224917Y2 JP1981131038U JP13103881U JPH0224917Y2 JP H0224917 Y2 JPH0224917 Y2 JP H0224917Y2 JP 1981131038 U JP1981131038 U JP 1981131038U JP 13103881 U JP13103881 U JP 13103881U JP H0224917 Y2 JPH0224917 Y2 JP H0224917Y2
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oil
piston
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chamber
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、簡単な構造でオイルポンプの吐出流
量に応じてアクチユエータに対し2段階特性の油
圧供給を可能ならしめる油圧回路における油圧供
給機構に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、油圧回路における油圧供給機構に関する
ものは、例えば特開昭52−21534号公報に記載さ
れているように、油圧ポンプの吐出油圧をプラン
ジヤに作用させると共に加速装置の制御により該
プランジヤに作用された吐出油圧を制御させるも
のがあるが、エンジンのオーバーランを制御する
装置を具備しておらず、該油圧ポンプの吐出油圧
の上昇に伴つてエンジンオーバーランを防止する
ことができないという欠点があつた。また、特公
昭35−1160号公報に記載されているようなもの
は、歯車ポンプの吐出側に2個のオリフイスと1
個の安全弁とを設けて低速側及び高速側のガバナ
ーを作動させるようにしたものであり、エンジン
にかかる負荷変動に対してある一定の値の速度領
域が大きく、上り坂に来るとエンジン回転数が急
激に下がり、下り坂に来るとエンジン回転数は急
激に上昇し、運転フイーリングが悪いという欠点
がある。
〈考案の目的〉 本考案は上記欠点に鑑みてなされたもので、油
ポンプの突出流量が所定値を越えると、制御弁を
閉方向に移動させリンク機構を燃料減方向へ移動
させてエンジンのオーバーランを防止すると共に
絞り弁をアクセルペダルに連動させ、負荷変動に
応じたアクセルペダルの踏み込みを行うことによ
り、出力感を向上させて、運転フイーリングを向
上させることを目的とする。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を添付図面を用いてデイー
ゼルエンジンの油圧ガバナに応用したものを例に
とつて詳細に説明する。
第1図において、2は図示しない自動車用デイ
ーゼルエンジンの本体に装着された潤滑油溜であ
つて、この潤滑油溜2には第1の油通路4の上流
側の端および下流側の端が開口している。第1の
油通路4には上記エンジンに駆動される容積型の
油ポンプ6、油ポンプ6の下流側にオリフイス
8、オリフイス8の下流側に圧力応動装置10の
一方の油室12および油室12の下流側に絞り弁
14が配設されている。圧力応動装置10には上
記一方の油室12を他方の油室16と仕切る第1
のピストンであるピストン18が配設されてお
り、このピストン18は一方の油室12内の弁介
装部19に介装されて第1の油通路4の通路断面
積を制御せしめる制御弁20と連結せしめられて
いる。制御弁20は第1図右方に行くに従つて漸
次径が小さくなる円錐状に形成されており、ピス
トン18の第1図右方への変位に対応して第1の
油通路4の通路断面積を減少せしめるように作用
する。またピストン18は、一方の油室12内に
配設されたスプリング22により左方に付勢さ
れ、油ポンプ6の非作動時は他方の油室16内の
ストツパ部材24により定められる最左位置に位
置しており、この際スプリング22より所定の初
期付勢力を受けている。26はピストン18およ
び制御弁20の最右位置を定めるストツパであつ
て、このストツパ26の存在により制御弁20が
最右位置に位置した際であつても、弁介装部19
を完全に閉塞することはないようになつている。
ところで他方の油室16は第2の油通路28を介
し油ポンプ6配設位置とオリフイス8配設位置と
の間の第1の油通路4に連通している。一方絞り
弁14は図示しないアクセルペダルにワイヤ30
を介して連動するようになつており、運転者がア
クセルペダルを踏み込むと第1の油通路4の通路
断面積を大きくするように変位する。またオリフ
イス8配設位置と一方の油室12配設位置との間
の第1の油通路4には第3の油通路32の一端が
連通しており、この第3の油通路32の他端はア
クチユエータである油圧シリンダ34の第1の油
室36に連通している。そして第2のピストンで
あるピストン38により第1の油室36と仕切ら
れる油圧シリンダ34の第2の油室40は第4の
油通路42を介して絞り弁14配設位置下流側の
第1の油通路4に連通している。ピストン38
は、第2の油室40内に配設されたスプリング4
4により下方に付勢され、第1の油室36に油圧
が作用しない時は第1の油室36内で第1図下方
より突出するストツパ46に当接している。なお
この際ピストン38はストツパ当接位置において
スプリング44より初期付勢力を与えられてい
る。またピストン38はロツド46、リンク機構
48を介して図示しない燃料噴射ポンプの燃料噴
射量コントロールラツクに接続しており、ピスト
ン38が第1図上方に向かつて移動すると、燃料
噴射ポンプの燃料噴射量が減少するようになつて
いる。
上記構成においては、エンジンが駆動して油ポ
ンプ6が潤滑油の圧送を開始すると、絞り弁14
が通路断面積を比較的小さく制御しているとき
は、エンジン回転数に対し油室12,36内の油
圧が比較的高く保持され、ピストン38が比較的
上方に位置して燃料噴射ポンプの噴射量が少なめ
に設定され、エンジンは比較的低回転域で運転さ
れるように調速される。一方絞り弁14が通路断
面積を比較的大きく制御しているときは、エンジ
ン回転数に対し油室12,36内の油圧が比較的
低く保持され、ピストン38が比較的下方に位置
して上記噴射量が多めに設定され、エンジンは比
較的高回転域で運転されるように調速される。そ
して特に絞り弁14が通路断面積を比較的大きく
制御しているときにエンジン回転数が高くなり設
定回転数Noを越えた場合にはオリフイス8の上
流側と下流側との圧力差即ち油室16と12との
圧力差がスプリング22の左方への付勢力に勝る
ようになりピストン18および制御弁20が右方
へ移動を開始する。すると弁介装部19の通路面
積が減少して油室12および36内の油圧を高め
るように作用するのでピストン38は急速に上方
に移動し、噴射量を急激に減少せしめる。即ち本
実施例装置においてエンジン回転数と噴射量(燃
料噴射量コントロールラツクの位置)との関係は
絞り弁14の制御による第1の油通路4の通路断
面積(アクセルペダルの踏み込み量)をパラメタ
として第2図に示すようになる。なお第2図にお
いて曲線は無負荷状態を示す。
従つて、上記設定回転数Noをエンジンの最高
回転数より若干低い値にすることにより、略すべ
ての回転数においてエンジンは絞り弁14の制御
に応じて良好な運転フイーリングを具備した調整
がなされ、また最高回転数付近では燃料噴射量を
急激に減らすことができるのでエンジンのオーバ
ーランを発生することが抑えられ、エンジンの破
壊を防止することができるものである。
上記実施例ではオリフイス8配設位置と油室1
2配設位置との間の第1の油通路4に第3の油通
路32の一端を連通させたが、同第3の油通路3
2の一端は第3図に示すように、弁介装部19上
流側の油室12に連通せしめてもよいものであ
る。
なおこの第3図に示す第2実施例において上記
第1図に示す符号と同一符号の部材は、上記第1
図に示す第1実施例の部材と同一もしくは実質的
に同一の機能を有するものである。
また上記各実施例では制御弁20の形状を円錐
状に構成したが、制御弁20の形状は第4図a,
bに示すように形成してもよく、この際は上記第
1、第2実施例のものと高回転数での運転フイー
リングが異なつたものが得られ、特に第4図aの
ように防錘形に形成すると、ピストン18の右方
への移動に応じて急激に弁介装部19の通路面積
を絞るのでエンジン回転数が設定回転数Noを越
えると急激に油室36内の油圧が上昇し燃料噴射
量を減少せしめることになり、エンジンのオーバ
ーランを防止する効果がより高くなるものであ
る。
上記各実施例はデイーゼルエンジンの油圧ガバ
ナに関するものであつたため、絞り弁14による
油室36の油圧制御を所望のものにする上でピス
トン18が最左位置にあるときに弁介装部19の
通路面積が比較的大きくなるように構成すること
が好ましかつたが、他の油圧機器に本考案の油圧
供給機構を応用する場合には、上記通路面積を比
較的小さく設定して第5図に示すようにピストン
18が最左位置にあるときに(即ち流量制御手段
であるエンジンの回転数が設定回転数No以下の
ときに)、エンジンの回転数の増加に応じて増大
する第3の油通路の油圧も併せて利用することも
可能なものである。
〈考案の効果〉 本考案の油圧回路における油圧供給機構によれ
ば、油ポンプの突出流量が所定値を越えると、第
2の油通路を介して他方の油室の油圧が高めら
れ、第1のピストンを介して制御弁を閉方向に移
動させ、油圧シリンダの油室の油圧を高めるよう
になるため、リンク機構が燃料減方向へ移動する
ことから、エンジンのオーバーランを防止するこ
とができるという効果を奏する。
また、本考案の油圧回路における油圧供給機構
によれば、アクセルペダルに連動して絞り弁の開
閉を制御して油圧シリンダの油室の油圧を制御し
ているため、リンク機構の燃料増減の位置はエン
ジン回転数に対して放物曲線を描くことから、負
荷変動に応じてアクセルペダルを踏み込めば出力
感が向上して、運転フイーリングが向上するとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を油圧ガバナに応用した第1実
施例を示す油圧回路図、第2図は同実施例の調速
特性図、第3図は本考案を油圧ガバナに応用した
第2実施例を示す油圧回路図、第4図は本考案に
係る制御弁の変形例を示す要部拡大図、第5図は
本考案機構の油圧供給特性の一例を示す図であ
る。 2……油溜、4……第1の油通路、6……油ポ
ンプ、8……オリフイス、10……圧力応動装
置、18……ピストン、20……制御弁、22…
…スプリング、28……第2の油通路、32……
第3の油通路、34……油圧シリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のピストンで区画された2つの油室と、一
    方の油室内に配設されると共に上記第1のピスト
    ンに取り付けられ上記一方の油室内のオイルの流
    出量を制御する制御弁と、上記一方の油室内に配
    設されると共に上記第1のピストンを他方の油室
    側に付勢するスプリングとから形成された圧力応
    動装置、上記一方の油室に油ポンプを介して潤滑
    油溜のオイルが供給され、アクセルペダルにより
    開閉作動される絞り弁を介して上記オイルを上記
    潤滑油溜に戻す第1の油通路、上記油ポンプ及び
    上記一方の油室間の上記第1の油通路に形成され
    たオリフイス、上記オリフイス及び上記油ポンプ
    間の上記第1の油通路と上記他方の油室とを連通
    する第2の油通路、第2のピストンで区画された
    2つの油室と、上記第2のピストンに連結され燃
    料増減を行うリンク機構とから形成された油圧シ
    リンダ、上記油圧シリンダの一方の油室内と上記
    オリフイス及び上記圧力応動装置間の上記第1の
    油通路とを連通する第3の油通路、上記油圧シリ
    ンダの他方の油室内と上記絞り弁とを連通する第
    4の油通路から形成され、上記油ポンプの吐出流
    量が設定値を越えると、上記第1のピストンが上
    記一方の油室側に移動して上記制御弁が閉方向に
    移動するように構成したことを特徴とする油圧回
    路における油圧供給機構。
JP13103881U 1981-09-03 1981-09-03 油圧回路における油圧供給機構 Granted JPS5835632U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13103881U JPS5835632U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 油圧回路における油圧供給機構

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JP13103881U JPS5835632U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 油圧回路における油圧供給機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5835632U JPS5835632U (ja) 1983-03-08
JPH0224917Y2 true JPH0224917Y2 (ja) 1990-07-09

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ID=29924636

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JP13103881U Granted JPS5835632U (ja) 1981-09-03 1981-09-03 油圧回路における油圧供給機構

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943658A (ja) * 1972-08-30 1974-04-24
JPS5221534A (en) * 1975-08-09 1977-02-18 Talleres Diesel Sa Pressure oil type speed controller for internal combustion engine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4943658A (ja) * 1972-08-30 1974-04-24
JPS5221534A (en) * 1975-08-09 1977-02-18 Talleres Diesel Sa Pressure oil type speed controller for internal combustion engine

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JPS5835632U (ja) 1983-03-08

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