JPH0347586A - スライムコントロール剤 - Google Patents

スライムコントロール剤

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JPH0347586A
JPH0347586A JP17983989A JP17983989A JPH0347586A JP H0347586 A JPH0347586 A JP H0347586A JP 17983989 A JP17983989 A JP 17983989A JP 17983989 A JP17983989 A JP 17983989A JP H0347586 A JPH0347586 A JP H0347586A
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JP
Japan
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maleimide
control agent
slime control
slime
water
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JP17983989A
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English (en)
Inventor
▲や▼上 奎介
Keisuke Yagami
Yoshio Igarashi
喜雄 五十嵐
Yukihiro Chiku
知久 幸宏
Ryoko Imai
今井 良子
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ICHIKAWA GOSEI KAGAKU KK
Original Assignee
ICHIKAWA GOSEI KAGAKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮栗上皇且朋分団 本発明は、工業用水系、例えばパルプ工場及び製紙工場
における原質工程や抄紙工程で用いられろ水、工業用冷
却水、工業用原料水などの分野で利用されるスライムコ
ントロール剤に関スる。
丈米豊肢歪 工業用水系、例えば製紙工程におけるパルプスラリー循
環水においてはその導管や流送路等の内壁に細菌、糸状
菌、酵母類によるスライムが付着形成し、その量が多(
なると脱落して原料中に異物として混入するようになる
。そして、その結果、紙に目玉などを生じて製品の品質
を低下させるばかりでなく、紙切れを生じて抄紙機の運
転を阻害する要因となって、紙の生産性を大巾に低下さ
せるに至る。
また、工業用冷却水においては、細菌、藻類等によるス
ライム障害が引き起こされる場合が多く、そのため管の
閉塞、熱交換率の低下及び通水の悪化等をもたらす。特
に、最近は公害問題等から各工場において用水のクロー
ズ化が進められていることに伴い用水は−そう汚染され
、微生物の繁殖が旺盛となっている。
また工業用原料水にスライムが発生すると製品が着色し
たり、不快臭が生じたりして商品価値を低下させるもの
となる。
従来、これらの微生物による障害の防除剤としては、水
銀、錫などの重金属の有機化合物であるフヱニル酢酸水
銀(PMA)、トリブチルチンオキサイド(TBTO)
等が使用されていた。しかし、これらの化合物は人畜に
対する毒性が強く、公害上の観点からもその使用が規制
されている。
近年、これらの重金属有機化合物に代って、非金属系化
合物、例えば第4級アンモニウム、有機塩素系化合物、
有機硫黄系化合物が登場した。しかしながら1、第4級
アンモニウムは泡立ちが激しく、また有機塩素系化合物
や有機硫黄系化合物の多くは限られた種類の微生物に効
果が限定されるので、例えば用水のクローズ化に伴って
増大しているさまざまな微生物障害に対しては十分な抑
制効果が期待できなくなっている。
゛ しよ゛と る 本発明は前記の状況に鑑みてなされたものであって、広
範囲の微生物に対して比較的低濃度において高い抗微生
物活性を示すスライムコントロール剤を提供することを
課題とする。
i   ° るための 本発明者らは鋭意研究し、一般式(I)で表わされる特
定のN−(アルキル置換フェニル)マレイミド類が優れ
た抗微生物活性を有し、スライムコントロール剤として
有効であることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明の特徴は、一般式(I)(式中、Rは
メチル基、エチル基もしくはプロピル基を示し、R1は
水素原子あるいはメチル基、エチル基もしくはプロピル
基を示す) で表わされるN−(アルキル置換フェニル)マレイミド
類の1種又は2種以上の化合物を有効成分とするスライ
ムコントロール剤にある。
一般式(I)で表わされるN−(アルキル置換フェニル
)マレイミド類としては、N−(2−メチルフェニル)
マレイミド、N−(3−メチルフェニル)マレイミド、
N−(4−メチルフェニル)マレイミド、N−(2−エ
チルフェニル)マレイミド、N−(4−エチルフェニル
)マレイミド、N−(2−n−プロピルフェニル)マレ
イミド、N−(2−イソプロピルフェニル)マレイミド
、N−(4−イソプロピルフェニル)マレイミド、N−
(2,4−ジメチルフェニル)マレイミド、N−(2,
6−ジメチルフェニル)マレイミド、N−(2,4−ジ
エチルフェニル)マレイミド、N−(2,6−ジエチル
フェニル)マレイミド、N−(2,4−ジイソプロピル
フェニル)マレイミド、N−(2,6−ジイソプロピル
フェニル)マレイミドなどを例示し得る。
因に、これらのN−(アルキル置換フェニル)マレイミ
ド類は特公昭59−18363号公報、特公昭5940
124号公報に開示されているが、特公昭59−183
63号公報及び特公昭59−40124号公報での利用
分野は、主に海水中における貝類及び藻類の付着防止に
関するものであり、細菌、糸状菌及び酵母類については
言及がなく、本発明の利用分野とは異なる。
本発明によるスライムコントロール剤の割型としては、
N−(アルキル置換フェニル)マレイミド類は常温では
粉末であるので、粉剤としてそのまま用いても良いし、
微粒子にして水に懸濁させて懸濁剤としてもよい。また
、分散助剤例えば界面活性剤などを使用して乳剤として
用いてもよい、また、溶媒を使用して溶液形態で用いる
こともできる。その際溶媒としては、アルコール類、ケ
トン類、エチレングリコールやジプロピレングリコール
、ポリエチレングリコール等のグリコール類もしくはそ
れらのエーテル類およびエステル類、N。
N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、1,1.1−トリクロロ
エタン等の有i溶媒、さらには水が用いられる。
ただし、ト(アルキル置換フェニル)マレイミド類は水
への溶解性が悪いので、溶液として使用する場合には有
機溶媒のみか、もしくは有機溶媒と水を併用して溶液と
するのが有利である。
なお、製剤中に界面活性剤等の分散助剤や、あるいは増
粘剤などを含有してもよい。
本発明のスライムコントロール剤の添加量としては、被
処理水系の種類、形態等により異なるが、通常有効成分
濃度として1〜11000ppで効果を発揮する。
また、添加方法としては、少量づつ連続的に添加しても
よいし、比較的多量を1度に衝撃的に添加してもよい。
本発明のスライムコントロール剤の有効成分であるN−
(アルキル置換フェニル)マレイミド類は、後述の実施
例において示すように、細菌、糸状菌、酵母類及び藻類
に対して優れた効果を発揮するが、一部の細菌に対して
静菌作用(増殖抑制作用)が若干効果が低い、しかしな
がら、それらの細菌に対して殺菌効果が優れているので
、使用方法を工夫することにより十分な効果を発揮させ
ることができる。すなわち、連続添加によって細面が死
滅あるいは抑制されない場合は衝撃的に添加し、時的に
有効成分濃度を高めることによって、殺菌効果により細
菌を死滅あるいは激減させることができる。
裏庭■ 以下実施例を示し本発明とその効果をさらに詳しく具体
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。なお、実施例1乃至4は、スライム形成
微生物及び藻類に対する本発明のスライムコントロール
剤の増殖阻止効果を示したものである。
実施例1 N−(4−メチルフェニル)マレイミド、N−(2,4
−ジメチルフェニル)マレイミド、N−(2,6−ジメ
チルフェニル)マレイミドおよびN−(2,6−ジメチ
ルフェニル)マレイミドをそれぞれN、N−ジメチルホ
ルムアミドに溶解し溶液とした。ついで各々の有効成分
濃度が10.20.30.40−−−−−−−−−19
0.200ppFaとなるようにブイヨン液体培地に膣
液を添加した。
このブイヨン液体培地に予め前培養した供試菌液を一定
量接種し、フラボバクテリウム・スアベオレンスは30
°Cにおいて、その他の菌は37°Cにおいて7時間間
振盪培養した後、660nmでの吸光度を測定し、菌の
増殖が認められない濃度を最小発育阻止濃度(MIC)
とした。
供試菌 B、s : BacilLus 5ubtiLis(バ
チルス・ズブチリス) S、a : 5taphytoccus aureus
(スタフィロコッカス・アウレウス) P 、a : Pseudoaonas aerugi
nosa(シュードモナス・エルギノーザ) E、c : Escherichia coLi(エシ
ェリヒア・コリ) なお、比較例としてN−(2,4,6−1−リクロロフ
ェニル)マレイミドを用いて同様の試験を行った。
結果を表1に示す。
実施例2 N−(2,6−ジメチルフェニル)マレイミドをN、N
−ジメチルホルムアミドに溶解して溶液とし、滅菌水に
所定濃度添加した。ついで、予め前培養した対数的に増
殖している途中の供試菌液を一定量加え、30°Cにお
いて振盪接触させた。接触時間1.2.24時間に平板
培養を行って生菌数を測定した。結果を表2に示す 実施例3 実施例1で用いた化合物の各々のN、N−ジメチルホル
ムアミド溶液をポテトデキストロース寒天培地に所定濃
度添加し、ペトリ皿に流し込み固化した。予め前培養し
ている糸状菌及び酵母類をそれぞれ1白金耳ずつ画線状
に接種し、28°Cにおいて5日間培養後発育状態を観
察し、肉眼的に発育を認めなかった最小発育阻止濃度を
求めた。
供試微生物 糸状菌 A、n : AspergiLLus niger(ア
スペルギルス・ニゲル) P、c : Pen1cilliulIIcitrin
ua(ペニシリウム・シトリナム) A、p : Aureobasidiura puLL
uLans(オーレオバシジウム・プルランス) G 、c : Geotricum candidum
(ゲオトリクム・カンデイダム) 酵母類 R、r : Rhodotorula rubra(ロ
ドトルラ・ルブラ) S 、c : Saccharomyces cere
visiae(サツカロミセス・セレビシェ) 結果を表3に示す。
表4 実施例5 某化学工場の保有水量70ホの開放型循環冷却塔水系で
の現場試験を行った。冷却塔散水盤や冷水ビット壁にス
ライムが付着しており、循環冷却水中には細菌数が7.
6 X 10’個/d検出された。この冷却塔水系にN
−(2,6−ジニチルフエニル)マレイミドを添加した
。添加方法としては、N−(2,6−ジニチルフエニル
)マレイミドの20%のN、N−ジメチルホルムアミド
溶液を用い、有効成分濃度が保有水量に対し30pp−
となるように添加した。
経時的に生菌数を測定した。結果を次に示す。
実施例4 実施例1で用いたN−(2,4−ジメチルフェニル)マ
レイミドおよびN−(2,6−ジニチルフエニル)マレ
イミドの各々のN、N−ジメチルホルムアミド溶液をブ
トマー液体培地に所定濃度添加し、予め繁殖させていた
藻類を一定量加えて、明所で3週間放置した。繁殖状態
を肉眼的に観察して最小繁殖阻止濃度を求めた。
供試藻類 C,v  : ChLoreLLa vuLgaris
(クロレラ・ブルガリス) A、v  : Anabena variabiLis
(アナベナ・パリアビリス) Csp  : ChLamydoaonas sp(タ
ラミドモナス属) 結果を表4に示す。
1週間試験使用したところ、該系内でのスライム発生は
なくなった。
また、薬剤添加前の冷却水と薬剤添加後30分の冷却水
とを採取し、各々に0.1%ずつ尿素を加えた。それぞ
れの冷却水に、予め繁殖させていたクロレラ・ブルガリ
スおよびアナベナ・パリアビリスをそれぞれ一定量ずつ
添加し、明所に置いた。
薬剤添加前の冷却水は1週間で藻類がかなり繁殖し、2
週間では激しく繁殖したが、薬剤添加後の冷却水は2週
間においても藻類の繁殖は全く認められなかった。
実施例6 某製紙工場のトラブルの発生した抄紙工程において、N
−(2,6−ジニチルフエニル)マレイミドの20%N
、N−ジメチルホルムアミド溶液を白水ビットに1日の
うち2時間、3回にわたり、白水中での有効成分濃度が
5Qppmになるように添加して、白水中の微生物の菌
数を測定した。測定方法は白水試料を滅菌水で希釈し、
この一定量をペトリ皿に採り、ワックスマン寒天培地を
用いて平板培養した。
30°Cにおいて2日間培養後発生している微生物のコ
ロニーを測定した。結果を次に示す。
なる細菌、糸状菌、酵母類、および藻類などの微生物に
対する効果が優れており、産業上有益である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rはメチル基、エチル基もしくはプロピル基を
    示し、R^1は水素原子、メチル基、エチル基もしくは
    プロピル基を示す) で表わされるN−(アルキル置換フェニル)マレイミド
    類の1種又は2種以上の化合物を有効成分とするスライ
    ムコントロール剤
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6034751A (en) * 1996-04-23 2000-03-07 Nec Corporation Elastically deformed retaining members within retaining structure of LCD panel for electronic equipment
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US8293065B2 (en) 2006-12-08 2012-10-23 Lg Display Co., Ltd. Apparatus for etching substrate and fabrication line for fabricating liquid crystal display using the same

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