JPH0347254Y2 - - Google Patents

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JPH0347254Y2
JPH0347254Y2 JP3536387U JP3536387U JPH0347254Y2 JP H0347254 Y2 JPH0347254 Y2 JP H0347254Y2 JP 3536387 U JP3536387 U JP 3536387U JP 3536387 U JP3536387 U JP 3536387U JP H0347254 Y2 JPH0347254 Y2 JP H0347254Y2
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screw
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female thread
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、導体を固定するための締め付け雄ね
じに脱落防止手段を施した締め付け雄ねじ付き端
子に関するものである。
(従来の技術) 第7図及び第8図に従来の端子構造図の例を示
す。以下、図面を使つて従来例の詳細を説明す
る。
導体を固定するための端子として、従来から第
7図に示すねじ付端子が使用されていた。第7図
において、本体81の軸方向の一端には雌ねじ8
2が施され、その雌ねじ82と直交するように穴
84が施されている。締め付けねじ85の雄ねじ
部は、本体81の雌ねじ部82にねじ込まれる。
従つて被接続物(図示せず)は、穴84に挿入
後、締め付けねじ85の先端により固定される。
しかし、上記のような端子では締め付けねじ8
5を必要以上に緩めたとき、締め付けねじ85が
本体81から外れてしまう欠点があつた。そこで
第8図に示すような、締め付けねじ95に脱落防
止手段96を設けた端子が提案された。締め付け
ねじ95を本体81の雌ねじ部82にねじ込み、
締め付けねじ95のねじ部の先端部が穴84内に
現れたとき、締め付けねじ95のねじ部の先端部
のねじ山をつぶす等して脱落防止手段96を設け
る。締め付けねじ95を緩め、脱落防止手段96
が本体81の雌ねじ部に到達したとき、締め付け
ねじ95はそれ以上回転しなくなり、締め付けね
じ95は本体81から外れなくなる。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のような脱落防止手段を設けない端子であ
つては、ねじを必要以上に緩めたとき、ねじが本
体から外れ作業性を悪化させるばかりでなく、ね
じを紛失する恐れさえあつた。また、締め付けね
じと本体が組み合わされた状態、あるいはそれを
機器に取り付けた状態で運搬する際に、振動や衝
撃で締め付けねじが緩み、脱落してしまうことも
あつた。
また、脱落防止手段を設けた締め付けねじ付端
子では、ねじの先端部が穴の一部を塞ぐような状
態でねじの回転が規制される。そのため、被固定
物体を穴に挿入する場合、穴径に比べて被固定物
体の径は、はるかに小さいものしか挿入できなく
なり、穴の径を有効に利用できない。さらに太い
被固定物体を挿入する場合、穴径を大きくする必
要があり必然的に本体の形状が大きくなり実用的
ではなかつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上のような従来の欠貼を除去するも
のであり、ねじ部の先端に脱落防止手段を設ける
とともに、本体の雌ねじの一部に空洞を設け、本
体に設けられた穴を最大限有効に利用できるよう
にした、脱落防止締め付け雄ねじ付き端子を提供
するものである。
(実施例) 第1図乃至第6図を用いて本考案の実施例を説
明する。第1図は本考案の脱落防止締め付け雄ね
じ付き端子の一実施例の構造図、第2図は他の実
施例の構造図、第3図は脱落防止手段の加工手順
を示す図、第4図は被固定物を本考案による端子
に固定する使用例を示す図、第5図は端子を基板
に固定する例を示す図である。これらの図におい
て、同一要素には同一符号を付してある。
第1図において、本体1の軸方向の一方の端に
雌ねじ(図中のAからBの範囲)と、雌ねじ2の
中心の延長方向に雌ねじ2に接し雌ねじ2の谷径
φ2より大きい径φ3の空洞3(図中のBからF
の範囲)と、空洞3のBからFの範囲内に空洞3
の中心と略直交する直径φ1の穴4(図中のCか
らFの範囲)が設けられている。締め付けねじの
先端と空洞とのスペース(図中のEからFの範
囲)は締め付けねじ5をねじ込んだ時その先端が
本体1のF面で規制されることなく、規制は締め
付けねじ5の頭部A面により規制されるよう設け
られたものである。本体1の他方の端には、第1
図Cに示すごとく本体1を筐体等にナツト締めに
より取り付ける場合、ナツトの回転により本体1
が回転しないように半円形の回転防止手段7およ
び雄ねじ8が設けられている。また第2図に示す
ごとく本体1に取り付け用雌ねじ28が設けられ
る場合もある。締め付けねじ5は、本体1の雌ね
じ2にねじ込まれた後、締め付けねじ5の先端に
脱落防止手段6が設けられる。締め付ねじ5のね
じ部の長さは締め付けねじ5が完全に本体1にね
じ込まれたとき、締め付けねじ5のねじ部の先端
Eが穴4の外周のDと空洞3の端Fの範囲に位置
するように決めておく。
次に本体1に雌ねじ2、空洞3および穴4を施
す手順を第1図bを用いて説明する。
(1) 雌ねじ2の下穴となる穴は本体1の一方の端
に雌ねじ2および空洞3と同一方向の長さ(図
中のAからFの範囲)に相当し、かつ雌ねじ2
の下穴となる穴を施す。
(2) 雌ねじ2の谷径φ2より大きい径φ3を有す
る空洞3(図中のBからFの範囲)を下穴と同
心上に設ける。下穴より大きい径を有する空洞
を下穴より奥に設けるには、例えばL型切削刃
を用いて下穴をさらにくり抜く方法がある。
(3) 本体1の一方の端Aから空洞3の一方の端B
までの間に雌ねじ2(図中のAからBの範囲)
を施す。
(4) 空洞3に略直交し径φ1が空洞3の締め付け
ねじのねじ込む方向の長さ(図中のBからFの
範囲)より小さく、かつ穴の外周の一部Dが空
洞3の他の端Fに接しないように穴4を施す。
なお、上記手順の2乃至4の順序を入れ換え
ることも出来る。
次に第3図を用いて締め付けねじに脱落防止手
段6を設ける手順を説明する。本体1に締め付け
ねじ5をねじ込み、締め付けねじ5の雄ねじの先
端部が穴4に現れた状態で雄ねじの先端部のねじ
山及び谷をポンチ等でつぶし、雌ねじと噛み合わ
ないように変形させて回転を規制する脱落防止手
段6を施すことが出来る。また、締め付けねじ5
の雄ねじの先端部に接着剤等を塗布してねじの谷
をつぶし、雌ねじと噛み合わないように変形させ
て回転を規制する脱落防止手段にすることもでき
る。
以上のように構成された脱落防止締め付けねじ
付き端子における締め付けねじ5の動きを説明す
る。締め付けねじ5が雌ねじ2に完全にねじ込ま
れたとき、締め付けねじ5の雄ねじ部は穴4を塞
ぐように位置する。ただし、雄ねじの先端Eは空
洞3の他方の端Fまでは到達せず、わずかに間隙
を有している。また、締め付けねじ5を緩め、雄
ねじの先端部に設けられた脱落防止手段6が雌ね
じ2の他方の端(空洞側、B)に到達したとき、
締め付けねじ5の回転が規制され、それ以上抜け
ることはない。このとき雄ねじの先端Eは、穴4
の一端Cと空洞3の他方の端Bの中間に位置し、
穴4を完全に見通せる状態になつている。すなわ
ち、脱落防止手段6は空洞3部内を移動できる
が、雌ねじ2内を移動することはできない。又は
雄ねじの先端部に設けられた脱落防止手段により
回転を規制されることの無いように充分の広さの
空洞部3を用意することにより、雄ねじの回転が
規制されるまでそのねじをゆるめたとき、穴が完
全に見通せる状態にすることが出来る。
次に、第4図を用いて被固定物を本考案による
端子に固定する使用例を説明する。第4図aは比
較的細い被固定物を穴4に挿入して固定する例で
あり、同図に示すごとく被固定物は空洞4の他方
の端Fと穴4の端Dとの間にくい込むように固定
される。第4図bは穴4の径φ1よりわずかに細
い径を有する被固定物を穴4に挿入して固定する
例であり、穴4が完全に見通せるように締め付け
ねじ5を緩めた後、被固定物を穴4に挿入して締
め付けねじ5を締め付けることによつて被固定物
が固定される。
第4図cは、被固定物を本体1の一方の端Aと
締め付けねじ5の頭部との間で被固定物を固定す
る例である。
以上説明したように、比較的細い被固定物か
ら、穴4の径φ1に近い径を有する被固定物ま
で、本体1に設けられた穴4に挿入するか、ある
いは本体1の一方の端と締め付けねじ5の頭部と
の間に置いて固定することができ、かつ締め付け
ねじ5を必要要以上に緩めても脱落防止手段6に
よつて、締め付けねじ5の回転が規制されるた
め、締め付けねじ5が本体1から抜けて脱落する
ことがない。
第5図に本考案による脱落防止締め付けねじ付
き端子を基板に固定する方法を示す。なお、本体
1を接地側から電気的に絶縁する場合、基板は絶
縁物であり、また本体1が接地側と同電位の場
合、基板は機器のフレームあるいはシヤーシであ
る。第5図aは、本体1の他方の端に雄ねじ8が
設けられたものの固定方法を示すもので、基板5
1には本体1の回転防止手段7に対応する取り付
け穴を設け、その穴に端子の回転防止手段7を挿
入した後、雄ねじ8に導体用端子52、スプリン
グ・ワツシヤ53およびナツト54を使つて本体
1を基板51に固定する。導体用端子52には、
他の要素(図示せず)から導かれる導体55が接
続される。第5図bは、第2図に示した実施例の
端子を基板56に固定する方法を示すもので、ね
じ57を使つて固定する。なお、本体1が接地側
と同電位で、かつ基板51または56が導体で構
成されている場合、導体用端子52を省略するこ
とができる。
本実施例では、締め付けねじ5をねじ回しで回
転させるためにねじ5の頭部にすりわり、または
十字穴をもうけている。これは、IEC pub348「電
子測定器に対する安全規格」に準拠して、端子の
ねじ部を手で緩めることができないようにしてい
る。しかし、上記のような安全規格に準拠しない
場合には、ねじの頭部を容易に手で回すことがで
きるような構造にしてもよい。
第6図は、本考案のよる脱落防止締め付けねじ
付き端子を電子機器等のフレームに取り付け、接
地用端子とした使用例を示す。
以上の説明は、電子機器のきよう体を電気的に
接地する例を示べたが、本考案による脱落防止締
め付け雄ねじ付き端子は、本考案の主旨を逸脱し
ない限り他の目的のために利用できる。例えば、
列車や船体のような振動の多い所で棒などを固定
する場合(材質は制約しない)使用できる。
(考案の効果) この考案は前記実施例により説明したように締
め付け雄ねじの雄ねじ先端部に雌ねじと噛み合わ
ないように加工して回転を規制したねじの脱落防
止手段により、締め付け雄ねじが本体より脱落し
たり、またそれにより紛失するという事が無く、
作業性が向上する。
さらに雌ねじの径より大きい径の空洞を設ける
事により、締め付け雄ねじの回転が規制されるま
でそのねじを緩めたとき、穴が完全に見通せるた
め穴径を最大限使用できるので、従来の穴径を有
する端子よりその分外形を小形化することがで
き、従つて小形機器への使用が可能になる。
また穴径を最大に使用できるため、装飾品とし
て使用した場合、穴径いつぱいの物が挿入でき、
隙き間なく取り付けられ体裁がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願考案の第1実施例、第2図は本考
案の第2実施例を示す構造図、第3図は脱落防止
手段の加工の手順を示す図、第4図は被固定物を
本考案による脱落防止締め付けねじ付き端子に固
定する使用例を示す図、第5図は本考案による脱
落防止締め付け雄ねじ付き端子を基板に固定する
例を示す図、第6図は本考案による脱落防止締め
付け雄ねじ付き端子を電子機器のフレームに固定
し接地端子として使用する例を示す図、第7図お
よび第8図はそれぞれ従来の端子の構造図であ
る。 図中の1は本体、2は雌ねじ、3は空洞、4は
被固定物を挿入する穴、5は締め付け雄ねじ、6
は雄ねじの先端に設けた脱落防止手段、7は回転
防止手段、8は本体取り付け用雄ねじ、28は本
体取り付け用雌ねじ、51は基板、52は導体用
端子、53はスプリング・ワツシヤ、54はナツ
ト、55は導体、56は基板、57はねじ、A,
Bは雌ねじの端部を示す、B,Fは空洞の端部を
示す、C,Dは穴4の外周を示す、Eは締め付け
雄ねじの先端、φ1は穴4の内径、φ2は雌ねじ
2の谷径、φ3は空洞4の内径を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 雌ねじ2と被固定物を挿入するための穴4とを
    有する本体1と、該雌ねじに係合し前記穴に挿入
    された被固定物を押圧固定するための締め付け雄
    ねじ5と、該本体を固定する手段8とから成る締
    め付け雄ねじ付き端子において; 前記本体の雌ねじと前記穴との間に該雌ねじに
    接して設けられ該雌ねじの谷径φ2より大きい径
    φ3を有する空洞部3と、前記締め付け雄ねじの
    先端部に設けられた雄ねじ脱落防止手段6と、該
    脱落防止手段が前記雌ねじと前記空洞との接点B
    に当接したとき該締め付けねじの外側への移動が
    規制され、かつ、その位置で、該雄ねじの先端が
    該空洞内に包含され前記穴が外部から見通せるよ
    うな配置に構成したことを特徴とする脱落防止手
    段を有する締め付け雄ねじ付き端子。
JP3536387U 1987-03-11 1987-03-11 Expired JPH0347254Y2 (ja)

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