JPH0346981Y2 - - Google Patents

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JPH0346981Y2
JPH0346981Y2 JP17104887U JP17104887U JPH0346981Y2 JP H0346981 Y2 JPH0346981 Y2 JP H0346981Y2 JP 17104887 U JP17104887 U JP 17104887U JP 17104887 U JP17104887 U JP 17104887U JP H0346981 Y2 JPH0346981 Y2 JP H0346981Y2
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fender
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のバンパ等に取り付けられるフ
エンダポールに関する。
〔従来の技術〕
フエンダポールは運転席から遠い助手席側のバ
ンパコーナ部の位置を運転者が容易に把握できる
ように、助手席側フエンダ前端部に位置させてバ
ンパ等に取り付けられる。このフエンダポールは
他との接触で自身及び車両本体が損傷するのを防
止するために、可倒式とされた構造が一般に採用
されている。
第5図には従来の一般的なフエンダポールが示
されており、バンパ等に固定される基部10と柱
部12とがコイルばね14を介して一体に連結さ
れている。このフエンダポールでは柱部12が他
と接触すると、コイルばね14が軸線を湾曲させ
るように弾性変形して、柱部12を基部10に対
して傾動させるようになつており、接触後にはコ
イルばね14のばね性で柱部12は正立状態に復
元するようになつている。
しかしながら、このような従来のフエンダポー
ルでは、コイルばね14が外方に露出して外観見
映が良くないとともに、形状も画一的なものとな
つて意匠の自由度が低いと言う問題があつた。
そこで、フエンダポール全体をカバーで覆つて
カバーを意匠部品とすることが考えられるが、コ
イルばね14に対応する部分は可撓性を有してお
らねばならず、コスト等を考慮するとカバー全体
を可撓性材料で製作することになつてしまう。こ
のような材料を選択すると一般には軟質材となつ
てしまうので、質感を損ねることが多く、外観見
映を向上させると言う目的に対して適当ではな
い。
また、フエンダポールが傾動することからカバ
ーの下端部は固定部分に対して変位し、そのため
にカバーの下端部と固定部分との間に隙間が発生
することは避けられないので、この点からも外観
見映を向上させると言う目的に対して適当ではな
い。
このように従来では外観見映を向上させると同
時に意匠の自由度を拡大する適当な構造がなかつ
たので、第5図に示されるようなフエンダポール
が古くから現在まで広く一般に用いられていた。
なお、フエンダポールは夜間等の使用を考慮し
て照明ランプを備えているのが普通なので、フエ
ンダランプとも呼ばれている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上記に鑑み、外観見映を向上させるこ
とができると同時に意匠の自由度を拡大すること
ができるフエンダポールを提供することが目的で
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は基部に対して柱部が傾動可能とされた
フエンダポールにおいて、柱部に内設された引張
ばねの付勢力で基部に対して柱部を正立状態に支
持するとともに、基部と柱部との連結部周辺をカ
バー部材で覆つた構成としている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、引張ばねが柱部の内方
に位置するので、意匠的に最も影響を与える柱部
は引張ばねの形状等に制約を受けることなく自由
な意匠に設定可能となる。また、柱部は基部に対
して傾動可能とされていて自身が可撓性を有する
必要がないので、軟質材に限定されずに自由に材
質を選択でき任意の質感を表現可能となる。ま
た、相対変位する基部と柱部との連結部はカバー
部材で覆われて隠蔽されるので、外観見映が損な
われない。
〔実施例〕
第1図乃至第4図には本考案に係るフエンダポ
ールの実施例が示されている。
第1図及び第2図に示されるように、この実施
例では基部18は金属製のベース24を中心に構
成されている。ベース24には平面部24Aの周
囲に一部を除いて下方へ向けて延びる周壁部24
Bが形成されており、平面部24Aには皿状の凹
部の中心に貫通孔28が形成されている。貫通孔
28にはシヤフトベース30が挿通係止されてい
る。シヤフトベース30はボルト状部品で六角頭
部の上部にはフランジ部32が形成され、内方に
は軸線方向へ貫通する段付孔34が形成され、さ
らに六角頭部を軸線交差方向へ貫通する小孔36
が形成されている。
シヤフトベース30は螺子部に皿ワツシヤ38
を嵌挿してからベース24の貫通孔28へ挿通さ
れ、貫通孔28の下方で螺子部にナツトホルダ4
0が嵌挿され、さらにナツト42が螺着されてベ
ース24に締結されている。シヤフトベース30
のベース24への締結はシヤフトベース30の六
角頭部にレンチを掛けてなされ、ナツト42はナ
ツトホルダ40に形成された舌片部44がベース
24の周壁部24Bに当接することで共回りが防
止される。小孔36にはピン状のスプリングスト
ツパ45の両端部が嵌着係止されている。
上記のように構成される基部18はベース24
がバンパ22に固定されたブラケツト20とボル
ト26を介して結合されている。
また、この実施例の柱部46は強度部材として
の金属製パイプである上部シヤフト48及び下部
シヤフト50を備え、上部シヤフト48と下部シ
ヤフト50とは互に螺着されて一体となつてい
る。下部シヤフト50の上端部には互に対向する
一対の切欠52が形成されており、これら切欠5
2にはスプリングホルダ54の両端部が掛止され
ている。スプリングホルダ54は上部シヤフト4
8と下部シヤフト50とが螺着される前に配置さ
れる。
上部シヤフト48の上端には照明ランプとして
の発光ダイオード56が組み付けられたランプホ
ルダ58の下端が支持されている。ランプホルダ
58のリード線60は上部シヤフト48の内方を
通つた後に上部シヤフト48に形成されている切
欠部62から上部シヤフト48の外方へ抜け出し
ている。発光ダイオード56及びランプホルダ5
8は樹脂製のレンズ64の下端部に形成されたホ
ルダ部66の凹部66Aに収容されている。レン
ズ64の上端部にはレンズヘツド68が接着等で
係止されている。
レンズ64はホルダ部66が樹脂製のシヤフト
ケース70及びシヤフトカバー72の上端部に挟
持されて、これらに支持されている。シヤフトケ
ース70は周壁の一部が高さ方向の全域に渡つて
開口した異形の有底筒体で、底部70Aに形成さ
れた貫通孔78へ下部シヤフト50の下端部が挿
通され、底部70Aが下部シヤフト50に螺着さ
れた上部シヤフトプレート74及び下部シヤフト
プレート76に挟持されて下部シヤフト50に固
定されるとともに、内周部に突設されたリブ部8
0,82が上部シヤフト48及び下部シヤフト5
0に当接している。
シヤフトカバー72はシヤフトケース70の開
口部を覆うように配置され、爪部84がシヤフト
ケース70の内周部に形成された図示しない凹部
に嵌着係止されてシヤフトケース70に固定され
ている。前記リード線60は上部シヤフト48及
び下部シヤフト50と、シヤフトケース70及び
シヤフトカバー72との間に形成された空間を通
つて下方へ延び、シヤフトカバー72に形成され
た図示しない切欠部から外方へ抜け出している。
外方へ抜け出している部分のリード線60はビニ
ールカバー86に挿通されている。
前記下部シヤフトプレート76には周囲に下方
へ向けて延びる周壁部88が形成されており、周
壁部88の内径は前記シヤフトベース30に形成
されているフランジ部32の外径よりも僅かに大
きく設定されている。
上記のように構成される基部18と柱部46と
は、シヤフトベース30のフランジ部32に下部
シヤフトプレート76が載置されて周壁部88が
フランジ部32の周囲を囲んでいる。また、上部
フツク90がスプリングホルダ54に掛止されて
下部シヤフト50の内方に配置された引張コイル
ばね92の下部フツク94がスプリングストツパ
45に掛止されて柱部46を弾性的に支持してい
る。
樹脂製のベースカバー96は基部18の全体を
覆うとともに柱部46の下部を覆うことで、基部
18と柱部46との連結部を覆つている。ベース
カバー96は内方が中空とされ、上部の一部、側
部の一部、底部に開口している。側部と底部の開
口は連続している。ベースカバー96は基部18
及び柱部46がバンパ22へ取り付けられてか
ら、柱部46の上端部から被せられる。
ベースカバー96は第3図に示されるように内
方に突設された爪部98がベース24の周壁部2
4Bを通過する際には弾性変形され、通過後には
第4図に示されるように原形状に近く形状復元し
て爪部98がベース24の周壁部24Bの下端面
に掛止されてベース24に固定されている。この
状態ではベースカバー96の下端面がバンパ22
の上面と押圧当接している。
なお、ベースカバー96を特定車種の専用品と
して設定しない場合には、爪部98が周壁部24
Bの下端面に掛止される前にベースカバー96の
下端面がバンパ22の上面に当接してしまうこと
があるが、この際はベースカバー96の下端部を
適正な長さとなるように切除すれば良い。また、
バンパ22の上面と周面とを結ぶコーナ面にベー
スカバー96の下端面が対応する場合には、この
コーナ形状に合わせて切除すれば良い。この目的
のために、ベースカバー96は切断加工の容易な
PVC(塩化ビニル樹脂)等で成形される。
本実施例のフエンダポールの取り付け作業は、
始めにブラケツト20をバンパ22に固定し、し
かる後にブラケツト20にベース24を固定して
一体に組み付けられている基部18及び柱部46
がバンパ22に固定され、それからベースカバー
96が被せられる。従つて、比較的手間のかかる
ブラケツト20のバンパ22への取り付けの際に
は、基部18及び柱部46が分離されているの
で、作業が容易である。
また、ブラケツト20へベース24を固定する
際にはベースカバー96が被せられておらず、ボ
ルト26を開放空間において上方から締付けるだ
けなので、作業が容易である。
また、ベースカバー96は上方から被せるだけ
で、別途の固定手段を用いることなく確実にベー
ス24に固定されるので作業が容易である。
以上のように構成され、バンパ22へ固定され
た本実施例のフエンダポールは、通常状態では第
1図に示されるように、柱部46が正立状態にあ
り、柱部46と基部18との連結部はベースカバ
ー96で覆われて隠蔽されているので、外観見映
がそこなわれることはなく、レンズ64、シヤフ
トケース70、シヤフトカバー72が流麗な外観
意匠を現出している。
この状態から柱部46が他と接触すると、引張
コイルばね92の付勢力に抗して柱部46が傾動
するが、この状態でも柱部46と基部18との連
結部はベースカバー96で覆われて隠蔽されてい
る。接触後には柱部46は引張コイルばね92に
付勢されて正立状態に復元する。
なお、シヤフトケース70の底部70Aは上部
シヤフトプレート74と下部シヤフトプレート7
6とに広面で挟持されていることから、柱部46
が傾動された際にも引張コイルばね92による荷
重は広面に分散して伝達されるので、損傷するこ
とはない。
また、ベースカバー96は前述のような取付構
造でベース24へ固定されているので、柱部46
の他との接触の際の衝撃や車両の振動等で外れる
ことはない。
このように本実施例では、意匠部品となるレン
ズ64、シヤフトケース70、シヤフトカバー7
2、ベースカバー96を強度部品とは別に設定で
き、可撓性も要求されないので種々の材質の樹脂
で種々の形状に製作することができることから意
匠の自由度が著しく拡大されている。
また、強度部品を意匠部品と別に設定できたの
で、強度部品を必要最小量に設定可能となり、重
量が軽減されている。
また、ベースカバー96が基部18と柱部4
6との連結部を常時隠蔽しているので外観見映が
損なわれることがないとともに、ベースカバー9
6自身が意匠を向上させる効果を有している。
さらに、車両への取付作業も極めて容易となつ
ている。
〔考案の効果〕
以上に説明した通り本考案に係るフエンダポー
ルでは、柱部に内設された引張ばねの付勢力で基
部に対して柱部を正立状態に支持するとともに、
基部と柱部との連結部周辺をカバー部材で覆つた
構成としたので、外観見映を向上させることがで
きると同時に意匠の自由度を拡大することができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るフエンダポールの実施例
を示す正面断面図、第2図は第1図の分解斜視
図、第3図及び第4図は第1図の一部の取付構造
を説明する概略側面断面図、第5図は従来例の要
部を示す正面図である。 18……基部、46……柱部、92……引張コ
イルばね、96……ベースカバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基部に対して柱部が傾動可能とされたフエンダポ
    ールにおいて、柱部に内設された引張ばねの付勢
    力で基部に対して柱部を正立状態に支持するとと
    もに、基部と柱部との連結部周辺をカバー部材で
    覆つたことを特徴とするフエンダポール。
JP17104887U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH0346981Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17104887U JPH0346981Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17104887U JPH0346981Y2 (ja) 1987-11-09 1987-11-09

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Publication Number Publication Date
JPH0174938U JPH0174938U (ja) 1989-05-22
JPH0346981Y2 true JPH0346981Y2 (ja) 1991-10-04

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