JP2581240Y2 - 樹脂製ホイールオーナメントの爪部の構造 - Google Patents

樹脂製ホイールオーナメントの爪部の構造

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JP2581240Y2
JP2581240Y2 JP5171892U JP5171892U JP2581240Y2 JP 2581240 Y2 JP2581240 Y2 JP 2581240Y2 JP 5171892 U JP5171892 U JP 5171892U JP 5171892 U JP5171892 U JP 5171892U JP 2581240 Y2 JP2581240 Y2 JP 2581240Y2
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精治 伊藤
克彦 高橋
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等のホイールの
表面側を装飾するホイールオーナメントの爪部の構造に
関し、特にハブナットを逃げた星形状をなすホイールオ
ーナメントに円形状のワイヤリングを取り付け可能にし
たものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のホイールオーナメント6
の取付状態を示す縦断面図である。ディスクホイール1
には、座ぐりによって複数個のハブナット取付部2が形
成され、また、ハブ穴3の内周面にはホイールオーナメ
ント6の爪9を嵌着させる切欠き凹部4が形成されると
共に、ハブ穴3の上部開口には棚5が形成されている。
ホイールオーナメント6は、前記ハブナットと干渉しな
いように外縁部が切り欠かれた形状、すなわち星形状を
しており、該ホイールオーナメント6の裏面外周近旁に
通常5個の金属爪取付用ホルダー7が垂下状に設けられ
るとともに、このホルダー7に、凸状の金属爪9を備え
たバネ鋼製の爪支持体8が嵌め込まれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記凸状の金属爪9や
金属爪取付用ホルダー7には、製造上のバラツキがあ
り、両者が最悪の状態にて組み合わされた場合、バラツ
キが最大±0.5mm程になってしまうことがある。ま
た、これにディスクホイール1の切欠き凹部4における
±0.2mm程のバラツキが重なるとバラツキは±0.7
mm程にもなり、これがホイールオーナメント6の装着時
に、ディスクホイール1の見切りに直接影響を及ぼし、
また、ホイールオーナメントの金属爪9を嵌着させる前
記ディスクホイール1の切欠き凹部4に対する金属爪9
の高さ方向、すなわち外周方向への張り出し量にもバラ
ツキがあり、このため、ホイールオーナメントにおいて
部分的にチグハグな浮き部分や沈み部分がおきて非常に
見栄えが悪い状態となることがあった。
【0004】また、従来のバネ鋼による金属爪9を用い
たホイールオーナメント6では、ディスクホイール1へ
取り付けた状態において、金属爪取付用ホルダー7の部
分で最終的にバネ力を保持するため、樹脂自体一定の強
度が必要であり、また、耐ワックスリムバーからも、6
ナイロン+グラスファイバー入りの結晶性の樹脂を選定
する必要があり、材料コストが高くなるという欠点があ
った。ところが、結晶性の樹脂ではサーマルショック試
験を行うと、熱により縮むという特性(再結晶)がある
ため、走行中にホイールオーナメントが脱落しないよう
に、この縮みを見込んでホルダー径(金属爪取付時の外
径寸法)を大きくしておかなければならないが、そうす
るとディスクホイール1への装着が固くなるという欠点
もあった。
【0005】また、図示しないが、前記金属爪取付用ホ
ルダー7の部分をスプーン状爪に形成すると共にその内
側に星形状のワイヤリングを設け、スプーン状爪を各々
外方に付勢するという方法も考えられるが、この場合は
ワイヤリング成形用の型費が大幅にアップするだけでな
く、加工自体も複雑でコストアップとなり、実際には採
用がむずかしいものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、樹脂製ホイー
ルオーナメント6の裏面外周近旁にスプーン状爪11と
この内側にワイヤリングホルダー13を連結状に設ける
ことにより、円形状のワイヤリング10の使用を可能と
し、製品のバラツキが少なく、かつ安価な樹脂にて成形
できるようにしたホイールオーナメントの提供を目的と
するものである。
【0007】すなわち、本考案の樹脂製ホイールオーナ
メントの爪部の構造は、樹脂製ホイールオーナメント6
の裏面外周近旁に複数個のスプーン状爪11を一体的に
垂下状に設け、このスプーン状爪11の内側下端部に
は、該スプーン状爪11と対峙するごとく連結部14を
介して、内面にワイヤリング10を収納させる凹部12
を備えたワイヤリングホルダー13を前記と同様にホイ
ールオーナメント6の裏面に垂下状に設けたものであ
る。
【0008】
【作用】本考案の樹脂製ホイールオーナメントは、ディ
スクホイール1へ装着した時の反発力が中央部のワイヤ
リング10にかかるため、従来のような高強度の結晶性
樹脂を使用しなくても安定した弾性力を保つことができ
る。また、本考案は金属爪9を用いないから前記した従
来のバラツキがなく、装着時の外観が著しく向上する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案のホイールオーナメントをディス
クホイールに装着した状態を示す図2のA−A縦断面図
であり、図2は、ホイールオーナメントの裏面図であ
り、図3は、スプーン形状爪11とワイヤーリングホル
ダー13部分を示す部分拡大斜視図である。樹脂製ホイ
ールオーナメント6には、その裏面外周近旁に複数個の
スプーン状爪11が一体的に垂下状に設けられ、このス
プーン状爪11の内側下端部には、該スプーン形状爪1
1と対峙するごとく連結部14を介して、内面にワイヤ
リング10を収納させる凹部12を備えたワイヤリング
ホルダー13が前記と同様にホイールオーナメント6の
裏面に垂下状に設けられている。なお、この連結部14
の上方に形成されている空間部分は、ホイールオーナメ
ント6表面のヒケを防ぐために必要なもので、樹脂成形
に際しては金型を横方向にスライドさせれば容易に成形
できる。
【0010】
【考案の効果】本考案は、裏面外周近旁に垂下状に設け
たスプーン状爪11とワイヤリングホルダー13とを連
結部材14にて連結し、前記ワイヤリングホルダー13
の内面にワイヤリング10を設け、このワイヤリング1
0の作用により連結部材14を介してスプーン状爪11
を外方に付勢するようにしたものであるから、例えば、
ハブナットと干渉しないように外縁部が切り欠かれた星
形状のホイールオーナメント6にも制作容易で安価な真
円状のワイヤリング10が使用できる。また、ディスク
ホイール1へ装着した時には、その反発力がワイヤリン
グ10にかかるので、従来のようにスプーン状爪部分の
強度は特に要求されないため、低価格な非結晶性樹脂を
用いることができ、従来のような結晶樹脂にみられる、
熱により縮むという特性(再結晶)の心配も不要であ
る。さらに、従来の金属爪9を用いたホイールオーナメ
ントでは、該金属爪9の製造上の外径寸法のバラツキ
や、組付け時における凸状の金属爪9の高さ方向のバラ
ツキが起きていたが、本考案は爪支持体8を用いないか
らこれらのバラツキがなく、装着時の外観が著しく向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のホイールオーナメントをディスクホ
イールに装着した状態を示す図2におけるA−A縦断面
図。
【図2】 本考案のホイールオーナメントの裏面図。
【図3】 スプーン状爪11とワイヤーリングホルダー
13部分を示す部分拡大斜視図。
【図4】 従来のホイールオーナメントをディスクホイ
ールに装着した状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 ディスクホイール 2 ハブナット取付部 3 ハブ穴 4 切欠き凹部 5 棚 6 ホイールオーナメン
ト 7 金属爪取付用ホルダー 8 爪支持体 9
凸状の金属爪 10 ワイヤリング 11 スプーン状爪 12 凹部 13 ワイヤリングホル
ダー 14 連結部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−45201(JP,A) 特開 昭64−18702(JP,A) 特開 昭51−143228(JP,A) 実開 昭61−163703(JP,U) 実開 平2−91001(JP,U) 実開 平3−88901(JP,U) 実開 昭63−32903(JP,U) 実開 昭60−105203(JP,U) 実開 昭59−135202(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 7/00 - 7/06

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製ホイールオーナメント6の裏面外
    周近旁に複数個のスプーン状爪11を一体的に垂下状に
    設け、このスプーン状爪11の内側下端部には、該スプ
    ーン状爪11と対峙するごとく連結部14を介して、内
    面にワイヤリング10を収納させる凹部12を備えたワ
    イヤリングホルダー13を前記と同様にホイールオーナ
    メント6の裏面に垂下状に設けたことを特徴とする樹脂
    製ホイールオーナメントの爪部の構造。
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