JPH0346579Y2 - - Google Patents

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JPH0346579Y2
JPH0346579Y2 JP1983139828U JP13982883U JPH0346579Y2 JP H0346579 Y2 JPH0346579 Y2 JP H0346579Y2 JP 1983139828 U JP1983139828 U JP 1983139828U JP 13982883 U JP13982883 U JP 13982883U JP H0346579 Y2 JPH0346579 Y2 JP H0346579Y2
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、増幅器の保護回路に関し、特に
OCL(アウトプツト・コンデンサ・レス)BTL
(バランスド・トランスフオーマー・レス)増幅
器に用いて好適な保護回路に関する。 (ロ) 従来技術 入力信号を増幅して第1出力信号を発生する第
1増幅器と、前記第1出力信号と逆相の第2出力
信号を発生する第2増幅器とを備え、前記第1出
力信号を負荷の一端に、前記第2出力信号を前記
負荷の他端に直接印加して前記負荷を駆動する
OCL・BTL増幅器が知られている。この増幅器
は、負荷の両端に互いに逆相の出力信号を印加す
る様に構成されているので、単一の増幅器を用い
た場合に比べ約4倍のパワーアツプを計ることが
出来、かつ出力コンデンサを必要としないので、
周波数特性の改善を計ることが出来るという利点
を有する。しかして、通常の場合、第1及び第2
増幅器の出力中点電圧が1/2Vcc(ただし、Vccは電 源電圧)に固定されているので、前記第1及び第
2増幅器が正常動作状態にある限り、負荷に直流
電流が流れることは無い。しかしながら、誤つて
負荷の一端が接地(地絡)されると、地絡されな
い側の増幅器の前記出力中点電圧(1/2Vcc)に応 じた直流電流が前記負荷に流れ、負荷破壊が生じ
る危険がある。また、第1及び第2増幅器は通常
直流帰還回路を備えているので、その直流帰還作
用により、前記第1及び第2増幅器を構成する出
力トランジスタが破壊される危険がある。 その為、従来からOCL・BTL増幅器に対して
は、保誤回路が付加されており、地絡の発生時
に、前記保護回路を動作させ、前記OCL・BTL
増幅器の保護を行つていた。第1図は、その様な
従来のBTL増幅器の保護回路の一例を示すもの
で、1は前置駆動トランジスタ2と駆動トランジ
スタ3及び4と出力トランジスタ5及び6とを有
する第1増幅器、7は前置駆動トランジスタ8と
駆動トランジスタ9及び10と出力トランジスタ
11及び12とを有し、前記第1増幅器1と同一
の構成と成された第2増幅器、13は一端が前記
第1増幅器1の出力中点Aに、他端が前記第2増
幅器7の出力中点Bにそれぞれ接続された負荷と
なるスピーカ、14は基準電圧(2VBE)(ただし
VBEはトランジスタのベース・エミツタ間電圧)
を発生するダイオード15と、前記基準電圧と前
記出力中点Aの電圧とを比較検出する第1検出ト
ランジスタ16と、前記基準電圧と前記出力中点
Bの電圧とを比較検出する第2検出トランジスタ
17と、前記第1検出トランジスタ16がオンし
たときオンする第1駆動トランジスタ18と、前
記第2検出トランジスタ17がオンしたときオン
する第2駆動トランジスタ19と、前記第1及び
第2駆動トランジスタ18及び19の一方のトラ
ンジスタのオンに応じてオンし、第1及び第2増
幅器1及び7の入力信号をそれぞれ遮断する第1
及び第2遮断トランジスタ20及び21とによつ
て構成される保護回路である。しかして、第1増
幅器1の出力中点Aには、第2図実線イに示す如
き第1出力信号が、第2増幅器7の出力中点Bに
は、第2図点線ロに示す如き第2出力信号がそれ
ぞれ発生し、それがスピーカ13の両端に印加さ
れる。その際、前記第1及び第2出力信号は、第
2図に示される下側飽和残り電圧VX(>VBE)を
有しており、第1及び第2検出トランジスタのベ
ース電圧は2VBE、エミツタ電圧はVXとなるから、
正常時において前記第1及び第2検出トランジス
タ16及び17がオンすることはなく、保護回路
14が保護動作を行うこともない。 一方、出力中点Aの地絡が発生すると、前記下
側飽和残り電圧VXが零となり、第1検出トラン
ジスタ16がオンとなる。そして、前記第1検出
トランジスタ16がオンとなると、第1駆動トラ
ンジスタ18をオンとなり、第1及び第2遮断ト
ランジスタ20及び21もオンとなつて、第1及
び第2増幅器1及び7の入力信号が遮断され、保
護動作が達成される。同様に、出力中点Bの地絡
が発生すると、下側残り電圧VXが零となり、第
2検出トランジスタ17、第2駆動トランジスタ
19、第1及び第2遮断トランジスタ20及び2
1が順次オンとなり、第1及び第2増幅器1及び
7の入力信号が遮断され、保護動作が行なわれ
る。 上述の如く、第1図の保護回路は、負荷の一端
が地絡されたとき、保護動作を行い、BTL増幅
器を破壊から保護することが出来るが、様々な理
由により誤動作するという欠点を持つている。例
えば、負荷のインピーダンスが変化して大となつ
たり、飽和抵抗の小なる出力トランジスタを使用
すると、下側飽和残り電圧VXが小となり、正常
時でも保護回路が働くという誤動作を生じる。ま
た、地絡時に、わずかなインピーダンスが存在す
ると、地絡状態にも関わらず保護回路が動作しな
くなる。出力トランジスタのコレクタ最大電流を
10Aとすれば、前記インピータンスは0.06Ωとい
う小さな値となる。更に、第1図の保護回路は、
温度変化による誤動作、電源投入時の誤動作等を
生じるので、あまり好ましいものではなかつた。 (ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、地
絡時に確実に動作して増幅器の保護を行うことが
出来る増幅器の保護回路を提供せんとするもので
ある。 (ニ) 考案の構成 本考案に係る増幅器の保護回路は、プツシユプ
ル接続された上側パワートランジスタのベース電
圧に応じた電圧を発生する電圧発生回路と、該電
圧発生回路の出力電圧レベルを検出する検出トラ
ンジスタと、該検出トランジスタの動作に応じて
増幅器の信号路を遮断する遮断トランジスタと、
前記増幅器の正常動作時に前記検出トランジスタ
の検出動作を停止させ、前記増幅器の地絡時に前
記検出トランジスタの検出動作の停止解除を行う
制御トランジスタとによつて構成される。 (ホ) 実施例 第3図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
22は前置駆動トランジスタ23と、第1及び第
2駆動トランジスタ24及び25と、第1及び第
2出力トランジスタ26及び27とから成る
SEPP(シングルエンデツド・プツシユプル)・
OCL増幅器、28及び29は前記第1出力トラ
ンジスタ26のベース・エミツタ間電圧VBEを分
圧する為の第1及び第2分圧抵抗、30は該第1
及び第2分圧抵抗28及び29の分圧点の電圧を
検出する検出トランジスタ、31はトランジスタ
32及び33から成り、前記検出トランジスタ3
0のコレクタ電流を反転する電流反転回路、34
はツエナーダイオード35とダイオード36及び
37とから成り、前記電流反転回路31のコレク
タ電流に応じた電圧を発生する直列回路、38は
該直列回路34から発生する電圧に応じて、第1
駆動トランジスタ24のベース信号を遮断する第
1遮断トランジスタ、39はベースが増幅器22
の出力中点に、エミツタが電源電圧を分圧する第
3及び第4分圧抵抗40及び41の分圧点に、コ
レクタが抵抗42を介して前記検出トランジスタ
30のベースにそれぞれ接続された制御トランジ
スタ、及び43はブートストラツプ回路である。
尚、44は前記第1遮断トランジスタ38とベー
ス及びエミツタが共通接続された第2遮断トラン
ジスタで、増幅器22が非反転増幅器として負荷
に対してBTL接続される場合、反転増幅器(図
示せず)の信号を遮断する為のものである。 次に動作を説明する。いま、増幅器22が正常
動作状態にあるとすれば、前段から入力端子45
に印加される入力信号が、前置駆動トランジスタ
23で増幅され、前記前置駆動トランジスタ23
の出力信号のうち正信号が第1駆動トランジスタ
24及び第1出力トランジスタ26で増幅され、
負信号が第2駆動トランジスタ25及び第2出力
トランジスタ27で増幅される。そして、前記第
1出力トランジスタ26のエミツタ及び前記第2
出力トランジスタ27のコレクタに得られる増幅
された信号は、互いにプツシユプルの関係で出力
端子46から負荷に供給される。 ところで、制御トランジスタ39のエミツタに
は、第3及び第4分圧抵抗40及び41により
〔1/2Vcc−VBE〕(ただし、VBEは制御トランジス タ39のベース・エミツタ間電圧)程度のバイア
ス電圧が印加されている。一方、前記制御トラン
ジスタ39のベースは、増幅器22の出力中点に
接続されているから、第1出力トランジスタ26
がオンとなる出力信号の半サイクルにおいては、
前記制御トランジスタ39のベース電圧が1/2Vcc 以上となる。従つて、増幅器22が正常動作状態
にあり、前記第1出力トランジスタ26がオンす
る期間においては、制御トランジスタ39がオン
し続け、その結果検出トランジスタ30のベース
電流が側路されるので、前記検出トランジスタ3
0がオンすることは無い。尚、第2出力トランジ
スタ27がオンする負の半サイクルにおいては、
増幅器22の出力中点電圧が1/2Vcc以下となり、 制御トランジスタ39がオフとなるが、その期間
には、第1駆動トランジスタ24もオフしてお
り、検出トランジスタ30がオンすることは無い
ので、何ら問題はない。 次に、何らかの理由により、出力端子46が地
絡されたとすると、第1出力トランジスタ26の
コレクタ・エミツタ間に電源電圧Vccがすべてか
かり、前記第1出力トランジスタ26のコレクタ
電流が増大し、前記第1出力トランジスタ26の
ベース電流も増大する。その結果、前記第1出力
トランジスタ26のベース・エミツタ間電圧が増
大し、第1及び第2分圧抵抗28及び29の分圧
点の電圧も増大する。前記第1及び第2分圧抵抗
28及び29は、検出トランジスタ30の感度を
定めるもので、第2分圧抵抗29の値を大にする
に従い感度が低下する。通常の場合、第1分圧抵
抗28の値よりも第2分圧抵抗29の値を大とす
るが、それらの比は設計に応じて定められる。 また、出力端子46が地絡すると、制御トラン
ジスタ39のベースが零電位となり、前記制御ト
ランジスタ39が直ちにオフとなる。その為、第
1及び第2分圧抵抗28及び29の分圧点に得ら
れる電圧が検出トランジスタ30のベースに印加
され、該検出トランジスタ30がオンとなる。そ
して、前記検出トランジスタ30がオンになる
と、そのコレクタ電流が電流反転回路31で反転
され、直列回路34に供給される。前記直列回路
34に電流が供給されると、その端子電圧が
〔VZ+2VD〕(ただし、VZはツエナーダイオード
35の両端電圧、VDはダイオード36及び37
の両端電圧)となり、第1及び第2遮断トランジ
スタ38及び44がオンする。前記第1遮断トラ
ンジスタ38がオンすることにより、第1駆動ト
ランジスタ24のベース信号が遮断され、該第1
駆動トランジスタ24がオフとなるとともに、第
1出力トランジスタ26がオフとなつて破壊から
保護される。また、第2遮断トランジスタ44に
よりBTL増幅器の他方の増幅器を制御すれば、
同様の保護が達成される。 尚、実施例の保護回路は、BTL接続されない
単なるOCL増幅器の場合にも使用出来る。 (ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案にれば、OCL増幅器、
特にOCL・BTL増幅器の出力中点が地絡された
時に、前記増幅器及び負荷の破壊保護を行うこと
が出来る。また、本考案に依れば、大出力時と地
絡時とを区別し、地絡時のみ有効に働く誤動作の
無い保護回路を提供出来る。更に本考案に依れ
ば、第1乃至第4分圧抵抗の分圧比を定めるだけ
で保護範囲が決まるから、簡単な構成で応用範囲
が広く、しかも集積回路化が容易な増幅器の保護
回路が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の増幅器の保護回路を示す回路
図、第2図はその説明に供する為の特性図、及び
第3図は本考案の一実施例を示す回路図である。 主な図番の説明、22……OCL増幅器、28,
26,40,41……分圧抵抗、30……検出ト
ランジスタ、38,44……遮断トランジスタ、
39……制御トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プツシユプル接続された正側パワートランジス
    タのベース電圧に応じた電圧を発生する電圧発生
    回路と、該電圧発生回路の出力端と増幅器の出力
    中点との間にベース・エミツタ路が接続され、前
    記出力端の電圧と前記出力中点の電圧との差電圧
    を検出する検出トランジスタと、該検出トランジ
    スタから発生する検出信号に応じて増幅器の信号
    路を遮断する為、前記検出信号に応答する遮断ト
    ランジスタと、増幅器の出力中点と基準電位点と
    の間にベース・エミツタ路が接続され、コレクタ
    が前記電圧発生回路の出力端に接続された制御ト
    ランジスタとから成り、前記増幅器の正常動作時
    に前記増幅器の出力中点に得られる交流信号によ
    り制御トランジスタをオンとし、検出トランジス
    タの動作を強制的に停止させるとともに、前記増
    幅器の出力中点の地絡時に、前記制御トランジス
    タをオフとし、前記検出トランジスタの強制停止
    を解除して、前記出力中点の地絡時のみ増幅器を
    破壊から保護する保護動作を行なう様にした増幅
    器の保護回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51149750A (en) * 1975-01-29 1976-12-22 Sanyo Electric Co Ltd Protective circuit
JPS5443660A (en) * 1977-09-13 1979-04-06 Pioneer Electronic Corp Amplifier output circuit malfunction detecting system
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