JPH0346567Y2 - - Google Patents

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JPH0346567Y2
JPH0346567Y2 JP3888885U JP3888885U JPH0346567Y2 JP H0346567 Y2 JPH0346567 Y2 JP H0346567Y2 JP 3888885 U JP3888885 U JP 3888885U JP 3888885 U JP3888885 U JP 3888885U JP H0346567 Y2 JPH0346567 Y2 JP H0346567Y2
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JP
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wire
glass
metal tape
antenna wire
antenna
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はアンテナ線入り合わせガラスに係り、
特にアンテナ線からの引出線とフイーダー線など
の導線を取り付けるための端子金具との間に導電
性接着剤付きの金属テープを介在させることによ
り結線処理を簡易化しアンテナ線入り合わせガラ
スに関するものである。
[従来の技術] 外ガラスと内ガラスとの間にアンテナ線を封入
して形成されるアンテナ線入り合わせガラスにお
いては、アンテナ線とこれに一体として続く引出
線に脆弱な金属細線が用いられているため断線し
やすく、引出線自体を比較的離れている端子金具
にまで延伸して直結させる方式は、断線防止の観
点からみて望ましいものとはされていなかつた。
また、端子金具についても、例えば乗用自動車
などのフロントガラス隅部のガラス面への直接、
かつ確実な固着手法の開発などが要請されてい
た。
アンテナ線入り合わせガラスをめぐつてのこれ
らの諸要請に応えるための従来技術としては、端
子金具の取り付け側であるガラス面の所定位置に
銀などの導電性金属粉末をガラスフリツト等と混
合した導電性ペーストをプリントして焼成した導
電性のプリント帯域を予め設けておき、このプリ
ント帯域を利用して上記要請に応えようとしたも
のが既に知られている。すなわち、このようにし
て形成されたプリント帯域の一方端にはアンテナ
線から引出線を、他方端には端子金具をそれぞれ
はんだ付けすることにより、引出線の徒長化を避
けることで断線の可能性を少くすると同時に、端
子金具もガラス面に安定的に固着することが可能
となつた。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来技術による場合
であつても、次のような解決すべき技術的課題が
新たに生じ、あるいは残されていた。
すなわち、 イ アンテナ線の取出し端からプリント帯域に至
るまでには、ガラス端面における少くとも二ケ
所のコーナー部を経なければならず、したがつ
て、引出線は比較的長くなり、かつ接触部も多
くなつてしまい、それだけ引出線が断線する可
能性も高くなること、 ロ プリント帯域への引出線の接続ははんだ付け
によつて行なわれるものであるため、作業の精
緻性が要求されることも相俟つて作業性の点に
難があること、 ハ しかも、そのはんだ付け部分は長期の使用に
伴う腐蝕などの化学的変化、あるいは物理的な
力によつて離脱してしまうおそれがあること、 ニ さらには、アンテナ線からの引出線の徒長化
を回避するのに対応して、プリント帯域は相対
的に長くして形成しなければならないことか
ら、高価な素材である導電性金属粉末としての
銀などの使用量も増大し、コスト的に高くなつ
てしまう可能性があること、 などの課題が指摘されていた。
本考案は、従来技術に対して指摘されていた上
記の問題点を抜本的に解消させ、アンテナ線から
の引出線を必要最小限の長さに止どめて断線する
可能性を極力少くするとともに、引出線のはんだ
付け作業を不要にし、しかもプリント帯域自体も
必要最小限、あるいは不要としたアンテナ線入り
合わせガラスを提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するために、本考案は次
のような構成としている。
すなわち、本考案に係るアンテナ線入り合わせ
ガラスは、アンテナ線からの引出線と内ガラスに
おける室内側のガラス面に設けられる端子金具と
の間に導電性接着剤付きの金属テープを貼着して
介在させることによりアンテナ線と端子金具との
間を電気的に接続したことにその構成上の特徴が
ある。
[作用] したがつて、本考案によればアンテナ線からの
引出線を挟み込んだ導電性接着剤付きの金属テー
プをガラス面に貼着することで、引出線を金属テ
ープに確実に接続することができる。そして、端
子金具は固着されたプリント帯域が予めガラス面
に形成されている場合には、このプリント帯域に
接触するようにして前記金属テープを貼着し、ガ
ラス面にプリント帯域が形成されていない場合に
は、ガラス面に貼着した金属テープ自体に端子金
具を直接固着することで、アンテナ線と端子金具
との間に電気的に接続させることができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
合わせガラス1は、シート状の接着層を形成す
る合わせ中間膜4を介在させた外ガラス2と内ガ
ラス3とにより形成される。合わせ中間膜4は、
ポリビニールブチラール膜やウレタン膜など適宜
のプラスチツク素材を用いて形成されるものであ
り、アンテナ線5は、この合わせ中間膜4の外側
面、あるいは内側面のいずれか一方の面を利用し
て所要のパターンで配設され、合わせガラス1の
取出し端7からこのアンテナ線5からの引出線6
が取り出されている。この際、取出し端7におけ
る引出線6が内ガラス3端面のコーナー部に直接
接触しないようにすることで引出線6の断線防止
を図る観点からは、合わせ中間膜4の外側面上、
すなわち、外ガラス2との合わせ面側にアンテナ
線5を配設するのが好ましく、このようにすれば
合わせ中間膜4をクツシヨン材として利用するこ
とができる。アンテナ線5とこれに一体となつて
続く引出線6は、銅線、タングステン線、あるい
はニクロム線など、適宜の導電性金属細線を用い
て形成されるものである。
図において、8は乗用自動車などの車両にあつ
てフロントガラスやリアガラス、あるいはサイド
ガラスとして使用される合わせガラス1の内ガラ
ス3の室内側ガラス面に予め設けられている場合
におけるプリント帯域を示す。このプリント帯域
8は、例えば銀などのような導電性の金属粉末と
低融点ガラスフリツトとビヒクルとその他の所望
の成分とを混合して懸濁させた導電ペーストをガ
ラス面にプリントして焼成し、必要に応じてメツ
キ加工を施すなどして形成されるものである。
プリント帯域8の所定位置には、フイーダー線
やリード線など導線12を取り付けるための端子
金具9がはんだ付けされて一体的に固着されてい
る。
アンテナ線5からの引出線6の端子金具9への
電気的接続は、導電性接着剤付きの金属テープ1
0を介在させることにより行なう。すなわち、引
出線6からのプリント帯域8に至る所要長さの前
記金属テープ10を、引出線6は金属テープ10
とガラス端面との間に挟み込ませ、金属テープ1
0の一端はプリント帯域8に接触するようにそれ
ぞれ配置することにより合わせガラス1の所定位
置に貼着することにより行なう。この際、合わせ
ガラス1に貼着した金属テープ10の剥離要因を
できるだけ少くするため、第1図のように合わせ
ガラス1の外側面端部から取り出し端7のある端
を経て内側面端部に至るまでの一体的に貼着する
のが好ましい。
また、図示は省略したが、ガラス面にプリント
帯域8が設けられていない合わせガラス1の場合
には、前記金属テープ10のみによつてプリント
帯域8と同様の機能を果たさせることもできる。
すなわち、端子金具9を固着すべき所定の位置ま
で金属テープ10をガラス面に沿わせて貼着し、
この金属テープ10自体に端子金具9を直接はん
だ付けすることによより、プリント帯域8を不要
とすることもできるものである。
なお、合わせガラス1に貼着された前記金属テ
ープ10が無関係な他の導電性部材に接触するの
を防止し、さらには金属テープ10自体を保護す
る意味からも、適宜の絶縁性素材を用いて形成さ
れた絶縁カバー11により貼着された金属テープ
10を全面的に被覆しておくことが好ましい。
本考案は以上のようにして構成されているの
で、アンテナ線5からの引出線6と端子金具9と
の間の電気的接続は、単に金属テープ10を貼着
して介在させることにより何らのはんだ付け作業
も要しないで達成することができる。また、この
金属テープ10の貼着も導電性接剤を介して行な
われるので、引出線6と金属テープ10、プリン
ト帯域8を設けてあるときは金属テープ10とプ
リント帯域8との間の電気的接続をそれぞれ極め
て容易に行なうことができる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、アンテナ線
からの引出線は、金属テープに十分に接触し得る
必隣最小限度の長さにまで短縮化することができ
るので、取扱いの難しい金属線であつてもその断
線の可能性を極力排除することができる。しか
も、引出線と金属テープとの接続は、はんだ付け
のような精緻な加工を行なわずに達成することが
でき、その作業性を著しく向上することができ
る。さらには、金属テープを介在させることによ
り、プリント帯域の相対的な縮小、ないしはその
省略を図ることができ、コスト低下に寄与するな
どの実用的効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は部分拡大縦側断面図、第2図は部分拡大正
面図である。 1……合わせガラス、2……外ガラス、3……
内ガラス、4……合わせ中間膜、5……アンテナ
線、6……引出線、7……取出し端、8……プリ
ント帯域、9……端子金具、10……金属テー
プ、11……絶縁カバー、12……導線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンテナ線を外ガラスと内ガラスとの間に封入
    してなるアンテナ線入り合わせガラスにおいて、
    アンテナ線からの引出線と内ガラスにおける室内
    側のガラス面に設けられる端子金具との間に導電
    性接着剤付きの金属テープを貼着して介在させる
    ことによりアンテナ線と端子金具との間を電気的
    に接続したことを特徴とするアンテナ線入り合わ
    せガラス。
JP3888885U 1985-03-20 1985-03-20 Expired JPH0346567Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3888885U JPH0346567Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3888885U JPH0346567Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61156307U JPS61156307U (ja) 1986-09-27
JPH0346567Y2 true JPH0346567Y2 (ja) 1991-10-02

Family

ID=30546313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3888885U Expired JPH0346567Y2 (ja) 1985-03-20 1985-03-20

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