JPH0346537Y2 - - Google Patents

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JPH0346537Y2
JPH0346537Y2 JP16689285U JP16689285U JPH0346537Y2 JP H0346537 Y2 JPH0346537 Y2 JP H0346537Y2 JP 16689285 U JP16689285 U JP 16689285U JP 16689285 U JP16689285 U JP 16689285U JP H0346537 Y2 JPH0346537 Y2 JP H0346537Y2
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JP
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wall
hanging
base
casing
symmetrical positions
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JP16689285U
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JPS6274368U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば電子機器用筐体として好適の
ベース及びカバーより成るモールド筐体に関する
ものである。
〔従来の技術〕
第6図はこの種の従来例を示すもので、同図A
は外観を示す斜視図、同図Bは背面図である。こ
れらの図において、10はベース、20はカバ
ー、30は壁掛用取付穴、40は筐体に収納され
た回路基板を示す。壁掛用取付穴30は、筐体を
図の上下方向にのみ取付けるに適した形状をして
いる。このように、従来の壁掛用筐体は、ほかの
構造のものでも、上下どちらかの方向にしか取付
けられないようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 従来のように上下どちらかの方向にしか取付け
ることができないと、筐体のデザインに制約を受
けるばかりでなく、配線工事にも制約を受けて不
便である。また、第6図のものでは、ベース10
の裏面に脚を付けると壁掛用として使用しにくく
なる。
したがつて、本考案は、上下どちらの方向にも
壁掛ができると共に卓上用にも使用できるモール
ド筐体を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、ベースの裏面の上下左右対称の位置
に同一寸法の壁掛用凹部を形成し、その凹部内の
上下左右対称の位置に、それぞれ上下に貫通する
孔を有する同一寸法の壁掛用突起を形成すること
により、上記の問題点を解決した。
〔作用〕
壁掛用突起に対応する位置にハンガーを有する
壁掛金具を使用すれば、同一の壁掛金具に対し、
筐体を上下どちらの方向にしてもハンガーを壁掛
用突起の貫通孔に挿入することができる。
壁掛用突起はベース裏面より余り突出しないの
で、ベース裏面に脚を付けることができる。
〔実施例〕 第1図は本考案に用いるベースの一例を裏から
見た斜視図で、第2図は第1図のX−X線に沿う
断面図である。これらの図において、1はベー
ス、3は壁掛部、4は脚であり、壁掛部3及び脚
4は、ベース1の裏面の上下左右対称の位置例え
ば4隅にそれぞれ4個設けられる。壁掛部3は、
ベース1の面より僅かに引込んだ4角形の壁掛用
凹部31の中に陸橋状に盛り上がつた壁掛用突起
2が形成され、この壁掛用突起32が貫通孔33
を有する構造になつている。ただし、壁掛用凹部
1の壁掛用突起32に対向する部分は欠落して開
口34となつている。また、壁掛用突起32は、壁
掛用凹部31の中で上下左右対称となる位置すな
わち中央部に形成され、4個とも同一寸法に作ら
れる。すなわち、図においてA=C,B=Dであ
る。上述のような構造の壁掛部3は、モールド成
形により容易に形成することができる。
第3図は本考案に用いうる壁掛金具の例を示す
もので、同図Aは斜視図、同図BはそのY−Y線
に沿う断面図である。これらの図において、5は
壁掛金具を全体として示し、6は上述の壁掛用突
起32と対応する位置に形成され貫通孔33に挿入
されるハンガー、7は壁取付用穴である。ハンガ
ー6は、例えば図示のように切起こしによつて形
成しうる。壁掛金具5は、予めネジ等で壁に取付
けられ、筐体のベース1をこれに掛けて固定する
ためのものである。
第4図は、ベース1を壁掛金具5に掛けた状態
を示す断面図である。この図から分かるように、
ハンガー6の厚さと横幅は、貫通孔33の高さと
横幅にそれぞれ等しいか又は僅かに小とする必要
がある。また、ハンガー6の水平方向の高さF
(第3図)は、脚4の高さE(第2図)よりやや大
きくして脚4と壁面8との間に僅かの隙間xが生
じるようにする。更に、壁掛用突起32は壁掛用
凹部31の中に形成するので、壁掛用突起32をベ
ース1の面よりさほど突出させることなく(第4
図では、壁掛用突起の厚さだけ突出させている。)
脚4の高さEより低くすることができる。そし
て、ハンガー6の垂直方向の長さG(第3図)は、
壁掛用突起32の上下の空いている部分に入れら
れるように、その垂直方向の長さすなわち第2図
における(B−A)/2より僅かに小とする。
上述のような寸法とすることにより、モールド
筐体を壁掛金具5に掛けて固定することがてき
る。ベース1の裏面に形成された壁掛部3のう
ち、凹部31は同一寸法で上下左右対称の位置に
形成され、壁掛用突起32は凹部31の中で上下左
右対称の位置に同一寸法で形成され、貫通孔33
は上下方向に貫通しているので、モールド筐体を
上下逆にしても壁掛金具5に掛けることができ
る。第5図は、その使用状況を示す斜視図であ
る。同図Aは上方より伸びるケーブルに接続し易
いように筐体を壁に取付けた状態、同図Bは下方
より伸びるケーブルに接続し易いように筐体を逆
にして取付けた状態を示す。なお、これらの図に
おいて、1はベース、2はカバー、9はケーブル
である。
なお、上述の実施例では、壁掛部3の凹部31
を4角形状としたが、必ずしもこれに限定する必
要はない。また、用途により、脚を省略すること
もできる。その他、本考案は、上述の実施例に限
らず、実用新案登録請求の範囲内において種々の
変形・変更をしうるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、本考案によれば、壁に固
定した共通の壁掛金具に対しモールド筐体を上下
どちらの方向にも掛けて固定することができるの
で、筐体のデザインが自由にできると共に配線工
事の際も極めて便利である。また、ベースの裏面
に大きく突出するものはないので、脚を付けるこ
とにより、壁掛及び卓上両用の筐体を得ることが
できる。したがつて、本考案は、設計や配線の多
様化に対する要求を満足しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に用いるベースの例を裏から見
た斜視図、第2図は第1図X−X線に沿う断面
図、第3図は本考案に用いうる壁掛金具の例を示
す図、第4図はベースを壁掛金具に掛けた状態を
示す断面図、第5図は本考案の使用状況を示す斜
視図、第6図は従来例を示す図である。 1……ベース、2……カバー、31……壁掛用
凹部、32……壁掛用突起、33……貫通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベース及びカバーより成るモールド筐体におい
    て、該ベースの裏面の上下左右対称の位置に同一
    寸法の壁掛用凹部を形成し、該凹部内の上下左右
    対称の位置に、それぞれ上下に貫通する孔を有す
    る同一寸法の壁掛用突起を形成したことを特徴と
    するモールド筐体。
JP16689285U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0346537Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16689285U JPH0346537Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16689285U JPH0346537Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6274368U JPS6274368U (ja) 1987-05-13
JPH0346537Y2 true JPH0346537Y2 (ja) 1991-10-01

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ID=31098303

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JP16689285U Expired JPH0346537Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JPS6274368U (ja) 1987-05-13

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