JPH0346418B2 - - Google Patents
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- JPH0346418B2 JPH0346418B2 JP59050336A JP5033684A JPH0346418B2 JP H0346418 B2 JPH0346418 B2 JP H0346418B2 JP 59050336 A JP59050336 A JP 59050336A JP 5033684 A JP5033684 A JP 5033684A JP H0346418 B2 JPH0346418 B2 JP H0346418B2
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- Japan
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- mortar
- cement
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- carbon atoms
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
〔本発明の利用分野〕
本発明は、作業性が良好で、ひびわれがほとん
ど発生しない左官モルタルに関する。 〔従来技術とその欠点〕 従来、左官モルタルは種々の成分を配合したも
のが知られている。例えば、シリカ質物質を配合
して強度発現を改良しようとするもの、セメント
膨張材を配合してひびわれ発生を少くするもの、
水溶性高分子物質を添加して作業性を改善したも
の等があるが、いずれも一長一短があつてまだひ
びわれ防止等の物性を十分満足できるものではな
い。一方、最近、有機系のセメント収縮低減剤が
開発されたことによつて(例えば特公昭59−3430
号公報、特開昭59−21557号公報)、その一用途と
して、左官モルタルへの適用が検討されている。
しかし、そのような有機化合物を単に配合したモ
ルタルは、可塑性(コテ塗り)が悪く、かつ、ひ
びわれ防止も十分に改善しないという欠点があ
る。 〔本発明の目的〕 本発明者は、有機系セメント収縮低減剤の用途
開発を行うため、左官モルタルに使用した場合の
前記欠点を解決するために種々検討した結果、セ
メント膨張材と空気連行性界面活性剤とをさらに
配合し、モルタルの空気量を5〜15%に調節する
と、驚くべき作業性とひびわれ防止性の改善効果
が得られることを見い出し、本発明を完成するに
到つたものである。 〔本発明の構成〕 すなわち、本発明は、空気連行性界面活性剤、
セメント膨張材及び下記一般式〔〕及び〔〕
から選ばれた少くとも1種の有機化合物を配合し
てなり、5〜15%の空気量を含ませたことを特徴
とする左官モルタルである。 一般式 R1―〔―〔Xa、(C2H4O)b〕−H〕o ……〔〕 (式中、R1はn個の活性水素をもつ化合物の残
基、Xは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、
n×a=1〜10n、n×b=1〜10n、n=2〜
8であり、ランダム付加物でもブロツク付加物で
もよい) R2O(AO)nH ……〔〕 (式中、R2は炭素数1〜7のアルキル基又は炭
素数5〜6のシクロアルキル基、Aは炭素数2〜
3の1種又は2種のアルキレン基、mは1〜10の
数である) 以下、さらに詳しく本発明について説明する。 まず、本発明で使用される有機化合物は主とし
て左官モルタルの収縮低減剤として機能する。一
般式〔〕で示される有機化合物は特開昭59−
21557号公報に記載されている。このものは2〜
8個の活性水素を有する化合物にエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシド及び/又はブチレンオキ
シドとをランダム状又はブロツク状に付加させる
ことにより容易に得ることができる。 2〜8個の活性水素を有する化合物としてはエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、ヘキシレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、1,3,5
ペンタントリオール、ソルビトール、ソルビタ
ン、マンノース、キシロース、グルコース、フラ
クトース、シユークロース、トレハロース等の多
価アルコール類、アンモニア、エチレンジアミ
ン、メチルアミン、エチルアミン等のアミン類な
どをあげることができる。 Xで示されるオキシアルキレン基について、炭
素数を3〜4に限定した理由は、炭素数が5以上
のものを用いると、セメント混練水に溶けにくく
なり、又、左官モルタルに1mm以上の粗大な気泡
が多く混入し、強度低下の原因となるためであ
る。又、エチレンオキシドは活性水素をもつ化合
物に1モル以上、活性水素の10倍モル以下に付加
させる必要があり、炭素数3〜4のアルキレンオ
キシドも同様である。a及びbがこの範囲をはず
れる場合はモルタル練り混ぜ時に粗大混入気泡が
多くなり、強度が低下し、しかも乾燥収縮防止効
果が小さい。 活性水素を有する化合物としてエチレングリコ
ールを用いれば、 HO〔−(C2H4O)b1、Xa1〕−CH2・CH2O〔
−Xa2、(C2H4O)b2〕−H なる化合物が得られる。ここでa1+a2=1〜20、
b1+b2=1〜20であり、a1あるいはa2の一方が0
の場合も含まれる。3個以上の活性水素を有する
化合物、例えばグリセリンを用いれば次式に示す
化合物が得られる。 ここで、a1+a2+a3=1〜30、b1+b2+b3=1
〜30であり、a1、a2、a3のうち1個あるいは2個
が0、b1、b2、b3のうち1個あるいは2個が0の
場合も含まれる。また、ペンタエリスリトールを
用いれば次式に示す化合物が得られる。 ここで、a1+a2+a3+a4=1〜40、b1+b2+b3
+b4=1〜40であり、a1〜a4のうち1〜3個が
0、b1〜b4のうち1〜3個が0の場合も含まれ
る。 次に一般式〔〕で示される有機化合物につい
て説明する。この有機化合物は例えば特公昭59−
3430号公報に記載されている。このものは、炭素
数7以下のアルコールにエチレンオキシド及び/
又はプロピレンオキシドなでのアルキレンオキシ
ドを付加させることにより容易に得ることができ
る。 R2の例としては、メチル基、エチル基、ノル
マルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチ
ル基、イソブチル基、ノルマルペンチル基、イソ
ペンチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、ノルマルヘキシル基、イソヘキシル基、ノル
マルヘプチル基、及びイソヘプチル基があげられ
る。これらの基のセメント収縮低減効果を考慮す
ると炭素数1〜5のアルキル基又はシクロヘキシ
ル基、とくにブチル基が好ましい。炭素数8以上
のアルキル基の場合は水への溶解性が低下した
り、収縮低減効果が低下したり、さらには十分に
水溶性となる程度まで多くのアルキレンオキシド
を付加させた場合には、左官モルタルにとつて望
ましくない粗大な気泡が多く混入し強度低下した
りする。 Aは炭素数2〜3のアルキレン基であり、エチ
レン基及び/又はプロピレン基があげられる。ま
たm(アルキレンオキシドの付加モル数)は1〜
10である。mが1未満の場合には、セメントに混
和した場合、収縮低減効果が小さく、またアルコ
ールの揮発性が著しくなつて使用できない。mが
10より多い場合には、収縮低減効果が小さく、か
つ、粗大な気泡が多く混入しやすくなる。 一般式〔〕で示される有機化合物としては、
たとえばCH3O(−C2H4O)−3H、 CH3O(−C3H6O)−1H、 C2H5O(−C2H4O)−1H、 CHO(−C3H6O)−1H、 C2H5(−C2H4O)−4(−C3H6O)−4H、 n−C3H7O(−C2H4O)−5H、 i−C3H7O(−C3H6O)−1H、 i−C3H7O(−C2H4O)−5(−C3H6O)−1H、 n−C4H9O(−C2H4O)−3H、 i−C4H9O(−C3H6O)−H、 n−C4H9O(−C2H4O)−2(−C3H6O)−8H、 n−C5H11O(−C2H4O)−2H、 i−C5H11O(−C2H4O)−4(−C3H6O)−2H、 i−C6H13O(−C2H4O)−4H、 n−C7H15O(−C2H4O)−3(−C3H6O)−5H、 i−C7H15O(−C2H4O)−5H、 n−C6H13O(−C2H4O)−5Hなどがあげられる。 以上の一般式〔〕及び〔〕から選ばれた少
くとも1種の有機化合物の使用量は、左官モルタ
ルのセメント分に対し0.05〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%である。0.05重量%よりも少量で
は収縮低減効果が小さく、また、10重量%よりも
多量であると粗大な気泡が多く混入して好ましく
はない。 次に、本発明で使用される空気連行性界面活性
剤は、500ミクロン以下の微細な空気を安定に混
入させるために必要なものである。その例として
は、樹脂酸ソーダ塩、アルキルポリオキシエチレ
ンエーテル類、アルキルフエノールポリオキシエ
チレンエーテル類、樹脂酸と樹脂のポリオキシエ
チレンエステルなどは勿論使用できるが、最も好
ましいのは、高級アルコールエーテル硫酸エステ
ルソーダ塩である。使用量は、モルタルに含ませ
る空気混入量によつて選択される。通常、モルタ
ルのセメント分に対し0.001〜0.030重量%が使用
される。本発明において、モルタルに含ませる空
気混入量は、モルタル練り上り直後のモルタルの
単位用積重量を測定し、空気量0の理論容積重量
に対する空気量で管理した場合の空気量を5〜15
%とすることが必要である。その空気量が5%未
満では左官モルタルの作業性は悪く、また、15%
をこえると壁への付着が困難となる。 セメント膨張材は、前記有機化合物を添加した
左官モルタルのひびわれ防止効果を助長させるた
めに使用するものである。セメント膨張材も前記
有機化合物も共にモルタルのひびわれ防止作用を
有するが、それぞれを個々に添加しただけでは十
分な効果は得られない。しかし、両者を併用する
ことによつて、驚くべきひびわれ防止効果が得ら
れるものである。セメント膨張材としては、カル
シウムサルホアルミネート系、カルシウムアルミ
ネートと石膏の混合物系、石灰系等いずれも使用
できる。使用量は、モルタルのセメント分に対し
1〜11重量%が好ましい。セメント膨張材を添加
したセメントを用いるかわりに、あらかじめそれ
らの膨張成分をセメントの焼成時に混入させた膨
張セメントを用いても同様な効果が得られる。 以上の有機化合物、空気連行性界面活性剤及び
セメント膨張材は、あらかじめセメントや骨材等
の左官モルタル成分に混合しておいてもよく、ま
た、モルタルの混練時に添加してもよい。モルタ
ルの配合の一例を示せば次の通りである。各種の
ポルトランドセメント100重量部に5mm下の砂150
〜450重量部を配合し、JIS R5201のフロー試験
において150〜280mmのフロー値を有するように水
を加える。セメントの一部を炭酸カルシウム、粘
土等に置きかえることもできる。 〔本発明の実施例〕 以下、実施例をあげてさらに具体的に説明す
る。 実施例 表に示すモルタル配合にて、各種モルタルを練
り混ぜて単位容積重量を測定し、モルタル含有空
気量を求めた。また、コンクリート壁に厚さ1cm
のモルタルをコテ塗りした際、コテ塗り状態と、
その後、材令28日まで室内放置した際のひびわれ
発生状態を観察した。その結果を表に示す。 なお、空気連行性界面活性剤を添加したモルタ
ルに含まれた空気サイズは、すべて500ミクロン
以下であつた。 <使用材料> (1) セメント:普通ポルトランドセメント (2) 砂:相模川産5mm下 (3) セメント膨張材: カルシウムサルホアルミネート系商品名「デ
ンカCSA#20」(電気化学工業(株)製) 石灰系「小野田エクスパン」(小野田セメン
ト(株)製) (4) 有機化合物: (A) HO〔−(C3H6O)7、(C2H4O)3〕−H (B) CH3O(−C2H4O)3H (C) HO〔−(C4H8O)2、(C2H4O)10〕−H (D) C2H5(−C2H4O)−4(−C3H6O)4H (5) 空気連行性界面活性剤: 高級アルコールエーテル硫酸ソーダ塩ポリオ
キシエチレンノニルフエノールエーテル
ど発生しない左官モルタルに関する。 〔従来技術とその欠点〕 従来、左官モルタルは種々の成分を配合したも
のが知られている。例えば、シリカ質物質を配合
して強度発現を改良しようとするもの、セメント
膨張材を配合してひびわれ発生を少くするもの、
水溶性高分子物質を添加して作業性を改善したも
の等があるが、いずれも一長一短があつてまだひ
びわれ防止等の物性を十分満足できるものではな
い。一方、最近、有機系のセメント収縮低減剤が
開発されたことによつて(例えば特公昭59−3430
号公報、特開昭59−21557号公報)、その一用途と
して、左官モルタルへの適用が検討されている。
しかし、そのような有機化合物を単に配合したモ
ルタルは、可塑性(コテ塗り)が悪く、かつ、ひ
びわれ防止も十分に改善しないという欠点があ
る。 〔本発明の目的〕 本発明者は、有機系セメント収縮低減剤の用途
開発を行うため、左官モルタルに使用した場合の
前記欠点を解決するために種々検討した結果、セ
メント膨張材と空気連行性界面活性剤とをさらに
配合し、モルタルの空気量を5〜15%に調節する
と、驚くべき作業性とひびわれ防止性の改善効果
が得られることを見い出し、本発明を完成するに
到つたものである。 〔本発明の構成〕 すなわち、本発明は、空気連行性界面活性剤、
セメント膨張材及び下記一般式〔〕及び〔〕
から選ばれた少くとも1種の有機化合物を配合し
てなり、5〜15%の空気量を含ませたことを特徴
とする左官モルタルである。 一般式 R1―〔―〔Xa、(C2H4O)b〕−H〕o ……〔〕 (式中、R1はn個の活性水素をもつ化合物の残
基、Xは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、
n×a=1〜10n、n×b=1〜10n、n=2〜
8であり、ランダム付加物でもブロツク付加物で
もよい) R2O(AO)nH ……〔〕 (式中、R2は炭素数1〜7のアルキル基又は炭
素数5〜6のシクロアルキル基、Aは炭素数2〜
3の1種又は2種のアルキレン基、mは1〜10の
数である) 以下、さらに詳しく本発明について説明する。 まず、本発明で使用される有機化合物は主とし
て左官モルタルの収縮低減剤として機能する。一
般式〔〕で示される有機化合物は特開昭59−
21557号公報に記載されている。このものは2〜
8個の活性水素を有する化合物にエチレンオキシ
ドとプロピレンオキシド及び/又はブチレンオキ
シドとをランダム状又はブロツク状に付加させる
ことにより容易に得ることができる。 2〜8個の活性水素を有する化合物としてはエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、ヘキシレングリコール、グ
リセリン、トリメチロールプロパン、1,3,5
ペンタントリオール、ソルビトール、ソルビタ
ン、マンノース、キシロース、グルコース、フラ
クトース、シユークロース、トレハロース等の多
価アルコール類、アンモニア、エチレンジアミ
ン、メチルアミン、エチルアミン等のアミン類な
どをあげることができる。 Xで示されるオキシアルキレン基について、炭
素数を3〜4に限定した理由は、炭素数が5以上
のものを用いると、セメント混練水に溶けにくく
なり、又、左官モルタルに1mm以上の粗大な気泡
が多く混入し、強度低下の原因となるためであ
る。又、エチレンオキシドは活性水素をもつ化合
物に1モル以上、活性水素の10倍モル以下に付加
させる必要があり、炭素数3〜4のアルキレンオ
キシドも同様である。a及びbがこの範囲をはず
れる場合はモルタル練り混ぜ時に粗大混入気泡が
多くなり、強度が低下し、しかも乾燥収縮防止効
果が小さい。 活性水素を有する化合物としてエチレングリコ
ールを用いれば、 HO〔−(C2H4O)b1、Xa1〕−CH2・CH2O〔
−Xa2、(C2H4O)b2〕−H なる化合物が得られる。ここでa1+a2=1〜20、
b1+b2=1〜20であり、a1あるいはa2の一方が0
の場合も含まれる。3個以上の活性水素を有する
化合物、例えばグリセリンを用いれば次式に示す
化合物が得られる。 ここで、a1+a2+a3=1〜30、b1+b2+b3=1
〜30であり、a1、a2、a3のうち1個あるいは2個
が0、b1、b2、b3のうち1個あるいは2個が0の
場合も含まれる。また、ペンタエリスリトールを
用いれば次式に示す化合物が得られる。 ここで、a1+a2+a3+a4=1〜40、b1+b2+b3
+b4=1〜40であり、a1〜a4のうち1〜3個が
0、b1〜b4のうち1〜3個が0の場合も含まれ
る。 次に一般式〔〕で示される有機化合物につい
て説明する。この有機化合物は例えば特公昭59−
3430号公報に記載されている。このものは、炭素
数7以下のアルコールにエチレンオキシド及び/
又はプロピレンオキシドなでのアルキレンオキシ
ドを付加させることにより容易に得ることができ
る。 R2の例としては、メチル基、エチル基、ノル
マルプロピル基、イソプロピル基、ノルマルブチ
ル基、イソブチル基、ノルマルペンチル基、イソ
ペンチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基、ノルマルヘキシル基、イソヘキシル基、ノル
マルヘプチル基、及びイソヘプチル基があげられ
る。これらの基のセメント収縮低減効果を考慮す
ると炭素数1〜5のアルキル基又はシクロヘキシ
ル基、とくにブチル基が好ましい。炭素数8以上
のアルキル基の場合は水への溶解性が低下した
り、収縮低減効果が低下したり、さらには十分に
水溶性となる程度まで多くのアルキレンオキシド
を付加させた場合には、左官モルタルにとつて望
ましくない粗大な気泡が多く混入し強度低下した
りする。 Aは炭素数2〜3のアルキレン基であり、エチ
レン基及び/又はプロピレン基があげられる。ま
たm(アルキレンオキシドの付加モル数)は1〜
10である。mが1未満の場合には、セメントに混
和した場合、収縮低減効果が小さく、またアルコ
ールの揮発性が著しくなつて使用できない。mが
10より多い場合には、収縮低減効果が小さく、か
つ、粗大な気泡が多く混入しやすくなる。 一般式〔〕で示される有機化合物としては、
たとえばCH3O(−C2H4O)−3H、 CH3O(−C3H6O)−1H、 C2H5O(−C2H4O)−1H、 CHO(−C3H6O)−1H、 C2H5(−C2H4O)−4(−C3H6O)−4H、 n−C3H7O(−C2H4O)−5H、 i−C3H7O(−C3H6O)−1H、 i−C3H7O(−C2H4O)−5(−C3H6O)−1H、 n−C4H9O(−C2H4O)−3H、 i−C4H9O(−C3H6O)−H、 n−C4H9O(−C2H4O)−2(−C3H6O)−8H、 n−C5H11O(−C2H4O)−2H、 i−C5H11O(−C2H4O)−4(−C3H6O)−2H、 i−C6H13O(−C2H4O)−4H、 n−C7H15O(−C2H4O)−3(−C3H6O)−5H、 i−C7H15O(−C2H4O)−5H、 n−C6H13O(−C2H4O)−5Hなどがあげられる。 以上の一般式〔〕及び〔〕から選ばれた少
くとも1種の有機化合物の使用量は、左官モルタ
ルのセメント分に対し0.05〜10重量%、好ましく
は1〜5重量%である。0.05重量%よりも少量で
は収縮低減効果が小さく、また、10重量%よりも
多量であると粗大な気泡が多く混入して好ましく
はない。 次に、本発明で使用される空気連行性界面活性
剤は、500ミクロン以下の微細な空気を安定に混
入させるために必要なものである。その例として
は、樹脂酸ソーダ塩、アルキルポリオキシエチレ
ンエーテル類、アルキルフエノールポリオキシエ
チレンエーテル類、樹脂酸と樹脂のポリオキシエ
チレンエステルなどは勿論使用できるが、最も好
ましいのは、高級アルコールエーテル硫酸エステ
ルソーダ塩である。使用量は、モルタルに含ませ
る空気混入量によつて選択される。通常、モルタ
ルのセメント分に対し0.001〜0.030重量%が使用
される。本発明において、モルタルに含ませる空
気混入量は、モルタル練り上り直後のモルタルの
単位用積重量を測定し、空気量0の理論容積重量
に対する空気量で管理した場合の空気量を5〜15
%とすることが必要である。その空気量が5%未
満では左官モルタルの作業性は悪く、また、15%
をこえると壁への付着が困難となる。 セメント膨張材は、前記有機化合物を添加した
左官モルタルのひびわれ防止効果を助長させるた
めに使用するものである。セメント膨張材も前記
有機化合物も共にモルタルのひびわれ防止作用を
有するが、それぞれを個々に添加しただけでは十
分な効果は得られない。しかし、両者を併用する
ことによつて、驚くべきひびわれ防止効果が得ら
れるものである。セメント膨張材としては、カル
シウムサルホアルミネート系、カルシウムアルミ
ネートと石膏の混合物系、石灰系等いずれも使用
できる。使用量は、モルタルのセメント分に対し
1〜11重量%が好ましい。セメント膨張材を添加
したセメントを用いるかわりに、あらかじめそれ
らの膨張成分をセメントの焼成時に混入させた膨
張セメントを用いても同様な効果が得られる。 以上の有機化合物、空気連行性界面活性剤及び
セメント膨張材は、あらかじめセメントや骨材等
の左官モルタル成分に混合しておいてもよく、ま
た、モルタルの混練時に添加してもよい。モルタ
ルの配合の一例を示せば次の通りである。各種の
ポルトランドセメント100重量部に5mm下の砂150
〜450重量部を配合し、JIS R5201のフロー試験
において150〜280mmのフロー値を有するように水
を加える。セメントの一部を炭酸カルシウム、粘
土等に置きかえることもできる。 〔本発明の実施例〕 以下、実施例をあげてさらに具体的に説明す
る。 実施例 表に示すモルタル配合にて、各種モルタルを練
り混ぜて単位容積重量を測定し、モルタル含有空
気量を求めた。また、コンクリート壁に厚さ1cm
のモルタルをコテ塗りした際、コテ塗り状態と、
その後、材令28日まで室内放置した際のひびわれ
発生状態を観察した。その結果を表に示す。 なお、空気連行性界面活性剤を添加したモルタ
ルに含まれた空気サイズは、すべて500ミクロン
以下であつた。 <使用材料> (1) セメント:普通ポルトランドセメント (2) 砂:相模川産5mm下 (3) セメント膨張材: カルシウムサルホアルミネート系商品名「デ
ンカCSA#20」(電気化学工業(株)製) 石灰系「小野田エクスパン」(小野田セメン
ト(株)製) (4) 有機化合物: (A) HO〔−(C3H6O)7、(C2H4O)3〕−H (B) CH3O(−C2H4O)3H (C) HO〔−(C4H8O)2、(C2H4O)10〕−H (D) C2H5(−C2H4O)−4(−C3H6O)4H (5) 空気連行性界面活性剤: 高級アルコールエーテル硫酸ソーダ塩ポリオ
キシエチレンノニルフエノールエーテル
【表】
本発明の左官モルタルによれば、コテ塗り作業
性がきわめて良好で、かつ、ひびわれもほとんど
発生しない左官工事を行うことができる。また、
モルタルに含ませた空気はすべて500ミクロン以
下の微細なものであるので、耐凍結融解性も改善
できる。
性がきわめて良好で、かつ、ひびわれもほとんど
発生しない左官工事を行うことができる。また、
モルタルに含ませた空気はすべて500ミクロン以
下の微細なものであるので、耐凍結融解性も改善
できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空気連行性界面活性剤、セメント膨張材及び
下記一般式〔〕及び〔〕から選ばれた少くと
も1種の有機化合物を配合してなり、5〜15%の
空気量を含ませたことを特徴とする左官モルタ
ル。 一般式 R1―〔―〔Xa、(C2H4O)b〕−H〕o ……〔〕 (式中、R1はn個の活性水素をもつ化合物の残
基、Xは炭素数3〜4のオキシアルキレン基で、
n×a=1〜10n、n×b=1〜10n、n=2〜
8であり、ランダム付加物でもブロツク付加物で
もよい) R2O(AO)nH ……〔〕 (式中、R2は炭素数1〜7のアルキル基又は炭
素数5〜6のシクロアルキル基、Aは炭素数2〜
3の1種又は2種のアルキレン基、mは1〜10の
数である)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59050336A JPS60195048A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 左官モルタル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59050336A JPS60195048A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 左官モルタル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60195048A JPS60195048A (ja) | 1985-10-03 |
| JPH0346418B2 true JPH0346418B2 (ja) | 1991-07-16 |
Family
ID=12856071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59050336A Granted JPS60195048A (ja) | 1984-03-16 | 1984-03-16 | 左官モルタル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60195048A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6451353A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-27 | Toho Chem Ind Co Ltd | Admixture for concrete |
| JP7103648B2 (ja) * | 2019-03-12 | 2022-07-20 | 竹本油脂株式会社 | 収縮低減剤及び水硬性組成物 |
-
1984
- 1984-03-16 JP JP59050336A patent/JPS60195048A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60195048A (ja) | 1985-10-03 |
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