JPH0346072Y2 - - Google Patents

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JPH0346072Y2
JPH0346072Y2 JP661788U JP661788U JPH0346072Y2 JP H0346072 Y2 JPH0346072 Y2 JP H0346072Y2 JP 661788 U JP661788 U JP 661788U JP 661788 U JP661788 U JP 661788U JP H0346072 Y2 JPH0346072 Y2 JP H0346072Y2
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snow
heating element
electric heating
catcher
pit
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  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本案は、自然浸透方式の融雪装置に関するもの
である。
多雪地帯に属する地域では、冬期間の除雪・排
雪に大きな労力を費やしている。
特に、雪の廃棄場所に困窮する住宅街・商店街
などでは、簡易に除雪・排雪の可能なシステムの
開発が待望されている。
本考案は、設置に場所をとらず簡易な除排雪が
可能であり、雪の捨て場に困るような住宅街・商
店街の人々にとつて、非常に有益な装置である。
[従来の技術] 従来、この種のものにあつては、下記のような
ものになつている。
従来の装置は、発熱線を躯体中に埋め込んだ底
部密閉型のコンクリート桝を成形加工し、その桝
を地中に埋設し、内部を水で満たし、水を発熱線
への通電により加温し、投入された雪を融解する
方式である。
内部の水は、サーモスタツトにより一定の温度
レベルに常に制御されている。
融解水は桝の上部に設けられた排水口より、排
出桝あるいは下水溝へと排出される。
[考案が解決しようとする課題] 従来の技術で述べたものにあつては、下記のよ
うな問題点を有していた。
1設備費が高価である。
a 発熱線をあらかじめ、コンクリート躯体中に
一体成形加工するため、加工費が高い。
b 躯体を埋設するに際し、掘削部分の土壁の崩
壊を防ぐために躯体体積より広い範囲の掘削が
必要である。
掘削量が多く、人力では時間がかかるため機械
力によつて行う。
従つて、加工費が高い。
c 融解水を排出するための、排水管・排水桝等
の付帯設備を必要とするため材料費がかさむ。
2運転費用が高い。
a 水の凍結による躯体コンクリートの破損を防
止するため並びに融雪効果を高める方策とし
て、装置内部の水を、20〜40℃に常時加温制御
しているため、融雪に用いる以外の発熱線への
通電時間が長く、ランニングコストが高価にな
る。
本願は、従来の技術の有するこのような問題点
に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、次のような事のできる自然浸透方式の融雪
装置を提供しようとするものである。
雪を装置内部へ投入すると、投入された雪は、
受雪部によつて受け止められ、順次装置の上部へ
と積載されていく。受雪部には電気発熱体が取付
けられているので、この電気発熱体に通電するこ
とにより熱を発生させ、熱伝導率のよい受雪部を
通じて積載された雪に熱が伝えられ、融雪が起こ
る。
融雪水は、受雪部の外縁あるいは排水穴からオ
ーバーフローして、装置底部へと流れ落ち、底部
の開口部より地中へと自然浸透する。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案における浸
透方式の融雪装置は下記のようになるものであ
る。
本願のものは、地中に埋設した底のない筒抜状
の桝の中間部に電気発熱体を取付けた受雪部を設
置し、桝の上部から投入した雪が受雪部によつて
融解して底部の露出した地中へ自然浸透すること
によつて積雪を排除するようにした自然浸透方式
の融雪装置である。
(1)設備費を低減するために a 簡易な電気発熱体を、桝の内部にセツトする
方法を採用することにより、設備の加工製造費
を低減した。
b 地中掘削は、桝の埋設と同時進行させる工法
を採用できる。
この工法は、桝内部の土砂を外へ排除しながら
除々に桝を地中に埋設させていく方法であり、従
来方式の掘削後に桝を吊り込む方法に比べて埋設
工法の簡略化が図られる。
従つて、埋設効果が向上し工事費が低減され
る。
c 桝の底部を開放型とし、排水が地中に自然浸
透する方式とした。
これにより、排水管並びに排水桝などの従来設
備が不要となり、材料費および工事費が大幅に改
善される。
(2)運転費を低減するために a 本装置には、電気発熱体からの熱をよく融雪
に用いるために、熱伝導率のよい金属製の受雪
部が設置されている。
b 本装置は、桝内部に水を満載するタイプでは
ないから、水の凍結による桝の破損はない。
受雪部の水温は、桝周囲の地中温度の影響を受
ける。
受雪部は、北海道における一般的な凍結深度よ
り深い地点に設置されており、受雪部の水温は、
電気発熱体に通電しなくとも、凍結温度0℃まで
下がらない。
従つて、水温を一定温度に制御するための電力
が不要となり、運転費用が低減される。
[作用] 本考案の自然浸透方式の融雪装置は下記のよう
に作用する。
本装置を用いて雪Sを処理するために、まず装
置の上蓋4を開き、人力にて雪を装置内部へ投入
する。
投入された雪は、受雪部2によつて受け止めら
れ、順次装置の上部へと積載されていく。
受雪部には電気発熱体3が取付けられている。
この電気発熱体に通電することにより熱を発生さ
せ、熱伝導率のよい受雪部を通じて積載された雪
に熱が伝えられ、融雪が起こる。
融雪水は、受雪部の外縁あるいは排水穴からオ
ーバーフローして、装置底部へと流れ落ちる。
装置の底部は開口となつており、融雪水は砕石
を介して地中へと自然浸透する。
装置内の雪は、下層より順次融解し、自重にて
徐々に下方へと移動していく。
装置内の雪が融解し終わると、受雪部に残留し
た水の温度が上昇する。
その温度上昇を検知して、電気発熱体の通電が
自動的に切断される。
なお、落下防止用グレーチング5から下の部分
の電気発熱体リード線は、フレキシブルな材質の
保護管で保護しているから受雪部及び電気発熱体
に修理の必要な故障が生じた場合には、受雪部及
び電気発熱体を取外しできる。
[考案の実施例] 実施例について図面を参照にして説明する。
1は地中に埋設した底のない筒抜状のコンクリ
ートなどで構成された桝、2は上記桝1の中間部
に設置された受雪部で、底板2Aとこの底板2A
の周囲に起立連設した側壁2Bとからなり、融雪
水は当該受雪部と上記桝1との間隙からオーバー
フローするよう構成されている。
3は上記受雪部2の下面に取付けられた電気発
熱体、4は上記桝1の上面開口部に開閉自在に取
付けられた上蓋、また、本装置には除排雪作業時
の安全対策として、上記桝1の上部に落下防止用
グレーチング5が取付けられている。
6は電気発熱体のリード線6Aを、雪氷の投入
により傷つけないように取付けられたフレキシブ
ルな材質でなる保護材である。
7は上記コンクリート桝1の内壁に打設された
支持金具で、これにより上記受雪部2や落下防止
用グレーチング5が所定位置で支持されている。
8は上記コンクリート桝1の下方開口部に、排
水をより速やかに行うために敷き詰められた砕石
である。
なお、上記受雪部2については、上述のほか次
のように構成しても良い。すなわち 第2図のごとく、底板2Aとこの底板2Aの周
囲に起立した側壁2Bとからなり、かつ上記底板
2Aに断面上向きのコ字形の受け部2Cを連設
し、さらに上記側壁2Bの上方に適数個の排水穴
2B1の開設された受雪部21。
この場合、上記電気発熱体3は上記受け部2C
内に貫入されている。
第3図のごとく、底板2Aとこの底板2Aの周
囲に起立した側壁2Bとからなり、さらに上記側
壁2Bの上方には適数個の排水穴2B1の開設さ
れた受雪部22。
第4図のごとく、コーン状側壁2Dの下端に断
面上向きのコ字形の受け部2Cを連設し、さらに
上記側壁2Dの上方には適数個の排水穴2D1の
開設された受雪部23。
この場合、上記電気発熱体3は上記受け部2D
内に貫入されている。
第5図のごとく、コーン状側壁2Dの下面に電
気発熱体3が添設された受雪部24。
第6図のごとく、三角錐状の側壁2Eの下方外
周部には適数個の排水穴2E1が開設され、かつ
この三角錐状の側壁2Eの下面に電気発熱体3が
添設された受雪部25。
第7図のごとく、三角錐状の側壁2Eの下方外
周部には適数個の排水穴2E1が開設され、かつ
この三角錐状の側壁2Eの下面全面に電気発熱体
3が添設された受雪部26。
当然、融雪水は、これら排水穴からオーバーフ
ローすることになる。
[考案の効果] 本考案は、上述の通り構成されているので次に
記載する効果を奏する。
場所をとらない簡易な除排雪装置であるから、
雪捨て場に悩む多雪地帯の住宅街や商店街の人々
にとつては、魅力の多いシステムである。
設備費並びに運転費が、従来のタイプより大幅
に低減されるため、一般への普及促進が考えられ
る。
本装置の普及が進めば、従来道端にあるいは車
道にはみ出しながら、うず高く積まれていた雪の
山を市街地から排除できる。
また、雪の山によつて視界が妨害されて、危険
の多かつた冬期間の車両交通の問題も解消され、
道路交通の安全確保の面からも多大な効果がもた
らされることが考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置を地中へ埋設した際の断面図、第
2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第7図
は受雪部の他の実施例の略図的縦断面図である。 1……桝、2……受雪板、3……電気発熱体、
4……上蓋、5……落下防止用グレーチング、6
……電気発熱体におけるリード線の保護管、7…
…支持金具、8……砕石。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中に埋設した底のない筒抜状の桝の中間部に
    電気発熱体を取付けた受雪部を設置し、上記桝の
    上部から投入した雪が上記受雪部によつて融解し
    て底部の露出した地中へ自然浸透することによつ
    て積雪を排除することを特徴とする自然浸透方式
    の融雪装置。
JP661788U 1988-01-20 1988-01-20 Expired JPH0346072Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP661788U JPH0346072Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP661788U JPH0346072Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01111786U JPH01111786U (ja) 1989-07-27
JPH0346072Y2 true JPH0346072Y2 (ja) 1991-09-27

Family

ID=31210943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP661788U Expired JPH0346072Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20

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JPH01111786U (ja) 1989-07-27

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