JPH0345978A - 電子写真方法 - Google Patents

電子写真方法

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JPH0345978A
JPH0345978A JP1180270A JP18027089A JPH0345978A JP H0345978 A JPH0345978 A JP H0345978A JP 1180270 A JP1180270 A JP 1180270A JP 18027089 A JP18027089 A JP 18027089A JP H0345978 A JPH0345978 A JP H0345978A
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JP
Japan
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blade
photoreceptor
cleaning
cleaning blade
electrophotographic
Prior art date
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Pending
Application number
JP1180270A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikiko Yokogawa
横川 幹子
Hiroaki Yoshikawa
吉川 博明
Hisashi Akaha
赤羽 久史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0345978A publication Critical patent/JPH0345978A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、クリーニング性の向上をはかった電子写真法
に関する。
従来の技術 従来、電子写真感光体としては種々の材質が使用されて
きた。一つはセレン−セレンテルル或いは酸化亜鉛のよ
うな無機材料であり、他方は有機材料である。有機材料
を機能分離型の感光体として使用する場合、表面層にビ
スフェノール2型ポリカーボネートを用いると、電気特
性、塗布適性、表面硬度などが大巾に改善された感光体
を実現することができる。
ところで、近年、複写機、プリンター等の小型化の要求
に伴なって、小さな外径の感光体が必要になり、また、
軽量化およびバイブコスト低減の為に、バイブの厚みを
薄くする事が要求され、小型化、軽量化された機能分離
型の感光体ドラムが種々使用されるようになっている。
一方、現像剤についても例えば磁性一成分現像剤等、種
々のものが提案され、そしてクリーニング性を改善する
ために種々の外添剤を添加することが行われている。
発明が解決しようとする課題 ところがビスフェノール2型ポリカーボネートを感光層
の結着剤として使用した感光体ドラムについて、従来使
用している磁性−成分トナーを用いて現像した後クリー
ニングする場合に、クリーニングブレードとしてポリウ
レタン系の物質を使用すると、すべりが悪く、種々の問
題が生じる場合が多い。すなわち、良好なりリーニング
性を得るために、クリーニングブレードが感光体表面と
接触する際の接触長さを特定の値に設定すると、ブレー
ド鳴きが発生するという問題がある。特に感光体ドラム
が小型化、軽量化されて、外径がBO關φ以下で肉厚が
2mm以下の場合には、感光体ドラムの共振周波数が約
2000〜900011zになって耳に聞こえやすい振
動になり、ブレード鳴きが発生し易くなるという問題が
ある。
クリーニングブレードの材質を他のものに代えたり、ク
リーニングブレードの感光体表面との接触長さを他の値
に設定することによって、ブレード鳴きの問題を解決す
ることはできるが、クリーニング性の向上とブレード鳴
きの発生防止を同時に解決することは難しいという問題
があった。
本発明は、上記のような問題点を解決することを目的と
するものである。すなわち、本発明は、感光体の表面層
に形成された静電潜像を一成分現像剤を用いて現像し、
クリーニングすることよりなる電子写真方法において、
クリーニング性の向上と共に感光体とクリーニングブレ
ードの間の表面摩擦抵抗を低下させてブレード鳴きなど
の問題を防止することを目的とするものである。
本発明者等は、特定の材質からなる表面層を有し、特定
の外径および肉厚の感光体ドラムからなる電子写真感光
体を使用する電子写真プロセスにおいて、使用するトナ
ーの外添剤として特定量のフッ素樹脂を使用して現像を
行い、特定のクリーニングブレードを特定の接触長さの
条件で使用してクリーニングするならば、クリーニング
性が向上すると共に感光体とクリーニングブレードの間
の表面摩擦抵抗を低下させてブレード鳴きなどの問題が
防止できることを見出だし、本発明を完成するに至った
のである。
課題を解決するための手段 本発明は、導電性支持体上に感光層を有する電子写真感
光体の表面層に形成された静電潜像を磁性一成分現像剤
を用いて現像し、クリーニングすることよりなる電子写
真方法において、該電子写真感光体として、該導電性支
持体が外径60關以下、肉厚2 mm以下であり、感光
層の表面層がビスフェノール2型ポリカーボネートを含
む感光体ドラムを使用し、該磁性一成分現像剤として、
フッ素系樹脂微粉末0.02〜1%を外添してなるもの
を使用し、クリーニングブレードとして、ポリウレタン
樹脂からなるブレードを使用し、該クリーニングブレー
ドを接触長さ0.1〜2.5mmになるように感光体表
面に接触した状態でクリーニングを行うことを特徴とす
る。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明を実施する電子写真複写装置の一例の
概略構成図であって、lは帯電器、2は露光手段、3は
現像手段、4は転写コロトロン、5は除電コロトロン、
6はクリーニングブレード、7は光除電器、8は記録紙
、9は定着部、IOは感光体ドラムである。
本発明の電子写真方法を実施するには、まず、帯電器l
により、感光体ドラムlOの表面が一様に帯電される。
次いで、露光手段2により画像情報に応じた光照射が行
われ、感光体ドラムlOの表面に静電潜像が形成される
。なお、露光手段は任意のものが選択可能である。次い
で現像手段3により静電潜像が顕像化される。現像手段
において、上記の磁性一成分現像剤は現像ロールのスリ
ーブ上に層規制部材によって規制された状態で担持され
、搬送されて静電潜像に付着する。顕像化されたトナー
像は、記録紙8に転写コロトロン4によって転写され、
記録紙は次いで定着部9で定着される。転写部を通過し
た感光体ドラムは、再使用のために除電コロトロン5に
よって除電され、クリーニングブレード6および光除電
器7によってクリーニングが行われる。
第2図(a)および(b)は、それぞれ本発明に使用す
る電子写真感光体の層構成の模式的断面図である。(a
)においては、導電性支持体ll上に下引き層t2が設
けられ、その上に電荷発生層i3および電荷輸送層14
が順次積層されて感光層を構成している。また(b)に
おいては、導電性支持体U上に直接電荷発生層13およ
び電荷輸送層14が順次積層されて感光層を構成してい
る。
本発明で用いる電子写真感光体において、感光体ドラム
における導電性支持体としては、パイプ状のものであっ
て、材質として、Al5Fe等種々の導電性物質を用い
ることができる。複写機、プリンター等の小型化に伴な
って、導電性支持体のパイプの外径が小さくなり、肉厚
が薄くなるに伴ない、ブレード鳴きの問題が発生し易く
なるので、本発明は、導電性支持体のパイプが外径60
an以下であり、肉厚2 +am以下のものである場合
に好適に適用することができる。
本発明において、導電性支持体上に下引き層が設けられ
てもよい。下引き層は、導電性支持体から不必要な電荷
の注入を阻止するために有効であり、感光層の帯電性を
高める作用がある。更に感光層と導電性支持体との接着
性を高める作用もある。下引き層を構成する材料として
は、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルピリジン、セルロースエーテル類、セルロース
エステル類、ポリアミド、ポリウレタン、カゼイン、ゼ
ラチン、ポリグルタミン酸、澱粉、スターチアセテート
、アミノデンプン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミ
ド等があげられる。下引き層の膜厚は、0.05〜2a
程度に設定するのが好ましい。
電荷発生層は、結着樹脂中に電荷発生剤が分散してなる
ものである。
レーザーを光源として使用する感光体の場合、電荷発生
剤は長波長に光感度を有するものが使用される。その場
合、例えばフタロシアニン系顔料として、銅フタロシア
ニン、アルミニウムフタロシアニン、クロライドフタロ
シアニン、バナジウムフタロシアニン、無金属フタロシ
アニン、チタニルフタロシアニン、オキシチタニウムフ
タロシアニン、塩化アルミニウムフタロシアニン等、ス
クェアリウム系顔料として、例えば、特開昭59−12
5735号公報、同80−128452号公報、同60
−131538号公報等に記載のものを使用することが
できる。また、その他の顔料を使用することも可能であ
る。
また、通常の複写機における光源、ハロゲン光等を使用
する感光体の場合には、可視光に感度を有する顔料が使
用できる。例えば、無機系顔料としては5eSCdS等
をあげることができ、有機系顔料としてはアゾ系、多環
牛ノン系等の顔料を使用することができる。
結着樹脂としては、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポ
リカーボネート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、
ポリエステル樹脂、ビニル系樹脂、セルロース類、アル
キッド樹脂等、従来公知のものならばどのようなもので
も使用することができる。
電荷発生層は、上記の電荷発生剤および結着樹脂を適当
な溶剤に添加して形成された塗布液を用い、浸漬塗布法
によって形成することができる。
電荷発生層の膜厚は、通常0.05〜5講の範囲に設定
される。
感光層の表面層は電荷輸送層で構成される。電荷輸送層
は、電荷輸送剤を含有するが、電荷輸送剤はそれ自体で
は成膜性がないため、成膜性が良好な樹脂と組み合わせ
て使用する。その様な樹脂としては、種々のものが知ら
れているが、表面層としての機械的強度が高いこと、電
荷輸送剤との相溶性か良好なこと、それに伴なう良好な
電気特性を有すること、および表面欠陥の少ないこと等
の点を考慮して、本発明においては、ビスフェノール2
型ポリカーボネートが使用される。
ポリカーボネートについては「プラスチック材料講座5
ポリカーボネート樹脂」 (日刊工業新聞社 昭和44
年発行)に詳しく記載されており、本発明において使用
されるビスフェノール2型ポリカーボネートは、下記構
造式(1)で示される。
n−重合度 電荷輸送剤としては、例えば、下記一般式(II)で示
される化合物、 (R+ 、R2−H又はCH。
Ri =H,CHs又はC1) ヒドラゾン系化合物、ピラゾリン系化合物等が使用され
るが、上記一般式(1)で示される化合物が好ましく、
特にN、N’−ジフェニル−N、N’−ビス(3−メチ
ルフェニル)−0,1’−ビフェニル] −4,4’−
ジアミンが感度の点で優れているので好ましい。電荷輸
送剤は、電荷輸送層中に10〜75重量%、好ましくは
35〜60重量%の範囲で使用される。
電荷輸送層は、上記の電荷輸送剤および結着樹脂を適当
な溶剤に添加して形成された塗布液を用い、浸漬塗布法
によって形成することができる。
電荷輸送層の膜厚は、2〜1001m、好ましくは10
〜30−に設定される。
本発明において、感光体ドラム表面に当接させるクリー
ニングブレードとしては、ポリウレタン樹脂より形成さ
れたものが使用される。
使用できるポリウレタン樹脂としては、例えば、二成分
ポリオール硬化型、二成分系硬化型、−成分系熱硬化型
等があるが、特に二成分ポリオール硬化型のものが好ま
しい。
二成分ポリオール硬化型のポリウレタン樹脂を構成する
材料としては、ポリオール成分として、長鎖ポリオール
、短鎖ポリオール及び所望によりポリアミンが、ポリイ
ソシネナートと組合わせて使用される。
長鎖ポリオールとしては、例えば、ポリエーテル系のも
のとして、ポリプロピレングリコール、ポリエチレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール等、ポリブタ
ジェン系のものとして、末端に水酸基を有するポリ(1
,2−ブタジェン〉及びポリ(l、4−ブタジェン)等
、ポリエステル系のものとして、ポリ(エチレンアジペ
ート)、ポリ(ジエチレンアジペート)、ポリ(プロピ
レンアジペート)、ポリ (テトラメチレンアジペート
)、ポリ(ヘキサメチレンアジペート)、ポリ(ネオペ
ンチレンアジペート)等、その他、ポリ−ε−カブロラ
クトン、ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)等があげ
られる。
短鎖ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール
、1.4−ブタンジオール1、トリメチロールプロパン
、トリイソプロパツールアミン、N、N−ビス(2−ヒ
ドロキシプロピル)アニリン、ヒドロキノンビス(β−
ヒドロキシエチル)エーテル、レゾルシノールビス(β
−ヒドロキシエチル)エーテル等があげられる。
ポリアミンとしては、4.4 ’−ジアミノジフェニル
メタン、34 ’−ジクロロー4.4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、1,2−ビス(2−アミノフェニルチオ
)エタン、トリメチレングリコール叩−アミノベンゾエ
ート等があげられる。
ポリイソシアネートとしては、例えば、トリレンジイソ
シアナート、4.4 ’−ジフェニルメタンジイソシア
ナート、1.5−ナフタレンジイソシアナート、3.!
3 ’−ジメチルー4,4′−ジフェニレンジイソシア
ナート、2 、4−TD [ダイマー、1.6−へキサ
メチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナー
ト、4.4 ’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアナ
ート、キシリレンジイソシアナート、1.3−ビス(イ
ソシアナートメチル)シクロヘキサン、トリメチルへキ
サメチレンジイソシアナート、リジンイソシアナートメ
チルエステル、ジメリルジイソシアナート等があげられ
る。
ポリアミンとしては、4.4 ′−ジアミノジフエニル
メタン、3.3 ’−ジクロロー4.4′−ジアミノジ
フェニルメタン、l、2−ビス(2−アミノフェニルチ
オ)エタン、トリメチレングリコール−p−アミノベン
ゾエート等があげられる。
ところで、ポリウレタン樹脂より形成されたクリーニン
グブレードを使用する場合、表面層である電荷輸送層の
結着樹脂としてビスフェノール2型ポリカーボネート樹
脂が使用されているため、クリーニングブレードとの滑
りが良好でなく、ブレード鳴きが発生するという問題が
ある。しかしながら、本発明においては、下記に示すト
ナーを使用し、クリーニングブレードと表面層とが接触
長さ0.1〜2.5 msの範囲で接触した状態でクリ
ーニングを行うことにより、ブレード鳴きの問題が解決
し、良好にクリーニングを行うことが可能になる。なお
、本願明細書において、「接触長さ」とは、第3図に示
すように、感光体表面層15に接触するクリーニングブ
レード6の先端部断面の接触している部分の長さgを意
味する。
接触長さが0.1a+mよりも小さいと、クリーニング
不良が起こり易く、カブリや黒筋等のある画像が形成さ
れ易くなり、また2、5mmよりも大きくなると、繰り
返し使用する際に表面層が摩耗したり、傷がついたりす
るという問題が生じる。
本発明において使用される磁性一成分現像剤は、磁性ト
ナー粉と外添剤より構成される。
磁性トナー粉は、磁性体微粉末が結着樹脂中に分散され
てなり、必要に応じて着色剤、帯電制御剤などが添加さ
れる。
磁性体微粉末としては、Fe5NL −Co、 Mn等
の金属、それら金属の酸化物、或いはそれら金属の合金
等が使用可能であり、粒径を一以下のものが有利に使用
される。
結着樹脂としては、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−
クロルスチレン、ポリビニルトルエン等のスチレンおよ
びその置換体等の単独重合体、エチレン−p−クロルス
チレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチ
レン−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル
酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合
体、スチレンアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−ア
クリル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体
、スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
α−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエー
テル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン
−ブタジェン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体
、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、等
のスチレン系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、シ
リコーン樹脂、ポリウレタン、ポリアミド、エポキシ樹
脂、ポリビニルブチラール、ロジン、変性ロジン、テル
ペン樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、脂肪族又は
脂環式炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフ
ィン、パラフィンワックス等を単独又は混合して使用す
る。
着色剤としては、カーボンブラック、アニリンブラック
、クリスタルバイオレット、ローダミンB1マラカイト
グリーン、ニグロシン、銅フタロシアニン、アゾ顔料等
の顔料又は染料があげられる。
更に帯電制御剤としては、アミノ化合物、第4級アンモ
ニウム化合物、および有機顔料、特に塩基性顔料および
その塩、ニグロシン堪基、サリチル酸キレート化合物等
があげられる。
上記の成分を、常法により混合、溶融混練、粉砕、分級
し、所望の粒径、例えば10〜12μの磁性トナー粉末
を作成する。
本発明においては、上記磁性トナー粉゛末に外添剤とし
て、フッ素系樹脂微粉末0.02〜1%を外添する必要
がある。それにより、トナー凝集物が感光体ドラム表面
に固着するのを防止すると共に、クリーニング性の向上
、ブレード鳴きの防止をはかることができる。フッ素系
樹脂は負帯電性が高いため、1%よりも多くなると、ト
ナー担持体であるスリーブ表面にトナーが付着して現像
特性を損なうことになる。
使用されるフッ素系樹脂としては、ポリテトラフルオロ
エチレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフ
ルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、
ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレン−
フルオロエチレン共重合体、テトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体等の微粉
末があげられる。これらの微粉末は粒径が0.1〜5燗
の範囲のものが好ましい。
上記フッ素系樹脂の中でもフッ化ビニリデン樹脂が好ま
しく、特に、重量平均分子J1110万〜100万、結
晶化度50〜90%、融点150〜180℃のものが好
適に使用できる。
本発明の磁性一成分現像剤においては、更に必要に応じ
てアクリル樹脂、酸化錫、酸化チタン、疎水性コロイド
状シリカ微粒子等°が外添剤として添加される。特に、
トナーの流動性を得るために、疎水性シリカ微粒子(ア
エロジル社製のアエロシルト972)を使用するのが好
ましい。これら外添剤の添加量は通常0.02〜5%の
範囲で使用される。
実施例 以下、実施例によって本発明を説明する。
実施例1 ポリアミド樹脂(ラッカマイト5003、大日本インキ
社製)1部、メタノール9部を溶解して下引き層用塗布
液を作成した。この塗布液を浸漬塗布液として使用し、
アルミニウムパイプ(外径BOn+m、厚さ2.011
11%長さ338 m+s)を浸漬塗布した。すなわち
アルミニウムパイプを浸漬塗布槽中の塗布液中に浸漬し
、150 am/分の速度で引上げ、100 ℃におい
て5分間加熱乾燥し、厚さ約0.5−の電荷発生層を形
成した。
ジブロムアントアントロン10部(モノライトレッド2
F)、ポリビニルブチラール(13M−1,積木化学■
製)1部およびシクロヘキサ17100部を混合し、分
散媒体としてガラスピーズと共に、サンドグラインダー
ミルで5時間処理して分散させた後、得られた混合物を
浸漬塗布液とした。この塗布液中に上記下引き層が形成
されたアルミニウムパイプを浸漬し、100 m/分の
速度で引上げ、100℃において、5分間加熱乾燥し、
厚さ約0.3−の電荷発生層を形成した。
次に、下記式(■′)で示される電荷暢送剤!重量部と
下記式(I′)で示されるポリカーボネート樹脂t f
i:1部とをモノクロルベンゼン8重量部に溶解した溶
液を浸漬塗布液として用意した。
−75 上記の浸漬塗布液中に電荷発生層が形成されたアルミニ
ウムパイプを浸漬し、90關/分の速度で引上げ、10
0℃で1時間加熱乾燥して、厚さ約20−の電荷輸送層
を形成させ、3層からなる電子写真感光層を有する感光
体ドラムを作成した。
この感光体ドラムを電子写真複写機(FX−2700、
富士ゼロックス■製)に装着した。
なお、電子写真複写装置におけるクリーニングブレード
としては次のものを使用した。
ウレタンゴム組成物を通常のゴム加工に使用されるロー
ル混合機により混合し、スクリュータイプの押出機によ
って厚さ2mmのシート状ブレード成形部材を押出成形
した。得られたシート状物を所定のブレード寸法(幅1
5關×長さ287 mm)になるようにカッターにより
切断した。
上記のようにして作成されたポリウレタン系ブレードを
、感光体ドラムとの接触角22o0で、接触長さ1.5
msになるようにドラムカートリッジに設定した。
一方、磁性一成分現像剤として次のものを用意した。
重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを20.
およびスチレン、n−ブチルアクリレートをそれぞれ4
50 g、 50g、  トルエン300社中に仕込み
、110℃で5時間重合を行い、反応終了後、旦溶剤を
留去し、新たに重合開始剤であるアゾビスイソプリロニ
トリル2.5 g、スチレン425g。
n−ブチルアクリレート75gおよびジビニルベンゼン
2gを投入し、塊状重合により130℃で8時間高分子
量成分の重合を行って、第1表に示される物性の結着樹
脂(第1段目/第2段目仕込量比−50%150%)を
得た。
得られた結着樹脂45重量部、磁性粉(IEPT−10
00、戸田工業■製)50重量部、ニグロシン(ボント
ロンに−03、オリエント化学製)1重量部、低分子量
ワックス(ビスコール550P、三洋化成側製)3重量
部を押出機により混線粉砕し、乾燥後分級により平均粒
径約tt−13−の磁性トナー粉を得た。この磁性トナ
ー粉に、疎水性シリカ((1?−972、日本エアロジ
ル社製)0,8重量部およびカイナー201(日本ペン
ウォルト社製、)0.2重量部を加え、プリンターで混
合してトナーを作成した。
上記の感光体ドラムおよびポリウレタン系ブレードを備
えた電子写真複写装置を用い、常法にしたがって第4図
に示すような黒画部16および白地17よりなる縦縞チ
ャートについて500枚のコピー操作を行った後、コピ
ー操作のスタート時とストップ時のブレード鳴きの音を
評価した。その結果、ブレードと感光体表面のこすれる
音は聞こえなかった。
また、コピーをとったドラムを観察したところ、トナー
の固着は起こっていなかった。またその後、種々の印字
パターンをa在させて500枚のコピー操作を繰り返し
、全部でl000枚のコピー操作を行ったところ、ドラ
ム上の変化は起こらず、画質の欠陥ら発生しなかった。
それらの結果を第1表に示す。
実施例2および3 ブレードの接触長さを0.2mmおよび2.5mmに調
節した以外は、実施例1と同様の感光体ドラムおよびク
リーニングブレードを備えた電子写真複写機および磁性
一成分現像剤を使用し、同様な条件で評価を行った。そ
れらの結果を第1表に示す。
実施例4 ラッカマイト5003 1部、メタノール9部を溶解し
て下引き要用塗布液を作成した。この塗布波を浸漬塗布
液として使用し、アルミニウムパイプ(外径40開、厚
さ1.0 mm、長さ318 mm)を浸漬塗布した。
すなわちアルミニウムパイプを浸漬塗布槽中の塗布液中
に浸漬し、150 mm/分の速度で引上げ、100℃
において5分間加熱乾燥し、厚さ約0.5珊の電荷発生
層を形成した。
X型無金属フタロシアニン(モノライトレッド2Y) 
10部、部分ホルマール化ポリビニルブチラール(13
X−2、積木化学側製)1部およびシクロヘキサノン1
00部を混合し、分散媒体としてガラスピーズと共に、
サンドグラインダーミルで5時間処理して分散させた後
、得られた混合物を浸漬塗布液とした。この塗布液中に
上記下引き層が形成されたアルミニウムパイプを浸漬し
、100 mva1分の速度で引上げ、100℃におい
て、5分間加熱乾燥し、厚さ約0.3mの電荷発生層を
形成した。
次に、前記式(■′)で示される電荷暢送剤1重量部と
前記式(I′)で示されるポリカーボネート樹脂1重量
部とをモノクロルベンゼン8重量部に溶解した溶液を浸
漬塗布液として用意した。
上記の浸漬塗布液中に電荷発生層が形成されたアルミニ
ウムパイプを浸漬し、90m5+/分の速度で引上げ、
100℃で1時間加熱乾燥して、厚さ約20−の電荷輻
送層を形成させ、3層からなる電子写真感光層を有する
感光体ドラムを作成した。
この感光体ドラムをプリンター(XP−11、富士ゼロ
ックス■製)に装着した。
クリーニングブレードとしては、実施例1と同様の方法
によって作成された厚さ21mmで5mmX280II
I11のサイズのものを使用した。そのクリーニングブ
レードを実施例1と同様な接触角および接触長さになる
ようにドラムカートリッジに設定した。 また、磁性一
成分現像剤としては、実施例1と同様にして作成された
ものを使用した。
実施例1と同様にして評価を行った。それらの結果を第
1表に示す。
実施例5 カイナーの添加量を第1表に示すように変更した以外は
、実施例4と同様の感光体ドラムおよびクリーニングブ
レードを備えたプリンターを用い、同様の条件で評価を
行った。結果を第1表に示す。
比較例1 磁性一成分現像剤として、カイナーを添加しないものを
使用した以外は、実施例1と同様の感光体ドラムおよび
クリーニングブレードを備えた電子写真複写機を使用し
、同様の条件で評価を行った。ブレードと感光体表面の
擦れる音はかなりうるさく、実用上問題になるレベルで
あった。結果を第1表に示す。
比較例2 磁性一成分現像剤として、カイナーの添加量を2%とし
たものを用いた以外は、実施例1と同様の感光体ドラム
およびクリーニングブレードを備えた電子写真複写機を
使用し、同様の条件で評価を行った。結果を第1表に示
す。
比較例3および4 ブレードの接触長さを0.05+nおよび3關に調節し
た以外は、実施例1と同様の感光体ドラムおよびクリー
ニングブレードを備えた電子写真感光層および磁性一成
分現像剤を使用し、同様の条件で評価を行った。それら
の結果を第1表に示す。
比較例5 実施例4と同様にしてアルミニウムパイプの上に下引き
層および電荷発生層を形成した。
次に、前記式(■′)で示される電荷輸送剤1重量部と
下記式(m)で示されるポリカーボネートビスフェノー
ルAタイプ樹脂1ffl量部とをテトラヒドロフラン8
重量部に溶解した溶液を、浸漬塗布酸として用意した。
m75 上記の浸漬塗布液中に電荷発生層が形成されたアルミニ
ウムパイプを浸漬し、90m/分の速度で引上げ、10
0℃で1時間加熱乾燥して、厚さ約20−の電荷輻送層
を形成させ、3層からなる電子写真感光層を有する感光
体ドラムを作成した。この感光体ドラムの表面を観察す
ると、表面突起、筋等の欠陥が認められた。
この感光体ドラムをプリンター(XP−11、富士ゼロ
ックス■製〉に装着した。
なお、上記プリンターにおけるクリーニングブレードと
しては次のものを使用した。
ウレタンゴム組成物を通常のゴム加工に使用されるロー
ル混合機により混合し、スクリュータイプの押出機によ
って厚さ2m−のシート状ブレード成形部材を押出成形
した。得られたシート状物を所定のブレード寸法(幅1
5smX長さ287 +n)になるようにカッターによ
り切断した。
上記のようにして作成されたポリウレタン系ブレードを
、感光体ドラムとの接触角220°で、接触長さ1.5
−會になるようにドラムカートリ・ソジに設定した。
一方、磁性一成分現像剤としては、実施例1におけると
同様にして作成された磁性トナー粉に、アエロジル0.
8%およびカイナー0.5%を外添したものを用いた。
上記の感光体ドラムおよびポリウレタン系ブレードを備
えたプリンターを用い、常法にしたがって第4図に示す
ような縦縞のチャートを500枚コピーしたところ、白
筋、黒筋の他、画像カブリが著しく、良好な画質の画像
は得られなかった。また、コピー操作のスタート時とス
トップ時のブレードなきの音を評価したところ、ブレー
ドと感光体表面の擦れる音は聞こえなかった。また、プ
リントした後の感光体表面を観察したところ、トナー固
着が起こっていた。またその後、種々のチャートを用い
て500枚のコピー操作を繰り返し、全部で絵1000
枚のコピー操作を行ったところ、画質上のカプリ、トナ
ー固着物による自抜けが発生した。また、ブレードを観
察したところ、感光体表面の欠陥に対応する欠陥が認め
られた。
比較例6 クリーニングブレードの材質として、シリコンゴムを使
用した以外は、実施例4と同様の感光体ドラムを備えた
プリンターを用い、同様の条件で評価を行った。
結果を第1表に示す。
以十余白 発明の効果 本発明の電子写真法は、上記のように感光体ドラムの外
径および厚さ、表面層の結着樹脂、クリニングブレード
の材質および接触長さ、および磁性一成分現像剤の外添
剤およびその添加量について、上記した特定の条件を満
たすものを採用し、これらを組み合わせることによって
電子写真法を実施するから、コピー操作を行う場合、ク
リーニング性が良好に維持される共に、ブレード鳴きが
発生しないという効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施する電子写真複写装置の一例の
概略構成図、第2図は本発明において使用する電子写真
感光体の模式的断面図、第3図は接触長さを説明するた
めの説明図、第4図は実施例においてコピー操作に使用
した縦縞チャートの平面図である。 l・・・帯電器、2・・・露光手段、3・・・現像手段
、4・・・転写コロトロン、5・・・除電コロトロン、
6・・・クリーニングブレード、7・・・光除電器、8
・・・記録紙、9・・・定着部、10・・・感光体ドラ
ム、lト・・導電性支持体、I2・・・下引き層、13
・・・電荷発生層、14・・・電荷輸送層、15・・・
表面層、1B・・・黒画部、17・・・白地、g接触長
さ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体
    の表面層に形成された静電潜像を磁性一成分現像剤を用
    いて現像し、クリーニングすることよりなる電子写真方
    法において、該電子写真感光体として、該導電性支持体
    が外径60mm以下、肉厚2mm以下であり、感光層の
    表面層がビスフェノールZ型ポリカーボネートを含む感
    光体ドラムを使用し、該磁性一成分現像剤として、フッ
    素系樹脂微粉末0.02〜1%を外添してなるものを使
    用し、クリーニングブレードとして、ポリウレタン樹脂
    からなるブレードを使用し、該クリーニングブレードを
    接触長さ0.1〜2.5mmになるように感光体表面に
    接触した状態でクリーニングを行うことを特徴とする電
    子写真方法。
  2. (2)フッ素系樹脂微粉末がポリフッ化ビニリデン微粉
    末である特許請求の範囲第1項に記載の電子写真方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5463450A (en) * 1991-07-31 1995-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Charging device for applying an oscillating voltage to a member to be charged
JP2004109607A (ja) * 2002-09-19 2004-04-08 Canon Inc 電子写真装置およびプロセスカートリッジ

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