JPH0345772A - 縫製品のアタリ解消方法およびアタリ解消用具 - Google Patents

縫製品のアタリ解消方法およびアタリ解消用具

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JPH0345772A
JPH0345772A JP17943489A JP17943489A JPH0345772A JP H0345772 A JPH0345772 A JP H0345772A JP 17943489 A JP17943489 A JP 17943489A JP 17943489 A JP17943489 A JP 17943489A JP H0345772 A JPH0345772 A JP H0345772A
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sewed
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Isamu Kada
嘉田 勇
Masuji Kojima
眞壽士 小島
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は縫製品のアタリ解消方法およびアタリ解消用具
に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]従来、縫
製時あるいは洗濯後のアイロンがけにより、縫製品の縫
目部分にいわゆるアタリが発生する場合があり、縫製品
の品位を著しく損う問題があった。
このアタリは、テカリ、コテビカリとも言われ、縫製品
の縫目部分に存在する糸条がアイロンかけにより全体と
して押しつぶされ偏平化することにより発生する現象で
ある。
この現象は、合成繊維からなる縫製品に顕著に起きやす
く、織編組織、密度、糸使いなどによっても起きやすさ
の程度は異なる。その因果関係は現在のところ明確にさ
れていないが、朱子織や綾織など糸が布帛表面に多く浮
き出た組織の場合に比較的起きやすい傾向が見られる。
そして、−旦このアタリが発生してしまうと、これを解
消することはこれまでは不可能と考えられていたのであ
る。。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明の縫製品のアタリ解消
方法は次の構成を有する。すなわち、風速1〜9m/秒
の加熱空気流から2〜5cmの距離を保ちつつ、少なく
とも1秒以上生地面の表面温度を120〜200℃に保
つことを特徴とする縫製品のアタリ解消方法である。
また、本発明のアタリ解消用具は次の構成を有する。す
なわち、 風速1〜9m/秒、風量0. 02〜0. 3rn”/
分、125〜250℃の範囲の熱風を発生することがで
き、熱風発生口に2〜5cmの長さの断熱性スペサーを
設けたことを特徴とする縫製品のアタリ解消用具である
以下、さらに詳細に本発明について説明する。
本発明の縫製品のアタリ解消方法においては、縫製品の
アタリが発生した縫目部分の生地に加熱空気を当てるも
のであるが、その加熱空気流の風速は縫目部分の生地か
ら2〜5cn+の距離を置いた熱風発生口において1〜
9m/秒とするものである。
風速が1m/秒未満では糸のふくらみが十分に回復せず
、アタリ解消効果が不十分となる。一方、風速が9m/
秒を越えると当該縫目部分が吹き飛ぶなど作業に支障を
きたすなどの問題がある。
なお、本発明の縫製品のアタリ解消方法において、加熱
空気流の生地面に対する方向は、効率良く加熱空気流処
理を施すために、生地面に垂直方向を基準(0°)とし
て、+45°〜−45の範囲であることが好ましい。
また、本発明の縫製品のアタリ解消方法において、縫製
品のアタリが発生した縫目部分の生地面の表面温度を、
少なくとも1秒以上120〜200℃に保つものである
。生地面の表面温度が120℃未満では長時間処理して
もアタリ解消効果が十分でなく、一方、200℃を越え
ると作業者がやけどをするおそれがある、素材によって
風合が硬化するなどの問題がある。なお、この温度範囲
内において、高めの温度とする場合には数秒の短時間の
処理で行なっても十分なアタリ解消効果が得られ、低め
の温度とする場合には、数十秒間処理を行なうことによ
り十分なアタリ解消効果が得られる。アタリ解消用具の
能力や作業者の好みに応じていずれの条件を選択しても
好ましい結果が得られる。
本発明のアタリ解消用具は、上記した縫製品のアタリ解
消方法に特に適したものであって、風速1〜9m/秒、
風量0.02〜0.3m″/分、125〜250℃の範
囲の熱風を発生する能力を有するものである。すなわち
、上記範囲内のすべての条件の熱風を発生する能力は必
らずしも必要ではなく、上記範囲内のいずれかの条件の
熱風を発生する能力があれば良いのである。縫製品のア
タリが発生した縫目部分の生地面に所定温度、所定風速
の熱風処理を施すためである。
また、本発明のアタリ解消用具は、一定の距離を保持し
つつ生地面に熱風をあてるために、その熱風発生口に2
〜5cmの長さの断熱性スペーサーを設けるものである
。断熱性スペーサーの長さが2cm未満では、熱風発生
口と生地面の距離が小さすぎるために高温の熱風の場合
、生地の風合が硬化しやすいなどの問題がある。一方、
断熱性スペサーの長さが5cmを越えると生地面におけ
る所定風速の維持が困難となる、エネルギーの損失が大
きくなるなどの問題がある。
該断熱性スペーサーの素材としては、熱伝導率が低く、
柔軟で一定強度を有することから、ガラス繊維からなる
布帛、アルミナなどのセラミック繊維からなる布帛が好
ましく用いられる。該スペサーは断熱性、すなわち、熱
伝導率が低いものでないとその先端が生地面に接触した
場合に、生地の風合が硬化したり、変色したり、極端な
場合には接触部が溶融するなどの問題がある。
上記の断熱性が低い布帛に耐熱性の樹脂加工を施すこと
も、該布帛の表面を滑かにし、また布帛の耐久性を向上
させるので好ましい。
また、該断熱性スペーサーの形状は、一定の距離を保持
することができるものであれば特に制限はなく、短冊状
、円筒状などのいずれでも良く、短冊状の場合には、1
カ所でも複数カ所でも良い。
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
[実施例] 本発明において、アタリの判定は目視により行なったが
、その基準は次のとおりとした。
5級:全くアタリが目立たないもの 4級:はとんどアタリが目立たないもの3級:ややアタ
リが目立つもの 2級:かなりアタリが目立つもの 1級:著しくアタリが目立つもの (実施例) 経糸に50D−241、緯糸に75D−361のポリエ
ステルフィラメントを用いた(経糸密度二268本/i
n。
緯糸密度=136本/in)、日付65g/ボ、厚さ0
.42mmのサテン織物を用いて婦人用ブラウスを縫製
した。
縫製の際、縫代を片倒しするため、生地表面温度が14
0℃になるように調整したスチームアイロンHYS−6
5(点本工業■製)で縫目部分を1回アイロンかけした
さらに縫製後、仕上げのため上記同様の条件でスチーム
アイロンがけを行なった。
仕上げられた婦人用ブラウスの縫目部分のアタリの判定
結果は表1に示すように3級であり、ややアタリが目立
ち、実用上問題になるレベルであった。
熱風吹出口に、フッ素樹脂をコーティングした厚さ0.
3mmのガラス繊維からなる平織物を切断したl cm
X 4 cmの短冊状小片を第1図に示すように3枚と
りつけたホットプラスターMS5347 (■ミャモト
製作所製)を用いて、上記婦人用ブラウスをハンガーに
吊してアタリの発生した縫目部分に対し、熱風吹出口か
ら4cm離して生地に垂直に熱風を2秒間吹付けた。な
お、このホットプラスターは、風速3〜6m/秒、風量
01075〜0.15YTl″/分、最高250℃の熱
風を発生する能力を有するものであった。
この際の熱風吹出口における風速は4m/秒、縫目部分
の生地表面温度は140〜160°Cであった。
このようにして処理した後の縫目部分のアタリを判定し
たところ、表1に示すように4級となり、はとんどアタ
リが目立たなくなり、実用上問題にならないレベルに改
善できた。
表1中の処理前後の値はアタリの判定結果(級)を示す
(以下、余白) 表 3比較例2において、「−」は処理後のアタリが判定不
能であることを示す。
(比較例1) 実施例と同様、婦人用ブラウスを縫製、仕上げの際にア
イロンかけした婦人用ブラウスの縫目部分のアタリの判
定結果は表1に示すように3級であり、ややアタリが目
立ち、実用上問題になるレベ′ルであった。
実施例で用いたのと同じガラス繊維からなる短冊状小片
を3枚とりつけたホットプラスターを用いて、上記婦人
用ブラウスをハンガーに吊してアタリの発生した縫目部
分に対し、熱風吹出口から4cm離して生地に垂直に熱
風を2秒間吹付けた。
この際の熱風吹出口における風速は6m/秒、縫目部分
の生地表面温度は95〜115℃であった。
このようにして処理した後の縫目部分のアタリを判定し
たところ、表1に示すように処理前と同じ3級であり、
アタリの改善効果は認められなかった。
(比較例2) 実施例と同様、婦人用ブラウスを縫製、仕上げの際にア
イロンかけした婦人用ブラウスの縫目部分のアタリの判
定結果は表1に示すように3級であり、ややアタリが目
立ち、実用上問題になるレベルであった。
実施例で用いたのと同じガラス繊維織物の短冊状小片を
3枚とりつけたホットプラスターを用いて、上記婦人用
ブラウスをハンガーに吊してアタリの発生した縫目部分
に対し、熱風吹出口から4am離して生地に垂直に熱風
を2秒間吹付けた。
この際の熱風吹出口における風速は3m/秒、縫目部分
の生地表面温度は210〜230℃であった。
このようにして処理した後の縫目部分は熱のため変色し
て著しい風合硬化をきたし、実用上着用不可能な縫製品
となった。
(比較例3) 実施例と同様、婦人用ブラウスを縫製、仕上げの際にア
イロンかけした婦人用ブラウスの縫目部分のアタリの判
定結果は表1に示すように3級であり、ややアタリが目
立ち、実用上問題になるレベルであった。
実施例で用いたのと同じガラス繊維からなる短冊状小片
を3枚とりつけたホットプラスターを用いて、上記婦人
用ブラウスをハンガーに吊してアタリの発生した縫目部
分に対し、熱風吹出口から4cm離して生地に垂直に熱
風を2秒間吹付けた。
この際の熱風吹出口における風速は0.5m/秒、縫目
部分の生地表面温度は140〜160℃であった。
このようにして処理した後の縫目部分のアタリを判定し
たところ、表1に示すように処理前とほぼ同じ3〜4級
であり、アタリの改善効果はほとんど認められなかった
(比較例4) 実施例と同様、婦人用ブラウスを縫製、仕上げの際にア
イロンがけした婦人用ブラウスの縫目部分のアタリの判
定結果は表1に示すように3級であり、ややアタリが目
立ち、実用上問題になるレベルであった。
実施例で用いたのと同じガラス繊維からなる短冊状小片
を3枚とりつけたホットプラスターを用いて、上記婦人
用ブラウスをハンガーに吊してアタリの発生した縫目部
分に対し、熱風吹出口から4cm離して生地に垂直に熱
風を2秒間吹付けた。
この際の熱風吹出口における風速は10m/秒、縫目部
分の生地表面温度は120〜140°Cであった。
このようにして処理する際、風速が速いため処理すべき
縫目部分が吹き飛んで目標が定まらず、アタリの改善効
果は認められなかった。
[発明の効果] 本発明のアタリ解消方法によって、従来不可能とされて
いたアタリの解消が可能となった。
また、本発明のアタリ解消用具はアタリ解消方法を実施
するのに極めて都合の良いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアタリ解消用具の一例を示す側面図で
ある。 図中、 1:断熱性スペーサー 2・ホットプラスター

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)風速1〜9m/秒の加熱空気流から2〜5cmの
    距離を保ちつつ、少なくとも1秒以上生地面の表面温度
    を120〜200℃に保つことを特徴とする縫製品のア
    タリ解消方法。
  2. (2)風速1〜9m/秒、風量0.02〜0.3m^3
    /分、125〜250℃の範囲の熱風を発生することが
    でき、熱風発生口に2〜5cmの長さの断熱性スペーサ
    ーを設けたことを特徴とする縫製品のアタリ解消用具。
JP17943489A 1989-07-11 1989-07-11 縫製品のアタリ解消方法およびアタリ解消用具 Expired - Lifetime JP2720533B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200482011Y1 (ko) * 2015-06-01 2016-12-08 권준구 소방포 포장체

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200482011Y1 (ko) * 2015-06-01 2016-12-08 권준구 소방포 포장체

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