JPH0345665A - 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料 - Google Patents

塗膜減耗速度が均一な防汚塗料

Info

Publication number
JPH0345665A
JPH0345665A JP18027989A JP18027989A JPH0345665A JP H0345665 A JPH0345665 A JP H0345665A JP 18027989 A JP18027989 A JP 18027989A JP 18027989 A JP18027989 A JP 18027989A JP H0345665 A JPH0345665 A JP H0345665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antifouling
coating film
paint
antifouling paint
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18027989A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2743496B2 (ja
Inventor
Osamu Kadota
門田 理
Makoto Ishimoto
石本 誠
Yoshihiro Honda
本田 芳裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=16080445&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0345665(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Nippon Oil and Fats Co Ltd filed Critical Nippon Oil and Fats Co Ltd
Priority to JP18027989A priority Critical patent/JP2743496B2/ja
Publication of JPH0345665A publication Critical patent/JPH0345665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2743496B2 publication Critical patent/JP2743496B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は塗膜減耗速度が均一な防汚塗料に関する。
(従来の技術) 船底をはじめとする各種構造物の海中等の水中への没水
部表面を生物付着による汚染から保護するため、該表面
に防汚塗料を塗布することが知られている。また防汚塗
料に使用される防汚剤のひとつとして古くから亜酸化銅
がよく知られている。
(発明が解決しようとする課M) しかしながら、亜酸化銅を防汚剤とし、水に対して微溶
解性をもつ展色剤を使用したタイプの従来の防汚塗料に
おいては、その塗膜表面からの塗膜の減耗速度が不安定
であり、ある時期には多かったり、また少なかったり変
動が大きかった。従って防汚効果も不安定であり、それ
がために防汚塗料の品質がよくないのではないかと受は
取られる欠点があった。
本発明の目的は、従来公知である亜酸化銅を主防汚剤と
する防汚塗料に比較して、少なくとも同等の性能を有し
、しかも従来の該防汚塗料ではなし得なかったその塗膜
の減耗速度が均一な防汚塗料を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上述のような従来の防汚塗料における課
題を解決するため鋭意研究の結果、粒径が8I!m〜5
0μの粒子が5帽1%以上である亜酸化銅を配合するこ
とにより、水に微溶解性をもつ樹脂をビヒクルとして用
いた減耗型防汚塗料において均一な塗膜減耗速度を得る
ことができることを見出し、本発明を完成するに到った
即ち、本発明は、粒径が8〜50μの粒子が50重量%
以上である亜酸化銅(以下、亜酸化銅Pと記す)を含有
することを特徴とする塗膜減耗速度が均一な防汚塗料で
ある。
本発明に用いられる亜酸化w4Pは、市販されている従
来の亜酸化w4(■日進化学工業新製)を回転型分級機
であるミクロンセパレーターで分級し、粒径が6p未満
、好ましくは8−未満の粒子を除去することによって調
製される0粒径が6μ未満では、粒子の凝集性が強くな
り、塗膜の塗膜減耗速度が不均一になる。また、粒径が
50−を超えると、塗膜にブツが生じやすい。また、8
〜50μmの粒径の粒子の割合は、50重量%以上であ
る。50重量%未満では均一な塗膜減耗速度を塗料に付
与することが困難となる。
前記の分級機は、一定速度で回転する吊型ローターの隙
間を通して亜酸化銅粉体を含んだ空気を中心部に吸引す
ると、粒子はローターを通過する時に遠心力と中心に向
かう空気抵抗とを受ける。
この3つの力の釣合により分級が行われる。この分級機
の一定限界粒子径分級室は他の分級機に比べ著しく小さ
いものである。
亜酸化銅の防汚塗料中の混合割合は好ましくは、25〜
70重量%、さらに好ましくは35〜60重量%である
。混合割合が25重量%未満の場合は防汚性能が不足し
、また70重量%を超える場合は顔料過多となって塗料
性状が悪く塗装作業等に不具合を生ずる。
本発明の防汚塗料には前記の亜酸化銅P以外に塗料用展
色剤、着色顔料、体質顔料、添加剤、溶剤およびその他
の成分を配合することができる。
塗料用展色剤としては、油ワニスあるいはアクリル樹脂
、塩化ビニル樹脂、スチレン−ブタジェン樹脂、アルキ
ッド樹脂、水に微溶解あるいは膨潤する各種合成樹脂な
どの合成樹脂、松脂などがある。さらに自己減耗作用、
徐々に崩壊する作用を塗膜に付与する目的で特殊に合成
された樹脂等も用いることができる。
また塗料中に配合される亜酸化銅Pの展色剤に対する割
合は例えば0.5〜5であり、好ましくは1〜4である
着色顔料としては、シアニン系、ベンズイミダシロン系
、イソインドリノン系、アゾ系、アンスラキノン系、キ
ノフタロン系、アンスラビリニシン系、キナクリドン系
、トルイジン系、ビランスロン系、ペリレン系などの有
機顔料、カーボンブラックなど、さらに無機系着色顔料
がある。
また、一般に広く塗料顔料として用いられる体質顔料を
加えることができる。
さらに塗料配合に通常用いられている添加剤である沈降
防止剤、タレ防止剤、界面活性剤、揺変剤、紫外線吸収
剤、色わかれ防止剤等を併せて用いることができる。
また、塗料配合に通常用いられる溶剤、例えばミネラル
スピリット、メチルイソブチルケトン、n−7’タノー
ル、キジロール、ドルオール、ソルベントナフサ、酢酸
エチルエステル等を併せて用いることができる。
さらに従来から用いられているジメチルジチオカルバミ
ン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸銅、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド等をはじめとする薬剤、耐藻性
向上のためDCMU (デユーロン)などのウレア系除
草剤、トリアジン系除草剤、ナフトキノン系除草剤やそ
の他の除草剤も併せて用いることができる。
本発明の防汚塗料は通常の方法で調製することができ、
通常の方法で使用される。
〔作用〕
亜酸化w4Pを使用した本発明の防汚塗料は、塗膜の水
中への減耗速度が安定している。その理由は後述の実施
例から明らかなように、亜酸化銅Pの8μmの以上の粒
子が、塗膜中においても凝集せず一次粒子として存在し
、水中へも一次粒子として放出されるからである。
一方、市販されている従来の亜酸化銅は平均粒径が2〜
4−と小さいので、細かい一次粒子の凝集性が強く、粒
径1004以上の二次粒子として塗膜中に存在し、水中
へ放出されるため、結果として塗膜の減耗速度が安定し
ない。
(発明の効果) 本発明によれば、防汚剤として亜酸化銅Pを配合するこ
とにより、均一な減耗速度を得ることができ、ひいては
防汚性能の安定した塗膜を得ることができる。特に水に
対して微溶解性をもつ展色剤を使用した防汚塗料に使用
することにより、層の効果をあげるができる。
(実施例) つぎに、本発明を実施例および比較例により具体的に説
明する0例中の部および%は重量基準である。
製造例1〜5 〈亜酸化1iiPの調製〉 市販されている一般の亜酸化1i! (<41日進化学
工業所製、商品名:N100)を分級機にかけて8〜5
0μmの粒子を50〜100重量%含有する亜酸化w4
Pを5種類、すなわちPl、P2、P3、P4およびP
5を得た。
その粒度分布を第1表に示した。
なお、市販されている従来の亜酸化銅3種類、すなわち
Sl、S2およびS3の粒度分布も第1表に示した。
第1表 Sl、 @日進化学工業所 商品名 N100S2. 
           ”   N120S3.古河鉱
業■製 亜酸化銅 実施例1〜8および比較例1〜6 〈防汚塗料の調製〉 第2表の配合に準じて全&l或をデイスパーで20分間
分散し、均一にして実施例および比較例の防汚塗料を調
製した。
配合組成中の展色剤、添加剤、溶剤としては次に示すも
のを使用した。
(展色剤) El、 ロジンWW E2.セロリン104(バーキュレス社製)E3.エス
レックC(I水化学工業(ll製〉E4.アロプレンR
20(rcI社製)E5. プライオライド55−B 
 (グツドイヤー社製)E6.ラロフレックスMP−4
5(BASF社製)(添加剤) A1.ベントン27(ナショナルレッド社製)A2.フ
タル酸ジオクチル A3.ディスバロン116900−20 X (楠本化
或■製)(溶剤) Dl、キシレン D2.メチルイソブチルケトン さらに得られた各防汚塗料の稠度(KU25℃〉を第2
表に示す。
く各防汚塗料の崩壊速度測定〉 以上の実施例および比較例で得た防汚塗料を錆止め塗料
を予め塗装した軟鋼板にエアレス塗装し、48時間風乾
、その後、防汚塗膜の海中での動的エージングを行うロ
ーター試験機で、周速15ノツト、6力月間エージング
を行い、1力月毎に塗膜厚を測定し、崩壊速度を測定し
た。均質性を検討するため、同一塗料の5枚の試験板を
作威し同時に試験を行った。その結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように本発明の防汚塗料は実施例1
〜8において塗膜減耗速度が安定していることが明らか
であるが、一方、従来の亜酸化銅を使用した各比較例の
防汚塗料においては塗膜減耗速度の変動が大きく不安定
であることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粒径が8〜50μmの粒子が50重量%以上である亜酸
    化銅を含有することを特徴とする塗膜減耗速度が均一な
    防汚塗料。
JP18027989A 1989-07-14 1989-07-14 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料 Expired - Lifetime JP2743496B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18027989A JP2743496B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18027989A JP2743496B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0345665A true JPH0345665A (ja) 1991-02-27
JP2743496B2 JP2743496B2 (ja) 1998-04-22

Family

ID=16080445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18027989A Expired - Lifetime JP2743496B2 (ja) 1989-07-14 1989-07-14 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2743496B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234072A (ja) * 1998-12-17 2000-08-29 Chugoku Marine Paints Ltd 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法
JP2010533770A (ja) * 2007-07-16 2010-10-28 レイントジェス マリン サーフェス テクノロジーズ,エルエルシー. 船舶用防汚塗料

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000234072A (ja) * 1998-12-17 2000-08-29 Chugoku Marine Paints Ltd 防汚塗料組成物、防汚塗膜、該防汚塗膜で被覆された船舶または水中構造物、並びに船舶外板または水中構造物の防汚方法
JP2010533770A (ja) * 2007-07-16 2010-10-28 レイントジェス マリン サーフェス テクノロジーズ,エルエルシー. 船舶用防汚塗料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2743496B2 (ja) 1998-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0491854B1 (en) Colored metallic pigments
JPH11510527A (ja) 着色酸化アルミニウム顔料、その製造方法及びその使用
JPH0616964A (ja) 耐変色性を有する真珠光沢顔料およびその製造方法
CN100410336C (zh) 粉体涂料组合物及其制造方法和使用它的涂膜
JP2007009096A (ja) 顔料組成物およびそれを用いた顔料分散体
EP2157138A1 (de) Dünne, plättchenförmige Eisenpigmente, Verfahren zu deren Herstellung und Verwendung derselben
CN109266168A (zh) 一种高性能水性双组份环氧底漆及制备方法
JP5132026B2 (ja) メタリック顔料組成物ならびにこれを用いたuvメタリックインク組成物またはuvメタリック塗料組成物
JP2008031349A (ja) 粉体塗料組成物の製造方法
US20080281029A1 (en) Process for the Preparation of Aluminium Particles Coated with a Polymer Layer
AU769577B2 (en) Inhibited metal pigment pastes containing molybdate pigments and suitable for aqueous coating compositions
CA2175764A1 (en) Pigment preparation
DE3047999A1 (de) Verfahren zur verringerung der abrasion von pigmenten und druckfarben und im abrasionsverhalten verbesserte pigmente und druckfarben
US6335390B1 (en) Aqueous coating compositions comprising metallic pigment
EP0362129A1 (de) Lacke enthaltend Molybdändisulfid
JPH0345665A (ja) 塗膜減耗速度が均一な防汚塗料
JPS61183362A (ja) 易分散性有機顔料
JP2007077339A (ja) 絵具
JP3646506B2 (ja) 表面処理カーボンブラック、その製造方法およびそれを用いてなる分散体
JPS63142065A (ja) X―変態の微粒状で透明な金属不含のフタロシアニン及び該化合物を含有する顔料
US2178181A (en) Metal paste pigment
JPH05186707A (ja) 改善された沈降及び再分散特性を有する表面改質されたフレーク状基材
JP2003165925A (ja) 顔料組成物およびその製法
JPH11256068A (ja) カーボンブラック分散体
US2378432A (en) Pigment