JPH0345203Y2 - - Google Patents

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JPH0345203Y2
JPH0345203Y2 JP1983121535U JP12153583U JPH0345203Y2 JP H0345203 Y2 JPH0345203 Y2 JP H0345203Y2 JP 1983121535 U JP1983121535 U JP 1983121535U JP 12153583 U JP12153583 U JP 12153583U JP H0345203 Y2 JPH0345203 Y2 JP H0345203Y2
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optical fiber
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JP1983121535U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、光フアイバケーブルの接続部や分岐
部における光フアイバ余長収容装置に関するもの
である。
[従来の技術] 第1図は従来の光フアイバ余長収容装置の断面
図を示し、1は光フアイバ接続部、2a,2bは
光フアイバ、3a,3bは光フアイバケーブル、
4は金属あるいはプラスチツク製の基板である。
この基板4の上には光フアイバ2a,2bを巻き
付けるためのリング5が2個配設されている。
従来の光フアイバ余長の収容手順を説明する
と、まず光フアイバ2aと2bを光フアイバ接続
部1で接続し、この光フアイバ接続部1がリング
5に巻かれないようにして光フアイバ5a,2b
をリング5に巻き付けるようにしていた。
しかし、このような従来の光フアイバ余長収容
装置では、光フアイバ2aと2bの長さにばらつ
きがあると、リング5,5を左右に移動させるこ
とが必要になり、そのためにリング5の移動機構
(図示せず)を設置したりすると作業が非常に面
倒になつてしまう。また、リング5の外径は光フ
アイバ2a,2bの特性劣化を考慮して80mm以上
にするのが普通であるが、リング5の厚さが10mm
以上であつても光フアイバ5a,2bがそれ自身
の弾性力で前面に飛び出すことがあり、十分に注
意して作業しなければならず、作業性が悪いとい
う欠点があつた。更に、光フアイバ2a,2bが
完全に固定されていないため、この余長収容装置
が振動した場合、光フアイバ接続部1及び光フア
イバ2a,2bの有害な張力や曲げが加わつて伝
送損失が増大したり、場合によつては光フアイバ
2a,2bが破断する恐れがあつた。
[考案の目的] 本考案は上記した従来技術の欠点に鑑み、振動
に対して強く、また光フアイバ長が変わつても余
長を十分に収容できると共に、取付、点検、再接
続等の作業が簡単、容易にできる光フアイバ余長
収容装置を提供することを目的としている。
[考案の概要] 本考案の要旨は、光フアイバ接続部及びループ
状に巻回された光フアイバ余長部が収容された光
フアイバ収容体が積層されてなる光フアイバ余長
収容装置において、上記光フアイバ収容体が、上
記光フアイバの接続部及び余長部が固定されるこ
となくルーズに収容されている可撓性の収容袋
と、該収容袋が収容され、上記光フアイバが導入
される光フアイバ導入部が設けられている収容ケ
ースと、該収容ケース内の上記収容袋の上面に圧
接して設けられている緩衝体とより構成されてお
り、ネジ等の締付具を用いることなく上記収容ケ
ースと上記緩衝体により上記収容袋が押さえられ
ていることにある。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図示した第2図及び第
3図により説明する。
第2図は光フアイバ余長部を収容するプラスチ
ツクフイルム収容袋6の展開図であり、収容袋6
は厚さ0.5mmの1枚のポリエステルテープ6aか
ら形成され、一点鎖線で示した部分を折り、プラ
スチツクテープ等で封止することによつて長四角
な収容袋6が得られ、光フアイバ2a,2bの出
入口となる切込み7は光フアイバ収容時に鋏等で
任意の位置に設けることができるようになつてい
る。
第3図において、11は光フアイバ収容体であ
り、基板9aと側壁8からなる収容ケース9と、
ループ状の光フアイバ2a,2b及び光フアイバ
接続部1を固定することなくルーズに収容して基
板9aと側壁8によつて形成された収容ケース9
の凹部内に配設されている収容袋6と、収容ケー
ス9の裏面に配置されて他の収容ケース9に配設
された収容袋6を軽く押さえるためのスポンジ1
0とにより構成されている。なお、光フアイバ2
a,2bは、側壁8が設けられていない光フアイ
バ導入部12より導入されている。このように構
成された光フアイバ収容体11を順次積層するこ
とにより、本考案の光フアイバ余長収容装置が完
成される。なお、側壁8はスポンジ10の変形量
を規制するためのものであり、スポンジ10の厚
さ(例えば3mm)と同じ高さに形成されている。
また、1つの光フアイバ収容体11には1個の光
フアイバ接続部すなわち1個の収容袋6に限ら
ず、必要に応じて複数個収容できるようになつて
いる。更に、収容袋6を両面接着テープ等で基板
9aに固着してもよい。
このように本実施例の光フアイバ余長収容装置
は、光フアイバ接続部1を含んで光フアイバ接続
余長2を収容できるので、光フアイバ長が変つて
もループ幅を自由に変えることにより余長を吸収
でき、光フアイバ導入部12は任意の位置に設け
ることができるのでケーブル位置の変更があつて
も対応できる。また、光フアイバ導入部12を数
多く取れるのでケーブル数が多い場合には有利で
あり、後日のケーブルの追加に対しては光フアイ
バ収容体11の厚さを変えることにより対応でき
る。そして、光フアイバ2は、収容袋6を介して
スポンジ10で均一に押えられているため応力が
ほとんど加わらず振動に強い。更に、個々の光フ
アイバ接続部を取り出し点検することが容易で、
再接続も作業性良く行える。
第4図は他の実施例を示す斜視図である。通
常、光フアイバケーブル接続部は円筒状であり、
その場合には第4図に示すごとく収容ケース9の
基板9aを湾曲させると、円筒内に収容するとき
の占積率が良くなり小径化できる。なお、8aは
光フアイバ導入部12の基板9aに側壁8と等高
に形成された突起である。そして、基板9aは予
じめ曲率半径Rをもつて形成されたもの、また
は、プラスチツク板或いは弾性のある薄い金属板
を用いた任意に曲げ得ずものであつてもよい。本
実施例のような収容ケースを用いても、上記実施
例と同様の作用効果を有する。
第5図は更に他の実施例を示す斜視図であり、
基板9aの周辺部にはスポンジ10を保持するた
めの断面L字形の側壁13が形成されており、光
フアイバ導入部12は、対向する光フアイバ2
a,2bの位置、数に応じて設けてある。そし
て、光フアイバ接続部1を含んだ光フアイバ2
a,2bをループ状にまとめ、収容袋6内に固定
することなくルーズに収容し、この収容袋6を収
容ケース9の凹部内へ収容した後上からスポンジ
10で押えると、第6図に示すように収容袋6を
均一に押えることができて防振効果を向上でき、
第3図の実施例と同様の作用効果を有する。
第7図は本考案の光フアイバ余長収容装置を用
いて複数本の光フアイバケーブルを接続した場合
の状態を示す説明図であり、イは4本の光フアイ
バケーブル3のうち両端のケーブル3,3を接続
した場合、ロは内側のケーブル3,3を接続した
場合、ハは1本のケーブル3内の光フアイバ2,
2を接続した場合、ニは光フアイバケーブル3を
4本ずつ計8本対向させて接続した場合の状態を
示している。
このように第7図イ,ロ及びハの如くそれぞれの
光フアイバ収容体11にループの形状を種々変え
て光フアイバ余長2を無理なく収容し、これら光
フアイバ収容体11を積層することにより、複数
の光フアイバケーブルの接続部を煩雑化すること
なく収容することができる。
また、収容ケースの側壁の任意の場所に光フアイ
バ導入部を適宜設けることができるため、第7図
ニに示すように、光フアイバケーブル3がどのよ
うな位置にあろうとも、全ての組み合わせ接続が
容易に行えるものである。
なお、スポンジを収容ケースに入れた後、スポ
ンジの上に押蓋をし、ネジ等の締付具により押蓋
を固定することも考えられるが、点検の時などい
ちいち締付具を取り外したりしなければならず
(組立のときには再度締付具を取り付ける必要が
ある)、作業が面倒になつてしまい、本考案の目
的に反することになるので好ましくない。
[考案の効果] 以上記述した如く本考案の光フアイバ余長収容
装置は、光フアイバ長が変わつても余長を十分に
収容できると共に、取付、点検、再接続等の作業
が簡単、容易であり、また、複数の余長部の収容
及び収容個数の変更が可能で、しかも、振動にも
強いなどの顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光フアイバ余長収容装置の断面
図、第2図は本考案の一実施例の余長部収容袋の
展開図、第3図乃至第6図はそれぞれ本考案の実
施例の光フアイバ収容体の斜視図、第7図イ,
ロ,ハ及びニは本考案の光フアイバ余長収容装置
を用いて複数本の光フアイバケーブルを接続した
場合の状態を示す説明図である。 1:光フアイバ接続部、2,2a,2b:光フ
アイバ、6:収容袋、8:側壁、9:収容ケー
ス、9a:基板、10:スポンジ、11:光フア
イバ収容体、12:光フアイバ導入部、13:断
面L字形側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 光フアイバ接続部及びループ状に巻回された
    光フアイバ余長部が収容された光フアイバ収容
    体が積層されてなる光フアイバ余長収容装置に
    おいて、前記光フアイバ収容体が、前記光フア
    イバの接続部及び余長部が固定されることなく
    ルーズに収容されている可撓性の収容袋と、該
    収容袋が収容され、前記光フアイバが導入され
    る光フアイバ導入部が設けられている収容ケー
    スと、該収容ケース内の前記収容袋の上面に圧
    接して設けられている緩衝体とより構成されて
    おり、締付具を用いることなく前記収容ケース
    と前記緩衝体により前記収容袋が押さえられて
    いることを特徴とする光フアイバ余長収容装
    置。 2 前記収容袋が、一枚のプラスチツクフイルム
    が折りたたまれることにより形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の光フアイバ余長収容装置。 3 前記緩衝体が前記収容ケースの裏面に設けら
    れており、前記光フアイバ収容体が積層される
    ことにより下側の収容ケース内の収容袋を上側
    の収容ケースの裏面の緩衝体が圧接するように
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の光フアイバ余長収容装置。 4 上記収容ケースの側壁の上部が内側に折れて
    断面L字形に形成されており、該断面L字形側
    壁より上記緩衝体が保持されていることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の光
    フアイバ余長収容装置。
JP12153583U 1983-08-04 1983-08-04 光ファイバ余長収容装置 Granted JPS6030409U (ja)

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JP12153583U JPS6030409U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 光ファイバ余長収容装置

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JP12153583U JPS6030409U (ja) 1983-08-04 1983-08-04 光ファイバ余長収容装置

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Publication Number Publication Date
JPS6030409U JPS6030409U (ja) 1985-03-01
JPH0345203Y2 true JPH0345203Y2 (ja) 1991-09-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7447581B2 (ja) * 2020-03-16 2024-03-12 住友ベークライト株式会社 光配線部品および電子機器
JP7484255B2 (ja) * 2020-03-16 2024-05-16 住友ベークライト株式会社 光配線部品用筐体、光配線部品および電子機器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5748705A (en) * 1980-08-29 1982-03-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Connection part of optical fiber

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JPS5748705A (en) * 1980-08-29 1982-03-20 Furukawa Electric Co Ltd:The Connection part of optical fiber

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